JP2553028Y2 - 発振装置 - Google Patents

発振装置

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JP2553028Y2
JP2553028Y2 JP1989078998U JP7899889U JP2553028Y2 JP 2553028 Y2 JP2553028 Y2 JP 2553028Y2 JP 1989078998 U JP1989078998 U JP 1989078998U JP 7899889 U JP7899889 U JP 7899889U JP 2553028 Y2 JP2553028 Y2 JP 2553028Y2
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transistors
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伸行 石川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、VTR用のUHF帯のRFモジュレータ等に用い
て好適な発振装置に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、第1及び第2のトランジスタから成る第
1の差動増幅回路に正帰還を施した発振回路と、第1の
差動増幅回路の差動出力信号を所定のレベルに分割する
インピーダンス回路と、このインピーダンス回路からの
分割された差動出力信号が入力端子に供給され、ミキサ
ーに差動出力信号を供給する第2の差動増幅回路から成
るバッファ回路とを備えることにより、最適且つ充分な
レベルで発振できるようになって高周波での安定な発振
が得られ、また負荷の軽減で温度特性等をより安定なも
のとするようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来のVHF帯用のRFモジュレータを流用して、ヨーロ
ッパ等のUHF帯用のモジュレータを得ようとした場合、
第2図に示すようなものが考えられる。同図において、
(1)は発振周波数を可変できる発振装置、(2)はミ
キサーである。発振装置(1)は一の差動増幅回路を構
成する一対のトランジスタ(3),(4)を有し、トラ
ンジスタ(3)のコレクタはコイル(5)及び可変コン
デンサ(6)から成る可変タンク回路(7)を介して正
の電源端子+Vccに接続され、トランジスタ(4)のコ
レクタは直接正の電源端子+Vccに接続される。また、
トランジスタ(3),(4)の各エミッタは共通接続さ
れた後定電流源(8)を介して接地される。
トランジスタ(3),(4)の各ベースは夫々他の差
動増幅回路を構成する一対のトランジスタ(11),(1
2)の各ベースに接続される。トランジスタ(3)のベ
ースはデカップリング用コンデンサ(9)を介して接地
され、トランジスタ(3)のコレクタは正帰還用コンデ
ンサ(10)を介してトランジスタ(12)のベースに接続
される。ここで回路素子(1)〜(10)は発振回路を構
成するものである。
この発振回路では、可変コンデンサ(5)の可変によ
って、その発振周波数を例えば540〜620MHzの範囲で連
続可変できるようにし、8MHzステップでUHF帯の10ch分
の映像搬送波を発生させるようにする。
トランジスタ(11),(12)の各エミッタは共通接続
された後定電流源(13)を介して接地される。また、ト
ランジスタ(11),(12)の各ベースは夫々1〜2kΩ程
度の抵抗器(14),(15)を介してバイアス用直流電源
(16)に接続される。ここで回路素子(11)〜(13)は
一種のバッファ回路を構成している。
発振装置(1)のトランジスタ(11),(12)の各コ
レクタは夫々ミキサー(2)の一の差動増幅回路を構成
する一対のトランジスタ(21),(22)の各ベースに接
続されると共に同じく他の差動増幅回路を構成する一対
のトランジスタ(23),(24)の各ベースに接続され
る。トランジスタ(21),(24)の各コレクタは共通接
続され、負荷抵抗器(25)を介して正の電源端子+Vcc
に接続され、同時にトランジスタ(22),(23)の各コ
レクタは共通接続され、負荷抵抗器(26)を介して正の
電源端子+Vccに接続される。そしてトランジスタ(2
1),(24)の各コレクタの接続点とトランジスタ(2
2),(23)の各コレクタの接続点より出力端子(27)
が導出される。
トランジスタ(21),(22)の各エミッタは共通接続
された後トランジスタ(28)と共に更に他の差動増幅回
路を構成するトランジスタ(29)のコレクタに接続さ
れ、同じくトランジスタ(23),(24)の各エミッタは
共通接続された後トランジスタ(28)のコレクタに接続
される。トランジスタ(28),(29)の各エミッタは抵
抗器(30)を介して相互接続されると共に夫々定電流源
(31),(32)を介して接地される。そして、トランジ
スタ(28),(29)の各ベースはビデオ信号が供給され
る入力端子(33)に接続される。
また、トランジスタ(21),(23)の各ベースはトラ
ンジスタ(34)のエミッタに接続され、同じくトランジ
スタ(22),(24)の各ベースはトランジスタ(35)の
エミッタに接続される。トランジスタ(34),(35)の
各ベースはバイアス用直流電源(36)に接続され、各コ
レクタは正の電源端子+Vccに接続される。
発振装置(1)からの発振信号がキャリアとしてミキ
サー(2)に供給され、ここで入力端子(33)からのビ
デオ信号により振幅変調され、出力端子(27)に被変調
信号として取り出される。なお、このような差動増幅器
を基体構成とする発振回路は特開昭51-47360号公報及び
特開昭57-207358号公報にも開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
さて、第2図について説明したUHF帯用のRFモジュレ
ータの発振装置(1)は、発振周波数を可変にして複数
の映像搬送波を発生させるために、そのタンク回路
(7)をLC回路で構成し、そのコンデンサ(5)を可変
コンデンサとしている。
一方、VHF帯用のRFモジュレータの発振装置の場合
は、第1又は第2チャンネルの単一の映像搬送波のみを
発生させればよいので、タンク回路(7)として表面弾
性波素子を使用していた。
ところで、タンク回路(7)として表面弾性波素子を
使用した場合には、そのQが2000程度と高いので、第2
図のように、発振装置(1)の発振信号をキャリアとし
て、ミキサー(2)に直接注入しても何等問題はない。
しかしながら、タンク回路(7)として、LC回路を使
用した場合には、そのQが100〜200程度とかなり低いた
め、発振装置(1)の発振信号のキャリアとしてそのま
まミキサー(2)に供給したのでは、キャリアの注入オ
ーバーと成り、発振装置(1)の発振が不安定に成って
しまう。そして、この場合には、ミキサー(2)へのキ
ャリアリークによって、微分位相(DP)が劣化して、ミ
キサー(2)から得られる被振幅変調映像信号の振幅の
小さいところ、即ち、映像の暗いところでは、色相の位
相ずれが生じ、又、映像信号に重畳されている音声信号
のS/Nが低下してしまう。
又、発振回路の負荷が、主として抵抗器(14),(1
5)によって決まるため、負荷が重く成り、温度特性の
劣化によって、やはり発振が不安定と成る。
かかる点に鑑み、この考案は発振信号をキャリアとし
てミキサーに供給するようにした発振装置において、発
振を安定化し、負担を低減して、上述の欠点を解消する
ことのできるものを提案しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、第1及び第2のトランジスタ(3、4)
から成る第1の差動増幅回路を有し、上記第1及び第2
のトランジスタ(3、4)のコレクタとベースの帰還路
に正帰還を施すように接続したた発振回路(3〜10)
と、第1のトランジスタ(3)のベースが第1のインピ
ーダンス回路(17)及び第3のトランジスタ(11)のベ
ースを介して第3のインピーダンス回路(14)に接続さ
れ、第2のトランジスタ(4)のベースが第2のインピ
ーダンス回路(18)及び第4のトランジスタ(12)のベ
ースを介して第4のインピーダンス回路(15)に接続さ
れ、第3及び第4のトランジスタ(11、12)は第2の差
動増幅回路を構成し、第1の差動増幅回路の差動出力信
号がバイアス用直流電源(16)によりバイアスされた第
1及び第2のインピーダンス回路(17、14)と第3及び
第4のインピーダンス回路(18、15)とのインピーダン
ス比に分割され、分割された差動出力信号がキャリアと
して供給され、このキャリアをビデオ信号により振幅変
調し、被変調信号として出力するミキサー回路(2)
と、を備えたことを特徴とする発振装置である。
〔作用〕
第1の差動増幅回路(3,4)の差動出力信号すなわち
発振回路の出力信号(キャリア)をインピーダンス回路
(14,15,17,18)により所定のレベルに分割する。つま
り発振回路からのキャリアレベルに対して抵抗器(14と
17及び15と18)の比を調整することによりミキサー
(2)に対する最適注入レベルを設定する。これにより
発振回路から見た負荷が軽くなりキャリアリークがなく
なって高調波のないキャリアでミキサー(2)を駆動で
きる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図に基づいて詳しく
説明する。なお、第1図において、第2図と対応する部
分には同一符号と付し、その詳細説明は省略する。
本実施例では発振装置(1′)のトランジスタ(3)
のベースとコンデンサ(9)の接続点とトランジスタ
(11)のベースとの間にインピーダンス素子例えば抵抗
器(17)を挿入すると共にトランジスタ(4)のベース
とコンデンサ(10)の接続点とトランジスタ(12)のベ
ースとの間にインピーダンス素子例えば抵抗器(18)を
挿入するようにする。その他の構成は第2図の場合と同
様である。
抵抗器(17),(18)は夫々抵抗器(14),(15)と
共にインピーダンス回路を構成する。このインピーダン
ス回路は発振回路とミキサー(2)の間にあって一種の
減衰器として働く。すなわちトランジスタ(3),
(4)から成る第1の差動増幅回路からの差動出力信号
がトランジスタ(11),(12)から成る第2の差動増幅
回路を通ってミキサー(2)に供給されるときこのイン
ピーダンス回路によって減衰される。そして、このとき
インピーダンス回路を構成している抵抗器(14)と(1
7)及び(15)と(18)の比を調整することによってミ
キサー(2)には最適注入レベルをもってキャリアを供
給することができる。いま、抵抗器(14)と(17)の値
を夫々R1,R2とすると、その減衰比は で表わされる。同様に抵抗器(15)と(18)の値を夫々
R3,R4とすると、その減衰比は で表わされる。
さて、この第1図に示したUHF帯用のRFモジュレータ
において、その最終段のRF出力を、例えば、80dBμとし
たとき、発振装置(1)からミキサー(2)へ供給され
るキャリアの最適注入レベルが−10dBmであったとす
る。このとき、発振装置(1)の発振回路の発振出力が
0dBmであったとすれば、上述のインピーダンス回路から
成る減衰器によって、その発振エネルギーを1/10程度に
減衰させてミキサー(2)に注入すれば、タンク回路
(7)のQがかなり低くても、発振装置(1)、即ち、
その発振回路を十分安定に発振させることができる。
この場合、抵抗器(14),(15)の抵抗値は、第1図
の場合と同様の1〜2kΩ程度、抵抗器(17),(18)の
抵抗値は、数100Ω程度と成る。
又、この場合、インピーダンス回路は、第2図の場合
の抵抗器(14),(15)に対し、夫々抵抗器(17),
(18)が直列接続され、インピーダンスが増加するの
で、発振装置(1)、即ち、その発振回路の負荷はそれ
だけ低減される。
尚、発振装置(1)の発振回路の発振出力及び減衰器
の減衰比は、RFモジュレータの最終段のRF出力に応じて
決まるミキサー(2)に対するキャリアの最適注入レベ
ルに応じて決定される。
かかる発振装置(1)によれば、ミキサー(2)への
キャリアの注入レベルが低下するので、発振が安定と成
り、又、負荷が低減されるので、温度特性が良好と成っ
て、この点からも発振が安定と成る。又、これにより、
ミキサー(2)へのキャリアリークが減少し、微分位相
(DP)の劣化による、ミキサー(2)から得られる被振
幅変調映像信号の振幅の小さいところ、即ち、映像の暗
いところでの、色相の位相ずれは生ぜず、又、映像信号
に重畳されている音声信号のS/Nの低下もない。
〔考案の効果〕 上述の如くこの考案によれば、発振回路からの出力信
号をインピーダンス回路で所定のレベルに分割してミキ
サーに供給するようにしたので、発振装置は安定して発
振させることができると共にミキサー注入レベルを最適
な値に設定でき、オーバー注入によりキャリアリークが
生じてミキサー出力の振幅が小さいとき微分位相が劣化
して色相がずれたり、音声信号のS/Nが劣化するような
こともない。また発振回路の負荷が軽減したので、温度
特性等をより安定なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路構成図、第2図
は従来回路の一例を示す回路構成図である。 (1),(1′)は発振装置、(2)はミキサー、
(3),(4),(11),(13)はトランジスタ、(1
4),(15),(17),(18)は抵抗器である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のトランジスタから成る第1
    の差動増幅回路を有し、上記第1及び第2のトランジス
    タのコレクタとベースの帰還路に正帰還を施すように接
    続したた発振回路と、 上記第1のトランジスタのベースが第1のインピーダン
    ス回路及び第3のトランジスタのベースを介して第3の
    インピーダンス回路に接続され、 上記第2のトランジスタのベースが第2のインピーダン
    ス回路及び第4のトランジスタのベースを介して第4の
    インピーダンス回路に接続され、 第3及び第4のトランジスタは第2の差動増幅回路を構
    成し、 上記第1の差動増幅回路の差動出力信号がバイアス用直
    流電源によりバイアスされた上記第1及び第2のインピ
    ーダンス回路と上記第3及び第4のインピーダンス回路
    とのインピーダンス比に分割され、分割された差動出力
    信号がキャリアとして供給され、このキャリアをビデオ
    信号により振幅変調し、被変調信号として出力するミキ
    サー回路と、 を備えたことを特徴とする発振装置。
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JPS6238323Y2 (ja) * 1980-02-12 1987-09-30
DE3121671A1 (de) * 1981-05-30 1982-12-16 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg "schaltungsanordnung mit einer integrierten halbleiterschaltung"

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