JPH04253623A - 熱収縮性包装材の包装方法 - Google Patents

熱収縮性包装材の包装方法

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JPH04253623A
JPH04253623A JP3544091A JP3544091A JPH04253623A JP H04253623 A JPH04253623 A JP H04253623A JP 3544091 A JP3544091 A JP 3544091A JP 3544091 A JP3544091 A JP 3544091A JP H04253623 A JPH04253623 A JP H04253623A
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JP
Japan
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heat
packaging
packaging material
hot air
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP3544091A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hashimoto
橋本 清治
Tokuji Abe
阿部 徳治
Takashi Shimizu
隆史 清水
Shinya Nagai
長井 信也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication of JPH04253623A publication Critical patent/JPH04253623A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清涼飲料水、乳酸菌飲料
、海産物などの飲食品や医薬品の容器、雑貨類、工業材
料等の物品を、熱収縮性フィルムからなるラベル、キャ
ップシ−ル、異物混入防止用セフティシ−ルドなどの包
装材で被覆した後、加熱収縮させる包装方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記の物品の包装に際して、塩化
ビニルなどの熱可塑性プラスチックの熱収縮性フィルム
が、ラベル、キャップシ−ル、異物混入防止用セフティ
シ−ルドなどの包装材料として広く使用されてきている
。とくに熱収縮性フィルムで被覆した物品をシュリンク
トンネル炉と通称されている加熱トンネル炉内に導き、
包装材であるフィルムを加熱収縮させて包装する方法が
従来から知られている。この方法は多数の物品を連続的
に能率よく包装できることから広く用いられている。
【0003】このシュリンクトンネル炉内での加熱収縮
手段は、1)熱風吹き付け加熱方式(例えば、特公昭4
8−44096号、実公昭49−28124号公報参照
)と2)スチ−ム加熱方式(実開昭60−99210号
公報参照)とに大別され、それぞれ広く用いられている
。前者の熱風吹き付け方式は、熱収縮性フィルムで被覆
した物品をトンネル内に導き、これにヒ−タ−で加熱し
た熱風を吹き付けてフィルムを収縮させる方法であるが
、熱風の熱容量が小さいため高速で大量の物品を加熱収
縮包装しようとすると、屡々収縮むらによる局部的なあ
ばた状のしわが発生し、外観を重視する商品の美観を損
ねることになる。そこで、これを改善するために、イ)
トンネル炉の長さを伸ばす、ロ)熱風の風量を増やす、
ハ)熱風の温度を高めるなどの手段が必要となるが、イ
)の方法は設備費が高く広いスペ−スを必要とし、ロ)
の方法はトンネル内で物品が熱風で吹き飛ばされたり倒
れたりすることがあって生産性を阻害する、ハ)の方法
は局部的に物品が加熱されて、変形や焼け、さらには熱
分解などを発生させるほか装置自体への熱の対策も必要
となるなどの欠点がある。
【0004】後者のスチ−ム加熱方式は加熱媒体として
スチ−ムを用いるため、前者に比べて熱容量が大きく高
速で大量の物品を加熱収縮包装することができる。しか
し、熱容量が大きいために熱収縮性フィルムが急激な収
縮を起こし易く、フィルムの仕上り具合に不揃いを生じ
、フィルム全体が歪む外観不良をもたらしやすい。この
ため、さらに3)輻射熱による加熱方法(例えば、実公
昭50−33398号、同−29008号公報参照)や
、4)温水による加熱方法(実公昭51−35484号
、特公昭58−55059号、実開昭60−32207
号公報参照)も提案されたが、3)の方法は設備が簡単
だが、熱源と包装物との距離によって収縮むらや焼けを
生じ易く、また4)の方法は包装物が温水に接するため
用途に制約があるほか、温水で濡れた包装物を乾燥させ
るための設備を設けなければならない欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的はあばた状の収縮しわのできにくい高品質で生産性
の高い熱収縮性包装材の包装方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意研究を進めた結果、熱風吹き付け方式
の短所である熱容量不足は湿度を調節した熱風を用いる
ことによって補えること、またスチ−ム加熱方式の問題
点である熱収縮フィルムが歪むことに対してはフィルム
が急激な収縮を起こさぬ程度に湿度を調節した熱風を吹
き付けて収縮させればよいことを見出し、本発明を完成
させた。すなわち本発明による熱収縮性包装材の包装方
法は、物品を熱収縮性包装材で被覆し、これをトンネル
炉内に導き、炉内の温度と湿度を調節して包装材を加熱
収縮させることを特徴とするものである。
【0007】以下、本発明の一実施態様を例示した図1
に基づいて詳細に説明する。炉長2mのトンネル炉1内
には、ロ−ラコンベヤなどからなる搬送装置2が貫通し
て設けられていて、熱収縮性フィルムで被覆された物品
3はこの搬送装置2によりトンネル炉1の入り口4から
炉内に送り込まれ、その中を通過して出口5から機外に
排出される。この際のトンネル炉1内の雰囲気の温度は
好ましくは85℃に調整するのが好ましく、また湿度は
相対湿度として13〜80%、とくには20〜60%に
調整するのが望ましい。これが上記範囲外のときは、収
縮むらによる局部的なあばた状のしわが発生し易くなり
、外観を重視する商品の美観を損なうことになる。とく
に湿度が80%を超えるときは、急激な収縮を起こしや
すく、フィルムの仕上り具合に不揃いを生じ、フィルム
全体が歪む外観不良をもたらし易い。また湿度が13%
より低いと加熱媒体の熱量不足を来たし、フィルムの昇
温が妨げられ、収縮むらの発生と収縮不完全の状態とな
り易い。
【0008】本発明の方法における湿度を調節した熱風
の調製法としては、 a)超音波加湿機による微細水滴の量を調節しながら噴
霧したところに、温度を調節した乾燥した熱風を混合し
、水滴を蒸発させる方法; b)水を加熱して発生した水蒸気に乾燥した熱風を混合
する方法; c)カスケ−ド等に加熱調節した温水を降らして(温水
シャワ−)、そこに温度を調節した乾燥した熱風を通し
て水蒸気で飽和した熱風を調製した後、水蒸気を殆ど含
まない温度を調節した熱風を混合する方法;d)ラシヒ
リングなどを充てんした槽に、温度を調節した水を上部
より供給し、下部より温度を調節した熱風を向流させて
、水蒸気が飽和した熱風を調製し、それに適宜の温度に
調節した乾燥した熱風を混合する方法;e)温度を調節
した熱水の量を調節しながらノズルから霧吹きのように
微細な水滴を作り、温度を調節した乾燥した熱風を混合
することにより水滴を蒸発させ熱容量を高める方法;な
どが挙げられる。また、温度と湿度の調節に際しては、
混合して調製した熱風の湿度、温度を測定し、必要に応
じてさらに加熱したり冷却したり、また混合される乾燥
熱風の温度や量、水蒸気で飽和した熱風の温度や量を適
宜調節すればよい。
【0009】図1で例示した前記装置では、送風機6を
用いて取り入れられた空気は電磁制御弁7で流量を制御
されながらヒ−タ−8で所望の温度まで昇温された後、
混合器9に導入される。また電磁制御弁10を通して取
り入れられた水は、ヒ−タ−11で所望の温度に昇温さ
れた後、加湿機12に導入されて飽和状態の水蒸気とな
り、電磁制御弁13で流量を制御されながら上記混合器
9に導入され、前記乾燥空気と均一に混合される。混合
された加熱空気は流量調節弁14で流量を調節された後
、ヒ−タ−15で加熱昇温され、配管16を経て多数の
ノズル17…よりトンネル炉1内に一様に吹き出される
が、このときトンネル炉1内の雰囲気の温度と湿度は検
知器18において検知され、その値により温度はヒ−タ
−15で、湿度は混合器9での混合割合の変更、あるい
はヒ−タ−8、11での温度の変更により調節されるよ
うになっている。また、排気口19よりトンネル炉1内
に吹き出された熱風は炉外へ排気される。
【0010】なお、本発明に用いられる熱収縮性包装材
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ−トなど
の熱可塑性樹脂を延伸して得られる熱収縮性フィルム、
あるいはこれらの2種以上を積層して得られる積層フィ
ルムを挙げることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例および比
較例により説明するが、本発明はこの実施例の記載に限
定されるものではない。 実施例1〜3.および比較例1〜2.図2に示した形状
のポリエチレンテレフタレ−ト製ボトル21に25℃の
水を充填し、これに図示の形状のポリ塩化ビニル製シュ
リンクラベル22を被せて、図1に示した装置を用いて
表1に示す条件で各例について20回づつの加熱収縮包
装テストを行った。ただし、比較例1〜2では混合器9
での水蒸気の導入、混合を行わずに、乾燥空気の供給の
みの加熱によって行った。各例の加熱収縮包装の際、ボ
トル中央部の環状溝23におけるフィルムの収縮ライン
での歪みの発生状況、肩部24でのラベル収縮時の歪み
の発生状況およびボトルの変形状況をそれぞれ観察し、
これらの収縮状況を下記の基準で評価し、その20回当
りの×印の発生件数を表1に併記した。
【0012】・肩部での歪みの発生状況の評価基準:○
……歪みがなく均一に収縮される。 ×……歪みがある。 ・環状溝での歪みの発生状況の評価基準:○……歪みが
ない。 ×……大小の歪みが多数あって不揃いである。 ・ボトルの変形状況の評価基準: ○……変形がない。 ×……変形がある。
【0013】比較例3.図3は炉長2mのスチ−ム加熱
式シュリンクトンネル炉30を示している。このトンネ
ル炉30ではボイラ−31で発生した水蒸気は減圧弁3
2で圧力0.5kg/cm2Gに調節し、流量を流量制
御弁33で制御して配管34を通し、ノズル35より炉
内に吹き出させる。炉内の雰囲気条件は検知器36で検
知し、温度は減圧弁32で制御調節している。またトン
ネル炉30内の水蒸気は排気口37より炉外へ排気され
る。このトンネル炉30を用いて表1に示した条件で前
例と同じ物品の加熱収縮包装を行い、その包装状況を観
察評価したところ、表1に併記した結果が得られた。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明による包装方法によれば、従来の
加熱方式に比べてあばた状の収縮しわのできにくい高品
質の包装物が高い生産性で容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を示
す概略説明図である。
【図2】実施例および比較例で用いる包装物の正面図で
ある。
【図3】比較例3において使用する装置の概略説明図で
ある。
【符号の説明】
1……トンネル炉、3、21……物品、22……熱収縮
性包装材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を熱収縮性包装材で被覆し、これをト
    ンネル炉内に導き、炉内の温度と湿度を調節して包装材
    を加熱収縮させることを特徴とする熱収縮性包装材の包
    装方法。
JP3544091A 1991-02-05 1991-02-05 熱収縮性包装材の包装方法 Pending JPH04253623A (ja)

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