JPH08258815A - ボトル類への熱収縮包装方法 - Google Patents

ボトル類への熱収縮包装方法

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Publication number
JPH08258815A
JPH08258815A JP6814495A JP6814495A JPH08258815A JP H08258815 A JPH08258815 A JP H08258815A JP 6814495 A JP6814495 A JP 6814495A JP 6814495 A JP6814495 A JP 6814495A JP H08258815 A JPH08258815 A JP H08258815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
shrink
film
heat
bottles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6814495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Shiroishi
信夫 城石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP6814495A priority Critical patent/JPH08258815A/ja
Publication of JPH08258815A publication Critical patent/JPH08258815A/ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱収縮性チユーブ状フイルムをボトル類に被
せ、シユリンクトンネルで収縮包装する際に、シユリン
クトンネルに入るボトルの前面側に発生する収縮ムラ、
シワを防止する。 【構成】 シユリンクトンネルに入るボトルの後面側の
チユーブ状フイルム温度を前面側のそれより5〜25℃
高くした状態にする。 【効果】 ボトルを回転する機構のないシユリンクトン
ネルでも全体が均一に収縮した良好な外観が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】近年、熱収縮性フイルムを用いたボトル
類のラベルやキヤツプシールなどが、それの有する優れ
た性能により、広く使用されている。従来この様なチユ
ーブ状フイルムは、所定の長さに切断、開口し、ボトル
類に被せ、高温度に設定されたシユリンクトンネルに入
れることにより、密着包装させる方法が一般的である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特にシユリ
ンクトンネル内にてボトルを回転させる機構のないタイ
プのシユリンクトンネルを使用して熱収縮包装する場
合、ボトルの前面側にあるフイルムに特徴的な収縮ム
ラ、シワの発生が多い傾向にあった。これは収縮仕上
り、外観の点で好ましいものではなく、シユリンクトン
ネルの運転条件を狭い範囲で選定せざるを得ず、収縮仕
上り不良の発生率が多くなるという問題があった。この
発明はかかる問題を解決し、外観の良い熱収縮包装製品
を得るための改良された熱収縮包装方法を提供するもの
である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボトルを回転
させる機構のないタイプのシユリンクトンネルを使用し
た場合、ボトルの前面側と後面側とでは、フイルムの昇
温過程に差があることが収縮ムラ、シワの主要因になっ
ていることを見出してなされたものであって、本発明の
要旨は、熱収縮性フイルムからなるチユーブ状フイルム
をボトル類に被せ、シユリンクトンネルを通過させるこ
とにより、ボトル類にチユーブ状フイルムを密着包装さ
せる熱収縮包装方法において、チユーブ状フイルムを被
せたボトルがシユリンクトンネルに入る際、シユリンク
トンネルに入るボトルの後面側のチユーブ状フイルムの
温度を前面側のそれより5〜25℃高くした状態で入る
ようにすることを特徴とした熱収縮包装方法にある。
【0004】即ち従来は、ボトル類の周方向、とりわけ
ボトルの進行方向前面側と後面側との温度差については
なんら配慮がなされておらず、その結果温度差のない状
態でシユリンクトンネルに入れていたので、シユリンク
トンネルに先に入ったボトル前面側のフイルムには先に
熱風があたるため、後面側より先に昇温し収縮するの
で、収縮過程におけるフイルムの上下および周方向の寸
法は前面側と後面側とで差が生じ、これが収縮ムラ、シ
ワにつながる。
【0005】それ故、本発明の方法により、前面側と後
面側とのフイルムの昇温過程の差を減少させてやること
により、収縮仕上りが改良される。後面側のチユーブ状
フイルムの温度を前面側のそれより高くする方法として
は、熱風による方法、赤外線による方法などがあるが、
長時間を要しない方法であれば、特に限定されるもので
はない。
【0006】熱風による方法の場合は、ボトルの上方に
熱風吹出口を設置し、ボトルの進行方向の後方側より前
方側に向けた斜め下方向に熱風を吹出させ、即ち、ボト
ルの斜め上方よりボトルの後方側に熱風が数秒間当たる
ようにしたものが好適である。一方、赤外線による方法
の場合は、ボトルの上方に赤外線ヒーターを設置し、赤
外線がボトルの斜め上方よりボトルの後方側に当たるよ
うにしたものが好ましい。
【0007】シユリンクトンネルに入る前の前面側と後
面側の温度差が5℃程度未満ではほとんど効果はなく、
また25℃を越える温度差をつける場合は、それに要す
る時間が長くなり設備面などで不利となり、またボトル
類がプラスチツク製の場合、ボトル類自体が昇温により
変形を生ずることがあり、好ましくない。
【0008】本発明方法は、ガラスボトルやプラスチツ
クボトルなどの、いわゆるボトルへの被覆に好適である
が、それと類似の方法によりシユリンクトンネルを通過
する物品の縦方向に沿ってチユーブ状フイルムを被せる
缶、箱、カツプ状容器などの被覆に有用であり、また使
用する熱収縮性フイルムにも特に制限はなく、ポリ塩化
ビニル系、ポリスチレン系などの各種熱収縮性フイルム
を用いることができる。以下、実施例により本発明を具
体的に説明する。
【0009】
【実施例】
(実施例1)スチレン−ブタジエン−ブロツク共重合体
(スチレン含量約80%、ブタジエン含量約20%)か
らなる熱収縮性フイルム(熱収縮率;温水中80℃×5
分加熱でタテ0%、ヨコ50%;厚み27μm)を基材
とし、ヨコ方向が周方向になるように筒状にしたチユー
ブ状ラベルをポリスチレン系樹脂製125mlボトルに
被せ、シユリンカーに通して、ラベルを熱収縮させた。
【0010】シユリンカーは、ボトルを回転させないタ
イプの熱風式シユリンクトンネル(2ゾーン、トンネル
全長1.6m、ラインスピード24m/分)と、その直
前の上方に設置された熱風吹付け装置(ボトルの進行方
向に向かい約45゜の斜め下方に熱風が出るように調整
されたもの)からなっている。
【0011】熱風吹付け装置に遮断板を設け、ボトルへ
の熱風吹付け時間を種々変更してボトルを流し、ラベル
を収縮させた結果を表1に示す。ラベルの温度差は前面
側および後面側で、ラベルの内面に熱電対をセロフアン
テープで貼りつけ測定した。なお、ラベルの収縮仕上が
りは、次の基準で評価した。
【0012】 × シワ、収縮ムラが激しく不合格 △ シワ、収縮ムラが多く不合格 ○△ シワ、収縮ムラがあるがなんとか合格レベル ○ シワ、収縮ムラが少なく合格 ◎ シワ、収縮ムラが更に少なく合格
【表1】
【0013】表1の結果から、前面側と後面側との温度
差を5℃〜25℃に設定するとシワ、収縮ムラが少なく
なり、簡単な手段により収縮仕上がりを大きく改善でき
ることが分かる。
【0014】(実施例2)硬質塩化ビニル樹脂からなる
熱収縮性フイルム(熱収縮率;温水中80℃×5分加熱
でタテ7%、ヨコ50%;厚み25μm)を基材とした
チユーブ状ラベルをガラス製130mlボトルに被せ、
実施例1と同様にしてシユリンカーに通し、ラベルを熱
収縮させた。結果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明方法によれば、ボトルの前面側と
後面側のラベルに温度差をつけた状態でシユリンクトン
ネルに通すことにより、従来の方法に比べ特に前面側の
収縮ムラ、シワが大きく改良され、ボトルを回転する機
構のないシユリンクトンネルでも全体が均一に収縮した
良好な外観が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性フイルムからなるチユーブ状フ
    イルムをボトル類に被せ、シユリンクトンネルを通過さ
    せることにより、ボトル類にチユーブ状フイルムを密着
    包装させる熱収縮包装方法において、チユーブ状フイル
    ムを被せたボトルがシユリンクトンネルに入る際、シユ
    リンクトンネルに入るボトルの後面側のチユーブ状フイ
    ルムの温度を前面側のそれより5〜25℃高くした状態
    で入るようにすることを特徴とした熱収縮包装方法。
JP6814495A 1995-03-27 1995-03-27 ボトル類への熱収縮包装方法 Pending JPH08258815A (ja)

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JP6814495A JPH08258815A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ボトル類への熱収縮包装方法

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JP6814495A JPH08258815A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ボトル類への熱収縮包装方法

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JPH08258815A true JPH08258815A (ja) 1996-10-08

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ID=13365263

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JP6814495A Pending JPH08258815A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 ボトル類への熱収縮包装方法

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