JPH0826952B2 - 管フランジ継手用のチェーン - Google Patents

管フランジ継手用のチェーン

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JPH0826952B2
JPH0826952B2 JP3168130A JP16813091A JPH0826952B2 JP H0826952 B2 JPH0826952 B2 JP H0826952B2 JP 3168130 A JP3168130 A JP 3168130A JP 16813091 A JP16813091 A JP 16813091A JP H0826952 B2 JPH0826952 B2 JP H0826952B2
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JP
Japan
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chain
arc
flanges
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segments
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JP3168130A
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エドガー チャン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管フランジ継手用のチ
ェーン、特に真空の管路又は高圧媒体を導くための管路
の管フランジ継手用のチェーンであって、互いに関節形
式で連結された一連の円弧状セグメントから成り、当該
円弧状セグメントは、連結すべき管端部のフランジを挟
みつける台形断面の溝を有すると共に、チェーンの両端
を連結締付装置により巻き締めるようにした管フランジ
継手用のチェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のチェーンはイギリス特許第2,
084,235号により知られるようになった。これら
のチェーンは、その円弧状セグメントが、球、ローラ又
はその類似物によって管フランジ上に巻き締められるよ
うになっている。然しながら、これらのチェーンは、管
フランジ上において一定間隔おきに部分的にしか締付圧
力を加えることができず、そのためシール作用が不十分
となり、各加圧点における圧縮負荷によりシール材が早
期に変形、摩耗したり、裂け目を生じたりするという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を克服し、管フランジ継手の満足なシール効果を得るこ
とが可能な管フランジ継手用のチェーンを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、連結すべ
き一対の管の端部に互いに相対向して設けられ、その外
側端面間距離が半径方向外側に向かって次第に減少する
一対のフランジの外周に巻き掛けて使用するチェーンで
あって、内側に台形断面の溝を有する複数の円弧状セグ
メントを互いに回動可能なよう鎖状に連結して成り、そ
の両端が適宜の連結締付装置により連結され巻き締めら
れ、円弧状セグメントの台形溝内に上記一対のフランジ
の外周部を挟み込み、それらのフランジをシール材を介
して気密に接続するための管フランジ継手用のチェーン
において、その両端部の円弧状セグメントのそれぞれの
自由端側に、連結リンクを円弧状セグメントの回動面と
同一面内で回動可能なよう取り付けると共に、各連結リ
ンクには、所定の締付工具によって操作される操作ロッ
ドを挿通するための非円形断面の偏心孔を有する円筒ピ
ースを円弧状セグメントの回動軸と平行な軸を中心に回
転自在に収容したことを特徴とする上記のチェーンによ
って達成できる。
【0005】
【実施例】以下、本発明に係るチェーンの一実施例を示
す添付図面を参照しつゝ本発明を更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る管フランジ継手用のチェーンの一
実施例の平面図、図2は、図1中のII−II線に沿った断
面図、図3は、図1中のIII−III線に沿った断面図であ
る。参照番号1及び2は、連結すべき2つの管ラインを
示す。各管ラインは、連結されるべき端部にそれぞれフ
ランジ3と4を有し、フランジ3、4の間にシール材5
が嵌められる。シール材5は、例えば金属シールでよ
い。両方の管フランジ3、4は、斜めに面取りされた外
側端面14、15をそれぞれ有し、両者の外側端面間距
離が半径方向外側に向かって次第に減少するように形成
されている。本発明に係るチェーン7は、両端を互いに
回動自在なよう連結された複数の円弧状セグメント8を
有し、管フランジ3、4の外周に巻き締められて両フラ
ンジを連結する機能を有する。各円弧状セグメント8
は、その両端にリング部9を備え、隣接する円弧状セグ
メントのリング部同士を重ね合わせて、リング部9のピ
ン孔6に連結ピン10を挿通することにより互いに回動
自在に連結される。各円弧状セグメント8の両端のリン
グ部は、好ましくは、その一端のリング部については、
2枚のリング部9”を所定の間隔を隔てて平行かつ同軸
に2段に設け、他の一端には同形の1枚のリング部を設
け、当該1枚のリング部を隣接する円弧状セグメントの
上記と同様の2枚のリング部7”の間に挟み込むように
挿入して、それらを1本の連結ピンにより回動自在に連
結することにより、複数の円弧状セグメントを安定した
状態で鎖状に連結することができる。各円弧状セグメン
ト8の曲率は、管フランジ3、4の曲率と略同等とす
る。また、各円弧状セグメント8は、その内周に沿って
台形断面の溝16を備え、その斜めの加圧内壁面17、
18は、フランジ3、4の外側端面14、15の傾斜角
度とほぼ等しい傾斜角度を有するように形成されてい
る。従って、円弧状セグメント8を管フランジ3、4の
周囲に巻き付けると、上記加圧内壁面17、18が管フ
ランジ3、4の外側端面14、15に密着して、均一、
良好な加圧力が得られるようになっている。なお、隣接
する円弧状セグメントのリング部9による連結部近くに
は隙間13が設けられる。この隙間13は、以下に詳述
するように、フランジ3、4の外側端面14、15が摩
耗したり、裂け目が生じた場合に、チェーン7を一層き
つく巻き締めて小半径とすることを可能にするものであ
り、その調節機能を達成するためのものである。
【0006】なお、複数の円弧状セグメント8の連結形
式は、上記実施例に限定されず、本発明の目的の範囲内
で適宜設計変更することが可能であり、例えば、一端の
リング部9”を2枚とすることなく両端とも1枚にし、
隣接する円弧状セグメントの同様の1枚のリング部と重
ね合わせて連結するようにしてもよい。
【0007】而して、チェーン7の両端の2つの円弧状
セグメント8の自由端側には、連結リンク20Aと21
Aとがそれぞれ連結ピン20B、21Bによって回動自
在に取り付けられる。連結リンク20Aと21Aは、使
用時に互いに対向して重ね合わせられる自由端部に、円
形孔を形成するリング部34と35をそれぞれ備え(第
3図参照)、このリング部34、35の円形孔内に、偏
心孔36、37を有する円筒ピース41、42がそれぞ
れ回転自在なよう嵌め込まれる。これらの偏心孔36、
37は、図示した実施例では断面が正方形に形成され、
断面が同寸法の操作ロッド43を受け入れ得るようにな
っている。操作ロッド43を締付工具によって旋回させ
ることにより、操作ロッド43と共に円筒ピース41、
42が偏心孔36、37を中心として回動せしめられ、
これにより連結リンク20Aと21Aの重なり合う量が
増減し、チェーン7は締め付けられたり、緩められたり
する。上記偏心孔36、37及び操作ロッド43の断面
は、正方形に限らず、連結リンク20A、21Aと操作
ロッド43を互いに回転不能に係止しうる円形以外の断
面形状であれば任意の形状でよい。なお、チェーンの締
付状態を保持するため、操作ロッド43は一定の旋回位
置で固定しなければならないが、その場合、操作ロッド
43又はその締付工具を締付方向にバネ(図示せず)で
付勢するように構成しておくことにより、フランジ3、
4やチェーンの円弧状セグメント8の圧接表面が摩耗し
たり裂け目が入ったとき、或いはシール材5が劣化した
場合などに、操作ロッド43が適宜旋回してチェーン7
が伸び縮みし、チェーンによる締付状態が一定に保たれ
るよう自動調節がなされるようにすることができる。チ
ェーン7をフランジ3、4から取り外すときには、操作
ロッド43を円筒ピース41、42の偏心孔36、37
から引き抜き、連結リンク20Aと21Aを切り離せば
よい。
【0008】上記の如く構成された本発明に係るチェー
ン7においては、鎖状に連結された複数の円弧状セグメ
ント8の加圧内壁面17、18がチェーンの略全体にわ
たって延在しているので、シールされるべき一対のフラ
ンジの外側端面全周に均一な加圧力を及ぼし、操作ロッ
ド43の旋回角度を適宜調節することにより最適のシー
ル作用が達成される。また、その結果、シール材の変形
や表面の摩耗、裂け目の発生が少ない。更にまた、操作
ロッド43とチェーン7の適宜の箇所との間に作用する
強力なバネを設け、操作ロッド43を締め付ける方向に
バネ付勢することにより、チェーン7の締付状態の自動
調節機能を持たせることができる。かかる自動調節機能
を可能にするため、隙間11、12、13等が形成され
るように設計する。即ち、円弧状セグメント8のフラン
ク31、32の加圧内壁面17、18と、底面33と、
シール材5の外周面とにより囲まれた隙間11や、上記
フランク31、32と管ライン1、2の外周面との間の
隙間12や、円弧状セグメント8の連結部近くの隙間1
3等が形成されるようにしておき、締付量の自動調節に
伴うチェーン7の径の増減に応じてこれらの隙間の量が
増減するようにする。
【0009】また、隙間11、12、13の深さ又は高
さに応じて、チェーン7は種々の異なる管径のフランジ
の連結に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管フランジ継手用のチェーンの一
実施例の平面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1,2 管ライン 3,4 フランジ 5 シール材 6 ピン孔 7 チェーン 8 円弧状セグメント 9 リング部 10 連結ピン 11,12,13 隙間 14,15 フランジの外側端面 16 台形断面の溝 17,18 加圧側面 20A,21A 連結リンク 20B,21B 連結ピン 31,32 フランク 33 溝の底面 34,35 リング部 36,37 円筒ピースの偏心孔 41,42 円筒ピース 43 操作ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結すべき一対の管(1,2)の端部に互
    いに相対向して設けられ、その外側端面間距離が半径方
    向外側に向かって次第に減少する一対のフランジ(3,
    4)の外周に巻き掛けて使用するチェーン(7)であっ
    て、内側に台形断面の溝(16)を有する複数の円弧状
    セグメント(8)を互いに回動可能なよう鎖状に連結し
    て成り、その両端が適宜の連結締付装置により連結され
    巻き締められ、円弧状セグメントの台形溝(16)内に
    上記一対のフランジの外周部を挟み込み、それらのフラ
    ンジをシール材(5)を介して気密に接続するための管
    フランジ継手用のチェーンにおいて、 その両端部の円弧状セグメントのそれぞれの自由端側
    に、連結リンク(20A,21A)を円弧状セグメント
    の回動面と同一面内で回動可能なよう取り付けると共
    に、各連結リンク(20A,21A)には、所定の締付
    工具によって操作される操作ロッド(43)を挿通する
    ための非円形断面の偏心孔を有する円筒ピース(41,
    42)を円弧状セグメントの回動軸と平行な軸を中心に
    回転自在に収容したことを特徴とする上記のチェーン。
  2. 【請求項2】上記円弧状セグメント(8)の一端に所定
    の間隔を隔てて2段に平行かつ同軸に2枚のリング部を
    設け、他の一端に同形の1枚のリング部を設け、上記2
    枚のリング部の間に、隣接する同様の円弧状セグメント
    の上記1枚のリング部を挿入してそれらを1本の連結ピ
    ンにより回動自在に連結することにより、複数の円弧状
    セグメント(8)を互いに回動可能なよう鎖状に連結し
    た請求項1に記載のチェーン。
JP3168130A 1991-07-09 1991-07-09 管フランジ継手用のチェーン Expired - Lifetime JPH0826952B2 (ja)

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JPH0518483A JPH0518483A (ja) 1993-01-26
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JPS6364678A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Mitsubishi Electric Corp デイスクのライトエラ−リカバリ方式

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JPH0518483A (ja) 1993-01-26

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