JPH0826371B2 - 高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法 - Google Patents
高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法Info
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- JPH0826371B2 JPH0826371B2 JP9458790A JP9458790A JPH0826371B2 JP H0826371 B2 JPH0826371 B2 JP H0826371B2 JP 9458790 A JP9458790 A JP 9458790A JP 9458790 A JP9458790 A JP 9458790A JP H0826371 B2 JPH0826371 B2 JP H0826371B2
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- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
の残銑および耐火レンガを解体撤去する方法に関するも
のである。
ーラ、耐火レンガを順次積層した構造を有するものであ
るが、耐火レンガの耐用年数は15年位であり、このた
め、定期的にその改修作業を行う必要がある。
っているため、改修に先立ってこの残銑を冷却、固化さ
せているが、固化した時点での残銑は高温(約700℃)
で、引張強度が2000〜3000kg/cm2、圧縮強度はそれ以上
もあり、撤去するのが非常に困難である。
ているが、発破孔を穿設するには、火炎ジエットランス
を使用して残銑を溶融しながら穿設しているのが現状で
ある。
側壁一部の鉄皮とステーブクーラ(a)を撤去して開口
(b)させ、この開口部(b)に露出している耐火レン
ガと該開口部(b)の両側部分の鉄皮で囲まれた耐火レ
ンガ部分とを撤去(c)して耐火レンガ(d)で囲繞さ
れている残銑(e)の一部を露出させることにより発破
用の自由面(f)を形成し(第17図)、しかるのち、火
炎ジェットランス(図示せず)を使用して残銑(e)の
自由面に発破孔(図示せず)を穿設し、該発破孔に火薬
を装填したのち払い発破して前記自由面を形成している
残銑部分を破壊し、その残銑ずりを排出したのち(第18
図)、再び鉄皮(a)と残銑(c)間の耐火レンガ
(d)の適宜周長部分を撤去し、しかるのち、残銑
(e)を払い発破により破壊し、排出するという作業を
繰り返し行うことにより残銑並びに耐火レンガの解体を
行っている(第19、20図)。
残銑(e)の炉外への飛散防止を行うための防護として
利用されている。
スの火炎により残銑を溶融させて発破用孔を穿設する時
に、その溶銑を排出しなければ孔を形成することができ
ないために、穿孔角度を上向きにして溶銑を自然に流出
させるようにしなければならず、従って、発破孔の穿設
形態が限定されて残銑に対し、発破に最適な角度の孔が
穿設できない場合が生じる。
危険であって作業性に問題が生じるばかりでなく、残銑
を溶融させながら穿孔していくために、均一な穿孔径が
得られないと共に、真っ直ぐな孔を穿設することが困難
であり、そのため、火薬の装填に手間を要すると共に発
破効率が低下するという問題点があった。
除去して発破用の自由面(f)を形成したのち、払い発
破を行うので、このような払い発破では発破効率が悪い
ために脆弱部を見つけて破砕する必要があるばかりでな
く、その発破時に残銑の塊や破片が四方に飛散してステ
ーブクーラ(a)に直接衝突し、ステーブクーラが破損
して新規に取り替えなければならないという問題点が生
じる。
等の破損を防止しながら残銑および耐火レンガを効率良
く解体、撤去し得る方法の提供を目的とするものであ
る。
び耐火レンガの撤去方法は、高炉の下部側壁の一部を除
去して該側壁一部を開口させたのち、回転ドリルによっ
て該開口部に露出する残銑に発破孔を穿設し、この発破
孔内に適宜の火薬を装填して残銑のみを前記開口部に向
かって爆破することにより耐火レンガで囲まれている残
銑の一部を破壊したのち前記開口部から残銑ずりを炉外
に排出し、次いで、破壊により露出した残銑面に上記同
様に発破孔を穿設して装薬後、爆破することにより耐火
レンガで囲まれている残銑の一部を破壊したのち前記開
口部から残銑ずりを炉外に排出し、この残銑破壊および
排出作業を繰り返し行って残存させた耐火レンガで囲ま
れた全ての残銑を解体したのち、残存させた耐火レンガ
を適宜な解体機械によって解体撤去することを特徴とす
るものである。
炉内底部に堆積固結している残銑の一部を露出させたの
ち、回転ドリルによって発破孔を穿設するものであるか
ら、安全且つ能率良く穿孔できると共に穿設された孔が
直状で且つ径が一定となり、全ての孔が均一で精度よく
穿設される。
実に行え、芯抜き発破の実施が可能となると共に発破に
よる残銑ずり飛散方向をコントロールすることができ
る。
うので、鉄皮内側に配設しているステーブクーラが耐火
レンガにより被覆、保護された状態となって残銑の除去
作業にも拘わらず、損傷する虞れがない。
の解体撤去作業が能率良く行えるものである。
(1)の炉壁は公知のように、その外側から鉄皮
(2)、冷却パイプを格子状に張り巡らせているステー
ブクーラ(3)、スタンプ材(3a)、耐火レンガ(4)
を順次積層して構成されてある(第1図、第2図)。
該高炉(1)の下部側壁一部の鉄皮(2)とステーブク
ーラ(3)および耐火レンガ(4)を適宜な機械的破壊
により除去して側壁一部を開口(5)させ、高炉内底部
に堆積固結している残銑(6)の外周一部を露出させる
(第3図)。
れている。
出面複数個所に発破孔(8)を穿設する(第4図)。
イド(10)に移動台(11)を前後移動自在に配設し、該
移動台(11)に先端に切削ビット(9a)を一体に設けた
回転ドリル(9)を回転自在に支持させてなるもので、
この回転ドリル(9)は移動台(11)上に設置した回転
駆動用電動機(12)によって、該電動機(12)の回転軸
とドリル(9)の後端とに固着した歯付プーリ間に掛け
渡しているベルト(13)を介し回転させられる。
から切削ビット(9a)の先端部に開口する流体供給孔
(図示せず)を設けてある。
0)の前後間に螺子棒(14)を回転自在に支持し、この
螺子棒(14)を移動台(11)に螺通して該螺子棒(14)
をガイド(10)の後端部上に設置した送り用電動機(1
5)により回転させることにより、移動台(11)を螺子
棒(14)に沿って螺進、螺退自在にしているものであ
る。
を迅速に行えるように構成しておくことが好ましい。
(10)をクローラ台車等の移動台車(16)の俯仰アーム
(17)上に配設、固定され、移動台車(16)を操縦して
残銑(6)の発破孔穿孔位置に移動する。
(9)の先端ビット(9a)を近接させ、電動機(12)
(15)を駆動すると、回転駆動用電動機(12)によって
ドリル(9)は残銑(6)の切削に適した一定の回転速
度で回転すると共に送り用電動機(15)によって螺子棒
(14)が回転し、該螺子棒(14)に螺合している移動台
(11)が前進して切削ビット(9a)を残銑(6)の切削
に適した一定速度でもって前進させ、残銑(6)に穿孔
していく。
の流体供給孔に高圧空気、圧力水又は圧力油等の流体を
供給すると、切削ビット(9a)の先端から該流体が穿孔
内に噴出し、ドリル体(9)と穿孔壁間の空隙を通じて
孔開口側に向かって流動して切削残銑くずを孔から排出
させるものである。
と、次に、ドリル(9)を該孔から抜き取る。
て再び前記同様にして穿孔を行うものである。
個所に穿設したのち、該発破孔(8)内に火薬を装填す
る。この際、発破孔(8)はドリル(9)の切削ビット
(9a)によって全長に亘り一定径を有し且つ真っ直ぐな
孔に形成されているので、火薬の装填が容易且つ正確に
行える。
破壊させ、破壊した残銑のずりを排出する(第5図)。
解体部(18)を形成したのち、該解体部(18)に払い発
破を実施して解体部(18)を切り広げる(第6図)。
(4)の内周面で囲まれた残銑部分が破壊されて、開口
部(5)の両側耐火レンガ部分が露出する。
a)に露出している残銑(6)に上記同様にして発破孔
(8)を穿設し、火薬を装填して芯抜発破を行うことに
より残銑(6)を破壊し、破壊された残銑ずりを開口部
(5)を通じて外部に排出したのちその解体部(18b)
に払い発破を実施し、残銑(6)を耐火レンガ(4)の
内周面まで切り拡げる(第7、8図)。
するが、耐火レンガ(4)によってステーブクーラ
(3)が被覆、保護されているから、ステーブクーラ
(3)の破損が生じる虞れはない。
を開口部(5)側から中央に向かって発破作業による破
壊と残銑ずりの排出作業とを繰り返し行うことにより完
全に除去したのち、耐火レンガ(4)を適宜な解体用機
械を使用して解体撤去するものである(第9図)。
(1)の下部側壁の一個所に設けて残銑(6)の破壊、
排出を行ったが、第11〜15図に示すように、高炉(1)
下部の両側壁に設けてこれらの開口部(5)(5)から
中央に向かって芯抜を行ってから上記と同じ作業により
残銑(6)を解体排出していってもよく、この方法によ
れば、一層能率良く残銑並びに耐火レンガの解体、撤去
が可能となるものである。
撤去方法によれば、高炉の下部側壁の一部を除去して該
側壁一部を開口させたのち、回転ドリルによって該開口
部に露出する残銑に発破孔を穿設し、この発破孔内に適
宜の火薬を装填して残銑のみを前記開口部に向かって爆
破することにより耐火レンガで囲まれている残銑の一部
を破壊したのち前記開口部から残銑ずりを炉外に排出
し、次いで、破壊により露出した残銑面に上記同様に発
破孔を穿設して装薬後、爆破することにより耐火レンガ
で囲まれている残銑の一部を破壊したのち前記開口部か
ら残銑ずりを炉外に排出し、この残銑破壊および排出作
業を繰り返し行って残存させた耐火レンガで囲まれた全
ての残銑を解体したのち、残存させた耐火レンガを適宜
な解体機械によって解体撤去するものであるから、高炉
の下部側壁一部の鉄皮と耐火レンガを除去して高炉内底
部に堆積固結している残銑の一部を露出させたのち、回
転ドリルによって発破孔を穿設するので、塵埃の多い高
温の作業環境にも拘わらず、安全且つ能率良く穿孔でき
ると共にその穿孔方向を発破に最適な角度に自由に設定
することができ、その上、穿設された孔が直状で且つ径
が一定となり、全ての孔が均一で精度よく穿設されてこ
の発破孔に対する発破の装填が容易且つ確実に行えると
共に発破による残銑ずり飛散方向をコントロールするこ
とができて正確な残銑破壊が可能となるものである。
の除去を行うので、鉄皮内側に配設しているステーブク
ーラが耐火レンガにより被覆、保護された状態となって
残銑の破壊作業にも拘わらず損傷する虞れがなく、その
まゝ使用することができて極めて経済的である。
解体機械によって行うので、その解体撤去作業が能率良
く行え、従って、高炉の補修期間を著しく短縮できるも
のである。
図は高炉の簡略断面図、第2図は下部側壁の一部拡大断
面図、第3図〜第9図は解体工程を示す簡略横断面図、
第10図は穿孔装置を装着している移動台車の側面図、第
11図〜第15図は本発明方法の別な解体工程を示す簡略横
断面図、第16図〜第20図は従来の解体工程を示す簡略横
断面図である。 (1)……高炉、(2)……鉄皮、(3……ステーブク
ーラ、(4)……耐火レンガ、(5)……開口部、
(6)……残銑、(9)……回転ドリル、(18)(18
a)(18b)……解体部。
Claims (1)
- 【請求項1】高炉の下部側壁一部を除去して該側壁一部
を開口させたのち、回転ドリルによって該開口部に露出
する残銑に発破孔を穿設し、この発破孔内に適量の火薬
を装填して残銑のみを前記開口部に向かって爆破するこ
とにより耐火レンガで囲まれている残銑の一部を破壊し
たのち前記開口部から残銑ずりを炉外に排出し、次い
で、破壊により露出した残銑面に上記同様に発破孔を穿
設して装薬後、爆破することにより耐火レンガで囲まれ
ている残銑の一部を破壊したのち前記開口部から残銑ず
りを炉外に排出し、この残銑破壊および排出作業を繰り
返し行って残存させた耐火レンガで囲まれた全ての残銑
を解体したのち、残存させた耐火レンガを適宜な解体機
械によって解体撤去することを特徴とする高炉の残銑お
よび耐火レンガの撤去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9458790A JPH0826371B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9458790A JPH0826371B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03291319A JPH03291319A (ja) | 1991-12-20 |
JPH0826371B2 true JPH0826371B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=14114410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9458790A Expired - Lifetime JPH0826371B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826371B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093198A1 (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | 新日本製鐵株式会社 | 高炉の銑鉄解体方法 |
JP5937359B2 (ja) * | 2012-01-12 | 2016-06-22 | 株式会社スガテック | 高炉解体方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62297700A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-24 | 新日本製鐵株式会社 | 発破孔成形による発破方法 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP9458790A patent/JPH0826371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03291319A (ja) | 1991-12-20 |
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