JPH0825716B2 - 電動チェーンブロック - Google Patents
電動チェーンブロックInfo
- Publication number
- JPH0825716B2 JPH0825716B2 JP5015991A JP5015991A JPH0825716B2 JP H0825716 B2 JPH0825716 B2 JP H0825716B2 JP 5015991 A JP5015991 A JP 5015991A JP 5015991 A JP5015991 A JP 5015991A JP H0825716 B2 JPH0825716 B2 JP H0825716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- cam
- plate
- chain block
- electric chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
ミッタとメカニカルブレーキとを備えている電動チェー
ンブロックに関するものである。
ブレーキを備えている電動チェーンブロックとしては、
特公平2−41514号公報により公表されている構造
の電動チェーンブロックが知られている。
ンブロックの場合は、中間軸に、中間駆動歯車とブレー
キ受盤との間において、支承リングを嵌合すると共に、
その支承リングの外側に支承部材を嵌合しているので、
電動チェーンブロックを構成する部品数が多くなって、
組立てが煩雑であると共に組立時間が長くかかり、かつ
電動チェーンブロックの製造コストが高くなるという欠
点がある。
排除するために、電動機1により回転される駆動軸2と
ロードシーブ3を設けた回転軸4との間に、トルクリミ
ッタおよびメカニカルブレーキを備えている歯車減速機
構が介在され、前記回転軸4に、歯車減速機構における
従動歯車5の内側に設けられたカム保持部材6が嵌設さ
れると共に、そのカム保持部材6の一側部および他側部
に配置された押え盤7およびブレーキ受盤8が摺動自在
にかつ回動不能に嵌設され、ブレーキ用爪片9に係合す
るブレーキ用爪車10は従動歯車5とブレーキ受盤8と
の間に介在され、前記カム保持部材6の側部に回転軸周
囲方向に沿って深さが変化するカム溝11が設けられ、
そのカム溝11にブレーキ弛緩用カム部材12が嵌入さ
れ、前記回転軸4に押え盤7の押圧力を調節する調節用
ナット13が螺合されている電動チェーンブロックにお
いて、前記ブレーキ受盤8が、回転軸4のロードシーブ
3側に設けられた大径軸部14の側面に係合され、前記
押え盤7の外面に、前記調節用ナット13により押圧さ
れる押え盤押圧用ばね部材15が配置されている。
ものであって、電動機1により回転される駆動軸2に駆
動歯車16が設けられ、中間軸17に固定された中間従
動歯車18は前記駆動歯車16に噛み合わされ、前記中
間軸17と平行に配置された回転軸4の一端部に大径軸
部14が一体に設けられると共に、その大径軸部14に
ロードシーブ3が形成され、前記中間軸17に一体に設
けられた中間駆動歯車19に噛み合う環状の従動歯車5
は、回転軸4と同心的に配置され、かつ従動歯車5の内
側にカム保持部材6の外周部分が相対的に回動しないよ
うに嵌合され、前記カム保持部材6の内側に回動自在に
嵌合された軸受リング20は、回転軸4に対し摺動自在
にかつ相対的に回動しないように嵌合されている。
側部および多側部に配置された押え盤7とブレーキ受盤
8とは、回転軸4に対し摺動自在にかつ相対的に回動し
ないように嵌合され、前記ブレーキ受盤8の外面は回転
軸4の大径軸部14の側面に係合され、押え盤7の外側
において回転軸4に嵌合された押圧リング21に、押え
盤7を押圧する複数の皿ばねからなる押え盤押圧用ばね
部材15が嵌合され、前記ブレーキ受盤8の内側に設け
られたボスに、ブレーキ用爪車10が筒状軸受22を介
して回動自在に嵌設され、カム保持部材6とブレーキ受
盤8との間にスラストベアリング23が介在され、押え
盤7と従動歯車5とブレーキ用爪車10とブレーキ受盤
8との間に摩擦板24,25,26が介在されている。
向する側に、回転軸4と同心的に配置された複数の円弧
状のカム溝11が設けられ、そのカム溝11に鋼球から
なるブレーキ弛緩用カム部材12が嵌入され、前記押え
盤7に、カム保持部材6から突出したカム部材12の突
出部を嵌入させる円弧状断面の円環状溝27が設けら
れ、前記摩擦板24,25は従動歯車5の側面に固定さ
れ、前記摩擦板26は爪車10の側面に固定されてい
る。
3の側部に連設された支軸28は、電動チェーンブロッ
クのフレーム29により軸受30,31を介して支承さ
れ、軸受30の外側において回転軸4に嵌設されたスペ
ーサ32とフレーム29との間にオイルシール33が嵌
設され、前記大径軸部14とフレーム29との間にオイ
ルシール34が嵌設され、前記回転軸4の他端部に設け
られた雄ねじ部に、スペーサ32,軸受30および押圧
リング21を介してばね部材15を締付ける調節用ナッ
ト13とロックナット35とが螺合されている。前記ブ
レーキ用爪車10に係合するブレーキ用爪片9はフレー
ム29に枢着され、その爪片9に係合用ばね36が係止
され、前記ロードシーブ3に荷物を吊上げるためのロー
ドチェーン(図示を省略した)が巻掛けられる。
押え盤押圧用ばね部材15とブレーキ受盤8とそれらの
間に介在された押え盤7と従動歯車5とブレーキ用爪車
10と摩擦板24,25,26とによりトルクリミッタ
が構成され、かつ前記ブレーキ受盤8および押え盤押圧
用ばね部材15によって押え盤7と従動歯車5と各摩擦
板24,25,26とを介して把持されるブレーキ用爪
車10と、これに係合するブレーキ用爪片9と、カム溝
11を有するカム保持部材6と、カム溝11に嵌入され
たブレーキ弛緩用カム部材12とにより、吊荷落下防止
用メカニカルブレーキが構成されている。
動作について説明する。電動機1により駆動軸2を巻上
方向に回転させると、歯車減速機構を介してカム保持部
材6が回転されるが、その回転方向は図5の矢印A方向
であるので、ブレーキ弛緩用カム部材12がカム溝11
における深い位置に配置され、そのため従動歯車5,押
え盤7,ブレーキ用爪車10およびブレーキ受盤8と各
摩擦板24,25,26とは予め設定された締付力で締
付けられるので、従動歯車5の回転は押え盤7およびブ
レーキ受盤8を介して回転軸4に伝達され、従ってトル
クリミッタにより設定されたトルクの範囲内で巻上運転
が行なわれる。
回転させると、歯車減速機構を介してカム保持部材6が
逆回転すなわち図5の矢印B方向に回転されるので、ブ
レーキ弛緩用カム部材12がカム溝11における浅い位
置に移動され、カム保持部材6の側面からのブレーキ弛
緩用カム部材12の突出量が多くなり、図6に示すよう
に、そのブレーキ弛緩用カム部材12によりカム保持部
材6と押え盤7とが相対的に離反移動されるので、メカ
ニカルブレーキが弛緩し、吊り荷重によってロードシー
ブ3および回転軸4が電動機1による回転速度よりも速
く回転される。しかし、前記回転はメカニカルブレーキ
を締め付けることとなり、この弛緩,締め付けの繰り返
しにより、結果的に、電動機による回転に近い速度で巻
下運転が行なわれる。
示すものであって、ブレーキ受盤8の内側に連設された
ボス36に、中間フランジ37を有する支承リング38
が、摺動自在にかつ回動不能に嵌合され、前記支承リン
グ38におけるブレーキ受盤8側に、ブレーキ用爪車1
0が筒状軸受22を介して回転自在に嵌合され、前記支
承リング38におけるカム保持部材6側に、クラッチ盤
39が筒状軸受40を介して回転自在に嵌合され、前記
ブレーキ用爪車10とクラッチ盤39とにわたって複数
の連動回転用ピン41が挿入され、前記中間フランジ3
7の両側面と爪車10およびクラッチ盤39との間に、
摩擦板42,43が介在されている。
対向する側部に、傾斜底面44を有する複数の円弧状の
第1クラッチ溝45が設けられ、前記従動歯車5におけ
るクラッチ盤39に対向する側部に、傾斜底面46を有
する複数の第2クラッチ溝47が設けられ、その第2ク
ラッチ溝47に鋼球からなるクラッチ部材48が配置さ
れているが、その他の構成は第1実施例の場合と同様で
ある。
したときのブレーキ制御装置とクラッチ装置の状態を示
すものであって、ブレーキ制御装置におけるブレーキ弛
緩用カム部材12がカム溝11における深い位置に配置
されているので、ブレーキ装置が作動し、かつクラッチ
部材48が第2クラッチ溝47の浅い位置に配置されて
いるので、クラッチ部材48により従動歯車5とクラッ
チ盤39とが結合される。
したときのブレーキ制御装置とクラッチ装置の状態を示
すものであって、ブレーキ制御装置におけるブレーキ弛
緩用カム部材12がカム溝11における浅い位置に配置
されて、押え盤7をカム保持部材6から離れる方向に移
動しているので、ブレーキ装置が弛緩され、かつクラッ
チ部材48が第2クラッチ溝47の深い位置に収容され
ているので、従動歯車5とクラッチ盤39とは結合され
ない。
りも多くの摩擦板を設けているので、小さい押え盤押圧
用ばね部材15の力で、大きい伝達トルクを得ることが
できる。
ロックにおける中間駆動歯車とブレーキ受盤との間に設
けられている支承リングおよび支承部材を省略し、ブレ
ーキ用爪車10を支承するブレーキ受盤8を、回転軸4
のロードシーブ3側に設けられた大径軸部14の側面に
係合したので電動チェーンブロックを構成する部品数を
少なくして、電動チェーンブロックの組立てを容易にか
つ迅速に行なうことができ、しかも電動チェーンブロッ
クの製造コストを安くすることができる。
クの一部を示す横断平面図である。
ある。
ッタを有する歯車伝動機構の拡大縦断側面図である。
内側に設けられたカム保持部材および球体を示す正面図
である。
るトルクリミッタの状態を示す縦断側面図である。
クの一部を示す横断平面図である。
ある。
ッタを有する中間歯車伝動機構の拡大縦断側面図であ
る。
の内側に設けられたカム保持部材および球体を示す正面
図である。
けるブレーキ制御装置およびクラッチ装置の状態とを示
す縦断側面図である。
けるブレーキ制御装置およびクラッチ装置の状態とを示
す縦断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機1により回転される駆動軸2とロ
ードシーブ3を設けた回転軸4との間に、トルクリミッ
タおよびメカニカルブレーキを備えている歯車減速機構
が介在され、前記回転軸4に、歯車減速機構における従
動歯車5の内側に設けられたカム保持部材6が嵌設され
ると共に、そのカム保持部材6の一側部および他側部に
配置された押え盤7およびブレーキ受盤8が摺動自在に
かつ回動不能に嵌設され、ブレーキ用爪片9に係合する
ブレーキ用爪車10は従動歯車5とブレーキ受盤8との
間に介在され、前記カム保持部材6の側部に回転軸周囲
方向に沿って深さが変化するカム溝11が設けられ、そ
のカム溝11にブレーキ弛緩用カム部材12が嵌入さ
れ、前記回転軸4に押え盤7の押圧力を調節する調節用
ナット13が螺合されている電動チェーンブロックにお
いて、前記ブレーキ受盤8が、回転軸4のロードシーブ
3側に設けられた大径軸部14の側面に係合され、前記
押え盤7の外面に、前記調節用ナット13により押圧さ
れる押え盤押圧用ばね部材15が配置されている電動チ
ェーンブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5015991A JPH0825716B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電動チェーンブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5015991A JPH0825716B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電動チェーンブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04272094A JPH04272094A (ja) | 1992-09-28 |
JPH0825716B2 true JPH0825716B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=12851418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5015991A Expired - Lifetime JPH0825716B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電動チェーンブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825716B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6578824B2 (en) * | 2001-04-23 | 2003-06-17 | Vital Kogyo Kabushiki Kaisha | Overload-preventing device for winch |
KR100403765B1 (ko) * | 2001-05-23 | 2003-10-30 | 두산중공업 주식회사 | 하중물의 낙하 방지 기능을 갖는 천정 크레인 권상장치 |
CN102424337A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-04-25 | 上海东锐风电技术有限公司 | 用于风机塔筒的环链电动葫芦 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP5015991A patent/JPH0825716B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04272094A (ja) | 1992-09-28 |
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