JPH08259169A - クレーン用フックの外れ止め装置 - Google Patents
クレーン用フックの外れ止め装置Info
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- JPH08259169A JPH08259169A JP1990294A JP1990294A JPH08259169A JP H08259169 A JPH08259169 A JP H08259169A JP 1990294 A JP1990294 A JP 1990294A JP 1990294 A JP1990294 A JP 1990294A JP H08259169 A JPH08259169 A JP H08259169A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クレーンで作業を行う場合には、玉掛作業者
が玉掛用ワイヤロープを持って、かつフックの外れ止め
金具を手指で押し開くので、その操作が困難であった。
また玉掛作業者が不要である引掛部をそなえたつり荷を
つり作業では、フックの外れ止め金具を押し開くことが
できないので、クレーン作業に支障をもたらしていた。
この問題点を解決する。 【構成】 本発明のクレーン用フックの外れ止め装置で
は、ハウジング本体の下端部にフックを、また上端部に
引掛部をそれぞれ取付け、また上記ハウジング本体に、
外部の遠隔位置にある発信機からの信号を受信する受信
機と、その受信機が受信した信号によって作動するスイ
ッチを設け、またハウジング本体の内部に電動アクチュ
エータを設け、その電動アクチュエータの可動部と外れ
止め金具の一端部とを連結して構成した。
が玉掛用ワイヤロープを持って、かつフックの外れ止め
金具を手指で押し開くので、その操作が困難であった。
また玉掛作業者が不要である引掛部をそなえたつり荷を
つり作業では、フックの外れ止め金具を押し開くことが
できないので、クレーン作業に支障をもたらしていた。
この問題点を解決する。 【構成】 本発明のクレーン用フックの外れ止め装置で
は、ハウジング本体の下端部にフックを、また上端部に
引掛部をそれぞれ取付け、また上記ハウジング本体に、
外部の遠隔位置にある発信機からの信号を受信する受信
機と、その受信機が受信した信号によって作動するスイ
ッチを設け、またハウジング本体の内部に電動アクチュ
エータを設け、その電動アクチュエータの可動部と外れ
止め金具の一端部とを連結して構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの機体に装備
しているフックに引掛けて使用するクレーン用フックの
外れ止め装置に関する。
しているフックに引掛けて使用するクレーン用フックの
外れ止め装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、トラッククレーン１の側面図で
ある。図において、２はトラッククレーン１のジブ、３
はクレーン用ワイヤロープ、４はフックブロック、５は
フックブロック４の下端部に設けているフックである。
図７は、図６におけるフックブロックの詳細図である。
図において、６はフック５の開口側に設けているブラケ
ット、７は外れ止め金具、８は外れ止め金具７をブラケ
ット６に枢支しているピン、９は外れ止め金具７の内側
に設けているばねである。図８は、図７におけるばね９
の斜視図である。図において、穴心０−０はピン８の軸
心方向を示す。図６に示すトラッククレーン１に装備し
ているフック５では、フック５の開口側にピン８を中心
に回動可能に外れ止め金具７を設け、その外れ止め金具
７の内側に設けているばね９のばね力に抗して外れ止め
金具７を矢印イ（図７に示す）の方向に押し開き、その
フック５に玉掛用ワイヤロープ（図示していない）又は
つり荷の引掛部（図示していない）を引掛けるようにし
ている。
ある。図において、２はトラッククレーン１のジブ、３
はクレーン用ワイヤロープ、４はフックブロック、５は
フックブロック４の下端部に設けているフックである。
図７は、図６におけるフックブロックの詳細図である。
図において、６はフック５の開口側に設けているブラケ
ット、７は外れ止め金具、８は外れ止め金具７をブラケ
ット６に枢支しているピン、９は外れ止め金具７の内側
に設けているばねである。図８は、図７におけるばね９
の斜視図である。図において、穴心０−０はピン８の軸
心方向を示す。図６に示すトラッククレーン１に装備し
ているフック５では、フック５の開口側にピン８を中心
に回動可能に外れ止め金具７を設け、その外れ止め金具
７の内側に設けているばね９のばね力に抗して外れ止め
金具７を矢印イ（図７に示す）の方向に押し開き、その
フック５に玉掛用ワイヤロープ（図示していない）又は
つり荷の引掛部（図示していない）を引掛けるようにし
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】クレーンでクレーン作
業を行う場合には、つり荷の玉掛用ワイヤロープをクレ
ーンのフックに引掛けるとき、玉掛作業者が手指でフッ
クの外れ止め金具をばねのばね力に抗して押し開かなけ
ればならない。そのとき玉掛作業者は上記玉掛用ワイヤ
ロープを手に持っているので、外れ止め金具を手指で押
し開く操作が困難であった。また引掛部をそなえたつり
荷をつる作業では玉掛作業者は不要であるが、フックの
外れ止め金具を押し開くことが困難であるので、クレー
ン作業に支障をもたらしていた。本発明は、上記の問題
点を解決できるクレーン用フックの外れ止め装置を提供
することを目的としている。
業を行う場合には、つり荷の玉掛用ワイヤロープをクレ
ーンのフックに引掛けるとき、玉掛作業者が手指でフッ
クの外れ止め金具をばねのばね力に抗して押し開かなけ
ればならない。そのとき玉掛作業者は上記玉掛用ワイヤ
ロープを手に持っているので、外れ止め金具を手指で押
し開く操作が困難であった。また引掛部をそなえたつり
荷をつる作業では玉掛作業者は不要であるが、フックの
外れ止め金具を押し開くことが困難であるので、クレー
ン作業に支障をもたらしていた。本発明は、上記の問題
点を解決できるクレーン用フックの外れ止め装置を提供
することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の外れ止め装置で
は、フックの開口側にピンを中心に回動可能に外れ止め
金具を設け、その外れ止め金具の内側に設けているばね
のばね力に抗して外れ止め金具を押し開き、そのフック
に玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部を引掛けるよ
うにしているクレーン用フックの外れ止め装置におい
て、内部スペースを有するハウジング本体の下端部にフ
ックを、また上端部に引掛部をそれぞれ取付け、また上
記ハウジング本体に、外部の遠隔位置にある発信機から
の信号を受信する受信機と、その受信機が受信した信号
によって作動するスイッチを設け、またハウジング本体
の内部に電動アクチュエータを設け、その電動アクチュ
エータの可動部と外れ止め金具の一端部とを連結し、上
記スイッチの作動時に電動アクチュエータを介して外れ
止め金具を開き状態に維持せしめるように設定し、ハウ
ジング本体の上端部の引掛部をクレーン機体に装備して
いるフックに引掛けて、ハウジング本体の下端部のフッ
クに玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部を引掛ける
ようにした。また上記電動アクチュエータとして、ハウ
ジング本体の内部に可動鉄心ロックを有するソレノイド
アクチュエータを設け、その可動鉄心ロッドの先端部
と、外れ止め金具の一端部とを連結した。また電動アク
チュエータ（ソレノイドアクチュエータを含む）の電源
部をハウジング本体の内部に設けて構成した。
は、フックの開口側にピンを中心に回動可能に外れ止め
金具を設け、その外れ止め金具の内側に設けているばね
のばね力に抗して外れ止め金具を押し開き、そのフック
に玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部を引掛けるよ
うにしているクレーン用フックの外れ止め装置におい
て、内部スペースを有するハウジング本体の下端部にフ
ックを、また上端部に引掛部をそれぞれ取付け、また上
記ハウジング本体に、外部の遠隔位置にある発信機から
の信号を受信する受信機と、その受信機が受信した信号
によって作動するスイッチを設け、またハウジング本体
の内部に電動アクチュエータを設け、その電動アクチュ
エータの可動部と外れ止め金具の一端部とを連結し、上
記スイッチの作動時に電動アクチュエータを介して外れ
止め金具を開き状態に維持せしめるように設定し、ハウ
ジング本体の上端部の引掛部をクレーン機体に装備して
いるフックに引掛けて、ハウジング本体の下端部のフッ
クに玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部を引掛ける
ようにした。また上記電動アクチュエータとして、ハウ
ジング本体の内部に可動鉄心ロックを有するソレノイド
アクチュエータを設け、その可動鉄心ロッドの先端部
と、外れ止め金具の一端部とを連結した。また電動アク
チュエータ（ソレノイドアクチュエータを含む）の電源
部をハウジング本体の内部に設けて構成した。
【０００５】
【作用】本発明の外れ止め装置の外観形状としては、箱
形のハウジング本体の下端部にフックを、また上端部に
引掛部を取付けている。それでクレーン作業を行うとき
には、クレーン機体に装備しているフックに、上記外れ
止め装置の引掛部を引掛けて、使用する。そしてハウジ
ング本体の下側のフックに玉掛用ワイヤロープ（つり荷
の引掛部を含む）を引掛けようとするとき、その状態を
クレーン運転者が目視確認するかあるいは玉掛作業者の
合図によって、クレーン運転者が発信機のオン操作をす
る。発信機から発信される電波又は超音波などの信号
は、ハウジング本体の外面部に取付けた受信機に受信さ
れる。その受信機の受信によって、ハウジング本体の外
面部に取付けて受信機に受信される。その受信機の受信
によって、ハウジング本体に取付けたスイッチはオン作
動する。ソレノイドアクチュエータのソレノイドが通電
し、ソレノイドアクチュエータの可動鉄心ロッドが摺動
移動する。可動鉄心ロッドの先端部は外れ止め装置用フ
ックの外れ止め金具の一端部に連結しているので、外れ
止め金具はピンを中心として押し下げられ、フックを開
口状態にする。したがって玉掛作業者は外れ止め金具の
開き操作を行うことなく、フックに玉掛用ワイヤロープ
を引掛けることができる。そして上記フックに玉掛用ワ
イヤロープが引掛けられた後に、クレーン運転者が発信
機のオフ操作を行う。発信機からの信号の発信が停止さ
れるので、ハウジング本体に取付けているスイッチがオ
フ作動し、ソレノイドアクチュエータのソレノイドは非
通電となる。可動鉄心ロッドが元の位置へ復帰移動する
ので、外れ止め金具は外れ止め装置のフックを閉じ状態
にする。また上記ソレノイドアクチュエータの電源部を
ハウジング本体の内部に設けることにより、外れ止め装
置の電気配線を最短限の長さとし、装置をコンパクトな
ものにすることができる。
形のハウジング本体の下端部にフックを、また上端部に
引掛部を取付けている。それでクレーン作業を行うとき
には、クレーン機体に装備しているフックに、上記外れ
止め装置の引掛部を引掛けて、使用する。そしてハウジ
ング本体の下側のフックに玉掛用ワイヤロープ（つり荷
の引掛部を含む）を引掛けようとするとき、その状態を
クレーン運転者が目視確認するかあるいは玉掛作業者の
合図によって、クレーン運転者が発信機のオン操作をす
る。発信機から発信される電波又は超音波などの信号
は、ハウジング本体の外面部に取付けた受信機に受信さ
れる。その受信機の受信によって、ハウジング本体の外
面部に取付けて受信機に受信される。その受信機の受信
によって、ハウジング本体に取付けたスイッチはオン作
動する。ソレノイドアクチュエータのソレノイドが通電
し、ソレノイドアクチュエータの可動鉄心ロッドが摺動
移動する。可動鉄心ロッドの先端部は外れ止め装置用フ
ックの外れ止め金具の一端部に連結しているので、外れ
止め金具はピンを中心として押し下げられ、フックを開
口状態にする。したがって玉掛作業者は外れ止め金具の
開き操作を行うことなく、フックに玉掛用ワイヤロープ
を引掛けることができる。そして上記フックに玉掛用ワ
イヤロープが引掛けられた後に、クレーン運転者が発信
機のオフ操作を行う。発信機からの信号の発信が停止さ
れるので、ハウジング本体に取付けているスイッチがオ
フ作動し、ソレノイドアクチュエータのソレノイドは非
通電となる。可動鉄心ロッドが元の位置へ復帰移動する
ので、外れ止め金具は外れ止め装置のフックを閉じ状態
にする。また上記ソレノイドアクチュエータの電源部を
ハウジング本体の内部に設けることにより、外れ止め装
置の電気配線を最短限の長さとし、装置をコンパクトな
ものにすることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図１は、本発明の外れ止め装置１０をクレー
ン機体のフックにつり下げた状態にしている正面図であ
る。図において、従来技術と同一構成要素を使用してい
るものに対しては同符号を付す。１１は外れ止め装置１
０のハウジング本体、１２はハウジング本体１１の蓋
板、１３はハウジング本体１１の外面部に取付けた受信
機、１４はフック、１５はフック１４の開口側に設けて
いる外れ止め金具、１６は引掛部である。図２は、図１
のＡ−Ａより見た図である。図３は、図２のＢ部詳細図
である。図において、１７はフック１４の開口側に設け
ているブラケット、１８は外れ止め金具１５をブラケッ
ト１７に枢支しているピン、１９はハウジング本体１１
の内部側に設けているブラケット、２０はソレノイドア
クチュエータ、２１はソレノイドアクチュエータ２０の
ソレノイド、２２は可動鉄心ロッド、２３はソレノイド
アクチュエータ２０の基端部をブラケット１９に枢支し
ているピン、２４は可動鉄心ロッド２２の先端部と外れ
止め金具１５の一端部とを連結しているピン、２５はス
イッチ、２６はバッテリなどの電源部、２７は可動鉄心
ロッド２２を通している穴である。図４は、図３のＣ−
Ｃより見た要部平面図である。図において、２８はハウ
ジング本体１１の窓穴部、２９は蓋板１２をハウジング
本体１１に蝶着しているヒンジ、３０は蓋板１２の止め
ボルトである。なお蓋板１２は、仮想線ロのように開放
することができる。図５は、外れ止め装置１０を作動さ
せる回路を示す図である。図において、３１はトラック
クレーン１の運転席付近に配置した発信機である。
説明する。図１は、本発明の外れ止め装置１０をクレー
ン機体のフックにつり下げた状態にしている正面図であ
る。図において、従来技術と同一構成要素を使用してい
るものに対しては同符号を付す。１１は外れ止め装置１
０のハウジング本体、１２はハウジング本体１１の蓋
板、１３はハウジング本体１１の外面部に取付けた受信
機、１４はフック、１５はフック１４の開口側に設けて
いる外れ止め金具、１６は引掛部である。図２は、図１
のＡ−Ａより見た図である。図３は、図２のＢ部詳細図
である。図において、１７はフック１４の開口側に設け
ているブラケット、１８は外れ止め金具１５をブラケッ
ト１７に枢支しているピン、１９はハウジング本体１１
の内部側に設けているブラケット、２０はソレノイドア
クチュエータ、２１はソレノイドアクチュエータ２０の
ソレノイド、２２は可動鉄心ロッド、２３はソレノイド
アクチュエータ２０の基端部をブラケット１９に枢支し
ているピン、２４は可動鉄心ロッド２２の先端部と外れ
止め金具１５の一端部とを連結しているピン、２５はス
イッチ、２６はバッテリなどの電源部、２７は可動鉄心
ロッド２２を通している穴である。図４は、図３のＣ−
Ｃより見た要部平面図である。図において、２８はハウ
ジング本体１１の窓穴部、２９は蓋板１２をハウジング
本体１１に蝶着しているヒンジ、３０は蓋板１２の止め
ボルトである。なお蓋板１２は、仮想線ロのように開放
することができる。図５は、外れ止め装置１０を作動さ
せる回路を示す図である。図において、３１はトラック
クレーン１の運転席付近に配置した発信機である。
【０００７】次に、本発明の外れ止め装置１０の構成を
図１〜図５について述べる。本発明では、内部スペース
を有するハウジング本体１１の下端部にフック１４を、
また上端部に引掛部１６をそれぞれ固定して取付け、ま
た上記ハウジング本体１１に、外部の遠隔位置にある発
信機３１からの電波又は超音波などの信号を受信する受
信機１３と、その受信機１３が受信した信号によって作
動するスイッチ２５を設け、またハウジング本体１１の
内部に電動アクチュエータとして、可動鉄心ロッド２２
を有するソレノイドアクチュエータ２０を設け、そのソ
レノイドアクチュエータの可動鉄心ロッド２２先端部と
外れ止め金具１５の一端部とを連結し、上記スイッチ２
５の作動時にソレノイドアクチュエータ２０を介して外
れ止め金具１５を開き状態に維持せしめるように設定
し、ハウジング本体１１の上端部の引掛部１６をトラッ
ククレーン１に装備しているフック５に引掛けて、ハウ
ジング本体１１の下端部のフック１４に玉掛用ワイヤロ
ープ又はつり荷の引掛部（図示していない）を引掛ける
ようにした。またソレノイドアクチュエータ２０の電源
部２６を、ハウジング本体１１の内部に設けて構成し
た。
図１〜図５について述べる。本発明では、内部スペース
を有するハウジング本体１１の下端部にフック１４を、
また上端部に引掛部１６をそれぞれ固定して取付け、ま
た上記ハウジング本体１１に、外部の遠隔位置にある発
信機３１からの電波又は超音波などの信号を受信する受
信機１３と、その受信機１３が受信した信号によって作
動するスイッチ２５を設け、またハウジング本体１１の
内部に電動アクチュエータとして、可動鉄心ロッド２２
を有するソレノイドアクチュエータ２０を設け、そのソ
レノイドアクチュエータの可動鉄心ロッド２２先端部と
外れ止め金具１５の一端部とを連結し、上記スイッチ２
５の作動時にソレノイドアクチュエータ２０を介して外
れ止め金具１５を開き状態に維持せしめるように設定
し、ハウジング本体１１の上端部の引掛部１６をトラッ
ククレーン１に装備しているフック５に引掛けて、ハウ
ジング本体１１の下端部のフック１４に玉掛用ワイヤロ
ープ又はつり荷の引掛部（図示していない）を引掛ける
ようにした。またソレノイドアクチュエータ２０の電源
部２６を、ハウジング本体１１の内部に設けて構成し
た。
【０００８】次に、本発明の外れ止め装置の作用につい
て述べる。本発明の外れ止め装置１０の外観形状として
は、箱形のハウジング本体１１の下端部にフック１４
を、また上端部に引掛部１６を取付けている。それでク
レーン作業を行うときには、トラッククレーン１に装備
しているフック５に、上記外れ止め装置１０の引掛部１
６を引掛けて、使用する。そしてハウジング本体１１の
下側のフック１４に玉掛用ワイヤロープ（つり荷の引掛
部を含む）を引掛けようとするとき、その状態をクレー
ン運転者が目視確認するかあるいは玉掛作業者の合図に
よって、クレーン運転者が発信機３１のオン操作をす
る。発信機３１から発進される電波又は超音波などの信
号は、ハウジング本体１１の外面部に取付けた受信機１
３に受信される。その受信機１３の受信によって、ハウ
ジング本体１１に取付けたスイッチ２５はオン作動す
る。ソレノイドアクチュエータ２０のソレノイド２１が
通電し、ソレノイドアクチュエータ２０の可動鉄心ロッ
ド２２が摺動移動する。可動鉄心ロッド２２の先端部は
フック１４の外れ止め金具１５の一端部にピン２４で連
結しているので、外れ止め金具１５はピン１８を中心と
して角度θ（図３に示す）だけ押し下げられ、フック１
４を開口状態にする。したがって玉掛作業者は外れ止め
金具１５の開き操作を行うことなく、フック１４に玉掛
用ワイヤロープを引掛けることができる。そして上記フ
ック１４に玉掛用ワイヤロープが引掛けられた後に、ク
レーン運転者が発信機３１のオフ操作を行う。発信機３
１からの信号の発信が停止されるので、ハウジング本体
１１に取付けているスイッチ２５がオフ作動し、ソレノ
イドアクチュエータ２０のソレノイド２１は非通電とな
る。可動鉄心ロッド２２が元の位置へ復帰移動するの
で、外れ止め金具１５はフック１４を閉じ状態にする。
また上記ソレノイドアクチュエータ２０の電源部２６を
ハウジング本体１１の内部に設けたので、外れ止め装置
１０の電気配線を最短限の長さとし、外れ止め装置１０
をコンパクトなものにすることができる。
て述べる。本発明の外れ止め装置１０の外観形状として
は、箱形のハウジング本体１１の下端部にフック１４
を、また上端部に引掛部１６を取付けている。それでク
レーン作業を行うときには、トラッククレーン１に装備
しているフック５に、上記外れ止め装置１０の引掛部１
６を引掛けて、使用する。そしてハウジング本体１１の
下側のフック１４に玉掛用ワイヤロープ（つり荷の引掛
部を含む）を引掛けようとするとき、その状態をクレー
ン運転者が目視確認するかあるいは玉掛作業者の合図に
よって、クレーン運転者が発信機３１のオン操作をす
る。発信機３１から発進される電波又は超音波などの信
号は、ハウジング本体１１の外面部に取付けた受信機１
３に受信される。その受信機１３の受信によって、ハウ
ジング本体１１に取付けたスイッチ２５はオン作動す
る。ソレノイドアクチュエータ２０のソレノイド２１が
通電し、ソレノイドアクチュエータ２０の可動鉄心ロッ
ド２２が摺動移動する。可動鉄心ロッド２２の先端部は
フック１４の外れ止め金具１５の一端部にピン２４で連
結しているので、外れ止め金具１５はピン１８を中心と
して角度θ（図３に示す）だけ押し下げられ、フック１
４を開口状態にする。したがって玉掛作業者は外れ止め
金具１５の開き操作を行うことなく、フック１４に玉掛
用ワイヤロープを引掛けることができる。そして上記フ
ック１４に玉掛用ワイヤロープが引掛けられた後に、ク
レーン運転者が発信機３１のオフ操作を行う。発信機３
１からの信号の発信が停止されるので、ハウジング本体
１１に取付けているスイッチ２５がオフ作動し、ソレノ
イドアクチュエータ２０のソレノイド２１は非通電とな
る。可動鉄心ロッド２２が元の位置へ復帰移動するの
で、外れ止め金具１５はフック１４を閉じ状態にする。
また上記ソレノイドアクチュエータ２０の電源部２６を
ハウジング本体１１の内部に設けたので、外れ止め装置
１０の電気配線を最短限の長さとし、外れ止め装置１０
をコンパクトなものにすることができる。
【０００９】
【発明の効果】クレーンでクレーン作業を行う場合に
は、玉掛作業者が玉掛用ワイヤロープを持って、かつフ
ックの外れ止め金具を手指で押し開くので、その操作が
困難であった。また玉掛作業者が不要である引掛部をそ
なえたつり荷をつる作業では、フックの外れ止め金具を
押し開くことができないので、クレーン作業に支障をも
たらしていた。しかし本発明の外れ止め装置では内部ス
ペースを有するハウジング本体の下端部にフックを、ま
た上端部に引掛部をそれぞれ取付け、また上記ハウジン
グ本体に、外部の遠隔位置にある発信機からの信号を受
信する受信機と、その受信機が受信した信号によって作
動するスイッチを設け、またハウジング本体の内部に電
動アクチュエータとしてソレノイドアクチュエータを設
け、そのソレノイドアクチュエータの可動鉄心ロッドの
先端部と、ハウジング本体下側のフックの外れ止め金具
の一端部とを連結して構成した。それでクレーン作業を
行うときには、クレーン機体に装備しているフックに、
上記外れ止め装置の引掛部を引掛けて、使用する。そし
てハウジング本体の下側のフックに玉掛用ワイヤロープ
（つり荷の引掛部を含む）を引掛けようとするとき、そ
の状態をクレーン運転者が目視確認するかあるいは玉掛
作業者の合図によって、クレ−ン運転者が発信機のオン
操作をする。その操作によりソレノイドアクチュエータ
を介して、ハウジング本体下側のフックの外れ止め金具
を開口状態にすることができる。したがって玉掛用ワイ
ヤロープを手に持って玉掛を行っている作業者は外れ止
め金具の開き操作をしないので、玉掛操作を容易かつす
ばやく行うことができる。また玉掛作業者が不要である
引掛部をそなえたつり荷をつる作業では、クレーン運転
者が発信機の操作によってハウジング本体下側のフック
の外れ止め金具を開口状態、また閉口状態に制御するの
で、クレーン作業を支障なく安全に行うことができる。
また上記ソレノイドアクチュエータの電源部をハウジン
グ本体の内部に設けるようにしたので、外れ止め装置の
電気配線を最短限の長さとし、装置をコンパクトなもの
にすることができる。
は、玉掛作業者が玉掛用ワイヤロープを持って、かつフ
ックの外れ止め金具を手指で押し開くので、その操作が
困難であった。また玉掛作業者が不要である引掛部をそ
なえたつり荷をつる作業では、フックの外れ止め金具を
押し開くことができないので、クレーン作業に支障をも
たらしていた。しかし本発明の外れ止め装置では内部ス
ペースを有するハウジング本体の下端部にフックを、ま
た上端部に引掛部をそれぞれ取付け、また上記ハウジン
グ本体に、外部の遠隔位置にある発信機からの信号を受
信する受信機と、その受信機が受信した信号によって作
動するスイッチを設け、またハウジング本体の内部に電
動アクチュエータとしてソレノイドアクチュエータを設
け、そのソレノイドアクチュエータの可動鉄心ロッドの
先端部と、ハウジング本体下側のフックの外れ止め金具
の一端部とを連結して構成した。それでクレーン作業を
行うときには、クレーン機体に装備しているフックに、
上記外れ止め装置の引掛部を引掛けて、使用する。そし
てハウジング本体の下側のフックに玉掛用ワイヤロープ
（つり荷の引掛部を含む）を引掛けようとするとき、そ
の状態をクレーン運転者が目視確認するかあるいは玉掛
作業者の合図によって、クレ−ン運転者が発信機のオン
操作をする。その操作によりソレノイドアクチュエータ
を介して、ハウジング本体下側のフックの外れ止め金具
を開口状態にすることができる。したがって玉掛用ワイ
ヤロープを手に持って玉掛を行っている作業者は外れ止
め金具の開き操作をしないので、玉掛操作を容易かつす
ばやく行うことができる。また玉掛作業者が不要である
引掛部をそなえたつり荷をつる作業では、クレーン運転
者が発信機の操作によってハウジング本体下側のフック
の外れ止め金具を開口状態、また閉口状態に制御するの
で、クレーン作業を支障なく安全に行うことができる。
また上記ソレノイドアクチュエータの電源部をハウジン
グ本体の内部に設けるようにしたので、外れ止め装置の
電気配線を最短限の長さとし、装置をコンパクトなもの
にすることができる。
【図１】本発明の外れ止め装置の正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａより見た図である。
【図３】図２のＢ部詳細図である。
【図４】図３のＣ−Ｃより見た要部平面図である。
【図５】本発明の外れ止め装置の回路を示す図である。
【図６】トラッククレーンの側面図である。
【図７】図６におけるフックブロックの詳細図である。
【図８】図７におけるばねの斜視図である。
１ トラッククレーン ５，１４ フック ７，１５ 外れ止め金具 １０ 外れ止め装置 １１ ハウジング本体 １３ 受信機 １６ 引掛部 ２０ ソレノイドアクチュエータ ２１ ソレノイド ２２ 可動鉄心ロッド ２６ 電源部 ３１ 発信機
Claims (3)
- 【請求項１】 フックの開口側にピンを中心に回動可能
に外れ止め金具を設け、その外れ止め金具の内側に設け
ているばねのばね力に抗して外れ止め金具を押し開き、
そのフックに玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部を
引掛けるようにしているクレーン用フックの外れ止め装
置において、内部スペースを有するハウジング本体の下
端部にフックを、また上端部に引掛部をそれぞれ取付
け、また上記ハウジング本体に、外部の遠隔位置にある
発信機からの信号を受信する受信機と、その受信機が受
信した信号によって作動するスイッチを設け、またハウ
ジング本体の内部に電動アクチュエータを設け、その電
動アクチュエータの可動部と外れ止め金具の一端部とを
連結し、上記スイッチの作動時に電動アクチュエータを
介して外れ止め金具を開き状態に維持せしめるように設
定し、ハウジング本体の上端部の引掛部をクレーン機体
に装備しているフックに引掛けて、ハウジング本体の下
端部のフックに玉掛用ワイヤロープ又はつり荷の引掛部
を引掛けるようにしたことを特徴とするクレーン用フッ
クの外れ止め装置。 - 【請求項２】 特許請求の範囲請求項１記載のクレーン
用フックの外れ止め装置において、ハウジング本体の内
部に可動鉄心ロックを有するソレノイドアクチュエータ
を設け、その可動鉄心ロッドの先端部と、外れ止め金具
の一端部とを連結したことを特徴とするクレーン用フッ
クの外れ止め装置。 - 【請求項３】 特許請求項の範囲請求項１記載のクレー
ン用フックの外れ止め装置において、電動アクチュエー
タの電源部をハウジング本体の内部に設けたことを特徴
とするクレーン用フックの外れ止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990294A JPH08259169A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | クレーン用フックの外れ止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990294A JPH08259169A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | クレーン用フックの外れ止め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259169A true JPH08259169A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=12012145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990294A Pending JPH08259169A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | クレーン用フックの外れ止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08259169A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103241645A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-08-14 | 国家电网公司 | 自锁式复导线起重吊钩 |
| JP2014189402A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Tadano Ltd | クレーン等作業機のフックブロック |
-
1994
- 1994-01-19 JP JP1990294A patent/JPH08259169A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014189402A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Tadano Ltd | クレーン等作業機のフックブロック |
| CN103241645A (zh) * | 2013-05-31 | 2013-08-14 | 国家电网公司 | 自锁式复导线起重吊钩 |
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