JPH08255212A - 走査装置 - Google Patents

走査装置

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JPH08255212A
JPH08255212A JP8010723A JP1072396A JPH08255212A JP H08255212 A JPH08255212 A JP H08255212A JP 8010723 A JP8010723 A JP 8010723A JP 1072396 A JP1072396 A JP 1072396A JP H08255212 A JPH08255212 A JP H08255212A
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Katsutsu Jiyosefu
カッツ ジョセフ
Baakan Edowaado
バーカン エドワード
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元走査可能な信頼性のある安価な走査装
置を提供する。 【解決手段】 光学スキャナー、例えばバーコードスキ
ャナーに用いる走査装置は、2次元走査パターンを発生
するために2方向に移動するように取り付けられた光学
要素からなる。光学要素は比較的軽い方が好ましく、比
較的高い弾性率の第1のスプリングの屈曲によってx方
向に振動をするように取り付けられる。第1のスプリン
グは取付ブラケットに固定され、取付ブラケット自身は
屈曲してy方向の振動を発生するように取り付けられた
第2のスプリングによって取り付けられる。取付ブラケ
ットは、ミラーに比較して比較的重く、第2のスプリン
グは比較的低い弾性率を有し、それによってx振動より
も遅いy振動を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として光学ス
キャナー、例えばバーコードスキャナーに用いられる光
学走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な光学スキャナー(例えば、バー
コードスキャナー)は、好ましくはレーザ光源、及びレ
ーザビームを読み取るべきシンボル(例えば、バーコー
ド)に指向する手段を有する。シンボルへの光路の途中
で、レーザビームは、全体として走査成分(走査要素)
の光反射ミラーに向けられ、反射される。走査成分は、
ミラーの振動を発生させ、それによってレーザビームに
シンボルを繰り返し走査させる。シンボルから反射され
た光はスキャナーによって集光され、フォトダイオード
のような検出器によって検出される。解読器及び/又は
マイクロプロセッサ・アルゴリズムは反射光を解読し、
それによってバーコードシンボルによって記録されたデ
ータを回復する。
【0003】2次元(2D)スキャナーとして知られて
いるタイプのスキャナーにおいては、走査成分は読み取
るべきシンボルを横断する2次元光路に光ビームを横断
させる。好適なパターンはスキャナーで読み取るべきシ
ンボルの特性に依存するが、しかし、代表的な例として
はリサージュ図形及びラスターパターンを含む。2次元
走査パターンは、走査成分上にミラーを2つの垂直な方
向に振動するように取付することによって一般に発生さ
れる。便宜的には、x方向及びy方向の振動を発生する
ためには別々の駆動機構が必要とされていた。しかし、
最近の走査成分は、唯1つの磁気コイルを用いて必要な
2次元運動を提供することができるように工夫されてい
る。この具体例は、米国特許第5167149号明細書
及び同第5280165号明細書に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2次
元走査可能な信頼性のある安価な走査装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、x方向の走査周波数が
y方向の走査周波数と大きく異なっている走査装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光反射
率の異なる部分を有するマークを読み取るスキャナーに
用いる走査装置が提供され、この装置は以下の構成から
なる。 (a)光学要素、(b)取付ブラケット、光学要素は比
較的高い弾性率を有する第1のスプリングによって振動
するように取付ブラケットに取り付けられ、光学要素は
第1のスプリングの弾性運動によって振動するとき、比
較的低い慣性を有する、及び(c)固定フレーム、取付
ブラケットは比較的低い弾性率を有する第2のスプリン
グによって振動するように固定フレームに取り付けら
れ、光学要素、取付ブラケット及び第1のスプリングは
第2のスプリングによって振動するとき、集まって比較
的高い慣性を有する、及び、好ましくは、(d)光学要
素を取付ブラケットに対して比較的高い周波数で振動さ
せ、取付ブラケットをフレームに対して比較的低い周波
数で振動させるように配置された駆動手段。
【0006】前記の慣性は、1つの場合には、勿論、光
学要素の質量に依存し、並びに第1の(フレキシブル
な)スプリング又はスプリング手段に対する質量の変位
に依存する。第2の場合には、慣性は、光学要素、取付
ブラケット及び第1の(フレキシブルな)スプリングの
組合せた質量と、その質量の第2の(フレキシブルな)
スプリング又はスプリング手段に対する変位に依存す
る。
【0007】各振動周波数は、第1及び第2のフレキシ
ブルなスプリングの弾性率に依存する。もしフレキシブ
ルなスプリングが捻れスプリングからなるとすれば、問
題となる定数は単位面積当りに加えられた正切方向の力
の比として定義され、最終的に歪を生じる剛性率であろ
う。しかし、好適な実施の形態では、振動は屈曲スプリ
ングによって発生される。第1のスプリングが第1の方
向に屈曲するように配置された板バネからなり、第2の
スプリングが垂直な第2の方向に屈曲するように配置さ
れた第2の板バネからなることが好ましい。
【0008】x方向及びy方向の両振動は共振すること
が好ましい。第1のスプリングは任意のタイプの中間部
材により第2のスプリングに結合されることができ、必
ずしも取付ブラケットによらなくてもよい。更に、或る
実施の形態では、第1のスプリングは如何なる中間部材
も介することなく第2のスプリングに直接取付されるこ
とができる。例えば第1のスプリングの一端は光学要素
(ミラーのような)を載せることができ、一方、他端は
第2のスプリングの一端に直接固定される。第2のスプ
リングの他端は、その後、固定フレーム(静止フレー
ム)又はスキャナーハウジング内の他の固定成分(静止
成分)に固く取り付けられる。
【0009】本発明の更に他の形態によれば、反射率の
異なる部分を有するマークを読み取るスキャナーに用い
るための走査装置が提供され、走査装置は以下の構成か
らなる。(a)光学要素、(b)第1の方向に振動する
ために、光学要素に取り付けられた第1のスプリング、
第1のスプリングは比較的高い弾性率を有し、光学要素
は第1のスプリングの弾性運動によって振動するとき
に、比較的低い慣性を有する、c)第2の方向に振動す
るために、光学要素及び第1のスプリングを取付する第
2のスプリング、第2のスプリングは比較的低い弾性率
を有し、光学要素と第1のスプリングは組合せられて、
第2のスプリングの弾性運動によって振動するとき、比
較的高い慣性を有する。
【0010】本発明は、多くの方法で実施することがで
きるが、例として付図を参照して1つの特別な具体例を
説明する。本発明の特徴と考えられる新規な特性は、添
付された特許請求の範囲に特別に開示される。しかし、
本発明の好適な特性は、その構成と作動方法の両方に関
して、その付加的な目的及び利点と共に、図面と関連し
て以下の説明を読めば、充分良く理解できるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図面を参照すると、図1に示
されているように、参照番号10は全体として、円筒部
12及びハンドル14を有する手持ち式のピストル型の
スキャナーを示す。ヘッドは必ずしもピストル型でなく
ともよく、例えば箱型のような任意の適当な形をとるこ
とができる。手動作動可能なトリガースイッチ16が筒
部12の下のハンドル14の前面上部に位置する。引用
された上記の特許及び出願から公知のように、必ずしも
レーザーでなくともよいが、代表的にはレーザーであ
り、光源成分がヘッド10の内側に取り付けられてい
る。光源は、読み取るべきマーク、例えばバーコードシ
ンボルに面する窓18を通って外側に延びている出射光
路に沿って光ビームを放射する。又、ヘッドの中には、
視野を有し、シンボルからの戻り光路に沿って窓18を
通って戻ってくる反射光を集光するように作動する、例
えば、フオトダイオードのような光検出器成分が取り付
けられている。
【0012】スキャナー成分はヘッド10内に取り付け
られ、シンボル及び/又は光検出器の視野を走査するよ
うに作動する。スキャナー成分は、出射光路及び/又は
戻り光路内に位置する少なくとも1つの光反射器を含
む。反射器は、交互に周辺方向に、好ましくはスキャナ
ー成分の共振周波数で振動するために電気作動駆動部に
よって駆動される。
【0013】光検出器は、反射光の変動する強度を示す
電気アナログ信号を発生する。このアナログ信号は、A
/Dコンバータ回路によってデジタル信号に変換され
る。このデジタル信号は、1つの実施形態に従えば、電
気ケーブル20に沿ってヘッド10の外側に位置する解
読モジュール22に伝達される。解読モジュール22
は、デジタル信号をシンボルで表わされるデータに解読
する。通常はコンピュータである外部ホスト装置24
は、主として解読モジュール22によって発生されるデ
ータが、次の処理のために蓄積されるデータメモリとし
て働く。
【0014】作動時には、ユーザーがシンボルを読みた
いと望むときに、ユーザーはヘッドをシンボルに狙いを
付け、シンボルの読み取りを開始するためにトリガー1
6を引く。トリガー16は、駆動手段を作動する電気ス
イッチである。シンボルは、毎秒多数回、例えば毎秒4
0回繰り返し走査される。シンボルの解読及び読み取り
が成功するや否や走査作動は自動的に終り、それによっ
てスキャナーは、その各順序で読み取るべき次のシンボ
ルに向けられることができる。
【0015】その上、ヘッドは必ずしも携帯用の手持ち
式のタイプでなくともよく、固定取り付けされたヘッド
も、本発明では考慮されている。更にヘッドは、手動で
作動されるトリガーを有してもよく、又は電力源に直接
接続することにより、連続的に作動できるものでもよ
い。振動は1秒程度続くだけでよい。何故ならば、多重
振動はシンボルの印刷が悪い場合でも、読み取りを成功
させる確率を増大させるからである。共振反射器は、シ
ステムの信頼性を増加するために所定の予測可能の既知
の全体として一様な角速度を有する。
【0016】図2を参照すると、そこには本発明の実施
形態の簡略図が示されている。図面から直ちに判るよう
に、これは実際の具体例を示すものではなく、本発明を
構成する一般概念の説明の基礎となるものである。図2
に示されているように、ミラー4のような光学要素が振
動するように、板バネ5のような第1のスプリング手段
によって取付ブラケット2に取り付けられている。取付
ブラケット2は、次に第2の板バネ3のような第2のス
プリング手段によって固定フレーム1に取り付けられ
る。板バネ5は、ミラー4を取付ブラケット2に対して
第1の(x)方向の振動を許し、同時に第2の板バネは
ミラー、第1の板バネ及び取付ブラケットからなる全体
のユニットの第2の(y)方向の振動を許すように配置
されている。駆動装置7は、両板バネを屈曲させ、従っ
てx及びyの両方向に走査させる振動力(駆動力)6を
提供する。
【0017】x方向の走査は、比較的高い弾性率を有す
る第1の板バネ3のために、及びミラー4の質量が比較
的小さいために比較的早い。これに反して、Y方向の振
動は比較的小さい弾性率を有する第2の板バネのため
に、及びブラケット、第2の板バネ及びミラーの組合せ
た質量が比較的大きいために、比較的遅い。言い換えれ
ば、板バネの弾性率と対応する振動部品の質量との間に
対応性があり、振動部品の質量の小さいときに、弾性率
は高くなり、逆の場合も成り立つ。実際の例では、板バ
ネ5は約19×106psiの弾性率を有するベリリウ
ム銅で作られ、第2の板バネ3は、約750、000p
siの比較的低い弾性率を有するマイラーで作ることが
できる。
【0018】駆動力6は、x方向の振動を励起する高周
波信号と、y方向の振動を励起する低周波信号の2つの
別々の振動信号の重ね合わせからなることができる。上
記の説明から、従って、y方向の振動周波数は、スプリ
ング3の弾性率、及びy方向に移動すべき全質量、この
場合はブラケット2、第1のスプリング5及びミラー4
の質量に依存することが判るであろう。x方向の振動周
波数は、第1スプリング5の弾性率及びx方向に移動す
べき質量、即ち、ミラー4のみの質量に依存する。更に
詳しく説明すると、x及びy方向の走査周波数は厳密に
云えば各質量ではなく、各慣性に依存することが当業者
には判るであろう。移動並びに或る回転要素があるから
スプリングが曲がったとき、装置の実際の動力学的特性
は、上記に説明したものよりも僅かに複雑になるかも知
れない。しかし、それでも全体の原理は適用され、当該
分野の専門家の熟練の範囲内で、x及びy方向の必要な
振動周波数を得るために含まれた質量と弾性率を選択す
ることは容易である。
【0019】2軸走査パターンの特別な実施形態は図3
に示されており、ここでは図2の第1スプリング5は、
1対のアーム112,114を有するU字形スプリング
110で具体化されている。例えば、光反射器又はミラ
ー116のような走査成分がアーム112に固く取り付
けられ、永久磁石118がアーム114に取り付けられ
る。電磁コイル120が基台部124に固定されている
直立取付部112に固く取り付けられている。電気入力
導線126が励起信号をコイル120に供給する。アー
ム114及び磁石118は基台部に取付された全体とし
て平らなスプリング手段128に固定される。平面スプ
リング128は、板バネ、フレキシブルな金属箔、平ら
な横棒又はベンデイックスの屈曲ピボットタイプのスプ
リングのような任意の適当なフレキシブルな材料で作る
ことができる。磁石の質量に等しいミラーの質量は、或
る場合にはU字型スプリングの等価質量よりも遥かに重
くすることができる。
【0020】或る応用では、ラスター型の走査パターン
でマークを走査することが望ましい。ラスター型走査パ
ターンにおいて、一連の実質的に水平な、及び実質的に
平行な走査線が所望の走査面積を一様にカバーするため
に上方の水平走査線から下方の水平走査線まで、多数の
中間の水平走査線が連続的に下方につながるように発生
される。ラスター型の走査パターンを得るためには、U
字型のスプリング110及び平面スプリング128が互
いに垂直な面内で振動するように配置されている。図3
に示されているように、U字型スプリングのアームはx
−z平面内に振動し、平面スプリング128はx−y面
内を振動する。ホルダー手段のこの配置では、成分11
6は走査端部位置の第1及び第2の組合せの間に、第1
及び第2の交互の周辺方向に角振動運動をするように取
り付けられる。その上、その各々の形と位置によって、
U字型スプリング110は、代表的には約200〜80
0Hzの高い周波数範囲で振動し、一方、平面スプリン
グ128は、代表的には5〜100Hzの低い周波数範
囲で振動する。シンボルを走査するために必要な振動の
振幅は、シンボルの大きさに依存し、代表的には少なく
とも10゜〜30゜光学度であろう。
【0021】ラスター型走査パターンは、1つは高周波
範囲内にあり、他は低周波範囲内にある2つの駆動信号
の重ね合わせである信号で、コイル120を駆動するこ
とによって自動的に得られる。例えば、500Hzの矩
形波信号が成分116をx方向に振動させるために用い
られ、10Hzの正弦波信号が成分116をy方向に振
動するために用いられる。x方向の成分の高速振動と、
y方向の成分の低速振動の組合せは、マークを覆うラス
ター型走査パターンを生ずる結果となる。好ましくは、
高周波信号はU字型スプリング110の共振周波数と周
波数的に同調する。代表的には、平面スプリング128
は、その共振周波数以下で駆動させる。
【0022】この装置においては、重ね合わせAC駆動
信号がコイル120に供給され、コイルは周期的に磁石
118を通路130内に引き込み、磁石118を通路1
30の外へ押し出す。駆動信号の高周波成分は、U字型
スプリングを好ましくは共振周波数で振動させ、成分1
16を走査端位置X1、X2の間を角度的に振動させ
る。駆動信号の低周波成分は、平面スプリング128を
取付部122からピボット線123の周りに近づいた
り、遠ざかったりするように角度的に振動させる。この
低周波振動の間、スプリングと128ホーク110は1
体として移動する。平面スプリング128の振動は、成
分116の走査端位置Y1、Y2の間の角度的振動運動
を与える。レーザー132から出射された光が反射器1
16に指向されたとき、U字型スプリング110及び平
面スプリング128が各々高、低周波数で同時に振動し
ている間、一連のx方向に実質的に平行な走査線111
がy方向に移動して発生され、それによってラスター型
走査パターンを形成する。
【0023】図3の装置は、ラスター型走査パターンを
形成するために、2つの方向に振動運動を行なうために
唯一の駆動装置(1つのコイル及び1つの磁石)を用い
る非常に簡単な構成を提供する利点を有する。シャフト
やベアリングがなく、フレキシブルな金属板が用いられ
るだけなので、寿命が非常に長くなる。あるいは応用例
では、ホルダーによって発生された走査線によって角度
振幅を増加することが望ましい。このような角度振幅の
増加は、非対称な寸法のアームを有するU字型スプリン
グ110を構成することによって達成できる。この実施
例では、アーム112はアーム114よりも、少なくと
も2:1の比だけ短い。非対称な寸法のU字型スプリン
グは、x方向走査線の長いラスター型パターンを生ずる
結果となるであろう。
【0024】非対称な寸法のU字型スプリングの1例が
図4に示され、そこには同調フォーク121が小さい寸
法のアーム123及び大きい寸法のアーム125を有す
るように構成され、その結果、スプリングの節点127
が対称的な寸法のスプリングにおける場合のようにU字
型の低部よりも、むしろアーム125上に位置するよう
になる。図4に示されるように、成分129はアーム1
23に取付され、アクチュエータは磁石135が隙間を
持って通過する通路133を有する電磁コイル131か
らなる。U字型スプリング121は、平面スプリング1
39によって取付部137に固定される。スプリング1
39は基台部141に固定され、コイル131は壁部1
43に取付される。導線145が駆動信号をコイルに供
給して、成分129の角度運動を行なうために備えられ
ている。非対称な寸法のU字型スプリング121は、レ
ーザー147から指向され、成分129から反射された
光によって生じる走査の角度振幅を増加させる。
【0025】対称的な寸法のスプリングに対して100
%も増加することのできる角度振幅の増加に加えて、非
対称な寸法のU字型スプリングは、節点がスプリングの
湾曲部にないため、金属疲労やクラックに対して高い耐
久性を提供する。又、図5に示されているように、実質
的に壁に平行なスプリング139の部分149と、スプ
リングが休止している間、壁143から離れて傾斜して
いる部分151がある。傾斜部分151は、対称的な寸
法を有するU字型スプリングに対して走査振動の角度振
幅を更に増加させる(非対称なU字型スプリング121
と組合せたときは200%以上の増加)。他の利点は、
U字型スプリングが磁石の端部のみによって保持され、
磁石の角度移動を走査成分の角度移動の4分の1以下に
することができるため、振動が少なく、歪が基台部14
1に伝達されることである。
【0026】図4の装置を上面又は側面からみると、即
ち、重力がy軸と実質的に整列しているとすると、U字
型スプリング121及び平面スプリング139は、両方
ともx−y平面内で振動するように位置して、これはy
軸に沿って向いた、即ち、y方向の端位置の走査線を生
ずる結果となる。もし、U字型スプリング及び平面スプ
リングが図3のように直交する面内に位置するならば、
適当な重なり合った高、低周波駆動信号がコイルに供給
され、y方向の角度振幅が増加したラスター型走査パタ
ーンが発生する。
【0027】図3を再び参照すると、変形実施例におい
て、y方向の走査振動手段は、バランス質量を取付する
1つのアーム136を有する全体としてS字型の平面板
バネ134を含んでもよい。全体として直立する、付加
的な平面スプリング142は、平面スプリング134の
中間部分を基台部124に固定する。S字型のスプリン
グは非常に面積の大きい反射器に必要になるかも知れな
い付加的な取付部を提供するのに有効である。
【0028】ある応用では、1つのシンボルを多方向走
査パターンで走査することが望ましいかも知れない。多
方向パターンを得る1つの技術は図4の装置を、U字型
スプリングがx−y及びx−z面の両方で振動するよう
に位置決めすることである。従って、装置の上面図又は
平面図として図4を見ると、即ち重力がz軸と実質的に
整列しているとき、スブリング139の右手側の要素の
材料の質量(即ち、スプリング121、成分129及び
スプリング139の右側の磁石135の部分)は、スプ
リング139の左手側の要素の質量(即ち、スプリング
139の左側の磁石135部分)よりも実質的に大き
い。この質量の差は、スプリング139のねじれ湾曲を
生じる重量の不均衝を与え、このねじれ湾曲は、適当な
駆動力と関連してz方向の走査を行なうために、成分1
29のx−z平面内の角度振動運動を与える。成分12
9及びスプリング121の質量がスプリング139の左
側の磁石135の部分の質量を越えることが通常好まし
いけれども、スプリング139の重心の右側の成分の質
量と、左側の成分の質量との間に不均衝が存在する限り
は、多方向走査パターンが得られるということが理解で
きるであろう。その上、コイル131に近づいたり、コ
イル131から離れたりするスプリング139の運動
は、U字型スプリング121をx−y平面で振動させ、
y方向の走査を行なうために成分129の角度振動運動
を生じさせる。
【0029】好ましくは、1.05:1乃至5:1の範
囲の周波数比を有する1対の正弦波からなる重ね合わせ
駆動信号を導線145に加えたときに、スプリング13
9は低周波数でねじれ振動を起こし、レーザー147か
らの光ビームのz方向走査を提供し、同時にU字型スプ
リング121はレーザー147からの光ビームのy方向
の走査を提供するため高い周波数で振動する。スプリン
グ139及び121の同時振動は、光がマークを覆うリ
サージュ走査パターン内の成分129からマークに反射
されるように駆動される。リサージュパターンは、光ビ
ームの光路が所定の周波数比で簡単な調和運動でz及び
xの直交方向に移動することによって提供される。こう
して多方向走査パターンが作られる。もし、望むなら
ば、スプリング139が高い周波数でねじれ振動をし、
U字型スプリング121が低い周波数で振動するように
することもできることに注意すべきである。
【0030】図5は、多方向走査パターンを発生する、
即ち、全ホルダー手段を1つの軸の周りに回転する他の
技術を示す。図5に示された装置は図4と装置と類似し
ており、同様な部分を識別するために同様な参照番号が
用いられており、その説明は簡略のために繰り返さな
い。全走査装置を回転するために、手段180が装置を
軸182の周りに回転するために備えられている。図5
に示されている手段180は、多方向走査パターンを生
ずるために、走査装置を軸の周りに回転するための任意
の満足すべき手段として例示的に示すだけである。手段
180は、伝達ベルト186を駆動するためのシャフト
184を有するモータ182を含む。ベルト186は、
取付部137を取付梁190に取り付けられたボールベ
アリング189の周りに回転させるために、取付部13
7に接続された軸(図示せず)に結合されている。単一
軸方向走査装置の回転は、ロゼットの形の多方向走査パ
ターンを発生する。2軸走査装置の回転は、回転される
2軸装置のタイプによって各種の多方向パターンを発生
する。
【0031】上記に説明した各要素又は任意の2つの又
はそれ以上の要素を組合せたものは、説明したものとは
異なる他のタイプの構成に応用できることは理解される
であろう。本発明は、特別な走査装置に具体化されたも
のとして図示し、説明したが、示された詳細部分を限定
されるものではない。何故ならば、本発明の思想から逸
脱することなく、各種の変形及び構造的な変化が可能で
あるからである。
【0032】更に、分析しなくても、上記の説明により
本発明の要素は充分に開示され、第3者が現在の知識を
応用して、本発明の特徴を除外することなく各種の応用
に容易に適用することができ、先行技術の見地から見て
も、本発明の上位概念又は下位概念の本質的な特徴をか
なりの程度まで構成し、従って、このような適用な以下
の特許請求の範囲の内容と均等範囲内にあると理解され
るべきであり、そのように意図されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スキャナーに用いられる手持ちヘッド
の前面透視図である。
【図2】図2は、本発明を具体化する装置の概観図であ
る。
【図3】図3は、本発明による走査装置の実施形態の透
視図である。
【図4】図4は、本発明による走査装置の他の実施形態
の断面図である。
【図5】図5は、本発明による走査装置の更に他の実施
形態の断面図である。
【符号の説明】
1 固定フレーム 2 取付ブラケット 3 板バネ 4 ミラー 5 板バネ 6 振動力 7 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シモン バード アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11790 ストーニー ブルック ペンブルック ドライブ 19 (72)発明者 ジョセフ カッツ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11790 ストーニー ブルック ハルロック メ ドウ ドライブ 12 (72)発明者 エドワード バーカン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11764 ミラープレース エンチャンティッド ウッズ コート 3

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光反射率の異なる部分を有するマークを
    読み取るスキャナーに用いられる走査装置において、
    (a)光学要素と、(b)比較的高い弾性率を有する第
    1のスプリングによって振動するように前記光学要素を
    支持する取付ブラケットとを備え、前記光学要素は第1
    のスプリングの弾性運動によって振動するときに比較的
    低い慣性を有し、(c)比較的低い弾性率を有する第2
    のスプリングによって振動するように前記取付ブラケッ
    トを取り付ける固定フレームを備え、 前記光学要素、前記取付ブラケット及び前記第1のスプ
    リングは一体となって、第2のスプリングの弾性運動に
    よって振動するときに比較的高い慣性を有することを特
    徴とする走査装置。
  2. 【請求項2】 駆動装置は、第1及び第2の異なる周波
    数によって同時に駆動される電磁コイルからなるからな
    ることを特徴とする請求項1記載の走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光学要素の振動は共振であることを
    特徴とする請求項1記載の走査装置。
  4. 【請求項4】 前記取付ブラケットの振動は共振である
    ことを特徴とする請求項1記載の走査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のスプリング手段は板バネから
    なることを特徴とする請求項1記載の走査装置。
  6. 【請求項6】 前記板バネはU字型であることを特徴と
    する請求項5記載の走査装置。
  7. 【請求項7】 前記板バネはベリリウム銅合金であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の走査装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のスプリングは19×106
    si程度の弾性率を有することを特徴とする請求項1記
    載の走査装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のスプリングは板バネからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の走査装置。
  10. 【請求項10】 前記板バネは平板バネからなることを
    特徴とする請求項9に記載の走査装置。
  11. 【請求項11】 前記板バネはマイラーバネからなるこ
    とを特徴とする請求項9記載の走査装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のスプリングは750、00
    0psiの程度の弾性率を有することを特徴とする請求
    項1記載の走査装置。
  13. 【請求項13】 前記取付ブラケットは、前記第2スプ
    リングにおける前記光学要素の重量を均衝する均衝手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の走査装置。
  14. 【請求項14】 前記光学要素はミラーからなることを
    特徴とする請求項1記載の走査装置。
  15. 【請求項15】 前記光学要素を前記取付ブラケットに
    対して比較的高い周波数で振動させ、前記取付ブラケッ
    トを前記固定フレームに対して比較的低い周波数で振動
    させるように配置された駆動装置を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の走査装置。
  16. 【請求項16】 光反射率の異なる部分を有するマーク
    を読み取るスキャナーに用いられる走査装置において、
    (a)光学要素と、(b)第1方向に振動するように前
    記光学要素に支持された第1のスプリングと、(c)第
    2方向に振動するように前記光学要素及び前記第1のス
    プリングを取り付ける第2のスプリングとを有し、 前記第1のスプリングは比較的高い弾性率を有し、前記
    光学要素は前記第1のスプリングの弾性運動によって振
    動するとき、比較的低い慣性を有するとともに、 前記第2のスプリングは比較的低い弾性率を有し、前記
    光学要素と前記第1のスプリングは1対となった前記第
    2のスプリングの弾性運動によって振動するとき、比較
    的高い慣性を有することを特徴とする走査装置。
  17. 【請求項17】 前記第1のスプリングは前記第2のス
    プリングに取り付けられていることを特徴とする請求項
    16記載の走査装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のスプリングは中間部材に取
    り付けられ、前記中間部材は前記第2のスプリングに取
    り付けられ、更に、前記光学要素、前記中間部材及び前
    記第1のスプリングは一体となって、前記第2のスプリ
    ングの慣性運動によって振動するとき、比較的高い慣性
    を有することを特徴とする請求項16記載の走査装置。
  19. 【請求項19】 前記光学要素を比較的高い周波数で中
    間部材に対して振動させ、前記中間部材を比較的低い周
    波数でフレームに対して振動させるように配置された駆
    動装置を含むことを特徴とする請求項16記載の走査装
    置。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2のスプリングは板バ
    ネからなることを特徴とする請求項16記載の走査装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135072A (ja) * 2000-12-15 2008-06-12 Leonard Reiffel 画像表示によるコード化データ源追跡装置

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