JPH08270053A - 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 - Google Patents

真空弁付き汚水ますの仕切り弁

Info

Publication number
JPH08270053A
JPH08270053A JP7772495A JP7772495A JPH08270053A JP H08270053 A JPH08270053 A JP H08270053A JP 7772495 A JP7772495 A JP 7772495A JP 7772495 A JP7772495 A JP 7772495A JP H08270053 A JPH08270053 A JP H08270053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vacuum
sluice
sewage
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7772495A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamanaka
潤一 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP7772495A priority Critical patent/JPH08270053A/ja
Publication of JPH08270053A publication Critical patent/JPH08270053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 通常時はチェーン51が引き上げられ、弁体
45は弁シート部から離座し、収容部47内に退避して
いる。このとき、流入口42と流出口43とは連通して
おり、真空弁の開弁時には流入口42から流出口43へ
汚水が流れる。この流入口42から流出口43まで一直
線状となっているため、水の流通圧損はきわめて少な
い。仕切り弁40を閉としたときに、プラグ53を抜い
てノズル52を開くと、該ノズル52から汚水を真空汚
水管に吸入することができる。 【効果】 水の流通時の圧損がきわめて少ない。弁体を
容易に開閉させることができる。ノズルを容易に開放さ
せ、仕切り弁外部の汚水を真空汚水管へ排出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭や各種施設から排
出される汚水を収集する方式の一つである真空式汚水収
集装置に関し、特にこの装置に用いられる真空弁付き汚
水ますの仕切り弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空式汚水収集装置にあっては、家庭や
各種施設から排出された汚水は、地中の自然流下式の流
入管を通って、地下に埋設された真空弁付き汚水ますに
流れ込む。そして、汚水がこの真空弁付き汚水ますの下
部に所定量溜ると、真空弁付き汚水ますの上部に取り付
けた真空弁が開き、真空弁付き汚水ます内の汚水は吸い
込み管から真空弁を通って地中に張り巡らせた真空汚水
管に吸い込まれ、真空ポンプ場の集水タンクに集められ
る。なお、この集水タンクに集められた汚水は圧送ポン
プによって下水処理場などへ送られる。
【0003】この汚水ます内には、真空弁の下流側に仕
切り弁が設けられており、該真空弁のメンテナンスや交
換を行なう場合は、真空弁と真空汚水管との連通を遮断
するために該仕切り弁を閉じるようにしている。
【0004】第2図は従来(特開平3−247827号
公報)の仕切り弁付き汚水ますを示す斜視図である。
【0005】汚水ます1は地中に埋設され、その内部は
仕切り板2によって上下に仕切られている。
【0006】汚水ます1内の上部には真空弁3が設置さ
れ、その下部には家庭や施設から流入管31によって流
入する汚水を溜める汚水ますが設けられている。32は
マンホール蓋、33は地表を示す。
【0007】真空弁3の上流側には吸い込み管9が接続
され、真空弁3の下流側には仕切り弁4を介して真空汚
水管5が接続されている。
【0008】仕切り弁4の下流には小口径の分岐管6が
取り付けられている。この分岐管6は一旦仕切り板2の
上部に立ち上げられ、人が操作し易い位置に設けられた
分岐管開閉弁7を介して再び立ち下げられ、その末端は
分岐管吸込口8として仕切り板2の下部に開放されてい
る。
【0009】第3図はこの仕切り弁4の内部構造を示す
概略断面図である。
【0010】この仕切り弁4は、筒体を縦方向に設置し
た縦置き管11を具備している。該縦置き管11の上端
部は閉止蓋14で塞がれると共に、該縦置き管11の側
面に流入管10が接続されている。なお、流入管10の
開口部を流入口12とし、縦置き管11の下端の開口部
を流出口13としている。
【0011】該閉止蓋14の中央部には、これを貫通し
て上下動する弁棒16が取り付けられ、その下端には円
板状の弁体15が取り付けられている。該弁体15の外
周には、縦置き管11の内壁をシールしながら移動する
ゴム弁座17が取り付けられている。
【0012】閉止蓋14の上面には弁棒16が閉止蓋1
4を貫通する部分を密閉するための水密機構18が取り
付けられている。仕切り弁4の下流側には、前述の小口
径の分岐管6が接続されている。縦置き管11の下部は
ゴムリング21によって仕切り板2に固定されている。
【0013】このように構成された仕切り弁4にあって
は、通常は弁棒16は第3図の実線で示す位置まで上方
向に引き上げられており、真空弁3と真空汚水管5の間
は開とされている。
【0014】真空弁3を修理したり取り換えたりする作
業を行なうに際しては、まず弁棒16を押し込む。これ
によって弁体15は第3図に2点鎖線で示す位置まで下
降し、流入口12と流出口13の間が遮断される。
【0015】この仕切り弁4の遮断状態にあっては、真
空弁3内が大気に開放されても、流入口12から大気圧
が真空汚水管5内に導入されることはない。
【0016】なお、仕切り弁4を閉としたときに、分岐
管仕切り弁7を開くと、真空弁3をバイパスして分岐管
吸込口8から汚水を真空汚水管5に吸入することができ
る。
【0017】これによって真空弁3を修理中に真空弁付
き汚水ます1内の汚水が増量しても、該分岐管6によっ
て排出することができるので、該汚水が真空弁付き汚水
ます1から溢れることが防止される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の仕切り弁に
おいては、縦置き管11が上下方向に長く延設されてお
り、真空弁3から真空汚水管5に到る管路がクランク状
に屈曲したものとなっている。このように屈曲した管路
は通水圧損を著しく増大させる。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の真空弁付き汚
水ますの仕切り弁は、流入口及び流出口を有する弁箱
と、該弁箱内において該流入口を指向して設けられた弁
シート部と、該弁シート部に対し流入口側から着座する
弁体とを有し、真空弁付き汚水ます内に設置される仕切
り弁であって、該流入口及び流出口が略同一レベルに配
置されてなるものである。
【0020】請求項2の真空弁付き汚水ますの仕切り弁
は、請求項1において、前記弁体は、その上部が前記弁
箱に枢支されることにより該弁箱内において回動可能に
設置されており、該弁箱内に上方から差し込まれた弁棒
が該弁体に連結され、該弁棒の上下動により弁体が弁シ
ート部に対し離座及び着座されることを特徴とするもの
である。
【0021】請求項3の真空弁付き汚水ますの仕切り弁
は、請求項1又は2において、前記弁箱の前記弁シート
部よりも流出口側に、仕切り弁外部から汚水を仕切り弁
内部に吸入するためのノズルが設けられ、該ノズルにプ
ラグが装着されていることを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明の真空弁付き汚水ますの仕切り弁にあっ
ては、流入口と流出口とが略同一レベルに設置されてい
るため、真空弁から真空汚水管に到る管路がほぼ一直線
状となり、通水圧損がきわめて小さなものとなる。
【0023】請求項2の仕切り弁にあっては、弁棒を上
方に引っ張ることにより弁体を弁シート部から離座さ
せ、弁棒を下げることにより弁体を弁シート部に着座さ
せる。
【0024】請求項3の仕切り弁にあっては、プラグを
ノズルから抜くことにより、仕切り弁外部の汚水をノズ
ルから内部に吸入することができる。
【0025】
【実施例】第1図は実施例に係る仕切り弁40の断面図
である。弁箱41は水平方向に延在する筒状のものであ
り、流入口42と流出口43とが同一レベルに設けられ
ている。流入口42には真空弁が接続され、流出口43
には真空汚水管が接続される。
【0026】弁箱41内に弁シート部44が周設されて
おり、弁体45が該弁シート部44に流入口42側から
着座可能に設置されている。該弁体45は、半球状のも
のであり、その上端が枢軸46により弁箱41に枢支さ
れている。弁箱41には、この弁体45が上方回動時に
入り込む弁体収容部47が上方に突設されている。
【0027】この弁体収容部47の頂面部をシール部4
8を介して弁棒49が貫通している。弁棒49の下端は
リンク50を介して弁体45の中央部に連結されてい
る。弁棒49の上端にはチェーン51が連結されてい
る。このチェーン51の上部は、汚水ますの上部内面の
チェーンフック(図示略)に掛けられている。
【0028】弁箱41の弁シート部44よりも流出口4
3側の上面にノズル52が設けられ、プラグ(栓体)5
3が装着されている。このプラグ53の上端にチェーン
54が連結されている。このチェーン54の上端も、汚
水ますの上部内面のチェーンフック(図示略)に掛けら
れている。
【0029】このように構成された仕切り弁40におい
て、通常時はチェーン51が引き上げられ、弁体45は
弁シート部44から離座し、収容部47内に退避してい
る。このとき、流入口42と流出口43とは連通してお
り、真空弁の開弁時には流入口42から流出口43へ汚
水が流れる。この流入口42から流出口43まで一直線
状となっているため、水の流通圧損はきわめて少ない。
【0030】真空弁の修理時等にあっては、チェーン5
1をチェーンフックから外す。そうすると、弁棒49及
び弁体45は、それぞれその自重で下降し、弁体45は
弁シート部44に着座する。これにより、流入口42と
流出口43とが遮断される。従って、この状態で真空弁
を修理した場合は、大気圧が真空汚水管内に導入される
ことはない。
【0031】なお、このように仕切り弁40を閉とした
ときに、プラグ53を抜いてノズル52を開くと、該ノ
ズル52から汚水を真空汚水管に吸入することができ
る。
【0032】これによって真空弁を修理中に真空弁付き
汚水ます内の汚水が増量しても、該ノズル52によって
排出することができるので、該汚水が真空弁付き汚水ま
すから溢れてしまうようなことはなくなる。
【0033】このプラグ53を抜く作業は、チェーン5
4を引き上げるだけで良くきわめて容易である。また、
チェーン54の上部が、汚水ます内の上部に掛けられて
いるため、汚水ます内に多量に水が溜まっていても、チ
ェーン54を簡単に引き上げることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明の真空弁付き汚水ま
すの仕切り弁は、水の流通時の圧損がきわめて少ない。
【0035】請求項2の仕切り弁にあっては、弁体を容
易に開閉させることができる。
【0036】請求項3の仕切り弁にあっては、ノズルを
容易に開放させ、仕切り弁外部の汚水を真空汚水管へ排
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る仕切り弁の断面図である。
【図2】真空弁付き汚水ますの斜視図である。
【図3】従来例に係る仕切り弁の断面図である。
【符号の説明】
1 真空弁付き汚水ます 3 真空弁 4 仕切り弁 5 真空汚水管 31 流入管 40 仕切り弁 41 弁箱 42 流入口 43 流出口 44 弁シート部 45 弁体 49 弁棒 51,54 チェーン 52 ノズル 53プラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口及び流出口を有する弁箱と、該弁
    箱内において該流入口を指向して設けられた弁シート部
    と、該弁シート部に対し流入口側から着座する弁体とを
    有し、真空弁付き汚水ます内に設置される仕切り弁であ
    って、 該流入口及び流出口が略同一レベルに配置されてなる真
    空弁付き汚水ますの仕切り弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弁体は、その上
    部が前記弁箱に枢支されることにより該弁箱内において
    回動可能に設置されており、 該弁箱内に上方から差し込まれた弁棒が該弁体に連結さ
    れ、該弁棒の上下動により弁体が弁シート部に対し離座
    及び着座されることを特徴とする真空弁付き汚水ますの
    仕切り弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記弁箱の前
    記弁シート部よりも流出口側に、仕切り弁外部から汚水
    を仕切り弁内部に吸入するためのノズルが設けられ、該
    ノズルにプラグが装着されていることを特徴とする真空
    弁付き汚水ますの仕切り弁。
JP7772495A 1995-04-03 1995-04-03 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 Pending JPH08270053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772495A JPH08270053A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 真空弁付き汚水ますの仕切り弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772495A JPH08270053A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 真空弁付き汚水ますの仕切り弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08270053A true JPH08270053A (ja) 1996-10-15

Family

ID=13641854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7772495A Pending JPH08270053A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 真空弁付き汚水ますの仕切り弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08270053A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106051A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Maezawa Kasei Ind Co Ltd 既設マンホールの補修方法および補修桝
JP2012057386A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106051A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Maezawa Kasei Ind Co Ltd 既設マンホールの補修方法および補修桝
JP2012057386A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN214460990U (zh) 一种市政道路用专用井盖
EP1869257A1 (en) Turf playing surface aeration and drainage system
CA2165099C (en) Sanitary yard hydrant
KR101911497B1 (ko) 무전원 침수방지 장치
JP2000345607A (ja) 水中水路で沈降堆積物を収集し移送する設備の閉塞を開放する機構。
JPH08270053A (ja) 真空弁付き汚水ますの仕切り弁
CN108999276B (zh) 一种便于分离杂质的污水提升设备
JPH09328793A (ja) 排水管路における空気抜き装置
KR102310850B1 (ko) 빗물이용시설
CN101332382A (zh) 自控液面的过滤装置
KR101681070B1 (ko) 세면대 배수장치
KR102236012B1 (ko) 관말단의 밸브실 내의 퇴수밸브 시스템
JP2805520B2 (ja) 真空弁付き汚水ますの仕切り弁
EP2154300B1 (de) Abwasserstation
RU30773U1 (ru) Канализационная насосная станция
CN219386580U (zh) 立柱式水池排水地漏
FR2862633A1 (fr) Dispositif permettant d'evacuer les boues presentes dans un circuit, notamment de chauffage
CN219429741U (zh) 一种实验室污水处理设备安装结构
CN213174086U (zh) 一种卫生间地漏
KR200277610Y1 (ko) 압축공기를 이용한 양변기용 급속 배수장치
CN219863221U (zh) 一种截污消化井
KR102078388B1 (ko) 우수토실 유량 제어 관개 수위 조절장치
KR102674092B1 (ko) 침수대비용 이젝터 펌프
KR101954249B1 (ko) 다중구조 하천수 유입방지장치
KR870003845Y1 (ko) 절수형 자동여과기