JPH08256105A - 光通信装置の稼動／停止自動切換システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光通信回線を使用した通信システム
において、未通信時等には光通信装置に対する電力供給
を停止させ、光通信装置の延命化と消費電力の低減かを
図ることを目的とする。 【構成】本発明では、通信システムの加入者端末に、中
継局あるいは光交換機との間で光信号の送受信を行う光
通信装置と、光通信装置へ電力を供給する電源と、光通
信装置から送信すべき情報の有無を判別して送信情報が
有る場合には電源から光通信装置へ電力を供給させ、送
信情報が無くなった場合には電源から光通信装置への電
力供給を停止させる電源制御手段とを備えるようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、光信号を加入者端末ま
で延長した光通信システムに関するものであり、光通信
装置の稼動／停止自動切換システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年では、通信分野において、情報を送
受信するために電気信号に代わって光信号を利用するよ
うにってきている。この光信号を利用した光通信は、通
信機器間を光ファイバケーブル等で接続し、発光ダイオ
ード等の光源から出力される光信号を光ファイバ上を伝
送させる方法である。この通信方法は、中継センタと中
継センタとの間や中継センタと光交換機との間で使用さ
れているが、加入者端末まで光ファイバケーブルを延長
した通信システムも普及してきている。

【０００３】具体的には、音声端末、テレビ端末、ファ
クシミリ端末等の加入者端末は、音声信号、画像信号、
データ等を入出力する入出力装置と、この入出力装置か
ら入力された信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換すると共に通信相手から受信した信号をデジタル信号
からアナログ信号へ変換するＤ／Ａ変換器と、Ｄ／Ａ変
換器から出力されるデジタル信号を光信号へ変換してフ
ァイバ上へ送出する送信回路と、ファイバ上を伝送され
てくる光信号を受信してこの光信号をデジタル信号形式
の電気信号へ変換する受信回路とを備えている。さら
に、Ｄ／Ａ変換器、送信回路、及び受信回路には、電力
を供給するＡＣ／ＤＣ回路を備えている。

【０００４】上記した光通信システムでは、ＡＣ／ＤＣ
回路から光送信回路及び光受信回路への電力供給は常時
行われており、非通信時でも光送信回路は光信号を送信
し、光受信回路はセンタからの光信号を受信している。
そして、光信号を受信した装置では、その光信号を解析
して光ファイバケーブルや通信機器の正常性を判別して
いる。

【０００５】ところで、光受信回路や光送信回路に使用
される光コネクタ等の光素子は寿命が決まっているた
め、常時光信号の送受信を行っていると寿命が早まるこ
とになり、光素子の交換費用がかかるという問題があ
る。また、光受信回路と光送信回路に常時電源を供給す
ることにより電力消費量も増加するという問題点があ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、非通信時の電力供給の停
止と通信時の電力供給の稼動とを自動的に切り換えるシ
ステムを提供し、光素子の延命化と消費電力の抑制を図
ることを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下のようにした。これを図１の原理図に
基づいて説明する。

【０００８】本発明のシステムは、加入者端末１と中継
局２あるいは光交換機との間を光通信回線で接続した通
信システムに適用されるものである。そして、加入者端
末１は、光通信装置１ａ、電源制御手段１ｂ、及び電源
１ｃを備えている。

【０００９】光通信装置１ａは、中継局２あるいは光交
換機との間で光信号の送受信を行う装置である。電源１
ｃは、光通信装置１ａへ電力を供給する。

【００１０】電源制御手段１ｂは、光通信装置１ａから
送信すべき情報（加入者端末１から中継局２あるいは光
交換機へ送信すべき情報）の有無を判別する。そして、
電源制御手段１ｂは、送信情報が有る場合には電源１ｃ
から光通信装置１ｂへ電力を供給させる。一方、送信情
報が無くなった場合には、電源制御手段１ｂは、電源１
ｃから光通信装置１ａへの電力供給を停止させる。

【００１１】尚、電源制御手段１ｂは、送信情報が有
り、電源が既に供給されている場合には送信情報をその
まま光通信装置１ａへ転送するものとする。さらに、電
源制御手段１ｂは、送信情報監視部１００、タイマ１１
０、及び電源オン／オフ切換部１２０を具備するように
してもよい。

【００１２】送信情報監視部１００は、光通信装置１ａ
から送信すべき情報を入力し、情報の有無を判別するも
のである。ここで、送信情報監視部１００は、送信情報
が有る場合には、先ず電源供給が開始されているか否か
を判別する。そして、電源供給が開始されていれば、送
信情報監視部１００は入力した送信情報をそのまま光通
信装置１ａへ転送する。一方、送信情報監視部１００
は、電源供給が停止されていれば、電源オン／オフ切換
部１２０に電源供給開始を指示する。また、送信情報監
視部１００は、送信情報が無い場合には、タイマ１１０
を起動する。

【００１３】タイマ１１０は、特定時間を計時するもの
である。そして、電源オン／オフ切換部１２０は、タイ
ム１２０から経時終了信号、あるいは送信情報監視部１
００からの指示に従って、電源１ｃから光通信装置１ａ
の電力供給の開始及び停止を切り換える。

【００１４】また、電源制御手段１ｂは、中継局２ある
いは光交換機から電源１ｃの立ち上げ要求を受信した時
に、電源１ｃから光通信装置１ａへの電力供給を開始さ
せるようにしてもよい。

【００１５】さらに、電源制御手段１ｂは、中継局２あ
るいは光交換機から障害発生通知を受信した時に、電源
１ｃから光通信装置１ａへの電力供給を開始させると共
に、加入者に対する障害発生通知を出力するようにして
もよい。

【００１６】また、中継局２は、光通信装置２ａ、電源
制御手段２ｂ、及び電源２ｃを備えるようにしてもよ
い。光通信装置２ａは、加入者端末１との間で光信号の
送受信を行う装置である。

【００１７】電源２ｃは、光通信装置２ａに電力を供給
するものである。電源制御手段２ｂは、光通信装置２ａ
が受信する情報の有無を判別し、受信情報が有る場合に
は電源２ｃから光通信装置２ａへ電力を供給させ、受信
情報が無くなった場合には電源２ｃから光通信装置２ａ
への電力供給を停止させるものである。

【００１８】尚、電源制御手段２ｂは、受信情報監視部
２００及び電源オン／オフ切換部２１０を具備するよう
にしてもよい。受信情報監視部２００は、光通信装置２
ａが受信する情報の有無を監視するものである。

【００１９】電源オン／オフ切換部２１０は、受信情報
監視部２００からの指示に従って電源２ｃから光通信装
置２ａへの電力供給の開始及び停止を切り換えるもので
ある。

【００２０】

【作用】本発明のシステムによれば、加入者端末１の電
源制御手段１ａは、送信情報有りを判定すると、電源１
ｃから光通信装置１ａへの電力供給が既に開始されてい
るか否かを判別する。このとき、既に電力供給が開始さ
れていれば、電力制御手段１ｂは、送信情報をそのまま
光通信装置１ａへ転送し、光通信回線上へ送信させる。
一方、電力供給が停止されていれば、電力制御手段１ａ
は、電源１ｃから光通信装置１ａへの電力供給を開始さ
せた後、送信情報を光通信装置１ａへ転送する。

【００２１】また、電源制御手段１ｂは、加入者端末１
の通信終了時に、送信情報無しを判定すると、タイマ１
１０を起動して特定時間の経時を開始する。そして、特
定時間の間に、新たな送信情報が無ければ電源オン／オ
フ切換部１２０により電力供給を停止させる。

【００２２】中継局２において、電源制御手段２ｂの受
信情報監視部２００は、加入者端末１からの受信情報が
有るか否かを判別する。ここでいう受信情報とは、通信
にかかる情報であり、システムの保守にかかる情報は除
外する。

【００２３】受信情報監視部２００は、受信情報が有る
場合には、電源２ｃから光通信装置２ａへの電力供給が
既に開始されているか否かを判別する。電力供給が停止
されていれば電源オン／オフ切換部２１０を介して電力
供給を開始させ、受信情報が無くなった場合には電源オ
ン／オフ切換部２１０を介して電力供給を停止させる

【００２４】。

【実施例】以下、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図２は、本システムを適用する通信システム
の全体構成図である。

【００２５】通信システムは、本発明の光交換機として
の中心センタ３に各地域に設置される地域センタ２が接
続されている。さらに、各地域センタ２には、複数の加
入者端末１が接続されている。

【００２６】そして、中心センタ３と地域センタ２との
間、及び地域センタ２と加入者端末１との間は、各々光
ファイバケーブルで接続されている。中心センタ３は、
地域センタ２間の光信号の交換処理を行うものである。

【００２７】地域センタ２は、本発明の中継局として機
能し、各地域の加入者端末１の通信処理を管理する。図
３は、加入者端末１の内部構成を示すブロック図であ
る。

【００２８】同図に示すように加入者端末１は、テレビ
信号（ＴＶ）、ファックス信号（ＦＡＸ）、及び電話信
号（ＴＥＬ）の通信処理を行えるものとする。そして、
加入者端末１は、入出力系１ｄ、デジタル／アナログ変
換器（以下、Ｄ／Ａ変換器と記す）１ｅ、コントローラ
（ＣＯＮＴ）１ｂ、光送信器１０ａ、光受信機１１ａ、
及び電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃを備えている。

【００２９】入出力系１ｄは、電話通信にかかる入出力
装置、テレビ通信にかかる入出力装置、及びファクリシ
ミリ通信にかかる入出力装置からなる。具体的には、音
声を入出力するハンドセット、画像を入力する撮像カメ
ラ、画像を出力するディスプレイ装置、データを入出力
するファクシミリ装置等から構成されている。

【００３０】デジタル／アナログ変換器（Ｄ／Ａ）は、
入出力系１ｄに入力された送信情報（電話信号（TE
L）、テレビ信号（TV）、ファクシミリ信号（FAX））
を、アナログ信号形式の情報からデジタル信号形式へ変
換すると共に、地域センタ２から受信した受信情報をデ
ジタル信号形式からアナログ信号形式へ変換する。

【００３１】コントローラ（ＣＯＮＴ）は、本発明の電
源制御手段として機能する回路であり、Ｄ／Ａ変換器１
ｅと光送信機１０ａとの接続経路を監視して送信情報の
有無を判別し、電源（ＡＣ／ＤＣ）から各部へ供給すべ
き電源のオン／オフを切り換える。

【００３２】光送信機と光受信機とは、本発明の光通信
装置として機能し、光送信機はデジタル／アナログ変換
器（Ｄ／Ａ）及びコントローラ（ＣＯＮＴ）を介して入
力されるデジタル信号形式の電気信号に変調処理を施
し、光信号へ変換する。光受信機は、地域センタ２から
受信した光信号を電気信号へ変換して復調処理を施し、
コントローラ（ＣＯＮＴ）へ入力させる。

【００３３】電源（ＡＣ／ＤＣ）は、デジタル／アナロ
グ変換器、光送信機、及び光受信機へ駆動電力を供給す
るものである。上述したコントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂ
は、送信情報監視部１００、タイマ１１０、及び電源オ
ン／オフ切換部１２０を備えている。

【００３４】送信情報監視部１００は、Ｄ／Ａ変換器１
ｅと光送信機１０との接続経路を監視し、送信情報の有
無を判別するものである。タイマ１１０は、送信情報監
視部１００から特定時間を計時するものであり、特定時
間の経時が週力すると電源オン／オフ切換部１２０へ経
時終了信号を入力させる。電源オン／オフ切換部１２０
は、送信情報監視部１００あるいはタイマ１１０からの
信号に従って電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃから各部へ供給す
る電力のオン／オフを切り換えるものである。そして、
送信情報監視部１００は、送信情報有りを判別した場合
には、電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃからの供給電力がオン状
態かあるいはオフ状態かを判別する。ここで、供給電力
がオン状態であれば、送信情報監視部１００は、送信情
報をそのまま光送信機１０ａへ転送する。また、供給電
力がオフ状態にあれば、送信情報監視部１００は、電源
オン／オフ切換部１２０へ供給電力のオン指令を通知す
る。さらに、送信情報監視部１００は、送信情報が無く
なった場合に、タイマ１１００を起動する。タイマ１１
０は、特定時間の経時を終了すると電源オン／オフ切換
部１２０へ経時終了信号を入力させる。電源オン／オフ
切換部１２０は、タイマ１１０から経時終了信号を入力
すると、電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃからの供給電力をオン
状態からオフ状態へ切り換える。尚、送信情報監視部１
００は、特定時間内に、新たな送信情報を検出すると、
タイマ１１０を停止させ、経時時間をリセットするもの
とする。

【００３５】次に、図４に沿って地域センタ２の構成に
ついて述べる。地域センタ２は、加入者端末１との間で
光信号の送受信を行う光送信機２０ａ及び光受信機２１
ａを、各加入者端末１毎に備えている。さらに、地域セ
ンタ２は、コントローラ２ｂ、電源（ＡＣ／ＤＣ）２
ｃ、分岐回路２ｄ、送信コントロール部２ｅ、受信機２
ｆ、及び送信機２ｇを備えている。

【００３６】送信機２ｆは、各光受信機２０ａが受信し
た光信号を中心センタ３へ送信するものである。受信機
２ｇは、中心センタ３から送信されてくる光信号を受信
するものである。

【００３７】送信コントロール部２ｄは、送信機２ｆを
制御して光信号の送信を行う。分岐回路２ｅは、受信機
２ｇが受信した光信号群を宛先別に分割し、各光信号を
宛先に対応する光送信機２０ａへ入力させるものであ
る。

【００３８】コントローラ（ＣＯＮＴ）２ｂは、本発明
の電源制御手段として機能し、各光受信機２０ａと送信
コントロール部２ｄとの接続経路を監視して受信情報の
有無を判別し、電源（ＡＣ／ＤＣ）２ｃから光送信機２
０ａ及び光受信機２１ａへ供給すべき電力のオン／オフ
を切り換える。

【００３９】さらに、コントローラ２ｂは、受信情報監
視部２００と電源オン／オフ切換部２１０から構成され
ている。受信情報監視部２００は、各光受信機２０ａ毎
に光受信機２０ａと送信コントロール部２ｄとの接続経
路を監視し、受信情報の有無を判別するものである。電
源オン／オフ切換部２１０は、受信情報監視部２００か
らの指示に従って、電源（ＡＣ／ＤＣ）２ｃから各光送
受信機（２０ａ、２１ａ）へ供給する電力のオン／オフ
を切り換える。そして、受信情報監視部２００は、受信
情報有りを判別すると、供給電力のオン／オフを判別す
る。ここで、供給電力がオン状態ならば、受信情報監視
部２００は、受信情報をそのまま送信コントロール部２
ｄへ転送する。また、供給電力がオフ状態ならば、受信
情報監視部２００は、電源オン／オフ切換部２１０に対
して供給電力のオン指令を通知する。オン指令を受けた
電源オン／オフ切換部２１０は、電源（ＡＣ／ＤＣ）２
ｃから光受信機２０ａ及び光送信機２０ｂへの供給電力
をオフ状態からオン状態へ切り換える。さらに、受信情
報監視部２００は、受信情報が無くなったことを判別す
ると、電源オン／オフ切換部２１０に供給電力のオフ指
令を通知する。オフ指令を受けた電源オン／オフ切換部
２１０は、供給電力をオン状態からオフ状態へ切り換え
る。尚、オン指令とオフ指令とには、個々の光受信機２
０ａ及び光送信機２１ａを識別する識別情報を含むもの
とする。

【００４０】以下に、本実施例における加入者端末１と
地域センタ２の動作について説明する。図５は、加入者
端末１の動作過程を示すフローチャート図である。

【００４１】加入者端末１が起動され（ステップ５０
１）、入出力系１ｄから送信情報が入力されると（ステ
ップ５０２）、この送信情報はＤ／Ａ変換器１ｅへ入力
される。

【００４２】Ｄ／Ａ変換器１ｅは、送信情報をアナログ
信号からデジタル信号へ変換して（ステップ５０３）、
コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂへ転送する。このとき、
コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂは、Ｄ／Ａ変換器１ｅか
らの送信情報を検出し（ステップ５０４）、電源（ＡＣ
／ＤＣ）１ｃがオン状態にあるか否かを判別する（ステ
ップ５０５）。

【００４３】電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃがオン状態なら
ば、コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂは、送信情報をその
まま光送信機１０ａへ転送する。そして、光送信機１０
ａは、コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂから入力した送信
情報を変調した後、電気信号から光信号へ変換して光フ
ァイバケーブルへ送出する（ステップ５０６）。

【００４４】その後、コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂ
は、送信情報無しを検出すると（ステップ５０７）、タ
イマ１１０を起動する（ステップ５０８）。ここで、コ
ントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂは、特定時間経過前に新た
な送信情報を検出すると（ステップ５０９）、前述のス
テップ５０４以降の処理を繰り返し行う。

【００４５】送信情報を検出せずに特定時間が経過する
と（ステップ５１０）、コントローラ（ＣＯＮＴ）１ｂ
は、電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃをオン状態からオフ状態へ
切り換える（ステップ５１１）。

【００４６】また、前述のステップ５０５において、電
源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃがオフ状態ならば、コントローラ
（ＣＯＮＴ）１ｂは、電源（ＡＣ／ＤＣ）１ｃをオフ状
態からオン状態へ切り換え（ステップ５１２）、前述の
ステップ５０６以降の処理を行う。

【００４７】図６は、地域センタ２の動作過程を示すフ
ローチャート図である。地域センタ２の何れかの光受信
機２０ａは、加入者端末１から情報を受信すると（ステ
ップ６０１）、この受信情報をコントローラ（ＣＯＮ
Ｔ）２ｂへ転送する。

【００４８】コントローラ（ＣＯＮＴ）２ｂは、上記受
信情報を検出すると、電源（ＡＣ／ＤＣ）２ｃから上記
光受信機２０ａ及びこれと対の光送信機２１ａへの供給
電力がオン状態にあるか否かを判別する（ステップ６０
２）。

【００４９】ここで、供給電力がオン状態ならば、コン
トローラ（ＣＯＮＴ）２ｂは、受信情報をそのまま送信
コントロール部２ｄへ転送する。送信コントロール部２
ｄは、受信情報を送信機２ｆから中心センタ３へ送信さ
せる（ステップ６０３）。

【００５０】その後、上記加入者端末１からの受信情報
がなくると、コントローラ（ＣＯＮＴ）２ｂは、加入者
端末１の通信終了を判定し（ステップ６０４）、上記光
受信機２０ａ及び光送信機２１ａへの供給電力をオン状
態からオフ状態へ切り換える（ステップ６０６）。

【００５１】また、上述のステップ６０２において、供
給電源がオフ状態ならば、コントローラ（ＣＯＮＴ）２
ｂは、電源（ＡＣ／ＤＣ）２ｃから前記光受信機２０ａ
及び光送信機２１ａへの供給電力をオフ状態からオン状
態へ切り換える（ステップ６０７）。

【００５２】以上、本実施例によれば、未通信時と通信
時とを判別して光送信機及び光受信機への電力供給のオ
ン／オフを自動的に切り換えることが出来る。これによ
り、未通信時には、光受信機と光送信機とは稼動されず
延命化を図ることが出来ると同時に、消費電力を低減さ
せることができる。特に、加入者端末においては、夜間
等のように長時間の未通信時間帯があるので上記した効
果が顕著である。

【００５３】

【発明の効果】本発明によれば、未通信時と通信時とを
判別して光通信装置に対する供給電力のオン／オフを自
動的に切り換えることが出来る。これにより、光通信装
置を構成する光素子の延命化と消費電力の低減化を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図

【図２】本実施例における通信システムの全体構成図

【図３】加入者端末の内部構成ブロック図

【図４】地域センタの内部構成ブロック図

【図５】加入者端末の動作過程を示すフローチャート図

【図６】地域センタの動作過程を示すフローチャート図

【符号の説明】

１・・加入者端末 １ａ・・光通信装置（１０ａ・・光受信機、１１ａ・・
光送信機） １ｂ・・電源制御手段（コントローラ） １００・・送信情報監視部 １１０・・タイマ １２０・・電源オン／オフ切換部 １ｃ・・電源（ＡＣ／ＤＣ） １ｄ・・入出力系 １ｅ・・デジタル／アナログ変換器（Ｄ／Ａ） ２・・中継局（地域センタ） ２ａ・・光通信装置（２０ａ・・光受信機、２１ａ・・
光送信機） ２ｂ・・電源制御手段（コントローラ） ２００・・受信情報監視部 ２１０・・電源オン／オフ切換部 ２ｃ・・電源（ＡＣ／ＤＣ） ２ｄ・・送信コントロール部 ２ｅ・・分岐回路 ２ｆ・・送信機 ２ｇ・・受信機 ３・・中心センタ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加入者端末と中継局あるいは光交換機と
   の間を光通信回線で接続した通信システムにおいて、 前記加入者端末には、前記中継局あるいは前記光交換機
   との間で光信号の送受信を行う光通信装置と、 前記光通信装置へ電力を供給する電源と、 前記光通信装置から送信すべき情報の有無を判別し、送
   信情報が有る場合には前記電源から前記光通信装置へ電
   力を供給させ、送信情報が無くなった場合には前記電源
   から前記光通信装置への電力供給を停止させる電源制御
   手段とを備えることを特徴とする光通信装置の稼動／停
   止自動切換システム。
2. 【請求項２】 前記電源制御手段は、送信情報の有無を
   監視する送信情報監視部と、 特定時間を計時するタイマと、 前記電源から前記光通信装置の電力供給の開始及び停止
   を切り換える電源オン／オフ切換部とを有し、 前記送信情報監視部は、送信情報が有る場合には、前記
   電力供給が開始されているか否かを判別し、電力供給が
   開始されていれば前記送信信号を前記光通信装置へ転送
   し、電力供給が停止されていれば前記電源オン／オフ切
   換部を介して電力供給を開始させ、送信情報が無くなっ
   た場合には前記タイマを起動し、 前記タイマは、特定時間を計時する間に前記送信情報監
   視部が送信情報有りを判定しなければ、前記電源オン／
   オフ切換部へ特定時間の経過を通知し、 前記電源オン／オフ切換部は、前記タイマから特定時間
   の経過を通知されると、前記電源から前記光通信装置へ
   の電力供給を停止させることを特徴とする請求項１記載
   の光通信装置の稼動／停止自動切換システム。
3. 【請求項３】 前記電源制御手段は、前記中継局あるい
   は前記光交換機から電源の立ち上げ要求を受信した時
   に、前記電源から前記光通信装置への電力供給を開始さ
   せることを特徴とする請求項１記載の光通信装置の稼動
   ／停止切換システム。
4. 【請求項４】 前記電源制御手段は、前記中継局あるい
   は前記光交換機から障害発生通知を受信した時に、前記
   電源から前記光通信装置への電力供給を開始させると共
   に、加入者に対する障害発生通知を出力することを特徴
   とする請求項１記載の光通信装置の稼動／停止切換シス
   テム。
5. 【請求項５】 加入者端末と中継局あるいは光交換機と
   を光通信回線で接続した通信システムにおいて、 前記中継局には、前記加入者端末との間で光信号の送受
   信を行う光通信装置と、 前記光通信装置に電力を供給する電源と、 前記光通信装置が受信する情報の有無を判別し、受信情
   報が有る場合には前記電源から前記光通信装置へ電力を
   供給させ、受信情報が無くなった場合には前記電源から
   前記光通信装置への電力供給を停止させる電源制御手段
   とを備えることを特徴とする光通信装置の稼動／停止自
   動切換システム。
6. 【請求項６】 前記電源制御手段は、前記光通信装置が
   受信する情報の有無を監視する受信情報監視部と、 前記電源から前記光通信装置への電力供給の開始及び停
   止を切り換える電源オン／オフ切換部とを有し、 前記受信情報監視部は、受信情報が有る場合には、前記
   電力供給が開始されているか否かを判別し、電力供給が
   停止されていれば前記電源オン／オフ切換部を介して電
   力供給を開始させ、受信情報が無くなった場合には前記
   電源オン／オフ切換部を介して電力供給を停止させるこ
   とを特徴とする請求項５記載の光通信装置の稼動／停止
   自動切換システム。