JPH08256016A - Fm復調器 - Google Patents

Fm復調器

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Publication number
JPH08256016A
JPH08256016A JP7057785A JP5778595A JPH08256016A JP H08256016 A JPH08256016 A JP H08256016A JP 7057785 A JP7057785 A JP 7057785A JP 5778595 A JP5778595 A JP 5778595A JP H08256016 A JPH08256016 A JP H08256016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable capacitance
demodulator
pll
diode
local oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7057785A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Enomoto
浩二 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
Application filed by Hitachi Denshi KK filed Critical Hitachi Denshi KK
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL方式のFM復調器において局部発振器
の周波数特性の直線性を改善する。 【構成】 PLL復調器の局部発振器に使用する可変容
量ダイオード1とコイル3からなる共振回路による発振
回路において、さらに可変容量ダイオード2を可変容量
ダイオード1と直列接続になるよう追加し、これによる
接合容量と可変容量ダイオード1の接合容量との合成に
より発振周波数が決められるようにし、可変容量ダイオ
ード2の特性をバイアス電源11の電圧により調整でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は局部発振器、ミキサーで
構成されるPLL方式のFM復調器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】FM復調器にはFM変調を行う局部発振
器、ミキサー、ビテオアンプで構成されるPLL方式の
FM復調器がある。図3はこのPLL方式のFM復調器
の一例を示したものである。局部発振器には通常可変容
量ダイオードを用いたリアクタンス型のFM変調器が用
いられる。
【0003】図において1は可変容量ダイオード、3は
共振用のコイル、5は発振用回路で、このときの発振周
波数fm’は周知の通り、電圧VBにより逆バイアスさ
れている可変容量ダイオード1の接合容量C(VB)と
コイル3のインダクタンスLにより次式(数1)で定ま
る。
【0004】
【数1】
【0005】なおこの式ではコンデンサ2の容量はC
(VB)に比べ大きいものとし、無視してある。
【0006】映像信号出力端子10にVBのバイアス電
圧が重畳された映像信号がある場合、コイル4を通して
この発振回路に映像信号が印加される。コイル4は発振
周波数fm’において高インピーダンスとなる。出力端
子10にfm’がもれ出すのを防ぐため、又、可変容量
ダイオードのfm’におけるカソード側のインピーダン
スが映像AMP9の出力インピーダンスに影響されるの
を防ぐためにコイル4を挿入してある。この映像信号に
よりFM変調されたfm’はミキサー回路8に入力され
る。
【0007】一方、外部から入力されるFM変調波7の
搬送波fmはミキサー8に入力され、fm’と周波数比
較され映像AMP9に出力される。ここで、fmとf
m’が同一周波数となった場合、ミキサー出力はベース
バンドの映像信号となり出力端子10に映像信号が出力
される。周知のようにこれがPLL復調の動作原理であ
る。
【0008】ここでFM変調器の変調特性は、直線性の
良いことが望ましいが、このような可変容量ダイオード
を用いたFM変調器では可変容量ダイオード1に印加さ
れる逆バイアス電圧VBに対する接合容量C(VB)の変
化容量のため、変調特性は図4に示すように非直線性を
呈し、従ってこの変調特性を微分して得た傾き特性も一
定ではなく図示のように逆バイアスVBにより変化して
おり、変調度を深くするにつれ直線性は悪化してくると
いう性質がある。PLL復調においてこの発振器の直線
性が図4に示すごとく悪化した場合、PLL復調はこの
発振器の直線性の悪化を逆補正するフィードバックがか
かるため、その結果PLL復調の感度の傾きは図4に示
すごとく悪化してしまう。その結果復調出力の映像信号
の直線性が劣化してしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のPLL復調はテ
レビジョンの映像信号の伝送など、深い変調度で入力さ
れるFM変調波を復調する場合、可変容量ダイオードの
直線性の悪化により出力される映像信号の直線性が劣化
するという問題があった。本発明の目的は、変調度の広
い範囲に渡って充分な直線性が確保でき、映像信号の伝
送などに使用して、少ない歪のもとで復調出力が得られ
るようにしたPLL復調器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はPLL復調器の局部発振回路に複数個の可
変容量ダイオードを用い、これらダイオードの接合容量
を合成した容量により、発振回路の共振回路における容
量素子が形成されるようにしたものである。
【0011】
【作用】PLL復調の局部発振器に使用する複数個の可
変容量ダイオードは、それぞれ毎に異なった特性を有す
る素子を用いたり、逆方向印加電圧を異ならしめたりす
ることにより、逆バイアス電圧VBに対する接合容量C
(VB)の変化特性を相互に異なったものとすることが
できる。これらを直列に接続して得られる合成容量を用
いて発振回路の共振回路を形成することによりPLL復
調特性の直線性を改善するように働く。従って、それぞ
れの可変容量ダイオードの特性を所定のものに選択した
り、逆バイアス電圧を選択したりすることにより、広い
周波数範囲にわたって充分な直線性を容易に得ることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明によるPLL復調器について、
図示の実施例により詳細に説明する。図1は本発明の一
実施例で、図において2は可変容量ダイオード、11は
バイアス用の電源であり、その他の構成は図3と同じで
ある。可変容量ダイオード2は、コイル4と可変容量ダ
イオード1のカソード側との接続路にカソード側が接続
され、そのアノード側と共通電位(アース)との間にバ
イアス電源11が接続されており、従ってこれら2個の
可変容量ダイオード1、2は直列に接続された状態でコ
イル3に対して並列に接続されていることになる。
【0013】ここでこの実施例ではバイアス電源11は
その電圧がVX(VX<VB)であり、それが、図示のよ
うに可変容量ダイオード2に対して順方向に接続されて
おり、従って復調出力信号の振幅がゼロのとき、この可
変容量ダイオード2に印加される逆方向電圧は(VB
X)になっている。
【0014】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、入力されるFM変調波fmが無変調のとき映
像出力信号は無信号になるようにフィードバックが働く
ため可変容量ダイオード1の逆バイアス電圧は、上記に
示したように、電圧VBであり、従って、このときのこ
の可変容量ダイオード1の接合容量はC(VB)とな
る。
【0015】また、このときの可変容量ダイオード2の
逆バイアス電圧はVB−VXであり、従ってこのときの可
変容量ダイオード2の接合容量はC(VB−VX)とな
る。そうすると、これら2個の可変容量ダイオード1、
2の接合容量による直列合成容量C1+2は次式(数2)
で表わされる。
【0016】
【数2】
【0017】そして、この結果、発振周波数fm’は次
式(数3)で表わされる。
【0018】
【数3】
【0019】そこで可変容量ダイオード1の接合容量C
(VB)により与えられる印加電圧対周波数特性が図2
の破線Aに示すようになっており、他方、可変容量ダイ
オード2の接合容量C(VB−VX)による周波数特性
が、破線Bのようになっていたとすると、これらの合成
による周波数特性は図2の実線Cに示すようにすること
ができ、同様に、このときの傾き特性は同じく図の下側
にA’、B’、C’で示すようにさらにPLL復調の感
度の傾き特性はA”、B”、C”で示すようになる。こ
の図2から明らかなようにそれぞれによる周波数特性
A、B及びその傾きA’、B’及びこれら発振器の特性
から得られるPLL復調の感度の傾きA”、B”と、こ
れらの合成により得られるC、C’、C”とを比較して
みれば明らかなるように、直線性が大きく改善されてい
ることが判る。
【0020】そして可変容量ダイオード2により得られ
る特性はバイアス電圧VXの選定によりかなり自由に変
化させることができるから、結局、この実施例によれば
可変容量ダイオード1により得られている特性に合わせ
て可変容量ダイオード2の特性を所定の特性に容易に調
整することができ、従って、この実施例によればPLL
復調特性の直線性を大幅に改善することができる。
【0021】上記実施例では、バイアス電源11が正電
圧で可変容量ダイオード2の接合容量がC(VB−VX
で与えられるように構成されているが負電圧として接合
容量がC(VB+VX)で与えられるように構成してもよ
い。また本発明は、復調器での復調特性の直線性の改善
に限らず、変調器での特性や伝送経路の特性、特にフィ
ルタの群遅延特性や通過特性、又、搬送波アンプの特性
も勘案して、全体として非直線性の改善が得られるよう
にしてもよいのはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明によればPLL復調器において局
部発振器の周波数特性の直線性を容易に改善することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPLL復調器の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するための特性
図。
【図3】PLL復調器の従来例を示すブロック図。
【図4】従来例の動作を説明するための特性図。
【符号の説明】
1、2 可変容量ダイオード 3 共振用コイル 5 VCO 6 局部発振器出力のFM変調波 7 入力されるFM搬送波 8 ミキサー 9 映像アンプ 10 映像出力端子 11 バイアス電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサーと局部発振器により構成され、
    局部発振器の容量素子として可変容量ダイオードを使用
    するPLL方式のFM復調器において、少なくとも2個
    の可変容量ダイオードを設け、これら可変容量ダイオー
    ドの接合容量の直列合成容量により上記共振回路の容量
    素子が形成されるようにし、それぞれ異なるバイアス電
    圧を印加する電源を設け、この電源によるバイアス電圧
    により上記接合容量の変化特性を相互に異ならしめるよ
    うに構成したことを特徴とするFM復調器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記少なくとも2個
    の可変容量ダイオードを直列に接続し、それぞれ異なる
    調整可能なバイアス電圧を印加し、そのバイアス電圧を
    調整することにより任意の復調カーブが得られるように
    したことを特徴とするFM復調器。
JP7057785A 1995-03-16 1995-03-16 Fm復調器 Pending JPH08256016A (ja)

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JP7057785A JPH08256016A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 Fm復調器

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ID=13065546

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JP (1) JPH08256016A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042338A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Commissariat A L'energie Atomique 線形容量を有する電圧制御発振器
US7557669B2 (en) 2006-10-13 2009-07-07 Nec Corporation Voltage controlled oscillator and its control method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042338A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Commissariat A L'energie Atomique 線形容量を有する電圧制御発振器
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