JPH0781548A - 燃料給油車のインターロック装置 - Google Patents

燃料給油車のインターロック装置

Info

Publication number
JPH0781548A
JPH0781548A JP24982993A JP24982993A JPH0781548A JP H0781548 A JPH0781548 A JP H0781548A JP 24982993 A JP24982993 A JP 24982993A JP 24982993 A JP24982993 A JP 24982993A JP H0781548 A JPH0781548 A JP H0781548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
fuel
refueling
turned
parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24982993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3250887B2 (ja
Inventor
Kenichi Tsuchiya
賢一 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP24982993A priority Critical patent/JP3250887B2/ja
Publication of JPH0781548A publication Critical patent/JPH0781548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250887B2 publication Critical patent/JP3250887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、給油作業中の状態や給油部材を格納
していない状態のまま、燃料給油車を誤って発進させて
しまうことがなく、破損,損壊事故が回避されると共
に、燃料油が溢れ出る危険も回避され、第2に、しかも
これは確実かつ安全に実現される、燃料給油車のインタ
ーロック装置を提案することを目的とする。 【構成】 このインターロック装置16は、燃料油を、
給油機器類を経た後、昇降自在に組み付けられたリフタ
ー上から給油ホースにて航空機に給油する、燃料給油車
にて用いられる。そして、パーキングブレーキ21が作
動されてパーキングスイッチ22がオンすると共に、手
動スイッチ17がオン操作されると、自己保持回路18
がセットされ、作動部20にて主ブレーキが作動する。
又、パーキングスイッチ22がオフすると共に、給油部
材が格納され格納スイッチ27がオンすると、自己保持
回路18がセット解除され、主ブレーキが作動解除され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料給油車のインター
ロック装置に関する。すなわち、燃料油を航空機に給油
するサービサ等の燃料給油車における、インターロック
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような燃料給油車では、燃料油を、
給油機器類が配された給油配管を経た後、昇降自在に組
み付けられたリフター上から、給油ホースにて航空機に
給油する。そして給油時には、リフターが作業員を載せ
て航空機の給油口直下まで上昇され、作業員は、車載さ
れていた給油ホース先端のノズルを、航空機の給油口に
接続して、給油作業を行う。なお燃料給油車は、燃料油
のタンクを搭載し、このようなタンクの燃料油を車載の
ポンプにて給油配管に供給して給油するタイプのもの
と、このようなタンクを搭載せず、空港側のハイドラン
ト給油装置の貯留タンクからポンプにて地下のハイドラ
ント配管を介し圧送されてきた燃料油を、車載の受入ホ
ースを接続して取り入れ給油配管に供給して給油するタ
イプのもの、いわゆるサービサとの2つのタイプのもの
がある。後者のサービサは、通常、大型の航空機の発着
する空港において、ハイドラント給油装置と共に使用さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち燃料給油車において、給油は一般に、リフター上の作
業員および地上側・車輌側の作業員により、つまり居場
所の異なる複数名の作業員により行われている。そこ
で、ある作業員が上昇したリフター上で給油作業中の状
態や、まだ給油ホース先端のノズルを航空機の給油口に
接続したままの状態、つまり給油ホースを外し忘れた状
態、更にはリフターを降下させるのを忘れた状態等にお
いて、他の作業員が誤って燃料給油車を発進させてしま
う可能性がある。又、サービサの場合には、受入ホース
をハイドラント配管に接続したまま外し忘れた状態で、
誤って発進させてしまう可能性がある。
【0004】このようにして、もしも給油部材であるリ
フター,給油ホース,受入ホース等を格納していない状
態のまま、燃料給油車を誤発進させるようなことがある
と、まず、航空機の給油口,リフター,給油ホース,受
入ホース,ハイドラント配管の先端その他が、破損,損
壊する事故が発生すると共に、圧送された高圧かつ多量
の燃料油が、瞬時に外部に漏出して溢れ出してしまい、
大変危険である。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、パー
キングブレーキのパーキングスイッチがオンで手動スイ
ッチがオン操作されると、自己保持回路がセットされて
主ブレーキが作動し、又、パーキングスイッチがオフか
つ給油部材の格納スイッチがオンで、自己保持回路がセ
ット解除されて主ブレーキが作動解除されるようにした
ことにより、第1に、燃料給油車の誤発進が防止される
と共に、第2に、しかもこれが確実かつ安全に実現でき
る、燃料給油車のインターロック装置を提案することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
燃料給油車のインターロック装置は、燃料油を、給油機
器類を経た後、昇降自在に組み付けられたリフター上か
ら給油ホースにて航空機に給油する、燃料給油車におい
て用いられる。そして、手動スイッチがオン操作される
ことによりセット可能な自己保持回路と、該自己保持回
路がセットされたことによっても作動する主ブレーキの
作動部と、パーキングブレーキに付設されその作動状態
でオンのパーキングスイッチと、給油部材に付設されそ
の格納状態でオンの格納スイッチと、を有してなる。そ
して該自己保持回路は、該パーキングスイッチがオンす
ると共に該手動スイッチがオン操作されると、セットさ
れ、かつ該パーキングスイッチがオフすると共に該格納
スイッチがオンで、セット解除される。
【0007】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。給油に際しこのインターロック装置で
は、パーキングブレーキが作動されてパーキングスイッ
チがオンすると共に、手動スイッチがオン操作される
と、自己保持回路がセットされ、作動部にて主ブレーキ
が作動する。このようにして燃料給油車が走行不能とさ
れ、給油が開始される。そして給油が終了し、パーキン
グブレーキが作動解除されてパーキングスイッチがオフ
すると共に、リフター,給油ホース等の給油部材が格納
されて格納スイッチがオンすると、自己保持回路がセッ
ト解除され、作動部により主ブレーキが作動解除され
る。このようにして燃料給油車が走行可能となり、発進
される。
【0008】そこで第1に、このようなインターロック
装置により、まだ給油作業中の状態や給油部材が格納さ
れていない状態のまま、燃料給油車を誤って発進させて
しまうことは、防止される。第2に、しかもこのインタ
ーロック装置にあっては、不必要な場合に主ブレーキを
作動させることがない等、動作が確実であり安全でもあ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は本発明の実施例の電気回
路図であり、図2の(1)図は主ブレーキの作動部のエ
アー回路図であり、図2の(2)図はその要部を示し、
図3の(1)図はサービサの側面概略図、図3の(2)
図はサービサによる給油状態の説明図である。
【0010】まず図3により、燃料給油車の1例たるサ
ービサについて説明する。サービサ1では、空港側のハ
イドラント給油装置2からの燃料油を、給油機器類を経
た後、昇降自在に組み付けられたリフター3上から、給
油ホース4にて航空機5に給油する。これらについて詳
述すると、空港にはハイドラント給油装置2が設けられ
ており、その貯留タンクからポンプにて圧送された燃料
油は、地下のハイドラント配管6を経由した後、地下ピ
ット給油口のハイドラントバルブ7に至る。そして、サ
ービサ1に車載されていたインテークホースたる受入ホ
ース8の先端が、カプラ等を介しハイドラントバルブ7
に接続され、もって圧送されてきた燃料油が、受入ホー
ス8そしてスイベルジョイント9を介し、サービサ1の
機械室10の給油配管11へと取り入れられる。
【0011】機械室10の給油配管11には、上流側か
ら下流側に向け、閉止弁,ストレーナ,圧力制御弁,フ
ィルター,計量器,流量制御弁,ベンチュリ等の給油機
器類が、順に設けられている。そこで取り入れられた燃
料油は、このような給油配管11そして給油機器類を通
過することにより、濾過され清浄化されると共に、所定
の給油圧力,流量,流速等の調整,制御が実施される。
【0012】しかる後、燃料油は給油ホース4を介し、
その先端のノズル12にて航空機5に給油される。すな
わち、サービサ1の機械室10の後部には、リフト機構
13にて昇降自在に給油作業台たるリフター3が組み付
けられており、リフター3は、給油時には作業員14を
載せて、航空機5の給油口15直下まで上昇され、作業
員14は、車載されていた給油ホース4の先端のノズル
12を、航空機5の給油口15に接続して給油作業を行
う。なお、航空機5側の燃料タンクは、一般に複数のタ
ンク室に分割されており、各々のタンク室は、それらの
集合配管を介し給油口15に接続されている。
【0013】次に図1により、インターロック装置16
について説明する。このインターロック装置16は、手
動スイッチ17がオン操作されることによりセット可能
な自己保持回路18と、自己保持回路18がセットされ
たことによっても作動する主ブレーキ19の作動部20
(後述の図2参照)と、パーキングブレーキ21に付設
され、その作動状態でオンのパーキングスイッチ22
と、リフター3,給油ホース4,受入ホース8等の給油
部材23に付設され、それらの格納状態で各々オンのリ
フタースイッチ24,ノズルスイッチ25,受入ホース
スイッチ26等の格納スイッチ27と、を有してなる。
そして自己保持回路18は、パーキングスイッチ22が
オンすると共に手動スイッチ17がオン操作されると、
セットされ、かつ、パーキングスイッチ22がオフする
と共に格納スイッチ27がオンで、セット解除される。
【0014】以下これらについて詳述する。まず28は
パーキングブレーキレバーであり、パーキングブレーキ
レバー28は、サービサ1の運転室に配され手動式にて
レバー操作されることにより、ワイヤ29を介し、サイ
ドブレーキつまり駐車ブレーキたるパーキングブレーキ
21が作動,作動解除される。すなわち、このようなパ
ーキングブレーキ21を作動状態にすることにより、付
設されたパーキングスイッチ22および操作力センサス
イッチ30はオンとなり、パーキングブレーキ21を作
動解除状態にすることにより、これらはオフとなる。
【0015】31は車載の電源であり、この電源31と
操作力センサスイッチ30との間には、ヒューズ32,
手動スイッチ17,リレーコイル33が配された回路が
形成されており、手動スイッチ17は、手動によるオン
操作時以外は常時オフのモーメンタリー式よりなってい
る。34は、操作力センサスイッチ30の他端のアース
である。又、手動スイッチ17とリレーコイル33間か
ら分岐され、リレー接点35およびリレーコイル36を
経由し、パーキングスイッチ22に至る回路が形成され
ており、このリレー接点35は、常開であると共にリレ
ーコイル33が通電,励磁されると閉に切り換わる。3
7は、パーキングスイッチの他端のアースである。更
に、手動スイッチ17およびリレー接点35と並列に、
リレー接点38が配されており、このリレー接点38
は、常開であると共にリレーコイル36が通電,励磁さ
れると閉に切り換わり、このようなリレーコイル36と
リレー接点38により自己保持回路18が構成されてい
る。又、リレーコイル36の直前で更に回路が分岐さ
れ、主ブレーキ19の作動部20のソレノイドバルブ3
9と、運転室のパイロットランプ40とに、並列に接続
されている。(なお図1中想像線で囲われた部分は、運
転室内の操作盤を示している)。41,42は、それぞ
れ他端のアースである。
【0016】更に、ヒューズ32と手動スイッチ17間
からは別途、回路が分岐されており、この回路は途中で
再び分岐され、分岐された一方には、格納スイッチ27
を構成するリフタースイッチ24,ノズルスイッチ2
5,受入ホーススイッチ26そしてリレーコイル43が
順に直列に配され、他端がアース44となっている。こ
れと共に分岐された他方には、並列に第2リフタースイ
ッチ45,第2ノズルスイッチ46,第2受入ホースス
イッチ47が配され、これらを介しそれぞれ、運転室に
配されたパイロットランプ48,49,50に接続され
ており、他端がアース51,52,53となっている。
リフタースイッチ24,ノズルスイッチ25,受入ホー
ススイッチ26は、それぞれ、リフター3,ノズル12
付の給油ホース4,受入ホース8等の給油部材23がサ
ービサ1に格納されると、オンし続となり、逆に、第2
リフタースイッチ45,第2ノズルスイッチ46,第2
受入ホーススイッチ47は、それぞれ、リフター3,ノ
ズル12付の給油ホース4,受入ホース8等の給油部材
23がサービサ1に格納されると、オフし断となる。更
に、前述したリレーコイル36とパーキングスイッチ2
2間、および、上述したリレーコイル43とアース44
間が接続されると共に、運転室に配された解除スイッチ
54とリレー接点55が直列に介装されており、解除ス
イッチ54は常閉であり、リレー接点55は、常閉であ
ると共にリレーコイル43が通電,励磁されると開に切
り換わる。
【0017】図示のインターロック装置16では、この
ような回路が形成されている。そこでサービサ1が停車
され、まずパーキングブレーキレバー28がレバー操作
されて、パーキングブレーキ21が作動されることによ
り、パーキングスイッチ22および操作力センサスイッ
チ30がオンする。そしてこのようなパーキングブレー
キ21の作動時に、手動スイッチ17を、図示の状態か
らオン操作することにより、電源31からヒューズ3
2,オン操作された手動スイッチ17,リレーコイル3
3,操作力センサスイッチ30に至る回路が通電され、
リレーコイル33が励磁されるので、リレー接点35
が、図示のごとく開から閉に切り換わる。そこで、電源
31からヒューズ32,閉のリレー接点35,リレーコ
イル36,パーキングスイッチ22に至る回路が通電さ
れ、リレーコイル36が励磁されるので、リレー接点3
8が、図示のごとく開から閉に切り換わる。そこで、電
源31からヒューズ32,閉のリレー接点38,リレー
コイル36,パーキングスイッチ22に至る回路が通電
されると共に、途中から分岐した回路によりソレノイド
バルブ39が通電,励磁されて開に切り換わり、後述に
より作動部20にて主ブレーキ19が作動し、サービサ
1が走行不能となる。なお同時に、パイロットランプ4
0が点灯し、主ブレーキ19が作動中であることを知ら
せる。
【0018】さて、このようなリレーコイル36とリレ
ー接点38により、このインターロック装置16の自己
保持回路18が構成されている。すなわち上述により、
パーキングスイッチ22がオンで手動スイッチ17がオ
ン操作されると、リレーコイル36が通電,励磁され続
けリレー接点38も閉を自己保持する。このように、自
己保持回路18がセットされることにより、ソレノイド
バルブ39そして作動部20にて主ブレーキ19が作動
され続けるが、手動スイッチ17はモーメンタリー式よ
りなり、オン操作された後は直ちにオフに復帰する。
【0019】これと共に、サービサ1に組み付けられて
いたリフター3が上昇され、車載されていた給油ホース
4のノズル12が航空機5の給油口15に接続され、
又、車載されていた受入ホース8がハイドラント配管6
に接続される(図3参照)。このようにして、リフター
3,給油ホース4,受入ホース8等の各給油部材23
が、格納状態から使用状態とされると、それぞれ対応し
て、リフタースイッチ24,ノズルスイッチ25,受入
ホーススイッチ26等の格納スイッチ27が、図示のご
とくオフする。これに対し、第2リフタースイッチ4
5,第2ノズルスイッチ46,第2受入ホーススイッチ
47が、図示のごとくオンして、各々のパイロットラン
プ48,49,50が点灯し、ノズル12,給油ホース
4,受入ホース8が、格納されず使用状態にあることを
知らせる。なお、各格納スイッチ27が上述によりオフ
なので、リレーコイル43は通電,励磁されず、リレー
接点55は図示のように閉を保持し、常閉の解除スイッ
チ54を介しアース44に至る回路も、前述したパーキ
ングスイッチ22に至る回路と同様に通電されている。
【0020】さて、このようにサービサ1が走行不能に
停車された状態のもとに、サービサ1にて、航空機5へ
の給油が実施される。そして給油が終了すると、まず、
リフター3,給油ホース4,受入ホース8等の給油部材
23が、すべて使用状態からサービサ1に格納され、リ
フタースイッチ24,ノズルスイッチ25,受入ホース
スイッチ26等の格納スイッチ27が、図示のオフから
オンに切り換わる。そこで、電源31からヒューズ3
2,オンの各格納スイッチ27,リレーコイル43に至
る回路が通電され、リレーコイル43が励磁されるの
で、リレー接点55が図示の閉から開に切り換わる。こ
れと共に給油終了に伴い、パーキングブレーキレバー2
8がレバー操作されて、パーキングブレーキ21が作動
解除され、パーキングスイッチ22および操作力センサ
スイッチ30がオフする。なお、リフター3,給油ホー
ス4,受入ホース8等の給油部材23の格納に伴い、第
2リフタースイッチ45,第2ノズルスイッチ46,第
2受入ホーススイッチ47は、図示のオンからオフし、
各々のパイロットランプ48,49,50が消灯して、
これらが格納状態にあることを知らせる。
【0021】さて、このインターロック装置16にあっ
ては、このように、パーキングスイッチ22がオフする
と共に、各格納スイッチ27のオンによりリレー接点5
5が開となることにより、自己保持回路18がセット解
除される。すなわち、パーキングスイッチ22のオフお
よびリレー接点55の開により、リレーコイル36の励
磁が解除され、リレー接点38が図示の閉から開に切り
換わり、自己保持が解除される。このように自己保持回
路18がセット解除され、電源31からヒューズ32,
リレー接点38,リレーコイル36,パーキングスイッ
チ22に至る回路や、解除スイッチ54,リレー接点5
5に至る回路の通電が遮断されると共に、作動部20の
ソレノイドバルブ39に至る回路の通電が遮断される。
もってソレノイドバルブ39が閉に切り換わり、作動部
20により主ブレーキ19が作動解除され、サービサ1
が走行可能となる。
【0022】このインターロック装置16にあっては、
このように、リフター3,給油ホース4,受入ホース8
等の給油部材23の全部又はいずれか1つが、もしも格
納されていない場合には、例えパーキングブレーキレバ
ー28がレバー操作されパーキングブレーキ21が作動
解除されても、主ブレーキ19が作動解除されないよに
なっている。
【0023】すなわち、このような場合にはリレーコイ
ル43が通電,励磁されず、リレー接点55は図示の閉
を保持しているので、例えパーキングスイッチ22がオ
フとなっても、リレーコイル36が通電,励磁され続け
リレー接点38が閉を保持し、自己保持回路18はセッ
トされたままとなっている。このように自己保持回路1
8はセット解除されず、作動部20のソレノイドバルブ
39は通電,励磁され続け開のままであり、作動部20
により主ブレーキ19が作動されており、パーキングブ
レーキ21を作動解除しても、サービサ1は依然として
走行不能である。なおこの場合には、格納されていない
リフター3,給油ホース4,受入ホース8等の給油部材
23の対応したパイロットランプ48,49,50が点
灯したままであり、未格納状態を知らせている。インタ
ーロック装置16は、このようになっている。
【0024】なおここで、図2により主ブレーキ19の
作動部20について、述べておく。56は運転席のブレ
ーキペタル56であり、その押下により、リヤやフロン
トのブレーキバルブ57が閉から開に切り換わり、リヤ
系エアタンクやフロント系エアタンク(図示せず)から
の圧縮空気が、それぞれエアー回路により、リヤやフロ
ントのダブルチェックバルブ58へと流れるようになっ
ている。他方、このようなブレーキペタル56やブレー
キバルブ57によらず、前述により、ソレノイドバルブ
39が通電,励磁されて閉から開に切り換わることによ
っても、エアータンク59からの圧縮空気が、それぞれ
エアー回路により、リヤやフロントのダブルチェックバ
ルブ58へと流れるようになっている。
【0025】そして、これらによりリヤやフロントのダ
ブルチェックバルブ58へと流れた圧縮空気は、リヤや
フロントのリレーバルブ60のパイロット61(図2の
(2)図参照)へと導かれ、その空気圧により、リレー
バルブ60がそれぞれ閉から開に切り換わるようになっ
ている。リヤやフロントのリレーバルブ60が開に切り
換わると、リヤ系エアタンクやフロント系エアタンクか
らの圧縮空気が、それぞれエアー回路により、リヤやフ
ロントのブレーキチャンバ62へと流れる。作動部20
では、このようにして主ブレーキ19が作動される。
【0026】これに対し、ブレーキペタル56の押下解
除により、リヤやフロントのブレーキバルブ57が、リ
ヤ系エアタンクやフロント系エアタンクに対し閉に切り
換わると、エアー回路により、リヤやフロントのリレー
バルブ60のパイロット61の圧縮空気が、それぞれ、
ダブルチェックバルブ58を介しブレーキバルブ57か
ら排気される。他方、ソレノイドバルブ39が通電,励
磁を解除されて、エアータンク59に対し閉に切り換わ
ると、エアー回路により、リヤやフロントのリレーバル
ブ60のパイロット61の圧縮空気が、それぞれ、ダブ
ルチェックバルブ58を介しソレノイドバルブ39から
排気される。
【0027】これらにより、リヤやフロントのリレーバ
ルブ60のパイロット61の圧縮空気が排気されると、
リレーバルブ60がそれぞれ、リヤ系エアタンクやフロ
ント系エアタンクに対し開から閉に切り換わると共に、
ブレーキチャンバ62の圧縮空気がそれぞれリレーバル
ブ60から排気される(図2の(2)図参照)。作動部
20では、このようにして主ブレーキ19が作動解除さ
れる。
【0028】このインターロック装置16は、以上のよ
うになっている。そこで以下のようになる。燃料給油車
の1例たるサービサ1では、ハイドラント給油装置2の
ハイドラント配管6から受入ホース8を介し取り入れら
れた燃料油が、給油機器類を経た後、昇降自在に組み付
けられたリフター3上から、給油ホース4にて航空機5
に給油口15から給油される。このような給油に際しこ
のインターロック装置16では、サービサ1のパーキン
グブレーキ21が作動されて、付設されたパーキングス
イッチ22がオンすると共に、手動スイッチ17がオン
操作されると、リレーコイル36が通電,励磁されてリ
レー接点38が閉となり、自己保持回路18がセットさ
れ、もってソレノイドバルブ39が切り換わり作動部2
0にて主ブレーキ19が作動される。このようにしてサ
ービサ1が走行不能とされ、給油が開始される。
【0029】そして給油が終了し、パーキングブレーキ
21が作動解除されて、パーキングスイッチ22がオフ
すると共に、リフター3,給油ホース4,受入ホース8
等の給油部材23がサービサ1に格納されて、リフター
スイッチ24,ノズルスイッチ25,受入ホーススイッ
チ26等の格納スイッチ27がオンすると、リレーコイ
ル36が励磁解除されリレー接点38が開となり、自己
保持回路18がセット解除され、もってソレノイドバル
ブ39が切り換わり作動部20により主ブレーキ19が
作動解除される。このようにしてサービサ1が走行可能
となり、発進される。そこで、このサービサ1のインタ
ーロック装置16によると、次の第1,第2のようにな
る。
【0030】第1に、この燃料給油車の1例たるサービ
サ1は、パーキングスイッチ22のオフと、リフタース
イッチ24,ノズルスイッチ25,受入ホーススイッチ
26等の格納スイッチ27のオンとの2条件が満たされ
た時に、始めて、主ブレーキ19が作動解除され走行可
能となる。従って、このようなインターロック装置16
により、まだ給油作業中の状態や、リフター3,給油ホ
ース4,受入ホース8等の給油部材23が格納されてい
ない状態のまま、サービサ1を誤って発進させてしまう
ことは、防止される。なお、このように給油部材23が
格納されていない場合や、走行中にもしも給油部材23
が格納状態から外れた場合は、対応したパイロットラン
プ48,49,50が点灯し、運転室にてこれをモニタ
ー可能である。
【0031】第2に、このサービサ1は、パーキングス
イッチ22のオンと、手動スイッチ17のオン操作との
2条件が満たされた時に、始めて、主ブレーキ19が作
動され走行不能となる。又、パーキングスイッチ22の
オフと、リフタースイッチ24,ノズルスイッチ25,
受入ホーススイッチ26等の格納スイッチ27のオンと
の2条件が満たされた時に、始めて、主ブレーキ19が
作動解除され走行可能となる。そこで、例えば走行中に
誤って、インターロック装置16により主ブレーキ19
が作動されることもない等、不必要な場合に不意に急ブ
レーキがかかってしまうようなことはない。このよう
に、このインターロック装置16は、その動作が確実で
あり安全でもある。
【0032】なお第1に、図示実施例では、リフター
3,給油ホース4,受入ホース8等の給油部材23に、
それぞれ、その格納状態でオンするリフタースイッチ2
4,ノズルスイッチ25,受入ホーススイッチ26等の
格納スイッチ27が設けられており、このようなすべて
の格納スイッチ27がオンすることが、インターロック
装置16の自己保持回路18のセット解除の条件となっ
ているが、本発明は、このような図示実施例に限定され
るものではない。例えば、まず給油部材23は、リフタ
ー3,給油ホース4,受入ホース8以外のものであって
もよく、このような他の給油部材23に、その格納状態
でオンする格納スイッチ27が設けられていてもよい。
又、このような他の給油部材23や格納スイッチ27
と、上述した3つの給油部材23や格納スイッチ27の
全部又は一部とを、選択的に組み合わせて用いるように
してもよい。勿論、給油部材23や格納スイッチ27と
して、リフター3,給油ホース4,受入ホース8のいず
れか、リフタースイッチ24,ノズルスイッチ25,受
入ホーススイッチ26のいずれかを、1つ又は2つ選択
的に組み合わせて用いるようにしてもよい。そして、こ
のような各種の組み合わせが考えられる給油部材23の
格納スイッチ27がオンすることを、インターロック装
置16の自己保持回路18のセット解除の条件としても
よい。
【0033】なお第2に、図示実施例のインターロック
装置16では、自己保持回路18がリレーコイル36と
リレー接点38で構成され、図1に示した電気回路が採
用されていたが、本発明は、これに限定されるものでは
ない。このようなインターロック装置16は、例えばマ
イクロコンピューターを採用し、マイクロコンピュータ
ーに手動スイッチ17,パーキングスイッチ22,格納
スイッチ27からのオンオフ信号が入力され,記憶され
ると共に、予め読み込まれたプログラムに基づき、作動
部20に対し作動信号や作動解除信号を出力して主ブレ
ーキ19の制御を実施することによっても、実現可能で
ある。
【0034】なお第3に、図示実施例では燃料給油車の
1例としてサービサ1が示されているが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、ハイドラント給油装置2
への受入ホース8を備えたサービサ1とは異なりタンク
を搭載し、このタンクに積載された燃料油を、車載のポ
ンプにて機械室10の給油配管11に供給して、給油を
行うタイプの燃料給油車にも、勿論適用可能である。
【0035】なお第4に、図1中の解除スイッチ54は
常閉となっており、非常緊急時に手動操作され開とされ
る。すなわち、リフタースイッチ24,ノズルスイッチ
25,受入ホーススイッチ26やリレーコイル43,リ
レー接点55等が、何らかの理由により故障し、もっ
て、前述した自己保持回路18がセット解除されず、作
動部20にて主ブレーキ19が不必要に作動され続けた
ような場合において、この解除スイッチ54が手動操作
され開とされる。もって、パーキングスイッチ22のオ
フと、このリレー接点55に代わる解除スイッチ54の
開とにより、自己保持回路18がセット解除され、ソレ
ノイドバルブ39が切り換わって、作動部20により主
ブレーキ19が作動解除される。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る燃料給油車のインターロッ
ク装置は、以上説明したように、パーキングブレーキの
パーキングスイッチがオンで手動スイッチがオン操作さ
れると、自己保持回路がセットされて主ブレーキが作動
し、又、パーキングスイッチがオフかつ給油部材の格納
スイッチがオンで、自己保持回路がセット解除されて主
ブレーキが作動解除されるようにしたことにより、次の
効果を発揮する。
【0037】第1に、燃料給油車の誤発進が防止され
る。すなわち、まだ給油作業中の状態や、給油部材であ
るリフター,給油ホース,受入ホース等を格納していな
い状態のまま、燃料給油車を誤って発進させてしまうこ
とは、防止される。従って、航空機の給油口,リフタ
ー,給油ホース,受入ホース,ハイドラントバルブ,そ
の他の破損,損壊事故が回避される。又、圧送された高
圧かつ多量の燃料油が、外部に漏出して溢れ出る危険も
回避される。
【0038】第2に、しかもこれは、確実かつ安全に実
現される。すなわち、不必要な場合に主ブレーキが作動
してしまうようなことはなく、動作が確実であり安全で
もある。このように、この種従来例に存した問題点が一
掃される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料給油車のインターロック装置
の実施例を示す、電気回路図である。
【図2】主ブレーキの作動部のエアー回路図であり、
(1)図はその全体を、(2)図はその要部を示す。
【図3】サービサを示し、(1)図はその側面概略図で
あり、(2)図はその給油状態の説明図である。
【符号の説明】
3 リフター(給油部材) 4 給油ホース(給油部材) 5 航空機 8 受入ホース(給油部材) 16 インターロック装置 17 手動スイッチ 18 自己保持回路 20 作動部 21 パーキングブレーキ 22 パーキングスイッチ 23 給油部材 24 リフタースイッチ(格納スイッチ) 25 ノズルスイッチ(格納スイッチ) 26 受入ホーススイッチ(格納スイッチ) 27 格納スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料油を、給油機器類を経た後、昇降自
    在に組み付けられたリフター上から給油ホースにて航空
    機に給油する、燃料給油車におけるインターロック装置
    であって、 手動スイッチがオン操作されることによりセット可能な
    自己保持回路と、該自己保持回路がセットされたことに
    よっても作動する主ブレーキの作動部と、パーキングブ
    レーキに付設されその作動状態でオンのパーキングスイ
    ッチと、給油部材に付設されその格納状態でオンの格納
    スイッチと、を有してなり、 該自己保持回路は、該パーキングスイッチがオンすると
    共に該手動スイッチがオン操作されると、セットされ、
    かつ該パーキングスイッチがオフすると共に該格納スイ
    ッチがオンで、セット解除されること、を特徴とする燃
    料給油車のインターロック装置。
JP24982993A 1993-09-10 1993-09-10 燃料給油車のインターロック装置 Expired - Fee Related JP3250887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24982993A JP3250887B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 燃料給油車のインターロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24982993A JP3250887B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 燃料給油車のインターロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0781548A true JPH0781548A (ja) 1995-03-28
JP3250887B2 JP3250887B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=17198813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24982993A Expired - Fee Related JP3250887B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 燃料給油車のインターロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250887B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462939B1 (ko) * 2002-07-24 2004-12-23 가나공항산업주식회사 항공기 급유차의 제어 시스템
GB2437318A (en) * 2006-04-20 2007-10-24 Johann Heidt A system for immobilising a vehicle having a dry line liquid delivery system
CN102649400A (zh) * 2012-06-04 2012-08-29 航天晨光股份有限公司 一种加油车联锁限速控制系统
CN103662073A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 上海浦东国际机场航空油料有限责任公司 飞机加油车加油接头连锁与呆德曼互控的飞机加油装置
CN107444241A (zh) * 2017-09-18 2017-12-08 中国重汽集团柳州运力专用汽车有限公司 危化品专用车行车互锁装置
GB2551475A (en) * 2016-05-09 2017-12-27 Duncan Holman Services Ltd Warning device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462939B1 (ko) * 2002-07-24 2004-12-23 가나공항산업주식회사 항공기 급유차의 제어 시스템
GB2437318A (en) * 2006-04-20 2007-10-24 Johann Heidt A system for immobilising a vehicle having a dry line liquid delivery system
GB2437318B (en) * 2006-04-20 2008-05-14 Johann Heidt Vehicle with dry line delivery system
CN102649400A (zh) * 2012-06-04 2012-08-29 航天晨光股份有限公司 一种加油车联锁限速控制系统
CN103662073A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 上海浦东国际机场航空油料有限责任公司 飞机加油车加油接头连锁与呆德曼互控的飞机加油装置
CN103662073B (zh) * 2012-09-07 2015-12-09 上海浦东国际机场航空油料有限责任公司 飞机加油车加油接头连锁与呆德曼互控的飞机加油装置
GB2551475A (en) * 2016-05-09 2017-12-27 Duncan Holman Services Ltd Warning device
GB2551475B (en) * 2016-05-09 2021-02-17 Duncan Holman Services Ltd Warning device
CN107444241A (zh) * 2017-09-18 2017-12-08 中国重汽集团柳州运力专用汽车有限公司 危化品专用车行车互锁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3250887B2 (ja) 2002-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2549248Y2 (ja) 車両用燃料供給装置の安全回路
WO2000015480A2 (en) Automatic air parking brake lock and method
US3797263A (en) Dewar filling, purging, and draining system
JPH0781548A (ja) 燃料給油車のインターロック装置
CN111361493A (zh) 用于罐车的紧急切断气动控制系统
US2960106A (en) Liquid dispensing apparatus
GB2264271A (en) Safety system for a liquefied gas bulk tanker vehicle.
JP3581223B2 (ja) タンクローリ
JPH07330096A (ja) 燃料給油車のインターロック装置
JP3746912B2 (ja) 給油自動車
JP3745521B2 (ja) タンクローリの底弁開閉装置
JP3302517B2 (ja) 燃料給油車
JP3581222B2 (ja) タンクローリ
JP3386578B2 (ja) 燃料給油車のインターロック装置
KR100314423B1 (ko) 항공기급유차의다중제어시스템
JP3302530B2 (ja) 燃料給油車
US5305791A (en) Remote fluid flow controller
JP3765903B2 (ja) タンクローリの配管構造の中間仕切弁
JP4324153B2 (ja) 給油システム
RU58099U1 (ru) Топливозаправщик
US20060076768A1 (en) Portable aircraft fueling system
CN218929440U (zh) 一种专用汽车安全联锁气控系统
JPS6020639Y2 (ja) 給油装置
RU2140380C1 (ru) Система заправки топливных отсеков самолета
JPH08324291A (ja) 燃料給油車のインターロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees