JPH08258587A - 安全運転維持システム - Google Patents

安全運転維持システム

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JPH08258587A
JPH08258587A JP8597295A JP8597295A JPH08258587A JP H08258587 A JPH08258587 A JP H08258587A JP 8597295 A JP8597295 A JP 8597295A JP 8597295 A JP8597295 A JP 8597295A JP H08258587 A JPH08258587 A JP H08258587A
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driver
driving
safe driving
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speaker
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Fumio Gomi
文雄 五味
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車のドライバーが睡魔に襲われ、制動等の
運転動作感覚の正常作動か否かを正確にテストして安全
運転が維持出来るようにする。 【構成】スピーカー8,8' により「御用意下さい。」
の音声信号を発し、ドライバーが応答ボタン9に手を当
てテストスタート信号のブザー音が発されて該応答ボタ
ン9をドライバー1が押すことでその両者の間の時間の
経過により、スピーカー8,8' から音声信号が、又、
発光ランプ11,12,13により合否判定の告知が行
われて該ドライバー1の制動等の運転動作感覚が正常で
あるか否かを判定して運転を続行するか、休息をとるか
を決めることが出来るようにする。 【効果】ドライバーの運転中における制動等の運転動作
感覚が正常であるか否かを時間的に判断が出来、運転の
継続、或いは、最寄部位での休憩をとるようにするかし
て安全運転が維持出来るようにすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、自動車等の車輌を運
転している途中で睡魔に襲われ、正常運転の動作、及
び、緊急のブレーキ動作が行えなくなる感覚の麻痺等を
未然に阻止して安全運転を保持することが出来るチェッ
クシステムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、国土が狭隘で山岳林野部が
複雑に入り組んだ海岸線に近接している地勢条件の我が
国にあっては農耕牧畜は勿論のこと、住宅や各種企業体
の施設等に有効利用し得る平野部は限られており、した
がって、これらの施設は都市部,地方部を問わず各所に
散在し、したがって、これらの間の交通や情報を連絡す
る鉄道,道路,通信網は全国津々浦々にネットワーク的
に敷設されており、空中回廊を飛行する航空機はともか
くとして地上を走行する自動車や鉄道等各種の車輌の機
能は単なる人的輸送のみならず、各種の物資をも輸送
し、且つ、情報伝達の機能さえも有して近時ますますそ
の社会的重要性は大きくなってきている。
【0003】しかしながら、都市部のハイテク電車等の
車輌にあってはコンピュータを用いて全自動的な電磁誘
導的システムを用いている態様もあるが、多くの自動車
や電車等の車輌にあっては人的運転がその中心を占めて
おり、準自動的な電磁誘導式の車輌にあっても最終的に
は人的運転による確認作業による運転が行われることが
必要であることは言を待たないものである。
【0004】ところで、吾人が自動車等の車輌を運転す
るに際し、常に感じているものではあるが、単調な運転
にあっては運転者がしばしば睡魔に襲われることがあ
り、これはタクシーやトラック等職業的ドライバーにあ
っても全く同様であり、特に、食事の1〜2時間経過後
の感覚麻痺は常に危険性を伴い、不測の事態にあっては
大惨事に至りかねないという不具合があるものである。
【0005】そして、かかる自動車等の車輌の運転中に
おける睡魔による感覚の麻痺状態を可及的に防止するべ
く、常日頃の教育や講習によって練達が行われるように
されていることではあるが、定期的に休憩所に於て体を
軽くウォーミングアップしたり、休養をとったり、気分
転換を図る等をするようにしているものの、トラックド
ライバー等にあって地場運転等において経験される如
く、定期,不定期的に襲ってくる睡魔に打ち克つことは
極めて難しいものであり、そのため、かかる睡魔に対す
る安全運転を保持する技術について単に一個人としての
ドライバーに必要のみならず、社会的にもその必要が常
に強く叫ばれているものであり、これに対処するに覚醒
ガムの使用やシステム的には、例えば、大手自動車メー
カーにあってはそのハイテク技術を用いて運転席の振動
や芳香剤の散布等を行って当該睡魔を打ち消してドライ
バーの安全運転を保証する技術等が案出されて一部に用
いられてはいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
所謂ハイテク技術を用いた安全運転保証技術にあっては
単に対処療法的な対応策であって睡魔という感覚上の危
険の発生の対象にはつながらないものであり、その限
り、自動車等の車輌の運転者の感覚をコントロールする
技術とはなり得ず、その限り、安全運転が保証されない
欠点を有するものである。
【0007】
【発明の背景】ところで、自動車の運転については教習
所に於ける研修テキストにも在るように、運転者が感覚
的に危険を感じてブレーキ操作を行うに際しては通常視
覚による状況判断がほとんどであり、当該危険状態を視
覚で感じ、脳命令を介して可及的速やかにブレーキペダ
ルの操作を指令しブレーキが実際に動作するまでは空走
距離があり、実際にブレーキが所定に動作されるまでは
危険の知覚状態から0.8秒等の時間がかかるとされて
おり、したがって、自動車等の車輌にあっては当該0.
8秒の間に制動感覚が律されることが極めて重要である
ことが分る。
【0008】したがって、当該0.8秒内での制動感覚
は人間の視覚神経等の生理学的構造や機能に支配され得
るものであるが、当該0.8秒の時間的範囲の内外にお
ける制動技術、乃至、当該制動動作に対する制動感覚が
正常か否かを判断する技術については充分に現出可能な
ものであり、正常運転が可能かどうかをドライバーに知
らしめ得るものである。
【0009】この出願の発明はかかる制動感覚の、例え
ば、0,8秒等の制動操作にかかわる範囲内での時間的
反応を、望ましくは常時の正常運転が行われている期
間、或いは、準備期間等における反応に対応するように
合否判定をし得るようにし、又、管理部門等にあってそ
の状況を把握することが出来るようにすることを基本的
前提条件とするものである。
【0010】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく上述視覚を通しての制動操作を行う必要がある状
況を感覚的にとらえ、0,8秒等所定の短時間内に空走
距離の走行が完了してブレーキ操作が実動作され得るよ
うにすることの感覚の正常な判断であるか否かをメカニ
カルに判定するようにし、運転者の感覚をそのあるがま
まに抽出し、当該あるがままの感覚について当該0.8
秒を基準として合否の判定を行い、合格の範囲内である
場合にはブレーキ操作を行い、不合格の判定が出た場合
には緊急避難的に最も危険な状態を招来し得る可能性が
大きいものとして直ちに休憩するように指令するように
し、又、管理部にあっては最不適合性の当該車輌の置か
れている状態を確認することが出来るようにして交通産
業における安全技術利用分野に益する優れた安全運転維
持システムを提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、タクシーやトラック等
の車輌を運転するに、その走行領域に於けるスピードに
倣って予めのスケジュールによりプログラムされた基準
に従い、運転者の聴覚に対し前方斜め上方15°等の最
適角度位置からの音声信号により制動等の運転動作感覚
が正常か否かをテストするべく、所定(所望の)タイミ
ングでスピーカーからの音声信号によりテストスタート
信号を付与し、それを聞いた運転者が所定の位置に設け
た応答ボタンを押し、所定の回路が当該テストスタート
信号と応答ボタンによる応答時間を計算し、当該走行領
域に於ける車輌のスピードにおいて設定タイミングでの
応答であるか否かをランプにより表示し、且つ、スクラ
ンブル等による表示ランプにより明滅式に表示して著し
く所定のタイミングより遅れている感覚に対しては直ち
に最寄の休憩所にて緊急避難的に休憩するように指示
し、これらの操作のメカニズムについてはブレーキング
時やブレーキの不使用時には停止するスイッチが設けら
れ、又、これらの選択的発停スイッチが設けられ、更に
制動感覚の時間についてのサイクルの切り換えをコント
ロールすることが出来るようなスイッチを設けてフレキ
シブルに操作が出来、運転者が常に自らの運転する車輌
について当該安全運転が維持出来るようにし、且つ、最
不適合表示が少くとも3回なされた場合には業務用無線
や自動車電話等の無線信号により所定の管理部門に自動
的に当該最不適合車輌の状態を確認して適宜の指示を与
えて安全運行の確保がなされ得るようにした技術的手段
を講じたものである。
【0012】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図面を参照
して説明すれば以下の通りである。
【0013】図示態様は車輌としての自動車の運転席に
設置して供する態様であり、当該自動車はタクシーやト
ラック、更にはバス等種々のものに適用可能である。
【0014】そして、図1に示す態様に於て模式的に示
されているが、ドライバー1はそのシート2に普通通り
に座着してダッシュボード3を視認しながら、ブレーキ
ペダル4を通常通り足にて操作し、この出願の発明の要
旨の中心を成す居眠り運転防止機能を有する安全運転保
持システムのパネル5を視認しつつ、運転操作を行うよ
うにされている。
【0015】而して、該安全運転維持システムのパネル
5はその外観形状は図2に示す様にされており、その所
定厚さの正面視略方形のフレーム6には上部に居眠り防
止安全運転維持装置等の当該安全運転維持システムの適
宜の名称7が付され、中程の一側寄りにはスピーカー8
が設けられている。
【0016】尚、図1に示す様に、運転手の前方約15
°等最適位置に後付けが自在な他の指向性の強い他のス
ピーカー8' が設けられ、両スピーカー8,8' は切り
換え選択自在にされている。
【0017】そして、パネル5のスピーカー8の下部に
はやや大きめの応答ボタン9が設けられており、更に該
応答ボタン9の前方寄りには上下に横方向4列ずつの当
該応答ボタン9の応答に要した時間を示すアクリル製の
小型の発光ランプ11,12が4個ずつ(上側のランプ
11にあっては0.2秒,0.4秒…等0.2秒おきの
インジケーターが示されている。そして、下側のランプ
12にあっては0.3秒,0.6秒…等0.3秒おきの
インジケーターが示されている)設けられており、而し
て、発光ランプ11,12群の間にあっては赤やだいだ
い色の警告ランプ13,13群が所定数多数配列されて
不規則にランダムなタイミングでスクランブル表示が明
滅式のランプによりされるようにされて配設されてい
る。
【0018】又、システムのパネル5の下縁部分にはブ
ザーボタン14、ブレーキボタン15、発光ランプ1
1,12に対するハイスピード,ロースピードのモード
切換ボタン16、スピーカー8,8' のタイマー切換ス
イッチ17が設けられ、更に、その最右端にはメインス
イッチ18が設けられている。
【0019】そして、上述各スイッチ類のフレーム6内
における結線回路は図3に示すシーケンサーコンピュー
タを介しての回路図に示す通りにされている。
【0020】尚、当該結線回路に於て最も危険な最不適
合警告回路にはカウンターを介し3回続くと当該最不適
合警告信号が発せられると、自動的に業務用送信器5'
を介して音声チップにより管理部門のスピーカーに連絡
することが出来るようにされている。
【0021】又、この出願の発明の安全運転維持システ
ムのフローチャートは図4に示す通りである。
【0022】上述構成において、この出願の発明の安全
運転維持システムが作動するには、メインスイッチ18
をオンにして(当然のことながら、当該車輌の自動車を
運転しない駐車時や停車時は当該メインスイッチ18は
オフにしてあるものとする)高速道路等以外の一般道路
にあってはモード切換ボタン16をスタンダート(ST
D)に切り換えて発光ランプ11,12の下側の発光ラ
ンプ12側が点灯するようにし、運転者が危険を感じた
時からブレーキを操作する時間の感知時間の長さを高速
道路走行の場合よりもやや長い感覚で許容されるように
セットするようにする。
【0023】又、タイマー切換スイッチ17についても
所定時間側に切り換えて、例えば、3分間隔、或いは、
5分間隔でテストスタート信号がスピーカー8、又は、
8'から発されるようにセットされる。
【0024】そこで、運転中に所定タイミングにてスピ
ーカー8,8' が図4に示す様に、「御用意下さい。」
の音声信号が発させられると、運転者はグリーンの色の
応答ボタン9上に手を置き、スピーカー8,8' からの
テストスタート信号を待っている状態にされる。
【0025】そこで、設定タイミングでスピーカー8,
8' により所定のテストスタート信号のブザー音が発せ
られると、運転者は可及的速やかに(実際にはその時の
睡魔等の関係から時間遅れが生ずることもあるが)当該
応答ボタン9を押すと、フラグの回路を介してテストス
タート信号発信時から応答ボタン9が押されるまでの時
間(正確には当該時間の上限値内の時間)に相当する発
光ランプ11,12が点灯し、例えば、0.6秒の発光
ランプ11が点灯すれば、実際に当該危険に備えてブレ
ーキ操作が行われた場合には、当該危険が回避されるこ
とにより、そこで、制動感覚が正常に作動していること
となり、スピーカー8,8' から「合格です。」の合格
判定の発生信号が発せられ、それらの動作がモード切換
ボタン16で定められたスタンダード(STD)の範囲
内で一般道路等で3分間で繰返し行われ、そのタイマー
切換スイッチ17が3分間隔で上述動作が反復して行わ
れることになり、運転者は運転中に睡魔が襲う暇なく制
動等の運転動作感覚を適宜に判定することが出来るよう
にされることになる。
【0026】而して、この間、即ち、通常の道路を運転
中にはブレーキの操作が頻繁に行われる場合があり、こ
の場合に上述制動感覚の合否判定がスピーカー8,8'
等により行われ、又、これに反応する応答ボタン9の操
作が盛んに行われるようなことは好ましくないために、
この場合にはブレーキボタン15をオフ側に切り換え
て、或いは、メインスイッチ18をオフ側に切り換えて
作動しないようにしておく等も可能である。
【0027】而して、テストスタート信号のブザー音が
発されて、例えば、0.9秒後に応答ボタン9が押され
た場合には当然のことながら、先述空走距離を越えてブ
レーキ操作が緊急性を失うことになる場合には、当該
0.9秒の発光ランプ12が作動すると共にスピーカー
8,8' より「危険です。意識を集中して下さい。」と
の注意の警告信号が一種の予備不合格の音声信号として
発され、ドライバー1は当該警告信号を発せられること
により、意識を集中するようにし、全神経を集中して運
転を行うようにする。
【0028】而して、テストスタート信号が発されて応
答ボタン9が押される時間が1.2秒等の場合は該ドラ
イバー1が自動車を運転するには空走時間の0.8秒を
越えて不適合である感覚状態であることになるために、
この場合には当該1.2秒の発光ランプ12が点灯する
と共に、或いは、だいだい色の警告ランプ群13が盛ん
に明滅して、又、スピーカー8,8' からは「最も危険
です。直ちに休憩して下さい」音声感覚が高頻度に発さ
れ、ドライバーはこれに従って最寄の駐車場等にて充分
な休憩をとり危険回避の感覚のよみ返りを持つようにす
る。
【0029】この場合、最不適合状態が少くとも3回続
くと回路のカウンターが当該不適合状態をカウントし、
3回以上のカウント数になると業務用送信器5' を介し
て自動的に無線通信を介して音声チップにより管理部門
のスピーカーに当該車輌の現在のドライバーの危険な状
態を知らしめて適宜の指示を通信して安全な運行確保を
行うようにする。
【0030】このようにして一般道路に於ける自動車を
運転しているドライバーの危険感知感覚、及び、これに
対処する制動感覚の正常動作であるか否かを自ら判断し
てこれに対処し、その後の車輌の危険状態に適する指示
をすることが出来るために、又、一般道路における危険
が自動的に回避されることになる。
【0031】勿論、かかる安全運転維持システムの動作
をなくすように運転に先立って充分な休息が得られてお
く必要があることは言うまでもないことである。
【0032】一方、高速道路にあっては周知の如く一般
道路よりも危険発生は甚大な被害を生ずることになり、
そのため、該高速道路にての運転中には特別の制動感覚
の合否判定が必要であり、そのため、高速道路において
モード切換ボタン16については上側の発光ランプ11
の発光に切換え、当該発光ランプ11が高頻度で明滅
し、且つ、タイマー切換スイッチ17については1分間
隔等に切り換え、該高速道路の運転中においてはスピー
カー8,8' から前述同様「御用意下さい。」の音声信
号が発せられると、ドライバー1は応答ボタン9に手を
添えて該スピーカー8,8' からのテストスタート信号
の発信を待ち、テストスタート信号が発信されると、当
該応答ボタン9を押し、例えば、テストスタート信号の
発信時と応答ボタン9の動信号の間が0.6秒である場
合には、当該0.6秒の上側の発光ランプ11が点灯
し、スピーカー8,8' から「合格です。」の音声信号
が発され、1分程度以内にリサイクル裡に当該合格の判
定信号が発され、そのため、ドライバー1は発進して当
該運転を継続すれば良く、経験的に1分以内に睡魔が襲
う可能性があると判断されていることから、当該実施例
にあってはその都度スピーカー8,' 8から「御用意下
さい。」の音声信号が発せられて再びドライバー1は応
答ボタン9に手を乗せて待機状態にし、そこで、該テス
トスタート信号のブザー音が発せられると、ドライバー
1は当該応答ボタン9を押し、その間の時間が0.8秒
である場合にはスピーカー8,8' からの音声信号が
「危険です。意識を集中して下さい。」の警告信号を発
進して該0.8秒の発光ランプ11を点灯し、ドライバ
ー1はこれを感知して神経を集中して運転を行う。
【0033】而して、例えば、1.0秒間のテストスタ
ート信号の発信音と応答ボタン9の応答時間の差が合否
判定の上限値に等しいような危険時間の範囲であれば、
スピーカーから「危険です。意識を集中して下さい。」
の警告音声信号が発せられてドライバー1は最も近くの
休憩場に駐車して所定の休憩をとるようにすることや全
神経を集中しての運転を行うようにする。
【0034】而して、更に応答ボタン9の応答する時間
が長い場合にはフラグを介して図4に示す様に、スピー
カー8,8' から「最も危険です。直ちに休憩して下さ
い。」の最不適合の音声信号が発され、当該発光ランプ
11が点灯すると共に警告ランプ13がランダムに明滅
して当該運転が極めて危険な状態であることをドライバ
ー1に告知して該ドライバー1は直ちに最寄の駐車場に
駐車して所定の休憩をとるようにする。
【0035】この場合、当該最不適合音声信号が2回以
上発せられると回路中のカウンターが当該最不適合回数
を検出して業務用送信器5' を介して自動的に音声チッ
プを介して管理部門のスピーカーに送信し、管理部門か
ら当該車輌の危険に適する指示を与えて安全な運行が維
持出来るようにする。
【0036】勿論、高速道路中に於て渋滞中のブレーキ
使用やウインカー使用時においては当該ブレーキボタン
15の適正側への切り換えにより安全運転維持システム
はその機能を停止するようにされる。
【0037】又、タイマー切換スイッチ17は10回程
度までは長短に切り換えられ、11回目からは自動的に
戻しにされることが出来、モード切換ボタン16につい
てはゲーム機感覚での取り扱いも出来るように利用する
ことが出来るものである。
【0038】このようにしてこの出願の発明の安全運転
維持システムにあっては高速道路,一般道路にあってド
ライバー1の運転中における制動等の運転動作感覚が当
該運転にあって緊急避難的に適合し得るか否かの合否判
定が正確、且つ、適格に判定され、睡魔等による感覚の
適合性,不適合性を客観的に判断し得ることが出来、
又、最不適合性が所定の回数発された場合には、管理部
門に無線通信により連絡して当該車輌の最も危険な状態
を回避する最適指示を与えることにより安全運行を確保
することが出来、したがって、常に確実に安全運転が出
来るものである。
【0039】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、適用対
象はタクシーやトラック等の職業的ドライバーが使用す
る車輌のみならず、通常のバスや乗用車にも適用出来、
全てのドライバーが不可避的に近く経験する睡魔による
制動等の運転動作感覚不良、又は、これに近い状態から
回避する必要がある車輌には全て適用可能である。
【0040】又、教育用,講習用のシミュレートョンタ
イプの装置に用いる等種々の態様が採用可能である。
【0041】そして、スピーカー等については一般車載
用のラジオセットやラジカセセット等のスピーカーを用
いることが出来る等も勿論のことである。
【0042】又、管理部門との最不適合連絡には自動車
電話を用いることも可能である。
【0043】そして、当該安全運転維持システムにおけ
る電気計装についてはこの出願の発明の時点において当
業者にとり何ら困難性がなく、設計出来ることである。
【0044】尚、スピーカーによる警告とライトからの
信号による警告告知とがいずれか一方のみでも良く、音
声信号によるスピーカーを介しての告知には指向性のス
ピーカーを用いる等設計することが可能であり、又、発
光ランプについては「危険です。意識を集中して下さ
い。」等の該警告時には黄色のランプをランダムに、
又、「最も危険です。直ちに休憩をして下さい。」等の
最警告表示に際しては赤ランプのランダムな点滅による
警告にする等が設計的に適宜に採用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にタクシーやトラック等長距離,短距離等を問わず、高
速道路や一般道路にて自在に運転される車輌の自動車等
の車輌にあって、そのドライバーが日常茶飯事的に経験
するとさえ言い得るような睡魔による危険を察知しての
制動感覚が正常に作動するか否かを所定のタイミングで
人為的にテストして安全運転を行うことが出来るように
するシステムにあって、当該所望タイミングにおいて運
転者に対し音声によりテストスタート信号を発信し、こ
れに対し、ドライバーが応答ボタンを押して該テストス
タート信号と、該応答ボタンの時間経過を電気的に測定
して発光ランプによる表示と音声信号の発信の少くとも
いずれか一方により合否判定をドライバーに表示するこ
とが出来ることによりドライバーは該運転における制動
感覚が適性であるか否かを即座に知ることが出来、不合
格の場合には新めて全神経を集中して運転を行ったり、
最寄の駐車エリアにおいて所定の休憩を充分にとるよう
にすることが出来、それによって不測の事態を招来せず
に済むという優れた効果が奏される。
【0046】又、最不適合の不合格判定のランプがスク
ランブル表示タイプの多数の明滅式のランプにされてい
ることにより、ドライバーにとって当該合否判定時の制
動感覚が不適合である点を強烈に意識させられることで
睡魔等に襲われているような場合であっても、直ちにこ
れからの制動等の運転動作感覚が不適合であることを察
知することが出来、早急に最寄の駐車場に於ける休憩を
とる等の行動が速やかに出来るという優れた効果が奏さ
れる。
【0047】しかも、最不適合性の不合格が3回以上等
所定回数検知されれば業務用無線送信器等により管理部
門へ音声チップ等により知らしめ、それによって当該管
理部門は当該車輌の最も危険な状態を知り適切な指示を
与えることとなり安全運行を確実に果すことが出来ると
いう優れた効果が奏される。
【0048】又、モード切換ボタンがハイスピードとロ
ースピードとに切り換え自在であるようにされているこ
とにより、一般道路と高速道路における警告のサイクル
が当該道路に応じて最適に切り換えることが出来るとい
う効果がある。
【0049】又、タイマースイッチが所定間隔に切り換
え可能であるようにされていることから、ドライバーは
当該タイマー間隔で該安全運転維持システムを利用する
ことが出来、一種の気分転換を図れるようにすることが
出来るということも可能である優れた効果が奏される。
【0050】このようにすることにより、この出願の発
明の安全運転維持システムにあっては旧来のドライバー
のシートの揺動や振動等を付与させて眠けをさまさせる
ような所謂ハイテク機構を用いるものでないために、構
造が簡単で保守,点検,整備等もほとんど必要がなく、
故障も生ぜず、そのため、イニシャルコストは勿論のこ
と、メンテナンスコストもかからず、又、耐久性が良好
に維持されるという効果もある。
【0051】そして、各種の機構部はドライバーを含め
て取り付けもし易いという利点があり、充分な剛性をも
って取り付けが出来るために耐久性が良いというメリッ
トもある。
【0052】そして、本来的にドライバーに生ずる睡魔
等の制動等の運転動作感覚の麻痺を該ドライバーの自覚
とは別に客観的に測定してその合否の判定をドライバー
に告知出来ることから、より客観的な合否判定の告知が
出来、よしんば、ドライバーが当該テストスタート信号
に対し意図的に速やかに点灯ボタンを押そうとすれば、
その時の自覚が逆に制動等の運転動作感覚の覚睡を促進
するという効果も生ずる利点もある。
【0053】そして、最不適合判定が所定回数を越える
と管理部門に当該車輌の置かれている最も危険度の高い
状態を知り最適指示を与えることにより安全運行が行え
ると共に運行方向への連絡がとれてスムーズなビジネス
の保持が図れるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の模式側面図であ
る。
【図2】同、システムの機構部の概略斜視図である。
【図3】同、システムの回路図である。
【図4】同、フローチャート図である。
【符号の説明】
9 応答ボタン(ブザーボタン) 8,8' スピーカー 11,12 合否判定ランプ 15 ブレーキボタン 17 タイマー切換スイッチ 5' 業務用無線送信器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の運転中に制動などの運転動作感覚が
    正常に動作するか否かを所望タイミングでテストして安
    全運転を維持するようにするシステムにおいて、運転者
    に対し音声によりテストスタート信号を付与し、運転者
    が該テストスタート信号を聞いて応答ボタンを押し、こ
    の間の時間経過により当該テストの合否判定の音声信号
    の発信とランプの表示の少くともいずれか一方が行われ
    るようにされ、而して不適合表示のうちの最不適合表示
    が所定回数なされた場合には無線信号により管理部門に
    当該最不適合表示の危険状態が確認されることを特徴と
    する安全運転維持システム。
  2. 【請求項2】上記所定回数が3回に設定されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の安全運転維持
    システム。
  3. 【請求項3】上記無線信号の発信が自動的に行われるよ
    うにされていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の安全運転維持システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11185200A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Mitsubishi Motors Corp 自動走行制御可能な車両におけるドライバの意識レベル判定方法
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