JPH08268143A - タンクローリの混液防止装置 - Google Patents

タンクローリの混液防止装置

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JPH08268143A
JPH08268143A JP7094316A JP9431695A JPH08268143A JP H08268143 A JPH08268143 A JP H08268143A JP 7094316 A JP7094316 A JP 7094316A JP 9431695 A JP9431695 A JP 9431695A JP H08268143 A JPH08268143 A JP H08268143A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、作業員たるタンクローリの乗務員・
ドライバーが、解除スイッチを、操作の複雑化・煩雑化
解消のために利用,悪用することがなくなり、第2に、
もって混油事故,混液事故発生が確実に防止され、第3
に、しかもこれらが簡単容易に実現される、タンクロー
リの混液防止装置を提案する。 【構成】 このタンクローリは、タンク内が複数のタン
ク室に区画され、各タンク室からの荷卸しが、それぞれ
の底弁,吐出配管,吐出弁等を介して行われる。そして
混液防止装置8が付設されており、タンク室に積載され
荷卸しされようとする積載液種情報と、実際に荷卸しさ
れるべき荷卸し液種情報とが、一致した場合のみ、底弁
や吐出弁を開可能に制御する。これと共に、混液防止装
置8とその解除スイッチ15との間にタイマ16が介装
され、解除スイッチ15がオンされると所定設定時間の
経過後に、混液防止装置8の動作が停止,解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタンクローリに関する。
すなわち、複数のタンク室に区画されたタンクに、レギ
ュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油,灯油,その
他の油等を積載して運搬し、目的地の例えばガソリンス
タンドに荷卸しする、タンクローリに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】タンクローリでは、一般にタンク内が複
数のタンク室に区画されると共に、各タンク室毎に異な
った種類の液体、例えばレギュラーガソリン,ハイオク
ガソリン,軽油,灯油,その他の油等が、積載,運搬さ
れることが多い。そして、タンクローリからの荷卸し
は、荷卸しされる液体が積載されたタンク室と、ガソリ
ンスタンド等の地上設備側の荷受けタンクとを、そのタ
ンク室の底弁,吐出配管,吐出弁等を介した後、ホース
にて接続し、底弁や吐出弁を閉から開に切換えることに
より実施されている。
【0003】ところで、このようなタンクローリにあっ
ては、荷卸しに際し、ガソリンスタンド等の荷受けタン
クに実際に荷卸しされるべき液体の種類(荷卸し液種)
と、底弁が開とされて荷卸しが開始されるタンク室に積
載された液体の種類(積載液種)とは、当然のことなが
ら必ず一致していなくてはならないが、この判断は従
来、目視や記憶に頼っていた。つまり、どのタンク室に
どのような種類の液体が積載されているか、どのような
種類の液体を荷卸しすべきか、どの底弁を閉から開に切
換えるべきか、等々の判断は目視や記憶に頼ることが多
かったので、目視ミスや記憶違いにより、荷卸しされる
べき液体とは異なる液体を積載したタンク室から、荷卸
ししてしまう危険があった。そして、もしもタンク室に
積載された液体の種類つまり液種を誤認し、荷卸しされ
るべき液体とは異なる液体が、間違って荷卸しされるよ
うなことがあると、ガソリンスタンド等の荷受けタンク
内にて異なった種類の液体が混入されて、混油事故,混
液事故が発生し、非常に危険であると共に事後の復旧処
理にも大きな手間がかかることになる。
【0004】そこでこのような混油事故,混液事故を防
止すべく、混液防止装置が開発され、最近多用されつつ
ある。そして、この種の混液防止装置としては、種々の
ものが提案されているが、例えば、予め各タンク室毎に
積載された液体の種類つまり液種を指定,記憶せしめる
積載液種設定手段と、実際に荷卸し時に、ガソリンスタ
ンド等の荷受けタンクに荷卸しされるべき液体の種類つ
まり液種を指定する荷卸し液種設定手段と、を備えてな
る混液防止装置が代表的である。そしてこの混液防止装
置は、積載液種設定手段よりの積載液種情報と、荷卸し
液種設定手段よりの荷卸し液種情報とを、照合手段にて
比較,判別し、両者が一致した場合のみ、底弁や吐出弁
を開(可能)に制御する方式よりなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のタンクローリの混液防止装置にあっては、次の問
題が指摘されていた。すなわち、この種の混液防止装置
には解除スイッチが一般的に設けられており、この解除
スイッチは、混液防止装置の機械的,電気的故障発生時
において、その動作を停止,解除させるために設けられ
ており、常時は開のオフ状態にセットされている。とこ
ろが、混液防止装置を設けたことに起因した操作の複雑
化・煩雑化を嫌う作業員、つまりタンクローリの乗務員
・ドライバーが、故障発生時でもないのに、この解除ス
イッチを切換えて閉のオン状態にセットしてしまうこと
が多々あり、混液防止装置が動作を停止,解除されてし
まい、混油事故,混液事故発生の危険があり問題となっ
ていた。
【0006】この点に関し更に詳述しておく。タンクロ
ーリに混液防止装置を付設すると、例えば、油槽所等に
おける積載時において、積載液種設定手段へのタンク室
毎の積載液種の指定操作を要すると共に、ガソリンスタ
ンド等における荷卸し時において、荷卸し液種設定手段
への荷卸し液種の指定操作等を要する。そこで、このよ
うな操作を面倒で手間がかかり煩雑とみる作業員、つま
りタンクローリの乗務員・ドライバーの中には、楽をし
ようと、機械的,電気的故障発生時でもないのに、混液
防止装置の解除スイッチを常時の開のオフ状態から閉の
オン状態に切り換え、解除スイッチを利用,悪用して混
液防止装置の動作を停止,解除させてから、積載や荷卸
し作業を実施することが多々見うけられた。このよう
に、従来のタンクローリの混液防止装置は、作業員によ
り容易に悪用されて動作が停止,解除されうるので、混
油事故,混液事故発生につながる危険が大きい、という
問題が指摘されていた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、解除
スイッチとの間にタイマを介装してなることにより、第
1に、作業員が作動スイッチを、操作の複雑化・煩雑化
解消のために利用,悪用することがなくなり、第2に、
もって混油事故,混液事故発生が確実に防止され、第3
に、しかもこれらが簡単容易に実現される、タンクロー
リの混液防止装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
タンクローリの混液防止装置は、タンク内が複数のタン
ク室に区画されると共に、各該タンク室にそれぞれ底弁
が設けられ、各該タンク室からの荷卸しが、各該底弁,
吐出配管,吐出弁等を介して行われる。そして、荷卸し
されるべき液種とは異なる液種が荷卸しされることを防
止する混液防止装置が付設されており、該混液防止装置
は、荷卸し対象となる該タンク室に積載され荷卸しされ
ようとする積載液種情報と、実際に荷卸しされるべき荷
卸し液種情報とが一致するか否かを判別し、一致した場
合のみ荷卸し可能とする制御を実施する。これと共に、
該混液防止装置とその解除スイッチとの間に、直列にタ
イマが介装されている。
【0009】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。このタンクローリでは、混液防止装置
により、荷卸し対象となるタンク室に積載され荷卸しさ
れようとする積載液種情報と、実際に荷卸しされるべき
荷卸し液種情報とが、一致すると判別された場合のみ、
荷卸しが実施される。そして、このような混液防止装置
とその解除スイッチ間に、タイマが介装されており、解
除スイッチを閉のオン状態に切換えた時は、タイマの所
定設定時間の経過後に、混液防止装置の動作が停止,解
除される。
【0010】そこで第1に、このように解除スイッチに
て混液防止装置の動作を停止,解除するためには、タイ
マによる所定設定時間の経過を待たなければならない。
そこで、この待ち時間は、作業員にとって、大きな手間
・面倒さ・煩雑さとなるので、作業員が、積載時や荷卸
し時の混液防止装置の操作を嫌って、楽をするために解
除スイッチを利用し、これを閉のオン状態に切換えるこ
とは回避される。第2に、そこでこの混液防止装置は荷
卸し時に正常に動作し、混油事故,混液事故が回避され
る。第3に、しかもこれらは、解除スイッチにタイマを
介装するという、簡単な構成により容易に実現される。
【0011】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は本発明に係るタンクロー
リの混液防止装置の実施例の回路図、図2は、混液防止
装置等の全体説明図である。
【0012】まず、タンクローリについて一般的に述べ
る。タンクローリは、タンク1内が複数のタンク室2に
区画されると共に、各タンク室2にそれぞれ底弁3が設
けられており、各タンク室2からの荷卸しが、各底弁
3,吐出配管4,吐出弁5等を介して行われる。
【0013】このようなタンクローリについて、更に詳
述する。タンクローリのタンク1内は、幅方向に沿った
仕切板6により、2室から7室程度(図示例では3室)
の複数室のタンク室2に区画されている。そして、レギ
ュラーガソリン,ハイオクガソリン,軽油,灯油,その
他の油等の液体が、油槽所等の貯蔵タンクから、マンホ
ール7に付設された積込口を介し各タンク室2にそれぞ
れ積載されるが、各タンク室2毎に異なった種類の液体
が積載されることも多い。もってタンクローリは、タン
ク1の各タンク室2にこれらを積載して運搬し、目的地
の地上設備、例えばガソリンスタンドの地下タンク等の
荷受けタンクに荷卸しする。そして、このタンク1から
地上設備への荷卸しは、各タンク室2の底弁3、各底弁
3に一端が分岐接続された吐出配管4、集合された吐出
配管4の他端であってタンク1の左右両側下等に位置す
る吐出弁5と吐出口、吐出口に一端が接続された吐出ホ
ース(図示せず)、吐出ホースの他端が接続されるガソ
リンスタンド等の荷受けタンクの給油口、等々を介して
実施される。ガソリンスタンド等の地上設備側の荷受け
タンクは、例えばレギュラーガソリン,ハイオクガソリ
ン,軽油,灯油,その他の油等、液体の種類毎に区画さ
れており、吐出ホースは、そのいずれかの給油口に接続
される。なおタンクローリとしては、図示例のように一
体の単体タイプのほか、タンク1を搭載したトレーラー
がトラクタにて牽引されるトレーラータイプのものもあ
る。
【0014】さて、このタンクローリには、荷卸しされ
るべき液種とは異なる液種が荷卸しされることを防止す
る、混液防止装置8が付設されている。そしてこの混液
防止装置8は、荷卸し対象となるタンク室2に積載され
荷卸しされようとする積載液種情報と、実際に荷卸しさ
れるべき荷卸し液種情報とが、一致するか否かを判別
し、一致した場合のみ、底弁3又は吐出弁5を開可能に
制御するようになっている。
【0015】このような混液防止装置8の1例として、
図2中に示された混液防止装置8について述べておく。
この混液防止装置8は、次の積載液種設定手段9,タン
ク室指示手段10,荷卸し液種設定手段11,照合手段
12,ロック装置13,警告装置14、等を有してな
る。まず積載液種設定手段9は、各タンク室2毎に設け
られ、各タンク室2への液体の積載時に、それぞれ積載
される液体の種類つまり液種が、ボタンスイッチ,ダイ
ヤル等の操作や液種キーの装填等により、指定,記憶せ
しめられ、もって積載液種情報が得られる。タンク室指
示手段10は、荷卸し時に荷卸し対象となるいずれかの
タンク室2を、ボタンスイッチ等により指示するように
なっている。荷卸し液種設定手段11は、荷卸し時に、
荷卸しされるべき液種が、ボタンスイッチ,ダイヤル等
の操作や液種キーの装填等より、指定され、もって荷卸
し液種情報が得られる。そして照合手段12は、タンク
室指示手段10にて指示されたタンク室2についての積
載液種設定手段9よりの積載液種情報と、荷卸し液種設
定手段11よりの荷卸し液種情報とを、比較,判別す
る。そして照合手段12は、両者が一致した場合には、
ロック装置13に信号を送出して、ロック装置13のロ
ックを解除し底弁3を開可能とする。両者が不一致の場
合には、警告装置14に信号を送出して、不一致である
旨を警告,告知させる。図2中に示した混液防止装置8
は、このようになっている。
【0016】なお混液防止装置8は、この図2中に示し
たもの以外にも、各種のものが考えられ、勿論、本発明
はこのような各種の混液防止装置8にも適用可能であ
る。例えば、ロック装置13は各底弁3ではなく吐出
弁5に付設するようにしてもよく、又、各底弁3や吐
出弁5に電磁開閉弁を採用して、ロック装置13を兼用
させるようにしてもよく、更に、警告装置14を備え
てないタイプのものも可能であり、又、積載液種設定
手段9として、液種毎の光の屈折率の相違により荷卸し
されようとする液種を自動検知するタイプのものも採用
可能であり、更に、照合手段12にて両情報が一致し
たと判別された場合に、警告装置14に類似した告知装
置にてその旨を告知し、ロック装置13は用いないタイ
プのもの、その他、各種の混液防止装置8が考えられ
る。
【0017】さて図1に示したように、この種の混液防
止装置8には、その解除スイッチ15が設けられてお
り、この解除スイッチ15は、混液防止装置8の機械
的,電気的故障発生時において、その動作を停止,解除
させるために設けられており、常時は開のオフ状態にセ
ットされている。そして本発明では、混液防止装置8と
その解除スイッチ15との間に、直列にタイマ16が介
装されている。このタイマ16の設定時間は、例えば3
分間,5分間,7分間等とされる。図中17は、タイマ
16用の電源であり、18は、混液防止装置8本体用の
駆動電源であり、19はアースである。又、20はリミ
ットスイッチであり、このリミットスイッチ20は、解
除スイッチ15とその電源17間に介装されると共に、
パーキングブレーキレバー21が図中想像線表示のよう
にオンされると、接点が切り換えられてオンし、解除ス
イッチ15とその電源17間の回路を、スプリング22
の付勢力に抗し閉の続状態とするようになっている。な
お、解除スイッチ15とその電源17間の回路は、パー
キングブレーキレバー21がオフの走行時等はスプリン
グ22の付勢力にて、開の断状態とされている。
【0018】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このタンクローリで
は、混液防止装置8により、荷卸し対象となるタンク室
2に積載され荷卸しされようとする積載液種情報と、ガ
ソリンスタンド等の地上設備に実際に荷卸しされるべき
荷卸し液種情報とが、一致すると判別された場合のみ、
開の底弁3,吐出配管4,開の吐出弁5等を介し、荷卸
しが実施される。そして、このような混液防止装置8と
その解除スイッチ15間に、タイマ16が介装されてお
り、解除スイッチ15を、常時の開のオフ状態から閉の
オン状態に切換えた時は、タイマ16の所定設定時間の
経過後に(例えば5分後に)、始めて混液防止装置8の
動作が停止,解除されるようになっている。そこで、こ
のタンクローリの混液防止装置8にあっては、次の第
1,第2,第3のようになる。
【0019】第1に、このように解除スイッチ15にて
混液防止装置8の動作を停止,解除するためには、タイ
マ16による所定設定時間の経過を待たなければならな
い。そこで、この待ち時間は、作業員たるタンクローリ
の乗務員・ドライバーにとって、大きな手間・面倒さ・
煩雑さとなるので、前述したこの種従来例のように作業
員が、積載時や荷卸し時の混液防止装置8の操作を嫌っ
て、楽をするために解除スイッチ15を利用,悪用し、
これを閉のオン状態に切換えることは、回避されるよう
になる。つまり、積載時や荷卸し時に混液防止装置8を
操作する手間・面倒さ・煩雑さより、これを回避するた
めに、解除スイッチ15を切換え操作して混液防止装置
8の動作を停止,解除させる待ち時間・手間・面倒さの
方が、はるかに大である。そこで、作業員が楽をするた
めに、機械的,電気的故障でもないのに、解除スイッチ
15を利用して、混液防止装置8の動作を停止,解除さ
せるようなことはなくなる。
【0020】第2に、そこでこの混液防止装置8は、荷
卸し時において正常に動作し、もって、荷卸し対象とな
るタンク室2からの積載液種と、実際に荷卸しされるべ
き荷卸し液種とが一致した場合のみ、荷卸しが実施され
るようになる。つまり上述したように、混液防止装置8
の動作が故障でもないのに停止,解除されることは防止
され、もって混油事故,混液事故は回避される。
【0021】第3に、しかも上述した第1,第2の点
は、解除スイッチ15にタイマ16を介装するという、
簡単な構成により容易に実現される。
【0022】なお、この実施例にあっては、解除スイッ
チ15とその電源17間にリミットスイッチ20が介装
され、このリミットスイッチ20は、パーキングブレー
キレバー21がオンされると、オンして、解除スイッチ
15とのその電源17間の回路を、閉の続状態とするよ
うになっている。そこで解除スイッチ15は、タンクロ
ーリが停車中のみ使用,切換え操作可能となっており、
タンクローリの走行中はその電源17間が開の断状態
で、使用,切換え操作不能となっている。
【0023】さてそこで、作業員たるタンクローリの乗
務員・ドライバーが、本発明により解除スイッチ15に
タイマ16を介装したにもかかわらず、これを回避すべ
く、予め走行中に解除スイッチ15を閉のオン状態に切
換え操作し、タイマ16の設定時間を経過させ、もって
事後の荷卸し時等において、混液防止装置8の動作を停
止,解除させてしまうことも、防止されるようになって
いる。つまりタンクローリの走行中、解除スイッチ15
は、その電源17との間の回路が開の断状態で切換え操
作不能となっており、もって、タイマ16の設定時間を
走行中に経過させることも不能となっている。そこで解
除スイッチ15は、パーキングブレーキレバー21がオ
ンされた停車中のみ、その電源17との間の回路がリミ
ットスイッチ20にて閉の続状態とされ、もって、故障
した混液防止装置8の動作を停止,解除させることが可
能となっている。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るタンクローリの混液防止装
置は、以上説明したように、解除スイッチとの間にタイ
マを介装してなることにより、次の効果を発揮する。
【0025】第1に、作業員が解除スイッチを、操作の
複雑化・煩雑化解消のために利用,悪用することがなく
なる。すなわち、作業員たるタンクローリの乗務員・ド
ライバーが、機械的,電気的故障発生時でもないのに、
手間・面倒さ・煩雑さ解消だけのために楽をしようと、
積載や荷卸し作業に際し、解除スイッチを常時の開のオ
フ状態から閉のオン状態に切換えることはなくなる。こ
のように、この混液防止装置は積載や荷卸し時に、故意
に動作が停止,解除されることが防止される。
【0026】第2に、もって混油事故,混液事故発生
が、確実に防止される。すなわち、この混液防止装置は
常時正常に動作するので、荷卸しされるべき液体が、確
実にタンク室から荷卸しされるようになり、安全性が向
上し、事後の復旧処理に手間取ることもなくなる。
【0027】第3に、これらは簡単容易に実現される。
すなわち、この混液防止装置にあっては、タイマを介装
するという簡単な構成により、上述した第1,第2の点
が、容易にコスト面にも優れて実現される。このよう
に、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本発
明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンクローリの混液防止装置の実
施例を示す、回路図である。
【図2】混液防止装置等の全体説明図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 タンク室 3 底弁 4 吐出配管 5 吐出弁 6 仕切板 7 マンホール 8 混液防止装置 9 積載液種設定手段 10 タンク室指示手段 11 荷卸し液種設定手段 12 照合手段 13 ロック装置 14 警告装置 15 解除スイッチ 16 タイマ 17 電源 18 電源 19 アース 20 リミットスイッチ 21 パーキングブレーキレバー 22 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内が複数のタンク室に区画される
    と共に、各該タンク室にそれぞれ底弁が設けられ、各該
    タンク室からの荷卸しが、各該底弁,吐出配管,吐出弁
    等を介して行われるタンクローリにおいて、 荷卸しされるべき液種とは異なる液種が荷卸しされるこ
    とを防止する混液防止装置が付設されており、該混液防
    止装置は、荷卸し対象となる該タンク室に積載され荷卸
    しされようとする積載液種情報と、実際に荷卸しされる
    べき荷卸し液種情報とが一致するか否かを判別し、一致
    した場合のみ荷卸し可能とする制御を実施すると共に、
    該混液防止装置とその解除スイッチとの間に、直列にタ
    イマが介装されていること、を特徴とするタンクローリ
    の混液防止装置。
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