JPH08258311A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH08258311A
JPH08258311A JP9796395A JP9796395A JPH08258311A JP H08258311 A JPH08258311 A JP H08258311A JP 9796395 A JP9796395 A JP 9796395A JP 9796395 A JP9796395 A JP 9796395A JP H08258311 A JPH08258311 A JP H08258311A
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heating resistor
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heating
side lead
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Takeshi Toyosawa
武 豊澤
Koichiro Kanamaru
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な制御を行うことなく、各々の発熱抵抗
体に供給するエネルギーを調節することができ、高品質
の記録結果を得ることができるサーマルヘッドを提供す
る。 【構成】 互いに平行となるように主走査方向に直線状
に形成される2列の発熱抵抗体に対し、各々複数の電源
側リード導体と複数の接地側リード導体および駆動回路
を設け、それぞれの発熱抵抗体に設けられる複数の電源
側リード導体を各々共通電極に接続し、それぞれの共通
電極に個別の電源を各々接続して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録装置等に使用
するサーマルヘッドに関するものであり、更に詳しく
は、2列の発熱抵抗体が平行に配設された高解像度のサ
ーマルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の感熱記録装置等に用いら
れるサーマルヘッドは、セラミック基板上に記録紙の移
動する方向に直交する方向,即ち主走査方向に直線状に
形成される発熱抵抗体と、この発熱抵抗体に接触し、且
つ電源に接続されるとともに主走査方向に所定の距離を
もって等間隔に配列された副走査方向に延びる複数の電
源側リード導体と、発熱抵抗体に接触し且つ2つの電源
側リード導体の中間に設けられる副走査方向に延びる接
地側リード導体と、この接地側リード導体とワイヤボン
ディング等により接続され、制御部からの信号に基づい
て2つのリード導体により形成される発熱抵抗素子を選
択的に駆動する駆動回路により構成されている。
【0003】図5は、互いに平行となるよう配設された
2列の発熱抵抗体と、この2列の発熱抵抗体の中間に配
設されるとともに、各々の発熱抵抗体に接触する電源側
リード導体が接続されている共通電極が設けられた、高
解像度のサーマルヘッドを用いた記録装置の構成を示す
ものである。図の記録装置に使用されるサーマルヘッド
は、セラミック基板上に平行に配設された第1の発熱抵
抗体14,第2の発熱抵抗体15と、この発熱抵抗体の
中間に各々の発熱抵抗体と平行となるように共通電極1
1が配設され、この共通電極と2つの発熱抵抗体は、副
走査方向に延びるとともに主走査方向に等間隔に配列さ
れる複数の第1の電源側リード導体12および第2の電
源側リード導体13によりそれぞれ接続されている。ま
た、第1の発熱抵抗体14には、副走査方向に延びると
ともに、隣合う第1の電源側リード導体12の中間に設
けられて各々第1の発熱抵抗体14に接続される複数の
第1の接地側リード導体16が設けられている。同様
に、第2の発熱抵抗体15には、隣合う第2の電源側リ
ード導体13の中間に設けられて各々第2の発熱抵抗体
15に接続される複数の第2の接地側リード導体17が
設けられている。また、各々の接地側リード導体は、そ
れぞれ駆動回路18に接続されている。また、第1の電
源側リード導体12と第2の電源側リード導体13、お
よび第1の接地側リード導体16と第2の接地側リード
導体17は、主走査方向に互いに半ピッチ分ずれるよう
にして形成されており、これにより主走査方向の発熱素
子(各電源側リード導体群において、互いに隣合うリー
ド導体により区切られることにより形成される、単位発
熱抵抗素子)の密度が高くなるよう構成されている。サ
ーマルヘッド1の駆動回路18には、接地側リード導体
用接続端子の他に、データ信号入力,クロック信号入
力,ラッチ信号入力,ストローブ信号入力,データ信号
出力,グランド接続用の接続端子が各々設けられてお
り、各々の駆動回路18は、フレキシブルプリント基板
或いはガラス−エポキシ等のプリント基板上に形成され
るデータ信号線191,クロック信号線192,ラッチ
信号線193,ストローブ信号線194,グランド接続
線195に接続されており、第1の発熱抵抗体14側の
駆動回路群は近接する信号線19により接続され、同様
に第2の発熱抵抗体15側の駆動回路群も近接する信号
線19により接続される。
【0004】このサーマルヘッド1を用いた記録装置に
おいて記録を行う際は、先ず、コントローラ20はコン
ピュータ等の上位装置により作成された記録データよ
り、1ライン毎のラスタデータを作成し、この作成した
記録データを1ライン毎にフレームメモリ31に順次格
納する。
【0005】記録動作にあっては、コントローラ20
は、図示しない駆動装置により記録紙を図の矢印Cの方
向に移動させるとともに、メモリ制御回路21を介し
て、記録データをサーマルヘッド1に送信して発熱抵抗
素子を選択的に駆動して、記録紙上に記録を行う。即
ち、メモリ制御回路21は、フレームメモリ31より1
ライン分の記録データを読み出して分配回路32に送信
し、この分配回路32においては、1ライン分の記録デ
ータを奇数ドットの記録データと偶数ドットの記録デー
タとに分配し、奇数ドットの記録データをデータ信号線
191を介して第1の発熱抵抗体14側の駆動回路群に
図のA方向に送信し、偶数ドットの記録データは、ライ
ンメモリよりなる遅延回路33に送信する。メモリ制御
回路21より発信されるクロック信号に基づいて、シフ
トレジスタ付きのスイッチング素子よりなる駆動回路群
18に、1ライン分の記録データがメモリ3より送信さ
れると、コントローラ20はラッチ信号をサーマルヘッ
ド1に送信する。このタイミングにおいて各駆動回路1
8は、メモリ3より送信された記録データに応じて、接
地側リード導体を通電(オン)或いは非通電(オフ)状
態に切り換え、通電時間制御回路22より送信されるス
トローブ信号に応じて、通電状態にある発熱抵抗素子の
駆動を行う。
【0006】第2の発熱抵抗体15は、記録紙の搬送方
向(副走査方向,図の矢印Cの方向)に対して上流側と
なる第1の発熱抵抗体14より、副走査方向の記録解像
度および各発熱抵抗体間の距離に対応した所定時間だ
け、記録タイミングが遅れるよう制御され、これにより
記録紙上における各々の発熱抵抗体による記録が一致す
るよう構成されている。即ち、この装置においては、第
2の発熱抵抗体15の記録データである各ラインの偶数
ドットの記録データは、分配回路32より送信されて順
次ラインメモリよりなる遅延回路33に、1ライン毎に
一旦格納される。図の装置においては、上記記録タイミ
ングの遅延量が、第1の発熱抵抗体14による16ライ
ン分の記録タイミングに相当しているので、コントロー
ラ20は、第1の発熱抵抗体14側の駆動回路群に、分
配回路32より1ライン分の偶数ドットの記録データを
送信しているタイミングに同期して、当該ラインの奇数
ドットの記録データをラインメモリ33に格納するとと
もに、当該ラインより16ライン分前の奇数ドットの記
録データをラインメモリ33より読み出して、第2の発
熱抵抗体15側の駆動回路群に図のB方向に順次送信す
る。即ち、第1の発熱抵抗体14側の駆動回路群には、
フレームメモリ31より読み出された1ライン分の奇数
ドットの記録データが送信され、第2の発熱抵抗体15
側の駆動回路群には、フレームメモリより読み出された
ラインより16ライン分前に読み出され、ラインメモリ
33に格納されている1ライン分の偶数ドットの記録デ
ータがそれぞれ同時に送信されることになり、コントロ
ーラ20は各々送信された記録データをラッチして、通
電時間制御回路22より送信されるストローブ信号に基
づいて、発熱抵抗素子の駆動を行う。これにより2つの
発熱抵抗体による記録が一致するよう構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の記録装置
に用いられているサーマルヘッドにおいては、図5に示
されるように、第1の発熱抵抗体14および第2の発熱
抵抗体15に対する電圧の供給は、共通電極11を介し
て接続される電源10により行われている。即ち、各々
の発熱抵抗体の発熱抵抗素子には、電源が共通であるこ
とにより等しい電圧が供給されるので、第1の発熱抵抗
体14および第2の発熱抵抗体15の抵抗値が互いに異
なっている場合は、各々の発熱抵抗体による記録濃度に
差が生じ、これにより記録結果に斑が生じて均一な記録
結果を得ることができないという不具合が発生してい
た。或いは、各発熱抵抗体において、駆動する発熱抵抗
素子が偏ると電圧降下が生じ、これにより共通電極11
から供給される電力が一定とならず、各発熱抵抗体によ
る記録濃度が異なってしまうという不具合を生じてい
た。従来のこのサーマルヘッドを用いた記録装置におい
ては、これらの不具合を解決するために、予め測定した
各々の発熱抵抗体の抵抗値に応じてストローブ信号の幅
を変化させ、これにより各発熱抵抗体の発熱素子の発熱
時間を適宜変更させて、均一な記録結果を得るよう構成
されていた。即ち、図5に示す記録装置において、第1
の発熱抵抗体14の平均抵抗値をRA,第2の発熱抵抗
体15の平均抵抗値をRBとし、各々測定した平均抵抗
値がRA>RBの関係にある場合、記録動作においてコ
ントローラ20は、図6に示すようにクロック信号に基
づいて各発熱抵抗体側の記録データ(DATA−A,D
ATA−B)を駆動回路18に送信してラッチした後、
ストローブ信号を各発熱抵抗体側の駆動回路に送信する
際、通電時間制御回路22により、平均抵抗値の大きい
第1の発熱抵抗体14側のストローブ信号Aを長くし
て、第1の発熱抵抗体14による通電時間,即ち発熱時
間を長くし、逆に平均抵抗値の小さい第2の発熱抵抗体
15側のストローブ信号Bを短くして、第2の発熱抵抗
体15による通電時間,即ち発熱時間を短くし、これに
より各発熱抵抗体による記録濃度を一定にするよう制御
していた。この様な各発熱抵抗体の発熱時間を変化させ
る制御方法によれば、均一な記録結果を得ることが可能
となるが、その反面サーマルヘッドの発熱制御方法が複
雑となるか、或いは通電制御回路22を第1,第2の発
熱抵抗体14,15用に個別に設けなければならなくな
るという問題を生じていた。更に、複数の発熱抵抗体を
一個の電源により駆動する場合には、大容量の電源が必
要となるが、この様な大容量の電源は特殊用途に使用さ
れるものが多く、また数も少ないので一般的に高価であ
り、これにより記録装置全体が高価となってしまうとい
う問題を生じていた。また、従来のサーマルヘッドにお
いては、図7に示すように、上述の電圧降下を軽減する
ために共通電極11より駆動回路18側に延びる電源接
続パターン110を複数箇所に形成し、信号線19側よ
りこの電源接続パターンを介して共通電極11に電圧を
供給するよう構成されているが、単一の電源10より両
方の駆動回路18側より電圧を供給するような構成の場
合は、電源10を接続するための配線が長くなってしま
い、これにより供給エネルギーの損失が大きくなるとい
う不具合も生じていた。
【0008】本発明はこれらの不具合を解決するために
なされたもので、複雑な制御を行うことなく、各々の発
熱抵抗体に供給するエネルギーを調節することができ、
高品質の記録結果を得ることができるサーマルヘッドを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のサーマルヘッドにおいては、互いに平行と
なるように主走査方向に直線状に形成される2列の発熱
抵抗体に対し、各々複数の電源側リード導体と複数の接
地側リード導体および駆動回路を設け、それぞれの発熱
抵抗体に設けられる複数の電源側リード導体を各々共通
電極に接続し、それぞれの共通電極に個別の電源を各々
接続して構成した。また、共通電極をそれぞれ発熱抵抗
体に平行となるように、且つ2列の発熱抵抗体の間に形
成した。また、それぞれの共通電極を、各々接続される
発熱抵抗体より駆動回路側に形成した。
【0010】
【作用】各々の発熱抵抗体に供給するエネルギー量の調
整は、各々接続される共通電極の電源の電圧を調整する
ことにより行われる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて、本発明のサーマルヘッ
ドを説明する。図1は本発明のサーマルヘッドの構成を
示す図で、111は第1の共通電極、112は第2の共
通電極、101は第1の電源、102は第2の電源であ
り、図中、上述の従来の記録装置に用いられるサーマル
ヘッドと同等な構成については、同符号を以て示されて
いる。本発明のサーマルヘッドも、上述の従来のサーマ
ルヘッドと同様、セラミック基板上に2列の発熱抵抗体
14,15が互いに平行となるように且つ主走査方向に
延びるよう配設されている。また、これらの2列の発熱
抵抗体14,15の間には、2列の共通電極(第1の共
通電極111,第2の共通電極112)が、互いに絶縁
されるとともに発熱抵抗体と平行となるように設けられ
ている。第1の共通電極111は、副走査方向に延びる
とともに、主走査方向に等間隔に配列される複数の第1
の電源側リード導体12により、第1の発熱抵抗体14
に接続されている。また、第1の発熱抵抗体14には、
隣合う第1の電源側リード導体12の中間に且つ副走査
方向に延びるよう設けられた複数の第1の接地側リード
導体16が接続されている。第1の発熱抵抗体14に接
続されているこの第1の接地側リード導体16のもう一
方の端部は、シフトレジスタを有するスイッチング素子
よりなる駆動回路18が、ワイヤボンディングにより接
続されている。同様に、第2の共通電極111は、副走
査方向に延びるとともに、主走査方向に等間隔に配列さ
れる複数の第2の電源側リード導体13により、第2の
発熱抵抗体15に接続されており、この第2の発熱抵抗
体15には、隣合う第2の電源側リード導体13の中間
に且つ副走査方向に延びるよう設けられた複数の第2の
接地側リード導体17が接続されている。この第2の接
地側リード導体17のもう一方の端部には、駆動回路1
8が接続されている。
【0012】また、第1の共通電極111および第2の
共通電極112には、各々電圧調整可能な可変電圧電源
(第1の電源101,第2の電源102)が接続されて
いる。これにより第1の発熱抵抗体14,第2の発熱抵
抗体15は、それぞれ独立した電源により駆動されるこ
ととなる。
【0013】本発明のサーマルヘッドにおいては、第1
の発熱抵抗体14による記録と、第2の発熱抵抗体15
による記録の濃度、即ち各発熱抵抗体の発熱量を同じに
する為に、予め各発熱抵抗体の抵抗値を測定しておき、
この測定した抵抗値に基づいて第1の電源101および
第2の電源102より各共通電極に供給するエネルギー
量、即ち電圧値を各々設定する。これにより、各発熱抵
抗体の抵抗値に応じたエネルギーを供給することがで
き、各々の発熱抵抗体側の駆動回路群に送信するストロ
ーブ信号を共通にすることができるので、発熱制御方法
を複雑にすることがない。
【0014】図2は、各発熱抵抗体にエネルギーを供給
する電源側リード導体群に接続される共通電極を発熱抵
抗体間に設けるとともに、発熱抵抗体と平行となるよう
主走査方向に延びる電源供給パターンを、駆動回路群側
に設けたサーマルヘッドの要部拡大図である。図のサー
マルヘッド1においては、上述の実施例と同様に、副走
査方向に等間隔に配列される複数の第1の電源側リード
導体12に接続される第1の共通電極111と、複数の
第2の電源側リード導体13に接続される第2の共通電
極112が、互いに絶縁されるとともに二つの発熱抵抗
体間に設けられている。また、第1の発熱抵抗体14を
駆動する第1の駆動回路群181と、近接する信号線1
9の間には、主走査方向に延びる第1の電源供給パター
ン113が設けられ、同様に第2の発熱抵抗体15を駆
動する第2の駆動回路群182と、近接する信号線19
の間には、第2の電源供給パターン115が設けられて
いる。更に、第1の共通電極111と第1の電源供給パ
ターン113は、主走査方向に所定の間隔をもって配設
されるとともに、第1の共通電極111或いは第1の発
熱抵抗体14に接続されている第1の電源側リード導体
12より、第1の駆動回路群181側に延びるよう形成
される複数の接続パターン114により接続されてい
る。同様に第2の共通電極112と第2の電源供給パタ
ーン115は、主走査方向に所定の間隔をもって配設さ
れるとともに、第2の共通電極112或いは第2の発熱
抵抗体15に接続されている第2の電源側リード導体1
3より、第2の駆動回路群182側に延びるよう形成さ
れる複数の接続パターン116により接続されている。
また、第1の発熱抵抗体14を駆動するための第1の電
源101は、第1の電源供給パターン113に接続され
ており、第2の発熱抵抗体15を駆動するための第2の
電源102は、第2の電源供給パターン115に接続さ
れている。
【0015】この図2に示されるサーマルヘッド1にお
いては、共通電極111,112は複数の接続パターン
114,116により電源供給パターン113,115
に接続されているので、各共通電極の抵抗値が大きくな
ることがなく、これにより印字率(発熱抵抗素子の駆動
率)の違いによる電圧降下を低減することができ、高品
質の記録を行うことができる。
【0016】また、この図2に示す本実施例において
は、発熱抵抗体14,15の間に設けられる二つの共通
電極111,112のそれぞれに電源を供給するため
に、駆動回路18と信号線19の間に共通電極と平行な
電源供給パターン113,115を設け、この電源供給
パターン113,115と共通電極111,112をそ
れぞれ複数の接続パターン114,116で接続し、電
源供給パターン113,115にそれぞれ電源101,
102を接続して構成したが、図3に示すように、それ
ぞれの電源に接続される電源供給用配線196,197
を、フレキシブルプリント基板或いはガラス−エポキシ
等のプリント基板に形成される信号線19と同様に形成
して構成しても良い。即ち、第1の電源101を電源供
給用配線196に接続し、この電源供給用配線196と
第1の共通電極111をセラミック基板上に形成された
複数の接続パターン114で接続するとともに、同様に
第2の電源102を電源供給用配線197に接続し、こ
の電源供給用配線197と第2の共通電極112を複数
の接続パターン116で接続するように構成し、それぞ
れの共通電極111,112に個別の電源101,10
2より電圧を供給する。図の実施例の場合、電源供給用
配線196,197と接続パターン114,116と
は、ワイヤボンディングにより接続されている。
【0017】図4は、本発明のサーマルヘッドの他の実
施例を示す図であり、上述のサーマルヘッドとの相違点
は、各発熱抵抗体に対して電源を供給するための共通電
極が、各々駆動回路群18(或いは信号線19)側に設
けられている点である。即ち、図のサーマルヘッド1に
おいては、第1の共通電極111は主走査方向に延びる
とともに、第1の駆動回路群181と第1の接地側リー
ド導体16の接続端子の間に設けられている。また、第
1の電源側リード導体12は、第1の発熱抵抗体14よ
り第1の駆動回路群181側に延びるよう形成され、第
1の共通電極111に接続されている。同様に、第2の
共通電極112は主走査方向に延びるとともに、第2の
駆動回路群181と第2の接地側リード導体17の接続
端子の間に設けられ、第2の電源側リード導体13は、
第2の発熱抵抗体15より第2の駆動回路群182側に
延びるよう形成され、第2の共通電極112に接続され
ている。また、第1の電源101は第1の共通電極11
1に接続され、第2の電源102は第2の共通電極11
2に接続されている。本実施例のサーマルヘッドにおい
ても、第1の発熱抵抗体14を発熱駆動させるためのエ
ネルギーの供給量は、第1の発熱抵抗体14の抵抗値に
基づいて、第1の電源101の電圧値を調節して、適宜
設定される。同様に、第2の発熱抵抗体15を発熱駆動
させるためのエネルギーの供給量は、第2の発熱抵抗体
15の抵抗値に基づいて、第2の電源102の電圧値を
調整して設定され、これにより各発熱抵抗体による記録
濃度を一致させることができる。
【0018】この実施例のサーマルヘッドにおいては、
共通電極を駆動回路側に設けることにより、第1の発熱
抵抗体14と第2の発熱抵抗体15の配設距離を短くす
ることができる。これにより記録装置が、記録紙を一本
のプラテンローラで移送するとともに、サーマルヘッド
をこのプラテンローラに圧接して記録を行う構成である
場合には、各発熱抵抗体の距離が短いので、正確にこの
発熱抵抗体部分をプラテンローラに圧接することができ
る。更に、記録紙が各発熱抵抗体を移動する間に微妙に
位置ずれが生じた場合でも、各発熱抵抗体の距離が短い
ので、斑が生じることがない。
【0019】上述した実施例は、何れも各発熱抵抗体に
接続される電源側リード導体および接地側リード導体が
主走査方向に互いに半ピッチ分ずれるようにして形成さ
れた高解像度のサーマルヘッドであるが、各発熱抵抗体
に接続される電源側リード導体および接地側リード導体
を主走査方向にずれることなく一致するようにして形成
した高速型のサーマルヘッドにおいて、それぞれの発熱
抵抗体に設けられる複数の電源側リード導体を接続した
共通電極に、個別の電源を各々接続して構成しても良
い。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のサーマルヘ
ッドにおいては、互いに平行となるように主走査方向に
直線状に形成される2列の発熱抵抗体に対し、各々複数
の電源側リード導体と複数の接地側リード導体および駆
動回路を設け、それぞれの発熱抵抗体に設けられる複数
の電源側リード導体を各々共通電極に接続し、それぞれ
の共通電極に個別の電源を各々接続して構成したので、
各発熱抵抗体を発熱駆動させるためのエネルギーの供給
量を、各々の発熱抵抗体の抵抗値に基づいて、各電源の
電圧値を調節することにより設定することができ、これ
により各発熱抵抗体による記録濃度を一致させることが
でき、さらに、各発熱抵抗体に対して送信するストロー
ブ信号を共通にすることができる。また、各発熱抵抗体
を駆動する電源をそれぞれ個別に設けることにより、各
々の発熱抵抗体に供給するエネルギー量が少なくて良
く、これにより各々設けられる電源として容量の小さい
汎用の電源を用いることができるので、記録装置を安価
に製作することができ、さらに、印字率の違いによる電
圧降下を低減することができる。また、各々の電源を各
共通電極或いはこれに接続される電源供給パターンまた
は電源供給用配線に近接して設けることができるので、
その接続のための配線を短くすることができ、電源から
の供給エネルギーの損失を防止することができる。ま
た、それぞれの共通電極を、各々接続される発熱抵抗体
より駆動回路側に形成することにより、各発熱抵抗体の
距離を短くすることができ、正確に発熱抵抗体部分をプ
ラテンローラに圧接することができ、更に、記録紙が各
発熱抵抗体を移動する間に微妙に位置ずれが生じた場合
でも、斑が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーマルヘッドの構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明のサーマルヘッドの要部構成を示す拡
大図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】 従来のサーマルヘッドを用いた記録装置の構
成を示す図である。
【図6】 従来の記録装置の制御信号を示すタイミング
チャート図である。
【図7】 従来のサーマルヘッドの要部構成を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 制御部 3 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に直線状に形成される発熱抵
    抗体と、当該発熱抵抗体に接触し、且つ電源に接続され
    るとともに主走査方向に所定の距離をもって等間隔に配
    列された副走査方向に延びる複数の電源側リード導体
    と、上記発熱抵抗体に接触し、且つ上記電源側リード導
    体の間に設けられる副走査方向に延びる複数の接地側リ
    ード導体と、当該接地側リード導体に接続され、制御部
    からの信号に基づいて、上記リード導体に区切られるこ
    とにより形成される発熱抵抗素子を選択的に駆動する駆
    動回路とによりなるサーマルヘッドにおいて、 上記発熱抵抗体は、互いに平行となるように主走査方向
    に直線状に2列形成され、また、上記複数の電源側リー
    ド導体および上記複数の接地側リード導体および駆動回
    路は、上記2列の発熱抵抗体にそれぞれ設けられ、上記
    2列の発熱抵抗体それぞれ設けられる複数の電源側リー
    ド導体は、各々共通電極に接続され、それぞれの共通電
    極には個別の電源が各々接続されることを特徴とするサ
    ーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 上記共通電極は、それぞれ上記発熱抵抗
    体に平行となるように且つ2列の発熱抵抗体の間に形成
    されることを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 上記それぞれの共通電極は、各々の発熱
    抵抗体より駆動回路側に形成されることを特徴とする請
    求項1記載のサーマルヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100523273B1 (ko) * 1998-05-06 2005-12-21 신코덴키 가부시키가이샤 서멀헤드용 기판과 서멀헤드 및 이를 이용한 컬러프린터와 프린트 방법

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