JPH08268281A - 複数の転てつ機の転換制御方法とその装置 - Google Patents

複数の転てつ機の転換制御方法とその装置

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JPH08268281A
JPH08268281A JP7360695A JP7360695A JPH08268281A JP H08268281 A JPH08268281 A JP H08268281A JP 7360695 A JP7360695 A JP 7360695A JP 7360695 A JP7360695 A JP 7360695A JP H08268281 A JPH08268281 A JP H08268281A
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育雄 桜井
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義信 五十嵐
Utashige Hara
宇多茂 原
Masahiko Natori
雅彦 名取
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐機の長大なトングレールを複数の転てつ
機を用いて転換する。 【構成】 分岐機1の長大なトングレール6の一側に2
組以上の駆動機構8a〜8cを設置する。駆動機構8a
〜8cは、それぞれ転てつ機9a〜9cと、ストローク
検知器10a〜10cとの組合せであり、各転てつ機9
a〜9cにトングレール6の転換力を分担させ、各転て
つ機9a〜9cに備えた転換操作杆11a〜11cの移
動変位をストローク変位に応じて2以上のチェック点で
検知する。各転てつ機9a〜9cが同期運転され、各転
換操作杆11a〜11cの移動変位がそれぞれのチェッ
ク点で許容範囲内に検知されれば転換を続行し、チェッ
ク点での検知のタイミングが許容時間を越えるときに
は、転てつ機9a〜9cの転換動作を停止してトングレ
ール6の永久変形を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺のトングレールを
用いた分岐器などにおいて、そのポイント,可動レール
を複数個の転てつ機を用いて転換する複数の転てつ機の
転換制御方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の分岐器におけるポイントや可動レ
ールを転換鎖錠する転換鎖錠装置においては、1組のポ
イント又は可動レールを転換するために1台の転てつ機
を配置していた。
【0003】転てつ機は、分岐器のポイント(トングレ
ール)部分やクロッシング(可動レール)部分の可動部
分を駆動し、ある定められた位置に達したことを検知
し、この状態を保持する機能を有するものである。
【0004】分岐器には、トングレールを転換して振り
分ける角度が小さいものから大きなものまで様々な種類
のものがあり、これを番数という数値をもって表わして
いる。番数が小さい分岐器は、大きい振り分け角度をも
ち、番数が大きな分岐器は小さな振り分け角度をもって
いる。したがって、番数が小さい分岐器は設置面積は少
なくてすむが、列車の通過速度は大きく制約されること
になる。
【0005】したがって、番数が小さい分岐器は、主と
して列車が低速運転される駅の構内に使用される。番数
の大きい分岐器は、小さな振り分け角度をもち、大きさ
が大きく、設置面積が広くなるが、列車の通過速度はあ
まり制約されない。
【0006】したがって、番数の大きい分岐器は本線上
で使用され、例えば、在来線の本線では8番から20番
のものが従来より使われており、電気転てつ機は、この
中で一番大きな番数の分岐器を駆動できるように製作さ
れている。これは、番数の大きい分岐器ほど、トングレ
ールが長く、その転換に大きな力を必要とするからであ
る。
【0007】新幹線、例えば東海道新幹線の列車速度
は、在来線の急行列車速度の2倍以上もあるので、新幹
線の本線に使用するレールも分岐器も在来線には見られ
ない新設計のものが用いられている。レールは60Kレ
ール,分岐器は18番,弾性ヒール,ノーズ可動式であ
る。トングレールは非常に長大で、従来のごとくトング
レールの先端のみを転てつ機で引いたのでは中間部が引
きのこる恐れがあるため、先端及び中間の2個所にエス
ケープクランクを置き、これを共通の転換操作杆(リン
ク)で連結して1台の電気転てつ機により転換する方式
となっている。この方式に使用する電気転てつ機をTS
形電気転てつ機という。TS形電気転てつ機では動作杆
の動作は縦方向、鎖錠杆の動作は横方向となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の番数
より大きな分岐器が開発されるようになると、ポイント
も長大化し、重量が増し、トングレールの対間をつなぐ
転てつ棒の数と、転てつ棒を取付ける範囲とが増大す
る。然るにこのようなポイントを1台の転てつ機によっ
て転換する従来の方式では、転てつ棒ごとにクランクを
配置し、各クランクをロッド類(転換操作杆)でつな
ぎ、この転換操作杆を1台の転てつ機で駆動して転換動
作を行うことになるが、ポイントが長く、また重量が大
きいため、ポイントの転換には強力な転換力を必要とす
る。
【0009】しかし、転てつ機の転換力を増強すると、
転てつ機の最大転換力が増加することとなり、強大な転
換力をもってトングレールが転換されると、基本レール
とトングレール間に異物が挾まった場合に、無理が生じ
てトングレールが変形し、また、クランク類にも無理が
生じてこれが変形し、あるいは取付けが緩み、これが微
小移動して転換鎖錠ができないという事態を生ずる。ま
た、転てつ棒の数と、転てつ棒が取付けられる範囲の増
大に伴って、クランクと転てつ機間を結ぶ転換操作杆の
総ロッド長が長くなり、外気温度変化に伴う総ロッド長
の伸縮量が無視できない程に大きくなり、温度による伸
縮変化量を補償するためのコンペンセータが必要とな
る。
【0010】もっとも、2台以上の転てつ機を用い、各
々転てつ機にトングレール又は可動レールの転換に要す
る転換力を分担させれば、各々の転てつ機の負荷は軽減
できる。
【0011】しかし、複数の転てつ機の内の1台あるい
は数台が故障したとき、また、特定の転てつ機が転換を
分担する区域のトングレールと基本レール間に異物が介
在して転換不能となったときに、正常な転てつ機は、異
常が生じた転てつ機とは無関係に転換動作が行われるた
め、正常な転てつ機が分担しているトングレールの部分
又は可動レールの部分と、異常な転てつ機が分担してい
るトングレールの部分又は可動レールの部分との境界間
で移動差を生じ、その移動差の量が大きいと、境界間の
トングレール又は可動レールを永久変形させてしまう恐
れがある。変形したトングレール又は可動レールをその
まま使用していることは列車の走行にとって極めて危険
である。
【0012】本発明の目的は、長大なトングレール又は
可動レールを有する分岐器の転換動作の際に、ポイント
又は可動レールに変形を生じさせることなく複数の転て
つ機をもって分岐器を転換駆動する制御方法とその装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による複数の転てつ機の転換制御方法におい
ては、複数の転てつ機を用いて鉄道の分岐器におけるト
ングレール,可動レールを転換する複数の転てつ機の転
換制御方法であって、複数の転てつ機は、長さ方向に分
割されたトングレール又は可動レールの一部を分担して
それぞれ転換駆動するものであり、転換駆動に要する全
ストローク範囲内で予め定位置に設定された2以上のそ
れぞれのチェック点で各転てつ機の転換時のストローク
変位をそれぞれ別個に検知し、各チェック点での転換ス
トローク変位の検知時機が許容時間の範囲内のときには
転換動作を継続し、各々のチェック点の検知時機に相対
的に許容範囲以上の時間のずれが生じたときには、各転
てつ機に駆動停止指令を出力するものである。
【0014】また、各転てつ機の転換ストロークの変位
をトングレール又は可動レールの定位又は反位転換時に
直線方向に変位する転換操作杆の移動変位をもって検知
するものである。
【0015】また、定位転換時及び反位転換時の位置及
び転換途中における転換操作杆の同一ストロークの変位
位置を地上の定位置に定められたチェック点で検知して
電気信号を出力し、各検知信号の検知時機に一定の許容
時間を定め、許容時間内に各転てつ機の転換操作杆が同
一ストローク一を検知したときには、転てつ機の転換駆
動動作を継続するものである。
【0016】また本発明による複数の複数の転てつ機の
転換制御装置においては、複数の駆動機構と、制御機構
とを有する複数の転てつ機の転換制御装置であって、各
駆動機構は、トングレール又は可動レールの長さ方向の
一定範囲毎に分割された一部分をそれぞれ分担して定位
から反位へ又は反位から定位へ変換駆動するものであ
り、転てつ機とストローク検知器との組を有し、転てつ
機は、転換操作杆を直線方向に変位させ、転換操作杆に
取付けられたエスケープクランプを介し、トングレール
又は可動レールを駆動して転換させるものであり、スト
ローク検知器は、定位又は反位転換時に転換操作杆のス
トロークの変位位置を2以上のチェック点で検知して制
御機構に正規信号又は異常信号を出力するものであり、
制御機構は、各駆動機構のストローク検知器で検知され
た正規信号と異常信号とを判定し、異常信号と判定した
ときに転てつ機に駆動停止指令を出力するものであり、
正規信号は、各チェック点での各駆動機構の転換操作杆
の全てのストローク検知時機が許容された時間の範囲内
であることを示すものであり、異常信号は、各チェック
点での各駆動機構の少なくとも1つの転換操作杆のスト
ローク検知時機が相対的に許容された時間の範囲以上に
ずれを生じたことを示すものである。
【0017】また、ストローク検知器は、定位又は反位
転換時における各転換操作杆のストローク変位位置を2
以上のチェック点においてそれぞれ検知するスイッチを
有し、スイッチは、地上側に設置され、各ストローク検
知器のスイッチは、それぞれのチェック点毎に直列に結
線され、1つの直列回路に含まれるスイッチの少なくと
も一つが予め定められた時間内に転換操作杆のストロー
クの変位位置を検知しないときに異常信号を制御機構に
出力するものである。
【0018】また、制御機構はタイマーを有し、タイマ
ーは、各ストローク検知器のスイッチの少なくとも一つ
が特定のチェック点において、同時に全ての転換操作杆
のストロークの変位位置を検知しないときに動作し、転
てつ機の駆動停止指令出力の発生時機に時間遅れを生じ
させるものである。
【0019】
【作用】チェック点は、転換操作杆の定位,反位位置
と、転換途中の少なくとも1点に設定される。以下の説
明では、定位より反位転換時にストローク検知器が検知
するチェック点を順に第1チェック点,第2チェック
点,…と定めている。
【0020】分岐器の転換時には、各駆動機構の転てつ
機に同時に電源が投入され、各転てつ機は、同時に運転
を開始し、各転てつ機の駆動に同期してそれぞれの転換
操作杆が同時に同一方向に同じストロークで直線変位
し、それぞれの転換操作杆は、定位位置の第1のチェッ
ク点から順に第2,第3,…のチェック点で検知され
る。
【0021】各々の転換操作杆の移動変位のチェック点
が検知された後、転換操作杆の変位が次のチェック点で
検知されるまでの間、制御機構は、各転てつ機の電源回
路を一定時間自己保持し、転てつ機は転換動作を継続す
る。転てつ機の電源回路の自己保持期間が許容時間であ
る。許容時間の範囲内に各転換操作杆の変位の次のチェ
ック点が同時に検知されれば、各ストローク検知器より
正規信号を出力され、制御機構は、転換が正規に行われ
ていると判断して各転てつ機の駆動を継続し、許容時間
の範囲内に次のチェック点が同時に検知されなければ、
各ストローク検知器より異常信号が出力され、制御機構
は、転換動作に異常が発生したものと判断して各転てつ
機に駆動停止の指令を出力し、分岐器への列車の進入を
停止させる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図1に分岐器の基本構成を示す。分岐器1は、ポイ
ント部2,リード部3,クロッシング部4からなり、ポ
イント部2は、基本レール5,トングレール6,タイバ
ー(転てつ棒)7,床板などで構成され、転てつ機(転
換装置)によって基準線側及び分岐線側に転換できる構
造になっている。分岐器1は、常時開通している方向が
定位であり、その反対の方向に開通したときを反位と称
し、基準線側が本線,分岐線側が側線としたときには、
本線の方向を定位と定められている。
【0023】本発明を適用する分岐器1は、長大な長さ
のトングレール6を有する分岐器、例えばポイント部が
20m以上に達する長さを有する分岐器である。トング
レールの長さが40mにもなると、列車が分岐線から基
準線に進入するとき、あるいは基準線から分岐線に進入
するときに走行速度を落とさずに時速160kmの速さ
のままで進入することができる。
【0024】図2に本発明の構成を示す。ポイント部2
の基本レール5の一側に沿って3組の駆動機構8a〜8
cが直列に設置されている。駆動機構8a〜8cは転て
つ機と、ストローク検知器10a〜10cとの組合せか
らなっている。各駆動機構9は基本的に同一構造のた
め、分岐器の先端部分を駆動する駆動機構を第1の駆動
機構8aとしてその構成を説明し、第2,第3の駆動機
構8a,8bにおける同一構成部分には同一符号に添字
b,cを付してその説明を省略する。
【0025】転てつ機9aの転換操作杆11aは、基本
レール5と平行に延び、転換操作杆11aの要所に接続
されたエスケープクランク12aには、スイッチアジャ
スタ13aが転換操作杆11aと直交する方向に延び、
各スイッチアジャスタ13aは、両トングレール6,6
をつなぐタイバー7に連結されている。
【0026】転てつ機9aは、ポイントのトングレール
6を定位から反位へ、又は反位から定位へ転換させ、転
換終了時に、トングレール6の状態を照査,確認してそ
の状態のままを維持(鎖錠)する機能を有するものであ
る。ポイントの転換鎖錠を電気の駆動力をもって行うの
が電気転てつ機である。
【0027】エスケープクランク12aは、転てつ機9
aの直線方向の運動方向を直角方向の運動方向に変換
し、スイッチアジャスタ13aに常に一定の運動量だけ
を伝達し、転換終了後は、その位置に鎖錠するものであ
る。また、スイッチアジャスタ13aは、エスケープク
ランク12aとタイバー7とをつなぐものであり、エス
ケープクランク12aから伝達されるストロークをポイ
ントストロークに代え、ポイントを転換し、一方の定位
又は反位転換時にトングレール6を基本レール5の一方
に密着させるものである。図2は反位転換時の状態を示
している。
【0028】ストローク検知器10aは、転てつ機9a
の転換動作によって直線方向に変位する転換操作杆11
aの移動変位を検知するものであり、転換操作杆11a
の端末に配置されている。図3にストローク検知器10
aの構造を示す。ストローク検知器10aは、ロッド1
4と複数のスイッチ15と、ドグ16との組合せをケー
ス17内に有するものである。ケース17は、地上の定
位置に据付けられ、ロッド14は、ケース17に両端末
を張り出して摺動可能に横架され、ロッド14の一端が
転換操作杆11aに継手18を介して連結されている。
【0029】ケース17内には、転換操作杆11aの移
動ストロークの方向に沿って第1のチェック点A1,第
2のチェック点B1,…の順に複数のチェック点を設定
し、各チェック点にそれぞれスイッチ15を装着する。
実施例は、第1〜第4のチェック点A1〜D1を設定した
例を示している。
【0030】なお、第1〜第4チェック点A1〜D1の順
序は分岐器が定位より反位に転換する場合について、転
換操作杆11aの移動方向順に区別したものであり、分
岐器1が反位より定位に戻るときには逆に第4〜第1チ
ェック点に移動することになるが、説明の都合上、図3
において、転換操作杆11aに近い側で定位鎖錠位置を
第1のチェック点A1,転換操作杆に遠い側の反位鎖錠
位置を第4のチェック点D1と定義して説明する。
【0031】要するに、第1のチェック点A1は、転換
開始時に検知する位置であり、途中の第2,第3のチェ
ック点B1,C1は、第1のチェック点A1で転換操作杆
11aを検知した後、転換操作杆11aが移動したとき
にその移動量が転換途中で検知される位置である。第4
のチェック点D1は、反位に転換されたときに検知する
位置である。ドグ16は、動作部分に一定の長さを有
し、転換操作杆11aに取付けられ、各チェック点A1
〜D1でそれぞれのスイッチ15を一定時間動作させる
ものである。
【0032】第2の駆動機構8b,第3の駆動機構8c
は、機構としては第1の駆動機構8aと同じであり、分
岐器1のポイント部2の一部を分担してそれぞれ転換駆
動し、いずれも転てつ機とストローク検知器との組合せ
を有し、ストローク検知器には、全ての駆動機構につい
て共通に設定された第1〜第4のチェック点を検知する
スイッチを内蔵している。ストローク検知器10b内の
チェック点をA2〜D2,ストローク検知器10c内のチ
ェック点をA3〜D3として説明する。図4に動作要領を
示す。
【0033】図4において、転てつ機9a〜9cは、別
個に駆動され、ストローク検知器10a〜10cの出力
は、制御機構19に入力され、制御機構19の出力指令
をもって転てつ機9a〜9cの駆動制御が行われる。
【0034】ストローク検知器10a〜10cの第1の
チェック点A1〜A3,第2のチェック点B1〜B3,第3
のチェック点C1〜C3,第4のチェック点D1〜D3は、
それぞれの転換操作杆11a〜11cの同一ストローク
変位位置に設定されたものである。図5ではこれらのス
トローク変位位置をスイッチ15の接点として示してい
る。図5に制御機構19の回路を示す。図5において、
各チェック点のスイッチの接点A1,A2,A3と、B1
2,B3と、C1,C2,C3と、D1,D2,D3とはそれ
ぞれ直列に接続され、その並列回路がリレーARの電源
回路に接続され、リレーARの電源回路には、さらにタ
イマーTMRと、制御リレーTMPRとが並列に接続さ
れている。リレーARは、タイマーTMRの制御用であ
り、制御リレーTMPRは、各転てつ機9a〜9cの制
御用リレーである。
【0035】転てつ機9a〜9cの電源回路には、定位
転換用の電磁開閉器MC1と反位転換用の電磁開閉器M
C2との接点(MC1),(MC2)を有している。両電
磁開閉器MC1,MC2は、てこスイッチの手動操作に
よるN又はR接点の投入により電源に接続され、その転
てつ機9a〜9cの電源が投入され、制御リレーTMP
Rの励磁によって、接点(TMPR)が開放されたとき
に通電が断たれるようになっている。
【0036】実施例において、分岐器を定位より反位に
転換するときには、まず、制御回路の電源スイッチSW
を投入し、また、てこスイッチを扱い、接点(R)を閉
じて電磁開閉器MC2を電源に接続する。電磁開閉器M
C2が励磁されると、その接点(MC2)が閉じて各転
てつ機9a〜9cが起動し、転てつ機9a〜9cが同時
に転換動作を開始してそれぞれの転換操作杆11a〜1
1cが一方向に直線変位し、各ストローク検知器10a
〜10cは、各転換操作杆11a〜11cのストローク
の変位を定位位置の第1チェック点A1〜A3から第2チ
ェック点B1〜B3,第3チェック点C1〜C3の順で順次
検知し、最後に反位位置の第4チェック点D1〜D3を検
知し、分岐器は反位に転換鎖錠される。
【0037】各チェック点は、転換操作杆11a〜11
cの各ドグ16が同時にスイッチ15を閉じている時間
だけ検知される。各チェック点をそれぞれのドグ16が
通過すると図3に示す各スイッチ15が開放され、リレ
ーARが消磁し、その接点(AR)が閉じ、タイマーT
MRが導通してタイマーTMRの設定時間経過後、その
接点(TMR)を開く。制御リレーTMPRは、タイマ
ーTMRの常開接点(TMR)と直列に結線されてい
る。
【0038】電磁開閉器MC2は、制御リレーTMPR
の常閉接点(TMPR)と直列に結線されており、タイ
マーTMRの設定時間が経過するまでは通電状態を保
ち、その接点(MC2)を通じて転てつ機9a〜9cに
給電し、各転てつ機9a〜9cは転換動作を継続する。
タイマーTMRの設定時間が経過する以前に各スイッチ
15が各転換操作杆11a〜11cの次のチェック点を
同時に検知したときには、これが正規信号となってリレ
ーARが励磁し、その接点(AR)が開放され、タイマ
ーTMRは消磁してリセットされ、転てつ機9a〜9c
の転換動作は継続される。
【0039】一方、タイマーTMRの設定時間が経過し
ても次のチェック点の内のいずれか一つが検知されない
ときには、これが異常信号となって、設定時間を経過
後、その接点(TMR)を閉じ、制御リレーTMPRが
励磁してその接点(TMPR)が開放され、電磁開閉器
MC2を消磁する。このため、その接点(MC2)が開
き、転てつ機9a〜9cへの通電が断たれ、各転てつ機
9a〜9cは転換動作を停止する。
【0040】図6は、第1及び第2駆動機構8a,8b
のストローク検知器10a,10bがタイマーの設定時
間T以内の時間t(t<T)内で第1〜第4チェック点
を正常に検知し、第3駆動機構8cのストローク検知器
10cは、第1〜第3のチェック点A3〜C3を検知し、
第4チェック点D3を検知しなかった例を示すタイムチ
ャートである。このときには、第4チェック点D1〜D3
で各転てつ機9a〜9cの駆動が停止されることにな
る。転てつ機9a〜9cの転換動作が停止すれば、分岐
器1への列車の進入不許可が保持される。
【0041】各駆動機構の転てつ機が正常に動作し、各
転換操作杆のドグが第1〜第4のチェック点をタイマー
の設定時間T以内の時間間隔で順次検知する限り転換は
正規に行われ、分岐器1は、定位より反位に転換して鎖
錠される。
【0042】逆に、分岐器1を反位より定位に転換する
ときには、スイッチSWを投入し、電磁開閉器MC1を
手動で扱って接点(N)を接続すると各転てつ機9a〜
9cは逆方向に駆動され、各転てつ機9a〜9cの転換
操作杆11a〜11cには、逆方向に直線移動し、それ
ぞれのドグが第4,第3,第2のチェック点を順次検知
しつつ第1のチェック点に戻り、分岐器1は定位に戻
る。もし、この間にいずれかのストローク検知器からタ
イマーの設定時間T間で1つでもチェック点の検知信号
が出力されないときには、転てつ機9a〜9cへの給電
が停止され、直ちに転てつ機9a〜9cの駆動が停止さ
れる要領は、先の反位転換時と同じである。
【0043】以上、実施例では、3台の転てつ機をもっ
て分岐器のトングレールを転換駆動し、また、転換前後
並びに転換途中に4個所のチェック点を設定した例につ
いて説明したが、本発明はトングレールに限らず、分岐
器のクロッシングや、列車遷移のために用いられる可動
レールについても全く同様に適用できる。設定する駆動
機構の組の数は、トングレール又は可動レールの長さに
よって決定され、さらに長大なトングレール又は可動レ
ールを転換するときには3以上の組を用いることがあ
る。
【0044】ストローク検知器内に設定するチェック点
の数は、転換操作杆の移動速度を考慮して転換不能の事
態が発生したときにレールに無理な力が加わって、永久
変形が生じない間隔で設定すればよいが、分岐器のトン
グレールの場合には、少なくとも定位鎖錠の位置と転換
途中の少なくとも1個所にそれぞれチェック点を設定す
るのが好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、分
岐器のトングレールその他の可動レールの転換動作を2
台以上の転てつ機に分担させ、鎖錠時と転換途中の動作
を検知し、少なくとも1台の転てつ機の動作に異常が発
生したときには、全ての転てつ機の駆動を停止させるた
め、トングレールの部分又は可動レール部分と基本レー
ル部分との境界面での変形量を軽減して、その永久変形
を未然に防止することができる。
【0046】また、各転てつ機の転換動作の正否は、転
てつ機の転換動作に応動して直線方向に移動変位する転
換操作杆のストロークの変位位置を、複数のチェック点
においてタイマーの設定時間内の許容時間内で検知する
ため、各転てつ機の運転の同期に多少ずれがあっても、
支障なく転換でき、逆にタイマーの設定時間を越えてい
ずれかのストローク検知器から検知信号が発せられない
ときにこれを異常発生と判定して直ちに転換動作を停止
できる。
【0047】さらに、チェック点の検知については、各
ストローク検知器の同じチェック点のスイッチを直列に
結線してこれをリレーARの電源回路に並列に接続する
のみであるため、チェック点の数の設定,増設は容易で
あり、チェック点検知用スイッチを地上側の定位置に設
置するため、設置後チェック点に位置ずれが生ずること
はない。
【0048】本発明によれば、複数の転てつ機に負荷を
分担させて支障なく1組のポイント又は可動レールを転
換することが可能となり、各々転てつ機の最大転換力を
小さな力で済ませることができるため、基本レールとト
ングレール間に異物が挾まった場合にもトングレールに
は、これを変形させるほどの力が加わらず、また、クラ
ンク類の変形や取付けに弛みを生じさせることがない。
さらに本発明によれば、転てつ機とクランクとの接続に
全長が短いロッドが使用できるため、外気温度変化に伴
うロッドの温度伸縮量を無視でき、したがって、コンペ
ンセータによる温度伸縮の補償は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分岐器の基本構成を示す図である。
【図2】本発明装置を適用した分岐器の平面図である。
【図3】ケースの上蓋を除いたストローク検知器の平面
図である。
【図4】制御装置の制御回路を示す図である。
【図5】チェック点検知要領を示す図である。
【図6】チェック点の検知と、電動機への給電停止の動
作の一例のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 分岐器 2 ポイント部 3 リード部 4 クロッシング部 5 基本レール 6 トングレール 7 タイバー(転てつ棒) 8a〜8c 駆動機構 9a〜9c 転てつ機 10a〜10c ストローク検知器 11a〜11c 転換操作杆 12a〜12c エスケープクランプ 13a〜13c スイッチアジャスタ 14 ロッド 15 スイッチ 16 ドグ 17 ケース 18 継手 19 制御機構 AR リレー TMR タイマー TMPR 制御リレー MC1,MC2 電磁開閉器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 宇多茂 東京都武蔵野市吉祥寺東町1−11−21 (72)発明者 名取 雅彦 東京都江戸川区清新町1−1−11−609

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の転てつ機を用いて鉄道の分岐器に
    おけるトングレール,可動レールを転換する複数の転て
    つ機の転換制御方法であって、 複数の転てつ機は、長さ方向に分割されたトングレール
    又は可動レールの一部を分担してそれぞれ転換駆動する
    ものであり、 転換駆動に要する全ストローク範囲内で予め定位置に設
    定された2以上のそれぞれのチェック点で各転てつ機の
    転換時のストローク変位をそれぞれ別個に検知し、各チ
    ェック点での転換ストローク変位の検知時機が許容時間
    の範囲内のときには転換動作を継続し、各々のチェック
    点の検知時機に相対的に許容範囲以上の時間のずれが生
    じたときには、各転てつ機に駆動停止指令を出力するこ
    とを特徴とする複数の転てつ機の転換制御方法。
  2. 【請求項2】 各転てつ機の転換ストロークの変位をト
    ングレール又は可動レールの定位又は反位転換時に直線
    方向に変位する転換操作杆の移動変位をもって検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数の転てつ機の転
    換制御方法。
  3. 【請求項3】 定位転換時及び反位転換時の位置及び転
    換途中における転換操作杆の同一ストロークの変位位置
    を地上の定位置に定められたチェック点で検知して電気
    信号を出力し、各検知信号の検知時機に一定の許容時間
    を定め、許容時間内に各転てつ機の転換操作杆の同一ス
    トロークの変位位置を検知したときには、転てつ機の転
    換駆動動作を継続することを特徴とする請求項2に記載
    の複数の転てつ機の転換制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の駆動機構と、制御機構とを有する
    複数の転てつ機の転換制御装置であって、 各駆動機構は、トングレール又は可動レールの長さ方向
    の一定範囲毎に分割された一部分をそれぞれ分担して定
    位から反位へ又は反位から定位へ変換駆動するものであ
    り、転てつ機とストローク検知器との組を有し、 転てつ機は、転換操作杆を直線方向に変位させ、転換操
    作杆に取付けられたエスケープクランプを介し、トング
    レール又は可動レールを駆動して転換させるものであ
    り、 ストローク検知器は、定位又は反位転換時に転換操作杆
    のストロークの変位位置を2以上のチェック点で検知し
    て制御機構に正規信号又は異常信号を出力するものであ
    り、 制御機構は、各駆動機構のストローク検知器で検知され
    た正規信号と異常信号とを判定し、異常信号と判定した
    ときに転てつ機に駆動停止指令を出力するものであり、 正規信号は、各チェック点での各駆動機構の転換操作杆
    の全てのストローク検知時機が許容された時間の範囲内
    であることを示すものであり、 異常信号は、各チェック点での各駆動機構の少なくとも
    1つの転換操作杆のストローク検知時機が相対的に許容
    された時間の範囲以上にずれを生じたことを示すもので
    あることを特徴とする複数の転てつ機の転換制御装置。
  5. 【請求項5】 ストローク検知器は、定位又は反位転換
    時における各転換操作杆のストロークの変位位置を2以
    上のチェック点においてそれぞれ検知するスイッチを有
    し、 スイッチは、地上側に設置され、 各ストローク検知器のスイッチは、それぞれのチェック
    点毎に直列に結線され、1つの直列回路に含まれるスイ
    ッチの少なくとも一つが予め定められた時間内に転換操
    作杆のストロークの変位位置を検知しないときに異常信
    号を制御機構に出力するものであることを特徴とする請
    求項4に記載の複数の転てつ機の転換制御装置。
  6. 【請求項6】 制御機構はタイマーを有し、 タイマーは、各ストローク検知器のスイッチの少なくと
    も一つが特定のチェック点において、同時に全ての転換
    操作杆のストローク位置を検知しないときに動作し、転
    てつ機の駆動停止指令出力の発生時機に時間遅れを生じ
    させるものであることを特徴とする請求項5に記載の複
    数の転てつ機の転換制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100948409B1 (ko) * 2009-07-14 2010-03-19 유경제어 주식회사 철도레일의 텅레일 밀착감지장치
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CN103786749A (zh) * 2012-10-29 2014-05-14 上海中铁通信信号国际工程有限公司 用于套轨道岔转换的自动控制系统
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JP2020094327A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 公益財団法人鉄道総合技術研究所 分岐器類の状態監視装置及び転換装置

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