JPH08266561A - 咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時に出来る歯科用印象トレー - Google Patents
咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時に出来る歯科用印象トレーInfo
- Publication number
- JPH08266561A JPH08266561A JP10894995A JP10894995A JPH08266561A JP H08266561 A JPH08266561 A JP H08266561A JP 10894995 A JP10894995 A JP 10894995A JP 10894995 A JP10894995 A JP 10894995A JP H08266561 A JPH08266561 A JP H08266561A
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- Japan
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- tray
- impression
- dental impression
- impression tray
- dental
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は欠損部及び補綴部印象と咬合採得
が同時に出来る歯科用印象トレーである。補綴物製作に
あたり最も重要な下顎位の決定が容易にしかも簡略に行
なえる歯科用印象トレーである。 【構成】 印象材を盛るトレー本体１、着脱可能な柄２
（本例はクリップ式を用いた）、歯槽頂上及び咬合面上
に沿って一連の貫通孔ア、咬合高径を補償する凸イ（内
側では凹）柄２が接合する突起部ウからなる。
が同時に出来る歯科用印象トレーである。補綴物製作に
あたり最も重要な下顎位の決定が容易にしかも簡略に行
なえる歯科用印象トレーである。 【構成】 印象材を盛るトレー本体１、着脱可能な柄２
（本例はクリップ式を用いた）、歯槽頂上及び咬合面上
に沿って一連の貫通孔ア、咬合高径を補償する凸イ（内
側では凹）柄２が接合する突起部ウからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は歯科診療における補綴
物製作時の印象採得及び咬合採取に係わる歯科用印象ト
レーについてである。
物製作時の印象採得及び咬合採取に係わる歯科用印象ト
レーについてである。
【０００２】
【従来の技術】従来、補綴物製作にあたってはまず欠損
部及び補綴部の印象採得を行なって模型製作をし、その
模型上に咬合採得用の蝋提等を製作し、その蝋提等によ
り咬合高径を求める為の咬合採得を行っている。その
為、歯科技工作業の煩雑とチェアータイムの浪費及び患
者来院の重複はさけられないものであった。
部及び補綴部の印象採得を行なって模型製作をし、その
模型上に咬合採得用の蝋提等を製作し、その蝋提等によ
り咬合高径を求める為の咬合採得を行っている。その
為、歯科技工作業の煩雑とチェアータイムの浪費及び患
者来院の重複はさけられないものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明は欠
損部及び補綴部印象採得と同時に咬合採得をも行なえる
よう発明された歯科印象用トレーである。
損部及び補綴部印象採得と同時に咬合採得をも行なえる
よう発明された歯科印象用トレーである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】いま、その構成も図面に
したがい説明すれば、 歯科用印象トレー１の前方突起部ウに着脱可能な柄
２（クリップ式等）を設ける。 歯科用印象トレー１に凸イ（内側では凹）を臼歯
部，前歯部に設ける。 歯科用印象トレー１の歯槽頂上又は咬合面上に相当
する部分に一連の貫通孔アを設ける。
したがい説明すれば、 歯科用印象トレー１の前方突起部ウに着脱可能な柄
２（クリップ式等）を設ける。 歯科用印象トレー１に凸イ（内側では凹）を臼歯
部，前歯部に設ける。 歯科用印象トレー１の歯槽頂上又は咬合面上に相当
する部分に一連の貫通孔アを設ける。
【０００５】
【作用】本発明は以上のような構成から成っておるから
歯牙の欠損により生じた咬合高径の損失を凸イにより補
償され、トレー１は口腔内に挿入し、咬座印象を行うと
き柄２が障害とならない様脱離出来るので動きが自由に
なり適正な咬合が与えられる、又一連の貫通孔アにより
印象材が溢出し対合歯の咬合面を印記しそれが咬合採得
をしたのと同様の効果を現す。又上下顎とも欠損補綴が
必要な場合、上下同時に本トレーを使えばその貫通孔ア
から溢出した印象材により上下顎のトレー１が互いに接
着し一塊となり採得出来、上下印象面に石膏を流し、一
塊のまま咬合器上に附着すれば上下顎の顎位が復元出来
る。
歯牙の欠損により生じた咬合高径の損失を凸イにより補
償され、トレー１は口腔内に挿入し、咬座印象を行うと
き柄２が障害とならない様脱離出来るので動きが自由に
なり適正な咬合が与えられる、又一連の貫通孔アにより
印象材が溢出し対合歯の咬合面を印記しそれが咬合採得
をしたのと同様の効果を現す。又上下顎とも欠損補綴が
必要な場合、上下同時に本トレーを使えばその貫通孔ア
から溢出した印象材により上下顎のトレー１が互いに接
着し一塊となり採得出来、上下印象面に石膏を流し、一
塊のまま咬合器上に附着すれば上下顎の顎位が復元出来
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
発明のトレー１を使用するにあたり印象材を盛るトレー
１の内面にあらかじめ使用する材料に該当する接着材を
塗布しておく。塗布し、準備が出来たら印象材を練り、
トレー１の内面に盛る。この場合内面の凹（凸イのネ
ガ）を考慮してやや多めに印象材を盛ることが肝要であ
る。盛ったらトレー１を患者の口腔内に挿入し少し圧接
する、そして柄２をトレー１から取りはずし（本例では
クリップ式であるが、ネジ式やさし込み式，切り離し式
などでも可）、軽く咬ませる。その咬んだ状態で印象材
が固るのを待つ。印象材が固ったらトレー１の前方突起
部ウに筆記具で顔面正中線を印記する。その後トレー１
を口腔外に取り出し印象採得面と咬合採得面を確認す
る。良ければ印象面に石膏を流し、咬合採得面、即ち貫
通孔アから溢出した部分を対合模型歯面に合わせ咬合器
に一緒に附着する。上下顎とも本発明トレーを用いる場
合、一連の操作は同様であるが上下同時使用の場合、貫
通孔アの効果により上下トレー１が印象材で接着し一塊
となる。一塊のまま上下印象面に石膏を流し、咬合器に
附着し石膏が固まってから上下トレー１を撤去すれば上
下顎の咬合関係が復元される。
発明のトレー１を使用するにあたり印象材を盛るトレー
１の内面にあらかじめ使用する材料に該当する接着材を
塗布しておく。塗布し、準備が出来たら印象材を練り、
トレー１の内面に盛る。この場合内面の凹（凸イのネ
ガ）を考慮してやや多めに印象材を盛ることが肝要であ
る。盛ったらトレー１を患者の口腔内に挿入し少し圧接
する、そして柄２をトレー１から取りはずし（本例では
クリップ式であるが、ネジ式やさし込み式，切り離し式
などでも可）、軽く咬ませる。その咬んだ状態で印象材
が固るのを待つ。印象材が固ったらトレー１の前方突起
部ウに筆記具で顔面正中線を印記する。その後トレー１
を口腔外に取り出し印象採得面と咬合採得面を確認す
る。良ければ印象面に石膏を流し、咬合採得面、即ち貫
通孔アから溢出した部分を対合模型歯面に合わせ咬合器
に一緒に附着する。上下顎とも本発明トレーを用いる場
合、一連の操作は同様であるが上下同時使用の場合、貫
通孔アの効果により上下トレー１が印象材で接着し一塊
となる。一塊のまま上下印象面に石膏を流し、咬合器に
附着し石膏が固まってから上下トレー１を撤去すれば上
下顎の咬合関係が復元される。
【０００７】
【発明の効果】従来、補綴物製作にあたってはまず欠損
部及び補綴部の印象を行なって模型製作をし、その模型
上に咬合採得用の蝋堤等を製作し、その蝋堤等を用いて
咬合採得を行っておったが本発明の歯科用印象トレー１
と着脱可能な柄２を附加した本発明トレーを用いれば一
度で咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時にできるの
で蝋堤作り等の技工作業とチェアータイムの浪費及び患
者来院の重複が差けられ、歯科医師と患者に福音をもた
らすものである。
部及び補綴部の印象を行なって模型製作をし、その模型
上に咬合採得用の蝋堤等を製作し、その蝋堤等を用いて
咬合採得を行っておったが本発明の歯科用印象トレー１
と着脱可能な柄２を附加した本発明トレーを用いれば一
度で咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時にできるの
で蝋堤作り等の技工作業とチェアータイムの浪費及び患
者来院の重複が差けられ、歯科医師と患者に福音をもた
らすものである。
【図１】本発明のトレー、上顎用の内側の斜視図
【図２】本発明のトレー、上顎用の外側の斜視図
【図３】本発明のトレー、上顎用から柄２をはずした外
側の斜視図
側の斜視図
【図４】本発明の下顎用トレー、内側の斜視図
【図５】本発明の下顎用トレー、外側の斜視図
【図６】本発明のトレー、下顎用から柄２をはずした内
側の斜視図
側の斜視図
【図７】従来の歯科印象用トレー上顎用の外側の斜視図
【図８】従来の歯科印象用トレー下顎用の外側の斜視図
１ 印象材を盛るトレー本体 ２ 口腔内に挿入する時、トレー本体１を保持する柄、
（本例ではクリップ式に成っている）ウの突起部から着
脱できる。 ３ 印象材を盛るトレー本体と柄が一体となっている従
来のトレー ア 歯槽頂上又は咬合面上に沿って開けた一連の貫通孔 イ 歯牙欠損により生じた咬合高径を補償する内側部で
は凹、外側では凸で臼歯部と前歯部に設けてる。 ウ 本発明トレー本体１の前方部に設けた突起部で柄２
がこの部で接合する。 オ 印象材をトレーに保持する目的だけの貫通孔 カ 印象材をトレーに保持する目的だけの凸
（本例ではクリップ式に成っている）ウの突起部から着
脱できる。 ３ 印象材を盛るトレー本体と柄が一体となっている従
来のトレー ア 歯槽頂上又は咬合面上に沿って開けた一連の貫通孔 イ 歯牙欠損により生じた咬合高径を補償する内側部で
は凹、外側では凸で臼歯部と前歯部に設けてる。 ウ 本発明トレー本体１の前方部に設けた突起部で柄２
がこの部で接合する。 オ 印象材をトレーに保持する目的だけの貫通孔 カ 印象材をトレーに保持する目的だけの凸
Claims (3)
- 【請求項１】 歯科用印象用トレー１の前方に突起部
（ウ）に取りはずす事の出来る柄２を設けた歯科用印象
トレー - 【請求項２】 歯科用印象トレー１の歯槽頂上，及び咬
合面上に相当する部分に一連の貫通孔（ア）を設けた歯
科用印象トレー - 【請求項３】 歯科用印象トレー１に凸（イ）を臼歯部
と前歯部に設けた歯科用印象トレー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10894995A JPH08266561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時に出来る歯科用印象トレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10894995A JPH08266561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時に出来る歯科用印象トレー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08266561A true JPH08266561A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14497738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10894995A Pending JPH08266561A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 咬合採得と欠損部及び補綴部印象が同時に出来る歯科用印象トレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08266561A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010063810A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Hiroyuki Nakajima | 歯科印象トレー用継ぎ把手及びそれを備えた歯科印象トレー具 |
| EP2574303A1 (en) | 2011-09-30 | 2013-04-03 | GC Corporation | Dental impression tray |
| WO2013191126A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 株式会社ジーシー | 無歯顎用印象トレーセット |
| WO2013191127A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 株式会社ジーシー | 総義歯床の作製方法 |
| WO2018033359A1 (de) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | Heidemann Katrin | Abdrucklöffel für die herstellung von kieferabdrücken in der zahnmedizin |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP10894995A patent/JPH08266561A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010063810A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Hiroyuki Nakajima | 歯科印象トレー用継ぎ把手及びそれを備えた歯科印象トレー具 |
| EP2574303A1 (en) | 2011-09-30 | 2013-04-03 | GC Corporation | Dental impression tray |
| KR20130035986A (ko) | 2011-09-30 | 2013-04-09 | 가부시키가이샤 지씨 | 치과용 인상용 트레이 |
| WO2013191126A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 株式会社ジーシー | 無歯顎用印象トレーセット |
| WO2013191127A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 株式会社ジーシー | 総義歯床の作製方法 |
| CN104394796A (zh) * | 2012-06-22 | 2015-03-04 | 株式会社Gc | 总义齿床的制作方法 |
| JPWO2013191126A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2016-05-26 | 株式会社ジーシー | 無歯顎用印象トレーセット |
| JPWO2013191127A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2016-05-26 | 株式会社ジーシー | 総義歯床の作製方法 |
| US9433483B2 (en) | 2012-06-22 | 2016-09-06 | Gc Corporation | Impression tray set for edentulous jaw |
| US9498310B2 (en) | 2012-06-22 | 2016-11-22 | Gc Corporation | Full denture base manufacturing method |
| WO2018033359A1 (de) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | Heidemann Katrin | Abdrucklöffel für die herstellung von kieferabdrücken in der zahnmedizin |
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