JPH08265577A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JPH08265577A
JPH08265577A JP7080377A JP8037795A JPH08265577A JP H08265577 A JPH08265577 A JP H08265577A JP 7080377 A JP7080377 A JP 7080377A JP 8037795 A JP8037795 A JP 8037795A JP H08265577 A JPH08265577 A JP H08265577A
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JP
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compression
image data
data
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JP7080377A
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English (en)
Inventor
Yasunori Ishikawa
安則 石川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルカラーや多階調のデジタル画像データを
圧縮する場合にユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定
することができるデジタル複写装置を提供する。 【構成】 符号量制御部7から符号化部3の量子化テー
ブル41に対してスケールファクタfSNを乗ずることに
より圧縮率を変えることができる。スケールファクタf
SNの制御は操作部8のファンクションキー8aが「普
通」、「高精細」、「超高精細」などの画像品質指定キ
ーとして用いられ、画像品質指定キー8aが押下される
とその操作信号が制御部9に送られ、制御部9によりス
ケールファクタfSNに応じた値が符号量制御部7に設定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラーや多階調の
デジタル画像データを圧縮するデジタル複写装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル画像データを圧縮する
ことにより、画像メモリ容量や画像伝送コストを低下さ
せることができる。従来、デジタル画像データを圧縮す
るデジタル複写装置としては、例えば実開平3−123
355号公報や特開平3−97372号に示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機で
は、「写真モード」、「文字モード」のような画像の性
質に基づいて画像処理方法を変更可能に構成され、ま
た、オリジナル画像の性質に応じてユーザがモードを指
定するか、又は自動的にモードを選択するように構成さ
れているが、例えばファクシミリなどにおいて「普
通」、「細かい文字」のような画像データ量(通信デー
タ量)に基づく画像品質を指定する手段は設けられてい
ない。
【0004】ここで、カラー/多階調のデジタル画像デ
ータを圧縮するための標準方式として例えばJPEG方
式が知られている。JPEG方式の内、DCT(離散コ
サイン変換)方式のベースラインシステムは、デジタル
画像データを圧縮した後に復元しても完全にオリジナル
の画像に戻らないいわゆる非可逆式圧縮方式であるが、
圧縮パラメータを制御することにより圧縮率を容易に変
えることができる。すなわち、圧縮率を小さくして画像
劣化は小さく目視では認識できないレベルから、圧縮率
を大きくして画像劣化が視認できるレベルまで圧縮率に
より復元画像の品質をコントロールすることができる。
【0005】一般に、非可逆式圧縮において圧縮・復元
画像の劣化を数量化する方法としては、オリジナルの画
像データとその圧縮・復元後の画像データとの最小2乗
誤差の統計量であるS/N比が用いられる。S/N比は
主観評価による画像の劣化程度とは必ずしも一定の比例
関係にはないとされているが、大体の傾向として劣化程
度を良く表している。
【0006】また、画像電子学会予稿92−03−0
3,P13−P20によれば、JPEG方式におけるD
CT方式のベースラインシステムにおける圧縮・復元後
の画像に対する主観評価による劣化程度は、オリジナル
画像と復元画像との「色差」に大体従うという報告があ
る。「色差」も圧縮・復元による誤差の統計量であり、
画像の劣化程度を数量化する手段として用いることがで
きることが分かる。
【0007】したがって、本発明は、フルカラーや多階
調のデジタル画像データを圧縮する場合にユーザが圧縮
・復元後の画像品質を指定することができる新規なデジ
タル複写装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、画像データを非可逆方式で圧縮する画
像圧縮手段と、前記画像圧縮手段により圧縮される画像
データを復元する場合の画像の劣化程度を指定する指定
手段と、前記指定手段により指定された画像の劣化程度
に応じて前記画像圧縮手段が圧縮するように制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】第2の手段は、第1の手段において前記画
像圧縮手段により圧縮される前のオリジナル画像データ
と圧縮、復元後の画像データの差の統計量を算出する算
出手段とを備え、前記制御手段が、この統計量と前記指
定手段により指定された画像の劣化程度が一致するよう
に前記画像圧縮手段を制御することを特徴とする。
【0010】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて前記画像圧縮手段が画像データを非可逆方式で可変
のパラメータで圧縮し、前記制御手段が、前記指定手段
により指定された画像の劣化程度に応じたパラメータを
前記画像圧縮手段に設定することを特徴とする。
【0011】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて前記指定手段により指定された画像の劣化程度に応
じて前記画像圧縮手段により圧縮されたデータ量を表示
する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0012】第5の手段は、第1ないし第4の手段にお
いて前記指定手段により指定された画像の劣化程度に応
じて前記画像圧縮手段により圧縮された圧縮率を表示す
る表示手段を備えたことを特徴とする。
【0013】第6の手段は、画像データを非可逆方式で
圧縮する画像圧縮手段と、前記画像圧縮手段により圧縮
される画像データを復元する場合の画像の劣化程度を指
定する指定手段と、前記指定手段により指定された画像
の劣化程度に応じて前記画像圧縮手段が圧縮するように
制御し、得られる圧縮データ量が所定量になるように制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】第7の手段は、第6の手段において前記制
御手段が、原稿をプリスキャンすることにより圧縮デー
タ量が所定量になるように制御することを特徴とする。
【0015】第8の手段は、第7の手段において前記制
御手段が、原稿のプリスキャン時に読み取り速度を速く
することを特徴とする。
【0016】第9の手段は、第7または第8の手段にお
いて前記制御手段が、原稿のプリスキャン時に原稿の一
部が圧縮されるように制御することを特徴とする。
【0017】第10の手段は、第7ないし第9の手段に
おいて前記制御手段が、前記指定手段により指定された
画像の劣化程度に応じて前記画像圧縮手段が圧縮するよ
うに制御すると共に、前記指定手段により指定された画
像の劣化程度を所定の圧縮データ量に換算し、得られる
圧縮データ量が前記所定の圧縮データ量になるまでプリ
スキャンを繰り返すことを特徴とする。
【0018】第11の手段は、第6または第10の手段
において原稿の性質を指定する指定手段を更に備え、前
記制御手段が、前記指定手段により指定された画像の劣
化程度及び原稿の性質に応じて前記画像圧縮手段が圧縮
するように制御し、得られる圧縮データ量が所定量にな
るように制御することを特徴とする。
【0019】第12の手段は、第11の手段において原
稿の性質毎に複数の量子化テーブルを有し、前記制御手
段が、前記指定手段により指定された原稿の性質用の量
子化テーブルを選択し、前記指定手段により指定された
画像の劣化程度に応じて前記量子化テーブルのスケール
ファクタを変更することを特徴とする。
【0020】第13の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、前記画像圧縮手段により圧縮されるデータ
量と前記伝送路の最大データ転送速度に基づいて複写速
度を決定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】第14の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、複写速度と前記伝送路の最大データ転送速
度に基づいて前記画像圧縮手段の圧縮パラメータを制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】第15の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、複写速度を指定する指定手段と、前記指定
手段を介して指定された複写速度と前記伝送路の最大デ
ータ転送速度に基づいて前記画像圧縮手段の圧縮パラメ
ータを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】第16の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、前記画像圧縮手段により圧縮される圧縮率
に基づいて、前記画像復元手段により復元される画像デ
ータを記録紙に記録するプリンタの記録密度を制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】第17の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、前記画像復元手段により復元される画像デ
ータを記録紙に記録するプリンタの記録密度に基づい
て、前記画像圧縮手段により圧縮される圧縮率を制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】第18の手段は、画像データを非可逆方式
で圧縮し、伝送路を介して画像復元手段に転送する画像
圧縮手段と、前記画像復元手段により復元される画像デ
ータを記録紙に記録するプリンタの記録密度を指定する
指定手段と、前記指定手段を介して指定された記録密度
に基づいて、前記画像圧縮手段により圧縮される圧縮率
を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】第19の手段は、第1ないし第18の手段
において原稿をプリスキャンした画像データを記憶する
画像メモリを更に備え、前記制御手段が、前記画像圧縮
手段が前記画像メモリに記憶された画像データを圧縮す
るように制御することを特徴とする。
【0027】第20の手段は、第19の手段において前
記制御手段が、原稿のプリスキャン時に読み取り速度を
速くすることを特徴とする。
【0028】第21の手段は、第19または第20の手
段において原稿のプリスキャン時に原稿の一部が前記画
像メモリに記憶されることを特徴とする。
【0029】第22の手段は、第19ないし第21の手
段において前記制御手段が、前記指定手段により指定さ
れた画像の劣化程度に応じて前記画像圧縮手段が圧縮す
るように制御すると共に、前記指定手段により指定され
た画像の劣化程度を所定の圧縮データ量に換算し、得ら
れる圧縮データ量が前記所定の圧縮データ量になるまで
前記画像メモリからの読み出しを繰り返すことを特徴と
する。
【0030】
【作用】第1の手段では、非可逆方式で圧縮される画像
データを復元する場合の画像の劣化程度がユーザにより
指定され、指定された画像の劣化程度に応じて圧縮され
るので、ユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定するこ
とができる新規なデジタル複写装置を実現することがで
きる。
【0031】第2の手段では、圧縮される前のオリジナ
ル画像データと圧縮、復元後の画像データの差の統計量
と指定された画像の劣化程度が一致するように制御され
るので、ユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定するこ
とができる。
【0032】第3の手段では、指定された画像の劣化程
度に応じたパラメータを画像圧縮手段に設定するので、
ユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定することができ
る。第4の手段では、指定手段により指定された画像の
劣化程度に応じて圧縮されたデータ量を表示するので、
ユーザが圧縮後のデータ量を知得することができる。
【0033】第5の手段では、指定された画像の劣化程
度に応じて圧縮された圧縮率を表示するので、ユーザが
圧縮率を知得することができる。
【0034】第6の手段では、指定された画像の劣化程
度に応じて圧縮し、得られる圧縮データ量が所定量にな
るように制御するので、原稿画像にかかわらず圧縮デー
タ量が指定された画像の劣化程度に応じて所定量になる
ように圧縮することができる。
【0035】第7の手段では、原稿をプリスキャンする
ことにより圧縮データ量が所定量になるように制御する
ので、原稿画像にかかわらず圧縮データ量が指定された
画像の劣化程度に応じて所定量になるように圧縮するこ
とができる。
【0036】第8の手段では、原稿のプリスキャン時に
読み取り速度を速くするので、処理を短縮することがで
きる。
【0037】第9の手段では、原稿のプリスキャン時に
原稿の一部を圧縮するので、処理を短縮することができ
る。
【0038】第10の手段では、指定された画像の劣化
程度を所定の圧縮データ量に換算し、得られる圧縮デー
タ量が所定の圧縮データ量になるまでプリスキャンを繰
り返すので、原稿画像にかかわらず圧縮データ量が指定
された画像の劣化程度に応じて所定量になるように圧縮
することができる。
【0039】第11の手段では、指定された画像の劣化
程度及び原稿の性質に応じて圧縮制御し、得られる圧縮
データ量が所定量になるように制御するので、ユーザが
原稿の性質に応じて圧縮・復元後の画像品質を指定する
ことができる。
【0040】第12の手段では、指定された原稿の性質
用の量子化テーブルを選択し、指定された画像の劣化程
度に応じて量子化テーブルのスケールファクタを変更す
るので、ユーザが原稿の性質に応じて圧縮・復元後の画
像品質を指定することができる。
【0041】第13の手段では、圧縮されるデータ量と
伝送路の最大データ転送速度に基づいて複写速度を決定
するので、圧縮データを伝送路を介して確実に伝送する
ことができる。
【0042】第14の手段では、複写速度と伝送路の最
大データ転送速度に基づいて圧縮パラメータを制御する
ので、圧縮データを伝送路を介して確実に伝送すること
ができる。
【0043】第15の手段では、指定された複写速度と
伝送路の最大データ転送速度に基づいて圧縮パラメータ
を制御するので、圧縮データを伝送路を介して確実に伝
送することができる。
【0044】第16の手段では、圧縮率に基づいてプリ
ンタの記録密度を制御するので、圧縮画像データを確実
に復元してプリンタにより記録することができる。
【0045】第17の手段では、プリンタの記録密度に
基づいて圧縮率を制御するので、圧縮画像データを確実
に復元してプリンタにより記録することができる。
【0046】第18の手段では、指定された記録密度に
基づいて圧縮率を制御するので、圧縮画像データを確実
に復元してプリンタにより記録することができる。
【0047】第19の手段では、原稿をプリスキャンし
て画像メモリに記憶された画像データを圧縮することに
より圧縮データ量を決定し、原稿のプリスキャンを繰り
返さないので、処理時間を短縮することができる。
【0048】第20の手段では、原稿のプリスキャン時
に読み取り速度を速くするので、処理時間を短縮するこ
とができる。
【0049】第21の手段では、原稿のプリスキャン時
に原稿の一部が画像メモリに記憶されるので、画像メモ
リの容量を低減することができる。
【0050】第22の手段では、得られる圧縮データ量
が所定の圧縮データ量になるまで画像メモリからの読み
出しを繰り返し、原稿のプリスキャンを繰り返さないの
で、処理時間を短縮することができる。
【0051】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係るデジタル複写装置の一実施例
を示すブロック図、図2は図1の符号化部及び復号化部
を詳細に示すブロック図、図3は図1の操作部を示す説
明図である。
【0052】図1(a)は画像メモリ4を有する構成を
示し、図1(b)は画像メモリ4の代わりに伝送路10
が設けられた構成を示す。原稿はスキャナ1により読み
取られてアナログ画像信号として出力され、このアナロ
グ画像信号は画像処理部2によりシェーディング補正、
A/D変換などの処理が施される。
【0053】このデジタル画像データは図2に詳しく示
す符号化部3により圧縮され、次いで図1(a)に示す
例では画像メモリ4に記憶され、また、図1(b)に示
す例では伝送路10に送信される。画像メモリ4から読
み出された圧縮データ又は伝送路10を介して受信した
圧縮データは図2に詳しく示す復号化部5により復号さ
れ、プリント部6により記録紙に記録される。
【0054】図2は一例としてJPEG方式におけるD
CT方式のベースラインシステムによる符号化部3及び
復号化部5を示している。符号化部3では8×8画素の
ブロックに分割された入力画像データがDCT(離散コ
サイン変換)部31により8×8のDCT係数に変換さ
れる。このDCT係数は量子化部32により量子化テー
ブル41に基づいて量子化され、次いでこの量子化され
たDCT係数がエントロピーコーダ33により符号テー
ブル42に基づいて符号化され、図1(a)に示す例で
は画像メモリ4に記憶され、また、図1(b)に示す例
では伝送路10に送信される。
【0055】また、復号化部5では圧縮データがエント
ロピーデコーダ53により符号テーブル42に基づいて
復号化され、復号化されたデータが逆量子化部52によ
り量子化テーブル41に基づいて逆量子化され、次いで
逆DCT部51により復元される。
【0056】この場合、図1に示す符号量制御部7から
量子化テーブル41に対して、スケールファクタfSN
乗ずることにより圧縮率を変えることができる。すなわ
ちスケールファクタfSNを大きくすれば圧縮率が大きく
なって圧縮符号量が少なくなり、画像品質の劣化が多く
なる。逆にスケールファクタfSNを小さくすれば圧縮率
が小さくなって圧縮符号量が多くなり、画像品質の劣化
が少なくなる。なお、JPEG方式では、オリジナル画
像の性質に応じて変動するが、一般には写真のようなフ
ルカラー画像や多階調画像の場合、圧縮率がある程度よ
り小さくすれば(例えば1/5以下)、画質の劣化は殆
ど人間の視覚では認識できないと言われている。
【0057】スケールファクタfSNを制御する場合に
は、例えば図3に詳しく示す操作部8のファンクション
キー8aが「普通」、「高精細」、「超高精細」などの
画像品質指定キーとして用いられる。この画像品質指定
キー8aが押下されるとその操作信号が図1に示す制御
部9に送られ、制御部9によりスケールファクタfSN
応じた値が符号量制御部7に設定される。
【0058】このように画像品質指定キー8aにより画
像品質が指定された状態で操作部8のスタートキー8b
が押下されると、スキャナ1により読み取られた原稿画
像が画像処理部2を介して符号化部3に送られ、符号化
部3では符号量制御部7により設定されているスケール
ファクタfSNと量子化テーブル41に基づいて量子化さ
れる。また、復号時には圧縮データがスケールファクタ
SNと量子化テーブル41に基づいて逆量子化される。
【0059】次に、図4を参照して第2の実施例を説明
する。ここで、図3に示す操作部8のファンクションキ
ー8aを「写真モード」、「文字モード」のようなモー
ド指定キーとして用い、指定されたモードに応じて画像
処理部2が例えば写真画像のような滑らかな階調を表現
しようとする場合には平滑フィルタを用い、文字画像の
ようにエッジのシャープさを強調しようとする場合には
強調フィルタを用いることができる。
【0060】この場合、JPEG方式の場合、写真画像
のような階調表現を重視する画像では圧縮率を比較的大
きくしても画質劣化は少なく、文字画像のようなエッジ
を重視する画像では圧縮率を比較的小さくしないと画質
劣化が大きいと言われている。そこで、図4に示すよう
に「写真モード」が指定されている場合にはスケールフ
ァクタfSNを大きくすると共に画像処理部2が平滑フィ
ルタを用いて処理し(ステップS1〜S3)、これに対
し、「文字モード」が指定されている場合にはスケール
ファクタfSNを小さくすると共に画像処理部2が強調フ
ィルタを用いて処理するように制御する(ステップS4
〜S6)。
【0061】したがって、第1の実施例のようにファン
クションキー8aを「普通」、「高精細」、「超高精
細」などの画像品質指定キーとして用いなくても、操作
部8に余分なキーを設けることなく画像品質を指定する
ことができる。
【0062】次に、図5を参照して第3の実施例を説明
する。この実施例ではΔE計算部11が追加され、ΔE
計算部11により符号化部3に入力するオリジナルの画
像データと復号化部5により復号された画像データの画
質の差ΔEが算出される。この差ΔEを算出する場合、
スキャナ1により読み取られた画像データの所定のデー
タ量単位(例えば8ライン単位)が画像処理部2を介し
て符号化部3に送られると同時にΔE計算部11内のバ
ッファメモリにも送られる。
【0063】符号化部3ではスケールファクタfSNの初
期値fSN1 に基づいて量子化され、また、復号時には圧
縮データがこの初期値fSN1 に基づいて逆量子化されて
復元されるとΔE計算部11にも送られ、差ΔEが算出
される。なお、差ΔEとして「色差」を用いる場合に
は、画像電子学会予稿92−03−03、P16の記載
に基づいて求めることができる。
【0064】そして、この第3の実施例では、「普
通」、「高精細」、「超高精細」などの画像品質が指定
されると、指定画質に応じた差ΔE’が符号量制御部7
に送られ、符号量制御部7ではΔE計算部11により算
出された差ΔEと指定された差ΔE’が等しくなるよう
なスケールファクタfSN2 が求められ、このスケールフ
ァクタfSN2 が実際のコピー時の圧縮率を決定するスケ
ールファクタfSNとなる。なお、ΔE計算部11が算出
するための画像は、読み取る原稿の全部でもよく、一部
でも良い。したがって、上記実施例によれば、操作部8
から指定した品質でコピーを行うことができる。
【0065】次に、図6を参照して第4の実施例を説明
する。この実施例では、操作部8からは例えば圧縮画像
データ量50%(圧縮率1/2)、20%(圧縮率1/
5)などの値が設定され、この値が制御部9から符号量
制御部7に送られる。また、符号化部3から圧縮画像デ
ータの量が符号量制御部7に送られ、符号量制御部7で
は制御部9からのデータ量と符号化部3から圧縮画像デ
ータの量が等しくなるようにスケールファクタfSN2
求められる。したがって、この第4の実施例によれば、
ユーザが画像メモリ4の容量や伝送路10のデータ転送
レートを知ることができる。
【0066】図7は第4の実施例の変形例の動作を示し
ている。この例では、ステップS31においてファンク
ションキー8aを介して「普通」、「高精細」、「超高
精細」などの画像品質が指定されると、指定された画質
に応じたスケールファクタfSNが図6に示す制御部9に
設定される(ステップS32)。そして、コピーが開始
されると(ステップS33)、スケールファクタfSN
制御部9から符号量制御部7を介して符号化部4に通知
されて圧縮される(ステップS34)。符号量制御部7
では符号化部3から圧縮画像データ量を受信すると(ス
テップS35)、圧縮率(又は圧縮データ量)を計算し
て制御部9に通知する(ステップS36)。制御部9は
この圧縮率又は圧縮データ量を操作部8の表示部8c
(ステップS37−図3参照)に表示する。
【0067】次に、図8〜図10を参照して第5の実施
例を説明する。この実施例では、図6に示す構成におい
て原稿をプリスキャンすることにより圧縮率を決定する
ように構成されている。図8に示すステップS101に
おいて「普通」、「高精細」、「超高精細」などの画像
品質が指定されると、指定された画質に応じたスケール
ファクタの初期値fSNと画像データ量DCFを設定する
(ステップS102)。この場合の画像データ量D
CFは、指定された画像品質が「普通」の場合には10%
(圧縮率1/10)、「高精細」の場合には20%(同
1/5)、「超高精細」の場合には50%(同1/2)
のように設定される。
【0068】次いで、プリスキャンを開始してスキャナ
1により原稿の画像データを取り込み、読み込まれた画
像データを画像処理部2を介して符号化部3に送る(ス
テップS103〜S105)。符号化部3ではスケール
ファクタの初期値fSNに基づいて圧縮され、符号量制御
部7はこの圧縮されたデータ量Dc を取得し(ステップ
S106)、設定画像データ量DCFと比較する(ステッ
プS107)。
【0069】そして、圧縮データ量Dc と設定画像デー
タ量DCFの差が所定値ε以下でない場合には、Dc >D
CFのときにはスケールファクタfSNを大きく再設定し
(ステップS108→ステップS109)、他方、Dc
>DCFでないときにはスケールファクタfSNを小さく再
設定し(ステップS108→ステップS110)、ステ
ップS103に戻ってプリスキャンを繰り返す。そし
て、ステップS107において|Dc −DCF|<εにな
るとこの処理を終了し、実際の複写動作を開始する。
【0070】実際の複写動作では、スキャナ1により原
稿の画像データを取り込み、読み込まれた画像データを
画像処理部2を介して符号化部3に送り、上記の如く決
定されたスケールファクタfSNに基づいて圧縮する。ま
た、この圧縮データが伝送路10を介して復号化部5に
送られると上記スケールファクタfSNに基づいて復号化
され、プリント部6によりプリントアウトされる。した
がって、この第5の実施例によれば、「普通」、「高精
細」、「超高精細」などの画像品質が指定されると、指
定された画質に応じた所定の画像データ量DCFの近傍に
なるように圧縮される。
【0071】ところで、図8に示す処理はプリスキャン
により行うので、圧縮データは伝送路10に送出され
ず、また、プリント部6によるプリントアウトも行われ
ない。したがって、実際の複写時にコピー速度(CPM:Co
py Per Minute )の制約となるプリント部6の動作速度
と伝送路10の転送速度はこのプリスキャン時には問題
とならず、このプリスキャン時にはスキャナ1の動作速
度と上記各処理部2、3、7等の動作速度により処理時
間が決定される。
【0072】そこで、このプリスキャン時には処理時間
を短縮するために、図9に示すようにスキャナ1の読み
取り速度を高速、例えば読み取り光学系を駆動するモー
タの速度を高速に設定した後に(ステップS201)、
図8に示すプリスキャン処理を実行し(ステップS20
2)、プリスキャン処理を終了するとスキャナ1の読み
取り速度を通常速度に戻して実際の複写動作に移行する
(ステップS203)。
【0073】また、図8に示す処理はプリント部6によ
るプリントアウトを行わないので、原稿全体を読み取る
必要もない。したがって、例えば図10(a)、(b)
にそれぞれ示すように原稿全体をストライプ状に副走査
方向12等分、又は主走査方向に16等分して各領域を
交互に有効画像データにすることができる。この場合に
は原稿画像の1/2が有効データであるが、有効画像デ
ータをストライプ状の交互にするので、単位面積当たり
の圧縮画像データ量は略等しくなると考えられる。ま
た、比較対象の画像データ量を1/2*DCFとすれば図
8に示す処理を速い速度で実行することができる。
【0074】図11は図8に示すプリスキャン処理と写
真、文字モード用の処理を組み合わせた第6の実施例を
示している。ここで、図2に示すJPEG方式における
DCT方式のベースラインシステムによる符号化部3に
おいて、入力画像データは8×8画素のブロックに分割
されており、このデータがDCT部31により8×8の
直交変換係数のマトリクスデータに変換される。次い
で、量子化部32によりこの8×8の直交変換係数を量
子化テーブル41の量子化係数で除算することにより量
子化され、この量子化された直交変換係数の各要素が1
次元の係数列に変換される。次いで、エントロピーコー
ダ(符号割り当て部)33によりこの1次元の係数列が
エントロピー符号(ハフマン符号又は算術符号)に変換
される。
【0075】復号化部5においてこの圧縮データを復元
する場合には、エントロピーデコーダ(符号解読部)5
3により1次元の係数列に再生され、これを上記ブロッ
クサイズのマトリクスに再構成することにより、量子化
された直交変換係数のデータマトリクスが得られる。次
いで逆量子化部52によりこれに符号化部3のものと等
しい量子化テーブル41の量子化係数を乗算することに
より量子化前の直交変換係数が得られ、次いで逆DCT
部51により8×8画素の画素データに復元される。
【0076】ここで、量子化部32においては、DCT
部31により直交変換された係数が「0」又は「1」な
どの小さい値に縮小され、この結果、1次元の系数列に
変換した場合に係数「0」の連続、または「0」、
「1」を含む特定パターンの出現確率が多くなり、この
出現確率の偏りを利用してエントロピー符号による圧縮
が可能となる。したがって、係数列に「0」や「1」な
どの小さい値が多く発生するようにすることにより、圧
縮率を高くすることができる。
【0077】しかしながら、「0」に縮小された係数
は、逆量子化部52により逆量子化されても「0」のま
まであり、量子化前の係数値が「0」である場合以外は
元の係数値には復元されることはなく、また、「1」な
どの小さい値に縮小された係数は、逆量子化されても元
の係数値との誤差が大きい。すなわち、この係数の要素
がJPEG方式における画像劣化の主たる要因となる。
【0078】そこで、画像データの内、視覚特性上、劣
化が比較的目立ちにくい高周波成分の係数要素を小さい
係数に量子化するように、量子化テーブル41の各要素
を予め設定することにより、少ない画像劣化の程度で圧
縮率をかせぐことができる。この結果、量子化テーブル
41の量子化係数マトリクスを変更することにより効率
的に圧縮率を制御することができ、また、画像の劣化程
度を制御することができる。
【0079】この場合、量子化テーブル41として複数
個の量子化係数マトリクス(8×8の要素を持つ)を記
憶しておき、それらのうち1つを用いるようにすること
ができる。そして、いずれの1つの量子化係数マトリク
スを量子化テーブル41に用いても、1つのスケールフ
ァクタfSNを量子化係数マトリクスの64個の要素に乗
ずることにより(すなわち量子化テーブル41の64個
の要素に乗ずることにより)圧縮率を可変にできる。
【0080】さて、この第6の実施例によれば、量子化
テーブル41を可変にすることにより、圧縮率と画像の
劣化程度を制御することができるが、原画像の性質に応
じて画像劣化による再現性が異なる。すなわち、階調表
現を重視する画像では高周波成分が比較的少ないので、
低周波成分の圧縮率を小さく、高周波成分の圧縮率を大
きく設定することができるが、文字画像のようなエッジ
を重視する画像では、逆に高周波成分を比較的多く含む
ので、低周波成分の圧縮率を大きく、高周波成分の圧縮
率を小さくすることにより、原画像の性質にかかわらず
効率的に圧縮することができる。
【0081】図11を参照して第6の実施例を説明する
と、先ず、図8に示す場合と同様に、「普通」、「高精
細」、「超高精細」などの画像品質が指定されると(ス
テップS301)、指定された画質に応じたスケールフ
ァクタの初期値fSNと画像データ量DCFを設定する(ス
テップS302)。次いで、この第6の実施例では、
「写真モード」又は「文字モード」のように原稿画像の
性質を設定するキーを読み込み(ステップS303)、
「写真モード」が設定されている場合には写真モード用
量子化係数マトリクスを設定し、また、「文字モード」
が設定されている場合には文字モード用量子化係数マト
リクスを設定する(ステップS304)。
【0082】以下のステップS305〜S312の処理
は図8に示すステップS103〜S110と同様に、プ
リスキャンを繰り返して|Dc −DCF|<εになると実
際の複写動作を開始する。なお、「写真モード」又は
「文字モード」を手動で設定する代わりに、「自動モー
ド」が設定されている場合には「写真」か「文字」かを
自動的に判定するようにしてもよい。
【0083】実際の複写動作では、スキャナ1により原
稿の画像データを取り込み、読み込まれた画像データを
画像処理部2を介して符号化部3に送り、上記の如く決
定されたスケールファクタfSN及び写真モード用又は文
字モード用量子化係数マトリクスに基づいて圧縮する。
また、この圧縮データが伝送路10を介して復号化部5
に送られると上記スケールファクタfSN及び写真モード
用又は文字モード用量子化係数マトリクスに基づいて復
号化され、プリント部6によりプリントアウトされる。
【0084】したがって、この第6の実施例によれば、
「普通」、「高精細」、「超高精細」などの画像品質と
「写真モード」又は「文字モード」のように原稿画像の
性質が指定されると、指定された画質と性質に応じた所
定の画像データ量DCFの近傍になるように圧縮される。
【0085】次に、図12〜図14を参照して第7の実
施例について説明する。ここで、フルカラーコピーの場
合には通常、スキャナ1により読み取られる画像データ
はRGBの3色であり、各8ビット/画素程度が多く用
いられる。また、プリント部6において用いられるイン
クやトナーの色材は普通、CMYKの4色が用いられる
ので、スキャナ1により読み取られたRGBの画像デー
タは画像処理部2によりCMYKの画像データに変換さ
れる。この変換方法は周知の方法を用いることができる
が、通常、CMYKのいずれの1色に変換するためには
RGBの3色のデータを必要とする。
【0086】また、プリント部6がCMYKを1色づつ
順次現像し、4回の現像でフルカラー画像を得る構成の
場合には、図1(b)のような画像メモリ4を持たない
構成では、CMYKの4色を現像するためには原稿を4
回スキャンする必要がある。図6に示す構成では伝送路
10を通る画像データ量はCMYKの内の1色分であ
る。
【0087】これに対し、プリント部6が各色の現像を
一度に4色分行う高速タイプの場合には、1回のスキャ
ンでRGBの画像データからCMYKの画像データに変
換される。このために、伝送路10を通る画像データ量
はCMYKの内の4色分であり、4倍のデータ転送量と
なる。なお、フルカラーのコピーが可能なデジタル複写
機であってもCMYKの1色やモノクロコピーを行う場
合には、上記いずれの方式であっても1回のスキャン、
伝送路10上のデータ転送量も1回分である。ところ
で、実際に伝送路10を通るデータ量は以下のようにな
る。先ず、通常の複写機のコピー速度は、A4サイズで
1分当たり何枚コピー可能か(CPM:Copy Per Minut
e )で示される。ここで、解像度を400DPI、8ビ
ット/画素とすると、A4サイズの1枚分のデータ量は
約15.2MBとなる。この量のデータを圧縮しない場
合のデータ転送量は、フルカラーのCMYKの1色やモ
ノクロコピーを行う場合には約15.2MB、また、4
色一度に現像する構成の場合には4倍の約60.8MB
となる。
【0088】これから得られる最大コピー速度(コピー
サイクル)Cp は上記画像データ量Dc と、伝送路10
のデータ転送速度dp と、画像データ転送やコピーサイ
クルの処理に付随するオーバヘッド時間Th とから次の
ように求められる。すなわち、画像データ量Dc が伝送
路10を介して転送される時間T1 は T1 =Dc /dp であるので、最大コピーサイクルCp は Cp =T1 +Th となり、これを分で表示すると、1分当たりのコピー枚
数CPMは CPM=60×(1/Cp ) =60×{1/(T1 +Th )} =60×{1/(Dc /dp +Th )} …(1) となる。
【0089】具体的な例を説明すると、モノクロコピー
でA4サイズ1枚では画像データ量Dc を Dc =約15.2MB 伝送路10としてSCSI−2バスの場合のデータ転送
速度dp を dp =最大10MB/sec オーバヘッド時間Th を Th =約1.0sec とすると、 CPM=23.8(コピー/分) …(2) となる。また、フルカラー、1色づつ順次現像する構成
ではこの1/4となり、 CPM=5.95(コピー/分) …(3) となる。なお、フルカラー、4色一度に現像する構成で
は、1枚の画像データの転送量は約60.8MBである
が、CPMは伝送路10のデータ転送速度dp (最大1
0MB/sec )により制約されるので、モノクロの場合
と同じコピー速度となる。
【0090】さて、上述した画像データ量Dc と最大コ
ピーサイクルCp の関係を符号化部3により圧縮符号化
した場合について説明すると、例えば定められたスケー
ルファクタfSNによりあるサンプル画像を圧縮して1/
3の圧縮率が得られた場合、画像データ量Dc は Dc =15.2MB×1/3 =5.1MB となり、この場合の転送時間T1 は T1 =0.51sec であるので、 CPM2=39.7(コピー/分):モノクロコピー時 …(4) となる。
【0091】また、別のサンプル画像を圧縮して1/2
の圧縮率が得られた場合、同様に Dc =15.2MB×1/2 =7.68MB となり、この場合の転送時間T1 は T1 =0.76sec であるので、 CPM2=34.1(コピー/分):モノクロコピー時 …(5) となる。
【0092】上式(4)、(5)のような最大CPM
は、発生する画像データ量Dc と伝送路10の最大デー
タ転送速度dp から得られる値であり、実際の最大コピ
ー速度CPMは、プリント部6の記録密度およびスキャ
ナ1の読み取り速度により制約を受ける。すなわち、プ
リント部6の最大記録速度は、記録プロセス(例えばレ
ーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、LED
プリンタ、サーマルプリンタ、ドットインパクトプリン
タ等)により大きく異なり、また、それぞれの記録プロ
セス(方式)においても像形成機構や印字機構の性能、
記録紙の搬送機構の性能などにより異なる。
【0093】フルカラーデジタル複写機においては、上
記方式の内、最も高速の記録が可能とされるレーザビー
ム方式が用いられることが多いが、この場合にもレーザ
発生器や、光学系(ポリゴンミラーの回転数など)や多
色現像器の機構、性能によりCPMが異なる。
【0094】ここで、これらの各種の記録方式におい
て、通常、各部のモータの速度等を変更することにより
記録速度を変化させることは容易であり、例えばモータ
としてステップモータを用いれば、回転速度はステップ
パルス速度に比例して変化させることができる。また、
主走査方向の速度(例えばレーザビーム方式ではポリゴ
ンミラーの回転数)を変えないで、記録紙の速度のみを
1/2にすれば記録速度を1/2単位で変化させること
は更に容易である。更に、スキャナ部1においては例え
ばCCDラインセンサの副走査速度(キャリッジ速度)
を同じくステップモータを用いることにより変化させる
ことができる。
【0095】第7の実施例について詳述すると、例えば
CPMの最大値を38CPMに設定し、また、上記A4
サイズ1ページ(400DPI、8ビット/画素、CM
YK4色)の画像データの圧縮率を最大1/3に設定す
る。すなわち、圧縮画像データの転送時間の最小値T1
(min) を T1 (min) =0.51sec とし、この場合より圧縮率が大きい場合、すなわちT1
<T1 (min) の場合には最大CPMを38CPMに設定
する。そして、図12に示すテーブルに基づいて圧縮画
像データ量Dc から得られる転送時間T1 に従ってCP
Mを決定する。
【0096】この動作を図13を参照して説明すると、
スキャナ1を起動して原稿を読み取り(ステップS40
1)、画像処理部2を起動してスキャナ1により読み取
られた画像データをCMYKの4色の信号に変換する
(ステップS402)。次いで符号化部3を起動してス
ケールファクタfSNを設定し(ステップS403)、例
えばK(黒)信号のみを圧縮符号化して圧縮画像データ
量Dc を取得し(ステップS404)、図12に示すテ
ーブルに従ってCPMを決定する(ステップS40
5)。
【0097】ここで、K(黒)信号のみの圧縮画像デー
タ量Dc を取得してCPMを決定した理由は、CMYK
の各色データが圧縮した場合にもKの圧縮データ量に近
似できると考えられるからである。もちろんCMYKの
全てを圧縮してその内の最大圧縮データ量を用いてもよ
い。
【0098】次に、図14を参照して第7の実施例の変
形例を説明する。図14に示すステップS501〜S5
04は図13に示すステップS401〜S404と同一
であり、次いでこの例ではプリント部6の記録速度を1
/2に変更する。例えば 圧縮画像データ量Dc が8.8MB以下(T1 ≦0.
88sec )のときには30CPMとし(ステップS50
5→S507)、 圧縮画像データ量Dc が8.8MBを超える(T1
0.88sec )ときには15CPMとする(ステップS
505→S506)。
【0099】なお、上記の方法は、スキャナ1の読み取
り時間とプリント部6の記録時間が紙サイズに応じて異
なるので、他のサイズの場合には図12や図14に示す
CPMは異なる値となる。
【0100】次に、図15を参照して第8の実施例を説
明する。この第8の実施例の構成は図6に示すものと同
一であるが、プリント部6の記録速度は一定(すなわち
CPMは一定)である。ここで、スキャナ1により読み
取された画像データを画像処理部2によりCMYKに変
換し、例えばKの圧縮データ量Dckを用いる。上記一定
のCPMから得られる最大コピーサイクルをCpmとする
と、 Cpm=60×{1/CPM(最大)} …(6) であり、前述した最大コピーサイクルの式 Cp =T1 +Th において、 Th =1.0sec と仮定すると、最大コピーサイクルCpmのときの転送時
間をT1mとして、 T1m=Cpm−1.0(sec ) …(7) となる。
【0101】T1 =Dc /dp であるので、最大コピーサイクルCpmにおける最大転送
可能データ量Dcmは、 Dcm=(Cpm−1.0)×dp …(8) が得られる。したがって、Dck>Dcmの場合には、デー
タ圧縮を行わなければ最大コピーサイクルCpmを得るた
めの伝送路10における画像データ転送時間を確保する
ことができない。すなわち、この時の必要な圧縮率をR
k とすると、 Rk =Dck/Dcm …(9) で表される圧縮が必要になる。
【0102】ここで、Kの圧縮データ量Dckは紙サイズ
により一定であり、また、コピー速度は紙サイズ毎に定
まった速度であるので、圧縮率Rk は紙サイズにより決
まる。例えばA4サイズ、CPM=30とすると、式
(6)から Cpm=2.0sec となるので、 dp =10MB/sec とすれば、式(8)により、 Dcm=10MB …(10) となる。A4サイズ1ページ(400DPI、8ビット
/画素、CMYK4色)の場合、 Dck=15.2MB であるので、式(9)により Rk =1.52 …(11) となる。
【0103】図15はこの処理を示しており、先ず、紙
サイズより最大転送可能データ量Dcmを取得し(ステッ
プS601)、次いでスケールファクタの初期値fSN
設定する(ステップS602)。次いでスキャナ1、画
像処理部2及び符号化部3を起動してプリスキャンを行
うことによりKの圧縮データ量Dckを取得し(ステップ
S603〜S606)、ステップS607において|D
ck−Dcm|<εでない場合には、Dck>Dcmのときには
スケールファクタfSNを大きく再設定し(ステップS6
08→ステップS609)、他方、Dck>Dcmでないと
きにはスケールファクタfSNを小さく再設定し(ステッ
プS608→ステップS610)、ステップS603に
戻ってプリスキャンを繰り返す。そして、ステップS6
07において|Dck−Dcm|<εになるとこの処理を終
了し、実際の複写動作を開始する。
【0104】ここで、コピー速度は実際にはプリント部
6の記録速度で決定されることが多く、通常はこれを最
大CPMに設定する。図16は図15に示す動作の変形
例を示しており、また、図6に示す操作部8は図12に
示すようなCPMを指示可能に構成されている。ここ
で、例えば最大38CPMとしてA4サイズ、32CP
Mが指示された場合、図12に示すように圧縮画像デー
タ量は8.8MBにしなければならない。したがって、
この場合に必要な圧縮率は式(9)により Rk =1.73 …(12) となる。
【0105】そこで、図16に示す処理では、先ず、操
作部8から指定CPMを読み込み(ステップS70
1)、この指定CPMに応じた最大転送可能データ量D
cmを図12に示すテーブルから取得し(ステップS70
2)、スケールファクタの初期値fSNを設定する(ステ
ップS703)。以下、図15に示す処理と同様に、プ
リスキャンを繰り返して|Dck−Dcm|<εになると、
実際の複写動作を開始する(ステップS704〜S71
1)。
【0106】次に、図17〜図19を参照して第9の実
施例を説明する。図8等に示す実施例ではプリスキャン
を繰り返すことにより圧縮率を決定するように構成され
ているが、この実施例では、図17に示すように画像処
理部2と符号化部3の間に画像メモリ13と切り換え部
12を追加し、プリスキャンは1回のみ行うように構成
されている。
【0107】すなわち、図18に示す処理では、先ず、
図8に示す実施例と同様に、ステップS801において
「普通」、「高精細」、「超高精細」などの画像品質が
指定されると、指定された画質に応じたスケールファク
タの初期値fSNと画像データ量DCFを設定する(ステッ
プS802)。そして、この実施例では、プリスキャン
を開始してスキャナ1により原稿の画像データを取り込
み、切り換え部12をb側に切り換えることにより、読
み込まれた画像データを画像処理部2を介して画像メモ
リ13に記憶する(ステップS803〜S805)。
【0108】次いで、画像メモリ13に記憶された画像
データを読み出し(ステップS806)、符号化部3に
送る。符号化部3ではスケールファクタの初期値fSN
基づいて圧縮され(ステップS807)、符号量制御部
7はこの圧縮されたデータ量Dc を取得し(ステップS
808)、設定画像データ量DCFと比較する(ステップ
S809)。
【0109】そして、ステップS809のチェックで圧
縮データ量Dc と設定画像データ量DCFの差が所定値ε
以下でない場合には、Dc >DCFのときにはスケールフ
ァクタfSNを大きく再設定し(ステップS810→ステ
ップS811)、他方、Dc>DCFでないときにはスケー
ルファクタfSNを小さく再設定し(ステップS810→
ステップS812)、ステップS808に戻って画像メ
モリ13に記憶された画像データを再度読み出す。すな
わち、スキャナ1によるプリスキャンは繰り返さない。
そして、ステップS809において|Dc −DCF|<ε
になるとこの処理を終了し、実際の複写動作を開始す
る。
【0110】実際の複写動作では、切り換え部12をa
側に切り換えてスキャナ1により原稿の画像データを取
り込み、読み込まれた画像データを画像処理部2を介し
て符号化部3に送り、上記の如く決定されたスケールフ
ァクタfSNに基づいて圧縮する。また、この圧縮データ
が伝送路10を介して復号化部5に送られると上記スケ
ールファクタfSNに基づいて復号化され、プリント部6
によりプリントアウトされる。
【0111】したがって、この第9の実施例によれば、
「普通」、「高精細」、「超高精細」などの画像品質が
指定されると、スキャナ1によるプリスキャンを繰り返
すことなく、指定された画質に応じた所定の画像データ
量DCFの近傍になるように圧縮される。なお、この第9
の実施例はもちろん、プリスキャンを行う実施例では、
図9に示すようにスキャナ1の読み取り速度を高速化す
ることにより、プリスキャンの処理時間を短縮すること
ができる。
【0112】また、画像メモリ13を設けた場合、デジ
タル複写機においては周知のように、高精細度、高画質
の画像再現性が求められているので画像メモリ13の記
憶容量も膨大となる。例えばA4サイズ、400DP
I、RGB各8ビットのカラー画像データは48MBと
なり、大きなコストアップとなる。
【0113】そこで、この場合にも同様に、図10に示
すように原稿全体の1/2の領域のデータ量を求めるよ
うにしてもよい。図19は第9の実施例の変形例を示
し、ステップS901〜S908に示す処理は図18に
示すステップS801〜S808と同一である。そし
て、ステップS909において圧縮データ量Dc と設定
画像データ量DCFの1/2の差が所定値ε’以下でない
場合には、Dc >DCF/2のときにはスケールファクタ
SNを大きく再設定し(ステップS910→ステップS
911)、他方、Dc >DCF/2でないときにはスケー
ルファクタfSNを小さく再設定する(ステップS911
→ステップS912)。
【0114】次に、第10の実施例について説明する。
上記第1〜第9の実施例では画像圧縮側の圧縮データ量
や圧縮率を可変的に制御するように構成されているが、
この第10の実施例では圧縮率に基づいて画像データの
記録密度を可変的に制御するように構成されている。先
ず、図6に構成においてCMYKの1色を伝送路10を
介して伝送し、復号化部5により伸長し、プリント部6
により記録紙に記録する場合に伝送路10を通るデータ
量について説明する。
【0115】先ず、最大コピー速度をCPM(コピー枚
数/分)とすると、1枚当たりのコピー時間Cp は Cp =60×(1/CPM)(sec ) …(13) である。このコピー時間Cp は画像データが伝送路10
を実際に通る時間T1 とコピー時のオーバヘッド時間T
h とから、 Cp =T1 +Th …(14) と表される。
【0116】伝送路10の最大データ伝送速度をdp
実際に伝送可能な最大画像データ転送量をDcmとする
と、 T1 =Dcm/dp であるので、 Cp =Dcm/dp +Th …(15) ∴Dcm=dp (Cp −Th ) …(16) が得られる。
【0117】例えば最大コピー速度CPMを40(コピ
ー枚数/分)とすると、 Cp =1.5sec であり、オーバヘッド時間Th を Th =1.0sec 伝送路10の最大データ転送速度dp を dp =10MB/sec とすると、この場合の伝送画像データ量Dcm1 は Dcm1 =5MB …(17) となる。すなわち、CPM=40を複写機の仕様とし、
上記オーバヘッド時間Th および最大データ転送速度d
p を仮定すると、コピー1枚当たりの画像データ転送量
cm1 は5MBにする必要がある。
【0118】一方、コピー1枚当たりの画像データ量に
ついて検討すると、例えば紙サイズをA4判(297mm
×210mm)、解像度を400DPI(16画素/m
m)、階調数を8ビット/画素とすると、圧縮しない場
合のデータ量は約15.2MBとなる。したがって、前
述したようにコピー1枚当たりの画像データ転送量D
cm1が5MBに制限される場合にはこのままでは伝送で
きないことになる。なお、フルカラー画像の場合には、
前述したように4回の現像で1枚のコピーが得られるの
で、現像1回当たりの伝送データ量は同じであるが、最
大コピー速度CPMは1/4になる。
【0119】そこで、この第10の実施例では図20に
示すように、先ず、図13に示す処理と同様に、スキャ
ナ1を起動して原稿を読み取り(ステップS110
1)、画像処理部2を起動してスキャナ1により読み取
られた画像データをCMYKの4色の信号に変換し(ス
テップS1102)、次いで符号化部3を起動してスケ
ールファクタfSNを設定する(ステップS1103)。
そして、この第10の実施例では例えばK(黒)信号の
みを圧縮符号化して圧縮率Rk を取得し(ステップS1
104)、図21に示すテーブルに基づいて圧縮率Rk
に対応する解像度を決定する(ステップS1105)。
【0120】この場合、1/Rk に圧縮された画像デー
タ量が上記制限された画像データ量Dcm1 になるように
すれば、画像復元部である復号化部5により復元される
画像データ量(復元画像データ量DCD)を求めることが
でき、この復元画像データ量DCDから記録密度(解像
度)を決定することができる。すなわち、この実施例で
は記録密度(解像度)に基づいてスキャナ1からの読み
取り画像データの画素密度が変換され、プリンタの記録
密度(解像度)が変更される。
【0121】例えば上記の例(画像データ転送量Dcm1
=5MB)において 圧縮率Rk =3.0 が得られたとすると、復元画像データ量DCD1 は DCD1 =Dcm1 ×Rk =15MB …(18) となり、A4判、8ビット/画素の場合の記録密度(解
像度)は15.9画素/mmとなる。また、Rk =2.0
の場合の記録密度(解像度)は13.0画素/mmとな
る。
【0122】ここで、実際には決定される記録密度(解
像度)はプリンタ6のプロセスやメカニズムの制約によ
り離散的な値となり、したがって、記録密度(解像度)
を連続的に変更することは困難である。そこで、この実
施例では図21に示すようなテーブルに基づいて圧縮率
k に応じた記録密度を決定することにより低コストで
処理することができる。
【0123】また、変形例として、記録密度(解像度)
の変更を2種類のみとし、 圧縮率Rk が3.1以下(復元画像データ量DCDが1
5.2MBを越える)ときには8画素/mmとし、 圧縮率Rk が3.1を越える(復元画像データ量DCD
が15.2MB以下)ときには16画素/mmとすること
により更に低コストで処理することができる。
【0124】なお、上記数値は一例であって、スキャナ
1からの読み取り画像データの画素密度変換方式やプリ
ンタ6の記録密度(解像度)変更方式の何れにも適用す
ることができる。また、スキャナ1の読み取り画像デー
タ量とプリンタ6の記録画像画像データ量は紙サイズに
応じて異なるので、図21に示すテーブルの値や上記
、の閾値は他の紙サイズでは異なる。
【0125】図22はこの、の処理を用いた変形例
の処理を示しており、先ず、図20の場合と同様にスキ
ャナ1を起動して原稿を読み取り(ステップS120
1)、画像処理部2を起動してスキャナ1により読み取
られた画像データをCMYKの4色の信号に変換し(ス
テップS1202)、次いで符号化部3を起動してスケ
ールファクタfSNを設定し(ステップS1203)、次
いで例えばK(黒)信号のみを圧縮符号化して圧縮率R
k を取得する(ステップS1204)。そして、この変
形例では、Rk >3.1でない場合には解像度=8画素
/mmとし(ステップS1205→S1206)、他方、
k >3.1の場合には解像度=16画素/mmとする
(ステップS1205→S1207)。
【0126】次に、図23を参照して第11の実施例を
説明する。この第11の実施例の構成は第10の実施例
(図6)と同一であるが、プリント部6の記録密度(解
像度)は一定であり、したがって、復元画像データ量D
CDは予め定めることができる。また、仕様によりCPM
が定められているので、伝送路10上の最大画像データ
転送量Dcmも決まる。したがって、この場合の必要な圧
縮率Rk は Rk =DCD/Dcm …(19) により一意に決定される。
【0127】例えば第10の実施例における仕様、仮定
を用いれば DC =5MB であり、解像度を16画素/mmとすると、 DCD=15.2MB であるので、 Rk1=3.05 となる。
【0128】また、スキャナ1により読み取られた画像
データを同じスケールファクタfSNで圧縮符号化しても
圧縮率が変わるので、所望の圧縮率Rk1を得るためには
スケールファクタfSNを調整する必要がある。所望の圧
縮率Rk1を得るためには、この場合、圧縮後のデータ量
CDが上記最大画像データ転送量Dcmになるように制御
することにより実現することができる。
【0129】図23を参照してこの第11の実施例の処
理を説明する。先ず、最大転送可能データ量Dcmを取得
し(ステップS1301)、次いでスケールファクタの
初期値fSNを設定する(ステップS1302)。次いで
図15に示す処理と同様に、スキャナ1、画像処理部2
及び符号化部3を起動してプリスキャンを行うことによ
りKの圧縮データ量Dc を取得し(ステップS1303
〜S1306)、ステップS1307において|Dc
cm|<εでない場合には、Dc >Dcmのときにはスケ
ールファクタfSNを大きく再設定し(ステップS130
8→ステップS1309)、他方、Dc >Dcmでないと
きにはスケールファクタfSNを小さく再設定し(ステッ
プS1308→ステップS1310)、ステップS13
03に戻ってプリスキャンを繰り返す。そして、ステッ
プS1307において|Dc −Dcm|<εになるとこの
処理を終了し、実際の複写動作を開始する。
【0130】図24は第11の実施例の変形例を示し、
図16に示す処理に対応している。すなわち、この実施
例ではユーザが操作パネルを介して図21に示すテーブ
ルに基づいて記録密度(解像度)を指定可能に構成され
ている。先ず、操作部8から指定解像度を読み込み(ス
テップS1401)、この指定解像度に応じた最大転送
可能データ量Dcmを図21に示すテーブルから取得し
(ステップS1402)、スケールファクタの初期値f
SNを設定する(ステップS1403)。
【0131】ここで、図21に示すテーブルによれば、
記録密度(解像度)として12画素/mmが指定された場
合には圧縮率は1.8である。以下、図23に示す処理
と同様に、プリスキャンを繰り返してスケールファクタ
SNを変更することにより圧縮率を変更し、|Dc −D
cm|<εになると実際の複写動作を開始する(ステップ
S1404〜S1411)。
【0132】なお、上記説明では、各実施例毎に分けて
説明したが、本発明は、上記実施例を組み合わせて実現
することができることはもちろんである。例えば図2
3、図24においてプリスキャンを行う場合、第9の実
施例において説明したように、画像メモリ13(図1
7)を設けてプリスキャンを1回のみ行ったり、プリス
キャン時の読み取り速度を高速化したり、原稿の一部を
読み取るように構成することができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、非可逆方式で圧縮される画像データを復元する場合
の画像の劣化程度がユーザにより指定され、指定された
画像の劣化程度に応じて圧縮されるので、ユーザが圧縮
・復元後の画像品質を指定することができる新規なデジ
タル複写装置を実現することができる。
【0134】請求項2記載の発明は、圧縮される前のオ
リジナル画像データと圧縮、復元後の画像データの差の
統計量と指定された画像の劣化程度が一致するように制
御されるので、ユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定
することができる。
【0135】請求項3記載の発明は、指定された画像の
劣化程度に応じたパラメータを画像圧縮手段に設定する
ので、ユーザが圧縮・復元後の画像品質を指定すること
ができる。
【0136】請求項4記載の発明は、指定手段により指
定された画像の劣化程度に応じて圧縮されたデータ量を
表示するので、ユーザが圧縮後のデータ量を知得するこ
とができる。
【0137】請求項5記載の発明は、指定された画像の
劣化程度に応じて圧縮された圧縮率を表示するので、ユ
ーザが圧縮率を知得することができる。
【0138】請求項6記載の発明は、指定された画像の
劣化程度に応じて圧縮し、得られる圧縮データ量が所定
量になるように制御するので、原稿画像にかかわらず圧
縮データ量が指定された画像の劣化程度に応じて所定量
になるように圧縮することができる。
【0139】請求項7記載の発明は、原稿をプリスキャ
ンすることにより圧縮データ量が所定量になるように制
御するので、原稿画像にかかわらず圧縮データ量が指定
された画像の劣化程度に応じて所定量になるように圧縮
することができる。
【0140】請求項8記載の発明は、原稿のプリスキャ
ン時に読み取り速度を速くするので、処理を短縮するこ
とができる。
【0141】請求項9記載の発明は、原稿のプリスキャ
ン時に原稿の一部を圧縮するので、処理を短縮すること
ができる。
【0142】請求項10記載の発明は、指定された画像
の劣化程度を所定の圧縮データ量に換算し、得られる圧
縮データ量が所定の圧縮データ量になるまでプリスキャ
ンを繰り返すので、原稿画像にかかわらず圧縮データ量
が指定された画像の劣化程度に応じて所定量になるよう
に圧縮することができる。
【0143】請求項11記載の発明は、指定された画像
の劣化程度及び原稿の性質に応じて圧縮制御し、得られ
る圧縮データ量が所定量になるように制御するので、ユ
ーザが原稿の性質に応じて圧縮・復元後の画像品質を指
定することができる。
【0144】請求項12記載の発明は、指定された原稿
の性質用の量子化テーブルを選択し、指定された画像の
劣化程度に応じて量子化テーブルのスケールファクタを
変更するので、ユーザが原稿の性質に応じて圧縮・復元
後の画像品質を指定することができる。
【0145】請求項13記載の発明は、圧縮されるデー
タ量と伝送路の最大データ転送速度に基づいて複写速度
を決定するので、圧縮データを伝送路を介して確実に伝
送することができる。
【0146】請求項14記載の発明は、複写速度と伝送
路の最大データ転送速度に基づいて圧縮パラメータを制
御するので、圧縮データを伝送路を介して確実に伝送す
ることができる。
【0147】請求項15記載の発明は、指定された複写
速度と伝送路の最大データ転送速度に基づいて圧縮パラ
メータを制御するので、圧縮データを伝送路を介して確
実に伝送することができる。
【0148】請求項16記載の発明は、圧縮率に基づい
てプリンタの記録密度を制御するので、圧縮画像データ
を確実に復元してプリンタにより記録することができ
る。
【0149】請求項17記載の発明は、プリンタの記録
密度に基づいて圧縮率を制御するので、圧縮画像データ
を確実に復元してプリンタにより記録することができ
る。
【0150】請求項18記載の発明は、指定された記録
密度に基づいて圧縮率を制御するので、圧縮画像データ
を確実に復元してプリンタにより記録することができ
る。
【0151】請求項19記載の発明は、原稿をプリスキ
ャンして画像メモリに記憶された画像データを圧縮する
ことにより圧縮データ量を決定し、原稿のプリスキャン
を繰り返さないので、処理時間を短縮することができ
る。
【0152】請求項20記載の発明は、原稿のプリスキ
ャン時に読み取り速度を速くするので、処理時間を短縮
することができる。
【0153】請求項21記載の発明は、原稿のプリスキ
ャン時に原稿の一部が画像メモリに記憶されるので、画
像メモリの容量を低減することができる。
【0154】請求項22記載の発明は、得られる圧縮デ
ータ量が所定の圧縮データ量になるまで画像メモリから
の読み出しを繰り返し、原稿のプリスキャンを繰り返さ
ないので、処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル複写装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の符号化部及び復号化部を詳細に示すブロ
ック図である。
【図3】図1の操作部を示す説明図である。
【図4】第2の実施例のデジタル複写装置の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】第3の実施例のデジタル複写装置を示すブロッ
ク図である。
【図6】第4の実施例のデジタル複写装置を示すブロッ
ク図である。
【図7】第4の実施例の変形例の処理を説明するための
フローチャートである。
【図8】第5の実施例の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】図8に示すプリスキャン処理を行う場合の読み
取り速度変更処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】図8に示すプリスキャン処理を行う場合の有
効画像データ領域を示す説明図である。
【図11】第6の実施例の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】第7の実施例におけるCPM決定用テーブル
を示す説明図である。
【図13】第7の実施例の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】第7の実施例の変形例の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図15】第8の実施例の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図16】第8の実施例の変形例の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図17】第9の実施例のデジタル複写装置を示すブロ
ック図である。
【図18】第9の実施例の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】第9の実施例の変形例の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図20】第10の実施例の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図21】第10の実施例における記録密度決定用テー
ブルを示す説明図である。
【図22】第10の実施例の変形例の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図23】第11の実施例の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図24】第11の実施例の変形例の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】 1 スキャナ 2 画像処理部 3 符号化部 4 画像メモリ 5 復号化部 7 符号量制御部 8 操作部 8a 画像品質指定キー、画像性質指定キー 8b スタートキー 8c 表示部 9 制御部 10 伝送路 11 ΔE計算部 12 切り換え部 13 画像メモリ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを非可逆方式で圧縮する画像
    圧縮手段と、 前記画像圧縮手段により圧縮される画像データを復元す
    る場合の画像の劣化程度を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された画像の劣化程度に応じて
    前記画像圧縮手段が圧縮するように制御する制御手段
    と、を備えたデジタル複写装置。
  2. 【請求項2】 前記画像圧縮手段により圧縮される前の
    オリジナル画像データと圧縮、復元後の画像データの差
    の統計量を算出する算出手段とを備え、前記制御手段
    は、この統計量と前記指定手段により指定された画像の
    劣化程度が一致するように前記画像圧縮手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル複写装置。
  3. 【請求項3】 前記画像圧縮手段は、画像データを非可
    逆方式で可変のパラメータで圧縮し、前記制御手段は、
    前記指定手段により指定された画像の劣化程度に応じた
    パラメータを前記画像圧縮手段に設定することを特徴と
    する請求項1または2記載のデジタル複写装置。
  4. 【請求項4】 前記指定手段により指定された画像の劣
    化程度に応じて前記画像圧縮手段により圧縮されたデー
    タ量を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載のデジタル複写装置。
  5. 【請求項5】 前記指定手段により指定された画像の劣
    化程度に応じて前記画像圧縮手段により圧縮された圧縮
    率を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のデジタル複写装置。
  6. 【請求項6】 画像データを非可逆方式で圧縮する画像
    圧縮手段と、 前記画像圧縮手段により圧縮される画像データを復元す
    る場合の画像の劣化程度を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された画像の劣化程度に応じて
    前記画像圧縮手段が圧縮するように制御し、得られる圧
    縮データ量が所定量になるように制御する制御手段と、
    を備えたデジタル複写装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、原稿をプリスキャンす
    ることにより圧縮データ量が所定量になるように制御す
    ることを特徴とする請求項6記載のデジタル複写装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、原稿のプリスキャン時
    に読み取り速度を速くすることを特徴とする請求項7記
    載のデジタル複写装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、原稿のプリスキャン時
    に原稿の一部が圧縮されるように制御することを特徴と
    する請求項7又は8記載のデジタル複写装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記指定手段により
    指定された画像の劣化程度に応じて前記画像圧縮手段が
    圧縮するように制御すると共に、前記指定手段により指
    定された画像の劣化程度を所定の圧縮データ量に換算
    し、得られる圧縮データ量が前記所定の圧縮データ量に
    なるまでプリスキャンを繰り返すことを特徴とする請求
    項7ないし9のいずれかに記載のデジタル複写装置。
  11. 【請求項11】 原稿の性質を指定する指定手段を更に
    備え、前記制御手段は、前記指定手段により指定された
    画像の劣化程度及び原稿の性質に応じて前記画像圧縮手
    段が圧縮するように制御し、得られる圧縮データ量が所
    定量になるように制御することを特徴とする請求項6な
    いし10のいずれかに記載のデジタル複写装置。
  12. 【請求項12】 原稿の性質毎に複数の量子化テーブル
    を有し、前記制御手段は、前記指定手段により指定され
    た原稿の性質用の量子化テーブルを選択し、前記指定手
    段により指定された画像の劣化程度に応じて前記量子化
    テーブルのスケールファクタを変更することを特徴とす
    る請求項11記載のデジタル複写装置。
  13. 【請求項13】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 前記画像圧縮手段により圧縮されるデータ量と前記伝送
    路の最大データ転送速度に基づいて複写速度を決定する
    制御手段とを備えたデジタル複写装置。
  14. 【請求項14】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 複写速度と前記伝送路の最大データ転送速度に基づいて
    前記画像圧縮手段の圧縮パラメータを制御する制御手段
    とを備えたデジタル複写装置。
  15. 【請求項15】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 複写速度を指定する指定手段と、 前記指定手段を介して指定された複写速度と前記伝送路
    の最大データ転送速度に基づいて前記画像圧縮手段の圧
    縮パラメータを制御する制御手段とを備えたデジタル複
    写装置。
  16. 【請求項16】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 前記画像圧縮手段により圧縮される圧縮率に基づいて、
    前記画像復元手段により復元される画像データを記録紙
    に記録するプリンタの記録密度を制御する制御手段とを
    備えたデジタル複写装置。
  17. 【請求項17】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 前記画像復元手段により復元される画像データを記録紙
    に記録するプリンタの記録密度に基づいて、前記画像圧
    縮手段により圧縮される圧縮率を制御する制御手段とを
    備えたデジタル複写装置。
  18. 【請求項18】 画像データを非可逆方式で圧縮し、伝
    送路を介して画像復元手段に転送する画像圧縮手段と、 前記画像復元手段により復元される画像データを記録紙
    に記録するプリンタの記録密度を指定する指定手段と、 前記指定手段を介して指定された記録密度に基づいて、
    前記画像圧縮手段により圧縮される圧縮率を制御する制
    御手段とを備えたデジタル複写装置。
  19. 【請求項19】 原稿をプリスキャンした画像データを
    記憶する画像メモリを更に備え、前記制御手段は、前記
    画像圧縮手段が前記画像メモリに記憶された画像データ
    を圧縮するように制御することを特徴とする請求項1な
    いし18のいずれかに記載のデジタル複写装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、原稿のプリスキャン
    時に読み取り速度を速くすることを特徴とする請求項1
    9記載のデジタル複写装置。
  21. 【請求項21】 原稿のプリスキャン時に原稿の一部が
    前記画像メモリに記憶されることを特徴とする請求項1
    9または20に記載のデジタル複写装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記指定手段により
    指定された画像の劣化程度に応じて前記画像圧縮手段が
    圧縮するように制御すると共に、前記指定手段により指
    定された画像の劣化程度を所定の圧縮データ量に換算
    し、得られる圧縮データ量が前記所定の圧縮データ量に
    なるまで前記画像メモリからの読み出しを繰り返すこと
    を特徴とする請求項19ないし21のいずれかに記載の
    デジタル複写装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0889636A2 (en) * 1997-06-30 1999-01-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image communication system and method
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