JPH08255022A - テーブル移動装置 - Google Patents

テーブル移動装置

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Publication number
JPH08255022A
JPH08255022A JP5840295A JP5840295A JPH08255022A JP H08255022 A JPH08255022 A JP H08255022A JP 5840295 A JP5840295 A JP 5840295A JP 5840295 A JP5840295 A JP 5840295A JP H08255022 A JPH08255022 A JP H08255022A
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JP
Japan
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roller
rod
rotation
deviation
detecting means
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Pending
Application number
JP5840295A
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English (en)
Inventor
Noboru Kobayashi
登 小林
Masanobu Akeno
公信 明野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5840295A priority Critical patent/JPH08255022A/ja
Publication of JPH08255022A publication Critical patent/JPH08255022A/ja
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラとロッドの過大滑り発生に伴う磨耗増大
および損傷を極力抑制し、耐久性を向上させることが可
能なテーブル移動装置を提供することを目的とする。 【構成】第1ローラ4と第2ローラ5とに狭持され第2
ローラ5の回転により所定方向に移動可能なロッド6
と、第2ローラ5を回転させる回転駆動手段12の回転
情報を検出する回転位置検出手段15と、ロッド6の位
置情報を得る移動体位置検出手段17と、第2ローラ5
の回転位置情報14と移動体の位置情報16との偏差を
演算する偏差検出手段19と、偏差量から第2ローラ5
とロッド6の滑り状態を判定する比較手段21とから構
成されるテーブル移動装置であり、第2ローラ5とロッ
ド6の接触による磨耗や損傷を防止することにより、テ
ーブル移動装置の耐久性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブル移動装置に係
り、特に半導体製造装置で使用されるマスク、ウェハな
どを微小位置決めしたり、顕微鏡の試料微動ステージを
微小位置決めするためのテーブル移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI(Large−Scale
Integrated circuit)など半導体
装置の微細化に伴い、半導体製造装置あるいは検査装置
などに用いられるテーブル移動装置は、高い位置決め精
度、走行精度が要求される。
【0003】また、連続的に一定速度で露光あるいは検
査を行う装置に用いられるテーブル移動装置には、摩擦
駆動方式を利用した駆動装置が多くなってきている。こ
こで摩擦駆動方式とは、テーブルに接続された丸棒ある
いは角棒形状のロッドを複数の駆動ローラで挟み、駆動
ローラをモータ等で回転させることによりロッドを直線
変位させ、結果的にテーブルを直線駆動させる方式であ
る。
【0004】この摩擦駆動方式の特徴は、従来のボール
ネジ・ナット駆動方式において使用されるボール等を用
いていないため、ボールの循環に起因する振動および騒
音が全く発生しないこと、ローラの製作精度を向上させ
ることによりローラの回転によりロッドの変位誤差量を
大幅に減らすことができるため(微小位置決めが可能と
なること)、テーブル移動速度が速い場合でもローラの
回転速度は低いので、たとえローラの偏心があっても速
度変動の周期が長くなり振動の原因とはなりにくいこ
と、などがあげられる。
【0005】以下、このような摩擦駆動方式を用いた従
来のテーブル移動装置について図5のブロック構成図を
参照しながら説明していく。機構ベース101には、ハ
ウジング102およびエアスライダ等の案内手段103
が支持されている。ハウジング102には、回転自在に
支持された第1ローラ104および第2ローラ105が
あり、第1ローラ104および第2ローラ105の軸動
面でロッド106(移動体)を狭持している。
【0006】さらにハウジング102には、ロッド10
6に対する第1ローラ104および第2ローラ105の
接触圧力を一定に付与するバネ等の予圧発生手段107
が設けられている。また、案内手段103上には、テー
ブル109(移動体)にロッド106が接続された構造
となっている。
【0007】また、第2ローラ105の回転軸に接続さ
れ、第2ローラ105を回転させるモータ等の回転駆動
手段112が備えられている。そして、回転駆動手段1
12を駆動させテーブル109の位置、速度を制御する
回転制御手段113と、テーブル109の移動体位置情
報115を得るリニアセンサ等の移動体位置検出手段1
14が設けられている。
【0008】次に、この様な構成をしているテーブル移
動装置の動作について説明していく。 テーブル109
は、第2ローラ105の回転運動によりロッド106を
介して、所定の方向に直線駆動される。
【0009】ここで、あらかじめ第1ローラ104およ
び第2ローラ105とロッド106の接触圧力は、予圧
発生手段107が一定の予圧を第1ローラ104に加え
て制御している。
【0010】また、テーブル109の位置、速度は、回
転駆動手段112の回転状態量に基づいて回転制御手段
113に入力されるあらかじめ決められた所定の目標と
なる位置指令と、テーブルの移動状態を移動体位置検出
手段114によって移動体位置情報115として検出
し、得られた移動体位置情報115と比較し、その比較
結果に基づいて第2ローラ105の回転駆動を制御して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のテーブル移動装置は、半導体製造装置で使用される
マスク、ウェハ等を微小位置決めしたり、光学関係や顕
微鏡の試料微動ステージ等を微小位置決めするためのテ
ーブル移動装置など長期に亘る高頻度動作が必要な用途
では、第2ローラおよびロッドの接触による磨耗により
耐久性および高精度な駆動を可能にするには十分でな
い。また、耐久性を向上させるには製作コストは高くな
るが、ローラやモータを大型化するしかない。すると、
テーブル移動装置の分解および交換が困難になってく
る。
【0012】また、上述のようなテーブル移動装置で
は、テーブルを所定の方向に直線駆動している時、また
は駆動を開始した時に、回転駆動手段が異常回転力(暴
走あるいは振動)を発生する場合があり、その場合には
駆動ローラとなる第2ローラとロッドの滑り状態を監視
することができない。そのため、第2ローラとロッドと
の間に過大滑りが生じる。
【0013】その後も第2ローラが回転運動を続行する
と、第1ローラおよび第2ローラおよびロッドの間の磨
耗および損傷に大きく影響を与え、摩擦駆動方式のテー
ブル移動装置の耐久性に問題が生じてくる。
【0014】本発明は上記従来の技術の問題点に鑑み、
ローラとロッドの過大滑り発生に伴う磨耗増大および損
傷を極力抑制し、耐久性を向上させることが可能なテー
ブル移動装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では以下のテーブル移動装置を提供する。す
なわち、ハウジング内に回転自在に支持される第1ロー
ラおよび第2ローラと、前記第2ローラを回転させる回
転駆動手段と、前記第1ローラおよび前記第2ローラの
転動面に狭持され前記第2ローラの回転により所定の方
向に移動可能なロッドと、前記ロッドが接合し前記ロッ
ドと同一の方向に移動可能なテーブルと、前記テーブル
の位置情報を得る移動体位置検出手段と、前記第2ロー
ラの回転位置情報を得る回転位置検出手段と、前記第2
ローラの回転位置情報および前記テーブルの位置情報と
の偏差量を演算する偏差検出手段と、前記偏差量とあら
かじめ決められた所定の比較設定値から前記第2ローラ
および前記ロッドの滑り状態を判定し、該判定結果を前
記回転制御手段に出力する比較手段と、前記比較手段か
らの判定結果を受けて前記回転駆動手段を制御する回転
制御手段とから構成されるテーブル移動装置である。
【0016】
【作用】上記のような構成によれば、偏差検出手段は回
転位置検出手段で得る第2ローラの位置情報と移動体位
置検出手段で得る位置情報との偏差量を得て、偏差量を
第2ローラと移動体の滑り量とし、次段の比較手段に出
力する。
【0017】比較手段は、その滑り量を所定の比較設定
値と逐次比較判定し、比較設定値を越えた場合に駆動停
止信号を発生する。以上のように、摩擦を利用したテー
ブル移動装置の駆動部分となる第2ローラとロッドの滑
り状態を検出し、規定の滑り量を越えた場合、すなわち
過大滑りが発生した場合に回転駆動手段に駆動停止信号
を入力し駆動力を一時的に停止させ、第1ローラおよび
第2ローラおよびロッドの磨耗増大および損傷を極力抑
制し、耐久性を向上させることを可能としている。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を参照しながら本発明の実施例
を説明していく。本発明の実施例について、図1の第1
のテーブル移動装置のブロック構成図と、図3のテーブ
ル移動装置の予圧調整手段のブロック構成図と、図4の
テーブル移動装置の回転制御手段のブロック構成図を参
照しながら説明していく。
【0019】まず、本実施例の構成について図1を用い
て説明していく2。機構ベース1には、ハウジング2お
よびエアスライダ等の案内手段3が固定支持されてい
る。ハウジング2には、回転自在に支持された第1ロー
ラ4および第2ローラ5が設けられている。また、第1
ローラ4および第2ローラ5の軸動面でロッド6(移動
体)が狭持されている。
【0020】さらに、ハウジング2に固定支持される第
1ローラ4および第2ローラ5とロッド6に接触圧力を
付与する圧電素子等の予圧発生手段7が設けられ、その
接触圧力を計測する予圧検出手段8が設置されている。
【0021】また、案内手段3の上のテーブル9(移動
体)には、ロッド6が接続されている。そして、第2ロ
ーラ5の回転運動がロッド6に伝わり、ロッド6を介し
て、テーブル9を所定の方向に直線運動させる。
【0022】また、第1ローラ4および第2ローラ5と
ロッド6の接触圧力を検出し、目標とする接触圧力と比
較し、その比較結果に基づいて調整する予圧調整手段1
1が設けられている。
【0023】さらに、第2ローラ5の回転軸に接続さ
れ、第2ローラ5を回転させるモータ等の回転駆動手段
12が備えられている。そして、回転駆動手段12を駆
動させてテーブル9の位置・速度を制御する回転制御手
段13と、回転駆動手段12の回転軸に接続され、第2
ローラの回転位置情報14を得る回転位置検出手段15
が装備されている。
【0024】そして、テーブル9の移動体位置情報16
を得るリニアセンサ等の移動体位置検出手段17と、回
転位置情報14および移動体位置情報16との偏差を演
算し偏差量18を出力する偏差検出手段19が設けら
れ、その偏差量18から第2ローラ5とロッド6の滑り
状態を判定し駆動停止信号20を発生する比較手段21
から構成されている。
【0025】次に図3に示される予圧調整手段11の構
成について説明していく。予圧調整手段11は、予圧調
整手段11外部に設けられる予圧検出手段8からの信号
を圧力情報に変える前処理部24と、前処理部24に接
続され、圧力情報25とあらかじめ設定されている第1
ローラ4に加える圧力の情報を供給する予圧指令23と
が入力される圧力偏差検出手段26と、圧力偏差検出手
段26内で演算された情報の信号を増幅する増幅部27
と、増幅部27に接続され予圧発生手段7の駆動力を比
較手段21から駆動停止信号20(判定出力)に応じて
停止することが可能な出力オンオフ手段28と、出力オ
ンオフ手段28に接続される駆動電圧発生部29と、駆
動電圧発生部29に接続され、駆動電圧発生部29から
の印加電圧30が供給される予圧調整手段11外部に設
けられる予圧発生手段7とから構成される。
【0026】また、図4に示される回転制御手段13の
構成について述べる。回転制御手段13は、回転制御手
段13外部からのテーブル9の位置情報16を供給する
位置制御部33と、回転制御手段11外部からあらかじ
め設定されている第2ローラ5を制御するための位置指
令24が供給される軌道生成部31と、位置制御部33
と軌道生成部31に接続される速度制御部35と、速度
制御部35に接続され、速度制御部35でテーブル9の
位置と第2ローラ5の速度を処理した位置・速度偏差信
号39が供給され、回転駆動手段12の駆動力を比較手
段21からの判定の信号に応じて停止することが可能な
出力オンオフ手段36と、出力オンオフ手段36からの
電気信号を増幅する電力増幅部37と、回転制御手段1
3外部に設けられ、電力増幅部37に接続され、電力増
幅部37からの電気信号を受け取る回転駆動手段12と
から構成される。
【0027】このような構成において、本実施例の動作
は以下の通りである。図1に示されるように、あらかじ
め予圧発生手段7によって第1ローラ4およびロッド6
および第2ローラ5に接触圧力がかけられている。ロッ
ド6およびテーブル9の移動体は、回転駆動手段12に
よって回転される第2ローラ5によって所定の方向に移
動可能である。そして、テーブル9の移動状態を移動体
位置検出手段17で検出し、移動体位置情報16を得
る。一方、回転駆動手段12から回転位置情報14を回
転位置検出手段15によって得ている。その後、移動体
位置情報16と回転位置情報14のそれぞれの信号を偏
差検出手段19に入力する。偏差検出手段19では、入
力された信号の偏差が、逐次演算され第2ローラ5およ
びロッド6の滑り量つまり、偏差量18として出力され
る。偏差量18は、所定の比較設定値22と比較手段2
1内で逐次比較処理される。ここで、比較設定値22の
値より偏差量18の値が大きい場合は、比較処理された
信号を駆動停止信号20としてただちに予圧調整手段1
1および回転制御手段13に伝達される。ここで、比較
設定値22の値より偏差量18の値が小さい場合は、駆
動停止信号20は出力されない。
【0028】そして、回転制御手段13が駆動停止信号
20を受け取ると、ただちに回転駆動手段を停止させ
る。また、図1中破線に示すように保護的に予圧調整手
段11も駆動停止信号20が発生すると同時に、予圧発
生装置7の予圧を解除してもよい。
【0029】次に図3に示される予圧調整手段11の動
作について説明していく。予圧検出手段8の出力は、前
処理部24で電圧変換され、第1ローラ4の圧力情報2
5を得る。その後、前処理部24からの圧力情報25と
予圧調整手段11外部から供給されるあらかじめ所定の
値に設定されている予圧指令23との偏差量を演算する
圧力偏差検出手段26が設けられている。圧力偏差検出
手段26から出力された信号は増幅部27で増幅され
る。
【0030】予圧調整手段11内の出力オンオフ手段2
8には、比較手段21より入力される駆動停止信号20
と増幅部27からの信号が供給される。出力オンオフ手
段28は、通常出力オン状態で増幅部27からの出力を
駆動電圧発生部29に供給しているが、駆動停止信号2
0が入力されると出力オフ状態に切り換わり駆動電圧発
生部29の印加電圧23を0にして、予圧発生手段7の
駆動力を停止する。
【0031】また、図4に示される回転制御手段13の
動作について述べる。移動体位置情報16は、検出され
た移動体の位置情報を位置制御部33と速度制御部35
に伝達される。一方、予圧調整手段11外部から位置指
令24が、あらかじめ位置・速度を所定の値に設定され
ている軌道生成部31に供給される。軌道生成部31か
ら位置目標32を位置制御部33に、速度目標34を速
度制御部35に供給し、それぞれ偏差量を計算し演算を
行っていく。位置制御部33および速度制御部35で逐
次演算された位置指令24および移動体位置情報16
は、位置・速度偏差信号38として出力オンオフ手段3
6に送られる。
【0032】回転制御手段13内の出力オンオフ手段3
6には、比較手段21より入力される駆動停止信号20
と速度制御部35からの位置・速度偏差信号39が供給
される。出力オンオフ手段36は、通常出力オン状態
で、位置・速度偏差信号39を電力増幅部37に供給し
ているが、駆動停止信号20により出力オフ状態に切り
換わると電力増幅部37の励磁電流38を0にし回転駆
動手段12駆動力を停止する。
【0033】そして、電力増幅部37からの励磁電流3
8を出力し、回転駆動手段12を駆動している。この様
な構成における本実施例の効果を以下に述べていく。
【0034】予圧発生手段7により第1ローラ4および
第2ローラ5とロッド6に規定の接触圧力を付与し、回
転駆動手段12により第2ローラ5を回転駆動し、テー
ブル9を所定の方向に直線駆動している時、または駆動
開始した時に、回転制御の不安定動作から回転駆動手段
12が異常回転力(暴走あるいは振動)を発生した場合
などにおいては、第2ローラ5およびロッド6に過大滑
りが発生する。
【0035】すると、偏差検出手段19の出力である偏
差量18が所定の比較設定値22を越えた状態になり、
比較手段21は、駆動停止信号20を予圧調整手段11
および回転制御手段13に出力して、第2ローラ5とロ
ッド6との摩擦による磨耗および損傷を防止するため
に、また、偏差量18を補正するために、予圧発生手段
7および回転駆動手段12の駆動力を一時的に停止させ
る。そして、偏差量18が比較設定値に回復したら再び
駆動力を与え、再起動させる。
【0036】その結果、半導体製造装置で使用されるマ
スク、ウェハ等を微小位置決めしたり、光学関係や顕微
鏡の試料微動ステージ等を微小位置決めするためのテー
ブル移動装置など長期に亘る高頻度動作が必要な用途で
は、第2ローラとロッドの滑り状態を監視することによ
って、第2ローラおよびロッドの接触による過大滑りに
伴う磨耗および損傷を防止し、耐久性の向上および高精
度な駆動が可能となる。 また、長期間にわたり部品の
交換、修理をすることなく使用できる。 (実施例2)図2の第2のテーブル移動装置のブロック
構成図を参照しながら構成について説明していく。
【0037】機構ベース1には、ハウジング2およびエ
アスライダ等の案内手段3が固定支持されている。ハウ
ジング2には、回転自在に支持された第1ローラ4およ
び第2ローラ5が設けられている。また、第1ローラ4
および第2ローラ5の軸動面でロッド6(移動体)が狭
持されている。
【0038】さらに、ハウジング2に固定支持される第
1ローラ4および第2ローラ5とロッド6に接触圧力を
付与する圧電素子等の予圧発生手段7が設けられてい
る。また、案内手段3の上のテーブル9(移動体)に
は、ロッド6が接続されている。そして、第2ローラ5
の回転運動がロッド6に伝わり、ロッド6を介して、テ
ーブル9を所定の方向に直線運動させる。
【0039】また、第1ローラ4および第2ローラ5と
ロッド6の接触圧力が、目標とする接触圧力であるかに
ついて比較し、その比較結果に基づいて再び調整する予
圧調整手段11が設けられている。
【0040】さらに、第2ローラ5の回転軸に接続さ
れ、第2ローラ5を回転させるモータ等の回転駆動手段
12が備えられている。そして、回転駆動手段12を駆
動させてテーブル9の位置・速度を制御する回転制御手
段13と、回転駆動手段12の回転軸に接続され、第2
ローラの回転位置情報14を得る回転位置検出手段15
が装備されている。
【0041】そして、テーブル9の移動体位置情報16
を得るリニアセンサ等の移動体位置検出手段17と、回
転位置情報14および移動体位置情報16との偏差を演
算し偏差量18を出力する偏差検出手段19が設けら
れ、その偏差量18から第2ローラ5とロッド6の滑り
状態を判定する比較手段21から構成されている。
【0042】この様な構成をしている第2実施例の動作
について述べていく。図2に示されるように、あらかじ
め予圧発生手段7によって第1ローラ4およびロッド6
および第2ローラ5に接触圧力がかけられている。ロッ
ド6およびテーブル9の移動体は、回転駆動手段12に
よって回転される第2ローラ5によって所定の方向に移
動可能である。そして、テーブル9の移動状態を移動体
位置検出手段17で検出し、移動体位置情報16を得
る。
【0043】一方、回転駆動手段12から回転位置情報
14を回転位置検出手段15によって得ている。その
後、移動体位置情報16と回転位置情報14のそれぞれ
の信号を偏差検出手段19に入力する。偏差検出手段1
9では、入力された信号の偏差が、逐次演算され第2ロ
ーラ5およびロッド6の滑り量つまり、偏差量18とし
て出力される。偏差量18は、所定の比較設定値22と
比較手段21内で逐次比較処理される。ここで、比較設
定値22の値より偏差量18の値が大きい場合は、比較
処理された信号が予圧調整手段11に出力される。そし
て、比較処理された信号つまり滑り量をなくすような動
作を行うために、予圧調整手段11から予圧発生装置7
に所定の制御信号を送り、第1ローラ4およびロッド6
に所定の予圧を加え、逐次フィードバック制御を行って
いく。
【0044】このような構成・動作を行うテーブル移動
装置の効果としては、予圧発生手段7により第1ローラ
4および第2ローラ5とロッド6に規定の接触圧力を付
与し、回転駆動手段12により第2ローラ5を回転駆動
し、テーブル9を所定の方向に直線駆動している時、ま
たは駆動開始した時に、回転制御の不安定動作が発生す
る。そして、第2ローラ5およびロッド6に滑りが発生
するとテーブルの移動精度が劣化する。そして、偏差検
出手段19の出力である偏差量18が所定の比較設定値
22を越えた状態になり、比較手段21は、処理した制
御信号を予圧調整手段11に出力して、第2ローラ5と
ロッド6との滑りによって生じる摩擦による磨耗および
損傷を防止するために、テーブル移動装置を一時的に停
止させることなく、予圧調整手段11からの信号によっ
て予圧発生手段7が、ロッド6および第1ローラ4の接
触圧力を所定の接触圧力に近付くように逐次フィードバ
ック制御していき、滑り量を小さくしていく。
【0045】その結果、半導体製造装置で使用されるマ
スク、ウェハ等を微小位置決めしたり、光学関係や顕微
鏡の試料微動ステージ等を微小位置決めするためのテー
ブル移動装置など長期に亘る高頻度動作が必要な用途で
は、第2ローラとロッドの滑り状態を監視することによ
って、テーブルの移動精度および位置精度が向上され、
さらに、第2ローラおよびロッドの接触による過大滑り
に伴う磨耗および損傷を防止し、耐久性の向上および高
精度な駆動が可能となる。
【0046】また、テーブル移動装置を停止させること
なく、長期間にわたり部品の交換、修理をすることなく
使用できる。それにより、長期間に亘り連続的にテーブ
ル移動装置の使用が可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラとロッドの接触による磨耗や損傷を防止することが
可能となる。また、それによってテーブル移動装置の耐
久性が向上する。さらに、駆動部分の分解および交換が
困難なテーブル移動装置を、長期間にわたり交換や修理
することなく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1のテーブル移動装置のブロック
構成図。
【図2】 本発明の第2のテーブル移動装置のブロック
構成図。
【図3】 本発明のテーブル移動装置の予圧調整手段の
ブロック構成図。
【図4】 本発明のテーブル移動装置の回転制御手段の
ブロック構成図。
【図5】 従来のテーブル移動装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1 機構ベース 2 ハウジング 3 案内手段 4 第1ローラ 5 第2ローラ 6 ロッド(移動体) 7 予圧発生手段 8 予圧検出手段 9 テーブル(移動体) 11 予圧調整手段 12 回転駆動手段 13 回転制御手段 14 回転位置情報 15 回転位置検出手段 16 移動体位置情報 17 移動体位置検出手段 18 偏差量 19 偏差検出手段 20 駆動停止信号(判定出力) 21 比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 515F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に回転自在に支持される第1
    ローラおよび第2ローラと、前記第2ローラを回転させ
    る回転駆動手段と、前記第1ローラおよび前記第2ロー
    ラの転動面に狭持され前記第2ローラの回転により所定
    の方向に移動可能なロッドと、前記ロッドが接合し前記
    ロッドと同一の方向に移動可能なテーブルと、前記テー
    ブルの位置情報を得る移動体位置検出手段と、前記第2
    ローラの回転位置情報を得る回転位置検出手段と、前記
    第2ローラの回転位置情報および前記テーブルの位置情
    報との偏差量を演算する偏差検出手段と、前記偏差量と
    あらかじめ決められた所定の比較設定値から前記第2ロ
    ーラおよび前記ロッドの滑り状態を判定し、該判定結果
    を前記回転制御手段に出力する比較手段と、前記比較手
    段からの判定結果を受けて前記回転駆動手段を制御する
    回転制御手段とを設けたことを特徴とするテーブル移動
    装置。
  2. 【請求項2】ハウジング内に回転自在に支持される第1
    ローラおよび第2ローラと、前記第2ローラを回転させ
    る回転駆動手段と、前記第1ローラおよび前記第2ロー
    ラの転動面に狭持され前記第2ローラの回転により所定
    の方向に移動可能なロッドと、前記ロッドが接合し前記
    ロッドと同一の方向に移動可能なテーブルと、前記テー
    ブルの位置情報を得る移動体位置検出手段と、前記第1
    ローラと前記ロッドとの接触圧力を発生する予圧発生手
    段と、前記第2ローラの回転位置情報を得る回転位置検
    出手段と、前記第2ローラの回転位置情報および前記テ
    ーブルの位置情報との偏差量を演算する偏差検出手段
    と、前記偏差量とあらかじめ決められた所定の比較設定
    値から前記第2ローラおよび前記ロッドの滑り状態を判
    定し、該判定結果を出力する比較手段と、前記比較手段
    からの判定結果を受けて前記予圧発生手段を制御する予
    圧調整手段とを設けたことを特徴とするテーブル移動装
    置。
  3. 【請求項3】上記予圧調整手段は、上記第1ローラと上
    記ロッドとの接触圧力を検出するための予圧検出手段か
    らの圧力情報と前記第1ローラに対してあらかじめ設定
    される予圧指令の圧力情報とが入力され、それぞれの圧
    力情報から偏差量を演算する圧力偏差検出手段と、前記
    圧力偏差検出手段に接続され、上記比較手段からの判定
    出力の信号に応じて前記第1ローラへの加圧を解除する
    ことが可能な出力オンオフ手段とを設けたことを特徴と
    する請求項1記載のテーブル移動装置。
  4. 【請求項4】上記回転制御手段は、上記テーブルの位置
    情報を供給する位置制御部と、上記第2ローラを制御す
    るための位置指令が供給される軌道生成部と、前記位置
    制御部と前記軌道生成部に接続され、第2ローラの速度
    制御を行う速度制御部と、前記速度制御部に接続され、
    前記速度制御部で前記テーブルの位置情報と前記第2ロ
    ーラの速度情報を処理した位置・速度偏差信号が供給さ
    れ、上記回転駆動手段の駆動力を上記比較手段からの判
    定出力の信号に応じて停止することが可能な出力オンオ
    フ手段と、前記出力オンオフ手段に接続され、前記出力
    オンオフ手段からの電気信号を受け取り、前記電気信号
    を増幅して、上記回転駆動手段に出力する電力増幅部と
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブル移動
    装置。
  5. 【請求項5】上記比較手段から上記回転駆動手段を停止
    させる駆動停止信号を出力し、前記回転駆動手段を停止
    することを特徴とする請求項1記載のテーブル移動装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7634955B2 (en) * 2006-11-29 2009-12-22 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method of controlling drive of driving motor for rotary indexing device of machine tool

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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