JPH08268578A - シート給送装置及び該シート給送装置を備えた記録装置 - Google Patents

シート給送装置及び該シート給送装置を備えた記録装置

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JPH08268578A
JPH08268578A JP7613895A JP7613895A JPH08268578A JP H08268578 A JPH08268578 A JP H08268578A JP 7613895 A JP7613895 A JP 7613895A JP 7613895 A JP7613895 A JP 7613895A JP H08268578 A JPH08268578 A JP H08268578A
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JP
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sheet
recording
feeding
conveying path
stacking
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JP7613895A
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Inventor
Hiroshi Watanabe
宏 渡辺
Shigeyoshi Onoda
繁義 小野田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートの斜行に起因するジャム等の給送不良を
防止すると共に、廉価で小型のシート給送装置を提供す
る。 【構成】カセット9上のシート10に給紙ローラ1,2
によって給送力を付与し、該給送力が付与されたシート
10を分離爪4で一枚づつに分離しつつ所定搬送方向に
給送する。この際、給紙ローラ1,2の回転において、
分離爪4側の給紙ローラ1が他方の給紙ローラ2よりも
先にシート10に当接してシート10を送り出す。給紙
ローラ1,2の1回転目において、シー卜10は、シー
ト搬送路Sに沿って摩擦軽減部Rまで搬送される。給紙
ローラ1,2の2回転目において、分離爪4側の給紙ロ
ーラ1が先にシート10に接触することになるが、シー
ト先端部が摩擦軽減部Rに位置し、シート搬送路Sから
シート10に作用する摩擦抵抗(負荷)が小さく、シー
ト10に作用する回転力が低く抑えられ、シート10が
斜行してジャム等の給送不良を生じることなく搬送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フアクシミリ、複写
機、プリンター等の記録装置に装備されるシート給送装
置に係り、詳しくは、シートを自動的に1枚づつに分離
して給送するシート給送装置及び該シート給送装置を備
えた記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置での記録シート(紙やプ
ラスチック等)の供給は、1枚ずつ手差しで挿入する
他、シート給送装置によって自動的かつ連続的に送り込
むことが行われている。
【0003】このようなシート給送装置における給紙機
構の一般的構成は、積載手段としてのカセットに積載さ
れた記録シートに対してその幅方向両側に給紙ローラを
一個ずつ配置すると共に、積載手段のシート幅方向両側
端部に記録シートの給紙方向前面両角を押さえる分離爪
をそれぞれ一個ずつ配置し、前記各給紙ローラヘ加圧機
構で記録シートを押し付けて記録シートに給送力を付与
するようになっており、これら給紙ローラ,分離爪及び
加圧機構を共働させて記録シートを1枚ずつ分離・供給
するようになっている。
【0004】しかし、今日においては、シート給送装置
の構成部品を簡略化して、シート給送装置のコストダウ
ンや小型化等の要求に応えるため、分離爪をシート幅方
向片側のみに配置させる片爪分離方式の構成が採られる
様になってきている。
【0005】ところが片爪分離方式においては、爪によ
る抵抗がシート幅方向に対して、片寄っているために、
給紙開始直後の分離の際に、爪の抵抗が記録シートの片
側にだけ作用し、記録シートに回転力が加わり、記録シ
ートが斜行するという問題が発生した。
【0006】そこで、特開平4−225149号公報に
開示されるように、シート給送・分離時、上記一対の給
紙ローラのうち分離爪側の給紙ローラが、他方の給送ロ
ーラよりも常に先に記録シートに当接するように構成し
て、分離爪の抵抗による給送力の不均衡を防止し、シー
トの斜行を防ぐ手段が堤案されている。
【0007】図8は、このような片爪分離方式を用いた
従来のシート給送装置及び該シート給送装置を備えた記
録装置を示している。以下に、シート給送装置及び該シ
ート給送装置を備えた記録装置の構成を、給紙系,記録
系,シート搬送系に分けて順次説明すると共に、その動
作についても説明する。 〈給紙系〉図8において、給紙ローラ101,102
は、給紙ローラ軸106上に固定され、不図示の駆動手
段に連繋され、該駆動手段から供給される駆動力を受け
て矢印A方向に回転するように構成されている。
【0008】105は圧板である。この圧板105は、
軸112に回動できるように取り付けられ、ばね111
によって給紙ローラ101,102の方向に付勢される
ようになっており、更に、不図示の駆動カムによって位
置が規制されるようになっている。そして、この圧板1
05には紙端ガイド103が取り付けられている。この
紙端ガイド103は、紙面に垂直な方向に移動できるよ
うに圧板105に取り付けられ、圧板105上にセット
された記録シート110の分離爪104と反対側の端面
を規制する。
【0009】109は、これら圧板105や紙端ガイド
103等の構成部品を保持するためのフレームである。
このフレーム109は、給送ローラ101,102によ
って送り出された記録シート110のガイドを兼ねてい
る。 〈記録系〉121はキヤリッジである。このキャリッジ
121には、画像形成用のインクを吐出するヘッドカー
トリツジ120が固定されている。122,123はガ
イド軸であり、このガイド軸122,123の両端がシ
ヤーシ125に固定されている。そして、上記キャリッ
ジ121は、ガイド軸122、123にガイドされ、不
図示のモーター,ギヤ,ベルト等によって紙面に垂直な
方向に往復移動させられ、記録シートに所望の画像を形
成するようになっている。 〈シート搬送系〉130は搬送ロ―ラである。この搬送
ローラ130には、圧接部材135によってピンチロー
ラ131が圧接されている。そして、この搬送ローラ1
30は、不図示の駆動機構により矢印B方向に回転駆動
されるようになっている。この搬送ローラ130のシー
ト搬送方向下流側には、該搬送ローラ130から送り出
された記録シートの背面を支持するプラテン124が配
置されている。
【0010】また、140は紙端レバーである。この紙
端レバー140は、軸142に回動可能に取り付けら
れ、シート通過時にその一端側がシートに接触して図中
時計回り方向に回動し、その他端側がフォトカプラー1
41をオンオフする。排紙ローラ133と拍車134
は、シヤーシー125に固定された軸136,137に
それぞれ回動可能に取り付けられている。そして、排紙
ローラ133は、ギヤ132を介して搬送ローラ130
に連繋されており、搬送ローラ130側から駆動力が伝
達されて回動するようになっている。 〈動作〉次に動作を説明する。
【0011】まず、不図示のコンピューター等から印字
の指令信号が出力されると、不図示の制御回路及び駆動
回路によって給紙ローラ101,102が回転し始め
る。この給紙ローラ101,102の回動と同時に、圧
板105が不図示のカムによって給紙ローラ101,1
02に圧接する方向に移動させられる。
【0012】そして、圧板105に積載された記録シー
ト110が給紙ローラ101,102に当接すると、最
上位の記録シートが給紙ローラ101,102によって
矢印A方向に搬送され、その最上位の記録シート110
が分離爪104によって他のシートから分離される。そ
して、記録シート110は、給紙ローラ101,102
によって給送され、紙端レバー140を回動することで
フォトカプラー141をオフする。更に、記録シート1
10は、給紙ローラ101,102により所定量搬送さ
れると、その先端が搬送ローラ130とピンチローラ1
31で形成される二ップ部に突き当たり、所定のループ
が形成される。その後、給紙ローラ101,102の回
転が止る。
【0013】続いて、搬送ローラ130と同時に給紙ロ
ーラ101,102が同期回転し、記録シート110を
所定量搬送する。これにより、ヘッドカートリッジ12
0とプラテン124の間に一回目の印字分の記録シート
が繰り出され、ヘッドカートリッジ120の往復動作に
より印字が行われる。以後、シート搬送と印字が繰り返
され、最終的に印字済の記録シートが排紙ローラ133
及び拍車134によって排紙トレイ等に排紙される。
【0014】ここで、給紙動作について更に述べる。
【0015】給紙ローラ101,102は、図3に示す
ような断面形状になっている。つまり、分離爪104側
の給紙ローラ101は、給紙方向において記録シート1
10に当接する部分が、反対側の給紙ローラ102より
もa°分先に記録シートに当接するように設定されてい
る。
【0016】このため、記録シート110の分離・給送
の際、記録シート110の分離爪側が先に動きだし、記
録シート110が分離爪104の抵抗でループを形成し
て1枚だけ分離される。この時記録シートの搬送に対す
る爪の抵抗は片側だけであり、記録シートを回転させる
ような力がその記録シートに作用し、該作用力が記録シ
ートを斜行させるように働くが、前記給紙ローラの角度
差によって記録シートの分離爪側に先に搬送力が伝わっ
ているので、記録シート110は斜行することなく分離
・搬送される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシート給送
装置の基本的構成を用いて、更に長い搬送経路を構成す
るには、その記録シートの搬送経路長さに見合った分の
外周長さを有する給紙ローラ101,102を設置する
必要がある。つまり、給紙ローラ101,102の外周
径を大きくし、給紙ローラ101,102の1回転当た
りの搬送量を増加させなければならない。ところが、一
般的に、この給紙ローラ101,102は、その外周面
にゴムなどの高摩擦材が使われるため、その高摩擦材の
使用量が増加し、シート給送装置のコストアップにつな
がった。また、給紙ローラ101,102の外周径の増
加は、シート給送装置の大型化を招来するなどの問題が
あった。更に、従来の給紙ローラ101,102を用い
て、シート搬送路の途中に別の搬送ローラを追加するこ
とも考えられるが、この場合には、その搬送ローラを制
御・駆動する部品の増加や、その増加部品等の制御を行
う機構及び回路等の複雑化を招くという問題があった。
【0018】このような問題を解決するものとして、上
記給紙ローラ101,102を2回転させて長いシート
搬送路に対応する方法が考えられる。この場合、給紙ロ
ーラ101,102の2回転目の始めにおいて、記録シ
ート110の先端がシート搬送路の途中にあり、記録シ
ートには分離時のような分離爪104による片側だけの
抵抗が作用することが無く、記録シートの幅方向全体に
わたってほぼ均等な抵抗がシート搬送路と記録シートと
の接触部に生じる。
【0019】しかしながら、給紙ローラ101,102
の2回転目に、前記したように分離爪側の給紙ローラ1
01の方が所定角度分だけ早く記録シートに接触するた
め、片側の給紙ローラ101だけで記録シートを搬送す
る場合が生じる。このような場合、記録シートがシート
搬送路から受ける抵抗が大きいと、記録シートに回転力
が発生し、シート搬送路の途中においてシートの斜行が
生じ、ジャム等の給紙不良を招来するという新たな問題
を生じる場合があった。
【0020】そこで、本発明は、記録シートに働く回転
力によるシートの斜行を防ぎ、記録シートを安定して搬
送することができる廉価で小型のシート給送装置及び該
シート給送装置を備えた記録装置を提供することを目的
とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のシート給送装置
は、上記目的を達成するために案出されたものであり、
シートを積載する積載手段と、該積載手段のシート幅方
向に複数配置され、該積載手段に積載されたシートを複
数回転して所定位置まで送り出す回転給送手段と、前記
積載手段のシート幅方向一端側に配置され、前記回転給
送手段により送り出されるシートを一枚づつに分離する
分離手段と、該分離手段によって分離され、前記回転給
送手段によって送り出されたシートを所定方向に案内す
るシート搬送路と、を備え、前記複数の回転給送手段の
うちで、前記分離手段側の回転給送手段を他の回転給送
手段よりも所定角度早くシートに接するように構成し、
前記回転給送手段の1回転目から2回転目への移行時
に、前記シート搬送路とシートとの接触抵抗を軽減する
摩擦軽減部を、前記シート搬送路に配置したことを特徴
としている。
【0022】又、本発明のシート給送装置は、前記摩擦
軽減部が、シートとシート搬送路との接触を部分的に回
避するシート搬送路隙間であることを特徴としている。
【0023】又、本発明のシート給送装置は、前記摩擦
軽減部が、シートとシート搬送路との接触を部分的に回
避する空間であることを特徴としている。
【0024】又、本発明のシート給送装置は、前記摩擦
軽減部が、シートを回転支持するガイドコロであること
を特徴としている。
【0025】又、本発明のシート給送装置は、シートを
積載する積載手段と、該積載手段のシート幅方向に複数
配置され、該積載手段に積載されたシートを複数回転し
て所定位置まで送り出す回転給送手段と、前記積載手段
のシート幅方向一端側に配置され、前記回転給送手段に
より送り出されるシートを一枚づつに分離する分離手段
と、該分離手段によって分離され、前記回転給送手段に
よって送り出されたシートを所定方向に案内するシート
搬送路と、を備え、前記複数の回転給送手段のうちで、
前記分離手段側の回転給送手段を他の回転給送手段より
も所定角度早くシートに接するように構成し、前記シー
ト搬送路に、搬送されるシートの幅方向で前記分離手段
側の摩擦抵抗よりも反対側の摩擦抵抗を小さくする摩擦
低減手段を備えたことを特徴としている。
【0026】又、本発明のシート給送装置は、前記摩擦
低減手段がシート搬送路隙間を大きくする切り欠き部で
あることを特徴としている。
【0027】更に、本発明の記録装置は、上記のいずれ
かに記載のシート給送装置と、該シート給送装置から供
給されたシートに画像情報に応じて像を記録する記録手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0028】更に又、本発明の記録装置は、前記記録手
段が、前記画像情報に基づく信号に応じてインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録方式であることを特
徴としている。
【0029】更に又、本発明の記録装置は、前記記録手
段が、インク吐出用熱エネルギーを発生するための電気
熱変換体を備えていることを特徴としている。
【0030】更に又、本発明の記録装置は、前記記録手
段が、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギ
ーにより、インクに生じる膜沸騰を利用して吐出口より
インクを吐出させることを特徴としている。
【0031】
【作用】本発明のシート給送装置は、積載手段に積載さ
れているシートに複数の回転給送手段によって給送力を
付与し、該給送力が付与されたシートを分離手段で一枚
づつに分離しつつ所定搬送方向に給送する。この際、回
転給送手段の回転において、分離手段側の回転給送手段
が他方の回転給送手段よりも先にシートに当接してシー
トを送り出す。
【0032】回転給送手段の1回転目において、シー卜
は、シート搬送路に沿って摩擦軽減部まで搬送される。
【0033】回転給送手段の2回転目において、分離手
段側の回転給送手段が先にシートに接触することになる
が、シート先端部が摩擦軽減部に位置し、シート搬送路
からシートに作用する摩擦抵抗(負荷)が小さく、シー
トに作用する回転力が低く抑えられ、シートが斜行して
ジャム等の給送不良を生じることなく所定方向に円滑に
搬送される。
【0034】又、本発明のシート給送装置は、回転給送
手段の2回転目の開始時、シート先端部がシート搬送路
隙間に位置し、シート先端部に摩擦抵抗(負荷)が作用
せず、シート搬送路からシートに作用する負荷が小さく
なり、シートに作用する回転力が低く抑えられ、シート
を斜行させることなく搬送する。
【0035】又、本発明のシート給送装置は、回転給送
手段の2回転目の開始時、シート先端部が空間に位置
し、シート先端部に摩擦抵抗が作用せず、シート搬送路
からシートに作用する負荷が小さくなり、シートに作用
する回転力が低く抑えられ、シートを斜行させることな
く搬送する。
【0036】又、本発明のシート給送装置は、回転給送
手段の2回転目の開始時、シート先端部がガイドコロに
より支持されるようになっているため、シートに作用す
る負荷が小さく、シートに作用する回転力が低く抑えら
れ、シートを斜行させることなく搬送する。
【0037】又、本発明のシート給送装置は、シート搬
送路に備えられた摩擦低減手段により、シートの分離手
段側よりもシートの他部側の方がシート搬送路から受け
る摩擦抵抗が小さくなるため、回転給送手段の1回転目
と2回転目のシートが受ける負荷の分布が同様となり、
シートに作用する回転力を小さく抑え、シートを斜行さ
せることなく搬送する。
【0038】
【実施例】以下、本発明のシート給送装置及び該シート
給送装置を備えた記録装置の実施例について、図面を参
照して具体的に説明する。
【0039】(第1の実施例) 〈給紙系〉まず、記録装置の概略構成を図1に基づいて
説明する。この図1は、記録装置50全体の概略断面図
であり、回転給送手段としての給紙ローラ1,2が1回
転目を終了したところを示す。図2は、複数のシートを
積載する積載手段としてのカセット9及び回転給送手段
1,2等の配置を明らかにするために、記録装置50を
断面して示す平面図である。尚、記録装置50は、シー
ト給送装置51,搬送手段16〜21及び記録手段22
等からなっている。そして、シート給送装置51は、カ
セット9,給紙ローラ1,2及びガイド部材13,1
4,15等で構成されており、以下に詳述する。
【0040】これらの図において、記録シート10を記
録装置50内に装填するためのカセット9には、記録シ
ート10を積載する圧板5が軸9aを介して回動可能に
取り付けられており、該圧板5がばね11によって矢印
D方向に付勢されるようになっている。また、圧板5の
上面には、積載された複数のシートのうちのラストシー
ト(図中最下シート)を分離する分離パッド8が取り付
けられている。
【0041】カセット9のシート幅方向一端側(図2中
左側)には、分離爪4が軸9bを介して回動できるよう
に取り付けられている。そして、分離爪4の爪先端部4
aが圧板5上に積載された記録シー卜10の上面に自重
による圧力をかけるようになっている。また、カセット
9のストッパー部9Cに分離爪4のストッパー部4cが
当接することで、分離爪4の矢印E方向への回動が規制
されると共に、その分離爪4の爪先端部4aで圧板5及
び積載された記録シート10の矢印D方向への回動も規
制される。
【0042】カセット9にはサイドガイド3が取り付け
られている。このサイドガイド3は、圧板5に積載され
た記録シート10の側端面を規制する様に、記録シート
10のサイズに合わせて図2の左右方向に移動できるよ
うになっている。
【0043】又、カセット9の図1中右端部には、圧板
5に積載された記録シート10の後端面(図1中右端
面)を規制する後端ガイド12が取り付けられている。
この後端ガイド12は、記録シートl0のサイズに合わ
せて図1中左右方向に移動できるようになっている。
【0044】前記カセット9の分離爪4が配置された側
(図1中左側)の上部には、シート幅方向(図1の紙面
に垂直な方向)の両側にそれぞれ回転給送手段として給
紙ローラ1,2が配置されている。この給紙ローラ1,
2は、記録装置50の本体側に回転可能に支持された軸
6に固定され、不図示のモーター,駆動機構,制御回路
で必要に応じて回動される。給紙ローラ1,2は、圧板
5に積載された記録シート10の最上位のシートに当接
し、その矢印G方向の回転によって記録シートを所定の
方向(矢印H)に搬送する。また給紙ローラ1,2の外
周面は、ゴムなどの高摩擦係数材料で構成されている。
【0045】前記給紙ローラ1,2によってカセット9
から送り出されたシートを所定方向(記録系側)に案内
するシート搬送路Sは、カセット9に形成されたガイド
部9dと、不図示のシャーシに固定されるガイド部材1
3,14,15とによって構成される。
【0046】27は紙端レバーであり、この紙端レバー
27が軸27aを介して不図示のシャーシに回動可能に
取り付けられている。そして、この紙端レバー27は、
その一端がシート通過時にシートに接触するため、シー
トによって回動させられ、その他端がフォトカプラー2
8をオンオフする。
【0047】以上の構成において、カセツト9のガイド
部9dや、ガイド部材13,14,15によって形成さ
れるシート搬送路Sの長さは、給紙ローラ1,2の外周
長よりも長く設定されている。すなわち、カセツト9内
の記録シート10の初期位置からローラ対16,18ま
で記録シートを移動させるには、給紙ローラ1,2の2
回の回転が必要になるようにシート搬送路Sの長さが設
定されている。また、シート搬送路Sの外側がガイド部
材13とガイド部材15によって仕切られ、その両ガイ
ド部材13,15間に摩擦軽減部としてのシート搬送路
隙間Rが形成されている。 〈動作〉まず、コンピューター100等から印字の指令
信号が出力されると、不図示の制御回路及び駆動回路に
よって給紙ローラ1,2が矢印G方向に回転を始める。
給紙ローラ1,2の外周部が記録シート10の最上位の
シートに接すると、圧板5及び分離爪4がばね11の付
勢力に抗して図中矢印D,Eの反対方向に回動させら
れ、給紙ローラ1,2と記録シートとの間に所望の給送
力が作用し、最上位の記録シートが分離爪4によって分
離される。そして、分離爪4によって分離されたシート
は、給紙ローラ1,2によってガイド13の方向に給送
される。
【0048】分離爪4側に設けられている給紙ローラ1
とその反対側の給紙ローラ2は、図3に示すような断面
形状になっている。つまり、分離爪4側の給紙ローラ1
は、シート搬送方向(図3中G方向)に回転した際、記
録シート10に当接する部分(最外周部分)が反対側の
給紙ローラ2よりもa°分だけ先にシートに当接するよ
うに設定されている。
【0049】ここで、角度a°は、分離爪4による抵抗
がシートに作用している搬送長さに相当するように設定
されている。
【0050】このため、記録シート10の分離・給送の
際、記録シート10の分離爪4側が先に動きだし、記録
シート10に分離爪4の抵抗が作用し、記録シート10
が爪先端部4aでループを形成して1枚分離される。こ
の時、記録シート10の搬送に対する分離爪4の抵抗は
片側だけであり、この分離爪4の抵抗が記録シートに回
転・斜行させるように作用するが、前記給紙ローラ1,
2の角度差によって記録シート10の分離爪4側に先に
搬送力が伝わっているので、記録シート10が斜行する
ことなく分離・搬送される。
【0051】更に、記録シート10は、ガイド13,1
4の間を案内され、その先端がガイド13とガイド15
の間のシート搬送路隙間Rの位置にあるときに、前記給
紙ローラ1,2の1回転目が終了する。また、このシー
ト搬送路隙間Rにおいて、記録シート先端が紙端レバー
27を動作させていないので、給紙ローラ1,2が2回
転目を開始する。その後、記録シート10は、給紙ロー
ラ1,2によって給送され、その先端がガイド15に当
接した後、該ガイド15に沿って搬送ローラ16とピン
チローラ18とで形成されるニップ方向に案内され、紙
端レバー27を回動させて、該紙端レバー27によりフ
ォトカプラー28をオフする。
【0052】これにより、給紙ローラ1,2は、フォト
カプラー28から出力されるオフ信号により、不図示の
制御回路によって更に所定量回転させられ、記録シート
先端が搬送ローラ16とピンチローラ18で形成される
ニツプ部に突き当てられた後、記録シートが所定のルー
プを形成されたところでその回転が止るようになってい
る。この時、搬送ローラ16は停止している。
【0053】続いて、給紙ローラ1,2が搬送ローラ1
6と同期回転し、これら給紙ローラ1,2と搬送ローラ
16とが記録シート10を所定量搬送する。これによ
り、ヘッドカートリツジ(記録手段)22とプラテン2
6の間に一回目の印字分の記録シートが繰り出され、ヘ
ッドカートリッジ22の往復動作によりその記録シート
に印字が行われ、最終的に排紙ローラ20,拍車21に
よってトレイ29上に排紙される。
【0054】このような場合のシート搬送路Sにおいて
は、記録シート10の先端がガイド面を摺動し、その記
録シート10の進行方向をガイド面で曲げられるとき
に、その記録シートに作用する負荷が非常に高い。つま
り、記録シート10の先端がガイド13,14で挟まれ
た部分にある時に、その記録シート10がシート搬送路
Sから受ける負荷が高い。そのため、このような状態に
ある記録シートの斜行を防ぐには、給紙ローラ1,2両
方の搬送力が記録シート10に均等に作用することを必
要とする。また、記録シートは、その先端がガイド15
に当接し、該ガイド15に沿ってニツプ方向に案内され
る場合も、前記ガイド13,14から受ける負荷と同様
の高い負荷が作用する。
【0055】ところが、図1のように、記録シート10
の先端が、ガイド13,14で挟まれた部分を抜け、ガ
イド13,15の間に設けられたシート搬送路隙間Rに
位置する場合、記録シート10には小さな負荷しか作用
しない。
【0056】即ち、本実施例は、給紙ローラ1,2の1
回転で、記録シート先端がガイド13,14の間を抜
け、更にその記録シート10の先端がガイド15に当接
する位置の手前のシート搬送路隙間Rまで搬送されるた
め、給紙ローラ1,2の2回転目の開始、つまり分離爪
4側の給紙ローラ1が他の給紙ローラ2よりも先に記録
シート10に当接する際に、記録シート10が上記シー
ト搬送路Sから受ける負荷が低く、記録シート10に作
用する回転力を低くすることができ、記録シート10の
斜行を押さえることができる。尚、搬送ローラ16、ピ
ンチローラ18、搬送ローラ対17,19、排紙ローラ
20及び拍車21とで搬送手段を構成している。 〈記録手段〉記録手段(ヘッドカートリッジ22)は、
前記したように、搬送手段で搬送された記録シートにイ
ンク像を記録するものである。この装置に於ける記録手
段としてはインクジェット記録方式が好適に用いられて
いる。
【0057】インクジェット記録方式は、記録用のイン
ク液を飛翔液滴として吐出噴射させるための液体吐出口
と、該吐出口に連通する液体流路、及びこの液体流路の
一部に設けられ、流路内のインク液を飛翔させるための
吐出エネルギーを与える吐出エネルギー発生手段とを備
えている。そして、画信号に応じて前記吐出エネルギー
発生手段を駆動し、インク液滴を吐出して像を記録する
ものである。前記吐出エネルギー発生手段としては、例
えばピエゾ素子等の電気機械変換体等の圧力エネルギー
発生手段を用いる方法、レーザー等の電磁波をインク液
に照射吸収させて発熱させ、該発熱による作用でインク
を吐出させる電磁エネルギー発生手段を用いる方法、或
は電気熱変換体によってインク液を加熱してインクを吐
出させる熱エネルギー発生手段を用いる方法等がある。
【0058】この中で電気熱変換体等による熱エネルギ
ー発生手段を用いてインクを吐出させる方式が、液体吐
出口を高密度に配列し得るために高解像度の記録をする
ことができ、且つ記録ヘッドのコンパクト化も可能であ
るので好適である。この方式は、電気熱変換体によって
印加される熱エネルギーによってインクに生じる膜沸騰
を利用し、吐出口からそのインクを吐出させるものであ
る。
【0059】以上のように、本実施例のシート給送装置
51は、シートの斜行及び該斜行に起因するジャム等の
給送不良を防止し、確実なシート給送を可能にできるこ
とはもちろんのこと、簡単な構成でもって該装置の小型
化・低廉化を図ることができる。
【0060】又、このようなシート給送装置51を備え
た記録装置50は、シート給送装置51によって確実に
シートを供給されるため、記録手段22により正確に所
望の画像をシートに形成でき、該記録装置に対する信頼
性を格段に向上させることができる。
【0061】更に、記録装置50は、小型化・低廉化さ
れたシート給送装置51を備えているため、全体構造の
小型化及び低廉化を図ることができる。
【0062】(第2の実施例)図4は、本発明の第2の
実施例を示すものである。本実施例は、その基本構成が
前記第1の実施例と同じであるので、前記第1の実施例
と異なる構成部分のみ説明し、前記第1の実施例と重複
する説明を省略する。 〈給紙系〉この図4は、記録装置50の全体の概略断面
図を示すものであり、給紙ローラ1,2が1回転目を終
了した状態を示すものである。
【0063】この図4において、シート搬送路Sの上側
を一体で構成するガイド部材13には、ガイド部13
b,13c及び摩擦軽減部である凹形状の空間R1 が形
成されている。
【0064】そして、このガイド部材13,このガイド
部材13に対向するように配置されたガイド部材14及
びカセット9のガイド部9dとにより、シート搬送路S
が構成されている。 〈動作〉給紙ローラ1,2によりカセット9から送り出
された記録シートl0は、カセット9のガイド部9dと
ガイド部材14とで形成されるシート搬送路Sを通り、
ガイド部材13のガイド部13bに外側をガイドされ、
図4の位置まで給紙ローラ1,2の1回転で搬送され
る。この際、記録シート10は、その先端が凹形状の空
間R1 の位置にある。
【0065】本実施例は、上記の構成により、上記のよ
うに動作するため、前記実施例1と同様に、給紙ローラ
1,2の2回転目開始時において、分離爪側の給紙ロー
ラ1が他方の給紙ローラ2よりも先に記録シート10に
接触する際、記録シート10の先端位置がシート搬送路
Sの空間R1 部分にあり、記録シート10に作用するシ
ート搬送路Sの負荷(摩擦抵抗)が小さい。従って、本
実施例は、前記実施例1と同様に、記録シート10に回
転力が作用するのを抑制し、該回転力に起因する記録シ
ート10の斜行を効果的に防止することが可能となる。
【0066】(第3の実施例)図5は、本発明の第3の
実施例を示すものである。本実施例は、その基本構成が
前記第1の実施例と同じであるので、前記第1の実施例
と異なる構成部分のみ説明し、前記第1の実施例と重複
する説明を省略する。 〈給紙系〉図5は、記録装置50の全体の概略断面図を
示すものであり、給紙ローラ1,2が1回転目を終了し
た状態を示すものである。
【0067】この図5において、シート搬送路Sを構成
するガイド部材13の右側には、ガイドコロ31が配置
されている。このガイドコロ31は、図外のシャーシに
固定された保持部材35に軸34を介して回動できるよ
うに支持されている。
【0068】このガイドコロ31よりもシート搬送方向
下流側には、ガイドコロ32が配置されている。このガ
イドコロ32は、ガイド部材13に設けられた窓部13
1 に収容され、軸33を介して軸受け部132 で回動可
能に支持されている。また、このガイドコロ32は、軸
33を介してばね36により矢印K方向に付勢されてい
る。
【0069】そして、これらガイドコロ31,32と、
カセット9のガイド部9d及びガイド部材13とでシー
ト搬送路Sが構成されている。このうち、ガイドコロ3
1,32は、搬送される記録シート10に与える抵抗が
極めて小さく、摩擦軽減部としても機能する。 〈動作〉搬送された記録シート10は、カセット9のガ
イド部9dとガイド部材13とで図中上方向に向けられ
る。
【0070】更に、記録シート10は、シート搬送路S
の内側がガイドコロ31でガイドされ、その先端がガイ
ドコロ32でガイドされるようになっており、給紙ロー
ラ1,2の1回転で図5の位置まで搬送される。この
際、記録シート10は、ガイド部9dとガイド部材13
にほとんど接触せず、ガイドコロ31,32でガイドさ
れ、ガイドコロ31,32の転がりによる負荷を受ける
だけである。
【0071】従って、本実施例は、前記実施例1と同様
に、給紙ローラ1,2の2回転目開始時において、分離
爪側の給紙ローラ1が先に記録シート10に当たる際、
記録シート先端がガイドコロ32で支持されており、シ
ート搬送路Sから記録シート10に作用する抵抗が小さ
いため、記録シート10に回転力が作用するのを抑制で
き、記録シート10の斜行を防止することが可能とな
る。
【0072】(第4の実施例)図6及び図7は、本発明
の第4の実施例を示すものである。本実施例は、その基
本構成が前記第1の実施例と同じであるので、前記第1
の実施例と異なる構成部分のみ説明し、前記第1の実施
例と重複する説明を省略する。 〈給紙系〉図6は、記録装置50の全体の概略断面図で
あり、給紙ローラ1,2が1回転目を終了した状態を示
すものである。図7は、給紙カセット9や給紙ローラ
1,2を上面から見た概略図である。
【0073】これらの図において、カセット9には、ガ
イド部9dが形成されている。ガイド部材13,14
は,不図示のシャーシに固定されている。そして、これ
らガイド部9d,ガイド部材13,14によりシート搬
送路Sが構成されている。
【0074】このうち、ガイド部材14は、図7に示す
ように、シート幅方向(図中上下方向)であって、分離
爪4側に凸部l4aが形成され、分離爪4の反対側に切
り欠き部14b(摩擦低減手段)が形成されている。 〈動作〉搬送された記録シート10は、カセット9のガ
イド部9dとガイド部材14の凸部14aとで構成され
るシート搬送路Sを通り、その外側をガイド部材13に
ガイドされ、給紙ローラ1,2の1回転により図6の位
置まで搬送される。この際、分離爪4側の記録シート1
0は、凸部14aによって内側が拘束されるため、シー
ト搬送路Sから大きな負荷(抵抗)を受ける。ところ
が、記録シート110は、分離爪4の反対側の内側部分
が切り欠き部14bによって拘束されることがなく、シ
ート搬送路Sから受ける負荷が少ない。
【0075】このように、給紙ローラ1,2の2回転目
の開始時において、分離爪4側の給紙ローラ1が先にシ
ートに接触する際に、記録シート10は、分離爪4側で
高い負荷を受け、分離爪4と反対側で低い負荷をうける
こととなり、1回転目と同様な負荷分布となる。
【0076】従って、本実施例は、前記各実施例と同様
に、記録シート10に作用する回転力を抑制し、記録シ
ートの斜行を防止することが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明のシート給
送装置は、分離手段の抵抗がシートに作用しない回転給
送手段の2回転目の開始時において、所定の位相差をも
ってシートに接触する回転給送手段がすべてシートに接
触するまで、シート搬送路とシートとの接触抵抗をシー
ト搬送路に配置された摩擦軽減部で軽減するようになっ
ているため、シートに作用する回転力を低く抑え、シー
トの斜行を防止して、ジャム等の給送不良の発生を効果
的に防止できる。
【0078】又、本発明のシート給送装置は、積載手段
上のシートを送り出すための回転給送手段により、シー
トをシート搬送路に沿って所定位置まで搬送するように
なっているため、上記のように、給送不良を生じること
なく、しかも、構造の簡単化小型化を図ると共に、低廉
化を図ることができる。
【0079】又、本発明のシート給送装置は、シート搬
送路が分離手段側の摩擦抵抗よりも他部の摩擦抵抗を小
さくする摩擦低減手段を備えているため、回転給送手段
の1回転目と2回転目のシートが受ける負荷の分布が同
様となり、シートに作用する回転力を小さく抑え、シー
トを斜行させることなく搬送することができ、ジャム等
の給送不良を生じることがない。
【0080】更に、本発明の記録装置は、ジャム等の給
送不良を生じることがなく、しかも、小型で廉価な前記
シート給送装置を備えているため、該記録装置に対する
信頼性を格段に向上できると共に、該記録装置の小型化
・低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す記録装置の概略断
面図。
【図2】同記録装置の要部を断面して示す平面図。
【図3】給紙ローラの側面図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す記録装置の概略断
面図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す記録装置の概略断
面図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す記録装置の概略断
面図。
【図7】同記録装置の要部を断面して示す平面図。
【図8】従来の記録装置の要部を示す概略断面図。
【符号の説明】
1、2 給紙ローラ(回転給送手段) 4 分離爪(分離手段) 9 カセット(積載手段) 10 記録シート(シート) 14b 切欠き部(摩擦低減手段) 22 ヘッドカートリッジ(記録手段) 31、32 ガイドコロ(摩擦軽減部) 50 記録装置 51 シート給送装置 R シート搬送路隙間(摩擦軽減部) R1 空間(摩擦軽減部) S シート搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/56 310 8712−3F B65H 3/56 310Z 3/68 8712−3F 3/68

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを積載する積載手段と、 該積載手段のシート幅方向に複数配置され、該積載手段
    に積載されたシートを複数回転して所定位置まで送り出
    す回転給送手段と、 前記積載手段のシート幅方向一端側に配置され、前記回
    転給送手段により送り出されるシートを一枚づつに分離
    する分離手段と、 該分離手段によって分離され、前記回転給送手段によっ
    て送り出されたシートを所定方向に案内するシート搬送
    路と、を備え、 前記複数の回転給送手段のうちで、前記分離手段側の回
    転給送手段を他の回転給送手段よりも所定角度早くシー
    トに接するように構成し、 前記回転給送手段の1回転目から2回転目への移行時
    に、前記シート搬送路とシートとの接触抵抗を軽減する
    摩擦軽減部を、前記シート搬送路に配置したことを特徴
    とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】前記摩擦軽減部が、シートとシート搬送路
    との接触を部分的に回避するシート搬送路隙間であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】前記摩擦軽減部が、シートとシート搬送路
    との接触を部分的に回避する空間であることを特徴とす
    る請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】前記摩擦軽減部が、シートを回転支持する
    ガイドコロであることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト給送装置。
  5. 【請求項5】シートを積載する積載手段と、 該積載手段のシート幅方向に複数配置され、該積載手段
    に積載されたシートを複数回転して所定位置まで送り出
    す回転給送手段と、 前記積載手段のシート幅方向一端側に配置され、前記回
    転給送手段により送り出されるシートを一枚づつに分離
    する分離手段と、 該分離手段によって分離され、前記回転給送手段によっ
    て送り出されたシートを所定方向に案内するシート搬送
    路と、を備え、 前記複数の回転給送手段のうちで、前記分離手段側の回
    転給送手段を他の回転給送手段よりも所定角度早くシー
    トに接するように構成し、 前記シート搬送路に、搬送されるシートの幅方向で前記
    分離手段側の摩擦抵抗よりも反対側の摩擦抵抗を小さく
    する摩擦低減手段を備えたことを特徴とするシート給送
    装置。
  6. 【請求項6】前記摩擦低減手段がシート搬送路隙間を大
    きくする切り欠き部であることを特徴とする請求項5記
    載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
    載のシート給送装置と、該シート給送装置から供給され
    たシートに画像情報に応じて像を記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】前記記録手段が、前記画像情報に基づく信
    号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット
    記録方式であることを特徴とする請求項7記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】前記記録手段が、インク吐出用熱エネルギ
    ーを発生するための電気熱変換体を備えていることを特
    徴とする請求項8記載の記録装置。
  10. 【請求項10】前記記録手段が、前記電気熱変換体によ
    って印加される熱エネルギーにより、インクに生じる膜
    沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特
    徴とする請求項9記載の記録装置。
JP7613895A 1995-03-31 1995-03-31 シート給送装置及び該シート給送装置を備えた記録装置 Pending JPH08268578A (ja)

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