JPH08269226A - 発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法及び処理装置 - Google Patents

発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法及び処理装置

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JPH08269226A
JPH08269226A JP10165495A JP10165495A JPH08269226A JP H08269226 A JPH08269226 A JP H08269226A JP 10165495 A JP10165495 A JP 10165495A JP 10165495 A JP10165495 A JP 10165495A JP H08269226 A JPH08269226 A JP H08269226A
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JP
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polystyrene
volume
expanded polystyrene
foam
tank
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JP10165495A
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Shigeji Tsumadori
成次 妻鳥
Kenji Jinno
健児 神野
Masanori Suzuki
正典 鈴木
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MITSUMINE SHOJI KK
SHINKO REFINE KK
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MITSUMINE SHOJI KK
SHINKO REFINE KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 発泡ポリスチレンと親和性が高く、毒性の問
題がない例えば天然物を処理剤として使用し、発泡ポリ
スチレンをそのO/W型エマルジョン液体中に浸漬し、
液体と充分に接触させ速やか且つ簡単に体積縮小させ
て、処理済みのポリスチレンを固形物として槽から除去
すると共に、所望によりナフサ状の油状物質を処理液上
の分層として得ることができる発泡ポリスチレンの体積
縮小化処理方法及び装置。 【構成】 使用済の発泡ポリスチロール成型品を破砕
し、より小さく裁断し、体積縮小化処理容器中に導入
し、該容器中でd−リモネンと界面活性剤とを含有する
アルカリ性水エマルジョンと接触させて発泡ポリスチロ
ールにd−リモネンを吸収させ、d−リモネンを吸収し
て泡部分が崩潰し体積縮小化処理した発泡ポリスチロー
ルを該水溶液又は水性エマルジョンから分別し、所望に
よりナフサ状の油状物質を処理液上の分層として得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡ポリスチロール
(発泡ポリスチレン)の体積縮小化処理方法及び処理装
置に関し、特に、包装材料等として使用された後に不要
になった嵩高な発泡ポリスチロール成型品を、簡単かつ
迅速に処理し、膨潤・軟化ゲル化及び/又は溶解させ
て、その体積を縮小させる一方、スチレンモノマー、オ
リゴマーを含むナフサ状の油を回収できる方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレン(発泡ポリスチロー
ル)の発泡成型品は、その成型加工容易性、保形性、軽
量性、良感触性、断熱性、弾力性緩衝性、耐腐食性、白
色度等々を活かし、例えば各種インスタント食品の貯
蔵、運搬、料理用容器として、生鮮海産物や野菜果物の
ための貯蔵、運搬、展示用容器として、家電製品等の梱
包用材料として、多量に生産され消費されているが、使
用後廃棄しようとすると前記耐腐食性、軽量性、保形
性、緩衝性、色等が禍いし、分別回収が未徹底な上に自
然に腐食せず埋立てに使っても土砂上に浮き上がった後
に風や水により浮遊し、今日では社会問題化している。
そして、この問題解決のため、多くの発泡ポリスチレン
成型品の廃棄物処理技術、例えば、焼却する方法、高圧
を加えて圧縮崩潰する方法、溶融縮小する方法等が提案
されている。無論、これらの中には、処理されたポリス
チレンの再利用や熱源としての利用のための付随する処
理操作を加え行うものや、加圧と加熱を同時に施すも
の、乾留操作を併せて行う等の修正技術も含まれてい
る。しかし、ポリスチレンの焼却は、空気の送気量不足
のときには不完全燃焼による多量の黒煙、微細カーボン
粒子、悪臭、或いは一酸化炭素の発生を伴い、また、空
気の強制送風により安易に完全燃焼を期せば焼却時に高
熱を発生して焼却炉の寿命を縮めることは、良く知られ
ているところである。例えば、特開昭50−84672
号公報には、発泡ポリスチレン廃棄物の熱分解方法及び
熱分解装置として、発泡ポリスチレン廃棄物を常温で熱
分解油に混合溶解した後、その溶解液を熱分解反応缶に
導入して加熱分解し、発生したガスを冷却して油化し、
該冷却油化された油を熱分解油として再び発泡ポリスチ
レン廃棄物と混合する、発泡ポリスチレン廃棄物の熱分
解方法、及び、この熱分解方法を実施するための、ホッ
パー及び熱分解油供給口を一方に有し、内部に混合押出
しスクリューを有する混合機の他方の排出口からポンプ
を介して、加熱炉内に設けられた反応缶にパイプを接続
し、該反応缶と冷却油化装置をパイプ接続し、更に該冷
却油化装置から、タンク、ポンプ、弁等を介して前記混
合機の熱分解油供給口に接続してなり、熱分解油が循環
する熱分解装置が記載されているが、この方法及び装置
は、従来の熱分解炉における、嵩高い発泡ポリスチレン
廃棄物の熱分解炉への投入を外気と遮断しつつ頻繁に行
わなければならず、熱分解炉の反応缶では、投入された
発泡ポリスチレン廃棄物は解重合反応を起し、高温ガス
体が発生するが、そのガスは有害で外部に漏れるのを防
止しなければならず、連続反応させるために反応中の反
応缶に前記発泡ポリスチレン廃棄物を投入する場合、そ
の投入装置には特殊なガスシール機構を採用しなければ
ならないという欠点の改善を志向したものである。この
技術においては、熱分解反応缶で発生したガスは水冷装
置等により冷却して油化するが、その油化されて液状に
なった物質は、元の熱分解油と発泡ポリスチレン廃棄物
が分解油化したものの混合体であり、この熱分解液によ
る溶解液を、そのまま熱分解反応缶に導入して加熱す
る。前記溶解液は加熱されると、ポリスチレン分は解重
合せずに単にガス化するものであって、使用する発泡ポ
リスチレンの熱分解油は、スチレンモノマーに富み(4
0〜60重量部)、有機溶剤の働きをし、発泡ポリスチ
レン廃棄物を溶解するのに、溶剤としての前記熱分解油
は、その廃棄物の投入量に対し重量で約1.4倍程度の
量で混合溶解を常温ですみやかに進行するという利点を
有するものの、装置は大型複雑で、何時何処にでも簡単
に設置でき実施できる訳ではない。一方、高圧を加えて
圧縮崩潰する方法は、高圧発生手段が必要である上に容
積縮小率には限りがあり、減容化したポリスチレンは一
般に熱により着色し、又、分解物を含むため、再利用が
困難となり易い。さらに、溶融する方法は、高温で処理
するためは作業上、危険を伴い、悪臭発生の問題が残
る。溶剤に溶解させて容積を縮小させることも考えられ
る。さらに加熱操作を併用すれば有利になる。生成物を
液体燃料の1原料として使うことも考えられる。いずれ
にしても、溶剤としては、発泡ポリスチレンと親和性が
高くてこれを良く体積縮小、膨潤又は溶解処理でき、か
つ環境中で無害であって廃液処理の必要性のない例えば
天然物であることが望ましい。また、助溶媒はできれば
水又は水混和性の無害なものが好ましい。特開平3−1
15334号公報には、溶剤を用いる発泡成型体の処理
方法として、合成樹脂を有機溶剤に溶解させ、得られた
溶液を加熱して濃縮し、続いて濃縮液から合成樹脂成分
と溶剤とを分離し、更に溶剤を吸着して回収する方法が
記載されており、特開昭53−19386号公報には、
発泡スチロール廃棄物を塩素化炭化水素溶剤、特に、ア
ルカリ性安定剤を添加したトリクロールエチレンに溶解
する第一工程と、この溶解液を加温下及び/又は減圧下
で濃縮又は乾燥し、溶剤を回収すると共に、スチロール
分を濃縮又は固形化する工程とからなる、発泡スチロー
ル廃棄物の処理方法が記載されており、特開平6−63
530号公報には、廃発泡プラスチック等をベルトコン
ベアで移送し、この移送工程の途中で移送されてくる廃
発泡プラスチック等に110℃〜180℃に加熱された
植物性油をふりかけて容積を減少させることが記載され
ており、特開平6−256704号公報には、使用済み
発泡スチロールをトルエン、メチルセロソルブ、酢酸イ
ソブチル、酢酸ブチル、の混合液で溶解し着色して処理
することが記載されており、特開昭50−144780
号公報には、ガソリンと排水処理スラジを用い、廃棄発
泡ポリスチロールにガソリンをふりかけることより発泡
ポリスチロールを崩壊軟化せしめて水飴状にし、この水
飴状ポリスチロールと、溶解度積小なる金属水酸化物
(金、クロム、鉄、錫等の水和物)あるいはベルリン酸
塩水溶液を硫酸亜鉛により凝集した沈殿等で、水分70
〜80%のゲル状スラジとを混練することにより、ポリ
スチロールの水性エマルジョンを製造する方法が記載さ
れており、特開平5−138146号公報には、発泡ス
チロール廃材を、100℃以下温度で、各種の油、例え
ば牛脂、豚脂、魚油等の動物油、大豆油、なたね油、ひ
まし油、オリーブ油、綿実油等の植物油、石油、マシン
油、スピンドル油、ベンジン、ナフサ等の鉱物油、ある
いは、ベンゼン環、ナフタレン環等を有する種々の芳香
族化合物の誘導体、例えば、クロルベンゼン、ベンジル
クロライド、スチレンモノマー等を用い、柔軟な生成物
が得られても差し支えない場合には可塑剤例えば、安息
香酸エステル、フタル酸エステル、テレフタル酸エステ
ル、イソフタル酸エステル、ビフェニルジカルボン酸エ
ステル、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エス
テル、ナフタレンカルボン酸エステル、ナフタレンジカ
ルボン酸エステル、シクロヘキサンカルボン酸エステ
ル、シクロヘキサンジカルボン酸エステル、リン酸エス
テル、脂肪酸エステル、アジピン酸エステル、オキシ酸
エステル、塩素化パラフィン、塩素化ビフェニル化合
物、アルキルナフタリン、ショウ脳等の可塑剤を単独又
は前記油類と併用した水中油滴型[O/W型]エマルジ
ョンに浸漬し、必要があればこれを機械力で圧縮して、
発泡スチロールの中に内蔵する空気を破泡させることに
よって、該発泡スチロール廃材の容積を縮小させること
が記載されている。しかしながら、溶剤に溶解する方法
もコスト高問題の外、溶剤の引火性、毒性の問題を伴い
勝ちであり、斯くして、発泡ポリスチレン廃棄物の溶剤
処理装置は、かような問題を回避できるものである必要
がある。また、溶剤、油類、可塑剤等をそのための輸送
循環配管系,ポンプ系、バルブやコック類を駆使して、
発泡ポリスチレン廃棄物上に長時間連続して散布するタ
イプの装置はいざ知らず、嵩高低密度で液体上に浮く発
泡ポリスチレンをその液体中に浸漬でき液体と充分に接
触させ速やか且つ簡単に例えば体積縮小させて、処理済
みのポリスチレンは簡単に除去し、保守が容易であっ
て、体積縮小作業を継続できる装置が明らかに望まし
い。ここで、ポリスチレンを溶剤から取り出すには、完
全に溶剤に溶解する必要ことは場合によっては必要な
い。固ー液分離は液ー液分離より一般に操作が簡単であ
る。また、後の固ー液分離操作の容易性の点からいえ
ば、ポリスチレンを必要以上に例えば撹拌器の回転羽根
により液中粉砕することも実際にはあまり好ましくな
い。特開平6−49455号公報には、比較的体積の大
きい発泡スチロール成型体を粉砕せしめる固定式破砕手
段及び回転式破砕手段と、破砕された発泡スチロール片
を受け入れるための、溶剤を貯留する反応槽と、この反
応槽内に設置された撹拌手段と、前記反応槽に対して溶
剤を破砕済みの発泡スチロール片上に散布及び排出せし
める溶剤用輸送管と、この溶剤用輸送管の輸送状態を適
宜切り替えるバルブ手段とを備え、更に、溶解液の温度
を制御する温度制御装置と、化学反応時に発生する有毒
ガスを排出させる掃気手段とを備えた、発泡スチロール
成型体の油化還元装置、が記載されているが、この装置
は溶剤散布型である。特開昭57−1479号公報に
は、発泡ポリスチレン廃棄物の膨潤溶解処理方法及び膨
潤溶解処理装置として、発泡性プラスチック廃棄物を、
塩化メチレン、塩化エチレン、トリクロールエチレン、
シクロヘキサン、シクロヘキサンとアセトンの混合液、
メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサンとアセト
ンの混合液、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、テ
トラヒドロフラン等の溶剤中に投入し、膨潤化させ、溶
剤による発泡性プラスチック廃棄物の溶解の際、独立気
泡中に閉じ込められている気体を回収し、得られた泥状
の収縮樹脂体を水中に浮遊させ、この状態で保存、搬送
できるようにし、未反応の溶剤を循環再利用する一方発
泡ポリスチレンを再生し資源として利用する、発泡スチ
ロール廃棄物の処理方法が記載されており、この方法の
ための装置として、縦型の処理槽を立設し、該槽の上方
には溶剤貯蔵槽を設置し、バルブの開閉により溶剤供給
口から処理槽内に溶剤例えば塩化メチレンが供給される
ようになっており、貯蔵槽には処理後の未反応溶剤がバ
ルブ、ポンプを介して循環されるようになっており、処
理槽の上面には発泡プラスチック廃棄物の投入口が開口
させてあり、この投入口は摺動自在な例えば電動式の開
閉蓋により気密に密閉されるようになっており、処理槽
の上面には又、樹脂中の発泡ビーズ内に閉じ込められた
気体を回収する管路が設けてあり、処理槽の下端には溶
剤により膨潤化された泥状の収縮樹脂体を取り出す取出
口が開口させてあり、温水等を注ぐことにより溶剤を除
去した後、収縮樹脂体の取出しを行う、発泡ポリスチレ
ン廃棄物の膨潤処理装置が記載されているが、この装置
は溶剤のための輸送循環系を必須なものとしている。特
開平5−285467号公報には、成型体入口及び溶剤
入口を備える溶解室、その溶解室と連絡する分離室、凝
縮室と、溶液化された溶剤を溶剤槽へ循環するためのパ
イプとを有し、成型体を溶剤に溶解させ、得られた溶解
液を前記溶剤の沸点未満の温度で加熱して実質的に溶剤
のみを気化させ、成型体構成物質と溶剤とを分離する装
置であって、成型体廃材と溶剤とを混合して成型体廃材
を溶剤中に溶解して成型体構成物質と溶剤とからなる溶
解液を生成するための溶解室は、プラスチック製成型体
廃材槽から、必要によりクッラシャー及びコンベアを経
て、被処理成型体廃材を挿入する入口、及び溶剤槽から
ポンプによりバルブ及びパイプを経て溶剤を注入する入
口を備え、溶剤のみを気化することにより溶剤中に溶解
されている成型体構成物質と溶剤とを分離するための分
離室には、好ましくは加熱器が設けられており、気化し
た溶剤を吸気管を経て凝縮室へ運ぶための排気口と、加
熱器と連絡する温度制御装置が設けられており、下部に
は、成型体を構成していた物質が溶解液から容積縮小済
みの固相として析出する成型体構成物質塊取出口が設け
られており、凝縮室3に、気化状溶剤の凝縮を促進させ
るための冷却器が設けられている、発泡ポリスチレン廃
棄物の溶剤処理装置、が記載されているが、用いる溶剤
をガス化回収して循環する。液体上に浮く発泡ポリスチ
レンをその液体中に浸漬させる機構を具備するものでも
ない。特開平5−310991号公報には、スチレン系
発泡廃プラスチックの投入口を上脇部に備えた縦型シリ
ンダ状の貯留タンク内に押込み体を上下動自在に内装
し、この押込み体の下方に臨ませて、比重が大きくかつ
溶解度の低い不燃性有機溶剤を所要量滞留すると共に、
前記不燃性有機溶剤層の上位に水液層を滞在させ、比重
の異なる二液層を貯留タンク内に形成してなる、発泡ポ
リスチレン廃棄物の溶剤処理装置、が記載されている
が、押込み体の上下動は、発泡ポリスチレンを連続して
装置に導入かつ浸漬させることを意図してはいない。と
ころで、発泡ポリスチレンと親和性が高くてこれを良く
膨潤又は溶解処理できかつ環境中で無害な天然物を発泡
ポリスチレン溶剤として使用して、発砲ポリスチレンを
収縮させることは、従来公知である。米国特許第5,2
23,543号明細書には、活性化されたdーリモネン
薬剤を蒸気の形で使用し、発泡ポリスチレンの嵩高さに
起因する問題を解消することが記載されており、また、
特開平5−263065号公報には、図7に示されるよ
うに、dーリモネン、酢酸イソアミル、プロピオン酸ベ
ンジル、酪酸エチルから選ばれる少なくとも1種類の化
合物を含み、所望により該リモネンに対して1〜6体積
%のエタノールを含む液体組成物からなる発泡ポリスチ
レン収縮剤708を使用して発砲ポリスチレンを収縮さ
せるための装置であって、この装置は、コンテナ700
の上部に設けられた投入孔701から投入された発泡ポ
リスチレン・ブロック714を破砕機702で予め破砕
し、得られた破砕物714aをホッパ703で収集して
帯電除去部704を通過させることにより除電し、開閉
シャッタ705を介して落下させ、その落下途中で、コ
ンテナ700の外部に設置される収縮剤貯蔵タンク70
6に貯蔵されている発泡ポリスチレン収縮剤708を収
縮剤貯蔵タンク706からノズル707を介してコンテ
ナ700の側方から噴射させ、得られる発泡ポリスチレ
ン収縮剤708とポリスチレンの混合物であるポリスチ
レン組成物709を上記コンテナ700底部に配置さ
れ、破砕物714aを迅速に溶解するための撹拌子71
0を具備した貯液槽713に貯蔵する構造になってい
る、車上に積載可能な発砲ポリスチレン収縮装置が記載
されている。しかしながら、この装置は、収縮剤散布型
である上に、嵩高低密度で液体上に浮く発泡ポリスチレ
ンをその液体中に強制的に浸漬させることを意図したも
のではなく、また、回転羽根を有する撹拌器を使用して
液体と充分に接触させている。かような装置における問
題点は先に記述したとおりである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術における難点を改善し、発泡ポリスチレンと親
和性が高くてこれを良く体積縮小処理でき、かつ毒性の
問題がなく環境中で無害であるため廃液処理の必要性の
ない例えば天然物を好ましくは処理剤として使用し、特
殊なガスシール機構も必要なく、嵩高低密度で液体上に
浮く発泡ポリスチレンをその処理液のO/W型エマルジ
ョン中に浸漬でき、ポリスチレンを必要以上に例えば撹
拌器の回転羽根により液中粉砕することなく液体と充分
に接触させ速やか且つ簡単に例えば体積縮小させて、処
理済みのポリスチレンを固形物として簡単に除去すると
共に、所望によりナフサ状の油物質を処理液エマルジョ
ン上に浮上する処理済みのゲル化した発泡スチロールか
ら得ることができる発泡ポリスチレンの体積縮小化処理
方法及び処理装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
は、(1)「使用済の発泡ポリスチロール成型品をブロ
ック状に破砕し、ブロック状の発泡ポリスチロールをよ
り小さく裁断し、発泡ポリスチロールの体積縮小化処理
容器中に導入し、該容器中でd−リモネンと界面活性剤
とを含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジョンと
接触させて発泡ポリスチロールにd−リモネンを吸収さ
せ、d−リモネンを吸収させて泡部分を崩潰させ体積縮
小化処理した発泡ポリスチロールを該水溶液又は水性エ
マルジョンから分別する各操作を含むことを特徴する、
発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法」、(2)
「使用済の発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破
砕し、ブロック状の発泡ポリスチロールをより小さく裁
断し、発泡ポリスチロールの体積縮小化処理容器中に導
入し、該容器中で柑橘油を源とするd−リモネンとアニ
オン性界面活性剤及び/又はノニオン性界面活性剤とを
含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジョンと接触
させて発泡ポリスチロールにd−リモネンを吸収させて
泡部分を崩潰させ体積が縮小化した発泡ポリスチロール
を該水溶液又は水性エマルジョンから分別する各操作を
含むことを特徴する、発泡ポリスチロールの体積縮小化
処理方法」、(3)「使用済の発泡ポリスチロール成型
品をブロック状に破砕し、ブロック状の発泡ポリスチロ
ールをより小さく裁断し、発泡ポリスチロールの体積縮
小化処理容器中に導入し、該容器中でd−リモネン好ま
しくは柑橘油を源とするd−リモネンと界面活性剤好ま
しくはアニオン性界面活性剤及び/又はノニオン性界面
活性剤とを含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジ
ョンと加温下で接触させて発泡ポリスチロールにd−リ
モネンを吸収させ、処理液エマルジョン上に浮上する体
積縮小化処理済みのゲル化した発泡スチロールからナフ
サ状の油物質を回収し、d−リモネンを吸収して泡部分
が崩潰し体積縮小化処理した発泡ポリスチロールを該水
溶液又は水性エマルジョンから分別する各操作を含むこ
とを特徴する、発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方
法」、(4)「使用済の発泡ポリスチロール成型品をブ
ロック状に破砕し、ブロック状の発泡ポリスチロールを
より小さく裁断し、発泡ポリスチロールの体積縮小化処
理容器中に導入し、該容器中でd−リモネン好ましくは
柑橘油を源とするd−リモネンと界面活性剤好ましくは
アニオン性界面活性剤及び/又はノニオン性界面活性剤
とを含有し、疲労した処理液からの回収操作による、新
たに活性化されたd−リモネン含有液が加えられたアル
カリ性水溶液又は水性エマルジョンと加温下で接触させ
て発泡ポリスチロールにd−リモネンを吸収させ、d−
リモネンを吸収して泡部分が崩潰し体積縮小化処理した
発泡ポリスチロールを該水溶液又は水性エマルジョンか
ら分別し、処理液エマルジョン上に浮上する体積縮小化
処理済みのゲル化した発泡スチロールからナフサ状の油
物質を回収する各操作を含むことを特徴する、発泡ポリ
スチロールの体積縮小化処理方法」、(5)「使用済の
発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破砕し、ブロ
ック状の発泡ポリスチロールをより小さく裁断し、発泡
ポリスチロールの体積縮小化処理容器中に導入し、該容
器中でd−リモネン好ましくは柑橘油を源とするd−リ
モネンと界面活性剤好ましくはアニオン性界面活性剤及
び/又はノニオン性界面活性剤とを含有しており、か
つ、使用等により疲労した処理液からの回収操作によ
る、及び/又は、処理済み発泡ポリスチローからの固−
液分離及び、蒸留操作による、新たに活性化されたd−
リモネン含有液が加えられたアルカリ性水性エマルジョ
ン処理液と加温下で接触させて発泡ポリスチロールにd
−リモネンを吸収させ、処理液エマルジョン上に分層し
て得られるナフサ状の油物質を回収し、d−リモネンを
吸収して泡部分が崩潰し体積縮小化処理した発泡ポリス
チロールを該水溶液又は水性エマルジョンから分別する
各操作を含むことを特徴する、発泡ポリスチロールの体
積縮小化処理方法」、(6)「上部に設けられた、発泡
ポリスチロールチップを槽中に導入するための導入開口
部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリ
スチロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き
該処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコン
ベアと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導
入開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポ
リスチロール固形物を該槽外に取出すための取出開口部
と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置され
た、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処
理液中から採集するための採集器とを有し、前記採集器
は、処理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の
処理済み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する
前記コンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上
げる位置まで移動可能であり、採集を停止しているとき
には前記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位
置に移動可能となる発泡ポリスチロール体積縮小化処理
槽を有することを特徴とする、発泡ポリスチロールの体
積縮小化装置」、(7)「使用済の発泡ポリスチロール
成型品をブロック状に破砕する破砕手段及び/又はブロ
ック状の発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断
手段と、発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有
し、該体積縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前
記裁断された発泡ポリスチロールを槽中に導入するため
の導入開口部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中
の発泡ポリスチロール体積縮小化のための処理液中に強
制的に導き該処理液に浸漬させるための袖部を有するエ
プロンコンベアと、前記処理液を加温するためのヒータ
と、前記導入開口部の反対側下部に設けられた、処理済
みの発泡ポリスチロール固形物を該槽外に取り出すため
の取出開口部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付
近に配置された、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロ
ールを前記処理液中から採集するための採集器と、処理
液の槽中在量をチェックするための処理液の液面レベル
計と、槽中の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の進
行状態や前記採集器の状態を検視したり処理液の注入及
び汲出をするための上端開口部と、処理液の温度をモニ
タするための温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通
電時間を制御するための温度調節手段と、エプロンコン
ベアの回動を調節するためのエプロンコンベア回動調節
手段と、前記採集器の回動を調節するための採集器回動
調節手段とを有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリス
チロールの採集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロ
ール固形物の集合域に位置する前記コンベアの袖部と共
働して発泡スチロールを取り上げる位置まで移動可能で
あり、採集を停止しているときには前記エプロンコンベ
アの袖部の回動を妨害しない位置に移動可能となること
を特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小化装
置」、(8)「使用済の発泡ポリスチロール成型品をブ
ロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の発泡ポリ
スチロールをより小さく裁断する裁断手段と、発泡ポリ
スチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積縮小化処
理槽は、その上部に設けられた、前記裁断された発泡ポ
リスチロールを槽中に導入するための導入開口部と、導
入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリスチロー
ル体積縮小化のための処理液中に強制的に導き該処理液
に浸漬させるための袖部を有するエプロンコンベアと、
前記処理液を加温するためのヒータと、前記導入開口部
の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリスチロ
ール固形物を該槽外に取り出すための取出開口部と、前
記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置された、体
積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処理液中
から採集するための採集器とを有し、前記採集器は、処
理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の処理済
み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する前記コ
ンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上げる位
置まで移動可能であり、採集を停止しているときには前
記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置に移
動可能となり、前記処理液としてd−リモネンと界面活
性剤とを含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジョ
ン賀使用されることを特徴とする、発泡ポリスチロール
の体積縮小化装置」、(9)「使用済の発泡ポリスチロ
ール成型品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロッ
ク状の発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手
段と、発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、
該体積縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁
断された発泡ポリスチロールを槽中に導入するための導
入開口部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発
泡ポリスチロール体積縮小化のための処理液中に強制的
に導き該処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロ
ンコンベアと、前記処理液を加温するためのヒータと、
前記導入開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの
発泡ポリスチロール固形物を該槽外に取り出すための取
出開口部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に
配置された、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロール
を前記処理液中から採集すための採集器と、処理液の槽
中在量をチェックするための処理液の液面レベル計と、
槽中の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の進行状態
や前記採集器の状態を検視したり処理液の注入及び汲出
をするための上端開口部と、処理液の温度をモニタする
ための温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通電時間
を制御するための温度調節手段と、エプロンコンベアの
回動を調節するためのエプロンコンベア回動調節手段
と、前記採集器の回動を調節するための採集器回動調節
手段とを有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロ
ールの採集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール
固形物の集合域に位置する前記コンベアの袖部と共働し
て発泡スチロールを取り上げる位置まで移動可能であ
り、採集を停止しているときには前記エプロンコンベア
の袖部の回動を妨害しない位置に移動可能となり、前記
処理液としてd−リモネンと界面活性剤とを含有するア
ルカリ性水溶液又は水性エマルジョンが使用されること
を特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小化装
置」、(10)「「使用済の発泡ポリスチロール成型品
をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の発泡
ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、発泡
ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積縮小
化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断された発
泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口部
と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリス
チロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き該
処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコンベ
アと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導入
開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリ
スチロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口部
と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置され
た、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処
理液中から採集して該槽から取り去るための採集器と、
処理槽中のO/W型エマルジョン処理液上に浮上する体
積縮小化処理済みのゲル化した発泡スチロールから得ら
れる油状物質の回収手段とを有し、前記採集器は、処理
済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の処理済み
発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する前記コン
ベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上げる位置
まで移動可能であり、採集を停止しているときには前記
エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置に移動
可能となり、前記処理液としてd−リモネンと界面活性
剤とを含有するアルカリ性O/W型エマルジョンが使用
されることを特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮
小化装置」、(12)「使用済の発泡ポリスチロール成
型品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の
発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、
発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積
縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断され
た発泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口
部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリ
スチロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き
該処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコン
ベアと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導
入開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポ
リスチロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口
部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置さ
れた、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記
処理液中から採集するための採集器と、処理液の槽中在
量をチェックするための処理液の液面レベル計と、槽中
の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の進行状態や前
記採集器の状態を検視したり処理液の注入及び汲出をす
るための上端開口部と、処理液の温度をモニタするため
の温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通電時間を制
御するための温度調節手段と、エプロンコンベアの回動
を調節するためのエプロンコンベア回動調節手段と、前
記採集器の回動を調節するための採集器回動調節手段
と、処理槽中のO/W型エマルジョン上に浮上する体積
縮小化処理済みのゲル化した発泡スチロールから得られ
る油状物質の回収手段とを有し、前記採集器は、処理済
み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の処理済み発
泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する前記コンベ
アの袖部と共働して発泡スチロールを取り上げる位置ま
で移動可能であり、採集を停止しているときには前記エ
プロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置に移動可
能となり、前記処理液としてd−リモネンと界面活性剤
とを含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジョンが
使用されることを特徴とする、発泡ポリスチロールの体
積縮小化装置」、(13)「使用済の発泡ポリスチロー
ル成型品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック
状の発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段
と、発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該
体積縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断
された発泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入
開口部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡
ポリスチロール体積縮小化のための処理液中に強制的に
導き該処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロン
コンベアと、前記処理液を加温するためのヒータと、前
記導入開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発
泡ポリスチロール固形物を該槽外に取り出すための取出
開口部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配
置された、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを
前記処理液中から採集するための採集器とを有し、前記
採集器は、処理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理
液中の処理済み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位
置する前記コンベアの袖部と共働して発泡スチロールを
取り上げる位置まで移動可能であり、採集を停止してい
るときには前記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害し
ない位置に移動可能となり、処理剤として柑橘油、アル
カリ革品、界面活性剤、安定化剤を含み約150℃〜2
00℃の沸点、マイナス約20℃〜30℃の凝固点、約
35℃〜55℃の引大点10.5〜13のPH値、0.
80〜0.92の比重を有する処理剤を1:10〜1:
20の容積比で水と混合したO/W型エマルジョンの形
の処理液が、40℃〜80℃に加温した状態で使用され
ることを特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小化
装置」、(14)「使用済の発泡ポリスチロール成型品
をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の発泡
ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、発泡
ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積縮小
化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断された発
泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口部
と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリス
チロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き該
処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコンベ
アと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導入
開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリ
スチロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口部
と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置され
た、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処
理液中から採集するための採集器と、処理液の槽中在量
をチェックするための処理液の液面レベル計と、槽中の
発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の進行状態や前記
採集器の状態を検視したり処理液の注入及び汲出をする
ための上端開口部と、処理液の温度をモニタするための
温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通電時間を制御
するための温度調節手段と、エプロンコンベアの回動を
調節するためのエプロンコンベア回動調節手段と、前記
採集器の回動を調節するための採集器回動調節手段とを
有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロールの採
集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール固形物の
集合域に位置する前記コンベアの袖部と共働して発泡ス
チロールを取り上げる位置まで移動可能であり、採集を
停止しているときには前記エプロンコンベアの袖部の回
動を妨害しない位置に移動可能となり、処理剤として柑
橘油、アルカリ革品、界面活性剤、安定化剤を含み約1
50℃〜200℃の沸点、マイナス約20℃〜30℃の
凝固点、約35℃〜55℃の引大点10.5〜13のP
H値、0.80〜0.92の比重を有する処理剤を1:
10〜1:20の容積比で水と混合したO/W型エマル
ジョンの形の処理液が、40℃〜80℃に加温した状態
で使用されることを特徴とする、発泡ポリスチロールの
体積縮小化装置」、(15)「「使用済の発泡ポリスチ
ロール成型品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロ
ック状の発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断
手段と、発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有
し、該体積縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前
記裁断された発泡ポリスチロールを槽中に導入するため
の導入開口部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中
の発泡ポリスチロール体積縮小化のための処理液中に強
制的に導き該処理液に浸漬させるための袖部を有するエ
プロンコンベアと、前記処理液を加温するためのヒータ
と、前記導入開口部の反対側下部に設けられた、処理済
みの発泡ポリスチロール固形物を該槽外に取り出すため
の取出開口部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付
近に配置された、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロ
ールを前記処理液中から採集するための採集器とを有
し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロールの採集
中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール固形物の集
合域に位置する前記コンベアの袖部と共働して発泡スチ
ロールを取り上げる位置まで移動可能であり、採集を停
止しているときには前記エプロンコンベアの袖部の回動
を妨害しない位置に移動可能となり、前記エプロンコン
ベアが前記槽内の長手方向に槽の内壁に沿って回動し
て、前記エプロンコンベアの基部と前記槽の内壁との間
に前記裁断された発泡ポリスチロールの搬送経路を形成
し、前記裁断された発泡ポリスチロールは該搬送経路を
エプロンコンベアの袖部により前記発泡ポリスチロール
取出開口部付近まで搬送されつつ体積縮小化処理に附さ
れることを特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小
化装置」、(16)「使用済の発泡ポリスチロール成型
品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の発
泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、発
泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積縮
小化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断された
発泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口部
と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリス
チロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き該
処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコンベ
アと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導入
開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリ
スチロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口部
と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置され
た、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処
理液中から採集するための採集器と、処理液の槽中在量
をチェックするための処理液の液面レベル計と、槽中の
発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の進行状態や前記
採集器の状態を検視したり処理液の注入及び汲出をする
ための上端開口部と、処理液の温度をモニタするための
温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通電時間を制御
するための温度調節手段と、エプロンコンベアの回動を
調節するためのエプロンコンベア回動調節手段と、前記
採集器の回動を調節するための採集器回動調節手段とを
有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロールの採
集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール固形物の
集合域に位置する前記コンベアの袖部と共働して発泡ス
チロールを取り上げる位置まで移動可能であり、採集を
停止しているときには前記エプロンコンベアの袖部の回
動を妨害しない位置に移動可能となり、前記エプロンコ
ンベアが前記槽内の長手方向に槽の内壁に沿って回動し
て、前記エプロンコンベアの基部と前記槽の内壁との間
に前記裁断された発泡ポリスチロールの搬送経路を形成
し、前記裁断された発泡ポリスチロールは該搬送経路を
エプロンコンベアの袖部により前記発泡ポリスチロール
取出開口部付近まで搬送されつつ体積縮小化処理に附さ
れるることを特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮
小化装置」、(17)「使用済の発泡ポリスチロール成
型品をブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の
発泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、
発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積
縮小化処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断され
た発泡ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口
部と、導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリ
スチロール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き
該処理液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコン
ベアと、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導
入開口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポ
リスチロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口
部と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置さ
れた、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記
処理液中から採集するための採集器とを有し、前記採集
器は、処理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中
の処理済み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置す
る前記コンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り
上げる位置まで移動可能であり、採集を停止していると
きには前記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない
位置に移動可能となり、前記エプロンコンベアの袖部
が、前記発泡ポリスチロールを前記搬送経路中を搬送さ
れる前記発泡ポリスチロールを押圧して体積縮小力を前
記発泡ポリスチロールに加えることを特徴とする、発泡
ポリスチロールの体積縮小化装置」、(18)「使用済
の発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破砕する破
砕手段と、ブロック状の発泡ポリスチロールをより小さ
く裁断する裁断手段と、発泡ポリスチロール体積縮小化
処理槽とを有し、該体積縮小化処理槽は、その上部に設
けられた、前記裁断された発泡ポリスチロールを槽中に
導入するための導入開口部と、導入された発泡ポリスチ
ロールを槽中の発泡ポリスチロール体積縮小化のための
処理液中に強制的に導き該処理液に浸漬させるための袖
部を有するエプロンコンベアと、前記処理液を加温する
ためのヒータと、前記導入開口部の反対側下部に設けら
れた、処理済みの発泡ポリスチロール固形物を該槽外に
取り出すための取出開口部と、前記発泡ポリスチロール
取出開口部付近に配置された、体積縮小化処理済みの発
泡ポリスチロールを前記処理液中から採集するための採
集器と、処理液の槽中在量をチェックするための処理液
の液面レベル計と、槽中の発泡ポリスチロールの体積縮
小化処理の進行状態や前記採集器の状態を検視したり処
理液の注入及び汲出をするための上端開口部と、処理液
を加温するためのヒータと、処理液の温度をモニタする
ための温度検知器と、前記ヒータへの通電量、通電時間
を制御するための温度調節手段と、エプロンコンベアの
回動を調節するためのエプロンコンベア回動調節手段
と、前記採取器の回動を調節するための採取器回動調節
手段とを有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロ
ールの採集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール
固形物の集合域に位置する前記コンベアの袖部と共働し
て発泡スチロールを取り上げる位置まで移動可能であ
り、採集を停止しているときには前記エプロンコンベア
の袖部の回動を妨害しない位置に移動可能となり、前記
エプロンコンベアの袖部が、前記発泡ポリスチロールを
前記搬送経路中を搬送される前記発泡ポリスチロールを
押圧して体積縮小力を前記発泡ポリスチロールに加える
ことを特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小化装
置」、(19)「使用済の発泡ポリスチロール成型品を
ブロック状に破砕する破砕手段と、ブロック状の発泡ポ
リスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、発泡ポ
リスチロール体積縮小化処理槽とを有し、該体積縮小化
処理槽は、その上部に設けられた、前記裁断された発泡
ポリスチロールを槽中に導入するための導入開口部と、
導入された発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリスチロ
ール体積縮小化のための処理液中に強制的に導き該処理
液に浸漬させるための袖部を有するエプロンコンベア
と、前記処理液を加温するためのヒータと、前記導入開
口部の反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリス
チロール固形物を該槽外に取り出すための取出開口部
と、前記発泡ポリスチロール取出開口部付近に配置され
た、体積縮小化処理済みの発泡ポリスチロールを前記処
理液中から採集するための採集器とを有し、前記採集器
は、処理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の
処理済み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する
前記コンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上
げる位置まで移動可能であり、採集を停止しているとき
には前記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位
置に移動可能となり、体積縮小化処理液を通過させる多
数の孔を有する、又は、網を設けた幾つかの孔部を有す
る、平板状部材から成り、前記採集器の前記処理済み発
泡ポリスチロール集合域に位置する袖部と共働して発泡
スチロールを取り上げる位置までへの移動と、採集を停
止しているのエプロンコンベアの袖部の回動を妨害しな
い位置への移動が、前記平板状部材の根元に位置する支
点軸又は支点軸受を支点とし、支点軸又は支点軸受の外
側のピボット軸受又は軸を力点とし、該支点軸又は支点
軸受の先側を作用点とする梃子回動により行われ、又
は、体積縮小化処理液を通過させる多数の網目孔を有す
る枠状部材から成り、前記採集器の前記処理済み発泡ポ
リスチロール集合域の中への進入と、前記のエプロンの
回動を妨害しない位置までへの退出が、前記多数の網目
孔を有する枠状部材の根元に位置する支点軸又は支点軸
受を支点とし、支点軸又は支点軸受の外側のピボット軸
受又は軸を力点とし、該支点軸又は支点軸受の先側を作
用点とする梃子回動により行われることを特徴とする、
発泡ポリスチロールの体積縮小化装置」、(20)「使
用済の発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破砕す
る破砕手段と、ブロック状の発泡ポリスチロールをより
小さく裁断する裁断手段と、発泡ポリスチロール体積縮
小化処理槽とを有し、該体積縮小化処理槽は、その上部
に設けられた、前記裁断された発泡ポリスチロールを槽
中に導入するための導入開口部と、導入された発泡ポリ
スチロールを槽中の発泡ポリスチロール体積縮小化のた
めの処理液中に強制的に導き該処理液に浸漬させるため
の袖部を有するエプロンコンベアと、前記処理液を加温
するためのヒータと、前記導入開口部の反対側下部に設
けられた、処理済みの発泡ポリスチロール固形物を該槽
外に取り出すための取出開口部と、前記発泡ポリスチロ
ール取出開口部付近に配置された、体積縮小化処理済み
の発泡ポリスチロールを前記処理液中から採集するため
の採集器と、処理液の槽中在量をチェックするための処
理液の液面レベル計と、槽中の発泡ポリスチロールの体
積縮小化処理の進行状態や前記採集器の状態を検視した
り処理液の注入及び汲出をするための上端開口部と、処
理液の温度をモニタするための温度検知器と、前記ヒー
タへの通電量、通電時間を制御するための温度調節手段
と、エプロンコンベアの回動を調節するためのエプロン
コンベア回動調節手段と、前記採集器の回動を調節する
ための採集器回動調節手段とを有し、前記採集器は、処
理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の処理済
み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する前記コ
ンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上げる位
置まで移動可能であり、採集を停止しているときには前
記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置に移
動可能となり、体積縮小化処理液を通過させる多数の孔
を有する、または、網を設けた幾つかの孔部を有する平
板状部材から成り、前記採集器の前記処理済み発泡ポリ
スチロール集合域に位置する袖部と共働して発泡スチロ
ールを取り上げる位置までへの移動と、採集を停止して
いるのエプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置
への移動が、前記平板状部材の根元に位置する支点軸又
は支点軸受を支点とし、支点軸又は支点軸受の外側のピ
ボット軸受又は軸を力点とし、該支点軸又は支点軸受の
先側を作用点とする梃子回動により行われるか、又は、
体積縮小化処理液を通過させる多数の網目孔を有する枠
状部材から成り、前記採集器の前記処理済み発泡ポリス
チロール集合域の中への進入と、前記のエプロンの回動
を妨害しない位置までへの退出が、前記多数の網目孔を
有する枠状部材の根元に位置する支点軸又は支点軸受を
支点とし、支点軸又は支点軸受の外側のピボット軸受又
は軸を力点とし、該支点軸又は支点軸受の先側を作用点
とする梃子回動により行われることを特徴とする、発泡
ポリスチロールの体積縮小化装置」、(21)「使用済
の発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破砕する破
砕手段と、ブロック状の発泡ポリスチロールをより小さ
く裁断する裁断手段と、発泡ポリスチロール体積縮小化
処理槽とを有し、該体積縮小化処理槽は、その上部に設
けられた、前記裁断された発泡ポリスチロールを槽中に
導入するための導入開口部と、導入された発泡ポリスチ
ロールを槽中の発泡ポリスチロール体積縮小化のための
処理液中に強制的に導き該処理液に浸漬させるための袖
部を有するエプロンコンベアと、前記処理液を加温する
ためのヒータと、前記導入開口部の反対側下部に設けら
れた、処理済みの発泡ポリスチロール固形物を該槽外に
取り出すための取出開口部と、前記発泡ポリスチロール
取出開口部付近に配置された、体積縮小化処理済みの発
泡ポリスチロールを前記処理液中から採集するための採
集器とを有し、前記採集器は、処理済み発泡ポリスチロ
ールの採集中は処理液中の処理済み発泡ポリスチロール
固形物の集合域に位置する前記コンベアの袖部と共働し
て発泡スチロールを取り上げる位置まで移動可能であ
り、採集を停止しているときには前記エプロンコンベア
の袖部の回動を妨害しない位置に移動可能となり、前記
ピボット軸受を回動させる前記力点の回動力が、パワー
シリンダーの上下運動により与えられることを特徴とす
る、発泡ポリスチロールの体積縮小化装置」、(22)
「使用済の発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破
砕する破砕手段と、ブロック状の発泡ポリスチロールを
より小さく裁断する裁断手段と、発泡ポリスチロール体
積縮小化処理槽とを有し、該体積縮小化処理槽は、その
上部に設けられた、前記裁断された発泡ポリスチロール
を槽中に導入するための導入開口部と、導入された発泡
ポリスチロールを槽中の発泡ポリスチロール体積縮小化
のための処理液中に強制的に導き該処理液に浸漬させる
ための袖部を有するエプロンコンベアと、前記処理液を
加温するためのヒータと、前記導入開口部の反対側下部
に設けられた、処理済みの発泡ポリスチロール固形物を
該槽外に取り出すための取出開口部と、前記発泡ポリス
チロール取出開口部付近に配置された、体積縮小化処理
済みの発泡ポリスチロールを前記処理液中から採集する
ための採集器と、処理液の槽中在量をチェックするため
の処理液の液面レベル計と、槽中の発泡ポリスチロール
の体積縮小化処理の進行状態や前記採集器の状態を検視
したり処理液の注入及び汲出をするための上端開口部
と、処理液の温度をモニタするための温度検知器と、前
記ヒータへの通電量、通電時間を制御するための温度調
節手段と、エプロンコンベアの回動を調節するためのエ
プロンコンベア回動調節手段と、前記採集器の回動を調
節するための採集器回動調節手段とを有し、前記採集器
は、処理済み発泡ポリスチロールの採集中は処理液中の
処理済み発泡ポリスチロール固形物の集合域に位置する
前記コンベアの袖部と共働して発泡スチロールを取り上
げる位置まで移動可能であり、採集を停止しているとき
には前記エプロンコンベアの袖部の回動を妨害しない位
置に移動可能となり、前記ピボット軸又はピボット軸受
を回動させる前記力点の回動力が、モータの回転運動を
往復運動に変える手段を介して与えられることを特徴と
する、発泡ポリスチロールの体積縮小化装置」により達
成される。我々は、上記課題について、従来技術、例え
ば前記のような観点から問題解決のため鋭意検討を重ね
た結果、本発明の発泡ポリスチレンの体積縮小化処理装
置を完成した。本発明の発泡ポリスチレンの体積縮小化
処理装置は上記のような必要性を満たしている。以下、
本発明を詳細に説明する。本発明の発泡ポリスチレンの
体積縮小化処理装置の構成や機能は、使用する体積縮小
化処理剤の性質を充分に反映させたものになっている。
そこで先ず、使用する体積縮小化処理剤について説明す
る。本発明の装置においては、発泡ポリスチレンと親和
性が高くてこれを良く体積縮小処理でき、かつ毒性の問
題がなく環境中で無害であるため廃液処理の必要性のな
い天然物を体積縮小化処理剤中の体積縮小化成分として
使用する。好ましくはd−リモネンを使用できるが、さ
らに、dーリモネンとの併用により本発明をより効果的
なものにする補助成分物質として、天然物から抽出され
うるテルペン類、イソプレノイド構造を有する化合物を
使用することができる。テルペン類、イソプレノイド構
造を有する化合物、樟脳型のC10物質の酸化誘導体で
あるC10H6物質を挙げることができる。d−リモネ
ンの源は好ましくは柑橘油でありうる。dーリモネン
は、柑橘類果実の皮を圧搾して得られる搾汁を抽出処理
し精製して得られる柑橘油の主要成分であって柑橘油中
に80%〜90%の割合で含有される。柑橘油の他成分
は他のテルペン化合物類、C5物質であるイソプレノイ
ド構造を有する化合物、樟脳型のC10物質の酸化誘導
体であるC10H6等である。従って、必ずしも必要不
可欠ではないが柑橘油を使用することが好ましい。そし
て、この柑橘油は新鮮である程、発泡ポリスチレンに対
する活性度、体積縮小効果が大きい。またこの柑橘油に
は、アルカリ薬品例えば水酸化カルシウム、水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭素水素ナトリウム等のアル
カリ薬品を添加してそのPH値を9〜14とすることに
よりさらに活性化することができ、界面活性剤例えばア
ルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムのようなアニオン系界面活性剤やポリア
ルキレングリコールのようなノニオン系界面活性剤を添
加することができる。そして、界面活性剤添加等により
活性化された柑橘油は、水溶液又は水性エマルジョンの
形で本発明実施のため使用することができる。本発明に
おいて特に良好な成果が得られる処理済は、柑橘油、ア
ルカリ革品、界面活性剤、安定化剤を含み約150℃〜
200℃の沸点、マイナス約20℃〜30℃の凝固点、
約35℃〜55℃の引大点10.5〜13のPH値、
0.80〜0.92の比重を有するものである。そのよ
うな活性化された柑橘油は、例えばシトラスミラクル
(Citrus Miracle)の商品名で現在市販
されているが、この商品、シトラスミラクルは、柑橘
油、アルカリ薬品、界面活性剤、安定化剤及び着色料を
含み、約177℃の沸点、マイナス26℃の凝固点、約
46℃の引火点、水と略同程度の粘度、11.4〜1
1.9のPH値、25℃で0、86の比重を有し、揮発
性成分比は約85%であり、約2年間の保存が効く。そ
して、このような処理剤を1:10〜1:20の容積比
で水と混合したO/W型エマルジョンの形の処理液を、
40℃〜80℃に加温した状態で使用する場合には、ポ
リスチレンの溶解等によるこの処理液の疲労例えば粘度
上昇を伴うことなく、この処理液の上に浮上する体積縮
小化処理済みのゲル化した発泡ポリスチロールを得、こ
の発泡ポリスチロールから、固−液分離操作によりナフ
サ状の油を得ることができる。我々の実査によれば水と
の混合比1:15のエマルジョンを60℃に加温して使
用した場合最も良好な結果が得られた。
【0005】より強力な使用態様例えば、前記処理剤を
より高濃度で使用したり、より高温下で使用すると、ポ
リエチレンをさらに充分にゲル化、又は極端な場合には
溶解することができるが、そのような場合はポリスチレ
ンの溶解等による処理液の疲労が生じる。他の溶剤例え
ばアセトン等を併用した場合も同様な結果になる。ま
た、より温和な条件下で使用した場合には、体積縮小化
処理の速度が小さくなる。本発明の究極目標は発泡部分
を崩壊させて体積が元の3〜60%程度にまで減少した
発泡ポリスチレンの体積縮小物を得ることにある。場合
によっては、粘着性のピーナツ型又は通常形の生成物、
又はさらに進んだ粘稠な液状生成物を得ることができ
る。先に記述したように、本発明は活性化されたdーリ
モネン含有薬剤を加熱された液体の形で使用し、発泡ポ
リスチレンの嵩高さに起因する問題を解消する。この活
性化されたdーリモネン薬剤は、発泡ポリスチレンの熱
処理、焼却操作を簡単化するため有用である。本発明に
より得られた体積縮小済みの生成物はポンプ輸送するこ
とができ、エネルギー節約の目的で高発熱量燃料を燃焼
させるための多くの市販炉中に噴出させることができ
る。発泡ポリスチレンの溶解後には、前記のように薬剤
が疲労する。蒸気の形でのみ使用すると、前記薬剤を用
いた発泡ポリスチレンの容積縮小化過程では、発泡ポリ
スチレンの溶解速度が時間経過に伴って不定になり、時
には溶解速度が余りにも小さくなって体積縮小処理操作
の進行過程を妨害するという問題があるが、本発明にお
いては、この問題を解消する。
【0006】本発明において用いられたdーリモネン含
有薬剤は、多段蒸留棚を有する蒸留器の複数の回収棚か
ら回収することができ、かつ、該薬剤組成物中の大部分
の薬剤は、デカンテーション及び熱ストリッピング操作
の組み合わせにより、水分及び他有機物から簡単に分離
回収して再使用することができる。活性度がより低下し
た形のものに変化した薬剤は、環境上全く安全なもので
あり分離回収は健康の危険を伴なわない。本発明におい
てはこの分離回収は不可欠なものではないが、dーリモ
ネン含有薬剤を加熱により再度活性化しうる。再活性化
する科学的メカニズムは未だ不明であり、かつ、その解
明は本発明の目的とするところではない。重要な点は、
この分離回収がdーリモネン含有薬剤の使用コストを軽
減するという点である。dーリモネンを含有する使用薬
剤組成物は、天然有機物の形のdーリモネンにより発泡
ポリスチレンの泡部分を溶かし、膨潤化し又は少なくと
も軟化するが、この操作を極めて多数回繰り返した後に
は、発泡ポリスチレン溶解度に変化をきたし、有効でな
くなる。ポリスチレンの泡部分の体積縮小化はポリスチ
レンの軟化、膨潤化及び/又は溶解による。軟化及び/
又は膨潤化したポリスチレンの泡部分に外力が加えられ
る場合には、極く小さな力によって変形し体積が縮小さ
れうる。軟化、膨潤化及び/又は溶解は当初、泡と泡の
間の高度にストレスが加えられた薄壁材料部分で生じ、
次に、分裂済みの厚い壁材料部分及び壁と壁とが交差し
ている材料部分において、より長時間を要する軟化、膨
潤化及び/又は溶解が進行する。つまり、軟化、膨潤
化、溶解は、本発明においては処理液による処理の進行
程度の差にすぎない。これら軟化、膨潤化及び/又は溶
解は或る場合には非常に迅速であり、発泡ポリスチレン
をゲル状組成物になるまで溶解させることができる。し
かし、上記のように、そのような強力条件下での処理
は、ナフサ状の油物質の生成量増大には必ずしも結び付
かず、かつ、処理液の急速な疲労をきたすので、必ずし
も好ましくはない。
【0007】以下、図面に基づいて本発明をさらに詳細
に説明する。本発明の装置は、発泡ポリスチレンの体積
を効果的に縮小する他の固形物廃棄処理法に適用するこ
とができ、かつ、迅速に処理することができる。ポリス
チレンに高い親和性を示し、且つ、処理済みのポリスチ
レンから分離された液体即ちdーリモネン含有薬剤を回
収してポリスチレンの溶剤として再度dーリモネンに混
ぜ用いることができる。本発明において、dーリモネン
を各種石油留分、アセトン、メチルクロライド、ジオキ
サンのような他の溶剤と併用することは無論可能である
けれども、この併用によって驚くほどの成果を常に得る
とは限らない。溶剤蒸気は時として人間に有害及び/又
は引火性である点に留意する必要がある。、ここで、図
1は、本発明の発泡ポリスチレンの体積縮小化処理装置
の具体例を表わし、図2は、本発明の他の体積縮小化処
理装置の側面図であり、図3はその断面図を表わす。図
4、図5は、本発明の装置における発泡ポリスチレンの
特徴ある搬送手段の具体例を表わし、図6は、本発明の
装置における体積縮小化済みポリスチレン採集器の具体
例を表わし、図7には、従来の発泡ポリスチレン体積縮
小化処理装置の典型例を示す。図1には、本発明の発泡
ポリスチレンの体積縮小化処理装置全体の概要が示され
ている。この装置は、使用済の発泡ポリスチロール成型
品(1)をブロック状に破砕する破砕手段(2)と、ブ
ロック状の発泡ポリスチロール(3)をより小さいチッ
プ(4)に裁断する裁断手段(5)と、発泡ポリスチロ
ール体積縮小化処理槽(6)と、体積縮小化処理済みの
発泡ポリスチロール(8)を処理液(10)中から採集
して処理槽(6)外に取り去るための処理済みの発泡ポ
リスチロール採集器(14)とを有する。前記破砕手段
(2)は、例えば異なる速度で対向方向に回転する刃同
士の剪断力を主な破砕力としているため、比較的小型の
モータ(M2)であっても低速回転で大きなトルクが得
られる。また、モータ(M3)からの動力により回転す
る前記裁断手段(5)は、その回転刃により、ブロック
状の発泡スチロール(3)をチップ状に切断する。本発
明においては矩形に裁断することもできるが、表面積/
体積を大にするためには、チップ状に裁断することがよ
り好ましい。しかしながら、本発明における破砕手段
(2)及び裁断手段(5)は、むろん、このようなもの
のみに限られるものではない。これらは、要は、それぞ
れ、発泡ポリスチロール成型品をブロック状に破砕で
き、チップ状に裁断できるものであれば、どのようなも
のであってもよい。また、後に詳述するように破砕と裁
断を順次行わず、動じに行ってもよく、さらに本発明に
より体積縮小化処理に附される発泡ポリスチロール成型
品が、例えばインスタント食品用容器のように小型で肉
薄ものの場合には、裁断手段(5)及び/又は破砕手段
(2)により予備処理することなく、処理槽(6)に導
入することが可能である。無論、何れか一方のみにより
予備処理することもできる。発泡ポリスチロール成型品
(1)の破砕手段(2)と裁断手段(5)は、使用済発
泡ポリスチロール成型品(1)を体積縮小化処理槽
(6)に導入する前に予備処理するための予備処理ハウ
ジング(27)内に配置され、この予備処理ハウジング
(27)はさらに、使用済発泡ポリスチロール成型品
(1)を前記破砕手段(2)及び/又は裁断手段(5)
に供給するための供給コンベア(28)と、裁断済発泡
ポリスチロールチップ(4)のための排出口(29)と
を有し、排出口(29)は、予備処理ハウジング(2
7)の底部で体積縮小化槽(6)の前記導入開口部
(7)に連なる。この排出口(29)は、無論、処理層
(6)の導入開口部(7)と取り外し自在な構造のもの
であっても、または、一体化された形のものであっても
よい。
【0008】体積縮小化処理槽(6)は、その上部に設
けられた、裁断済み発泡ポリスチロールチップ(4)を
処理槽(6)中に導入するための導入開口部(7)と、
その反対側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリスチ
ロール固形物(8)を処理槽(6)から取出すための取
出開口部(9)と、導入された発泡ポリスチロールチッ
プ(4)を処理槽(6)中の発泡ポリスチロール体積縮
小化のための処理液(10)中に強制的に導き処理液
(10)に浸漬させるための袖部(11)を有するエプ
ロンコンベア(12)と、処理液(10)を加熱するた
めの加熱器(13)と、発泡ポリスチロール取出開口部
(9)付近に配置された、体積縮小化処理済みの発泡ポ
リスチロール(8)を処理液(10)中から採集するた
めの採集器(14)と、処理液(10)の処理槽(6)
在中量をチェックするための処理液(10)の液面レベ
ル計(15)と、処理槽(6)中の発泡ポリスチロール
の体積縮小化処理の進行状態や採集器(14)の状態を
検視したり処理液(10)の注入及び汲出をするための
上端開口部(30)とを具備している。この上端開口部
(30)は通常時は閉じられており、必要な場合のみ開
かれる。本発明の発泡ポリスチロール体積縮小化処理装
置においては、使用による処理液の減少及び特に疲労が
ほとんどないので、処理液の注入及び特に汲出しは、め
ったに必要ない。したがって、この上端開口部(30)
は、この体積縮小化処理装置に是が非でも設けなければ
ならないというものではないというものではないことが
理解されよう。
【0009】そして、処理槽(6)は、その本体が断熱
材(32)で被覆されており、導入開口部(7)と取出
開口部(9)と上端開口部(30)の部分を除いて密封
されている。また、導入開口部(7)も不使用時にはシ
ャッターで閉じられるが、無論、このようなシャッター
は、本発明の装置において必要不可欠なものという訳で
はない。そして、エプロンコンベア(12)は処理槽
(6)内の長手方向に処理槽(6)の内壁に沿ってモー
タ(M4)及びサイクロ減速機(16)により回動させ
られ、エプロンコンベア(12)の基部(17)と処理
槽(6)の内壁との間に、裁断された発泡ポリスチロー
ルのチップ(4)のための搬送経路(18)を形成し、
裁断された発泡ポリスチロールチップ(4)はこの搬送
経路(18)をエプロンコンベア(12)の袖部(1
1)により発泡ポリスチロール取出開口部(9)付近ま
で搬送されつつ体積縮小化処理に附される。本発明の体
積縮小化装置においては、これによって搬送経路(1
8)の長さ、断面積を適切な範囲のものにすることがで
き、而して、発泡ポリスチロールを所望の処理期間、適
度の速さで、かつ、発泡ポリスチロールチップ(4)に
剪断力を与えることのない適度の力で、取出開口部
(9)の付近まで搬送することができる。裁断された発
泡ポリスチロールチップ(4)は、この搬送経路(1
8)を進行するにつれて処理程度も進行する。先に説明
したように、軟化、膨潤化、溶解は、本発明においては
処理液による処理の進行程度の差であり、処理が相当程
度進行した後には、軟化及び/又は膨潤化したポリスチ
レンの泡部分に極く小さな外力が加えられてもその力に
よって変形し体積が縮小されうる。エプロンコンベア
(12)の袖部(11)による発泡ポリスチロール取出
開口部(9)付近までの搬送の後半過程では、袖部(1
1)から加えられる搬送力は、軟化及び/又は膨潤化し
たポリスチレンの泡部分のそのような変形、体積縮小に
寄与する。処理済み発泡ポリスチロール(8)は、発泡
ポリスチロール取出開口部(9)付近において採集器
(14)により処理槽(6)から取り去られる。採集器
(14)は、処理済み発泡ポリスチロール(8)の採集
中は処理液(10)中の処理済み発泡ポリスチロール固
形物(8)の集合域(19)に位置するエプロンコンベ
ア(12)の袖部(11)と共働して発泡スチロール
(8)を取り上げる位置(L1)まで移動可能であり、
採集を停止しているときにはエプロンコンベア(12)
の袖部(11)の回動を妨害しない位置(L2)に移動
可能なものである。
【0010】本発明の発泡ポリスチロール体積縮小化装
置の場合には、処理済み発泡スチロールの集合域(1
9)において、発泡スチロール搬送経路(18)におけ
る限定された断面積、及び、エプロンコンベアの袖部
(11)が、また別の有益な役割を演じる。すなわち、
処理液上に浮上してくる処理済発み泡スチロールは、浮
上域の広さを制限する仕切りがないと、処理液表面近く
を浮遊して液面の面積の限り拡散し勝ちであるが、本発
明の装置においては、搬送経路(18)における限定さ
れた浮遊断面積がこれを防止して処理済み発泡スチロー
ルを1箇所に集合させ、かつ、コンベアの袖部(11)
は、集合された発泡スチロールを、スチロール採集器
(14)と共働して確実かつ簡単に汲み上げる動作を行
う。
【0011】なお、図1中の符号WLは処理液の液面レ
ベルを表わし、PX−1はエプロンコンベア(12)の
円滑な回効を保障する自由歯車であり右下のRTDは温
度センサ例えばサーミスタを表わす。そして、この装置
は、制御盤を介してモータ(M1)、モータ(M2)、
モータ(M3)、モータ(M4)、モータ(M5)の回
動を制御すると共に、温度センサ(RTD)によりモニ
タされた処理液温度を図示されてない温度制御装置にフ
ィードバックし、該温度制御装置からの出力によりヒー
タ(13)への通電を調節することにより所定の処理液
温度に保持するようになっている。また、本発明の処理
装置においては、必須ではないが底部にキャスタを設け
て動作を簡単にすることができる。
【0012】図2は、本発明の発泡ポリスチロール体積
縮小化装置における他の例が示されている。この例にお
いては、予備処理ハウジング(27)はコンパクトに略
ホッパー型に纒められており、裁断手段(5)は、破砕
手段(2)と共働して、使用済みの発泡スチロール成形
品(1)を処理槽(6)中で処理できる程度に、1度に
細かいチップ状とすることができる。供給コンベア(2
8)の先方部は予備処理ハウジング(27)中にまで入
っており、後方部は予備処理ハウジングの外に露出して
いる。この供給コンベア(28)は不使用時には予備処
理ハウジング(27)から取り外すことができ、そして
予備処理ハウジング(27)はこの供給コンベア(2
8)の位置における開口部は開閉できるようになってい
る。また、この例においては、処理槽(6)の底部にお
いて、発泡スチロール搬送経路(18)の後部分に段差
が形成されており、この段差により搬送経路はその断面
積が小さくなっていて、したがって、体積が縮小化した
発泡ポリスチロールの搬送のためには充分な断面積のも
のである。この段差により、処理済発泡スチールを搬送
経路(18)中で余分な浮遊動をさせなくなり、また、
集合域(19)での処理済み発泡スチロール集合の及び
槽(6)からの取り上げを容易とし必要な処理液量を底
上げ分だけ少なくし、したがって、電力消費量を節約す
る。したがって、体積が縮小化した発泡ポリスチロール
の搬送のためには充分な断面積のものである。したがっ
て、この段差に代えて、処理槽(6)の底部は、発泡ス
チロールチップ(4)が進行するにつれて搬送経路(1
8)が徐々に狭くなるように図中左側から右側が浅くな
るように傾斜したものであってもよい。
【0013】そして、図3は、図2における1転鎖線A
4部分における断面図であり、この図から先に述べたよ
うな、略ホッパー型にコンパクトに纒められた予備処理
ハウジング(27)の概要がよく理解される。
【0014】また、本発明の装置においては、エプロン
コンベア(12)の袖部(11)は、図1に示されるよ
うに基部(17)からほぼ直角に立ち上がった平板状の
ものであっても、図4aに示されるように網孔部を有す
る曲がり板からなるものであっても、或いは図4bに示
されるように単なる曲がり板の組合せ又は一枚板からな
るものであってもよい。さらには図5に示されるように
緩く湾曲した板の組合せ又は一枚板からなるものであっ
てもよい。図4aに示されるような袖部、図4bに示さ
れるような袖部及び図5に示されるような袖部は、図6
bに示されるような処理済みスチロール採集器を用いる
場合に特に適している。
【0015】図6aに示されるように、採集器(14)
は、多数の孔部(20)を有する平板状部材(21)
と、その根元端部側の支点軸(22)と、その外側のピ
ボット軸受(23)とからなり、平板状部材(21)の
位置(L1)への移動とエプロンコンベア(12)の袖
部(11)の回動を妨害しない位置(L2)までへの移
動は、ピボット軸受(23)(23)を力点とし、平板
状部材(21)の根元の支点軸(22)を支点とし、採
集器(14)の先側を作用点とする梃子回動によってな
される。また図6bに示されるように、この採集器(1
4)は、体積縮小化ゲル化処理液(10)を通過させる
多数の網目孔(24)を有する枠状部材(25)から成
るものであってもよく、この場合には、採集器(14)
は、処理済み発泡ポリスチロール(8)の集合域(1
9)中への進入とのエプロンの回動を妨害しない位置ま
での退出が、多数の網目孔(24)を有する枠状部材
(25)の根元の支点軸(22)を支点とし、採集器
(14)の先側を作用点とする梃子回動によりなされ
る。さらに図6cに示されるように、この採集器(1
4)は、網を設けた幾つかの孔部(26)を有する平板
状部材(21)より構成されたものであっても良い。
【0016】そして、このような採集器(14)の回動
力は、この装置の場合には図1に示されるように処理槽
(6)の後端に配置されモータ(M5)からの動力によ
り作動するアップライト型パワーシリンダ(31)の上
下運動により与えられ、動力源(M5)によるインター
ロック機構によりエプロンコンベア(12)の動きに同
調させて回動させる、つまり、エプロンコンベア(1
2)のエプロン部が1コマ移動する毎に往復一度回動さ
せることができ、又は、そのようなインターロック機構
を外して連続的に回動させることができる。これら軸
(22)が軸受の形であっても、或いは軸受(23)
(23)であっても差し支えないことは説明するまでも
なかろう。さらに、前記パワーシリンダ(31)に代え
て他の適当な手段、例えば回転動力を往復運動力の形で
取り出す従来公知の動力源を使用することができる。
【0017】上記のように、この発泡ポリスチロールの
体積縮小化装置には、前記処理液(10)としてd−リ
モネンと界面活性剤とを含有するアルカリ性の水溶液又
は水性エマルジョンを有利には使用できるが、無論、他
のタイプの水溶液又は水性エマルジョン処理液を用いた
体積縮小化処理のためにも使用することができる。
【0018】
【発明の効果】上記具体的な説明から明らかなように、
本発明によれば、前記従来技術における難点を改善し、
発泡ポリスチレンと親和性が高くてこれを良く体積縮小
処理でき、かつ毒性の問題がなく環境中で無害であるた
め廃液処理の必要性のない例えば天然物を好ましくは処
理剤として使用し、特殊なガスシール機構も必要なく、
嵩高低密度で液体上に浮く発泡ポリスチレンをその処理
液のO/W型エマルジョン中に浸漬でき、ポリスチレン
を必要以上に例えば撹拌器の回転羽根により液中粉砕す
ることなく移動させながら液体と充分に接触させ速やか
且つ簡単に例えば体積縮小させて、処理済みのポリスチ
レンを固形物として簡単に除去すると共に、所望により
ナフサ状の油状物質を処理液エマルジョン上の分層とし
て得ることができる発泡ポリスチレンの体積縮小化処理
方法及び処理装置が提供される。この方法及び装置は体
積縮小作業を継続でき、複雑でなく、何時何処にでも簡
単に設置でき実施できるものであり、得られたナフサ状
油状物質の有用性と相保って、実務上の効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡ポリスチレンの体積縮小化処理装
置の1具体例を示した説明図である。
【図2】本発明の装置における1体積縮小化処理装置の
側面を示した説明図である。
【図3】本発明の装置における断面図を表わし、1cは
本発明の他の体積縮小化処理装置の側面を示した説明図
である。
【図4】本発明の装置における発泡ポリスチレンの搬送
手段の1具体例を示した説明図である。
【図5】本発明の装置における発泡ポリスチレンの搬送
手段の1具体例を示した説明図である。
【図6】本発明の装置における体積縮小化済みポリスチ
レン採集器の1具体例を示した説明図である。
【図7】従来の発泡ポリスチレン体積縮小化処理装置の
典型例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 発泡スチロール成型品 2 破砕手段 3 ブロック状発泡スチロール 4 発泡スチロールチップ 5 裁断手段 6 体積縮小化処理槽 7 発泡スチロール導入開口部 8 体積縮小化処理済み発泡スチロール 9 処理済み発泡スチロール取出開口部 10 体積縮小化処理液 11 エプロンコンベアの袖部 12 エプロンコンベア 13 処理液ヒータ 14 処理済みスチロール採集器 15 処理液の液面レベル計 16 サイクロ減速機 17 エプロンコンベアの基部 18 発泡スチロール搬送経路 19 処理済みスチロール集合域 20 孔部 21 平板状部材 22 支点軸 23 ピボット軸受 24 スチロール採集器の先側 25 枠状部材 26 孔部 27 予備処理ハウジング 28 供給コンベア 29 予備処理ハウジング排出口 30 上端開口部 31 パワーシリンダ 32 断熱材被覆 700 コンテナ 701 投入孔 702 破砕機 703 ホッパ 704 帯電除去部 705 開閉シャッタ 706 収縮剤貯蔵タンク 707 ノズル 708 発泡スチレン収縮剤 709 ポリスチレン組成物 710 撹拌子 711 排出口 712 キャスタ 713 貯液層 714 発泡ポリスチレン・ブロック 714a (発泡ポリスチレン・ブロック24の)破砕
物 715 配管 716 供給口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25/04 B09B 3/00 304P // B29K 105:04 (72)発明者 神野 健児 東京都新宿区西新宿6丁目11番3号 西新 宿KBビル 新興リファイン株式会社内 (72)発明者 鈴木 正典 東京都中央区日本橋堀留町2丁目6番2号 川崎ビル 三峰商事株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済の発泡ポリスチロール成型品をブ
    ロック状に破砕し、ブロック状の発泡ポリスチロールを
    より小さく裁断し、発泡ポリスチロールの体積縮小化処
    理容器中に導入し、該容器中でd−リモネンと界面活性
    剤とを含有するアルカリ性水溶液又は水性エマルジョン
    と接触させて発泡ポリスチロールにd−リモネンを吸収
    させ、d−リモネンを吸収して泡部分を崩潰させ体積縮
    小化処理した発泡ポリスチロールを該水溶液又は水性エ
    マルジョンから分別する各操作を含むことを特徴する、
    発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法。
  2. 【請求項2】 前記d−リモネン源が柑橘油であり、前
    記界面活性剤がアニオン性界面活性剤及び/又はノニオ
    ン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項1記載
    の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法。
  3. 【請求項3】 前記d−リモネンの水性エマルジョン処
    理液が加温されたものであり、処理液エマルジョン上に
    浮上する体積縮小化処理済みのゲル化した発泡スチロー
    ルからナフサ状の油状物質を回収することを特徴とす
    る、請求項2記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化処
    理方法。
  4. 【請求項4】 疲労した処理液からの回収操作により新
    たに活性化されたd−リモネンが加えられた処理液と発
    泡ポリスチロールが接触させられることを特徴とする、
    請求項1、請求項2又は請求項3記載の発泡ポリスチロ
    ールの体積縮小化処理方法。
  5. 【請求項5】 d−リモネンの水性エマルジョン処理液
    から分別された体積縮小化ゲル化発泡ポリスチロールか
    ら、固−液分離及び蒸留により回収されたd−リモネン
    を使用することを特徴とする、請求項4記載の発泡ポリ
    スチロールの体積縮小化処理方法。
  6. 【請求項6】 上部に設けられた、発泡ポリスチロール
    チップを槽中に導入するための導入開口部と、導入され
    た発泡ポリスチロールを槽中の発泡ポリスチロール体積
    縮小化のための処理液中に強制的に導き該処理液に浸漬
    させるための袖部を有するエプロンコンベアと、前記処
    理液を加温するためのヒータと、前記導入開口部の反対
    側下部に設けられた、処理済みの発泡ポリスチロール固
    形物を該槽外に取出すための取出開口部と、前記発泡ポ
    リスチロール取出開口部付近に配置された、体積縮小化
    処理済みの発泡ポリスチロールを前記処理液中から採集
    するための採集器とを有し、前記採集器は、処理済み発
    泡ポリスチロールの採集中は処理液中の処理済み発泡ポ
    リスチロール固形物の集合域に位置する前記コンベアの
    袖部と共働して発泡スチロールを取り上げる位置まで移
    動可能であり、採集を停止しているときには前記エプロ
    ンコンベアの袖部の回動を妨害しない位置に移動可能と
    なる発泡ポリスチロール体積縮小化処理槽を有すること
    を特徴とする、発泡ポリスチロールの体積縮小化装置。
  7. 【請求項7】 使用済の発泡ポリスチロール成型品をブ
    ロック状に破砕する破砕手段及び/又はブロック状の発
    泡ポリスチロールをより小さく裁断する裁断手段と、処
    理液の槽中在量をチェックするための処理液の液面レベ
    ル計と、槽中の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理の
    進行状態や前記採集器の状態を検視したり処理液の注入
    及び汲み出しをするための上端開口部と、処理液の温度
    をモニタするための温度検知器と、前記ヒータへの通電
    量、通電時間を制御するための温度調節手段と、エプロ
    ンコンベアの回動を調節するためのエプロンコンベア回
    動調節手段と、前記採集器の回動を調節するための採集
    器回動調節手段とを、さらに有することを特徴とする、
    前記請求項6記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記処理液としてd−リモネンと界面活
    性剤とを含有するアルカリ性の水溶液又は水性エマルジ
    ョンを使用することを特徴とする、請求項6又は請求項
    7記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化装置。
  9. 【請求項9】 処理槽中のO/W型エマルジョン処理液
    上に浮上する体積縮小化処理済みのゲル化した発泡スチ
    ロールから固−液分離して得られる液状物質、及び/又
    は、体積縮小化済みの発泡ポリスチロール固形物を固−
    液分離して得られる液状物質からナフサ状の油物質を回
    収するための回収手段をさらに有することを特徴とす
    る、請求項8記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化装
    置。
  10. 【請求項10】 柑橘油、アルカリ薬品、界面活性剤及
    び安定化剤を含み約150℃〜200℃の沸点、マイナ
    ス約20℃〜マイナス30℃の凝固点、約35℃〜55
    ℃の引大点、10.5〜13のPH値、0.80〜0.
    92の比重を有する処理剤を1:10〜1:20の容積
    比で水と混合して得たO/W型エマルジョンの形の処理
    液を、40℃〜80℃に加温した状態で使用することを
    特徴とする、請求項9記載の発泡ポリスチロールの体積
    縮小化装置。
  11. 【請求項11】 前記エプロンコンベアが前記槽内の長
    手方向に槽の内壁に沿って回動して、前記エプロンコン
    ベアの基部と前記槽の内壁との間に前記裁断された発泡
    ポリスチロールの搬送経路を形成し、前記裁断された発
    泡ポリスチロールは該搬送経路を、エプロンコンベアの
    袖部により前記発泡ポリスチロール取出開口部付近まで
    搬送されつつ体積縮小化処理に附されることを特徴とす
    る、請求項6又は請求項7記載の発泡ポリスチロールの
    体積縮小化処理装置。
  12. 【請求項12】 前記エプロンコンベアの袖部が、前記
    発泡ポリスチロールを前記搬送経路中を搬送される前記
    発泡ポリスチロールを押して体積縮小力を前記発泡ポリ
    スチロールに加えることを特徴とする、請求項6又は請
    求項7記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記処理装置における前記採集器は、
    体積縮小化処理液を通過させる多数の孔を有する、また
    は、網を設けた幾つかの孔部を有する平板状部材から成
    り、前記採集器の前記処理済み発泡ポリスチロール集合
    域に位置する袖部と共働して発泡スチロールを取り上げ
    る位置までへの移動と、採集を停止しているのエプロン
    コンベアの袖部の回動を妨害しない位置への移動が、前
    記平板状部材の根元に位置する支点軸又は支点軸受を支
    点とし、支点軸又は支点軸受の外側のピボット軸受又は
    軸を力点とし、該支点軸又は軸受の先側を作用点とする
    梃子回動により行われることを特徴とする、請求項10
    記載の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理装置。
  14. 【請求項14】 前記処理装置における前記採集器は、
    体積縮小化処理液を通過させる多数の網目孔を有する枠
    状部材から成り、前記採集器の前記処理済み発泡ポリス
    チロール集合域への進入と、前記のエプロンの回動を妨
    害しない位置までへの退出が、前記多数の網目孔を有す
    る枠状部材の根元に位置する支点軸又は支点軸受を支点
    とし、支点軸受又は軸の外側のピボット軸受又は軸を力
    点とし、該枠状部材の先側を作用点とする梃子回動によ
    り行われることを特徴とする、請求項10記載の発泡ポ
    リスチロールの体積縮小化処理装置。
  15. 【請求項15】 前記ピボット軸受を回動させる前記力
    点の回動力が、パワーシリンダーの上下運動により与え
    られることを特徴とする、請求項12又は請求項14記
    載の発泡ポリスチロールの体積縮小化処理装置。
  16. 【請求項16】 前記発泡ポリスチロール成型品の破砕
    手段と裁断手段が、使用済発泡ポリスチロール成型品を
    前記体積縮小化処理槽に導入する前に予備処理するため
    の予備処理ハウジング内に配置され、該予備処理ハウジ
    ングはさらに、使用済発泡ポリスチロール成型品を前記
    破砕手段及び/又は裁断手段に供給するための供給コン
    ベアと、裁断済発泡ポリスチロールのための排出口とを
    有し、該排出口は、予備処理ハウジングの底部で前記体
    積縮小化槽の前記導入開口部に連なることを特徴とす
    る、請求項6又は請求項7記載の発泡ポリスチロールの
    体積縮小化処理装置。
  17. 【請求項17】 ゲル化処理槽の本体が断熱材で被覆さ
    れており、開口部の部分を除いて密封されていることを
    特徴とする、請求項6又は請求項7記載の発泡ポリスチ
    ロールの体積縮小化処理装置。
JP10165495A 1995-04-04 1995-04-04 発泡ポリスチロールの体積縮小化処理方法及び処理装置 Pending JPH08269226A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998023672A1 (en) * 1996-11-27 1998-06-04 Mary Jo Brandt Chemical densification and reclamation of polystyrene
WO2002024301A1 (fr) * 2000-09-25 2002-03-28 Hiroshi Murakami Émulsion multicouche, procédé de séparation de substances onéreuses avec un système de solutions spéciales, et fluide de séparation
JP2008150615A (ja) * 2008-01-21 2008-07-03 Sony Corp スチロール樹脂廃材のリサイクル方法

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WO2002024301A1 (fr) * 2000-09-25 2002-03-28 Hiroshi Murakami Émulsion multicouche, procédé de séparation de substances onéreuses avec un système de solutions spéciales, et fluide de séparation
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