JPH08265616A - ビジュアルモーションアナライザ装置 - Google Patents

ビジュアルモーションアナライザ装置

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JPH08265616A
JPH08265616A JP7069055A JP6905595A JPH08265616A JP H08265616 A JPH08265616 A JP H08265616A JP 7069055 A JP7069055 A JP 7069055A JP 6905595 A JP6905595 A JP 6905595A JP H08265616 A JPH08265616 A JP H08265616A
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JP
Japan
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video
sound
signal
memory
external trigger
Prior art date
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Application number
JP7069055A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Okubo
満夫 大久保
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH08265616A publication Critical patent/JPH08265616A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部トリガ入力前後の速い動作の動きを確実
に記録し、利用範囲の広い、省スペース性をも考慮した
ビジュアルモーションアナライザ装置を得る。 【構成】 ビデオカメラ1、ビデオカメラ1と一体に構
成され、音源方向に指向性を有する集音マイク8を有
し、マイク8で感知した音を外部トリガ信号に変換する
音検出装置7、ビデオカメラ1からの映像信号を、循環
的に上書きを繰り返しながら記録する複数のICメモリ
4と、上記外部トリガ信号により上書きを中止した後、
所定時間だけICメモリ4への記録を継続させるような
制御を行うコントロール部5とを有する映像メモリ装置
21、映像メモリ装置21を上記外部トリガ信号の入力
待機状態にするスタンバイスイッチ11、及び映像メモ
リ装置21が記録した映像信号を画面に表示するモニタ
12を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スポーツ等における
すばやい動的フォーム発生時の映像信号、もしくは異常
事態発生時の映像信号を単独または音声信号とともに、
その発生時のタイミングに合わせて効率的にICメモリ
に記録するビジュアルモーションアナライザ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のビジュアルモーションアナ
ライザ装置の概念図である。図において、1は映像信号
を生成するビデオカメラ、2はビデオカメラ1で生成し
た映像信号を循環的に上書きしながら記録する映像記録
装置である。12は撮影した映像信号を表示するビデオ
モニタ、13はプリンタで、ビデオカメラ1からの映像
信号を紙上に記録するものである。7は音を検出する音
検出装置で、この音検出装置7に内蔵された集音マイク
8で感知した音を外部トリガ信号として電気信号に変換
し、映像記録装置2の入力側に供給する。
【0003】次に動作を説明する。映像記録装置2を外
部トリガ信号待機状態にすると、映像記録装置2は、音
検出装置7から出力される外部トリガ信号が記録停止信
号として映像記録装置2に入力されるまで上書きしなが
ら循環的に新しい映像信号の記録を繰り返す。音源に隣
接して設置された音検出装置7が音を感知すると、この
音により生成される外部トリガ信号を映像記録装置2へ
伝送する。外部トリガ信号を受信した映像記録装置2は
上書きを停止し、その後、設定された所定の時間だけ映
像記録状態を継続した後、記録状態を停止する。例え
ば、ゴルフスイングを記録する場合、スイングの開始か
ら打球までが外部トリガ信号入力以前、打球(打球音が
外部トリガとなる)からスイングの終わりまでが外部ト
リガ信号入力以後になるように記録時間間隔を設定する
と、スイングフォームを記録に残すことができる。撮影
が終了すると、映像記録装置2を再生状態にしてモニタ
12でゴルフのスイングフォームを見ることができる。
詳細に見たいときは、映像をコマ送りや静止画にしてフ
ォームを確認することができるものもある。この映像信
号をプリンタ13で紙上に出力すると、連続写真として
スイングフォームのデータを残すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビジュアルモー
ションアナライザ装置は上記のように構成されているの
で、音源と音検出装置7を離して設置すると、音検出装
置7が音源の音に反応しにくくなると共に、不必要な周
囲の音をトリガ信号として拾ってしまう。そのため音源
に近接して音検出装置7を設置しなければならず、ま
た、音検出装置7から映像記録装置2への伝送ケーブル
の長さは、必然的にビデオカメラ1からのケーブルより
長くなり、結果として装置全体の設置スペースを広く必
要とするなどの問題があった。さらに、通常のメカニズ
ム構成を有するVTRを映像記録手段として使用する
と、ゴルフのスイングの打球音と共に瞬時に記録するこ
とは、メカニズム制御構成の時間的遅延動作のために不
可能である。
【0005】また、上記従来の構成では、画像はモニタ
で見るだけでのもので、パーソナルコンピュータ等との
連携も考えられておらず、また映像だけの記録にとどま
るため利用上のメリットは大きくなかった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、外部トリガ入力前後の速い動作
の動きを確実に記録すると共に、利用範囲の広い、省ス
ペース性をも考慮したビジュアルモーションアナライザ
装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビジュア
ルモーションアナライザ装置は、映像を撮影するビデオ
カメラ、このビデオカメラと一体に構成され、音源方向
に指向性を有する集音マイクを有し、このマイクで感知
した音を外部トリガ信号に変換する音検出装置、上記ビ
デオカメラからの映像信号を、循環的に上書きを繰り返
しながら記録する複数のICメモリと、上記外部トリガ
信号により上書きを中止した後、所定時間だけ上記IC
メモリへの記録を継続させるような制御を行うコントロ
ール部とを有する映像メモリ装置、この映像メモリ装置
を上記外部トリガ信号の入力待機状態にするスタンバイ
スイッチ、及び上記映像メモリ装置が記録した映像信号
を画面に表示するモニタを備えたものである。
【0008】また、上記構成において、集音マイクを、
音源方向に向けて筒状に構成されたマイクホルダに保持
する構成としている。
【0009】また、映像メモリ装置は、記録内容を、イ
ンターフェースを介してパーソナルコンピュータの記憶
手段に記録できるようにしている。
【0010】また、映像メモリ装置は、音検出装置から
の信号をディジタル信号に変換してディジタルフィルタ
処理を施し、音源からの音を検出したことを確認した
後、ビデオカメラからの映像信号を記録するようにして
いる。
【0011】また、映像メモリ装置は、nフィールドの
映像信号メモリと、このnフィールド記録に要する時間
のオーディオメモリと、解析用メモリとを備え、音検出
装置の信号により上記映像信号メモリとオーディオメモ
リの内容を上記解析用メモリに順序よく記録するように
している。
【0012】
【作用】この発明におけるビジュアルモーションアナラ
イザ装置は、集音マイクとマイクホルダとから構成され
た音検出装置がビデオカメラと一体になされているた
め、コンパクトな構成で、外部ノイズの影響の少ない外
部トリガ信号を得ることができ、この外部トリガ信号と
ICメモリにより、速い動きを確実に記録することがで
きる。
【0013】また、映像メモリ装置とパーソナルコンピ
ュータとをインターフェースを介して接続し、映像メモ
リ装置の記録内容をパーソナルコンピュータに取り込
み、その画面上で動きを解析したり、映像と音声とを同
時に記録し、再生可能とすることにより、利用範囲を広
げることができる。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1を示す略線図で、1は映
像信号を生成するビデオカメラ、21はビデオカメラ1
で生成した映像信号を循環的に上書きしながら記録する
映像メモリ装置で、図6の2に相当するものである。こ
の映像メモリ装置21は、アナログ映像信号をディジタ
ル映像信号に変換するA/Dコンバータ3と、ディジタ
ル化された映像信号を記録する複数個のICメモリ4
と、ディジタル映像信号をICメモリ4に書き込んだ
り、また逆にICメモリ4から読み出したりする制御及
び動作の記録、表示を制御するコントロール部5と、I
Cメモリ4から読み出したディジタル映像信号をアナロ
グ映像信号に変換するD/Aコンバータ6とから構成さ
れている。
【0015】7は後述するマイクホルダ9を備えた音検
出装置で、この音検出装置7に内蔵された集音マイク8
は、ほぼ円錐筒状のマイクホルダ9と協働して、感知し
た音を効率よく電気信号に変換する。この電気信号は、
カメラユニット10内の外部トリガ信号生成回路14を
通して電気信号に変換された後、コントロール部5に供
給される。上記集音マイク8は、例えばゴルフスイング
をした場合、そのゴルフ打球音にのみよく反応するよう
な形状に形成されたゴム製のマイクホルダ9によって保
持されている。音検出装置7は、構造的にはビデオカメ
ラ1と一体に構成されており、この両者を合わせてカメ
ラユニット10を構成している。11はコントロール部
5を制御して、コントロール部5を外部トリガ信号の入
力待機状態にすることができるスタンバイスイッチ部で
ある。スタンバイスイッチ11を例えばドライバシャフ
トで押すと、スタンバイの動作となり、ICメモリ4に
循環的に新しい映像信号の記録を繰り返す状態になる。
この際、機械的な動作は全く行われないから、上記スタ
ンバイ動作はスタンバイスイッチが押されると瞬時に行
われる。ICメモリ4の容量に応じて複数フィールド/
フレームの映像が循環的に記録されることはいうまでも
ない。12はD/Aコンバータ6から出力されたアナロ
グ映像信号を表示するモニタ、13は映像信号を紙上に
記録するプリンタである。
【0016】上記のように構成されたビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置の入力待機状態の一般的動作は、従
来装置とほぼ同様である。映像メモリ装置21を先に説
明したような外部トリガ信号待機状態にすると、映像メ
モリ装置21は、音検出装置7から出力される外部トリ
ガ信号が映像メモリ装置21に入力されるまで上書きし
ながら循環的に新しい映像信号の記録を繰り返す。しか
しながらこの入力待機状態において音源に隣接して設置
された音検出装置7が音を感知すると、この音により生
成される外部トリガ信号を映像メモリ装置21へ伝送す
る。外部トリガ信号を受信した映像メモリ装置21は上
書きをしながら循環的に記録することを停止し、その代
わりに、ICメモリ4の所定領域に設定された所定の時
間だけカメラからの映像信号を記録するという映像記録
状態を継続した後、記録状態を停止する。すなわち、入
力待機状態でICメモリ4に循環的に記録された信号に
つづいて音を検知した後の映像信号(所定のタイミング
のフィールドまたはフレーム信号)がICメモリ4の所
定の他の領域に記録されることになる。つまり音を検知
する前に循環的に記録された複数の映像信号が打球音前
の情報となり、音を検知した後の情報がICメモリ4の
他の所定領域に記録されることになる。これによって例
えば、ゴルフスイングを記録する場合、スイングの開始
から打球までが外部トリガ信号入力以前、打球(打球音
が外部トリガとなる)からスイングの終わりまでが外部
トリガ信号入力以後になるように記録時間間隔を設定す
ると、スイングフォームの打球音前と打球後の映像を確
実にICメモリ4内に電子的制御動作によって残すこと
ができる。撮影が終了すると、映像メモリ装置21を再
生状態にしてモニタ12でゴルフのスイングフォームを
見ることができる。
【0017】上記のように構成されたビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置において、ゴルフスイングを記録す
る場合、外部トリガ信号を生成する音検出装置7の集音
マイク8は、被写体の足元にある音源(打球音)のみを
感知するような音響特性を形成するようゴム製のマイク
ホルダ9で音源に向けて下向きに所定の角度をもって保
持されている。マイクホルダ9は例えは筒状に形成され
ることによって集音マイク8に指向性を持たせ、狙って
いる音源以外の音、例えば被写体の声やカメラユニット
10の後ろで起こる不要なノイズ音には反応しないよう
に構成されている。勿論上記マイクホルダ9の角度を調
整できるように構成してもよい。このように、音検出装
置7とビデオカメラ1とを一体にしたカメラユニット1
0を用い、集音マイク8には指向性を高めるマイクホル
ダ9を設けることにより、コンパクトでしかもケーブル
等の少ない省スペースのビジュアルモーションアナライ
ザ装置を得ることができる。
【0018】実施例2.上記実施例1においては、映像
メモリ装置21内のICメモリ4は、コントロール部5
によってのみ書き込み及び読み出しの制御が行われるよ
うになされているが、例えばICメモリ4の記録内容の
読み出しを、他の汎用メディア機器、例えば映像フラッ
シュメモリまたはCD−ROM搭載のパーソナルコンピ
ュータを用いて行い、読み出したICメモリ4のデータ
をパーソナルコンピュータの記憶手段(映像フラッシュ
メモリまたは内蔵CD−ROM)に記録する制御信号を
パーソナルコンピュータに生成させることも可能であ
る。これには、アプリケーションソフトウェアと、パー
ソナルコンピュータとICメモリ4との間に接続されて
両者間の制御信号を仲立ち(インターフェース)するI
/Oインターフェースとを用い、直接ICメモリ4のデ
ータをパーソナルコンピュータの記録手段に取り込み、
例えばフィールド単位もしくはフレーム単位で記録され
た静止画像をパーソナルコンピュータの画面上でモニタ
する構成にしておく。
【0019】この様子の一例を図2に示す。ここではパ
ーソナルコンピュータ15はI/Oインターフェース1
6を仲立ちとして、ICメモリ4を制御するコントロー
ル部5を制御する構成にしている。この実施例2によ
り、ゴルフ練習場等に設置された本ビジュアルモーショ
ンアナライザ装置から個人のパーソナルコンピュータに
データを取り込み、これを家庭にてパーソナルコンピュ
ータ上でじっくり解析をすることができる。勿論最近話
題のコンピュータネットワークを利用して、プロのゴル
フ解説者との間でゴルフフォームの解析情報をリアルタ
イムでアドバイスと共に受けることが可能である。
【0020】実施例3.上記実施例1、実施例2では、
集音マイクからのアナログ電気信号についてディジタル
信号処理を施すということはなされていないが、集音マ
イクからのアナログ信号についても映像信号と同様にデ
ィジタル信号処理を施すことが可能である。この例を図
3について説明する。図3において、18はアナログア
ンプ、17はアナログマルチプレクサである。ビデオカ
メラ1からの映像信号とアナログアンプ18からの信号
をアナログマルチプレクサ17に入力し、その出力をA
/Dコンバータ3に入力する。アナログマルチプレクサ
17はコントロール部5からの制御信号Sにより制御さ
れる。
【0021】この構成において、コントロール部5は、
最初アナログマルチプレクサ17を端子a側に接続する
ように制御している。例えばゴルフスイングで打球音が
発生すると、集音マイク8で捕らえられ、アナログアン
プ18で増幅されたアナログ信号は、A/Dコンバータ
3を経由してコントロール部5にてディジタルフィルタ
処理が施され、打球音であることを確認して、すぐにア
ナログマルチプレクサ17をb側に接続すると共に、映
像信号をICメモリ4に所定の時間間隔でフィールドも
しくはフレーム単位で記録する。
【0022】このような構成によれば、マイクホルダ9
の外部不要音の遮断機能及び音原に対する指向性の機能
をディジタル信号処理のフィルタ処理により補うことに
なり、フィルタ処理の特性を、用いるゴルフシャフトの
種類(1番のドライバ、7番のアイアン)に応じて的確
に定めることができる。また、例えば集音マイクを2つ
用い、これを交互に、ディジタルフィルタ処理と振幅特
性のバランスを調整するようにコントロール部5におい
て信号処理アルゴリズムを実行することにより、指向性
をさらに鋭くすることができる。つまり、図3に示す本
実施例は、集音マイク8からの信号をディジタル処理す
るようにしたので、他の実施例に比較して、使用するゴ
ルフシャフトに対して的確に反応する。従って、隣の人
がドライバでゴルフスイングしているときは、アイアン
モードにセットしてアイアンのゴルフスイングをするこ
とにより、相互に干渉のない動作をさせることができ
る。
【0023】実施例4.本実施例を図3〜図5により説
明する。図3において、集音マイク8とビデオカメラ1
とからのアナログ信号を時分割多重にするように、コン
トロール部5からの制御信号Sを用いる。集音マイク8
からの音声信号とビデオカメラ1からの映像信号は時分
割多重された後、A/D変換され、映像メモリ装置21
内のメモリにフィールド単位またはフレーム単位で所定
のフィールド数またはフレーム数だけ予め記録されるよ
うに構成する。集音マイクからの信号が所定のゴルフシ
ャフトの打球音であることを認識すると、上記予め記録
していたメモリのデータを先頭に解析用メモリ20に順
に所定間隔で記憶することにより打球音発生前、つまり
フィールド単位で予め記録した分の時間に相当する打球
音発生までの音声信号とゴルフのヘッドとゴルフボール
が衝突する前の映像を正確に解析用メモリMに記録する
と共に、打球音発生後の状況をも連続的に記録すること
が可能となる。
【0024】図4、図5にその様子をイメージ的に示
す。図4に示すように、音声信号をシャノンの標本化定
理を満足すべく、サンプリングクロックCLKAでサン
プリングする。また、映像信号も同じくシャノンの定理
を満足すべくクロックCLKVでサンプリングする。こ
こで、一般に、CLKV>CLKAであるので、CLKV
を整数分の1に分周したものをCLKAとし、そのCL
Aが音声信号に対して上記シャノンの標本化定理を満
足するクロック周波数になるように設定する。これを実
現する実施例として、例えば図4に示すように、映像信
号のサンプリングクロックCLKVの整数分の1(=1
/n)のサンプリングパルスを得るため、CLKVをn
個カウントする毎にCLKAを発生させるようにする。
つまり、図3のコントロール部5からの制御信号Sは、
CLKVがn個発生する度に1回、アナログマルチプレ
クサ17をb接点からa接点に切り換えるように動作す
る。
【0025】そして、図5に示す如く、映像信号はnフ
ィールドICメモリ4に、また、音声信号はオーディオ
メモリ19に時系列順に一定周期で記録され、さらに、
音検知装置7で音を検知した場合に、スイッチ21がD
側に切り換えられ、上記nフィールドICメモリ4の映
像信号とオーディオメモリ19の音声信号が解析用メモ
リ20に時系列に格納される。この動作により、音を検
知するタイミングよりtR時間前からの映像信号及び音
声信号が解析用メモリ20に格納されるので、例えばゴ
ルフスイングの場合、打球音前の映像と音の信号を共に
とらえて解析用メモリ20に記憶することができ、映像
と音を同時に視聴することが可能となる。ここで、時間
Rは、図5のnフィールドICメモリ4のデータがN
O.1からNO.kまで順にシフトするに必要とする時
間であり、原理的にはメモリ容量を増加させれば任意に
設定し得るものである。なお、nフィールドICメモリ
4とは別に解析用メモリ20を設けているのは、時系列
順にはバラバラの位置に記録されている映像信号を整然
とした形で格納し、記録の処理、保管を容易にするため
である。また、解析用メモリ20をプリントバッファと
して利用することにより、プリントアウトの途中でも次
のプレーヤーのフォームを記録することができる。
【0026】実施例5.上記実施例はいずれもスポーツ
等の動的フォーム発生時のタイミングに合わせて、必要
とする打球前後の映像フォームの記録について説明して
いるが、異常な事態が発生した場合にその発生音による
外部トリガ信号が入力されるようにすると、異常発生直
前の記録を残すことができるため、原因を突き止める監
視装置としても使用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、従来複
数の構成ピースからなる装置が一つの構成ピースとなる
ため、装置1台当たりの設置スペースが少なくなるだけ
でなく、音検出に指向性を持たせることができるので、
限られたスペースに多数の音源があるゴルフ練習場のよ
うな場所に設置するのに適し、効果が大きい。
【0028】また、パソコンを用いて、映像メモリ装置
の記録内容を取り込み、パソコン画面上で画像の解析を
行ったり、映像と音声とを同時に記録し、これを再生可
能とすることにより、さまざまな用途に利用できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置を示す略線図である。
【図2】 この発明の実施例2に係るビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置を示す略線図である。
【図3】 この発明の実施例3に係るビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置を示す略線図である。
【図4】 この発明の実施例4に係るビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置のサンプリングクロックパルスを示
す図である。
【図5】 この発明の実施例4に係るビジュアルモーシ
ョンアナライザ装置の映像メモリ装置をイメージ的に示
した斜視図である。
【図6】 従来のビジュアルモーションアナライザ装置
の概念を示す略線図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ、3 A/Dコンバータ、4 ICメ
モリ、5 コントロール部、6 D/Aコンバータ、7
音検出装置、8 集音マイク、9 マイクホルダ、1
0 カメラユニット、11 スタンバイスイッチ、12
モニタ、13 プリンタ、14 外部トリガ信号生成
回路、15 パーソナルコンピュータ、16 I/Oイ
ンターフェース、17 アナログマルチプレクサ、18
アナログアンプ、19 オーディオメモリ、20 解
析用メモリ、21 スイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を撮影するビデオカメラ、このビデ
    オカメラと一体に構成され、音源方向に指向性を有する
    集音マイクを有し、このマイクで感知した音を外部トリ
    ガ信号に変換する音検出装置、上記ビデオカメラからの
    映像信号を、循環的に上書きを繰り返しながら記録する
    複数のICメモリと、上記外部トリガ信号入力により上
    書きを中止した後、所定時間だけ上記ICメモリへの記
    録を継続させるような制御を行うコントロール部とを有
    する映像メモリ装置、この映像メモリ装置を上記外部ト
    リガ信号の入力待機状態にするスタンバイスイッチ、及
    び上記映像メモリ装置が記録した映像信号を画面に表示
    するモニタを備えたことを特徴とするビジュアルモーシ
    ョンアナライザ装置。
  2. 【請求項2】 集音マイクは、音源方向に向けて筒状に
    構成されたマイクホルダに保持されていることを特徴と
    する請求項1記載のビジュアルモーションアナライザ装
    置。
  3. 【請求項3】 映像を撮影するビデオカメラ、音源方向
    に指向性を有する集音マイクを有し、このマイクで感知
    した音を外部トリガ信号に変換する音検出装置、上記ビ
    デオカメラからの映像信号を、循環的に上書きを繰り返
    しながら記録する複数のICメモリと、上記外部トリガ
    信号入力により上書きを中止した後、所定時間だけ上記
    ICメモリへの記録を継続させるような制御を行うコン
    トロール部とを有する映像メモリ装置、この映像メモリ
    装置を上記外部トリガ信号の入力待機状態にするスタン
    バイスイッチ、及び上記映像メモリ装置が記録した映像
    信号を画面に表示するモニタを備え、上記映像メモリ装
    置は、記録内容が、インターフェースを介してパーソナ
    ルコンピュータの記憶手段に記録されるようなされてい
    るたことを特徴とするビジュアルモーションアナライザ
    装置。
  4. 【請求項4】 映像メモリ装置は、音検出装置からの信
    号をディジタル信号に変換してディジタルフィルタ処理
    を施し、音源からの音を検出したことを確認した後、ビ
    デオカメラからの映像信号を記録するようなされている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記
    載のビジュアルモーションアナライザ装置。
  5. 【請求項5】 映像メモリ装置は、nフィールドの映像
    信号メモリと、このnフィールドの記録に要する時間の
    音声信号を記録するオーディオメモリと、解析用メモリ
    とを備え、音検出装置の信号により上記映像信号メモリ
    とオーディオメモリの内容を上記解析用メモリに順序よ
    く記録するようなされたことを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれか一項記載のビジュアルモーションアナ
    ライザ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7454072B2 (en) * 2000-03-09 2008-11-18 Samsung Techwin Co., Ltd. Image recording and compression based on sound detection and image change
CN106875512A (zh) * 2017-03-29 2017-06-20 桂林电子科技大学 一种基于声音方位识别的车载智能监控系统

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