JPH0827035B2 - 建物の空調方法とその装置 - Google Patents

建物の空調方法とその装置

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JPH0827035B2
JPH0827035B2 JP3141392A JP3141392A JPH0827035B2 JP H0827035 B2 JPH0827035 B2 JP H0827035B2 JP 3141392 A JP3141392 A JP 3141392A JP 3141392 A JP3141392 A JP 3141392A JP H0827035 B2 JPH0827035 B2 JP H0827035B2
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room
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humidified
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正樹 塩谷
典泰 相楽
英夫 田中
昌彦 徳永
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の室内を空調をする
ための方法とその装置に係わり、更に詳しくはインテリ
ジェントビル等内部発熱が大きく冬季でも冷房が必要な
場合に加湿を行うことができる空調方法とその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるインテリジェントビルと
いわれる大型の建物内においては、数多くの事務(O
A)機器が設置されている。すなわち、インテリジェン
トビル内においては著しいOA化が進んでいる。そのた
め部屋内には各種OA機器が放出する熱によって室温が
上昇する。よって冬季においても快適な室内環境を得る
ための冷房が不可欠となっている。かかるインテリジェ
ントビルに用いられる空調システムとしては、従前の如
く空気への加湿は暖房時の空調を前提としている。すな
わち、図3に示す如く、空調装置10はその上流側から
下流側に、順次ミキシングチャンバー11とクーリング
コイル12と加湿器13とさらに送風機14を配置した
構成となっている。そしてこの空調装置10による空調
方法は室内からのレタン空気(RA)と室外からの新鮮
外気(OA)をミキシングチャンバー11にて混合し、
この混合空気をクーリングコイル12にて加熱または冷
却し、このうち加熱した混合空気を加湿器13にて加湿
するとともに送風器14により吹出口15から室内に空
調空気(SA)として放出している。この様に、従来の
空調装置としては、暖房時における加湿を前提としてい
るため上記の構成(クーリングコイルの下流側に加湿器
13を配置)をとっている。よって冬季の冷房時おいて
は室内の相対湿度が低下した際にクーリングコイル12
からの冷却空気は加湿器13にて加湿されることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような空調装置
10を用いれば図4の空気線図に示すごとく十分な加湿
が行えず湿度は低下して室内の空気は図上RAの位置状
態となる。すなわち、クーリングコイル12によって冷
却された空気(DP)は飽和度が大きいため、加湿器に
て加湿する場合凝結しやすく、その結果、有効な加湿が
行えず室内相対湿度は低下してしまう。なお、図上にお
いてのMPは外気OAと室内の空気状態(レタン空気R
A)との比で分割した点であり、またDPは空調装置1
0から吹き出された空気の状態を示すものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如く、い
わゆるインテリジェントビル等の建物においてその冷房
時にも有効な加湿を行うことことができる空調方法とそ
の空調装置に係わり、空調方法としては室内からのレタ
ン空気と外気とを混合し、この混合空気を加熱または冷
却して再び室内に放出するものであって、前記混合空気
を冷却するに際し、予め前記レタン空気を加湿してお
き、次いで、前記外気と混合し、この混合空気を顕熱冷
却して室内に放出することを特徴とするものである。ま
た、空調装置としては室内からのレタン空気と外気とを
混合して混合空気を造成するミキシングチャンバーとこ
の混合空気を冷却するクーリングコイルとこのクーリン
グコイルからの空気を室内に吹き出すための送風機とを
常時上流側から下流側に配置したものであって、前記ミ
キシングチャンバーの上流側には前記レタン空気を加湿
するための加湿器を配置したものである。
【0005】
【作用】レタン空気は外気と混合される前に予め加湿さ
れており、この加湿されたレタン空気と外気との混合空
気をクーリングコイルにて冷却する。レタン空気は飽和
度が低いため加湿効率は高く、また顕熱冷却のため加湿
分が空調機コイルで除湿されることがないため十分な加
湿が行われ、室内湿度の低下は生じない。そして十分に
加湿された冷却空気が室内に吹出されることになる。
【0006】
【実施例】本発明の空調方法とその装置を図に基づき説
明する。まず図1に示す空調装置1は、その上流側から
下流側に向けて加湿器2とミキシングチャンバー3とク
ーリングコイル4と送風機5とが各々配置される。
【0007】加湿器2はレタン空気(RA)を所定の湿
度に加湿する為のもので、蒸気の直接噴射(スチームス
プレー)方式のもの等が用いられる。又、ミキシングチ
ャンバー3は、加湿されたレタン空気(RA)と外気を
混合して混合空気を造成するものである。送風機5は上
記混合空気を、吹出口6を介して図示しない室内に空調
空気SAとして放出するものである。
【0008】上記空調装置1による冬季の冷却加湿プロ
セスを図2の空気線図をもとに説明する。まず、室内か
らのレタン空気RAはの加湿器2によって予め所定の湿
度(図上RA′)に加湿される。そしてこの加湿された
レタン空気RAはミキシングチャンバー3内にて初めて
外気OAと混合される。即ちこの混合空気は所定の湿度
を有するものとなっている。そしてこの混合空気をクー
リングコイル4にて冷却する。この冷却はクーリングコ
イル4のうちドライコイルと呼ばれる減湿を伴わない所
謂、顕熱冷却を行う。この顕熱冷却は図2の空気線図上
におけるDP点まで行う。そして、冷却空気は送風機5
によって室内に空調空気SAとして吹き出される。吹き
出された空調空気SAは室内の顕熱比[(顕熱量)/
(顕熱量+潜熱量)]に従って図上RAの位置になる。
【0009】このようにレタン空気RAを予め所定の
湿度まで加湿し、この加湿したレタン空気RAを外気
OAと混合し、混合空気をクーリングコイルにて顕熱
冷却して、室内に放出する空調サイクルを繰り返すこ
とで室内空気の状態(RA)は目標湿度以上の状態に維
持されることになる。
【0010】
【発明の効果】上述の空調方法と装置によれば冬季の冷
房時にも適切な湿度の空調空気を放出できることにな
り、インテリジェントビル等のOA化が進む室内におい
ても快適な温度,湿度,清浄度,気流を調整維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置を説明する概略図である。
【図2】本発明の空調プロセスを説明する空気線図であ
る。
【図3】従来の空調装置を示す概略図である。
【図4】従来の空調プロセスを説明する空気線図であ
る。
【符号の簡単な説明】
1 空調装置 2 加湿器 3 ミキシグチャンバー 4 クーリングコイル 5 送風機 6 吹出口 RA レタン空気 OA 室外の新鮮空気 SA 空調空気

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内からのレタン空気と室外からの空気
    とを混合し、この混合空気を加熱又は冷却して再び室内
    に放出する空調方法であって、 前記混合空気を冷却するに際し、予め前記レタン空気を
    加湿しておき、次いで前記室外からの空気と混合し、こ
    の混合空気を顕熱冷却して室内に放出することを特徴と
    する建物の空調方法。
  2. 【請求項2】 室内からのレタン空気と室外からの空気
    とを混合して混合空気を造成するミキシングチャンバー
    と、 前記混合空気を加熱、又は冷却するクーリングコイル
    と、 前記クーリングコイルから空気を室内に放出するための
    送風機とを順次上流側から下流側に配置してなる空調装
    置であって、 前記ミキシングチャンバーの上流側には前記レタン空気
    を加湿するための加湿器を配置したことを特徴とする建
    物の空調装置。
JP3141392A 1992-01-21 1992-01-21 建物の空調方法とその装置 Expired - Fee Related JPH0827035B2 (ja)

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JPH05196257A JPH05196257A (ja) 1993-08-06
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