JPH08263089A - 音声出力方法及び装置 - Google Patents

音声出力方法及び装置

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Publication number
JPH08263089A
JPH08263089A JP7060955A JP6095595A JPH08263089A JP H08263089 A JPH08263089 A JP H08263089A JP 7060955 A JP7060955 A JP 7060955A JP 6095595 A JP6095595 A JP 6095595A JP H08263089 A JPH08263089 A JP H08263089A
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JP
Japan
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time expression
pose
voice
japanese sentence
dictionary
Prior art date
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Pending
Application number
JP7060955A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Ichii
亮美 市井
Koji Matsuoka
浩司 松岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH08263089A publication Critical patent/JPH08263089A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 日本語文章を音声に変換する過程で、時間表
現に自然なポーズを付与する。 【構成】 言語処理部10は、日本語文章1を入力し、
読み・アクセント付与処理部11で読みとアクセントを
付与し、さらにポーズ付与処理部12でポーズ(音声休
止区間)を付与する。ここで、ポーズ付与処理部12
は、まず、時間表現検出部121が時間表現検出辞書1
30を用いて、日本語文章から時間表現の構成要素であ
る年要素、月要素、日要素を検出して、時間表現の構成
を確定し、次に、ポーズ付与部122がポーズ付与辞書
140を用いて、時間表現の構成に対象したポーズを付
与する。音声合成部20は、言語処理部10からの読み
・アクセント、ポーズの情報を基に音声パラメータを結
合して音声2を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された日本語文章
を音声に変換して出力する音声出力方法及び装置に係
り、詳しくは、日本語文章を音声に変換する過程におい
て、時間表現を含む日本語文章の中に音声休止区間(ポ
ーズ)を付与する処理に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に音声出力装置の概略構成を示す。
文字コードで表現された日本語文章1は言語処理部10
に渡される。言語処理部10では文字コードに対応する
漢字、英数字、記号などを読みに変換すると同時にアク
セントの位置、ポーズを付与する。音声合成部20で
は、言語処理部10からの読み、アクセント、ポーズな
どの情報を基に音声パラメータを結合して音声2を出力
する。
【0003】従来、この種の音声出力装置において、入
力された日本文を音声に変換する際のポーズを付与する
処理は、文中の単語列の表記や品詞に着目し、ポーズの
付与対象となる単語の表記や品詞を持つ単語が存在する
場合に、その単語の直前か直後かなどにポーズを付与し
ていた。例えば、「彼は本を持つている」という日本文
が入力された場合、「は」と「を」の格助詞の直後にポ
ーズが付与され、「彼は△本を△持っている」のような
処理結果が得られる。(注:「△」はポーズの付与を表
わす)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、時
間表現に対して、単語の表記や品詞によって、予めポー
ズの付与対象を指定するのが困難である。例えば、時間
表現の「平成 7 年1月 30 日」という6つの単
語列に対して、「平成7年△1月30日」のように、
「1月」という時詞の前にポーズを付与させる場合と、
時間表現の「平成7 年 1月」という4つの単語列に
対して、「平成7年1月」のように同じ時詞の「1月」
の前にポーズを付与させない場合がある。この時に、予
め時詞の「1月」という単語の表記をポーズの付与対象
と指定すると、上記二つの場合とも、「1月」の前にポ
ーズが付与されてしまう。
【0005】このように、従来技術では日本語文章の時
間表現に対して、付与させるべきポーズの処理と、付与
させないポーズの処理を実現できないという問題があ
り、日本語文の出力音声の自然性、了解性を低下させる
一因となっていた。
【0006】本発明の目的は、時間表現を含む日本語文
章を音声に変換する際に、その音声に自然なポーズを自
動的に付与し、自然性、予解性のよい日本語文章の音声
を出力することができる方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の音声出力方法
は、入力された日本語文章から時間表現の構成要素であ
る年要素、月要素、日要素を検出して時間表現の構成を
判断し、時間表現の構成に対応してポーズを付与するこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の音声出力装置は、日本文の
時間表現の構成ごとに、その構成要素である年要素、月
要素、日要素の記述を定義した時間表現検出辞書と、日
本文の時間表現の構成とポーズの付与方法の対応を記述
したポーズ付与辞書を具備し、時間表現検出辞書を用い
て、入力された日本語文章から時間表現の構成要素であ
る年要素、月要素、日要素を検出して時間表現の構成を
判断し、該時間表現の構成に応じてポーズの付与を決定
することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、日本語文章から、時間表現の構成
要素である年要素、月要素、日要素を検出して時間表現
の構成を判断し、該時間表現の構成に対応ポーズを付与
する。これにより、時間表現を含む日本語文章を音声に
変換する際に、その音声に自然なポーズを自動的に付与
することができ、自然性、了解性のよい日本語文章の音
声を出力することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
説明する。
【0011】図1は、本発明による音声出力装置の一実
施例の構成図で、1は入力される日本語文章、2は出力
される音声、10は言語処理部、20は音声合成部であ
る。ここで、日本語文章1は文字コードで表示され、一
般に漢字、ひらがな、カタカナ、英数、記号などが含ま
れる。この日本語文章1の入力は、例えばキーポードか
らの直接入力、フロッピーディスク等からの編集済み文
書の入力等、その入力形態は何でもよい。言語処理部1
0は読み・アクセント付与処理部11およびポーズ付与
処理部12からなり、さらに、読み・アクセント付与処
理部11は形態素解析部111とアクセント付与部11
2で、ポーズ付与処理部12は時間表現検出部121と
ポーズ付与部122で構成される。110〜140は各
辞書、150〜170は途中結果の出力ファイルであ
る。
【0012】図1中の辞書110〜140のうち、形態
素解析辞書110とアクセント付与辞書120は従来と
同様であるが、時間表現検出辞書130とポーズ付与辞
書140が従来と異なる。
【0013】図3に時間表現検出辞書130の機述例を
示す。図3の記述例では、日本文の時間表現を「年要
素」と「月要素」と「日要素」という3つの要素により
構成されると表す。例えば、時間表現の「平成7年1月
30日」は年要素の「平成7年」と月要素の「1月」と
日要素の「30日」により構成されると記述する。ま
た、年要素の「平成7年」を「接頭辞」の「平成」と
「数詞」の「7」と数詞直後の単語表記の「年」により
表すと記述し、月要素の「1月」を「数詞」の「1」と
数詞直後の単語表記の「月」により表わすと記述し、日
要素の「30日」を「数詞」の「30」と数詞直後の単
語表記の「日」により表わすと記述する。
【0014】図4にポーズ付与辞書140の記述例を示
す。ポーズ付与辞書140は、図4に示すように、時間
表現の構成に対応するポーズの付与方法を記述したもの
である。時間表現の構成は、時間表現の「年要素」と
「月要素」と「日要素」の組み合せである。
【0015】図5(a)は入力される日本語文章1の
例、同図(b)は、そのポーズ付与の結果を示したもの
である。なお、図5(b)の段階では、日本語文章中の
漢字、英数字などは読みに変換されているが、わかりや
すいように、図では元の日本語文章のままとして示して
いる。以下、図5を例にして、日本語文章中の時間表現
を対象としたポーズ付与について、図1の実施例の動作
を説明する。
【0016】言語処理部10は、図5(a)に示した日
本語文章1を入力し、読み・アクセント付与処理部11
へ転送する。図6に読み・アクセント付与処理部11の
動作フローを示す。
【0017】読み・アクセント付与処理部11では、ま
ず、形態素解析部111が、入力された日本語文章1を
対象に、形態素解析辞書110を用いて単語の読みと品
詞を付与し(ステップ610)、結果をファイル(単語
の読みと品詞ファイル)150に格納して、アクセント
付与部112に転送する(ステップ620)。アクセン
ト付与部112は、アクセント付与辞書120を用い
て、入力された日本語文章1にアクセントの位置を付与
し、結果をファイル(アクセント付与ファイル)160
に格納する(ステップ630)。入力された日本語文章
1を対象に、形態素解析部111とアクセント付与部1
12の処理が終了したなら、2つのファイル150、1
60を図示しない適当なバッファ等に出力してポーズ付
与処理部12へ渡す(ステップ640)。
【0018】上記読みとアクセント付与の処理は従来と
同じである。また、ここでは単語の読みと品詞の付与、
アクセントの付与に各々別ファイルを用意するとした
が、一つのファイルでもよい。
【0019】図7に、ポーズ付与処理部12の動作フロ
ーを示す。ポーズ付与処理部12では、まず、時間表現
検出部121において、単語の読みと品詞、アクセント
位置の付与された入力日本語文章に対して、時間表現検
出辞書130を用いて、時間表現の構成要素の「年要
素」と「月要素」と「日要素」を抽出し、それぞれの要
素の組み合せによりポーズ処理の対象となる時間表現の
構成を確定する(ステップ710)。例えば、入力日本
語文章中の時間表現の「平成(=接頭辞)7(=数詞)
年(=接尾辞)1月(=時詞)30(=数詞)日(=接
尾辞)」に対して、年要素の「平成7年」、月要素の
「1月」、日要素の「30日」が抽出され、該抽出され
た年要素と月要素と日要素により、図3中の項番「1」
の時間表現と確定される。入力日本語文章中の他の時間
表現についても、同様にしてポーズ処理の対象となる時
間表現の構成を確定できる。時間表現検出部121は、
時間表現の検出結果をポーズ付与部122へ転送する
(ステップ720)。
【0020】ポーズ付与部122では、時間表現検出部
121で確定された入力日本語文章中の時間表現の構成
を対象に、ポーズ付与辞書140を用いてポーズを付与
し(ステップ730)、結果をファイル(ポーズ付与フ
ァイル)170に格納する(ステップ740)。例え
ば、「年要素」の「平成7年」、「月要素」の「1
月」、「日要素」の「30日」により構成された「平成
7年1月30日」については(項番号1)、図4より、
「年要素」の直前と「月要素」の直前にポーズが付与さ
れて、「△平成7年△1月30日」のような付与結果が
得られる。このようにして、図5(a)の入力日本語文
章に対して、同図(b)のようなポーズ付与結果が得ら
れる。
【0021】言語処理部10は上記ファイルの情報を音
声合成のパラメータとして音声合成部20に渡し、音声
合成部20では、該言語処理部10からの読み、アクセ
ント、ポーズなどの情報を基に音声パラメータを結合し
て音声2を出力する。この音声合成処理は従来と同様で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字コードで表現された日本語文章を音声に変換する際
に、時間表現を含む日本語文章に自然なポーズを自動的
に設定することが可能となり、出力音声の自然性、了解
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声出力装置の一実施例の構成図
である。
【図2】音声出力装置の概略構成図である。
【図3】時間表現検出辞書の記述例を示す図である。
【図4】ポーズ付与辞書の記述例を示す図である。
【図5】日本語入力文とポーズ付与結果の具体例を示す
図である。
【図6】読み・アクセント付与部の動作フロー図であ
る。
【図7】ポーズ付与処理部の動作フロー図である。
【符号の説明】
1 日本語文章 2 音声 10 言語処理部 11 読み・アクセント付与処理部 12 ポーズ付与処理部 121 時間表現検出部 122 ポーズ付与部 130 時間表現検出辞書 140 ポーズ付与辞書 20 音声合成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された漢字、ひらがな、カタカナ、
    英数、記号などを含む日本語文章を音声に変換して出力
    する音声出力方法において、 前記入力された日本語文章から時間表現の構成要素であ
    る年要素、月要素、日要素を検出して時間表現の構成を
    判断する工程と、前記時間表現の構成に対応して音声休
    止区間(ポーズ)の付与を決定する工程とを有すること
    を特徴とする音声出力方法。
  2. 【請求項2】 入力された漢字、ひらがな、カタカナ、
    英数、記号などを含む日本語文章を音声に変換して出力
    する音声出力装置において、 日本文の時間表現の構成ごとに、その構成要素である年
    要素、月要素、日要素の記述を定義した時間表現検出辞
    書と、 日本文の時間表現の構成とポーズの付与方法の対応を記
    述したポーズ付与辞書と、 前記時間表現検出辞書を用いて、入力された日本語文章
    から時間表現の構成要素である年要素、月要素、日要素
    を検出し、時間表現の構成を判断する手段と、 前記ポーズ付与辞書を用いて、前記時間表現の構成に対
    応したポーズの付与を決定する手段と、を有することを
    特徴とする音声出力装置。
JP7060955A 1995-03-20 1995-03-20 音声出力方法及び装置 Pending JPH08263089A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5983181A (en) * 1997-04-14 1999-11-09 Justsystem Corp. Method and apparatus for reading-out/collating a table document, and computer-readable recording medium with program making computer execute method stored therein

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5983181A (en) * 1997-04-14 1999-11-09 Justsystem Corp. Method and apparatus for reading-out/collating a table document, and computer-readable recording medium with program making computer execute method stored therein

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