JPH08264247A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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Publication number
JPH08264247A
JPH08264247A JP7062770A JP6277095A JPH08264247A JP H08264247 A JPH08264247 A JP H08264247A JP 7062770 A JP7062770 A JP 7062770A JP 6277095 A JP6277095 A JP 6277095A JP H08264247 A JPH08264247 A JP H08264247A
Authority
JP
Japan
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housing
socket
lead
package
connection terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7062770A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kaetsu
光男 嘉悦
Kenji Tsuzumi
謙二 津々見
Kenji Toshimitsu
憲二 利光
Noboru Nakama
昇 仲間
Shigeru Amagasa
滋 天笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7062770A priority Critical patent/JPH08264247A/ja
Publication of JPH08264247A publication Critical patent/JPH08264247A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はICソケットに関し、ICパッケー
ジのリードと接続端子との電気的接続の信頼性の向上を
図ることを目的とする。 【構成】 ICパッケージのリードに対応した配列して
ある接続端子33は、接続端子部33aを有する。接続
端子部33aは、三つの直立した指状の接触子33
-1,33-2,33a-3が周方向に並んで配されている
構成を有する。接続端子部33aは、逆円錐形状を有
し、中央に、リード挿入用孔33a-8を有する。ブッシ
ュ34が下降されると、接触子33a-1〜33a-3は拡
がり、ブッシュ34が上昇されると、接触子33a-1
33a-3がすぼまるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はICソケットに関する。
ICソケットは、プリント基板上に実装されており、I
Cパッケージを取り外し可能な状態で装着するのに使用
される。ICソケットには、ICパッケージの特性を試
験する、又はICパッケージへプログラムを書き込む等
のために、次々に別のICパッケージが入れ換わって差
し込まれて装着される。
【0002】このICソケットは、ICパッケージのリ
ードを傷付けないこと及び曲げないことの他に、リード
との電気的接続が信頼性良く行われる構成であることが
必要とされる。
【0003】
【従来の技術】図18は特開平1−110753号公報
に示されているICソケット10の一部を示す。ICソ
ケット10は、基台11と、基台11にこれを貫通して
植設してある接続端子12と、板部材13等を有する。
【0004】接続端子12は、プレス成形によって製造
されたものであり、図19に示すように、略Y字状をな
し、一対の接触片12a,12bと、一の脚部12cと
を有する。接触片12a,12bは、矢印14で示すす
ぼまる方向に弾性変形しうる。
【0005】板部材13は、接続部材12に対応した大
きさの孔15を有する。板部材13は、孔15が接続部
材12と嵌合した状態で、基台11の上側に設けてあ
り、ばね16によって、基台11より若干浮いている。
板部材13がZ2 方向に押し下げられると、接触片12
a,12bは互いに離れる方向に変位し、リード挿入部
17が拡がる。
【0006】板部材13がZ1 方向に変位させると、孔
15の作用によって、接触片12a,12bはすぼまる
方向に弾性変形される。ICパッケージ20は、操作者
が、指先で板部材13をZ2 方向に押し下げ、この状態
で、ICパッケージ20をそのリード21をリード挿入
部17に挿入させて載置し、この後に指先を板部材13
から離すことによって、ICソケット10に装着され
る。
【0007】指先を板部材13から離すと、板部材13
がばね16によってZ1 方向に変位し、孔15によっ
て、接触片12a,12cがすぼめられ、リード21を
挟み込む。これによって、リード21が接続端子12と
電気的に接続される。また、ICパッケージ20は、操
作者が、指先で、板部材13をZ2 方向に押し下げ、こ
の状態で、ICパッケージ20を引き抜くことによっ
て、ICソケット10から取り外される。
【0008】上記のように、ICパッケージ20は、所
謂零フォース装着、零フォース離脱される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のICソケット1
0においては、接触片12a,12bがリード21を両
側から挟み込む構成であるため、リード21と接続端子
12とが接触している部分の面積は、狭い。
【0010】また、場合によっては、リード21と接触
片12a,12bとの位置ずれが起きる虞れがある。こ
の位置ずれが生ずると、上記接触している部分の面積
は、更に狭くなってしまう。このため、ICパッケージ
20のリード21と、ICソケット10の接続端子12
との電気的接続の信頼性が問題となる虞れがあった。
【0011】また、ICパッケージ20の装着と離脱
は、一の手で板部材13を押し付けたままの状態で行う
必要があるため、両方の手が自由とならず、操作もしに
くかった。そこで、本発明は、上記課題を解決したIC
ソケットを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、周上
に並んで配され、内側にICパッケージのリードが挿入
されるリード挿入用孔を形成する三つ以上の接触片より
なる接続端子部を有し、ICパッケージのリードに対応
した配置で並んでいる複数の接続端子と、各種接続端子
の接続端子部に作用するように設けてあり、上記リード
挿入用孔に上記リードが挿入された状態で動作し、上記
三つ以上の接触片をすぼめる方向に変位させるすぼめ手
段とよりなる構成としたものである。
【0013】請求項2の発明は、上記接続端子の接続端
子部は、逆円錐形状を有し、上記すぼめ手段は、上記接
続端子部を取り囲む孔を有し、該接続端子部に沿って移
動する部材よりなる構成としたものである。請求項3の
発明は、請求項1の三つ以上の接触片は、円柱の周側面
に対応した曲面の内周面を有する構成としたものであ
る。
【0014】請求項4の発明は、周上に並んで配され、
内側にICパッケージのリードが挿入されるリード挿入
用孔を相対的に形成する三つ以上の接触片よりなる逆円
錐形状の接続端子部を有し、ICパッケージのリードに
対応した配置で並んでいる複数の接続端子と、各種接続
端子の接続端子部に作用するように設けてあり、上記リ
ード挿入用孔に上記リードが挿入された状態で動作し、
上記三つ以上の接触片をすぼめる方向に変位させるすぼ
め手段とよりなり、該すぼめ手段は、逆円錐形状の孔を
有し、該接続端子に嵌合しているブッシュと、該ブッシ
ュがゆるく嵌合する孔を有し、該孔を該ブッシュに嵌合
させて、下降可能に設けてあるハウジングとよりなる構
成としたものである。
【0015】請求項5の発明は、周方向上に並んで配さ
れ、内側にICパッケージのリードが挿入されるリード
挿入用孔を相対的に形成する三つ以上の接触片よりなる
逆円錐形状の接続端子部を有し、ICパッケージのリー
ドに対応した配置で並んでいる複数の接続端子と、逆円
錐形状の孔を有し、上記接続端子部に嵌合しているブッ
シュと、該ブッシュが嵌合する孔を有し、該孔を該ブッ
シュに嵌合させて、下降可能に設けてあるハウジングと
よりなり、該ハウジングが下降したときに、上記三以上
の接触片を拡げる方向に変位させ、該ハウジングが上動
したときに、上記三以上の接触片をすぼめる方向に変位
させるすぼめ手段と、通常は上動した位置にある上記ハ
ウジングを下降させるハウジング下降手段とよりなる構
成としたものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項5のハウジング
下降手段は、倒すように操作される操作レバーよりな
り、該操作レバーは、操作されたときに、ハウジングを
押す押し腕部と、該押し腕部より数倍長い長さを有し、
倒すように操作される操作腕部とよりなる構成としたも
のである。
【0017】請求項7の発明は、請求項5のハウジング
下降手段は、該ICソケットの一の端面側に設けてある
操作レバーと、上記ハウジングの上面に沿って設けてあ
り、上記操作レバーの回動操作によって回動して、該ハ
ウジングを押し下げるカムとよりなる構成としたもので
ある。
【0018】請求項8の発明は、請求項5のハウジング
下降手段は、上記ハウジングの上面に沿って設けてあ
り、ICソケットの一方の端面より押されるスライドレ
バーよりなり、上記ハウジングは、上面に突部を有し、
上記スライドレバーは、押されて摺動されたときに、該
突部を押し下げるカムを有する構成としたものである。
【0019】請求項9の発明は、請求項5のハウジング
下降手段は、ノブ部を有し、締める方向に回すことによ
って、上記ハウジングを下降させるねじ部材よりなる構
成としたものである。請求項10の発明は、請求項4に
おいて、上記ハウジングを、一端側をヒンジ機構によっ
て支持した構成としたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明において、周方向上に並んだ三
つ以上の接触片がすぼむようにした構成は、接続端子が
リードを周方向上三つ以上の方向から挟み込むように作
用する。
【0021】請求項2の発明において、接続端子部が逆
円錐形状を有し、孔を有する部材が接続端子に沿って移
動する構成は、三つ以上の接触子をすぼむ方向に等しく
撓ませるように作用する。請求項3の発明において、接
触片の内周面を円柱の周側面に対応した曲面とした構成
は、接触片がすぼめられたときに、内側に形成される孔
の形状が略円柱状となるように作用する。
【0022】請求項4の発明において、各接続端子毎に
ブッシュを設け、各ブッシュがハウジングの孔にゆるく
嵌合するようにした構成は、ブッシュとハウジングの孔
との間の隙間が、接続端子の配置の誤差を吸収するよう
に作用する。請求項5の発明において、ハウジング下降
手段を設けた構成は、ハウジングを下降させる操作の操
作性を向上させるように作用する。
【0023】請求項6の発明において、操作腕部の長さ
が押し腕部の長さより長い構成は、てこの原理が利用さ
れるように作用する。請求項7の発明において、操作レ
バーをICソケットの一の端面側に設けた構成は、IC
ソケットの上記一の端面側から操作が可能となるように
作用する。
【0024】請求項8の発明において、スライドレバー
を設けた構成は、「押す」操作でもって、ハウジングが
下降するように作用する。請求項9の発明において、ね
じ部材を設けた構成は、ハウジングを押し下げる力を大
とするように作用する。
【0025】請求項10の発明において、ハウジングの
一端をヒンジ機構によって支持した構成は、ハウジング
の他端だけを押し下げれば足りるように作用する。
【0026】
【実施例】
〔第1実施例〕(請求項1,2,3,4の発明の実施
例) 図1乃至図5に示すように、ICソケット30は、基台
31と、ハウジング32と、本発明の要部をなす接続端
子33と、ブッシュ34と、圧縮コイルばね35とから
なる。
【0027】〔基台31〕基台31は、図2に示すよう
に、底板31aと、底板31aの長手方向に沿う両側の
縁より立上がっている側板31b,31cとよりなり、
略U字形状を有する。
【0028】側板31b,31cには、その長手方向、
両端近傍に矩形開口31b-1,31b-2,31c-1,3
1c-2が形成してある。この矩形開口31b-1…の上縁
31b-1a 〜31c-2a は、ハウジング32がZ1 方向
へ上昇したときのストッパとして機能する。
【0029】底板31aには、装着するICパッケージ
のリードの数と同じ数の接続端子33が、側板31a,
31bに沿って二列に並んで、且つ所定のピッチpで並
んで固定してある。 〔接続端子33〕接続端子33は、金属製であり、図3
に示すように、上部の接続端子部33aと、中間の円柱
部33bと、下部のピン端子部33cとよりなる。
【0030】接続端子部33aは、三つの接触片33a
-1,33a-2,33a-3を有する。三つの接触片33a
-1〜33a-3は、指形状を有し、基台部33a-6より上
方に突き出しており、周方向上、等角度間隔で並んでい
る。各接触片33a-1〜33a-3は、夫々扇形状の断面
を有し、その内周面33a -4及び外周面33a-5は、夫
々略円柱の周側面に対応した曲面形状を有する。
【0031】周方向上隣り合う接触片33a-1〜33a
-3の間には、スリット33-7が存在する。また、接続端
子部33aは、リード挿入用孔33a-8を有する。この
リード挿入用孔33a-8は、三つの接触片33a-1〜3
3a-3によって囲まれることによって形成してあり、図
7(B)及び図9(B)に示すように、基台部33a-6
にまで到っており、深さaを有する。
【0032】また、リード挿入用孔33a-8は、図9
(B)に示すように、逆円錐形状を有しており、上端の
入口33a-9は、奥部より大きく、径d1 を有する。こ
の径d 1 は、装着されるICパッケージ40のリード4
1の幅寸法w(図1参照)より大きい。
【0033】接続端子部33aは、略逆円錐形状を有し
ており、接触片33a-1〜33a-3が外側に開いた状態
にある。接触片33a-1〜33a-3は、矢印Aで示すす
ぼむ方向に弾性変形可能である。
【0034】上記構造の接続端子部33aは、逆円錐形
状のブロックに対して、中心に孔をあけ、且つ三方にス
リットを入れる機械加工を施すことによって形成され
る。接触片33a-1〜33a-3は、リード41を周囲の
三方から挟み込むように機能する。
【0035】円柱部33bには、圧縮コイルばね35が
嵌合される。接続端子33は、図4,図5,図6に示す
ように、ピン端子部33cが底板31aを貫通した状態
で底板31aに固定されており、整列している。 〔ブッシュ34〕図3に示すように、ブッシュ34は、
絶縁性の合成樹脂製であり、略円筒部34aと、略円筒
部34aより両側に張り出した張り出し部34b,34
cとを有する。
【0036】略円筒部34aの外側部分は、円柱の周側
面を、直径に平行な二つの面で切除した形状を有し、平
面部34a-1,34a-2を有する。平面部34a-1,3
4a-2は、ブッシュ34を組込んだときの、ブッシュ3
4の方向を決める。
【0037】平面部34a-1,34a-2は、張り出し部
34b,34cが張り出す方向と同じ方向である。ま
た、略円筒部34aの内部には、逆円錐形状の孔34a
-3及びこの孔34a -3に続く孔34a-4を有する。
【0038】図7(B),図8(B)に示すように、孔
34a-3は、接触片33a-1〜33a-3をすぼめたとき
の接続端子部33aの形状に対応した形状を有する。孔
34a-3の上端開口34a-5は、接触片33a-1〜33
-3をすぼめたときの接続端子部33aの上端部の径に
対応した径d2 を有する。
【0039】ブッシュ34は、孔34a-3を接続端子部
33aに嵌合させ、孔34a-4を柱部33bに嵌合させ
て、接続端子33に嵌合してある。 〔圧縮コイルばね35〕図6に示すように、圧縮コイル
ばね35は、接続端子33の柱部33bの周囲に嵌合さ
せて、底板31aとブッシュ34との間に設けてある。
【0040】圧縮コイルばね35は、各接続端子33に
設けてあり、ブッシュ34を押し上げる方向に付勢す
る。 〔ハウジング32〕図1,図2に示すように、ハウジン
グ32は、絶縁材製であり、板状をなし、複数の孔32
a,四つのリブ状突部32b〜32e,及び二つの操作
部32f,32gを有する。
【0041】孔32aは、装着されるICパッケージ4
0のリード41の配列に対応して整列している。具体的
には、孔32aは、X方向上両端の側端面に沿って、Y
方向に、リード41のピッチpに対応したピッチpで整
列している。
【0042】孔32aは、図3に示すように、ブッシュ
34の略円筒部34aに対応する形状、即ち略楕円形を
有する。孔32aの径d3 は、ブッシュ34の略円筒部
34aの径d4 より若干大きい。後述するように、接続
端子33の配列の位置ずれを吸収するようにするためで
ある。
【0043】また、ハウジング32の下面には、図3に
示すように、凹部32h,32iが各孔32a毎に、孔
32aより、X方向上両側に延出して形成してある。突
部32b〜32eは、ハウジング32のX方向上両側の
側面より、前記矩形開口31b-1〜31c-2に対応して
突き出している。
【0044】操作部32f,32gは、ハウジング32
のY方向両側の側面より、外方に突き出している。上記
のハウジング32は、図1,図5,図6に示すように、
孔32aがブッシュ34の略円筒部34aと嵌合し、凹
部32h,32iが夫々ブッシュ34の張り出し部34
b,34cと嵌合し、且つ突部32b〜32eが夫々矩
形開口31b-1〜31c-2に嵌合した状態で側板31b
と31cとの間に設けてある。
【0045】ブッシュ34は、張り出し部34b,34
cがX軸方向を向いた向き、即ち、接続端子33のピッ
チpに影響を与える向きに揃っている。また、ハウジン
グ32は、Z1 ,Z2 方向に変位可能である。上記のブ
ッシュ34及びハウジング32が、すぼめ手段を構成す
る。
【0046】〔ICソケット30の構成〕ICソケット
30は、ピン端子部33cを半田付けされて、プリント
基板(図示せず)に実装してある。このプリント基板
(図示せず)がICパッケージ試験装置(図示せず)等
に実装してある。
【0047】ICソケット30は、不使用時には、図
1,図4乃至図7に示す状態にある。ブッシュ34は、
圧縮コイルばね35のばね力によってZ1 方向に押し上
げられている。ハウジング32は、ブッシュ34によっ
てZ1 方向に押し上げられて、高い位置H1 に位置して
いる。このとき、突部32b〜32eが矩形開口31b
-1〜31c-2の上縁31b-1a 〜31c-2a に押し当た
っており、ハウジング32は、それ以上上方へ変位する
ことを制限されている。
【0048】また、ブッシュ34が押し上げられて高い
位置に位置しているため、逆円錐形状の孔34a-3によ
って、接触子33a-1〜33a-3は、図3中、A方向に
弾性変形されて、図6及び図7に示すように、すぼまっ
た状態となっている。また、接続端子部33aの頂面及
びブッシュ34の頂面は、ハウジング32の上面と同一
面となっている。
【0049】ここで、接続端子33の配列の位置ずれ、
即ち接続端子33と、ハウジング32の孔32aとのず
れは、ブッシュ34及び孔32aによって吸収されてい
る。即ち、図7(B)に示すように、ブッシュ34の略
円筒部34aは、孔32aにゆるく嵌合しているこの孔
32aとブッシュ34との間の若干の隙間36の範囲内
において、ブッシュ34が任意の位置に位置することに
よって、上記の接続端子33と孔32aとの間のずれが
吸収される。
【0050】上記のずれが吸収されていることによっ
て、ハウジング32及びブッシュ34は、しぶくならず
に、円滑に上下動しうる。 〔ICパッケージを装着する操作〕ICパッケージ40
の装着は、次の操作によってなされる。
【0051】 図4に示すように、操作者が一の手の
指先50を操作部32f,32gに当てがって、Z2
向に押し下げる。これにより、図8及び図9に示すよう
に、各圧縮コイルばね35が圧縮されて、ハウジング3
2及びブッシュ34がZ1 方向に下降する。
【0052】ブッシュ34が下降すると、接続端子部3
3aは、孔34a-3による拘束を解除され、接触子33
-1,33a-2,33a-3が自己の弾性力により拡がる
方向に変形し、リード挿入用孔33a-8は逆円錐形状と
なる。 ハウジング32を押し下げた状態で、操作者は、他
方の手で、ICパッケージ40を、そのリード41を、
図10に示すようにリード挿入用孔33a-8に奥部まで
挿入して、ICソケット30上に載置する。
【0053】ここで、リード挿入用孔33a-8は入口3
3a-9の径が大きくなっており、リード41は抵抗なく
挿入される。即ち、リード41は、零フォース挿入され
る。このため、挿入時に、リード41に傷がついたり、
曲がったりすることは起きない。
【0054】 最後に、指先50を操作部32f,3
2gから離す。 指先50を操作部32f,32gから離すと、圧縮コイ
ルばね35によってブッシュ34が押し上げられ、孔3
4a-3によって接触子33a-1,33a-2,33a-3
すぼむ方向に等しく変形され、リード挿入用孔33a-8
の入口33-9の径d1 が小さくされる。
【0055】最終的には、図11に示すように、三つの
接触子33a-1,33a-2,33a -3が、リード41
を、周方向上三方向から挟み込む。これによって、IC
パッケージ40がICソケット30に装着される。ここ
で、第1には、リード41には、三つの接触子33a-1
〜33a-3が押し付けられている。
【0056】このため、リード41と接続端子33とが
接触している部分の面積は、図18に示すように、二つ
の接触子でもってリードを挟む従来の構成に比べて、広
い。第2には、三つの接触子33a-1〜33a-3がリー
ド41を取り囲んでいる。このため、接触子33a-1
33a-3は、図18に示すように、二つの接触子でもっ
てリードを両側から挟み込む場合に比べて、リード41
をより確実に挟み込む。
【0057】このことによって、各リード41は、接続
抵抗を十分に小とされて、且つ高い信頼性をもって接続
端子33と接続される。これにより、ICパッケージ4
0の特性の試験が、高い信頼性をもってなされる。
【0058】〔ICパッケージを取り外す操作〕ICソ
ケット30に装着されているICパッケージ40をIC
ソケット30から取り外す操作は、上記の装着するとき
の操作と略同様に、ハウジング32を押し下げ、リード
挿入用孔33a-8を拡げた状態で、ICパッケージ40
を引き抜いて行う。
【0059】リード41は、抵抗なく引き抜かれる。即
ち、リード41は、少しも傷が付かない状態で引き抜か
れる。 〔変形例〕接続端子部33aは、4つ以上の接触子が周
方向上に並んだ構成とすることもできる。この構成によ
っても、上記実施例と同様の効果が得られる。
【0060】また、ハウジング32を、上記逆円錐形状
の孔34a-3に対応する孔を有する構成とし、ハウジン
グを直接に接続端子部33aと嵌合させ、ブッシュ34
を省略した構成とすることもできる。次に、本発明の別
の実施例になるICソケットについて説明する。
【0061】第2乃至第5実施例は、上記第1実施例の
ICソケット30に、ハウジング32を下降させる機構
を追加した構成である。図12乃至図16中、図1に示
す構成部分と実質上対応する部分には同一符号を付す。
【0062】〔第2実施例〕(請求項5,6の発明の実
施例) 図12に示すように、ICソケット30Aは、ハウジン
グ下降手段を構成するハウジング下降機構60を有す
る。ハウジング下降機構60は、Y方向上両端側の操作
レバー61-1,61-2よりなる。
【0063】操作レバー61-1,61-2は、操作腕部6
-1a ,61-2a と、押し腕部61 -1b ,61-2b とよ
りなり、略L字形状を有する。操作レバー61-1,61
-2は、夫々、屈曲している個所を、側板31b,31c
間に渡してある軸62-1,62-2に支持されており、矢
印B1 ,B2 方向に回動可能である。
【0064】操作腕部61-1a (61-2a )の長さb
は、押し腕部61-1b (61-2b )の長さcの数倍の長
さを有する。ハウジング32は、Y方向端より外方に延
出している張り出し部32j,32kを有する。
【0065】ICソケット30Aは、使用していないと
きには、図12に示す状態にある。ハウジング32は、
上昇した位置に位置している。操作レバー61-1,61
-2は、操作腕部61-1a ,61-2a が真上を向き、押し
腕部61-1b ,61-2b が水平を向いた状態にある。張
り出し部32j,32kは、押し腕部61-1b ,61
-2b の直ぐ下側に位置している。
【0066】ICパッケージ40の装着は、次の手順で
行う。 操作レバー61-1,61-2を操作して、図13に示
す位置に回動させる。操作した後には、手を操作レバー
61-1,61-2から離してよい。 ICパッケージ40を置く。
【0067】 操作レバー61-1,61-2を操作し
て、元の位置に戻す。 次に、操作レバーを上記のように操作したときの動作に
ついて説明する。指先を操作腕部61-1a ,61-2a
当てがって、これを倒すように押すことによって、操作
レバー61-1,61-2が、夫々B1 ,B2 方向に回動さ
れる。
【0068】操作レバー61-1,61-2が回動されるこ
とによって、押し腕部61-1b ,61-2b が夫々張り出
し部32j,32kを押す。これにより、ハウジング3
2は、Y方向上両端側を押されて、Z2 方向に下降され
る。ここで、長さbは、長さcの数倍の長さであるた
め、てこの原理により、操作レバー61-1,61-2を回
動させる操作は軽い。
【0069】操作腕部61-1a ,61-2a を水平位置ま
で倒した後、指を操作レバー61-1,61-2から離す。
操作腕部61-1a ,61-2a を水平位置まで倒すと、押
し腕部61-1b ,61 -2b は真下を向く。このため、操
作レバー61-1,61-2には、ハウジング32によって
押し上げ力が作用しているけれども、操作レバー6
-1,61-2には回転モーメントが作用していない状態
となる。
【0070】このため、指を操作レバー61-1,61-2
から離しても、操作レバー60-1,61-2は、図13に
示す回動位置にとどまり、ICソケット30Aは、図1
3に示す状態に保たれる。この状態で、ICパッケージ
をICソケット30Aに差し込む。
【0071】この後、操作レバー61-1,61-2を操作
して元の位置に戻すと、ハウジング32が上昇し、IC
パッケージがICソケット30Aに装着される。ICパ
ッケージ40をICソケット30Aから取り外す操作も
上記と同様に行う。
【0072】第1実施例のICソケット30において
は、一方の手でハウジング32を押し付けながら、他方
の手でICパッケージをICソケット30に差し込む必
要がある。本実施例のICソケット30Aによれば、操
作の途中で両手がフリーとなるため、ICパッケージを
ICソケット30Aに差し込んだり、ICパッケージを
ICソケット30Aから取り外したりする作業は、その
作業に専念して行うことが出来る。また、ICソケット
30Aの上方は指等によって少しも覆われていず、完全
に空間となっており、ICパッケージをICソケットに
差し込む作業はし易い。また、ハウジング32を押し下
げ、この状態に維持する操作は必要でない。
【0073】従って、ICパッケージ40をICソケッ
ト30Aに装着し、ICソケット30Aから離脱させる
作業を、作業性良く行うことが出来る。 〔第3実施例〕(請求項7の発明の実施例) 図14に示すように、ICソケット30Bは、ハウジン
グ下降手段を構成するハウジング下降機構70を有す
る。
【0074】ハウジング下降機構70は、カム71及び
操作レバー72を有する。ハウジング32は、上面に、
Y方向に延在する溝32iを有する。カム71は、略楕
円形状の断面を有する棒状体であり、両端を、底板31
aに固定してあるブラケット73,74に支持されて、
上記溝32iに沿って設けてある。
【0075】操作レバー72は、ICソケット30Bの
Y方向上、一方の端側に設けてある。ICパッケージを
装着するときには、指先で操作レバー72をC方向に9
0度回動させる。
【0076】この操作によって、カム71が回動して、
カム71によってハウジング32が押し下げられる。操
作レバー73は、操作した位置に保持される。ハウジン
グ32は下降した状態に保たれる。
【0077】操作レバー72を元の位置に戻すと、ハウ
ジング32は上昇して元の高さに戻る。このICソケッ
ト30Bは、プリント板上に実装されている状態で、ブ
ラケット74の側のスペースが狭くなってブラケット7
4側での操作がしにくい場合に適用して効果がある。
【0078】〔第4実施例〕(請求項8の発明の実施
例) 図15に示すように、ICソケット30Cは、ハウジン
グ下降手段を構成するハウジング下降機構80を有す
る。ハウジング下降機構80は、スライドレバー81
と、突部32nと、カム81aと、戻しばね82とを有
する。
【0079】ハウジング32は、上面の中央に、Y方向
に延在する溝32mを有する。溝32mの中央には、傾
斜面を有する突部32nが形成してある。スライドレバ
ー81は、両端側を、底板31aに固定してあるブラケ
ット83,84により支持されて、溝32m内に、
1 ,Y2 方向に摺動可能に設けてある。
【0080】スライドレバー81は、略中央に、矩形状
開口81bを有し、Y2 方向端に操作部81cを有す
る。カム80aは、スライドレバー81の下面のうち、
上記開口81bに臨む部位に形成してあり、傾斜面より
なる。
【0081】ICパッケージを装着するときには、指先
で操作部81cを押す。この操作によって、スライドレ
バー81がばね82に抗してY1 方向に摺動する。この
とき、カム81aが突部32aを押し、Y1 方向の力が
2 方向の力に変換され、ハウジング32がZ2 方向に
下降される。
【0082】この状態で、ICパッケージをICソケッ
ト30Cに差し込み、操作部81cから指を離す。指を
離すと、スライドレバー81は、ばね82によってY2
方向に摺動されて戻され、ハウジング32が上昇されて
元の高さに戻され、接続端子部33aがすぼまって、I
CパッケージはICソケット30Cに装着される。
【0083】このICソケット30Cによれば、Y1
向に押すという操作によって、ハウジング32を下降し
うる。ロボット装置は、一般に「回す」という作業に比
べて、「押す」という作業の方がし易い。よって、本実
施例になるICソケット30Cは、ロボット化に好適で
ある。
【0084】〔第5実施例〕(請求項9の発明の実施
例) 図16に示すように、ICソケット30Dは、ハウジン
グ下降手段を構成するハウジング下降機構90を有す
る。ハウジング下降機構90は、Y方向上両端側のねじ
部材91-1,91-2を有する。
【0085】ねじ部材91-1,91-2は、夫々ノブ部9
-1a ,91-2a を有する形状を有し、ハウジング32
より張り出しているフランジ部32o,32pの孔を貫
通している。ねじ部材91-1,91-2は、夫々ハウジン
グ32より張り出しているフランジ部32o,32pの
孔(図示せず)を貫通して、底板31aより張り出して
いる台座部92-1,92-2のめねじ部93にねじ込まれ
ている。
【0086】ノブ部91-1a ,91-2a をつかんで締め
る方向に回し、ねじを台座部92-1,92-2にねじ込む
ことによって、ハウジング32は、大きい力でもって下
降される。ノブ部91-1a ,91-2a を逆に回すと、ハ
ウジング32は、上昇される。
【0087】〔第6実施例〕(請求項10の発明の実施
例) 図17に示すように、ICソケット30Eは、ハウジン
グ32を有する。ハウジング32は、Y1 方向端をヒン
ジ機構100によって、底板31aに支持されている。
【0088】Y2 方向端の操作部32fを押し下げるこ
とによって、ハウジング32はヒンジ機構100を中心
に回動して、下降される。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、周方向上に並んでいる三つ以上の接触片がすぼ
む構成であるため、リードを周方向上三つ以上の方向か
ら挟み込むことが出来る。これによって、第1には、接
続端子とリードとの接触面積を従来に比べて効果的に広
くすることが出来、リードと接続端子との間の接触抵抗
を従来に比べて小さくすることが出来る。また、第2に
は、リード接触子によって確実に挟み込むことが出来
る。これらによって、リードと接続端子との電気的接続
の安定化を図ることが出来る。
【0090】請求項2の発明によれば、三つ以上の接触
片の夫々が等しく撓まされるため、リードを周りから等
しく挟み込むことが出来る。請求項3の発明によれば、
三つ以上の接触片がすぼめられたときに内側が円柱形状
の孔となる構成であるため、接触片の内周面がリードと
接触する部分の面積を効率良く広くすることが出来、よ
って、リードとの接触抵抗を効果的に低く出来る。
【0091】請求項4の発明によれば、接続端子の配置
の誤差を効果的に吸収することが出来、よって、各接続
端子の接続端子部を拡げたりすぼめたりする動作を、接
続端子の配置の誤差の影響を受けずに、円滑に行うこと
が出来る。請求項5の発明によれば、ハウジングの下降
を操作性良く行うことが出来る。ひいては、ICパッケ
ージをICソケットに装着する作業、及び装着されてい
るICパッケージをICソケットから取り外す作業を、
作業性良く行うことが出来る。
【0092】請求項6の発明によれば、てこの原理によ
って、操作レバーを倒す操作を軽い力で行うことが出
来、その分、操作性を向上しうる。請求項7の発明によ
れば、ICソケットを一方の端面側にスペースがとれな
い状態で実装する場合に適用して効果を有する。
【0093】請求項8の発明によれば、「回す」操作に
比べて単純である「押す」という操作によって、ハウジ
ングを下降させることが出来、ロボット装置による作業
に好適である。請求項9の発明によれば、ねじ部材を締
めて、ハウジングを下降させる構成であるため、ハウジ
ングに対する押下げ力を十分に大とし得る。よって、ハ
ウジングを押し上げる力が大きい場合に適用して効果が
ある。
【0094】請求項10の発明によれば、ハウジングを
押し下げるとき、ハウジングの両側を押し下げるのでは
なく、ハウジングの一端側だけを押し下げればよいた
め、操作性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になるICソケットを斜視
図である。
【図2】図1のICソケットの分解斜視図である。
【図3】図2中、接続端子の部分の拡大分解斜視図であ
る。
【図4】図1中、IV−IV線を含む垂直面で切断した断面
図である。
【図5】図1中、V−V線を含む垂直面で切断した断面
図である。
【図6】図1中、接続端子の部分の状態を示す切截斜視
図である。
【図7】図1中、接続端子の部分の状態を示す図であ
る。
【図8】ハウジングを下降させたときの接続端子の部分
の状態を示す切截斜視図である。
【図9】ハウジングを下降させたときの接続端子の部分
の状態を示す図である。
【図10】ICパッケージを装着する途中の状態を示す
図である。
【図11】ICパッケージを装着したときの状態を示す
図である。
【図12】本発明の第2実施例になるICソケットの斜
視図である。
【図13】ICソケットの装着を説明する図である。
【図14】本発明の第3実施例になるICソケットの斜
視図である。
【図15】本発明の第4実施例になるICソケットの斜
視図である。
【図16】本発明の第5実施例になるICソケットの斜
視図である。
【図17】本発明の第6実施例になるICソケットの斜
視図である。
【図18】従来のICソケットを示す図である。
【図19】図18中の接続端子を示す図である。
【符号の説明】
10 ICソケット 11 基台 12 接続端子 13 板部材 15 孔 16 ばね 17 リード挿入部 20 ICパッケージ 21 リード 30,30A,30B,30C,30D,30E IC
ソケット 31 基台 31a 底板 31b,31c 側板 31b-1,31b-2,31c-1,31c-2 矩形開口 31b-1a ,31b-2a ,31c-1a ,31c-2a
縁 32 ハウジング 32a 孔 32b〜32e 突部 32f,32g 操作部 32h,32i 凹部 32j,32k 張り出し部 32l,32m 溝 32n 傾斜面を有する突部 32o,32p フランジ部 33 接続端子 33a 接続端子部 33a-4 内周面 33a-5 外周面 33a-6 基台部 33a-7 スリット 33a-8 リード挿入用孔 33a-9 入口 33b 柱部 33c ピン端子部 34 ブッシュ 34a 略円筒部 34a-1,34a-2 平面部 34a-3 逆円錐形状の孔 34a-4 孔 34a-5 上端開口 34b,34c 張り出し部 35 圧縮コイルばね 36 隙間 40 ICパッケージ 41 リード 50 指先 60,70,80,90 ハウジング下降機構 61-1,61-2 操作レバー 61-1a ,61-2a 操作腕部 61-1b ,61-2b 押し腕部 62-1,62-2 軸 71 カム 72 操作レバー 73,74 ブラケット 80 ハウジング下降機構 81 スライドレバー 81a カム 81b 矩形状開口 81c 操作部 82 ばね 83,84 ブラケット 90 ハウジング下降機構 91-1,91-2 ねじ部材 92-1,92-2 台座部 93 めねじ部 100 ヒンジ機構
フロントページの続き (72)発明者 利光 憲二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 仲間 昇 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 天笠 滋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向上に並んで配され、内側にICパ
    ッケージのリードが挿入されるリード挿入用孔を形成す
    る三つ以上の接触片よりなる接続端子部を有し、ICパ
    ッケージのリードに対応した配置で並んでいる複数の接
    続端子と、 各種接続端子の接続端子部に作用するように設けてあ
    り、上記リード挿入用孔に上記リードが挿入された状態
    で動作し、上記三つ以上の接触片をすぼめる方向に変位
    させるすぼめ手段とよりなる構成としたことを特徴とす
    るICソケット。
  2. 【請求項2】 上記接続端子の接続端子部は、逆円錐形
    状を有し、 上記すぼめ手段は、上記接続端子部を取り囲む孔を有
    し、該接続端子部に沿って移動する部材よりなる構成と
    したことを特徴とする請求項1記載のICソケット。
  3. 【請求項3】 請求項1の三つ以上の接触片は、円柱の
    周側面に対応した曲面の内周面を有する構成としたこと
    を特徴とするICソケット。
  4. 【請求項4】 周上に並んで配され、内側にICパッケ
    ージのリードが挿入されるリード挿入用孔を形成する三
    つ以上の接触片よりなる逆円錐形状の接続端子部を有
    し、ICパッケージのリードに対応した配置で並んでい
    る複数の接続端子と、 各接続端子の接続端子部に作用するように設けてあり、
    上記リード挿入用孔に上記リードが挿入された状態で動
    作し、上記三つ以上の接触片をすぼめる方向に変位させ
    るすぼめ手段とよりなり、 該すぼめ手段は、逆円錐形状の孔を有し、該接続端子に
    嵌合しているブッシュと、該ブッシュがゆるく嵌合する
    孔を有し、該孔を該ブッシュに嵌合させて、下降可能に
    設けてあるハウジングとよりなる構成としたことを特徴
    とするICソケット。
  5. 【請求項5】 周方向上に並んで配され、内側にICパ
    ッケージのリードが挿入されるリード挿入用孔を相対的
    に形成する三つ以上の接触片よりなる逆円錐形状の接続
    端子部を有し、ICパッケージのリードに対応した配置
    で並んでいる複数の接続端子と、 逆円錐形状の孔を有し、上記接続端子部に嵌合している
    ブッシュと、該ブッシュが嵌合する孔を有し、該孔を該
    ブッシュに嵌合させて、下降可能に設けてあるハウジン
    グとよりなり、該ハウジングが下降したときに、上記三
    つ以上の接触片を拡げる方向に変位させ、該ハウジング
    が上動したときに、上記三つ以上の接触片をすぼめる方
    向に変位させるすぼめ手段と、 通常は上動した位置にある上記ハウジングを下降させる
    ハウジング下降手段とよりなる構成としたことを特徴と
    するICソケット。
  6. 【請求項6】 請求項5のハウジング下降手段は、 倒すように操作される操作レバーよりなり、 該操作レバーは、操作されたときに、ハウジングを押す
    押し腕部と、該押し腕部より長い長さを有し、倒すよう
    に操作される操作腕部とよりなる構成としたことを特徴
    とするICソケット。
  7. 【請求項7】 請求項5のハウジング下降手段は、 該ICソケットの一の端面側に設けてある操作レバー
    と、 上記ハウジングの上面に沿って設けてあり、上記操作レ
    バーの回動操作によって回動して、該ハウジングを押し
    下げるカムとよりなる構成としたことを特徴とするIC
    ソケット。
  8. 【請求項8】 請求項5のハウジング下降手段は、 上記ハウジングの上面に沿って設けてあり、ICソケッ
    トの一方の端面より押されるスライドレバーよりなり、 上記ハウジングは、上面に突部を有し、 上記スライドレバーは、押されて摺動されたときに、該
    突部を押し下げるカムを有する構成としたことを特徴と
    するICソケット。
  9. 【請求項9】 請求項5のハウジング下降手段は、 ノブ部を有し、締める方向に回すことによって、上記ハ
    ウジングを下降させるねじ部材よりなる構成としたこと
    を特徴とするICソケット。
  10. 【請求項10】 請求項4において、上記ハウジング
    を、一端側をヒンジ機構によって支持した構成としたこ
    とを特徴とするICソケット。
JP7062770A 1995-03-22 1995-03-22 Icソケット Withdrawn JPH08264247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100293243B1 (ko) * 1998-07-01 2001-09-17 전진국 반도체소자검사용소켓구조
JP5055461B1 (ja) * 2012-02-06 2012-10-24 有限会社フルライフ 電源コンセント

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