JPH08266700A - ゴルフ練習装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ダウンスイングを開始するタイミングが指示さ
れるゴルフ練習装置を提供する。 【構成】フォトセンサ２・３によって、バックスイング
方向検出からダウンスイング方向検出までの時間がスイ
ング時間として計時される。また、ダウンスイング方向
検出時には、フォトセンサ２・３の出力信号の相関がと
られ、その出力時間差と２つのセンサ２・３の間隔ｓと
からヘッドの移動速度が計算される。一方、メモリーに
予め記憶されている基準移動速度と基準スイング時間と
に基づいて、信号処理部４が所定の演算を行い、バック
スイング方向検出時から所定時間後にＧＯランプ５ｂを
点灯させて、ダウンスイングを開始するタイミングを指
示する。最後に、信号処理部４が、前記スイング時間と
基準スイング時間，及び前記移動速度と基準移動速度と
を比較判定して、その結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブのスイン
グのタイミングを指示できるゴルフ練習装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフボールを載せてそれをゴルフクラ
ブで打つゴルフ練習用マットは、従来からよく使われて
いる。更に、このようなゴルフ練習用マットと関連し
て、スイングに関するデータを測定し、そのリズムやタ
イミング及びフォームが適切であるか否かを判定する練
習装置も提案されている。

【０００３】例えば、特公平６−７５６０９号公報に
は、バックスイングの開始とインパクトを、２個のセン
サを用いて検出してその時間差、つまりスイング時間を
計時して、自己のスイングを確認するゴルフ練習装置の
技術内容が開示されている。詳しくは、ゴルフボールの
セット位置に近い第１のセンサとそこからスイング方向
に若干離れた位置にある第２のセンサを設け、その検出
信号の出力の順と時間差の組み合わせから、バックスイ
ングかダウンスイングか又はワッグルかを判断し、アド
レスからインパクトまでの時間を計時して表示するもの
である。

【０００４】また、特開昭６２−１８３７７７号公報に
は、練習者の手首に指向性の鋭い無線送受信装置を付
け、練習用マット又は練習者の身体に取り付けた中継装
置との間で電波の送受を行って、トップスイング，イン
パクトの位置を検出したり、バックスイング時間やダウ
ンスイング時間を算出したりして，自己のスイングの状
態をチェックするゴルフ練習装置の技術内容が開示され
ている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】さて、ゴルファーがス
イングをするとき、「イチ，ニー，サーン」のリズム，
タイミングをイメージしながらクラブを振ることが多
い。これはゴルフクラブのアドレスからバックスイン
グ，バックスイングからダウンスイング，インパクトに
移る各工程のリズム，タイミングであるが、個々のゴル
ファーによって異なるものである。このリズム，タイミ
ングを安定させてスイングすることは、初心者はもちろ
ん、中上級者においても難しい。

【０００６】しかし、前者のゴルフ練習装置において
は、バックスイング開始からインパクトまでの時間しか
計時・表示できないから、初心者のゴルファーにとって
大切なバックスイングからダウンスイングにうつるタイ
ミングについては、全く分からなかった。更に、ダウン
スイング時のヘッドスピードの検出が、クラブヘッドの
形状等が原因で正確に測定できないという問題点もあっ
た。

【０００７】また、後者のゴルフ練習装置によれば、練
習者の手首に送受信装置を付ける必要があり、装着した
違和感からゴルフ練習装置を意識しすぎて、体がかたく
なったり、姿勢がくずれたりして、スイングが乱れるこ
とがあった。また、手首に取り付けられる送受信装置は
大きくできないので、電池容量等の関係からその信号強
度は非常に弱く、場合によってはトップスイングの位置
が検出できないことがあった。

【０００８】本発明のゴルフ練習装置は、上記の問題点
にかんがみて提案されたもので、バックスイングからダ
ウンスイングへ振り下ろす時のタイミングが指示される
と共に、インパクト直前のヘッドスピードが正確に測定
できるゴルフ練習装置を提供することを目的としてい
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１のゴルフ練習装
置は、ゴルフボールを載せるマットと、ゴルフクラブの
ヘッドの通過を検出するためにスイング軌道方向に所定
の間隔をとって前記マットに配置された少なくとも２つ
のセンサを備えたゴルフ練習装置であって、センサが出
力する出力信号からヘッドのバックスイング方向とダウ
ンスイング方向のいずれかの動きを検出する検出手段
と、バックスイング方向検出時からダウンスイング方向
検出時までのスイング時間を計時する計時手段と、ダウ
ンスイング方向検出時に前記出力信号の相関をとってそ
の時間差を求めその出力時間差とセンサの間隔とからヘ
ッドの移動速度を算出する計算手段と、基準移動速度と
基準スイング時間とを予め記憶している基準値記憶手段
と、基準移動速度と基準スイング時間とに基づいて演算
しバックスイングからダウンスイングへ移るタイミング
を指示するタイミング指示手段と、スイング時間と基準
スイング時間，及び移動速度と基準移動速度とを比較し
てその結果を表示する判定手段とを備えた。

【００１０】前記基準値記憶手段には半導体メモリーだ
けに限らず、可変抵抗器やＤＩＰスイッチ等を用いても
よい。

【００１１】また、請求項２のゴルフ練習装置は、ゴル
フボールを載せるマットと、ゴルフクラブのヘッドの通
過を検出するためにスイング軌道方向に間隔をとって前
記マットに配置された少なくとも２つのセンサを備えた
ゴルフ練習装置であって、センサが出力する出力信号か
らヘッドのバックスイング方向とダウンスイング方向の
いずれかの動きを検出する検出手段と、バックスイング
方向検出時からダウンスイング方向検出時までのスイン
グ時間を計時して保持する計時手段と、検出手段がダウ
ンスイング方向を検出するごとに出力信号の相関をとっ
てその時間差を求めその出力時間差とセンサの間隔とか
らヘッドの移動速度を算出して保持する計算手段と、前
記スイング時間と前記移動速度とを設定データとして出
力するか否かを決定する出力制御手段と、この出力制御
手段から設定データが出力されるごとに記憶する設定記
憶手段と、設定データに基づいて演算しバックスイング
からダウンスイングへ移るタイミングを指示するタイミ
ング指示手段と、スイング時間及び移動速度と設定記憶
手段に記憶されている設定データとを比較してその結果
を表示する判定手段とを備えた。

【００１２】

【作用】請求項１のゴルフ練習装置においては、検出手
段が、少なくとも２つのセンサの出力信号によって、ヘ
ッドのバックスイング方向とダウンスイング方向のいず
れかの動きを検出する。検出手段がバックスイング方向
を検出した時からダウンスイング方向を検出した時まで
をスイング時間として、計時手段が計時する。また、検
出手段がダウンスイング方向を検出した時には、計算手
段が前記出力信号の相関をとって時間差を求め、その出
力時間差とセンサの間隔とからヘッドの移動速度を計算
する。

【００１３】一方、タイミング指示手段は、記憶手段の
基準移動速度と基準スイング時間とに基づいて所定の演
算をし、バックスイングからダウンスイングへ移るタイ
ミングを指示する。最後に、判定手段が、計時手段の計
時したスイング時間と基準スイング時間，及び計算手段
の計算した移動速度と基準移動速度とを比較して、その
結果を表示する。

【００１４】また、請求項２のゴルフ練習装置において
は、練習に先立って、設定記憶手段に設定データを記憶
させる。先ず、検出手段によってスイングの方向を検出
する。続いて、検出手段がバックスイング方向を検出し
た時からダウンスイング方向を検出した時までのスイン
グ時間を、計時手段が計時しその値を保持する。また、
検出手段がダウンスイング方向を検出した時には、計算
手段が前記複数の出力信号の相関をとって時間差を求
め、その出力時間差と少なくとも２つのセンサの間隔と
からヘッドの移動速度を計算し、その値を保持する。こ
こで、理想的なスイングフォームであると練習者が判断
したら、出力制御手段によって、保持されているスイン
グ時間と移動速度とを読み出し、これらを設定データと
して設定記憶手段に出力する。設定記憶手段はこの設定
データを記憶する。

【００１５】次のスイングをすると、前述のようにスイ
ング時間と移動速度とが、計時，計算され、各手段に保
持される。そして、判定手段が、このスイング時間及び
移動速度と先の設定データとを比較し、その結果を表示
する。一方、タイミング指示手段は、先の設定データに
基づいて所定の演算を行い、バックスイングからダウン
スイングへ移るタイミングを指示する。なお、出力制御
手段によって、前記設定データの書き換えは自在であ
る。

【００１６】

【実施例】以下に本発明を、実施例を示した図面に基づ
いて、詳細に説明する。図１は本実施例に係るゴルフ練
習装置の斜視図，図２は図１のゴルフ練習装置のブロッ
ク図，図３は図１のゴルフ練習装置の動作説明図，図４
はダウンスイングの開始とインパクトのタイミングの指
示をする指示フローチャート，図５はバックスイング開
始時のフォトセンサの出力信号のタイムチャート，図６
はスイング時間とヘッドスピードをチェックする判定フ
ローチャート，図７はインパクト直前のフォトセンサの
出力信号のタイムチャートである。

【００１７】図１において、１はゴルフボールを載せる
マット，２・３はマット１の中心線１ａの線上に距離ｓ
だけ離して配置したフォトセンサである。４はフォトセ
ンサ２・３の出力信号を処理して表示器に出力する処理
部である。５ａはＳＴＡＲＴランプ，５ｂはＧＯラン
プ，５ｃはＳＨＯＴランプ，５ｄはＳＬＯＷランプ，５
ｅはＮＩＣＥランプ，５ｆはＦＡＳＴランプである。

【００１８】図２に示すように、処理部４は、全体を制
御するＣＰＵ４ａと、基準スイング時間と基準移動速度
とを記憶しているメモリー４ｂと、ＣＰＵ４ａと各端末
とをつなぐＩ／Ｏポート４ｃと、経過時間を計るタイマ
ー４ｄと、判定動作だけを制御する副ＣＰＵ４ｅとから
構成されている。ここで、フォトセンサ２・３とＣＰＵ
４ａとが検出手段に、ＣＰＵ４ａとタイマー４ｄとが計
時手段及び計算手段に、メモリー４ｂが基準値記憶手段
に、ＣＰＵ４ａとタイマー４ｄとランプ５ａ・５ｂ・５
ｃがタイミング指示手段に、ＣＰＵ４ｅとランプ５ｄ・
５ｅ・５ｆが判定手段に対応している。

【００１９】次に図２乃至図６を用いて、実施例１のゴ
ルフ練習装置の動作の説明をする。図４が示す指示動作
においては、ゴルフ練習装置をＯＮにすると、先ずステ
ップＳ１でメモリー４ｂから基準スイング時間ＴS と基
準移動速度ＶH が読みだされ、次のステップＳ２でＣＰ
Ｕ４ａでバックスイング設定時間ＴB,とインパクト設定
時間ＴI が演算される。ここで、バックスイング開始か
らダウンスイング開始までのバックスイング設定時間Ｔ
B は、ダウンスイングにかかる時間を基準移動速度ＶH
より算出し、基準スイング時間ＴS から引いて決定した
ものである。また、バックスイング開始からインパクト
までのインパクト設定時間ＴI は、基準スイング時間Ｔ
S と等しい。

【００２０】練習者は先ず、クラブ８をティー９の上の
ゴルフボール７にアドレスする。その位置からＡ方向に
バックスイングをすると、フォトセンサ２・３から図５
の出力波形ａ・ｂが出力される。出力波形ａはタイミン
グＴ１で、次に出力波形ｂはタイミングＴ２で閾値以上
になり、この前後関係からクラブ８がＡ方向に移動した
ことが分かる。

【００２１】ステップＳ３でバックスイング開始と判断
されたら、ステップＳ４でＳＴＡＲＴランプ５ａが点灯
する。同時に、タイマー４ｄがカウントを開始する。こ
の後、ステップＳ６でタイマー４ｄが時間経過を監視し
ているが、その間ステップＳ５では、常にフォトセンサ
２・３がクラブ８のダウンスイング方向の動きを監視し
ている。もし、演算されたバックスイング設定時間ＴB
までの間に、ダウンスイング方向の動きを検出された
ら、クラブ８の動きはワッグルであったとして、ステッ
プＳ１０でカウントがリセットされ、ステップＳ３まで
戻る。

【００２２】ステップＳ６で、バックスイング設定時間
ＴB が経過したら、ステップＳ７で、ダウンスイングへ
移るタイミングがＧＯランプ５ｂで点灯する。同時に、
後述する図６の判定フローチャートに示す判定動作が開
始される。続いて、ステップＳ８でインパクト設定時間
ＴI が経過したら、インパクトのタイミングがステップ
Ｓ９で、ＳＨＯＴランプ５ｃで示される。上記３つのラ
ンプの点灯時間はある程度調節できる。ＳＨＯＴランプ
５ｃ点灯から約２０秒経過後、ステップＳ１０でカウン
トがリセットされ、ステップＳ３まで戻る。

【００２３】次に、図４のステップＳ７で動作を始める
判定動作について、図６を用いて説明する。ステップＳ
１１で副ＣＰＵ４ｅが、メモリー４ｂから基準スイング
時間ＴS と基準移動速度ＶH を読みだす。ステップＳ１
２では、ダウンスイング方向（Ｂ方向）の動きを監視す
る。この時、図７に示すようにフォトセンサ３から出力
波形ｃが、続いてフォトセンサ２から出力波形ｄが出力
されたら、クラブ８はＢ方向に動いたことが分かる。そ
の時ステップＳ１３で、カウント開始から現在までの時
間を記録する。同時に、この２つの信号の相関をとり、
タイミングＴ３とタイミングＴ４の時間差ｔ₀ を求め
る。この時間差ｔ₀ は、２つの信号の相関より求められ
るので従来の方法より正確で、クラブのソールの形状等
による誤差も最小となる。また、フォトセンサ２・３間
の距離ｓとからステップＳ１４で、ヘッド８ａの移動速
度を算出する。そしてステップＳ１５で、これらのスイ
ング時間と移動速度とが、先に読みだした基準スイング
時間ＴS と基準移動速度ＶHと比較され、ステップＳ１
６のいずれかの判定が下されて、それぞれに対応するラ
ンプが点灯する。

【００２４】ステップＳ１６の判定方法は、例えば、移
動速度はちょうど良いが、それに比べてスイング時間が
大きすぎる時は、クラブ８を後ろに振りかぶり過ぎてダ
ウンスイングに移るタイミングが遅いか、バックスイン
グがゆっくりしすぎかが原因で、いずれにしても遅すぎ
るという判定がされて、ＳＬＯＷランプ５ｄが点灯す
る。このような判断で、ＮＩＣＥランプ５ｅ，ＦＡＳＴ
ランプ５ｆのいずれかが点灯する。

【００２５】なお、ステップＳ１２でダウンスイング方
向の動きが検出された時、ヘッド８ａの前端は図３のフ
ォトセンサ２を少し行き過ぎた位置にある。しかし、ヘ
ッド８ａの大きさによっては、クラブフェイスがゴルフ
ボールに当たるタイミングがずれることがあるので、補
正キーを設けてそれを補正してもよい。

【００２６】図４及び図６において、ステップＳ３，Ｓ
５，Ｓ１２が検出手段に、ステップＳ４，Ｓ１３が計時
手段に、ステップＳ１４が計算手段に、ステップＳ１，
Ｓ２，Ｓ４〜Ｓ９までがタイミング指示手段に、ステッ
プＳ１１，Ｓ１５，Ｓ１６が判定手段に対応している。

【００２７】図８は本発明に係るゴルフ練習装置の別実
施例の斜視図，図９はそのブロック図である。図８のゴ
ルフ練習装置は、表示器として図２の６つの表示器５ａ
〜５ｆを一体化した表示器１０を使用すると共に、自分
のスイングのスイング時間と移動速度のデータを、前記
の基準スイング時間と基準移動速度の代わりに用いて、
次回のスイングの判定に使うものである。

【００２８】ここで、６はＣＰＵ４ｆに一時保持されて
いる移動速度とスイング時間を、設定データとしてメモ
リー４ｇに記憶させる時に用いる、出力制御手段として
の書き込みキーである。また、表示器１０は赤と緑の２
色のＬＥＤを多数用いて、時間の経過を流れるように表
示したもので、時間の経過は緑のＬＥＤで、ダウンスイ
ングへのタイミングとインパクトのタイミングを赤のＬ
ＥＤで示している。そして、ダウンスイングが検出され
た時点で緑の表示が止まるものである。

【００２９】図８のゴルフ練習装置は、練習に先立っ
て、メモリー４ｇに移動速度とスイング時間を記憶させ
る。すなわち、クラブ８を何回か振ってみる。その都度
ＣＰＵ４ｆは、ヘッド８ａの移動速度とスイング時間と
を計時又は計算して、記憶保持している。これが最もよ
いスイングであると思ったら、そのスイングの後、書き
込みキー６を押す。すると、そのスイングの移動速度と
スイング時間とが、ＣＰＵ４ｆからメモリー４ｇに設定
データとして書き込まれる。

【００３０】書き込み後、スイングをすると、そのスイ
ング時間と移動速度とが、計時又は計算され、そのデー
タを基に図４に示す指示動作及び図６に示す判定動作を
行い、ダウンスイング開始のタイミングを指示し、イン
パクトのタイミングの判定をする。なお、記憶させる設
定データは正確なスイング時間及び移動速度を代入する
必要があるため、本発明では、出力信号の相関をとる方
法で求めた。

【００３１】一体化した表示器１０を用いることによっ
て、ダウンスイング開始のタイミングがより分かりやす
くなるという効果がある。ここで、ＣＰＵ４ｆと入力キ
ー６が出力制御手段に、メモリー４ｇが設定記憶手段に
対応している。また、ダウンスイング開始の指示は光で
なく音で知らせてもよいし、又はその両方で知らせても
よい。

【００３２】

【発明の効果】請求項１に係るゴルフ練習装置は、自分
にとって最も良いと思われるダウンスイング開始のタイ
ミングが指示されるので、それを繰り返すことによって
自分のリズムやタイミングをつかむことができ、練習の
効果が著しい。また、相関によってヘッドの移動速度を
求めるので、正確なデータが期待できる。

【００３３】また、請求項２に係るゴルフ練習装置は、
基準となるスイング時間やヘッドの移動速度が随時変更
できるので、自分に応じたダウンスイング開始のタイミ
ングを追求することができる。更に、変更する設定デー
タが正確に測定されたデータであるので、タイミングの
ずれ等の心配がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るゴルフ練習装置の斜視図である。

【図２】図１のゴルフ練習装置のブロック図である。

【図３】図１のゴルフ練習装置の動作説明図である。

【図４】ダウンスイングの開始とインパクトのタイミン
グを指示する指示フローチャートである。

【図５】バックスイング開始時のフォトセンサの出力信
号のタイムチャートである。

【図６】スイング時間とヘッドスピードをチェックする
判定フローチャートである。

【図７】インパクト直前のフォトセンサの出力信号のタ
イムチャートである。

【図８】本発明に係るゴルフ練習装置の別実施例の斜視
図である。

【図９】図８のゴルフ練習装置のブロック図である。

【符号の説明】

１ マット ２，３ フォトセンサ（センサ・検出手段） ４ 処理部 ４ａ ＣＰＵ（検出手段・計時手段・計算手段・タイミ
ング指示手段） ４ｆ ＣＰＵ（検出手段・計時手段・計算手段・タイミ
ング指示手段・出力制御手段） ４ｂ メモリー（基準値記憶手段） ４ｇ メモリー（設定記憶手段） ４ｄ タイマー（タイミング指示手段・計時手段） ４ｅ 副ＣＰＵ（判定手段） ５ａ ＳＴＡＲＴランプ（タイミング指示手段） ５ｂ ＧＯランプ（タイミング指示手段） ５ｃ ＳＨＯＴランプ（タイミング指示手段） ５ｄ ＳＬＯＷランプ（判定手段） ５ｅ ＮＩＣＥランプ（判定手段） ５ｆ ＦＡＳＴランプ（判定手段） ６ 書き込みキー（出力制御手段） ７ ゴルフボール ８ ゴルフクラブ ８ａ ヘッド ９ ティー １０ 表示器（タイミング指示手段・判定手段）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ゴルフボールを載せるマットと、ゴルフク
   ラブのヘッドの通過を検出するためにスイング軌道方向
   に所定の間隔をとって前記マットに配置された少なくと
   も２つのセンサを備えたゴルフ練習装置であって、セン
   サが出力する出力信号からヘッドのバックスイング方向
   とダウンスイング方向のいずれかの動きを検出する検出
   手段と、バックスイング方向検出時からダウンスイング
   方向検出時までのスイング時間を計時する計時手段と、
   ダウンスイング方向検出時に前記出力信号の相関をとっ
   てその時間差を求めその出力時間差とセンサの間隔とか
   らヘッドの移動速度を算出する計算手段と、基準移動速
   度と基準スイング時間とを予め記憶している基準値記憶
   手段と、基準移動速度と基準スイング時間とに基づいて
   演算しバックスイングからダウンスイングへ移るタイミ
   ングを指示するタイミング指示手段と、スイング時間と
   基準スイング時間，及び移動速度と基準移動速度とを比
   較してその結果を表示する判定手段とを備えたことを特
   徴とするゴルフ練習装置。
2. 【請求項２】ゴルフボールを載せるマットと、ゴルフク
   ラブのヘッドの通過を検出するためにスイング軌道方向
   に間隔をとって前記マットに配置された少なくとも２つ
   のセンサを備えたゴルフ練習装置であって、センサが出
   力する出力信号からヘッドのバックスイング方向とダウ
   ンスイング方向のいずれかの動きを検出する検出手段
   と、バックスイング方向検出時からダウンスイング方向
   検出時までのスイング時間を計時して保持する計時手段
   と、検出手段がダウンスイング方向を検出するごとに出
   力信号の相関をとってその時間差を求めその出力時間差
   とセンサの間隔とからヘッドの移動速度を算出して保持
   する計算手段と、前記スイング時間と前記移動速度とを
   設定データとして出力するか否かを決定する出力制御手
   段と、この出力制御手段から設定データが出力されるご
   とに記憶する設定記憶手段と、設定データに基づいて演
   算しバックスイングからダウンスイングへ移るタイミン
   グを指示するタイミング指示手段と、スイング時間及び
   移動速度と設定記憶手段に記憶されている設定データと
   を比較してその結果を表示する判定手段とを備えたこと
   を特徴とするゴルフ練習装置。