JPH08257350A - キルン排ガス中のNOx低減方法及びその装置 - Google Patents

キルン排ガス中のNOx低減方法及びその装置

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JPH08257350A
JPH08257350A JP7067317A JP6731795A JPH08257350A JP H08257350 A JPH08257350 A JP H08257350A JP 7067317 A JP7067317 A JP 7067317A JP 6731795 A JP6731795 A JP 6731795A JP H08257350 A JPH08257350 A JP H08257350A
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JP
Japan
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raw material
exhaust gas
kiln
furnace
combustion
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JP7067317A
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Yasumasa Fujino
安正 藤野
Sadahiko Ueda
禎彦 上田
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Taiheiyo Cement Corp
Onoda Engineering Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Onoda Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単、且つ、確実にNOx値を低減できるよう
にする。 【構成】サスペンションプレヒータSPの上部サイクロ
ンC3と仮焼炉10の抽気ダクト14とを連結する原料
シュート16と、該原料ダクトから分岐し、前記燃焼炉
15に連通する分岐シュート17と、を介して仮焼炉1
0に供給されるセメント原料の一部を燃焼炉15に供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セメント焼成設備に
おいて発生するセメントキルン排ガス中のNOxの低減
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】仮焼炉付NSPキルンは、ロータリキル
ンと仮焼炉とで燃料を吹き込み燃焼させている。(特公
昭51−30865号、特公昭60−18029号、特
公平2−55096号参照)
【0003】このキルンでセメントを製造する場合、N
Oxは主にロータリキルン側の燃料の燃焼によって発生
する。それは、ロータリキルン焼点部で原料を半溶融ま
で加熱して焼成することが必要であり、炎は充分な輻射
伝熱を生じるよう高温度が要求されるので、ロータリキ
ルンでのNOxの発生は避けられないのである。
【0004】又、仮焼炉側の燃料の燃焼は通常800〜
1000℃の低温領域であるので、NOxの発生はロー
タリキルン側の燃料の燃焼に比べ少ない。
【0005】従来セメント工場でセメント焼成時に発生
するNOxの低減方法はいろいろ採用されているが、実
際には、セメント焼成時の運転操作で、キルン側並びに
プレヒータ側のNOx発生量を調整している。
【0006】このNOxの低減方法として、仮焼炉のバ
ーナから吹き込まれる燃料をセメント原料の存在下で部
分燃焼させ、発生する還元ガスにアンモニア或いはアン
モニウム塩を添加して還元ガス、セメント原料およびア
ンモニアの均一混合物を形成し、高NOx含有のキルン
排ガスと合流させ、キルン排ガス中のNOxを還元脱硝
させ低減させる方法が採用されている(特開昭52−1
0320号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、次のよう
な問題がある。 (1)アンモニアあるいはアンモニウム塩を添加しなけ
ればならず、設備的にも複雑になるとともに、脱硝コス
トも高くなる欠点がある。 (2)アンモニアを燃焼させるに十分な酸素存在下でN
Oxを選択的に還元させるとともに、セメント原料供給
量を調節して適正な温度を維持しなければならないの
で、その操作は極めて難しい。 (3)仮焼炉内に接線方向に吹き込まれるセメント原料
と燃焼空気は旋回流となって炉壁に沿って旋回するの
で、仮焼炉の中央部にセメント原料が飛散されない。そ
のため、仮焼炉の中心部に位置する燃焼フレームは、高
温、例えば、1200℃となり、燃料は仮焼炉室内で完
全燃焼してしまうと共に、炉壁が熱損を受けてしまう。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、簡単、且つ、
確実にNOx値を低減できるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、NOxの少
ない仮焼炉の燃焼ガスをNOxキルン排ガスと混合して
NOxを希釈するだけでなく、積極的に、仮焼炉で還元
ガスと未燃カーボンとを形成し、この未燃カーボンとセ
メント原料との混合物を混合室下部に導入し、キルン排
ガスと合流させて混合物の流動層を形成し、キルン排ガ
ス中の余剰酸素で該未燃カーボンを燃焼させて還元雰囲
気を形成し、キルン排ガス中のNOxを還元脱硝させる
ことを考えた。
【0010】ところが、キルン排ガス中の余剰酸素で未
燃カーボンを燃焼させるためには、仮焼炉内で燃焼が完
了しない様に燃焼しにくい状態にし、燃焼を伸ばさなけ
ればならない。
【0011】この方法として、空気比m値、即ち燃料を
燃焼させるに必要な理論空気量(m=1.0)との比
率、を通常用いられているm=1.00〜1.2より低
くし、例えば、m=0.9以下にすることが考えられ
る。ところが、このように空気比mを低くすると、発生
した未燃カーボンは空気不足のためキルン排ガス中の余
剰酸素で燃焼できなくなる。そのため、混合室の出口近
傍に燃焼空気を供給し、該未燃カーボンを燃焼させなけ
ればならない。しかし、この様にすると、該出口近傍の
壁面にコーチングが発生するとともに、サスペンション
プレヒータの排ガス温度が高くなるという問題が生ず
る。
【0012】本発明者は、セメント原料に吸熱作用と脱
炭酸反応があることに注目し、このセメント原料自体を
燃焼を伸ばす為に利用できるのではないか、と考えた。
【0013】仮焼炉には、燃焼状態を良くし、燃焼を安
定させるために燃焼炉が設けられているが、本発明者
は、この燃焼炉の本来の目的に反するが、燃焼を悪くす
れば、空気比を低下させることなく燃焼を伸ばすことが
できるものと考えた。そこで、仮焼炉に供給されるべき
セメント原料の一部を該燃焼炉に分配して実験をしてみ
た。その結果、セメント原料の吸熱作用により燃焼炉の
バーナから吹き込まれる燃料の燃焼温度が抑制され、燃
焼が伸びるとともに燃焼炉内でのNOxの発生量も低減
されることがわかった。
【0014】又、セメント原料と未燃カーボンが混合室
下部でキルン排ガスと合流して、混合物の流動層が形成
され、該キルン排ガス中の余剰酸素で該流動層内の未燃
カーボンが燃焼し、還元雰囲気が形成され、キルン排ガ
ス中NOxが還元脱硝されることもわかった。
【0015】そこで、本発明者は、前記実験の結果に基
き、本発明を次の様に構成することにより前記目的を達
成しようとするものである。ロータリキルンの立上り部
煙道と連通する混合室と、該混合室下部に連通する仮焼
炉と、該仮焼炉にサスペンションプレヒータの上部サイ
クロン内のセメント原料を供給する原料供給手段と、を
備えたセメント焼成設備において;前記仮焼炉が、その
上部にバーナ付燃焼炉を備えており、前記原料供給手段
が、該セメント原料の一部を該燃焼炉に供給せしめるこ
とを特徴とするキルン排ガス中のNOx低減装置。
【0016】上部サイクロンから燃焼炉及び仮焼炉にセ
メント原料が供給されると、セメント原料の吸熱作用に
より燃焼炉のバーナから吹き込まれる燃料の燃焼温度が
抑制されNOxの発生が低減されるとともに還元ガスと
未燃カーボンが発生する。
【0017】この未燃カーボンとセメント原料が仮焼炉
で混合流動しながら混合室下部に導入され、キルン排ガ
スと合流して濃度の高い混合物の流動層を形成する。
【0018】このキルン排ガス中の余剰酸素により流動
層内のセメント原料中に含まれる未燃カーボンが燃焼し
て還元雰囲気になり、キルン排ガス中のNOxは還元脱
硝される。
【0019】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明す
る。仮焼炉付サスペンションプレヒータ付ロータリキル
ン(以下、NSPキルンという)において、ロータリキ
ルン1のキルン窯尻2は、立上り煙道部3を介して混合
室4に接続されている。
【0020】この立上り煙道部3は、絞り込まれて、所
謂縮流部をなしているが、この煙道部3には煙道部断面
積、即ち、キルン排ガスの流路断面積、を変化せしめる
可変絞り装置5が設けられている。この可変絞り装置5
によりキルン排ガスの流路断面積を変えることにより、
混合室下部に形成される流動槽30の流動化状態は変え
られる。また、この流動化状態の変化によりNOxの脱
硝還元の度合も変わってくる。
【0021】混合室下部4aは、傾斜ダクト7を介して
仮焼炉10に連通している。この仮焼炉10の上部に
は、バーナSB付燃焼炉15が設けられているが、この
燃焼炉15の下部には絞り部15aが設けられている。
燃焼炉15の径は仮焼炉10の径より小さく形成されて
いる。それらの径は必要に応じて適宜選択されるが、例
えば、燃焼炉15の径対仮焼炉10の径の1対2に形成
される。
【0022】燃焼炉15と仮焼炉10には、空気送出管
21から分岐する抽気ダクト13、14がそれぞれ接続
されている。これらの抽気ダクト13、14は、図3、
図4に示す様に、それぞれ該炉15、10に対し接線方
向に設けられている。この空気送出管21はクーラDと
接続されている。
【0023】サスペンションプレヒータSPの上部サイ
クロンC3は、原料供給手段を介して、セメント原料を
燃焼炉15と仮焼炉10とにそれぞれ供給する。
【0024】この原料供給手段は、例えば、上部サイク
ロンC3と仮焼炉10の抽気ダクト14に接続する原料
シュート16と、該原料シュート16から分岐し、且、
燃焼炉15のバーナSBの周囲部15Sに連通する分岐
シュート17と、から構成されている。両シュート1
6、17の分岐部Pには分岐ダンパ18が設けられてい
る。
【0025】この分岐ダンパ18は、仮焼炉10と燃焼
炉15へのセメント原料の分配量を任意に調整できる様
に構成されている。
【0026】なお、図において、KBはキルンバーナ、
矢印A1はS炉排ガスの流れ方向、矢印A2はセメント原
料の流れ方向、矢印A3は空気の流れ方向、矢印A4は未
燃ガスの流れ方向、矢印A5は還元ガスの流れ方向、を
それぞれ示す。
【0027】本実施例の作動について説明する。図1に
示す様に、原料ホッパ(図示しない)からキルン排ガス
ダクトKD1に投入された50〜100℃のセメント原
料は、サイクロンC1、C2を通り、キルン排ガスダクト
KD2、KD3にそれぞれ投入される。
【0028】キルン排ガスダクトKD3に入ったキルン
排ガスは600〜750℃に加熱された原料を上部サイ
クロンC3で分離する。分離された原料は分岐ダンパ1
8により原料シュート16と分岐シュート17に分配さ
れる。原料シュート16内の原料は抽気ダクト14に投
入され、300〜700℃の熱風に浮遊懸濁させられて
仮焼炉10に吹き込まれ、図4に示す様に旋回流とな
る。
【0029】分岐シュート17内の原料は、バーナSB
近傍から落下し、図3に示す様に、抽気ダクト13から
燃焼炉15内に吹き込まれ、旋回流動している空気(抽
気)中に分散され、バーナSBの周囲を旋回しながら流
動する。
【0030】この旋回流動するセメント原料に燃焼熱が
一部奪われ、バーナSBから吹き込まれる燃焼の燃焼温
度が抑制され、燃焼炉15内にはCOガス(還元ガス)
と未燃カーボンが発生する。そのため、燃焼炉15内で
NOxの発生量は低減するとともに、還元ガスにより燃
焼炉内で発生したNOxが一部還元脱硝されるので、N
Ox量は更に低下する。
【0031】前記抽気ダクト13、14に供給される空
気量は通常の場合と同じであるが、該シュート16、1
7に分配されるセメント原料は必要に応じて、その分配
率が決定される。例えば、燃焼炉15へのセメント原料
の供給量として、仮焼炉10へのセメント原料供給量の
2.5〜5.0%か゛選ばれる。
【0032】仮焼炉10内に供給されたセメント原料は
接線方向に吹き込まれた空気の流れに乗って旋回流動す
るとともに、バーナSBから吹き込まれた燃料の燃焼熱
によって仮焼される。この時、仮焼炉内の中央部には燃
焼炉からセメント原料と還元ガスと未燃カーボンが乱流
状態で流入するので、燃焼フレームが急激に高温となる
事がない。仮焼炉10内のセメント原料は仮焼されされ
ながら傾斜ダクト7を流下し、混合室4下部4aに導入
される。この時、このセメント原料は未燃カーボンと混
合状態で混合室4下部4aに到達する。
【0033】そして、この混合状態のセメント原料と未
燃カーボンの混合物は、該混合室下部4aでロータリキ
ルン1から排出されるキルン排ガスと合流し、濃度の高
い混合物の流動層30を形成する。この時、キルン排ガ
ス中のNOxは仮焼炉10内で発生したNOxと混合し
希釈される。
【0034】この流動層30内の未燃カーボンは、キル
ン排ガス中の余剰酸素により燃焼しするので、流動層3
0内は、脱炭酸反応に適する800〜900℃となると
ともに、還元雰囲気となる。
【0035】そのため、キルン排ガス中のNOxは還元
脱硝されるので、キルン全体の排出NOxは大幅に低減
される。
【0036】セメント原料は混合室4内で高温燃焼ガス
と混合熱交換され、830〜900℃の均一に混合攪拌
された後、サイクロンC4に入り、820〜900℃の
セメント原料としてキルン窯尻2を通りロータリキルン
1内に送入される。
【0037】なお、ロータリキルン1内で発生したキル
ン排ガスA1は立上り煙道部3において可変絞り装置5
により流量を調整され流速を制御される。
【0038】この発明の第2実施例を図5により説明す
るが、この実施例と第1実施例との相違点は、原料供給
手段である。即ち、前記第1実施例では原料供給手段
は、サスペンションプレヒータSPの上部サイクロンC
3と燃焼炉15の抽気ダクト14を接続する原料シュー
ト16と、該原料シュートから分岐し、燃焼炉のバーナ
の周囲部に連通する分岐シュート17と、該シュート1
6、17の分岐部Pに設けられた分岐ダンパ18と、か
ら構成されている。
【0039】これに対し、本実施例では、原料供給手段
は、上部サイクロンC3と仮焼炉10の抽気ダクト14
とを連通せしめる原料シュート36と、該抽気ダクト1
4から前記原料シュート36の接続点Rより下流で分岐
する燃焼炉15の抽気ダクト33と、該抽気ダクト33
に設けた調整弁40と、から構成されている。
【0040】即ち、この実施例では、燃焼炉15に供給
されるセメント原料は、抽気(空気)に浮遊懸濁した状
態で、吹き込まれる。
【0041】なお、燃焼炉15の下部に絞り部15aが
形成されているため、燃焼炉15内の旋回流は乱される
ので、燃料とセメント原料とが良く混合され、燃焼が抑
制されるとともに、該燃料とセメント原料は乱流状態と
なって仮焼炉の中央部に供給される。そのため、仮焼炉
内の燃焼も抑制され、燃焼を伸ばすことができる。
【0042】この実施例では運転時に、キルン窯尻2及
び最上段サイクロンC1の出口20aにそれぞれ設けた
NOx検出器12、20によりNOx値が検出されてい
る。そして、検出したNOx値から燃焼炉15へ送入す
る原料量を決定するとともに、調整弁40の開度を調整
する。
【0043】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、燃
焼炉、仮焼炉で発生するNOxは低下し、又、キルン排
ガス中のNOxは前記NOxと混合して希釈されると共
に、混合室下部に形成される還元雰囲気により還元脱硝
される。そのため、NOxの最上段サイクロン出口から
の排出量は、従来例に比べ著しく低下する。
【0044】因に、キルン系全体での排出NOxは公知
のようにキルン系排ガス量とNOx量、並びに仮焼炉系
排ガス量とNOx量の混合比率によって決まる。本発明
の場合、燃焼炉、仮焼炉での燃焼温度の低下、NOx発
生量の低減、並びにCOガスの発生、未燃カーボンの発
生により混合室でキルン系で発生したNOxを上記混合
比率以上に還元脱硝することが実験により認められた。
【0045】以下この実験について説明する。キルン/
プレヒータの燃焼混合割合=40/60,キルン窯尻排
ガス中のNOx=1000ppm(O2=10%基
準)、仮焼炉排ガス中のNOx=100ppm(O2
10%基準)の時、キルン系排ガス中のNOxは希釈効
果により通常下記の通りとなる。 NOx=1000ppm×0.4+100ppm×0.
6=460ppm
【0046】しかし、本発明の場合、燃焼炉へ原料を5
%程度送入した時、仮焼炉内燃焼フレーム温度は120
0℃から1000℃に低下するとともに、仮焼炉内で発
生したNOxは40〜50ppmに減少した。
【0047】計算によるキルン系排ガス中のNOxは希
釈効果だけを考えれば、 NOx=1000ppm×0.4+50ppm×0.6
=430ppm となるが、実際はNOx=250〜300ppm程度の
値を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のIII−III断面拡大図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】第2実施例を示す縦断面図で、図1に相当する
図である。
【符号の説明】
1 ロータリキルン 2 キルン窯尻 3 立上り煙道部 4 混合室 10 仮焼炉 13 抽気ダクト 14 抽気ダクト 15 燃焼部 16 原料シュート 17 分岐シュート 18 分岐ダンパ 33 抽気ダクト 36 原料シュート 40 調整弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリキルンの立上り部煙道と連通する
    混合室と、該混合室下部に連通する仮焼炉と、該仮焼炉
    にサスペンションプレヒータの上部サイクロン内のセメ
    ント原料を供給する原料供給手段と、を備えたセメント
    焼成設備において;前記仮焼炉が、その上部にバーナ付
    燃焼炉を備えており、 前記原料供給手段が、該セメント原料の一部を該燃焼炉
    に供給せしめることを特徴とするキルン排ガス中のNO
    x低減装置。
  2. 【請求項2】原料供給手段が、該サイクロンと仮焼炉の
    抽気ダクトとを連結する原料シュートと、該原料シュー
    トから分岐し、前記燃焼炉に連通する分岐シュートと、
    からなることを特徴とする請求項1記載のキルン排ガス
    中のNOx低減装置。
  3. 【請求項3】原料シュートと分岐シュートとの分岐部に
    分岐ダンパが設けられていることを特徴とする請求項2
    記載のキルン排ガス中のNOx低減装置。
  4. 【請求項4】分岐シュートが、該燃焼炉のバーナの周囲
    部に連通していることを特徴とする請求項2又は3記載
    のキルン排ガス中のNOx低減装置。
  5. 【請求項5】原料供給手段が、該サイクロンと仮焼炉の
    抽気ダクトとを接続する原料シュートと、該抽気ダクト
    の分岐部の下流側で分岐する燃焼炉の抽気ダクトと、か
    らなることを特徴とする請求項1記載のキルン排ガス中
    のNOx低減装置。
  6. 【請求項6】該燃焼炉の抽気ダクトが、流量調整手段を
    備えていることを特徴とする請求項5記載のキルン排ガ
    ス中のNOx低減装置。
  7. 【請求項7】サスペンションプレヒータの上部サイクロ
    ンから仮焼炉に供給されるセメント原料を仮焼しながら
    混合室下部に流下せしめてロータリキルンの排ガスと合
    流させるセメント焼成方法において、 前記仮焼炉が、その上部にバーナ付燃焼炉を備え、 前記セメント原料の一部を該燃焼炉に供給し、該バーナ
    から吹き込まれる燃料の燃焼温度を抑制して還元ガスと
    未燃カーボンとを発生せしめ、 該セメント原料と未燃カーボンとを混合状態で混合室下
    部に導入せしめキルン排ガスと合流させて混合物の流動
    層を形成し、 該キルン排ガス中の余剰酸素で該流動層内の該未燃カー
    ボンを燃焼させて還元雰囲気を形成することを特徴とす
    るセメントキルン排ガス中のNOx低減方法。
JP7067317A 1995-03-27 1995-03-27 キルン排ガス中のNOx低減方法及びその装置 Pending JPH08257350A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112844003A (zh) * 2019-11-28 2021-05-28 中国科学院工程热物理研究所 多级悬浮预热器及控制方法、水泥熟料生成设备控制方法
WO2022001109A1 (zh) * 2020-07-01 2022-01-06 中冶长天国际工程有限责任公司 一种链箅机预热段防窜风系统及其风流控制方法

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