JPH08266484A - 生体信号測定装置 - Google Patents

生体信号測定装置

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JPH08266484A
JPH08266484A JP7076891A JP7689195A JPH08266484A JP H08266484 A JPH08266484 A JP H08266484A JP 7076891 A JP7076891 A JP 7076891A JP 7689195 A JP7689195 A JP 7689195A JP H08266484 A JPH08266484 A JP H08266484A
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JP7076891A
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Keisuke Uchida
啓介 内田
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Nippon Koden Corp
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    • A61B8/08Detecting organic movements or changes, e.g. tumours, cysts, swellings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]
    • A61B5/346Analysis of electrocardiograms
    • A61B5/349Detecting specific parameters of the electrocardiograph cycle
    • A61B5/352Detecting R peaks, e.g. for synchronising diagnostic apparatus; Estimating R-R interval

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体器官の全体機能を表すパラメータと、そ
の生体器官の部分機能を表すパラメータ測定して全体機
能を表す値に変換し、両者を比較して生体器官の異常を
検査する。 【構成】 対象とする生体器官の全体機能のパラメータ
を検出する全体機能入力部1と、生体器官の部分機能の
パラメータを検出する部分機能入力部2と、この部分機
能入力部2のパラメータから全体機能を表す値に変換し
て換算値を出力する変換演算部3と、全体機能入力部1
より出力される全体機能のパラメータと変換演算部3か
ら出力される換算値とを入力して両者の比を算定して出
力する比較演算部4と、全体機能のパラメータ、換算値
又は両者の比を入力して二次元座標の画像データとして
出力する表示制御部4と、全体機能のパラメータ、換算
値又は両者の比を二次元座標上に表示させるモニタ6と
により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体器官の全体機能と
部分機能を測定することにより異常を検出する生体信号
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、心臓や肺等の夫々の生体器官の部
分的な異常の有無を検出する場合、生体信号測定装置を
用いて対象とする生体器官の全体の機能を表すパラメー
タを測定し、部分的な異常による微妙なパラメータの変
化から判断するか、或いは生体器官の部分的な機能を表
すパラメータを、生体器官の所要とする全ての部分につ
いて測定して異常のある部位を探すようにしていた。ま
た、専用の種々の生体信号測定装置を用いて、最初から
精密な検査を施すこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対象と
する生体器官の全体の機能を表すパラメータを測定して
部分的な異常による微妙なパラメータの変化を読み取る
ためには、高度な専門的知識或いは多くの経験を必要と
する。対象とする生体器官の一部が異常になった場合、
その器官の他の部分が異常を補うように機能する性質が
あり、異常が大きくならないと全体の機能を表すパラメ
ータに変化が表れないことがあり、異常の発見が遅れる
ことがあった。更に、生体器官の部分的な機能を表すパ
ラメータを測定する場合、異常部位を検出するために
は、対象とする生体器官の他の全ての多数の部位につい
て同じパラメータを測定する必要がある。このため、検
査者が検出箇所を見落とすことがあり、再検査を行わな
ければならず、被検者に神経的及び肉体的な苦痛を与え
ることになる。また、このような検査には、大型で高価
な測定装置を用いていたので、測定準備などに時間がか
かり、簡易な検査による異常の発見には適していなかっ
た。また、最初から精密な検査を行う場合、被検者に精
神的及び肉体的に大きな負担を強いることになる。従っ
て、本発明は上記課題に鑑み、生体器官の全体機能と部
分機能のパラメータを測定して異常の有無を簡単な構成
で容易に検出できる生体機能検査装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
生体信号測定装置は、対象とする生体器官の全体機能の
パラメータを検出する第1の入力手段と、生体器官の部
分機能のパラメータを検出する第2の入力手段と、この
第2の入力手段のパラメータから全体機能を表す値に変
換した換算値を出力する変換演算部と、第1の入力手段
より出力される全体機能のパラメータと変換演算部から
出力される換算値とを入力して両者の比を算定して出力
する比較演算部とにより構成される。
【0005】請求項2に係る本発明の生体信号測定装置
は、対象とする生体器官の全体機能のパラメータを検出
する第1の入力手段と、生体器官の部分機能のパラメー
タを検出する第2の入力手段と、この第2の入力手段の
パラメータから全体機能を表す値に変換した換算値を出
力する変換演算部と、全体機能のパラメータ、換算値を
入力して二次元座標の画像データとして出力する表示制
御手段と、表示制御手段からの出力を表示させる表示手
段とにより構成される。
【0006】請求項3に係る発明の生体信号測定装置
は、心臓の短軸内径を測定するための超音波を送受する
第1の超音波プローブと、心臓から流出する血流速度を
測定するための超音波を送受する第2の超音波プローブ
と、1心拍のトリガ信号として用いる心電図信号を検出
する心電図信号検出手段と、第1の超音波プローブによ
り検出される短軸内径に対応する超音波、第2の超音波
プローブにより検出される血流速に対応する超音波並び
に心電図信号を入力し、短軸内径に対応する超音波に基
づき1心拍毎の第1の心拍出量を算定する第1の算定手
段と、血流速度に対応する超音波から第1の心拍出量算
定時と同一時刻における第2の心拍出量を算定する第2
の算定手段と、第1及び第2の心拍出量との比を算定す
る比較演算手段とを具える制御手段と、この制御手段か
ら出力される第1及び第2の心拍出量を2次元座標上に
表示する表示手段とにより構成される。
【0007】
【作用】請求項1に係る発明では、対象とする生体器官
の全体機能のパラメータを第1の入力手段で検出し、生
体器官の部分機能のパラメータを第2の入力手段で検出
する。第2の入力手段で検出されたパラメータは、変換
演算部により全体機能を表すパラメータに変換して換算
値として出力され、比較演算部により、この換算値と第
1の入力手段から出力される全体機能のパラメータとの
比あるいは差を算定数値データとして出力する。
【0008】請求項2に係る発明では、対象とする生体
器官の全体機能のパラメータを第1の入力手段で検出
し、生体器官の部分機能のパラメータを第2の入力手段
で検出する。第2の入力手段で検出されたパラメータ
は、変換演算部により全体機能を表すパラメータに変換
して換算値として出力され、全体機能のパラメータ、換
算値又は両者の比は表示制御部に出力され、二次元座標
の画像データとして表示手段に出力され、画面の二次元
座標上に全体機能のパラメータ、換算パラメータ又は両
者の比が表示される。
【0009】請求項3に係る発明では、第1及び第2の
超音波プローブを所要とする位置に装着して超音波を送
受して、心臓の短軸内径を測定すると共に心臓の血流速
度を測定する。また、心電増幅器により1心拍のトリガ
信号として用いる心電図信号を検出する。制御手段は、
短軸内径に対応する超音波、血流速度に対応する超音波
並びに心電図信号を入力し、短軸内径に対応する超音波
に基づき1心拍毎の第1の心拍出量を算定し、血流速度
に対応する超音波から第1の心拍出量算定時と同一時刻
における第2の心拍出量を算定すると共に、第1及び第
2の心拍出量の比を算定する。モニタは、制御手段から
出力される第1及び第2の心拍出量又は両者の比を2次
元座標上に表示する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の生体器官検査
装置の実施例について説明する。図1は、本発明の実施
例の構成を示すブロック図である。
【0011】図1において、Mは、例えば心臓などの生
体器官であり、1は、生体器官Mの全体機能の所要の生
体信号をパラメータとして検出する全体機能入力部、2
は、生体器官Mの部分機能の所要の生体信号をパラメー
タとして検出する部分機能入力部である。全体機能入力
部1及び部分機能入力部2は、図示しないが電極、セン
サ或いは超音波プローブ及び検出されたパラメータを増
幅する増幅器等を夫々具えている。3は、部分機能入力
部2から出力される部分機能のパラメータを入力して全
体機能のパラメータに変換して換算パラメータとして出
力する変換演算部である。4は、全体機能入力部1から
出力される全体機能のパラメータ及び変換演算部3から
出力される換算パラメータを入力して両者の比を算定す
ると共に装置全体の制御を行う比較演算部であり、例え
ば、CPU等で構成される。また、5は、例えばCPU
で構成される表示制御部で、全体機能入力部1からのパ
ラメータ、変換演算部3からの換算パラメータ及び比較
演算部4からの全体機能のパラメータと換算パラメータ
との比を入力して二次元座標データに変換し、例えばC
RT或いは液晶表示器などで構成されるモニタ6に出力
して、全体機能のパラメータと換算パラメータを表示し
或いは両者の比を二次元座標上に表示する。上述した比
較演算部4及び表示制御部は制御手段として、例えば、
1つのCPUで構成することもできる。
【0012】上記構成において、電極、センサ或いは超
音波プローブを被検者の対象とする生体器官又はその付
近の所要部位に装着し、全体機能入力部1及び部分機能
入力部2により、所要のパラメータを検出する。全体機
能入力部1で検出されたパラメータは、比較演算部4及
び表示制御部5に出力される。
【0013】一方、部分機能入力部2で検出されたパラ
メータは変換演算部3に出力され、この変換演算部3に
おいて、全体機能のパラメータに換算され、換算パラメ
ータが比較演算部4及び表示制御部5に出力される。
【0014】比較演算部4は、入力される全体機能のパ
ラメータと換算パラメータとの比を算定して表示制御部
5に出力する。表示制御部5には、全体機能入力部1か
らのパラメータ及び変換演算部3からの換算パラメータ
が入力されるので、これらのデータを二次元座標データ
として出力するか、或いは比較演算部4から出力される
全体機能のパラメータと換算パラメータとの比を二次元
座標の画像データとしてモニタ6に出力する。
【0015】モニタ6の画面上には、全体機能入力部1
から測定される全体機能を表すパラメータに基づき算定
されるデータ及び部分機能入力部2から測定される部分
機能を表すパラメータに基づき算定され、全体機能に変
換された換算データが経時的な変化としてプロットされ
るか、或いは全体機能のデータ及び部分機能に基づく全
体機能に変換された換算データとの比が二次元座標上に
表示される。この場合、例えば全ての部分の機能が正常
であれば、両データは同じ値が表示され、或いは両デー
タの比が「1」となり、モニタの二次元座標上のX=Y
の直線、すなわち45度の直線上に表示される。
【0016】部分機能に異常がある場合、全体機能のデ
ータに対して部分機能に基づく換算データの重なりがな
く離れた位置に表示されるので、離れた距離から異常の
大小が判定できる。或いは全体機能のデータ及び部分機
能に基づくデータの比が1でない場合、X=Yの線上か
ら上又は下に外れるので異常があると判定できる。異状
があると判定された場合は、例えば専用の検査装置を用
いて精密に検査することができる。
【0017】あるいは、全体機能のデータ及び部分機能
に基づくデータとの比を例えば対数で表すことにより、
正常の場合の対数値は「0」であるからこの正常値
「0」からどのくらい離れているかにより、異常の大き
さが判定できる。
【0018】更に、全体機能のデータと部分機能に基づ
く換算データとの差をとることにより、正常値「0」か
らどのくらい離れているかを表示するようにしても良
い。
【0019】次に、上述した実施例の応用例について、
図2〜図5を参照して説明する。図2は、図1の実施例
を、例えば心臓の狭心症の検出に応用した例の構成を示
すブロック図を示す。図3は、図2の応用例における超
音波プローブを所要部位に装着した例を示すものであ
る。図4は、図3で検出されるMモード像を示す。図5
は、図3で検出されるドプラモード像を示している。
【0020】この例では、生体器官の全体機能を表すパ
ラメータとして血流速度を超音波ドプラモードで測定
し、血流速度から1心拍の心拍出量を求め、生体器官の
部分的な機能を表すパラメータとして超音波Mモードで
左室心筋の後壁と中隔の動きを反映する左室短軸内径を
測定して、この短軸内径から1心拍の心拍出量を求める
ようにした。
【0021】図2において、20は、Mモード用の超音
波プローブ(以下、Mモード用プローブと称する。)、
21は、ドプラモード用の超音波プローブ(以下、Dモ
ード用プローブと称する。)である。
【0022】図3は、上記Mモード用プローブ20とD
モード用プローブ21を夫々心臓の短軸方向及び長軸方
向に超音波が送信及び受信されるように配置したもので
ある。一般に、Mモードは、生体内の臓器の時間的な変
化を軌跡として表示し、ドプラモードは超音波を血液等
の動きのある対象物に照射して、基準周波数に対して対
象物の時間的な変化、即ち血流速度等を表示するものと
して知られている。
【0023】図3において、Mモード用プローブ20及
びDモード用プローブ21は、夫々胸壁の所要位置に装
着され、Mモード用プローブ20により心臓の左室短軸
内径を測定し、Dモード用プローブ21により心臓の収
縮による左室流出路の血流速を測定する。
【0024】図2に戻り、Mモード用プローブ20は、
超音波を送信する送信回路22及び心臓内部から反射す
る超音波を受信する受信回路23に接続され、同様にD
モード用プローブ21は、超音波を送信する送信回路2
4及び心臓内部から反射する超音波を受信する受信回路
25に接続される。受信回路23の出力端は、増幅器2
6に接続され、受信回路25の出力端は、増幅器27に
接続される。
【0025】また、増幅器26の出力端は、増幅信号を
指数的な信号として出力する対数増幅器28に接続さ
れ、対数増幅器28の出力端は検波回路29に接続さ
れ、超音波が検波されて復調される。また、増幅器27
の出力端は図3示す例えば大動脈の血流速度を検出する
速度検出部30に接続される。
【0026】31は心電増幅器で、胸部に装着された複
数の電極Eにより検出された心電図信号を増幅して出力
する。心電図信号は、後述する心臓の1心拍出量を算定
する場合に、例えばQ波(図4)がトリガとして使用さ
れる。
【0027】検波回路29、速度検出部30及び心電増
幅器31の出力端は、アナログ−デジタル変換器32に
接続され、夫々の出力信号はデジタル信号に変換され、
例えばCPUで構成される演算制御部33に出力され
る。演算制御部33は、図示しないが、例えば制御プロ
グラムを予め記憶したROM及び作業用のデータを一時
的に記憶保持するRAM等の記憶素子を内蔵している。
演算制御部33の出力端は、例えばCRT或いは液晶表
示器等で構成されるモニタ34に接続される。
【0028】演算制御部33は、図4に示すように、1
心拍毎にMモード用プローブ20から検出される超音波
から、心臓の血液を送り出す際の左室拡張末期径Ddと
血液を送り出した後の左室収縮末期径Dsを検出する。
これら検出されたDs及びDdから、一般に知られてい
るタイクホルツ(Teichholz )法により左室拡張末期容
積={7.0/(2.4+Dd)}・Dd3 と、左室収
縮末期容積={7.0/(2.4+Ds)}・Ds3
演算し、その差を次式により算定して1心拍の心拍出量
SVmを求めることができる。
【0029】
【数1】
【0030】また、演算制御部33は、図5に示すよう
に、ドプラモード用プローブ21から検出される超音波
から、心電図のQ波をトリガとして1心拍毎に斜線で示
す左室流出路血流速度波形の積分を行う。1心拍出量を
求めるためには、算定された積分値に大動脈の断面積を
乗算する必要があるが、本例では、運動若しくは薬物に
よる負荷試験を対象としているので、負荷をかけるまで
は心臓が正常に機能しているものと仮定し、負荷前の左
室短軸内径から求めた1心拍出量と算定された積分値が
等しくなるように校正を行う。即ち、負荷前に下記式に
示される係数αを求め、以後負荷をかけた時の左室流出
路血流速度波形の積分値にこの係数αを乗算するするこ
とにより、その時点での1心拍の心拍出量が算定でき
る。
【0031】
【数2】
【0032】
【数3】
【0033】ここで、t1 及びt2 は負荷前の任意の心
電図信号によるトリガ時間及び次の心電図信号によるト
リガ時間を示し、tn 及びtn-1 は負荷後のMモードか
ら1心拍出量を求めたのと同一心拍の心電図信号(Q
波)によるトリガと次の心電図信号(Q波)によるトリ
ガ時間を示している。また、V(t)は、時間tにおけ
る左室流出路血流速度である。
【0034】演算制御部33は、このようにして同一心
拍におけるMモードで求めた1心拍出量とドプラモード
で求めた1心拍出量とをX−Yの二次元座標上の経時的
変化として出力し、或いは両者の比を算定して出力す
る。
【0035】34は、従来と同様の例えばCRT又は液
晶表示器などで構成されるモニタで、演算制御部33か
ら出力されるドプラモードの1心拍出量とMモードの1
心拍出量との経時的変化或いは両者の比を画面に表示さ
れるX−Yの2次元座標上に表示する。
【0036】上述の構成において、左室短軸内径を測定
するMモード用プローブ20及び左室流出路血流速度を
測定するDモード用プローブ21を、夫々被検者の胸壁
の所定位置に装着(図3)し、送信回路22及び24に
より、超音波を送受する。また、Mモード用プローブ2
0及びDモード用プローブ21により検出されるMモー
ド像及びドプラ像に基づいて算定される1心拍のトリガ
として用いるために、複数の電極Eを被検者の胸部の所
定位置に装着して心電図信号を検出する。
【0037】心臓の左室で反射された超音波は、Mモー
ド用プローブ20により検出されて受信回路23に入力
され、増幅器26で増幅後、対数増幅器28で所要の信
号に変換されて検波回路29により復調され、アナログ
−デジタル変換器32によりデジタル信号に変換され
る。
【0038】また、心臓の左室流出路で反射される超音
波は、Dモード用プローブ21により検出されて受信回
路25に入力され、増幅器25で増幅後、速度検出部3
0により左室流出路の速度成分信号が検出され、アナロ
グ−デジタル変換器32により、デジタル信号に変換さ
れる。
【0039】更に、電極Eにより検出された心電図信号
は、心電増幅器31で増幅後、アナログ−デジタル変換
器32によりデジタル信号に変換される。
【0040】アナログ−デジタル変換器32から出力さ
れる、心電図信号、Mモードの超音波及び速度成分信号
は、演算制御部33に取り込まれる。
【0041】演算制御部33は、図4に示すように心電
図信号の例えばQ波をトリガとして、Mモード用プロー
ブ20により検出された超音波から、左室収縮末期径D
s及び左室拡張末期径Ddを部分機能のパラメータとし
て測定する。また、左室収縮末期容積と左室拡張末期容
積の差SVmを前述した数1に基づき、全体機能を表す
パラメータの1心拍出量として変換する演算を行う。
【0042】また、演算制御部33は、Dモード用プロ
ーブ21により検出された超音波から、図5に示す心電
図信号の例えばQ波をトリガとして、心臓への負荷前の
係数αを数2に基づき算定し、係数αを左室流出路の断
面積と仮定する。更に、上述したMモードに基づく1心
拍出量の算定時と同一のトリガ時間により、数3に基づ
き負荷後の1心拍の心拍出量を算定し、全体機能を表す
パラメータとして求める。
【0043】更に、演算制御部33は、Mモードの部分
機能のパラメータから全体機能のパラメータに換算した
1心拍出量値と、ドプラモードにより求めた全体機能の
パラメータにより算定した1心拍出量値をモニタ34に
出力し、画面上の2次元座標上に描画させる。この場
合、心臓が正常であれば、それぞれの経時的な出力値は
2次元座標上に重なって時間的な変化として表示される
が、異常がある場合には、Mモードによる心拍出量値が
ドプラモードによる心拍出量値から離れて表示される。
【0044】また、Mモードに基づき算定した1心拍出
量値と、ドプラモードに基づき算定した1心拍出量値と
の比を計算し、モニタ34の2次元座標上に描画する。
この場合には、例えばX=Yの直線を予めモニタ34の
画面上に表示させておくことにより、算定した比がこの
直線からどの程度離れているかにより、異常の大きさを
判断することができる。正常な場合には、この比は
「1」となるので、X=Yの直線上に表示される。
【0045】上述の例において、部分機能のパラメータ
としてMモードにより心臓の左室短軸内径を測定するよ
うにしたが、Bモードにより左室短軸断面積を測定して
心拍出量を求めることができる。
【0046】なお、上述の応用例は心臓における心拍出
量を例としたが、他の生体器官についても同様に所要と
するパラメータを測定することにより異常の有無を検出
することができる。例えば、肺における機能を測定する
場合、全体機能パラメータとして肺活量を測定し、部分
機能パラメータとして任意の気管支における換気量を測
定して全体機能で測定した肺活量に換算することによ
り、肺の部分的異常や調和異常の検出を補助することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び2に記
載の本発明の生体信号測定装置によれば、生体器官の部
分機能のパラメータから算定した全体機能を表すデータ
と全体機能を表すパラメータにより算定したデータとを
比較することにより、生体器官の異常の判定が容易とな
る。しかも、生体器官の全体機能を表すパラメータのみ
を測定する場合より精度良く、全ての部分で測定する場
合より容易に異常の判定ができる利点がある。
【0048】請求項3に記載の本発明によれば、超音波
により心臓の血流速度に基づく心拍出量を全体機能に対
するパラメータとして、短軸内径を部分機能のパラメー
タとして心拍出量を求め、両者を表示或いは両者の比を
表示して心臓の機能の異常を判定できるようにしたの
で、被検者に侵襲を与えることなく、精神的な負担を強
いることなく容易に心臓の異常の判定が可能になる利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体機能検査装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の実施例を心臓に適用した場合の応用例の
ブロック図である。
【図3】図2の応用例における超音波プローブの装着位
置を示す図である。
【図4】図2の応用例における心臓の左室単軸内径を測
定する説明図である。
【図5】図2の応用例における心臓の血流速度を測定す
る説明図である。
【符号の説明】
1 全体機能入力部 2 部分機能入力部 3 換算演算部 4 比較演算部 5 制御部 6,34 モニタ 20,21 超音波プローブ 22,24 送信回路 23,25 受信回路 31 心電増幅器 32 演算制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする生体器官の全体機能のパラメ
    ータを検出する第1の入力手段と、 上記生体器官の部分機能のパラメータを検出する第2の
    入力手段と、 この第2の入力手段のパラメータから全体機能を表す値
    に変換した換算値を出力する変換演算部と、 上記第1の入力手段より出力される全体機能のパラメー
    タと上記変換演算部から出力される換算値とを入力して
    両者の比あるいは差を算定して出力する比較演算部と、 を見えることを特徴とする生体信号測定装置。
  2. 【請求項2】 対象とする生体器官の全体機能のパラメ
    ータを検出する第1の入力手段と、 上記生体器官の部分機能のパラメータを検出する第2の
    入力手段と、 この第2の入力手段のパラメータから全体機能を表す値
    に変換した換算値を出力する変換演算部と、 上記全体機能のパラメータ、上記換算値を入力して二次
    元座標の画像データとして出力する表示制御手段と、 上記表示制御手段からの出力を表示させる表示手段とを
    具えることを特徴とする生体信号測定装置。
  3. 【請求項3】 心臓の短軸内径を測定するための超音波
    を送受する第1の超音波プローブと、 心臓から流出する血流速度を測定するための超音波を送
    受する第2の超音波プローブと、 1心拍のトリガ信号として用いる心電図信号を検出する
    心電図信号検出手段と、 上記第1の超音波プローブにより検出される短軸内径に
    対応する超音波、上記第2の超音波プローブにより検出
    される血流速に対応する超音波並びに上記心電図信号を
    入力し、上記短軸内径に対応する超音波に基づき1心拍
    毎の第1の心拍出量を算定する第1の算定手段と、上記
    血流速度に対応する超音波から上記第1の心拍出量算定
    時と同一時刻における第2の心拍出量を算定する第2の
    算定手段と、上記第1及び第2の心拍出量との比を算定
    し出力する比較演算手段とを具える制御手段と、 この制御手段から出力される上記第1及び第2の心拍出
    量を2次元座標上に表示する表示手段とを具えることを
    特徴とする生体信号測定装置。
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