JPH08255909A - 厚い銅の相互接続を持つ多重トランジスタ集積回路 - Google Patents

厚い銅の相互接続を持つ多重トランジスタ集積回路

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JPH08255909A
JPH08255909A JP7322543A JP32254395A JPH08255909A JP H08255909 A JPH08255909 A JP H08255909A JP 7322543 A JP7322543 A JP 7322543A JP 32254395 A JP32254395 A JP 32254395A JP H08255909 A JPH08255909 A JP H08255909A
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drain
buses
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Taylor R Efland
アール.エフランド テイラー
David Cotton
コットン デビッド
Dale J Skelton
ジェイ.スケルトン デイル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電流容量が大きく、全動作抵抗が小さくて電流
分布が均一な電力用集積回路の構造と方法を提供する。 【解決手段】電力集積回路を複数のソースおよびドレン
拡散領域を形成し、互いに結合して多重LDMOSトラ
ンジスタのソースおよびドレンを形成する。各拡散領域
(9)の上に第1金属層片(17)を形成して電気的に
接触させる。第2金属層導体(21)を複数の第1金属
層片の上に形成し、第1金属層片と選択的に接触させて
ソースおよびドレンバスを形成する。ポリシリコンゲー
トバス(15)も与える。次に各第2金属層バスの上に
厚い第3金属層(23)を形成し、物理的にまたは選択
的に電気的に接触させる。厚い第3レベル金属は導電性
の高い銅などの材料で作る。集積回路上のトランジスタ
の得られたオン抵抗は、厚い第3金属層を用いることに
よって実質的に減少する。従来の電流デバイアシングお
よび電子移動の問題は減少し、またはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に横二重拡
散MOS技術をLDMOSトランジスタの製作に用いた
プログラム可能な集積回路に関し、より特定すると、電
力応用、回路、システム用のトランジスタおよび集積回
路への、線形状の横DMOSセルおよび回路の応用に関
する。
【0002】関連する応用の相互参照 この応用は、以下の同時継続出願に関する。TI−17
968、「厚い銅の金属被覆を持つ半導体デバイス」、
1994年8月31日出願、米国特許出願第08/29
9,177号明細書、TI−16545、「多重レベル
導体プロセスを用いて活動的なデバイス領域上で電流バ
ラスティング(ballasting)およびバシング
(busing)を行う方法」、1992年3月13日
出願、米国特許出願第07/850,601号明細書、
TI−17846、「厚い銅の相互接続を持つLDMO
Sトランジスタ」、1994年11月2日出願、米国特
許出願第08/333,461号明細書、TI−200
31、「厚い銅の相互接続を持つLDMOSダイオード
を用いたESD保護構造」、1994年11月2日出
願、米国特許出願第08/333,407号明細書。各
出願は、テキサスインスツルメント社に譲渡されてい
る。
【0003】
【従来の技術】電力応用の集積回路を製造する場合、一
般に横二重拡散MOS(以後LDMOS)技術を用いた
プロセスを用いる。普通、デバイスは複数の横拡散を用
いて設計し、これを結合して1つの電流容量の大きいデ
バイスを作る。
【0004】従来は、一重および二重レベルの金属被覆
法を用いていろいろの拡散の間を接続し、電力回路に必
要な大きいデバイスを作った。金属の長さが非常に長い
ので、電流分布はデバイス全体で不均一になり勝ちであ
る。さらに、金属の長さ方向にデバイアシングが起こ
る。デバイアシングとは、デバイスの異なる領域が異な
るポテンシャルで動作することをいう。この金属デバイ
アシングからデバイスの動作は不均一になり、いろいろ
の拡散領域の切り替わる時刻がまちまちになって電流分
布が不均一になる。
【0005】従来の2レベル金属被覆法を最適化すれば
電流デバイアシングの問題を減らすことはできるが、大
きい電流負荷をとる大きいデバイスを製作する場合は、
デバイアシングの問題が残る。多くの拡散片から成るL
DMOS電力デバイスを作るための2金属相互接続法の
1つが、同時継続出願の米国特許出願「多重レベル導体
プロセスを用いて活動的なデバイス領域上で電流バラス
ティングおよびバシングを行う方法」、TI−1654
5、米国特許出願第07/850,601号明細書、テ
キサスインスツルメント社に譲渡、に述べられている。
この特許出願に述べられているように、2レベル金属相
互接続方式に接点およびビアを設ける方法と構造を用い
れば従来の金属被覆法によってデバイアシングの影響を
極力減らすことはできるが、長い相互接続金属を持つ大
きいトランジスタでは問題が解決されない。
【0006】第1レベル金属と第2レベル金属を用いて
結合させた複数の拡散から形成したLDMOSデバイス
では、ソースおよびドレン拡散は片状で1つおきに配置
されている。ソースおよびドレン拡散は、一般に厚さ1
ミクロン以下のアルミニウムの第1金属層の片で覆って
電気的に接触させる。次にこの第1レベル金属を絶縁酸
化物で覆う。次に第2レベル金属を用いてソースとドレ
ンのバスラインを形成する。各バスラインれぞれは多く
のソースおよびドレン拡散の上を走り、絶縁酸化物を貫
通する接点を用いて多くの第1レベル金属片を1つのバ
スに選択的に結合する。この第2レベル金属の厚さは3
から4ミクロン以下である。この相互接続システムは、
前記活動的な領域のバス特許に詳しく説明されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のLDMOS構造
では、第2レベルの金属は、ソースまたはドレンの結合
パッドおよび並列のデバイスと直列になった抵抗器のよ
うに見える。金属の相互接続によって生じる抵抗の値は
デバイスの性能に対して重要である。それは、性能に対
して重要なパラメータであるRdsonが、この抵抗に
比例するからである。したがって、完成したデバイスの
性能を最適にするには、金属抵抗をできるだけ小さくす
ることが望ましい。
【0008】11の平行部から成り、各部は最大150
個の拡散片を備え、上に述べた厚さの従来の金属システ
ム内の標準の1ミクロンの第1レベル金属と3ミクロン
のアルミニウム第2金属を用いて結合した例示のLDM
OSトランジスタでは、重要なRdson抵抗中の金属
の割合は全Rdsonの63%になることが、モデリン
グ法を用いて示された。Rdson抵抗の63%を占め
ることは、金属自身と、金属によるデバイアシング効果
から生じる。金属抵抗があるため、デバイスの全Rds
onを小さくするにはシリコンの大きな領域が必要であ
る。
【0009】従来の方法に関する別の問題も大きい。ア
ルミニウム金属被覆法を用いると拡散片を流れる電流に
対していくらかの抵抗路ができるので、拡散のソースバ
スに最も近い端と他の端の間で測ったソース電圧が増加
する。LDMOSトランジスタ構造では臨界電圧Vgs
が重要なので、デバイアシング効果は非常な関心事であ
る。ソース電圧が金属に沿って増加すると電圧Vgsは
減少する。その結果、ソースパッドから離れた領域の動
作が不均一になる。所定のゲート電力Vgに対してソー
ス電圧が上がるとVgsは下がり、トランジスタセグメ
ントの駆動が減少し、全デバイスRdsonが増加す
る。LDMOSデバイスの各部の動作が不均一なために
電流分布が不均一になると、デバイスの安全動作領域が
減少するという形で安全動作領域の問題が生じる。ゲー
ト電圧Vgが低い場合はこれらの問題は一層大きくな
り、ソースデバイアシングが高い領域では実効電圧Vg
sが非常に減少するので、デバイスの動作は予想より早
く限界に達する。ドレンのデバイアシングが起こると、
デバイスにかかるドレンポテンシャルが減少し、有効な
設計駆動ポテンシャルが均一に分布しないので、これも
問題である。
【0010】従来の金属被覆法に必要な電子移動電流密
度則による問題もある。LDMOSデバイスの各部はソ
ース用とドレン用の別々の第2レベルバスで覆われてい
る。2つのバスはデバイスの端で結合する。従来の金属
被覆法を用いて安全動作要件を満たすために、部分を追
加する度にデバイスの端のバスを広げなければならず、
これに伴って非活動デバイス領域がますます広がって、
デバイスが大きくなる。
【0011】従来の方法を用いて電流容量の大きいデバ
イスを設計すると別の問題が生じる。デバイアシングの
ために電流分布が不均一になると、局部電流がデバイス
の熱出力限界を超える領域、いわゆる「熱い点」ができ
て、早期故障箇所が発生する可能性がある。この早期故
障によりデバイスのピーク電流容量定格が下がり、安全
動作領域定格が減少する。したがって横電力デバイスの
設計において、電流分布を均一にし、デバイスの動作効
率を高め、電流の集中と電子移動の恐れをなくし、Rd
son性能を減少させるような優れた方法が必要であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】一般にまたこの発明の一
形式は、横DMOSプロセスを用い、多重LDMOS電
力トランジスタを備える、電流容量の大きいICデバイ
スを設計するための構造と方法を与える。このデバイス
は直線形で行に配置した複数のドレンおよびソース拡散
を備える。従来の金属層を用いた第1レベル金属で個々
のソースおよびドレン拡散を覆い、次に、第1レベル金
属フィンガーに垂直に第2レベル金属を堆積させる。第
2レベル金属はソースおよびドレンバスを形成し、ビア
を用いて複数のソースおよびドレン拡散に選択的に接触
させる。次に厚い導電層を用いて、第3レベル金属を第
2レベル金属パターンの上に堆積させて短絡バスを形成
する。この第3レベルは銅などの抵抗の小さい材料で、
デバイスの上にメッキする。第3レベル金属は金属被覆
パターンの抵抗を非常に減少させ、したがってデバイス
のRdson抵抗を減少させるのに十分な厚さを持つ。
さらに、電流分布とデバイアシングの問題も非常に減少
する。デバイスのレイアウトの際に電子の移動と電流の
集中の問題に悩む必要がなくなり、設計やデバイスの配
置の柔軟性が高まる。第3レベル金属は位置合わせが厄
介でなく、ダイ上で非常に抵抗の低いバスとして働く。
【0013】この発明の第1の利点は、望ましい実施態
様を用いることにより、所定の面積のデバイスの電流容
量が大きくなりまたRdsonが小さくなって、安全動
作領域の特性が非常に向上することである。この発明の
第2の利点は所定の性能要件を満たすシリコンの面積が
非常に小さいことで、したがってこの発明を用いるとモ
ノリシックデバイスの中に100ミリオームRdson
以下の数個の大電力トランジスタを組み込むことができ
る。これは従来の相互接続技術では不可能である。この
発明のさらに別の利点は、望ましい実施態様を用いれば
LDMOSトランジスタのRdson特性がより均一に
なるため、この発明を用いて製作したデバイスの性能と
安全動作領域がさらに向上することである。さらに別の
利点は、デバイスのゲートバスに沿うこの発明の望まし
い実施態様を用いることによって切替え中のR−C時定
数が減少し、切替え損失が減少することである。望まし
い実施態様を用いると切替え時間が速くなり、高い動作
速度で電流切替えを均一に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】DMOS技術を用いて高電力横デ
バイスを製作する場合は、多くの横ドレンおよびソース
拡散領域を作って結合する。従来の横電力デバイスが故
障しやすいのは、主としてソースおよびドレン領域を形
成するのに用いる長い片の切替えが異常に不均一なため
であることが分かった。切替えの不均一は、部分的には
片状のソースおよびドレン拡散の長さ方向とデバイスの
金属被覆の形状による電流分布の変動によって起こるよ
うである。
【0015】この発明の動作と利点を説明するために、
横二重拡散RESURF MOSプロセスを用いて実現
した例示のトランジスタを用いて説明する。この実施態
様は単に例示であって、この発明の方法と構造を制限す
るものではなく、またこの発明の利点はトランジスタま
たはLDMOSプロセスに限定されるものではない。こ
の発明を用いると、多重領域を結合して、トランジス
タ、抵抗、ダイオード、コンデンサ、その他の半導体デ
バイスを含む1つのデバイスを形成する、任意のプロセ
スまたは構造が優れたものになる。
【0016】図1は横DMOSトランジスタの断面を示
す。このトランジスタは複数のソースおよびドレン拡散
を持つ横デバイスであって、ソースおよびドレンの片状
の拡散の間にゲート酸化物およびゲートポリシリコンが
走っている。このトランジスタは、たとえば米国特許第
5,272,098号、「縦および横の絶縁ゲート電界
効果トランジスタ、システム、および方法」、に記述さ
れている横DMOSプロセスを用いて製造することがで
きる。この特許はテキサスインスツルメント社に譲渡さ
れており、ここに引例として挙げる。または、米国特許
第5,242,841号、「自動整列したソース/バッ
クゲートおよび光整列したゲートを用いてLDMOSト
ランジスタを作る方法」に記述されている方法を用いて
もよい。この特許はテキサスインスツルメント社に譲渡
されており、ここに引例として挙げる。米国特許第5,
306,652号、「横二重拡散絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタと製作工程」もテキサスインスツルメント社
に譲渡されており、引例としてここに挙げるが、この特
許はLDMOSトランジスタ、より特定すると低減表面
電界効果(RESURF)トランジスタ、の製造につい
て記述している。横デバイスを製造する他の方法を用い
てもよい。
【0017】
【実施例】図1は、完成したトランジスタの一部の3次
元図で、シリコン基板1と、この基板上に堆積させたエ
ピタキシャル層3を示す。ドーパント注入および拡散段
階を用いて、p型の拡散井戸5を形成する。ポリシリコ
ンゲート15を堆積させて、トランジスタのゲートを形
成する。バックゲート接触領域11などの第2ドーパン
ト注入を用いて、ソースおよびドレン領域9を形成す
る。領域11は拡散井戸と同じ導電率型であるが、濃度
が大きい。次に第2拡散段階を用いて、バックゲートと
ソースおよびドレン領域を完成する。ポリシリコンゲー
ト15とドレンLOCOS領域13をマスクとして用い
てこれらの注入を行うので、ゲートとソースおよびドレ
ン領域は自動整列する。ゲートとゲート酸化物領域の上
に絶縁酸化物を形成する。パターン化と酸化物のエッチ
ングを行って領域9と11の中に接触領域を作り、金属
被覆層とシリコン表面とを接続する。第1金属被覆層1
7を堆積させてパターン化し、ソース領域とバックゲー
ト領域に接触させ、またドレン領域にも接触させる。こ
れらの第1金属領域は電気的に絶縁されている。すなわ
ちソースおよびドレン領域に沿っていて、互いに結合し
てはいない。
【0018】第2絶縁酸化物19を第1金属被覆層の上
に堆積させる。この第2絶縁酸化物内に、第1および第
2金属被覆層を相互接続する位置にビアをパターン化し
エッチングする。次に第2金属被覆層21を堆積させる
と構造が完成する。この第2層を用いて多重ソースまた
はドレン拡散領域を選択的に相互接続し、トランジスタ
用の大きいソースおよびドレン領域を形成する。次に第
2金属被覆層21の上に第3レベル金属23を電気メッ
キする。この第1実施態様の図では、第2および第3レ
ベル金属被覆層が物理的および電気的に接触している。
しかし他の領域では第2金属被覆層の上に保護膜を設
け、この保護膜をパターン化しエッチングして第3金属
被覆層を他のレベルから電気的に絶縁する。ここでもビ
アを用いて第3レベル金属を第2レベルと結合し、最初
の2レベル金属被覆構造のデバイアシング効果を減ら
す。
【0019】図2−図4は、図1のトランジスタを製作
する工程段階の断面を示す。ソースおよびドレン領域
は、前に示した特許に記述されている段階を用いて形成
する。図2は、p型の基板の上にp型のエピタキシャル
層3を形成した図を示す。エピタキシャル層3は、よく
知られた化学気相成長法、分子線エピタキシ法またはイ
オン注入法を用いて形成する。この応用ではエピタキシ
ャル層と基板層はp型なので、層3を形成するときはド
ーパントとしてホウ素を用いる。ゲート酸化物13とポ
リシリコンゲート15を形成する。ソースおよびドレン
接触領域9を本体接触領域11と共に形成して、ソース
の拡散井戸5とドレンのRESURF領域7に接触させ
る。ゲート絶縁酸化物14は薄い酸化物で、堆積した後
パターン化しエッチングして、ドレンおよびソース領域
9とバックゲート拡散11を露出させて、第1金属被覆
層と電気的に接触させる。
【0020】第1金属層17を堆積させてソースおよび
ドレン拡散9とバックゲート拡散11に接触させる。第
1金属層17は、アルミニウム、または境界層金属とア
ルミニウム、などのよく知られた金属被覆システムを用
いて作り、LPCVD法を用いて形成してよい。第1金
属層17の厚さは約1ミクロン程度である。次に第2金
属被覆層21を形成する。この層は、ソースまたはドレ
ン拡散に接触する第1金属層と選択的に結合する。次に
絶縁酸化物19を全基板上に形成し、パターン化して、
第2金属層に結合する第1金属層17の領域を露出させ
る。次に第2金属層21を堆積させてパターン化し、酸
化物19内のビアにより結合するソースまたはドレン片
の領域の列を形成する。酸化物19の上に第2金属層2
1を形成し、ビアをつめて第2金属層21と第1金属層
17を結合する。第2金属層は第1金属層と同じ方法を
用いて形成し、最大厚さは3−4ミクロン程度の、アル
ミニウムなどの従来の金属である。この最大値は、従来
の処理法の能力で決定される。
【0021】図3は、望ましい実施態様の第3レベル銅
層を製作するのに用いる第1段階を示す。第2金属層2
1をパターン化した後で、半導体処理に普通用いられる
堆積窒化物層の形の保護膜をウエーハに設ける。次はパ
ターン化段階で、結合パッド位置に第2金属層の領域を
露出する。ビアのパターン化も行う。つまり、まだ形成
されていない第3レベル金属被覆層と第2金属層21と
を接触させるビアを作る。Ti−Wの障壁層20を全基
板上に堆積させて、第2金属層21とその下の層を保護
する。この層の厚さは一般に1000オングストローム
である。次に金属メッキ用のシード層22を障壁層の上
に堆積させる。このシード層は最後の第3レベル金属層
と同じ型の材料で、望ましい実施態様では銅または銅合
金である。この層はメッキを行えるだけの十分な厚さで
なければならない。一般に厚さは2000オングストロ
ームである。第3層として有用な別の材料としては金な
どの導電性の優れた材料があるが、銅の方がよい導体な
ので金よりよく、また価格も安い。
【0022】図4は完成した構造を示すもので、図1と
同じである。デバイスを完成するために、電気メッキ法
または無電解メッキ法を用いてシード層22の上に銅の
厚い層をメッキする。負のホトレジストマスクを用い
て、銅の厚い層23をパターン化する。すなわち、ホト
レジストの厚い層をパターン化しエッチングして、厚い
第3金属層が不要のところだけにホトレジストが残るよ
うにする。次に電気メッキ法を用いてシード層の上に銅
をメッキする。得られる銅のバスは、厚いホトレジスト
の高さか、必要であればそれより低い高さまでメッキす
る。一般にメッキする銅層の厚さは15−35ミクロン
である。メッキした構造の上部に問題がないようにする
ために、ホトレジスト層は最終の銅層より厚くなければ
ならない。固有抵抗をより低くするには、より厚い銅構
造をメッキすればよい。次に、銅をメッキしない部分の
ホトレジストと、ホトレジストの下のシード層は、従来
の処理技術を用いて除去する。
【0023】Ti−Wの障壁層は、銅シード層を除去す
るときに第3金属層をエッチングによって除去すること
が望ましくない結合パッド部分を保護する。選択的エッ
チングを用いてTi−W層を除去する。最後に、電気メ
ッキ法または無電解メッキ法を用いて、銅の第3レベル
金属層23に不活性材料をメッキする。望ましい実施態
様ではこの材料はニッケルであるが、パラジウムなどの
別の同様な材料を用いてもよい。この段階は随意である
が、これを行うと、腐食物を防ぎ、銅の第3レベル金属
層と、銅の第3金属層23と第2金属層21との間の銅
アルミニウムインターフェースとの望ましくない反応を
防ぐ。さらにニッケルは、必要があればアルミニウム結
合を行うためのよい媒体である。一般に第3レベル金属
層は結合パッドまで延ばさないが、結合パッドまで延ば
す実施態様もある。用いる場合は、ニッケル皮膜は従来
の方法を用いて厚さ約1ミクロンにメッキする。ニッケ
ル皮膜は銅導体の上部を覆う。側面は、プロセスにより
覆う場合と覆わない場合がある。
【0024】図1と図4では、銅の第3レベル金属層2
3は第2金属層と物理的に接触し、少なくとも部分的に
その上にある。すなわち、銅の第3レベル金属層は第2
レベル金属層を形成したところには必ず形成し、物理的
に接触させている。その代わりに必要があれば、第2金
属層とTi−W層と銅シード層の間の第2金属層21全
体の上に保護膜を形成してもよく、また第2金属層のこ
の保護膜を通して、周期的にビアを用いて第3レベル金
属を第2レベルに選択的に結合してもよい。
【0025】図5は、図1−図4に断面を示した複数の
LDMOS片を用いて作ったトランジスタの一部の平面
図である。複数のドレン拡散片25と複数のソース拡散
27とが1つおきに配置されている。ゲートポリシリコ
ン領域30がソース拡散とドレン拡散に平行に、その間
に走っている。ゲート接続バス29はゲートポリシリコ
ン領域30を結合して1つのLDMOSトランジスタの
ゲートを形成する。ソースパッド31は拡散片の列の一
端にある。ドレンパッド33は拡散片の列の他端にあ
る。
【0026】第2レベル金属層を用いて、ソースバス導
体34とドレンバス導体35を形成する。ソースバスが
必要な場合は、図示していない選択的なビアを通して第
2レベル金属層ソースバス34を、ソース領域27に接
触する第1金属片に結合する。同様に、第2レベル金属
層ドレンバス35を第1レベル金属片に垂直に走らせて
ドレン領域25を選択的に結合することにより、また図
示していないビアを用いて第2レベル金属バス35を第
1金属ドレン片25に選択的に結合することにより、ド
レンバスを形成する。最後に、第3金属短絡バス領域3
9と41を第2レベル金属ソースおよびドレンバス領域
の上に堆積させる。第3レベル金属領域39はソースバ
ス34の上にあり、ビア36を通してこれと物理的に接
触する。また第3レベル金属領域41はドレンバス35
の上にあり、ビア36を通してこれと物理的に接触す
る。望ましい実施態様では、厚い銅の第3レベル金属を
用いて第2レベル金属バスを短絡するが、結合パッドの
上には用いない。これにより従来の結合技術を用いて、
しかもデバイスの全抵抗を大きく減少させることができ
る。
【0027】動作を説明すると、図5で片状の拡散を結
合して形成したLDMOSトランジスタの第1および第
2レベル金属層を通して行う電流の分配は、用いる接点
とビアの数とその間隔に非常に影響される。第1および
第2金属層の接点とビアの配置を最適にする方法は、同
時継続出願の「多重レベル導体プロセスを用いて活動的
なデバイス上で電流バラスティングとバシングを行う方
法」、米国特許出願第07/850,601号明細書、
1992年3月13日出願、TI番号TI−1654
5、テキサスインスツルメント社に譲渡、に開示されて
いる。TI−16545の方法は、ここで用いた厚い第
3レベル金属相互接続法と共に用いてよい。ただし、第
1および第2層を結合する他の方法も、ここに説明した
望ましい実施態様の厚い第3レベル金属と矛盾しない。
図5の厚い第3レベル短絡バス領域はトランジスタのオ
ン抵抗Rdsonを非常に減少させ、またデバイスの均
一な動作に貢献してデバイスのバスの前後のデバイアシ
ングを減少させる。
【0028】動作を説明すると、図1−図4のLDMO
Sトランジスタは、結合パッドでデバイスの結合線に結
合する第2レベル金属から電流を受ける。銅の第3レベ
ル金属短絡バスはよい導体であり、またかなり厚いの
で、流れ込む電流に対する抵抗は非常に小さい。電流は
デバイス全体に流れ、第2レベル金属から第1レベル金
属片に流れ、さらにソース拡散に流れ込む。ゲート導体
がオン、すなわちゲート端子のポテンシャルが正であっ
て、しきい値電圧より大きい、と仮定すると、電流はゲ
ート領域を通ってソース領域から流れ出て、ドレン拡散
に入る。ここでも、銅の第3レベル金属短絡バスはドレ
ン拡散から第2金属結合パッドへ、さらにドレンの結合
線への通路の大部分を構成するので、ドレンから出る電
流に対する抵抗は小さい。
【0029】図5の装置の別の実施態様を図6に示す。
ここでも、ソース拡散54は行に形成され、ドレン拡散
52と1つおきに配置されている。第1レベル金属層を
ソースおよびドレン拡散の上に形成して結合し、第1レ
ベル金属ソースおよびドレン片を形成する。第2レベル
金属バスは第1レベル片の上に垂直に走るので、ソース
バス53とドレンバス55はそれぞれ各ソースまたはド
レン片領域の上を走ってそれぞれ部分的にカバーする。
ここでも第1金属から第2金属へのビア58と56を用
いて、ソース領域54とドレン領域52は第2レベルソ
ースバス53とドレンバス55に選択的に結合する。こ
のようなソースバス53とドレンバス55は複数あり、
デバイス全体に1つおきに配列して列を形成する。また
各列は関連するポリシリコンゲートバス51を備える。
ゲートバス51はソースバスとドレンバスの横を走り、
ドレン片とソース片の間のポリシリコンゲートに結合す
る。ポリシリコンゲートはソース拡散の上に部分的に重
なっているが、分かりやすくするために図6には示して
いない。
【0030】第3レベル金属短絡バス59と57は前と
同様に第2レベル金属バスの上に堆積させるが、この場
合は第3レベル金属は第2レベル金属バスに垂直に、し
たがって拡散行と第1金属片に平行に走っている。これ
らの第3レベル金属バスは第2レベル金属の列まで選択
的にビアを下して、大きいソースまたはドレン短絡バス
を形成する。第3レベル金属バス59はビア63により
ソースバス53と結合する。このバスは、ソースおよび
ドレン拡散と、第2レベルから第1レベル金属へのビア
58と56が見えるようにするために図6の左側の列の
上で切ってあるが、59は全列を走る連続したバスであ
る。同様に、第3レベルドレンバス57はビア61によ
りに第2金属ドレンバス55と結合する。この構造は、
数百の片状の領域を結合する非常に大きいデバイスを形
成するのに用いる。このようなデバイスを形成する際に
重要なことは、第3レベル金属を通常は保護膜層により
第2レベルから絶縁することと、第3レベル金属を第2
レベル金属に垂直に、また望ましくは第1レベル金属片
に平行にすることである。さらに多くのレベルを用いる
場合は、1つおきの各レベルはすぐ上とすぐ下のレベル
に垂直でなければならない。
【0031】銅を用いて横デバイスの相互接続構造の全
体または一部の抵抗を小さくする別の実施態様も考えら
れる。厚い第3レベル金属短絡バスを従来の第2レベル
金属の上に直接置いて電気的にまた物理的に接触させて
もよいし、または銅を保護膜または酸化物層によって絶
縁して、絶縁層を貫通してビアを選択的に切り、図5と
図6に示すように第2レベル金属層にビアを形成して従
来の第2レベル金属に結合してもよい。
【0032】望ましい実施態様の3レベル金属相互接続
システムの重要性は、従来の横トランジスタとこの発明
の望ましい実施態様を用いた横トランジスタで、電流デ
バイアシング効果がどのように起こるかを考えればよく
理解できる。結合した多重拡散を用いて作った電力デバ
イスに金属相互接続を用いると、デバイスの抵抗と、電
流のデバイアシングと、デバイスの均一な動作の変化に
大きく寄与する。また金属相互接続は、重要な性能パラ
メータで布るRdsonを増加させるという欠点もあ
る。回路モデリング技術を用いて検討すると、従来の2
レベル金属被覆相互接続構造を持つLDMOSトランジ
スタでは、抵抗が100ミリオーム以下のデバイスにお
いて、デバイス全体のオン抵抗の63%が金属被覆によ
るものであることが分かった。対照的に、ここに開示し
図5に示したこの発明の望ましい実施態様を用いたトラ
ンジスタのモデルで計算すると、金属によるデバイスの
Rdson抵抗は、全体のRdson抵抗の15%に減
少した。さらにトランジスタの動作の均一性も向上し
た。重要な電圧Vdsは拡散片の長さに沿って均一にな
り、従来のようなデバイスの不均一な切替えによって起
こった問題がなくなった。
【0033】図7−図10は、この発明の利点を、例示
のLDMOSトランジスタ構造のモデルの結果を用いて
示す。ここで取り上げるLDMOSトランジスタは、図
8と同様な200個の片状の拡散を備える。片状の拡散
の列の端にパッドがある。片の長さは400ミクロンで
ある。図7は、従来の2レベル金属システムを用いた第
2金属バスの長さに沿う電圧ポテンシャルの変動を示
す。この金属システムは3ミクロンのアルミニウムを第
2レベル金属層として用いて200個の片状の拡散を接
続したものである。
【0034】図7では、差電圧を1.0に正規化して示
す。同様に、第2金属バスの長さに沿った距離も1.0
に正規化する。理想的には、ドレン電圧Vdはバス上の
すべての点で1.0である。ソース電圧Vsは0.0で
あり、Vdsも理想的には1.0である。図7はモデル
によるシミュレーションの結果を示しており、シリコン
の固有抵抗Rspは代表的な0.82ミリオームxcm
と仮定した。長方形の点で表した曲線は、バスの長さ
に沿ったソース電圧Vsを示す。ソース電圧がバスの長
さに沿って増加するのは、電流が金属バス内を接触位置
の方に流れるときに発生する電流デバイアシングのため
である。三角の点でプロットした曲線は、バスの長さに
沿ったドレン電圧Vdを示す。ドレン領域はソース領域
と同じデバイアシング現象を示すが、ゼロから増加する
のではなく、ドレン領域デバイアシングのためにバス内
の電流による印加電圧から電圧降下Vdを生じる。図7
の丸印で表した曲線は、バスに沿ったドレンとソースの
差電圧Vdsを示す。理想的にはVdsは接点での印加
電圧の差であって、バスの長さに沿って1.0である。
図7は、2レベル相互接続システムでの、Vdsに関す
るデバイアシングの結果を示す。電圧Vdsはバスのど
の端でも所望よりはるかに低く始まり、バスの中央では
さらに低くなる。この結果は、デバイスが所望のまたは
所期の性能よりはるかに劣ることを示す。
【0035】図7は、多数の片を接続して製作した大き
いLDMOSデバイスでは、バスの長さに沿って大きい
デバイアシング効果が起こることを示す。性能が大幅に
低下した理由は、金属の相互接続方式により金属の抵抗
が増加したためと、バスの長さに沿ったソース電圧のデ
バイアシングの増加のために駆動電圧Vgsが低下した
ためである。
【0036】対照的に図8は、長さ400ミクロンの拡
散片を1個だけ短絡バスに結合した場合の、同じ電気モ
デルで予測したデバイアシング効果を示す。この構造
は、小さいトランジスタにだけ用いられる。再び、従来
の材料と厚さの第1および第2金属被覆層だけを用い
る。図8の三角印の曲線は、バスの長さに沿って測定し
たドレン電圧を示す。明らかにドレン電圧の曲線が理想
に近いので、すなわちバス全体でドレン領域が接触点で
の印可ポテンシャル、ここでは正規化して1.0、にあ
るので、デバイアシングはほとんど起こっていない。ま
たソース電圧Vsの曲線を長方形のデータ点でプロット
した。やはりデバイアシングは起こらず、ソース電圧も
ほとんど理想的な平らな形で、全長にわたって0レベル
である。ドレン電圧もソース電圧もデバイアシングを示
さないので差電圧Vdsも理想的なはずで、図8に丸印
のデータ点でプロットした曲線で示すように1.0のレ
ベルである。図7と図8を比較すると、従来の2レベル
金属相互接続構造を用いて大きい構造を設計すると、こ
れらの構造のデバイアシングと抵抗のために非常に悪い
結果になることが分かる。1片だけを用いる小さい構造
ではデバイアシング効果は起こらない。したがって従来
の相互接続構造は、大きいデバイスにおいてはデバイア
シングや高抵抗や性能の大きな低下の原因になる。
【0037】図9は、この発明の望ましい実施態様を用
いて得られる結果と利点を示す。ここでは、図1−図6
に示した望ましい実施態様の3レベル金属システムを用
いる。200個の、それぞれ長さ400ミクロンの拡散
片を形成し、従来の第1および第2金属層の上に、厚さ
25ミクロンの銅の第3レベルを用いてソースおよびド
レン領域を接続する。三角のデータ点を用いて1.0に
正規化したドレン電圧をプロットした曲線を示す。接点
では電圧は1.0であり、グラフの右端から左の方にバ
スに沿ってデータをとると、デバイアシングがいくらか
起こっている。しかし図7とは対照的にデバイアシング
のレベルは非常に小さく、ドレンポテンシャルの接点か
ら最も遠いところでちょうど100ミリボルトを超えた
ところで止まっている。同様に、長方形を用いた曲線は
バスの長さに沿ったソース電圧Vsを示す。接点ではソ
ースは正規化されたゼロポテンシャルであり、測定デー
タはバスの長さに沿って上昇する。しかしプロットの右
端の最も遠い点でのソース電圧は、所望のポテンシャル
よりわずか110ミリボルト高いだけである。デバイア
シングがないので差電圧Vdsはほぼ理想に近く、バス
の中ほどの最低点での低下は約180ミリボルトであ
る。これは、図7に示した従来の方法ではVdsが非常
に低いのとは対照的である。
【0038】図10は、活動的オン抵抗とデバイアシン
グ効果を減少させるための、望ましい実施態様の重要性
をさらに示す表である。図10のA列は、第1および第
2金属層だけを用い、それぞれ長さ400ミクロンの2
00個の片を用いた、図7のデバイスの抵抗測定で得ら
れた結果を示す。B列は比較のために1個の400ミク
ロンの片すなわち図8でシミュレートしたデバイスを用
いた結果で、大きいデバイスを得るために片を金属で相
互接続する必要から生じた抵抗値を示す。図10の表の
C列は、望ましい実施態様の利点を示す。従来の金属被
覆方式に厚い銅の第3レベルを追加すると、200片の
デバイスで抵抗が非常に減少する。
【0039】物理的に分析しても、片状にしたデバイス
の予想性能の程度を知ることができる。シリコンの固有
オン抵抗は Rsp=0.82ミリオームxcmであ
る。したがって、予想オン抵抗はデバイスの固有オン抵
抗を活動的な領域AAで割ったもの、すなわち、
【数1】 である。
【0040】しかし、図10のA列の電気的モデルによ
ると、従来の金属技術を用いてデバイスを相互接続した
200片のLDMOSのモデルによる等価回路では、デ
バイアシングの影響のために、活動的な領域の実際の抵
抗Ronは Ractrl=0.2626オームであっ
て、予想オン抵抗の4倍である。さらにこのモデルによ
ると、この抵抗の75.6%はこの構造を相互接続する
金属による。したがってデバイアシングの影響によっ
て、活動的な領域内の実際の抵抗は予想オン抵抗の約4
倍になる。
【0041】図10のB列は、金属の相互接続を必要と
しない1片のデバイスでは、デバイアシング効果がない
ことを示している。図8のVd、Vs、Vdsの形は小
さいデバイスの理想的な場合を示すもので、これは図1
0のB列のRonにも反映されている。
【0042】この発明を片状のデバイスに用いると、2
00片のLDMOSデバイスを理想に近づけることがで
きる。図10の表の第3列すなわちC列は、この発明を
用いる利点を示す。図10のC列は、銅の第3レベル金
属短絡バスを第2レベル金属に結合すると実際の抵抗は
B列の理想的な場合に非常に近い0.0771になるこ
とと、抵抗Ronへの金属相互接続の寄与はわずか1
6.9%に過ぎないことを示す。
【0043】図11−図14は、図1−図5に示した望
ましい実施態様を用いた7トランジスタ回路について、
第2金属層から第3金属層への金属被覆相互接続パター
ンの一連の平面図を示す。上に説明した望ましい実施態
様は、大きいバス領域の上にあるが結合パッド領域の上
にはない第3レベル金属を備えるトランジスタを示す。
従来の第2レベル金属を用いて結合パッド領域を形成す
ると抵抗が十分低いので、またニッケルメッキを追加す
る必要のある厚い第3レベル金属に結合するより安価な
ので、有利である。しかし上に説明したデバイアシング
問題に対処するには、デバイスの大きいバス領域の抵抗
をさらに低くする必要がある。結合パッドの外側に銅の
バス棒を用いると、従来の技術の2レベル金属被覆構造
に必要な面積より2倍から3倍も小さい面積の中に、所
望のRdson抵抗を持つデバイスを作ることができ
る。必要な面積が小さいので、1個のIC内に多数のデ
バイスを作ることができる。
【0044】図11−図14は、横DMOSデバイスを
用いた例示の7トランジスタICの金属被覆パターンの
平面図を示す。1個のIC上に数個のこのようなデバイ
スを作ることができる非常に小さいシリコンの面積内に
所望の性能特性の1個のLDMOS電力トランジスタを
作ることができるので、この発明の利点によりこのIC
を作ることができる。厚い銅の第3レベルを用いてデバ
イスの拡散を結合し、したがって各デバイスに必要な面
積を減らす、ということをしなければ、このような一体
化したレベルは不可能である。
【0045】図11は、7トランジスタ集積回路の第2
レベル金属の金属被覆パターンを示す。7トランジスタ
71、81、91、101、111、121、131の
それぞれのソースを、共通のソースバス141により結
合する。ゲート接続は、7トランジスタそれぞれに1個
のゲートパッド73、83、93、103、113、1
23、133で行う。ドレン接続は、7トランジスタそ
れぞれに1個のドレンパッド72、82、92、10
2、112、122、132で行う。
【0046】各トランジスタ71、81、91、10
1、111、121、131は、図8の片状のソースお
よびドレン拡散法を用いて作る。第2レベル金属を用い
て、第1レベル金属を相互接続する。第1レベル金属
は、見やすくするために図示していない。第1レベル金
属は片の行を形成し、第2金属の下にあるので見えな
い。第1レベル金属片は第2レベル金属列に垂直であ
る。第2レベル金属は1つおきのソースバスとドレンバ
スの列を形成し、各トランジスタには1ソースバスと1
ドレンバスがある。たとえば、トランジスタ71はソー
スバス72とドレンバス74を持つ。図5に示すよう
に、ソースバスとドレンバスはそれぞれトランジスタの
各片状の領域の一部を覆う。図11に図示していないビ
アを用いて、ソース拡散を覆う片状の第1金属層領域を
結合することにより、ソースバスはソース拡散を選択的
に結合する。同様に、ドレンバスはドレン拡散を選択的
に結合する。したがって図11の列の各ソース/ドレン
対は1個のLDMOSトランジスタを形成する。トラン
ジスタ81はソース列84とドレン列85を備える。ト
ランジスタ91はソース列94とドレン列95を備え
る。トランジスタ101はソース列104とドレン列1
05を備える。トランジスタ111、121、131も
同様な構成である。各トランジスタのドレン列はドレン
パッドに結合する。ソース列はすべて、ソース共通バス
141とソースパッド143に結合する。ゲートポリシ
リコンはソース列とドレン列に平行に走り、各トランジ
スタに関連しその間を走るゲートポリシリコン列があ
る。ゲートポリシリコン列は各ゲートパッドに結合す
る。
【0047】図12は、図11に示す第2レベル金属
と、図示していない第3レベルの厚い金属の間にビアを
形成するのに用いるマスクを示す。図12に示すビアパ
ターンは、第2レベル金属を覆う保護膜のどこを開き、
また第3レベル金属でどこを覆って最終の相互接続され
たICを形成するかを示す。図を見ると結合パッドも保
護膜内にビアを持っているが、これらの領域は従来のボ
ールボンディング法を用いて結合するので、これらの領
域の上には第3金属の銅をメッキしない。図12では、
ビアは各ゲート結合パッド73、83、93、103、
113、123、133の上と、各ドレン結合パッド7
2、82、92、102、112、122、132の上
と、ソースパッド143の上に形成する。また、ビアは
ソース共通バス141の上と、ソース列75、84、9
4、104、114、124、135の上と、ドレン列
74、85、95、115、125、134の上に形成
する。
【0048】図13は、第3レベル金属の銅メッキを受
ける領域をパターン化するのに用いるマスクを示す。結
合パッド以外の、共通ソースバス141、ソース列、ド
レン列、ドレン接触領域を、すべて第3レベル金属で覆
う。第3レベル金属は、図12に示すビアを通して、図
11に示す第2レベル金属と物理的および電気的に接触
する。図13の領域は、すべて図11と図12と同じ番
号で示す。
【0049】図14は、図11と図12と図13を合成
したものを示す。図14の番号は図11、図12、図1
3と同じである。図の結合パッドは第2レベル金属を持
ち、パッド領域内で結合させるための穴をあけた保護膜
内のビアで覆われており、結合パッド上には第3金属は
ない。図の共通のソースバス141の上には第3金属領
域があり、その下には隠れた第2金属ソースバスに結合
するビアがある。図の各ソース列は第3金属領域であっ
て、その下のビアにより下に隠れている第2金属領域と
結合し、ソース列はすべて共通ソースバスに接続する。
同様に、図の各ドレン領域は接触領域と第3金属の列で
あって、その下のビア領域により、図に示していない第
2金属ドレン列に結合する。ソース列の1つに沿った完
成したデバイスの断面は、図4に示す断面と同じであ
る。
【0050】図15は、実際のデータを用いて、従来の
の2レベル金属相互接続法と図11−図14に示す望ま
しい実施態様の3レベル金属構造とを比較した、7トラ
ンジスタの集積回路設計で得られた結果のプロットであ
る。図14−図17のトランジスタ71、81、91、
101、111、121、131に対応する7トランジ
スタT1−T7のそれぞれについて、測定した実際の抵
抗Ronをプロットした。データ点に小さい三角を用い
た上側の「a」曲線は、従来の2レベル金属被覆技術を
用いた7トランジスタICのものである。データ点に丸
印を用いた下側の「b」曲線は、図11−図14に示し
た、厚さ35ミクロンの第3レベル金属短絡バスを組み
込んだ、望ましい実施態様の7トランジスタICのもの
である。
【0051】活動的な領域でのこの部分の期待設計Ro
nは350ミリオームである。しかし従来の技術の2金
属層相互接続法を用いて実際に測定した結果、Ronの
測定値は約480−570ミリオームの範囲であった。
図15はパッドからの距離の関数としての結果で、各ト
ランジスタの個々のRonを示す。理想的には、7トラ
ンジスタ全部のRonのプロットは平らなはずである。
従来の「a」曲線ではトランジスタの位置が異なるとR
dsonも異なり、かなりのデバイアシング効果を示
す。従来の金属被覆相互接続法を用いた場合、部分毎に
Ronが増加したり変動したりするのは電流デバイアシ
ングのためであり、またこのためにトランジスタのVg
sが減少して駆動が低下し、したがって安全動作領域定
格が低下する。
【0052】対照的に、図15の第2曲線は、厚い銅の
第3レベル金属層を追加して、第2レベル金属の列の上
にソースバスとドレンバスを設けたときに得られた測定
結果を示す。この厚い第3レベル金属層によりパッドか
ら見た金属被覆構造の全体の抵抗が大幅に減少するの
で、全体のRonが減り性能が向上する。これを測定し
て図15にプロットしたものが、望ましい実施態様のR
onの平らな曲線である。デバイアシングが少なく、ト
ランジスタ毎の変動が小さいので、ゲート対ソース電圧
Vgsはより理想的になり、トランジスタの駆動は引き
続き高く、デバイスの動作が均一なので同じシリコン面
積に対して安全動作領域定格が高い。
【0053】図15ではトランジスタT1がソースパッ
ド143から最も遠く、またソースバスのデバイアシン
グがあるので、一般にソースパッドから最も遠いトラン
ジスタの活動的なオン抵抗Ronが最も高い。トランジ
スタT1とソースパッド143の位置は、図11−図1
4を見ていただきたい。図15のプロットは、従来の2
レベル金属被覆法を用いてT1について得たRonが、
望ましい実施態様の厚い銅の3レベル金属層を用いて得
たRonより高いことを示すだけでなく、従来の2レベ
ル金属の場合はトランジスタT7からT1までのRon
の分布が悪くて90ミリオームも変動することを示す。
対照的に、望ましい実施態様を用いたトランジスタT1
−T7のプロットは、厚い銅の第3レベルを持つ3レベ
ル金属を用いて作った7個の各トランジスタのRonが
約350ミリオームであり、分布がほぼ平らであること
を示す。このため、均一な動作の複数の電力トランジス
タを持つ集積回路が得られる。ユーザがトランジスタを
接続してHブリッジなどの回路を形成すると、各デバイ
スは均一に動作して優れた総合回路性能を示す。
【0054】上述の例示のLDMOSデバイスはここに
説明したこの発明の優れた応用である。他の横に形成さ
れるデバイスも、この発明の第3レベル金属短絡バスと
同様である。たとえば、横ツェナーダイオードをESD
保護回路として形成し使用することができる。ツェナー
ダイオードは拡散井戸に形成したp拡散とn拡散を持
ち、p拡散とn拡散はアノード材料とカソード材料の片
を1つおきに形成する。次にこれらの片状の各領域を第
1金属材料で覆い、上のLDMOSトランジスタと同様
な金属被覆方式を用いて結合する。第2金属バスを用い
てアノードおよびカソード領域を結合し、また他のダイ
オードに結合する。
【0055】LDMOSトランジスタの場合と同様に、
ESD保護に用いるダイオードの抵抗はデバイスの性能
にとって重要である。図16は、積み重ねダイオードE
SD保護回路の断面の略図で、この回路はツェナーダイ
オード235、237、239を破壊させることにより
ESD衝撃からICの活動的な回路を保護する。活動的
な回路は一般にLDMOSまたはMOSトランジスタで
あって、高電圧がかかると破壊しやすい薄いゲート酸化
物と寄生回路(parasitics)を持つ。3ダイ
オードスタックを、保護するデバイスのゲート端子Vg
に結合する。保護回路を形成するダイオードの全抵抗が
高いと破壊時間が増加する。この時間はトランジスタの
切替え速度と同様である。破壊速度はダイオードの接合
容量および抵抗と逆の関係がある。抵抗が小さくなると
破壊速度が大きくなり、図16のESDダイオードスタ
ック235、237、239による保護が強化される。
これは、活動的な回路が損傷する前にツェナーダイオー
ドが破壊して静電放電衝撃電流を活動的な回路から逃が
しやすくするからである。
【0056】図16は、図16の保護回路に用いる例示
の3ダイオードスタックの断面を示す。各ダイオード2
35、237、239は横ダイオードであって、LDM
OS処理と同様な方法で形成する。第1拡散段階でエピ
タキシャル層203内に拡散井戸209を形成し、第2
拡散段階で1つおきのカソード213とアノード211
の材料片を持つダイオードを形成する。図16では各ダ
イオードのカソード拡散片とアノード拡散片は1つだけ
であるが、これは分かりやすくするためである。各ダイ
オードは、p拡散井戸209に拡散した多数の1つおき
のカソード拡散片213とアノード拡散片211を持
つ。各ダイオードは、p拡散井戸の下に形成したNタン
ク202を用いて絶縁されている。寄生ダイオード24
0を用いて、pnp横バイポーラ寄生回路が活動的にな
って好ましくない電流を流すことのないようにする。
【0057】動作を説明すると、ESD電圧衝撃がゲー
ト入力Vgに現れると、ダイオード237と239は逆
にバイアスされる。電圧衝撃がダイオード237と23
9の組合わせ破壊電圧を超えると、ダイオードはツェナ
ー破壊に進む。特定のデバイスの薄いゲート酸化物を保
護するのに必要であれば、ダイオードをさらに追加して
もよい。図16の回路の代表的な応用では、保護するL
DMOSトランジスタのゲート酸化物破壊電圧は約30
ボルトである。既存のLDMOSプロセスを用いると、
ツェナーダイオードの破壊は8ボルトから9ボルトの間
であり、順方向バイアス電圧降下は約0.7ボルトであ
る。ツェナーは通常の入力電圧で破壊してはならない。
この応用では、通常の最大入力電圧は約15ボルトなの
で、3ダイオード構成を用いる。ツェナー破壊電圧と順
方向バイアスダイオード電圧降下の合計である破壊電圧
は16−19ボルトである。これは通常の動作電圧より
大きいが、ゲート酸化物破壊電圧より小さい。ゲート入
力へのESD衝撃に対して、ダイオード235を順方向
にバイアスし、ゲート入力をダイオードスタックの電圧
に固定する。このように固定することにより、活動的な
回路のゲート酸化物の損傷を防ぐことができる。ゲート
入力Vgが負になるとダイオード235は逆方向にバイ
アスされ、同様にして活動的な回路のゲート酸化物が負
の衝撃により損傷することはない。
【0058】図17は、図16のダイオードの1つの断
面を詳細に示すもので、望ましい実施態様の第2および
第3レベル金属被覆構造を示す。図17には、p拡散井
戸209の一部と、多重カソード拡散213と多重アノ
ード拡散211を示す。Nタンクの底として、基板20
2の上にN埋め込み層201を形成する。深い拡散20
7とn+接触領域221とでタンクを形成する。第1金
属片227はカソード拡散213と接触する。第1金属
片215はアノード領域211と接触する。酸化物22
3は第1金属と拡散とを絶縁し、ビアを接触領域の上に
パターン化する。酸化物244を用いて第1金属を絶縁
する。酸化物244の中にビアをパターン化し、また第
2金属層245を形成してこの場合はアノード領域内の
第1金属と接触する。したがって第2金属層245は、
片状の領域の上を垂直に走るアノード第2金属バスであ
る。第3金属短絡バス253は銅バスであって、上述の
ようにして形成する。保護膜を第2金属層の上に形成
し、図17に示すように第3金属層と第2金属層とを接
触させたいところを取り除く。障壁層と銅シード層を堆
積させ、ホトレジストを用いて銅層をパターン化した
後、厚い銅バス253をシード層の上にメッキする。
【0059】図18は図16の3ダイオード回路の平面
図で、この発明の第3レベルの厚い銅短絡バスを備え
る。図18はは、片状のダイオードのカソードおよびア
ノード拡散を覆う第1金属を持つ図16の3ダイオード
タンクを示す。第2金属バス243と245はアノード
またはカソードの片状の領域に選択的に結合することに
より、カソードおよびアノード領域を結合する。個々の
ダイオードのカソードとアノードは結合して、図16の
3ダイオードスタック、すなわちダイオード235、2
37、239を形成する。図示してはいないが、従来の
方法により保護膜を構造全体の上に形成する。保護膜内
にビア領域251を形成し、第3レベル金属短絡バスを
第2レベル金属と接触させる。LDMOSトランジスタ
に関して上に述べた方法および図17に関して上に述べ
た方法と同様にして、第3レベルの銅253をこれらの
領域の上にメッキする。
【0060】動作を説明すると、従来の方法に比べて図
18のダイオードスタックの全抵抗は非常に減少し、性
能は向上する。これは、第3レベル金属の厚い銅を用い
たために抵抗が減少したからである。破壊速度が増加す
るので、ESD衝撃があったときにダイオードは活動的
な回路を保護することができる。高性能のESD回路を
従来より小さな面積内に作ることができる。これは、第
3レベル金属を含む構造の抵抗が、従来の金属被覆構造
から得られる抵抗よりはるかに小さいからである。第3
レベルの厚い金属を用いて、横抵抗器、コンデンサ、ダ
イオード接続トランジスタ、容量接続トランジスタなど
の他の回路デバイス内の抵抗を下げることができる。
【0061】例示の実施態様を参照してこの発明を説明
したが、この説明は制限的な意味に解釈してはならな
い。例示の実施態様のいろいろの修正や組合わせやこの
発明の他の実施態様は、この説明を参照すれば当業者に
は明らかである。したがって特許請求の範囲は、このよ
うな修正や実施態様を含むものである。
【0062】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 1. 厚い金属相互接続構造を持つ多重トランジスタ集
積回路であって、それぞれが各LDMOSトランジスタ
へのゲート入力を受ける複数のゲート結合パッドと、そ
れぞれが各LDMOSトランジスタへのソース入力を受
け、すべてが共に結合しまた共通のソースバスに結合す
る、複数のソース結合パッドと、1つおきにあって第1
および第2導電率型の、拡散領域の多重行の複数の列
と、前記拡散領域の上に作ってそれぞれを電気的に接触
させ、ソース片とドレン片を形成する、第1レベル金属
層と、複数の列状の第2レベル金属ソースバスであっ
て、それぞれが前記共通ソースバスに結合し、それぞれ
が拡散の多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあ
り、それぞれが前記ソース片の選択された1つに結合す
る、複数の列状の第2レベル金属ソースバスと、複数の
列状の第2レベル金属ドレンバスであって、それぞれが
前記ドレン結合パッドの1つに結合し、それぞれが拡散
の多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあってそ
れぞれが前記複数の列状の第2レベル金属ソースバスと
間隔をとっており、前記ソースおよびドレンバスは1つ
おきの列状のバスであり、ソースおよびドレンバスの各
対はLDMOSトランジスタを形成する、複数の列状の
第2レベル金属ドレンバスと、それぞれが前記ソースバ
スの1つと関連してその上に部分的にある、複数の第3
レベルの厚い金属ソース短絡バスと、それぞれが前記ド
レンバスの1つと関連してその上に部分的にある、複数
の第3レベルの厚い金属ドレン短絡バスと、前記ソース
およびドレンバスと電気的に接触し、集積回路上のLD
MOSトランジスタのオン抵抗を減少させる、第3レベ
ルの厚い金属ソースおよびドレン短絡バスと、を備え
る、多重トランジスタ集積回路。
【0063】2. 厚い金属相互接続構造を持つ多重ト
ランジスタ集積回路を製作する方法であって、それぞれ
が各LDMOSトランジスタへのゲート入力を受ける複
数のゲート結合パッドを与え、それぞれが各LDMOS
トランジスタへのソース入力を受け、すべてが共に結合
しまた共通のソースバスに結合する、複数のソース結合
パッドを与え、1つおきにあって第1および第2導電率
型の、拡散領域の多重行の複数の列を与え、前記拡散領
域の上に置いてそれぞれを電気的に接触させ、ソース片
とドレン片を形成する、第1レベル金属層を与え、複数
の列状の第2レベル金属ソースバスであって、それぞれ
が前記共通ソースバスに結合し、それぞれが拡散の多重
行の前記複数の列の1つの上に部分的にあり、それぞれ
が前記ソース片の選択された1つに結合する、複数の列
状の第2レベル金属ソースバスを与え、複数の列状の第
2レベル金属ドレンバスであって、それぞれが前記ドレ
ン結合パッドの1つに結合し、それぞれが拡散の多重行
の前記複数の列の1つの上に部分的にあってそれぞれが
前記複数の列状の第2レベル金属ソースバスと間隔をと
っており、前記ソースおよびドレンバスは1つおきの列
状のバスであり、ソースおよびドレンバスの各対はLD
MOSトランジスタを形成する、複数の列状の第2レベ
ル金属ドレンバスを与え、それぞれが前記ソースバスの
1つと関連してその上に部分的にある、複数の第3レベ
ルの厚い金属ソース短絡バスを与え、それぞれが前記ド
レンバスの1つと関連してその上に部分的にある、複数
の第3レベルの厚い金属ドレン短絡バスを与え、前記ソ
ースおよびドレンバスと電気的に接触し、集積回路上の
LDMOSトランジスタのオン抵抗を減少させる、第3
レベルの厚い金属ソースおよびドレン短絡バスを与え
る、多重トランジスタ集積回路を製作する方法。
【0064】3. 多重トランジスタ集積回路電力デバ
イス用の相互接続構造と方法を開示する。電力集積回路
を複数のソースおよびドレン拡散領域を形成し、互いに
結合して多重LDMOSトランジスタのソースおよびド
レンを形成する。各拡散領域(9)の上に第1金属層片
(17)を形成して電気的に接触させる。第2金属層導
体(21)を複数の第1金属層片の上に形成し、第1金
属層片と選択的に接触させてソースおよびドレンバスを
形成する。ポリシリコンゲートバス(15)も与える。
次に各第2金属層バスの上に厚い第3金属層(23)を
形成し、物理的に接触させるかまたは選択的に電気的に
接触させる。厚い第3レベル金属は導電性の高い銅など
の材料で作る。集積回路上のトランジスタの得られたオ
ン抵抗は、厚い第3金属層を用いることによって実質的
に減少する。従来の電流デバイアシングおよび電子移動
の問題は減少し、またはなくなる。電力トランジスタか
ら7トランジスタ集積回路を形成してこの発明に含める
ことを説明した。他のデバイスとシステムと方法も説明
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】3レベル金属被覆の断面を示す、RESURF
LDMOSデバイスの一部のソースおよびドレン領域
の図。
【図2】図1のデバイスの断面を作る段階。
【図3】図1のデバイスの断面を作る段階。
【図4】図1のデバイスの断面を作る段階。
【図5】この発明の第1の望ましい実施態様の、図1に
示す片状の拡散部を用いるLDMOSトランジスタの平
面図。
【図6】この発明の第2の望ましい実施態様の、図1に
示す片状の拡散部を用いるLDMOSトランジスタの平
面図。
【図7】LDMOSトランジスタのデバイアシング特性
のプロット。
【図8】LDMOSトランジスタのデバイアシング特性
のプロット。
【図9】LDMOSトランジスタのデバイアシング特性
のプロット。
【図10】図1−図9に示すデバイスのRdsonデー
タを示す表。
【図11】この発明の第2の望ましい実施態様の、多重
トランジスタ集積回路を作る金属被覆層の平面図。
【図12】この発明の第2の望ましい実施態様の、多重
トランジスタ集積回路を作る金属被覆層の平面図。
【図13】この発明の第2の望ましい実施態様の、多重
トランジスタ集積回路を作る金属被覆層の平面図。
【図14】この発明の第2の望ましい実施態様の、多重
トランジスタ集積回路を作る金属被覆層の平面図。
【図15】図14−図17の実施態様のトランジスタの
Rdson抵抗を比較し、またこの発明を用いて得たR
dson抵抗と従来のレイアウト法を用いて作った同様
なデバイスのRdson抵抗を対比させるプロット。
【図16】この発明の厚い金属相互接続を含む3ダイオ
ードESD保護回路の断面略図。
【図17】図16の3ダイオードESD保護回路の1つ
の詳細な断面図。
【図18】図16の3ダイオードESD保護回路の平面
図。別の指定のない限り、異なる図の対応する数字と記
号は対応する部分を示す。
【符号の説明】
1 シリコン基板 3 エピタキシャル層 5 拡散井戸 7 ドレンのRESURF領域 9 ソースおよびドレン領域 11 バックゲート接触領域 13 ドレンLOCOS層、ゲート酸化物 14 ゲート絶縁酸化物 15 ポリシリコンゲート 17 第1金属被膜層 19 第2絶縁酸化物 20 障壁層 21 第2金属被膜層 22 シード層 23 第3レベル金属層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 H01L 29/78 301S // H01L 29/866 29/90 D (72)発明者 デイル ジェイ.スケルトン アメリカ合衆国テキサス州プラノ,ダイア モンドヘッド 3612

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚い金属相互接続構造を持つ多重トランジ
    スタ集積回路であって、 それぞれが各LDMOSトランジスタへのゲート入力を
    受ける複数のゲート結合パッドと、 それぞれが各LDMOSトランジスタへのソース入力を
    受け、すべてが共に結合しまた共通のソースバスに結合
    する、複数のソース結合パッドと、 1つおきにあって第1および第2導電率型の、拡散領域
    の多重行の複数の列と、 前記拡散領域の上に作ってそれぞれを電気的に接触さ
    せ、ソース片とドレン片を形成する、第1レベル金属層
    と、 複数の列状の第2レベル金属ソースバスであって、それ
    ぞれが前記共通ソースバスに結合し、それぞれが拡散の
    多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあり、それ
    ぞれが前記ソース片の選択された1つに結合する、複数
    の列状の第2レベル金属ソースバスと、 複数の列状の第2レベル金属ドレンバスであって、それ
    ぞれが前記ドレン結合パッドの1つに結合し、それぞれ
    が拡散の多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあ
    ってそれぞれが前記複数の列状の第2レベル金属ソース
    バスと間隔をとっており、前記ソースおよびドレンバス
    は1つおきの列状のバスであり、ソースおよびドレンバ
    スの各対はLDMOSトランジスタを形成する、複数の
    列状の第2レベル金属ドレンバスと、 それぞれが前記ソースバスの1つと関連してその上に部
    分的にある、複数の第3レベルの厚い金属ソース短絡バ
    スと、 それぞれが前記ドレンバスの1つと関連してその上に部
    分的にある、複数の第3レベルの厚い金属ドレン短絡バ
    スと、 前記ソースおよびドレンバスと電気的に接触し、集積回
    路上のLDMOSトランジスタのオン抵抗を減少させ
    る、第3レベルの厚い金属ソースおよびドレン短絡バス
    と、を備える、多重トランジスタ集積回路。
  2. 【請求項2】厚い金属相互接続構造を持つ多重トランジ
    スタ集積回路を製作する方法であって、 それぞれが各LDMOSトランジスタへのゲート入力を
    受ける複数のゲート結合パッドを与え、 それぞれが各LDMOSトランジスタへのソース入力を
    受け、すべてが共に結合しまた共通のソースバスに結合
    する、複数のソース結合パッドを与え、 1つおきにあって第1および第2導電率型の、拡散領域
    の多重行の複数の列を与え、 前記拡散領域の上に置いてそれぞれを電気的に接触さ
    せ、ソース片とドレン片を形成する、第1レベル金属層
    を与え、 複数の列状の第2レベル金属ソースバスであって、それ
    ぞれが前記共通ソースバスに結合し、それぞれが拡散の
    多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあり、それ
    ぞれが前記ソース片の選択された1つに結合する、複数
    の列状の第2レベル金属ソースバスを与え、 複数の列状の第2レベル金属ドレンバスであって、それ
    ぞれが前記ドレン結合パッドの1つに結合し、それぞれ
    が拡散の多重行の前記複数の列の1つの上に部分的にあ
    ってそれぞれが前記複数の列状の第2レベル金属ソース
    バスと間隔をとっており、前記ソースおよびドレンバス
    は1つおきの列状のバスであり、ソースおよびドレンバ
    スの各対はLDMOSトランジスタを形成する、複数の
    列状の第2レベル金属ドレンバスを与え、 それぞれが前記ソースバスの1つと関連してその上に部
    分的にある、複数の第3レベルの厚い金属ソース短絡バ
    スを与え、 それぞれが前記ドレンバスの1つと関連してその上に部
    分的にある、複数の第3レベルの厚い金属ドレン短絡バ
    スを与え、 前記ソースおよびドレンバスと電気的に接触し、集積回
    路上のLDMOSトランジスタのオン抵抗を減少させ
    る、第3レベルの厚い金属ソースおよびドレン短絡バス
    を与える、多重トランジスタ集積回路を製作する方法。
JP7322543A 1994-11-02 1995-11-02 厚い銅の相互接続を持つ多重トランジスタ集積回路 Pending JPH08255909A (ja)

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