JPH08258469A

JPH08258469A - 電子名札

Info

Publication number: JPH08258469A
Application number: JP7065541A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Ando; 公明安藤; Nobuo Hamamoto; 信男浜本; Masahiko Katsuragi; 正彦桂城; Tatsuto Suzuki; 達人鈴木; Yousuke Chiyoujiyamori; 洋助長者森; Sanae Hirasawa; 早苗平澤; Yukio Kumagai; 幸夫熊谷; Masatoshi Otake; 正利大竹; Tadashi Onishi; 忠志大西; Kenichi Mizuishi; 賢一水石
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1995-03-24
Filing date: 1995-03-24
Publication date: 1996-10-08

Abstract

(57)【要約】【構成】名札用として表側に名札情報を表示する一つの
液晶表示器６を設け、裏側にページャ用として受信情報
を表示するもう一つの液晶表示器５を設け、それぞれを
駆動する電子回路８を名札１の内部に持たせる。裏側の
液晶表示器５は、開閉機構７によって開閉することで、
名札１を胸に着けたまま容易に確認できるようにする。【効果】名札を電子化することができるため、名札情報
を簡単に書き替えることができる。さらに、ページャ機
能を有しているためメッセージページャとしても使用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は職場や学校などで使用さ
れている名札の電子化に係り、特に、書き替えを容易に
する名札の構成方法と、名札とページャ機能やＩＤカー
ドとの融合を図る電子名札に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、職場や学校で使用されている名札
は印刷されたものをケースに収納して胸に付けている。
また、無線電話通信を用いて数字やメッセージを伝達す
るポケベルは、ポケットに収納したりベルトなどに付け
て使用している。

【０００３】名札は常に身に付けるという習慣がある
が、ポケベルなどは携帯することを忘れることがしばし
ば起こりうる。また、来客者用や研修会などに使用する
名札は、随時書き替えたり、印刷された部分を差し替え
ることで繰返し使用することが多い。

【０００４】以上のことから、来客者用や研修会などに
使用する名札として、自由に書き替えて使用できる名札
を提供できれば便利になる。さらに、ポケベルと名札を
一体化することで、ポケベルを持つということを意識す
ることなくポケベルを携帯することができるようにな
る。

【０００５】名札を電子化することが出来れば、書き替
え可能な名札が可能となるうえに、ポケベルなどのペー
ジャ機能を付加した名札が実現できる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】名札は一般に紙などに
印刷された物を使用している。内容を長い期間にわた
り、変更する必要のない名札ではあまり問題にならない
が、来客者用の名札や研修会などに使用する名札のよう
に頻繁に内容を変更する場合には、印刷された名札用紙
を差し替えることで対応しているため、名札用紙の印刷
や差し替え作業は大変面倒である。来客者用の名札や研
修会用の名札については、いかに簡単に名札を書き替え
て使用できるようにするかが問題であり、書き替え可能
な名札を実現するために如何にして電子名札を実現する
かが課題である。

【０００７】また、現在広く使用されてきているポケベ
ルなどのページング装置は、小型ではあるが、腰のベル
トに装着したり胸のポケットに収納したりして使用して
いる。上記携帯方法によれば、洋服などを着替える際に
携帯することを忘れることがある。この問題の一つの解
決策は、常に身に付ける習慣のある名札との一体化であ
る。名札とページャを一体化した場合に胸に着けた状態
で受信した情報をどのようにして確認するかが問題とな
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の電子名札は、名前情報表示手段として、液
晶表示器と液晶表示器を制御する電子回路を設け、液晶
表示によって所属や名前などの名札情報を表示する。ま
た、名札情報の書き替え手段として、パソコンに接続さ
れたサーバと呼ばれる名札書き替え装置を設ける。

【０００９】さらに、本発明の名札には電子回路が搭載
されているため、電子回路の別の機能として、ページャ
機能やＩＤ番号登録／照合機能を設ける。

【００１０】本発明の名札は、表側と裏側の両方に液晶
表示手段を設け、名札情報とページャとしての受信情報
の両方を表示する。

【００１１】上記の表裏二面の液晶表示手段には、裏側
の液晶表示内容を確認するための開閉機構を設ける。

【００１２】名札の電子回路を駆動する電源手段とし
て、小型の電池または太陽電池を用いる。

【００１３】

【作用】本発明の各々の手段は、以下のように動作す
る。

【００１４】名札の内部に実装された電子回路と表面に
配置された液晶表示手段は、サーバと呼ばれる名札情報
書き替え装置に装着することによって、パソコンからの
制御とデータ転送により、名札に必要な情報（例えば、
会社名，所属，氏名など）が送られ、小電力の電池や太
陽電池などで駆動される電子回路で保持され、液晶表示
器で表示するように動作する。

【００１５】また、表側と裏側にそれぞれ設けられた液
晶表示器は、表側の表示器で名札情報を常に表示するよ
うに動作し、裏側の液晶表示器はページャの受信データ
を表示するように動作する。

【００１６】さらに、裏側の表示内容は、開閉機構によ
り開閉することによって確認でき、裏側の液晶表示は、
開いたときに限って点灯表示するように動作する。

【００１７】本発明による名札の電子回路および液晶表
示器は、小型の電池または太陽電池によって駆動され
る。

【００１８】

【実施例】図１は、本発明の電子名札の一実施例を示す
説明図である。電子名札１は、表面に液晶表示器２を設
けて、液晶表示器に名札としての情報（例えば、会社
名，部課名，個人の名前）を表示する。

【００１９】一方、電子名札の側面には、液晶表示器に
名札情報を書き込むための信号入出力コネクタ３によっ
てサーバと接続し名前などの書き替えを行う。また、入
出力コネクタ３はＩＤカードを併用したときの信号の入
出力端子としても機能する。なお、４は名札を胸などに
留めるためのクリップである。

【００２０】図２は、本発明の別の実施例のページャ機
能を持った電子名札の構造を示す説明図である。電子名
札は、液晶表示器５および６の二面表示とし、表面の液
晶表示器５には、会社名や名前など名札としての情報を
表示し、裏の液晶表示器６にはページャ機能によって受
信した数字やメッセージを表示する。

【００２１】図２に示す名札は、開閉機構７によって開
閉され、胸に名札を付けたままページャとして受信した
メッセーなどを目線２０によって確認できる。さらに、
液晶表示器６は開閉機構７によって開かれたときに限っ
て表示される。８は、ページャ機能やＩＤカード機能と
しての電子回路部分が搭載された基板である。

【００２２】図３は、本発明の電子名札の名札情報を書
き込みまたは書き替えを行う装置（サーバという）の構
成を示す図である。サーバ３２はパーソナルコンピュー
タ（パソコンという）３１に接続されており、パソコン
３１は情報通信ネットワーク（ＬＡＮ）３３に接続され
別のパソコンとの情報交換を行う。また、電子名札１は
サーバ３２に挿入することで入出力コネクタ３によりサ
ーバと電気的に接続される。

【００２３】サーバ３２はパソコン３１から名札情報を
受け取り、液晶表示データに変換した後、電子名札１に
情報を出力する。パソコン３１のキー入力などを操作す
ることで名札情報をインプットしてもよいが、情報通信
ネットワーク３３を通して名札情報を転送してもよい。
情報通信ネットワーク３３を使うことによって遠隔地か
らの情報入力ができる。例えば、来客者用の名札を作成
する場合に以下のように活用する。

【００２４】来客申込み受付を行う部署（例えば庶務
係）と来客時の受付を行う部署（例えば受付や正門）と
が遠隔地である場合、来客受付を行った庶務係が来客の
日時や会社名，氏名などの情報を庶務係のパソコンに入
力することで、正門のパソコンに情報が転送され、パソ
コンに接続されたサーバによって、自動的にかつ瞬時に
来客者用の名札が作成される。

【００２５】図４および図５は、ページャ機能やＩＤカ
ード機能を持つ電子名札の電子回路基板８の詳細を示す
説明図である。

【００２６】図４において、ＬＳＩ４２はページャ機能
を実現するための回路が搭載されており、データの伸長
機能や既に登録されているメッセージの検索機能などが
ある。また、スピーカ４３は、メッセージなどの受信が
完了して、液晶表示器に表示されていることを知らせる
ための音を発するものである。

【００２７】図５の電子回路基板８には、メモリ５１や
演算回路５２が搭載されており、ＩＤ識別データを記憶
したり、照合したりする。

【００２８】図６は、電子名札の駆動電源として、太陽
電池を使用した一例を示す図である。電子名札１は、そ
の上部に太陽電池６１を実装しておき、液晶表示器や電
子回路は太陽電池６１によって駆動するようにする。

【００２９】本発明の電子名札の駆動電源として太陽電
池を使用する例を示したが、小型のボタン電池を使用し
ても実現できる。

【００３０】

【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果があ
る。すなわち、名札を電子化した電子名札を実現できる
ため、名札情報を簡単に書き替えることができる。名札
情報を書き替えることが可能であることから、来客者用
の名札や、研修会用の名札が簡単に作成できる。また、
サーバに接続されているパソコンが通信回線を通して別
のパソコンに接続されていることで、遠隔地からの名札
情報提供も可能になる。

【００３１】さらに、本発明の名札は、ページャ機能を
有しているためメッセージページャとしても使用でき
る。また、本体が名札であるために常に身に着けている
という状況からページャを身に付けることを忘れるとい
う問題点もなくなる。

【００３２】本発明の名札は、開閉機構によって裏側の
ページャ情報をワンタッチで確認でき、さらに、開いた
場合のみ表示することで、小電力化にも効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子名札の一実施例を示す説明図。

【図２】ページャ機能を持った電子名札の構造を示す説
明図。

【図３】本発明の電子名札の名札情報を書き込むサーバ
の構成を示す説明図。

【図４】ページャ機能を持つ電子名札の電子回路基板の
詳細を示す説明図。

【図５】ＩＤカード機能を持つ電子名札の電子回路基板
の詳細を示す説明図。

【図６】電子名札の駆動電源に太陽電池を使用した一例
を示す説明図。

【符号の説明】１…電子名札、２…液晶表示器、３…コネクタ、５，６
…液晶表示器、７…開閉機構、８…電子回路、３１…パ
ソコン、３２…サーバ、３３…情報通信ネットワーク、
４２，５１，５２…ＬＳＩ、６１…太陽電池。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者鈴木達人東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者長者森洋助東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者平澤早苗東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者熊谷幸夫東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者大竹正利東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者大西忠志東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者水石賢一東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】名前の表示手段に液晶表示手段を設け、前
記液晶表示手段に表示する文字データを外部から電気信
号によって書き替える手段を設けたことを特徴とする電
子名札。
【請求項２】請求項１において、受信専用の通信手段を
設け、ページャ機能を付加した電子名札。
【請求項３】請求項１または２において、表側と裏側に
それぞれ液晶表示手段を設け、前記表側液晶表示手段に
名札としての情報を、前記裏側液晶表示手段にはページ
ャとしての情報を表示する電子名札。
【請求項４】請求項３において、開閉手段を設けること
で名札を胸に付けたまま、裏側の情報を確認できるよう
にした電子名札。
【請求項５】請求項４において、開いた場合に限り裏側
の情報を表示するようにした電子名札。
【請求項６】請求項１において、パーソナルコンピュー
タと接続された名札書き込み用のサーバを設け、前記サ
ーバによって前記液晶表示器に表示された名札情報を書
き替える電子名札。
【請求項７】請求項１において、内部の電子回路に不揮
発性のメモリ手段を設け、名札情報書き込み時に個人の
識別番号などを記憶させ、ＩＤカードとして使用する電
子名札。
【請求項８】請求項１において、内部回路の駆動電源手
段として太陽電池を用いる電子名札。