JPH0825773A - インパクトプリンタの寿命検出方式 - Google Patents

インパクトプリンタの寿命検出方式

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JPH0825773A
JPH0825773A JP19010994A JP19010994A JPH0825773A JP H0825773 A JPH0825773 A JP H0825773A JP 19010994 A JP19010994 A JP 19010994A JP 19010994 A JP19010994 A JP 19010994A JP H0825773 A JPH0825773 A JP H0825773A
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JP
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Application number
JP19010994A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Nakamura
正敏 中村
Minoru Sugano
実 菅野
Kazuaki Arai
和明 新井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリへの書き換え回数を減らしてメモリ回
路の寿命を延ばし、これによって長期間に渡ってインク
リボンまたは印字ヘッドの寿命を検出することができる
方式を提供する。 【構成】 新たな印字データのドット数を前回の値に加
えてカウントするドット数累算回路47と、このドット
数累算回路47でカウントされたドット数の値を書き込
み読み出し可能なEEPROM43と、電源が投入され
た時にEEPROM43に格納されている前回までのド
ット数の値を読み出してドット数累算回路47にセット
させる機能と、電源をオフした時にだけそれまでにドッ
ト数累算回路47でカウントされたドット数の値をEE
PROM43に書き込ませる機能と、ドット数累算回路
47でカウントされた値が決められた値に達すると、イ
ンクリボンまたは印字ヘッドの寿命としてそれを報知す
るための信号を出力する機能とを有したCPU1とを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトプリンタに
おけるインクリボン及び印字ヘッドの寿命を検出するの
に適した検出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インパクトプリンタは、外部ホ
ストコンピュータから送られてくる印字命令に基づい
て、印字ヘッド及びインクリボンが搭載されているキャ
リッジ装置がプラテンの軸に沿って移動され、その移動
された位置で印字ヘッド駆動回路から印字ヘッドに駆動
電力の供給が行われて印字ワイヤが駆動され、この印字
ワイヤがプラテン上にセットされた印刷媒体(用紙)に
インクリボンを介して圧接(インパクト)され、その印
刷媒体上にドットの集合からなる文字等が形成される構
造になっている。一方、インクリボンは、キャリッジ装
置の移動と同時に移動し、新しいインク面を供給するた
めに巻き取られ、かつ未使用インク部分が印字ヘッドの
前面に供給される。
【0003】また、今日では多数回使用可能なインクリ
ボンが用いられることが多くなってきているが、この回
数にも限度があり、余り多く使用していると印字ワイヤ
でインパクトされたインクリボンの表面にしわ等の変形
が生じ、これに印字ワイヤが引っかかって破損(ピン折
れ)したり、あるいはインクリボンが印刷媒体に接触し
て印刷面を汚したりする場合がある。したがって、多数
回使用可能なインクリボンでは、その寿命を監視してい
て、寿命に達したらオペレータに交換を促すようなこと
が必要となる。これはインクリボンに限ることなく、印
字ワイヤについても同じで、複数回使用していると、印
字ワイヤが摩耗したりして印字品位を低下させる。
【0004】そこで、従来よりインクリボンの寿命や印
字ワイヤの寿命を自動的に検出し、寿命に達したらオペ
レータに報知する方法等が取り入れられたプリンタも少
なくない。その一例としては、印字ヘッドが印字するド
ット数をカウントし、これを1行毎にメモリに書き込ん
でおき、カウントされたドット数が設定値を越えると寿
命に達したとして操作面(表示面)上に表示し、オペレ
ータにインクリボンや印字ワイヤの寿命を知らせるよう
にした方法で、オペレータがインクリボンあるいは印字
ワイヤの寿命を知り、これを交換した後はオペレータに
よってメモリをリセットし、初期値に戻すことにより再
び検出操作に入る。なお、ここで使用されるメモリとし
て1つは、電気的に書き込み、消去が可能な不揮発性半
導体メモリであるEEPROM(Electrical Erasable
and Programmable Read Only Memory )等であり、この
EEPROMの書き換え回数の寿命は約1万回〜10万
回程度である。もう1つは、電気的に書き込み、消去が
可能な揮発性半導体メモリであるRAM(Randam Access
Memory)等であり、この場合、電源オフ時には、メモリ
に書き込まれたカウント値をバッテリー・バックアップ
により保持する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクリボン及び印字ヘッド寿命検出方式で
は、メモリにEEPROMを使用した場合、このEEP
ROMの書き換え回数制限は約1万回〜10万回程度で
あり、使用によりメモリセルが劣化して書き換えが行え
なくなる。したがって、1行毎に印字ヘッドのドット数
のカウント値をメモリに格納していたのでは、プリンタ
の装置寿命の前にEEPROMの書き換え制限回数を越
えてしまうと言う問題があった。また、メモリにRAM
を使用した場合、バッテリー・バックアップが必要であ
り、少なくともプリンタの装置寿命までの間、バッテリ
ーが有効に働き続けるものでなくてはならず、これだけ
のために大きな容量のバッテリーを必要とし、さらには
回路構成も複雑化して経済的及び技術的にも満足できる
ものではなかった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はメモリへの書き換え回数を減らし
てメモリ回路の寿命を延ばし、これによって長期間に渡
ってインクリボンまたは印字ヘッドの寿命を検出するこ
とができるインパクトプリンタの寿命検出方式を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、印字ワイヤをインクリボンを介して印刷媒体に
圧接させて印字するインパクトプリンタにおいて、前回
のドット数の値をセット可能で、新たな印字データのド
ット数を前回の値に加えてカウントするドット数累算回
路と、前記ドット数累算回路でカウントされたドット数
の値を書き込み読み出し可能な不揮発性のメモリ回路
と、電源が投入された時に前記メモリ回路に格納されて
いる前回までのドット数の値を読み出して前記ドット数
累算回路にセットさせる機能と、電源をオフした時にだ
けそれまでに前記ドット数累算回路でカウントされたド
ット数の値を前記メモリに書き込ませる機能と、前記ド
ット数累算回路でカウントされた値が決められた値に達
すると、少なくとも前記インクリボンまたは前記印字ヘ
ッドの寿命としてそれを報知するための信号を出力する
機能とを有した制御手段とを備えた構成とすることによ
って達成される。
【0008】また、実施に当たっては、前記メモリ回路
としてEEPROMを使用した構成としたり、前記イン
クリボンまたは前記印字ヘッドの寿命としての報知信号
が出力された後は、前記インクリボンまたは印字ヘッド
の交換が済んだと設定されない間は印刷機能を停止させ
ておくための機能を制御手段に持たせた構成としたり、
前記インクリボンまたは前記印字ヘッドが寿命となった
ことの報知を操作部上に表示するようにした構成等にす
ると、より快適な環境が得られる。
【0009】
【作用】これによれば、インクリボン及び印字ヘッドの
寿命を判断するためにカウントされた印字ドット数の値
は、電源がオフされたときにだけメモリ回路に書き換え
られて格納されるので、1行毎に印字ヘッドのドット数
のカウント値をメモリ回路に格納していた従来方法に比
べて書き換え回数が大幅に低減される。これにより、例
えば書き換え制限回数が比較的小さなEEPROMを使
用することも可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2は本発明の一実施例とし
て示すインパクトプリンタであり、図1はその回路構成
ブロック図、図2はその要部機構部分を示す外観斜視図
である。まず、図2の機構部分の構成について説明する
と、このプリンタはシリアルインパクトプリンタであ
り、紙送りモータ21と、この紙送りモータ21の回転
を複数のギヤを介して受けて回転するプラテン30と、
このプラテン30と平行に配置されたキャリッジシャフ
ト35と、プラテン30に沿って往復移動自在にしてキ
ャリッジシャフト35上に配置されたキャリッジ装置1
9等で構成されている。また、キャリッジ装置19には
インクリボン31と印字ヘッド27が搭載されていると
ともに、図示せぬスペースモータ23(図1参照)が搭
載されている。そして、スペースモータ23が駆動され
ると、このスペースモータ23に取り付けられている図
示せぬギヤとプリンタ本体側に固定して取り付けられて
いるラック33との噛合によってキャリッジ装置19が
キャリッジシャフト35上を移動される。さらに、印字
ヘッド27には、印字ワイヤを駆動するための駆動電力
を供給するための給電ケーブル32が接続されている。
【0011】そして、外部ホストコンピュータ13(図
1参照)から印字命令がCPU1(図1参照)に入力さ
れると、このCPU1の制御下で印字動作が開始され、
まずスペースモータ23が駆動されてキャリッジ装置1
9をプラテン30の軸方向に移動させつつ、印字ヘッド
27に給電ケーブル32を介して駆動電力の供給が行わ
れる。また、駆動電力の供給を受けると印字ヘッド27
に設けられた図示せぬ印字ワイヤが駆動され、この印字
ワイヤがインクリボン31を介してプラテン30上にセ
ットされた印刷媒体(用紙)に圧接(インパクト)され
て印刷媒体上にドットの集合からなる文字が形成される
ことになる。こうして、1行分の印字が終了すると、プ
ラテン30が紙送りモータ21に駆動されて改行がなさ
れ、新たな行の印字を行うことになる。
【0012】次に、図1の回路構成について説明する。
なお、図1において図2に対応する部材は図2と同一符
号を付して説明する。図1において、符号1はプリンタ
装置全体の動作を制御する制御手段としてのCPU(マ
イクロプロセッサ)である。3はCPU1を決められた
手順で動作させるためのプログラムが格納されているプ
ログラムROMである。5はヘッド制御LSIであり、
印字ヘッド27に送る印字データ及び印字ヘッド27自
体を制御するためのLSIである。7はキャラクタ・フ
ォント・データメモリとしてのCGROMである。9は
データ変換用メモリとしてのRAM(D−RAM)であ
る。11はインターフェーススペース制御LSIであ
り、外部ホストコンピュータ13とのデータの授受及び
紙送りモータ21とスペースモータ23の制御用信号を
作成するLSIである。15は紙送りモータ21の駆動
を制御するための紙送りモータ駆動回路であり、インタ
ーフェーススペース制御LSI11と紙送りモータ21
との間に接続されていて、インターフェーススペース制
御LSI11で作成された制御信号により紙送りモータ
21の駆動を制御する。17はスペースモータ23の駆
動を制御するためのスペースモータ駆動回路であり、イ
ンターフェーススペース制御LSI11とスペースモー
タ23との間に接続されていて、インターフェーススペ
ース制御LSI11で作成された制御信号によりスペー
スモータ23の駆動を制御する。25は印字ヘッド27
の駆動を制御するための印字ヘッド駆動回路であり、ヘ
ッド制御LSI5と印字ヘッド27との間に接続されて
いて、ヘッド制御LSI5より送られてくる印字データ
により印字ヘッド27の印字ワイヤを駆動させる。47
は印字データのドット数をカウントするためのドット数
累算回路で、ヘッド制御LSI5に接続されている。4
3はCPU1に接続されたEEPROMであり、印字デ
ータのドット数のカウント値をDI(データイン)信号
44、CLK(クロック)信号45、DO(データアウ
ト)信号46の各信号により書き込み及び読み出しを行
う。41は電源部であり、この電源部41からはプリン
タの電源がオフされるときに、POW OFF 信号がCPU1
に出力される。
【0013】また、符号aはCPU1とプログラムRO
M3とインターフェーススペース制御LSI11とヘッ
ド制御LSI5との間を接続しているアドレスバス、b
はCPU1とプログラムROM3とインターフェースス
ペース制御LSI11とヘッド制御LSI5との間を接
続しているアドレス/データバスである。cはCPU1
とインターフェーススペース制御LSI11とヘッド制
御LSI5との間を接続しており、CPU1からインタ
ーフェース制御LSI11及びヘッド制御LSI5にA
LE信号、RD信号、WR信号を送るためのバスであ
る。dはヘッド制御LSI5とRAM9との間を接続し
ているRAMアドレスバス、eはRAM9とCGROM
7とヘッド制御LSI5との間を接続しているROM/
RAMデータバスである。fはヘッド制御LSI5とR
AM9との間を接続しており、ヘッド制御LSI5から
RAM9にRAS信号、CAS信号、RAMRD信号、
RAMWR信号を送るためのバスである。gはヘッド制
御LSI5とCGROM7との間を接続しているROM
アドレスバスである。hはヘッド制御LSI5とCGR
OM7の間を接続しており、ヘッド制御LSI5からC
GROM7にCS信号、ROMRD信号を送るためのバ
スである。
【0014】図3は、プリンタの電源がオフされるとき
にCPU1に出力されるPOW OFF 信号を作成するため
の、電源部41におけるPOW OFF 検出回路A,Bの一例
を示すものであり、図4は図3の回路中の(a),
(b),(c),(d)の部分にそれぞれ生成される波
形の一例を示すものである。そして、図3において、PO
W OFF 検出回路Aは、整流回路D1と、ツェナーダイオ
ードD2と、電流制限抵抗R1と、発光ダイオードIC
1aと、コンデンサC1とで構成されている。一方、PO
W OFF 検出回路Bは、パワーオフ検出回路A側の発光ダ
イオードIC1aが発光されたときに、この光を受ける
状態にしてカップリングされているフォトトランジスタ
IC1bと、抵抗R2,R3,R4と、コンデンサC2
及びトランジスタTr1とで構成されている。
【0015】そして、このPOW OFF 検出回路A,Bにお
いて、整流回路D1により整流されたAC入力は、図4
の波形(a)となり、発光ダイオードIC1aが間欠的
に発光し、これが図4の波形(b)として取り出されて
フォトトランジスタIC1bに入力される。また、これ
によりフォトトランジスタIC1bがオン・オフされ、
抵抗R2,コンデンサC2の充電回路により図4の波形
(c)を発生させる。ここで電源オンの時にはトランジ
スタTr1はオンしないが、電源オフの時はフォトトラ
ンジスタIC1bがオフとなり、抵抗R2,コンデンサ
C2でなる充電回路に充電され、トランジスタTr1が
オンすることによりPOW OFF 信号が“0”(ロー)とし
て出力される。図4の波形(d)は、このPOW OFF 信号
の波形を示している。
【0016】図5はPOW OFF 信号のタイムチャートを示
すものである。このタイムチャートから判る通り、POW
OFF 信号と+5V(ボルト)の各信号はAC入力と同時
に“1”(ハイ)となる。これに対して、電源オフの時
は、AC入力オフと同時にPOW OFF 信号は“0”(ロ
ー)となるが、+5Vは同時に“0”とはならずに、そ
れまでにドット数累算回路47でカウントされたドット
数の値をEEPROM43が書き込むのに必要な時間t
1 が経過した後に“0”となるように設定されている。
【0017】図6はインクリボン及び印字ヘッドの寿命
を検出処理するためのフローチャートの一例を示すもの
である。そこで、次に、図1に示す回路構成においてイ
ンクリボン及び印字ヘッドの寿命を検出する部分につい
ての動作を図6に示すフローチャートと共に説明する。
まず、電源オンによりCPU1は周辺のLSI等に対し
て初期設定を行う(ステップS1)。次いでEEPRO
M43より前回までのドット数カウント値DT1を読み出
し、ドット数累算回路47にセットする(ステップS
2)。また、外部ホストコンピュータ13からの印字デ
ータを受けて、これを印字する際、ドット数累算回路4
7で前回のドット数カウント値DT1に新たな印字データ
のドット数D1 を順に加えてカウントしていく(ステッ
プS3)。次に、プリンタの使用が済み、電源がオフに
されると上述したように電源部41より前述のPOW OFF
信号がCPU1に送り出される(ステップS7)。する
と、CPU1は、ドット数累算回路47にてそれまでカ
ウントした値を新たにEEPROM43に書き込み(ス
テップS8)、t1 時間経過後に回路内の電源がオフと
なり終了する(ステップS9)。さらに、CPU1で
は、電源がオンされている間、ドット数累算回路47に
てカウントされている印字データの累積ドット数を取り
込み、ステップS4でそのカウント値が決められたイン
クリボンまたは印字ヘッドの寿命値DTS に達する以前
か否か、すなわちDTS <(DT1 +D1 )を監視して
いる。そして、何れかの寿命値に達した場合、CPU1
は周辺のLSIを介して操作部上にその旨を報知し(ス
テップS5)、オペレータに交換を促す。
【0018】ここで、オペレータは、インクリボンまた
は印字ヘッドを交換し、メニュー項目でインクリボン3
1または印字ヘッド27を交換したことを設定する。こ
れにより、CPU1はこれまでにドット数累算回路47
がカウントした値をリセットし、再度印字データのドッ
ト数をカウントすることになる(ステップS6)。この
場合、インクリボンの寿命値と印字ヘッドの寿命値は一
般に異なり、印字ヘッドの方が遥かに大きいので、それ
ぞれ個々にセット・リセットを行うことになる。
【0019】また、オペレータがインクリボン31また
は印字ヘッド27の寿命となっていることを示す操作部
上の表示を無視してプリンタ装置を使用し、リボンの引
っかけや印字ヘッド27のピン折れ等のトラブルの発生
を未然に防止するため、CPU1はオペレータがインク
リボン31または印字ヘッド27を交換し、メニュー項
目で交換したことを設定しないうちは、印字をしない制
御とすることも可能である。
【0020】なお、上記実施例では、インクリボンの寿
命と印字ヘッドの寿命の両方を検出する場合について説
明したが、インクリボンまたは印字ヘッドの一方だけを
検出するようにしても差し支えないものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
インクリボン及び印字ヘッドの寿命を判断するためにカ
ウントされた印字ドット数の値は、電源がオフされたと
きにだけメモリ回路に書き換えられて格納されるので、
1行毎に印字ヘッドのドット数のカウント値をメモリ回
路に格納していた従来方法に比べて書き換え回数が大幅
に低減される。これにより、例えば書き換え制限回数が
小さなEEPROMを使用することも可能になる。ま
た、インクリボンまたは印字ヘッドの寿命としての報知
信号が出力された後は、インクリボンまたは印字ヘッド
の交換が済んだと設定されない間は印刷機能を停止させ
るようにした場合では、交換処理が済まない間に再び印
刷が開始されるようなこともなくなり、さらにインクリ
ボンまたは印字ヘッドが寿命になったことを操作部上に
表示するようにした場合ではオペレータ等により確実に
注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示すシリアルプリンタ
の回路構成ブロック図である。
【図2】本実施例として示す同上プリンタの要部機構図
である。
【図3】本実施例として示す同上プリンタの電源部にお
けるPOW OFF 検出回路図である。
【図4】図3の回路中に生成される波形の一例を示す図
である。
【図5】POW OFF 信号のタイムチャートである。
【図6】本実施例での検出処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段) 3 プログラムROM 27 印字ヘッド 41 電源部 43 EEPROM(メモリ回路) 47 ドット数累算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 和明 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ワイヤをインクリボンを介して印刷
    媒体に圧接させて印字するインパクトプリンタにおい
    て、 前回のドット数の値をセット可能で、新たな印字データ
    のドット数を前回の値に加えてカウントするドット数累
    算回路と、 前記ドット数累算回路でカウントされたドット数の値を
    書き込み読み出し可能な不揮発性のメモリ回路と、 電源が投入された時に前記メモリ回路に格納されている
    前回までのドット数の値を読み出して前記ドット数累算
    回路にセットさせる機能と、電源をオフした時にだけそ
    れまでに前記ドット数累算回路でカウントされたドット
    数の値を前記メモリに書き込ませる機能と、前記ドット
    数累算回路でカウントされた値が決められた値に達する
    と、少なくとも前記インクリボンまたは前記印字ヘッド
    の寿命としてそれを報知するための信号を出力する機能
    とを有した制御手段とを備えたことを特徴とするインパ
    クトプリンタの寿命検出方式。
  2. 【請求項2】 前記制御手段に、前記ドット数累算回路
    でカウントされた値により前記インクリボンと前記印字
    ヘッドの何れの寿命も検出できる機能を持たせた請求項
    1に記載のインパクトプリンタの寿命検出方式。
  3. 【請求項3】 前記メモリ回路としてEEPROMを使
    用した請求項1または2に記載のインパクトプリンタの
    寿命検出方式。
  4. 【請求項4】 前記インクリボンまたは前記印字ヘッド
    が寿命であるとの報知信号が出力された後は、前記イン
    クリボンまたは印字ヘッドの交換が済んだと設定されな
    い間は印刷機能を停止させておくための機能を前記制御
    手段に持たせた請求項1に記載のインパクトプリンタの
    寿命検出方式。
  5. 【請求項5】 前記インクリボンまたは前記印字ヘッド
    が寿命となったことの報知を、操作部上に表示するよう
    にした請求項1に記載のインパクトプリンタの寿命検出
    方式。
JP19010994A 1994-07-19 1994-07-19 インパクトプリンタの寿命検出方式 Pending JPH0825773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6367992B1 (en) 1997-11-26 2002-04-09 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and control method therefor
JP2012179840A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toshiba Tec Corp インクリボン、ドットマトリクスプリンタおよびその寿命判定方法

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US6367992B1 (en) 1997-11-26 2002-04-09 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and control method therefor
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