JPH08254923A - 電子写真方式による画像記録装置 - Google Patents

電子写真方式による画像記録装置

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JPH08254923A
JPH08254923A JP8491495A JP8491495A JPH08254923A JP H08254923 A JPH08254923 A JP H08254923A JP 8491495 A JP8491495 A JP 8491495A JP 8491495 A JP8491495 A JP 8491495A JP H08254923 A JPH08254923 A JP H08254923A
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power supply
heater
image
commercial
timer
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JP8491495A
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Yasuo Komada
保雄 駒田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着器を安定した温度になるように制御す
る。 【構成】 定着器を備えた電子写真方式の画像記録装置
において、商用交流電源48により電圧が印加される定
着器のヒータ41と、ヒータ41の通電回路に設けられ
たヒータ制御用のトライアック制御回路57と、商用交
流電源48を入力としたスイッチング電源50と、スイ
ッチング電源50に含まれた2次側巻線51cの出力に
より商用交流電源48の出力電圧の対応値を検出する検
出手段と、この検出手段からの検出信号を記憶する記憶
手段を含み、スイッチング電源50の出力側の負荷変動
要因を検出して、負荷変動が装置待機時に対して一定以
上である間、記憶手段の内容を更新せず、且つ記憶手段
の内容に基づいてトライアック制御回路57に制御信号
を出力する制御素子44とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置やコ
ピーに適用される電子写真方式による画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式の画像記録装置を適
用したファクシミリ装置において、トナーを転写材に定
着させる方法は、金属製で熱容量の大きい定着ローラを
その内部に配置したハロゲンランプの放射熱で均一に加
熱し、ゴム加圧ローラとの間で転写材を搬送して、溶融
した状態のトナーを転写材に押し付け定着させる熱ロー
ラ定着方式であった。
【0003】しかし、この方式の定着ローラは熱容量が
大きいため、本来必要である転写材と定着ローラの接触
部以外の部分にも熱が均一に伝わり、そこから多くの熱
が空気中に拡散してしまう。それゆえ、通信またはコピ
ーによる画像の記録命令を受けてから加熱を開始してい
たのでは、記録の実行までに数分間待たなければなら
ず、記録命令を受けて即座に記録を実行するためには、
装置の待機時にも予熱を行う必要があった。このため、
記録時および待機時の装置の消費電力は非常に大きくな
っていた。
【0004】この欠点を補うために、新たなトナー定着
方式として、薄いフィルムを該フィルムに圧接した低熱
容量のセラミックヒータで温め、その熱によって定着を
行うオンデマンド定着方式がある。
【0005】この方式によれば、セラミックヒータおよ
びフィルムが金属製ローラに比べて非常に熱容量が小さ
く短時間で温まるので、記録命令を受けてから加熱を開
始しても、即座に記録を実行することができ、待機時の
予熱が不必要になる。また、ヒータの熱は非常に熱効率
良く転写材に伝達されるので、記録時の消費電力も抑え
ることが可能となる。
【0006】ここで、ヒータへの電力供給には一般的に
商用交流電源が用いられており、転写材へのトナーの定
着性を均一に保つために、定着部温度が一定になるよう
にする必要がある。
【0007】従来の熱ローラ定着方式では、大熱容量で
印加電力の温度応答性が遅かったため、ヒータがある一
定以上の温度に達した場合は、ヒータへの供給電力をス
トップし、一定温度未満であれば電力を供給し続けると
いう、オン/オフ方式の温度制御を行っていた。しか
し、オンデマンド方式を用いた装置の温度制御方式にオ
ン/オフ方式を用いた場合、温度勾配が急であるために
ヒータの温度リップルが大きくなり、定着性が不均一に
なるという問題が生じる。また、定着部温度は加圧ロー
ラや転写材に伝わる熱量によっても変化してしまうの
で、ヒータの温度制御が複雑である。
【0008】このため、定着部温度を予測して定着器へ
の供給電力を細かく変化させ、温度リップルを抑える制
御を行う必要ある。
【0009】さて、先に述べたようにオンデマンド定着
方式では、その熱容量の小ささから短時間で温めること
ができ、そのため待機時に予熱の必要性がない。また、
待機状態で通電されていないヒータの温度を、短時間に
定着可能温度に到達させるためには、商用交流電源のエ
ネルギーをヒータに可能な限り十分伝える方が有利であ
る。
【0010】しかし、ヒータの立ち上げ時にエネルギー
すべてヒータに投入し場合、温度を検知してから制御を
行っていたのでは、制御が大きくオーバーシュートする
おそれがある。そのために、ある程度温度上昇勾配を予
測してヒータ電力を制御する必要があるが、ヒータ電力
は商用交流電源を用いる以上、一定ではない。
【0011】まず、ヒータへの電源である商用交流電源
の電圧は、世界各国で異なる。大きく分けて100V系
の地域と、200V系の地域に分けられるが、100V
系の地域だけを考えても、その電圧は許容差を含めると
85V〜132Vになる。ヒータを製品の仕向地別に変
えたとしても、生産性、コスト性を考えると、100V
系地域と200V系地域の2つを用意するのが妥当であ
り、この時の100V系ヒータの一定時間当たりのヒー
タ電力は次のようになる。
【0012】ヒータ抵抗値を27Ωとして、 85Vの場合 85× 85÷27=267.6W 132Vの場合 132×132÷27=645.3
【0013】これだけ大きく違うエネルギーを用いて、
オーバーシュートなく、また短時間に効率的な温度立ち
上げ制御を実現するためには、商用交流電源に応じた制
御を行っている。その商用交流電源の電圧変動を検出す
る手段として、スイッチイング電源を巻き込んだ巻線出
力を平滑化した電圧を用いる方法が知られている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商用交
流電源の電源電圧の変動を検出する手段として、スイッ
チイング電源のトランスの2次側に組み込んだ巻線出力
電圧を用いた場合、その出力には帰還制御がかからない
ため、負荷電流の変化による巻線出力電圧の変動を補正
できず、実際には商用交流電源の電圧変動が無くても、
あたかも商用交流電源電圧が変動しているように巻線出
力電圧が変動してしまう。
【0015】本発明は、上記欠点を排除し、巻線出力電
圧の変動に拘らず、定着器を目的温度になるように制御
することのできる電子写真方式による画像記録装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、記録媒体上にトナー像を形成
し、トナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、転
写像を定着器により転写材に定着させる電子写真方式に
よる画像記録装置において、商用交流電源により電圧が
印加される前記定着器のヒータと、ヒータの通電回路に
設けられたヒータ制御回路と、商用交流電源を入力とし
た直流安定化電源と、直流安定化電源に含まれた2次側
巻線の出力により商用交流電源の出力電圧の対応値を検
出する検出手段と、検出手段からの検出信号を記憶する
記憶手段を含み、直流安定化電源の出力側の負荷変動要
因を検出して、負荷変動が装置待機時に対して一定以上
である間、記憶手段の内容を更新せず、且つ記憶手段の
内容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、記録媒体上にトナー像
を形成し、トナー像を転写材上に転写し転写像を形成し
て、転写像を定着器により転写材に定着させる電子写真
方式による画像記録装置において、商用交流電源により
電圧が印加される定着器のヒータと、ヒータの通電回路
に設けられたヒータ制御回路と、商用交流電源を入力と
した直流安定化電源と、直流安定化電源に含まれた2次
側巻線の出力により商用交流電源の出力電圧の対応値を
検出する検出手段と、検出手段からの検出信号を記憶す
る記憶手段を含み、直流安定化電源の出力側の負荷変動
要因を変動前に検出して、装置待機時に対して一定以上
の負荷変動を生じる場合、予め負荷変動前から変動終了
までの間、記憶手段の内容を更新せず、且つ記憶手段の
内容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、記録媒体上にトナー像
を形成し、トナー像を転写材上に転写し転写像を形成し
て、転写像を定着器により転写材に定着させる電子写真
方式による画像記録装置において、商用交流電源により
電圧が印加される定着器のヒータと、ヒータの通電回路
に設けられたヒータ制御回路と、商用交流電源を入力と
した直流安定化電源と、直流安定化電源に含まれた2次
側巻線の出力により商用交流電源の出力電圧の対応値を
検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号を記
憶する記憶手段を含み、直流安定化電源の出力側の負荷
変動要因を検出して、負荷変動が装置待機時に対して一
定以上である間、および期間の後の一定時間、記憶手段
の内容を更新せず、且つ前記記憶手段の内容に基づいて
ヒータ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、記録媒体上にトナー像
を形成し、トナー像を転写材上に転写し転写像を形成し
て、転写像を定着器により転写材に定着させる電子写真
方式による画像記録装置において、商用交流電源により
電圧が印加される定着器のヒータと、ヒータの通電回路
に設けられたヒータ制御回路と、商用交流電源を入力と
した直流安定化電源と、直流安定化電源に含まれた2次
側巻線の出力により商用交流電源の出力電圧の対応値を
検出する検出手段と、記検出手段からの検出信号を記憶
する記憶手段を含み、直流安定化電源の出力側の負荷変
動要因を変動前に検出して、装置待機時に対して一定以
上の負荷変動を生じる場合、予め負荷変動前から変動が
一定以上である間、および前記期間の後の一定時間、記
憶手段の内容を更新せず、且つ記憶手段の内容に基づい
てヒータ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、記録媒体上にトナー像
を形成し、トナー像を転写材上に転写し転写像を形成し
て、転写像を定着器により転写材に定着させる電子写真
方式による画像記録装置において、商用交流電源により
電圧が印加される定着器のヒータと、ヒータの通電回路
に設けられたヒータ制御回路と、商用交流電源を入力と
した直流安定化電源と、直流安定化電源に含まれた2次
側巻線の出力により商用交流電源の出力電圧の対応値を
検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号を記
憶する記憶手段を含み、直流安定化電源の出力側の負荷
変動要因を検出して、装置待機時に対して一定以上の負
荷変動を生じる間、記憶手段の内容に対して負荷変動要
因に応じた補正を行い、且つ補正した内容に基づいてヒ
ータ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1の発明では、制御手段が、直流安定化
電源の出力側の負荷変動要因を検出し、負荷変動が装置
待機時に対して一定以上である間、記憶手段の内容を更
新せず、記憶手段の内容に基づいてヒータ制御回路に制
御信号を出力する。
【0022】請求項2の発明では、制御手段が、直流安
定化電源の出力側の負荷変動要因を変動前に検出し、装
置待機時に対して一定以上の負荷変動を生じる場合、予
め負荷変動前から変動終了までの間、記憶手段の内容を
更新せず、記憶手段の内容に基づいてヒータ制御回路に
制御信号を出力する。
【0023】請求項3の発明では、制御手段が、直流安
定化電源の出力側の負荷変動要因を検出し、負荷変動が
装置待機時に対して一定以上である間、および期間の後
の一定時間、記憶手段の内容を更新せず、記憶手段の内
容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力する。
【0024】請求項4の発明では、制御手段が、直流安
定化電源の出力側の負荷変動要因を変動前に検出し、装
置待機時に対して一定以上の負荷変動を生じる場合、予
め負荷変動前から変動が一定以上である間、および前記
期間の後の一定時間、記憶手段の内容を更新せず、記憶
手段の内容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力
する。
【0025】請求項5の発明では、制御手段が、直流安
定化電源の出力側の負荷変動要因を検出し、装置待機時
に対して一定以上の負荷変動を生じる間、記憶手段の内
容に対して負荷変動要因に応じた補正を行い、且つ補正
した内容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力す
る。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。ここでは、本発明をファクシミリ装置に適
用した場合を例にとって説明する。図1、図2、図3は
ファクシミリ装置の構成を示す。図において、1はファ
クシミリ装置の装置本体であり、その装置本体1内部に
は、原稿搬送部2、読み取り部3、光学部4、画像形成
部5、記録材搬送部6、画像定着部7、通信部(符号省
略)、操作部9、表示部10、制御部11等が設けられ
ている。
【0027】原稿搬送部2は、原稿載置台12上に複数
枚積載した原稿Sを、予備搬送押圧片2aと圧接した予
備搬送ローラ2b、及び分離押圧片2cと圧接した分離
ローラ2dによって1枚ずつ分離し、さらに、給紙コロ
2eと圧接した給紙ローラ2fで読み取り部3に搬送す
る。読み取り部3で画像情報を読み取った原稿Sは、そ
の後、排紙コロ2gと排紙ローラ2hによって、原稿排
紙トレイ13に排出する。
【0028】読み取り部3は、密着型イメージセンサ1
4、原稿押さえ板15等からで構成され、密着型イメー
ジセンサ14は、LEDアレイを光源として原稿Sの画
像情報面に光を照射し、その反射光をセルフォックレン
ズでセンサ素子に結像して画像情報を読み取る。センサ
素子にて読み取られた画像情報は、制御部に送られ、シ
ェーディング補正、A/D変換等の処理を施される。そ
の後、光学部4または通信部に送られ、画像通信または
本装置における記録の用に供される。
【0029】画像形成部5では、導電ドラムと光導電層
で構成される感光ドラム21の周りに一次帯電器22、
現像器23、転写帯電器24、ブレード方式のクリーニ
ング器、除電器が構成されている。ここで感光ドラム2
1、一次帯電器22、現像器23、クリーニング器、除
電器は、現像回収容器27と共に装置本体1の取付部材
中に着脱自在に取り付けられるプロセスカートリッジと
して一体的に収納されている。感光ドラム21、一次帯
電器22、現像器23内の現像スリーブ、及び転写帯電
器24はモータM2により駆動される。駆動された感光
ドラム21は、一次帯電器22を通過することによりそ
の表面を均一にマイナスに直接帯電された後、レーザダ
イオード17よりレーザ光を受け露光される。このレー
ザ光の照射によって明部のマイナス電荷は中和され、静
電潜像が形成される。そして、該静電潜像は現像器23
中の現像剤に近接すると、マイナス帯電した現像剤が潜
像と現像器23間の電位差により感光ドラム21表面に
ジャンプし、可視像化される。そして、転写帯電器24
によってプラス電荷をかけ、感光ドラム21上のトナー
像を記録材(転写材)P上に転写する。
【0030】また、転写が終了した感光ドラム21表面
はクリーニング器によって残留トナーを除去された後、
一次帯電器22によってドラム電位を均一にされ、次の
静電潜像の形成に備える。なお、感光ドラム21表面上
より除去されたトナーは現像剤回収容器27に回収され
る。
【0031】記録材搬送部6では、第1カセット29、
第2カセット30が装置本体1の所定部に引き出し可能
に装着されている。第1カセット29、第2カセット3
0にセットされた記録材Pは選択的に搬送される。ま
ず、第1カセット29にセットされた記録材Pを搬送す
る場合、給紙ソレノイドSL1の駆動によって、モータ
M2の駆動を半円状の給紙ローラ29aに伝え、その回
転によって記録材Pを1枚ずつ分離する。そして、分離
された記録材Pを搬送ローラ31aによって搬送する。
【0032】この際、レジセンサ31bによって、給送
中の記録材Pの先端位置を検知し、感光ドラム21に形
成されたトナー像の先端と、記録材Pの先端が一致する
ように搬送タイミングをとり、搬送ローラ31aによっ
て、記録材Pを感光ドラム21と転写帯電器24との間
に搬送する。
【0033】次に、第2カセット30にセットされた記
録材Pを搬送する場合は、給紙ソレノイドSL2の駆動
によって、モータM2の駆動を半円状の給紙ローラ30
aに伝え、その回転によって記録材Pを1枚ずつ分離
し、カセット搬送ローラ30bによって、搬送ローラ3
1aまで搬送する。その後は搬送ローラ31aにより搬
送する。この際、レジセンサ31bによって、給送中の
記録材Pの先端位置を検知し、感光ドラム21に形成さ
れたトナー像の先端と、記録材Pの先端が一致するよう
に搬送タイミングをとり、搬送ローラ31aによって感
光ドラム21と転写帯電器24との間に搬送する。
【0034】画像形成部5において画像の転写を受けた
記録材Pは、モータMによって駆動される定着ローラ3
2及び排紙ローラ33によってさらに搬送され、記録材
排紙トレイ34上に排出される。
【0035】なお、給紙部、排紙部にはそれぞれ給紙セ
ンサ、排紙センサ(いずれも図示略)があり、記録材P
の到達あるいは通過を検知している。記録材Pが所定の
時間内に各センサ部に到達あるいは通過しない場合は、
記録材Pの搬送不良が生じたと判断し、その旨表示を行
う。
【0036】また、装置本体1には第1開閉蓋37、第
2開閉蓋38、第33開閉蓋39、及び上カバー40が
開閉可能に取付けられており、第1開閉蓋37は排紙部
における記録材詰まりを取り除くために用いられ、第2
開閉蓋38、第3開閉蓋39は給紙部における記録材詰
まりを取り除くために用いられ、上カバー40はプロセ
スカートリッジ28における記録材詰まりの取り除き処
理及びプロセスカートリッジ28の着脱の際に用いられ
る。
【0037】画像定着部7は、ヒータ41、定着フィル
ム42、定着加圧ローラ32、排紙ローラ33等によっ
て構成されている。ヒータ41は、ヒータ41に密着さ
せたサーミスタ43の抵抗値変化によりその表面温度を
検知され、ヒータ表面温度が一定となるように制御され
る。そして、その熱により定着フィルム42が温められ
る。このヒータの熱容量は小さく、記録材Pが定着器に
到達する前に所定の定着温度に達する。
【0038】そして、画像形成部5において、トナー像
の転写を受け、感光ドラム21から分離、搬送されてく
る記録材Pが、ヒータ41と定着加圧ローラ32により
形成される定着ニップ部に突入すると、定着加圧ローラ
32が記録材P上のトナー像を定着フィルム42を介し
てヒータ41に圧接する。このときのヒータ41からの
熱伝導によりトナーは軟化、溶融し、記録材Pに定着す
る。トナー像の定着を受けた記録材Pは記録紙排紙トレ
イ34上に排出される。
【0039】通信部は通信回線や電話機等の通話機器と
装置本体1を接続するものであり、画像通信データの変
調・復調や有意信号の検出、信号経路の接続切り換え等
を行う。
【0040】操作部9は複数のキー入力スイッチ及ぶキ
ー入力を検出する回路等により構成されており、装置の
動作指示及び各種情報の入力を行う。表示部10は、装
置の状態、発呼する相手の電話番号、時刻情報及び走査
手順等の表示を行う。
【0041】制御部は、上述の如く構成された装置にお
ける各種機構の制御を行うものである。図3はファクシ
ミリ装置の制御系100のブロック図である。図におい
て、101はファクシミリ装置全体を制御するCPU
(制御部)であり、MPU、該MPUの動作の記述がな
されたインストラクション群を格納したROM、各種デ
ータ処理のワークエリアや画像情報の一時記憶部として
使用されるRAM、画像の変倍、解像度変換等を行う画
像処理部等により構成されている。また、CPU101
にはカレンダー、時計機能などが備えられ、RAMはバ
ッテリーバックアップによって停電などの不慮の障害な
どから保護されている。
【0042】ファクシミリ装置の制御系は上述のCPU
101と、以下の各要素102〜110をインターフェ
ースを通じて結合した構成をとるものである。
【0043】操作部102は、テンキー、ファンクショ
ンキー、ワンタッチキー、スタートキー、ストップキー
等の各種キースイッチ等からなる。表示部103は各種
メッセージの表示を行うLCD、送信モード等の表示を
行う各種LED等からなる。
【0044】読み取り部104は、読み取りモータ等の
駆動部、画像の読み取りを行う読み取りセンサ、読み取
った画像のシェーディングや2値化を行う画像処理部、
原稿検知等を行う各種センサ等からなる。
【0045】記録部105は記録モータ等の駆動部、レ
ーザスキャナや電子写真プロセスの制御を行う制御素
子、記録する画像のスムージング等を行う画像処理部、
記録紙等の有無検知を行う各種センサからなる。
【0046】通信制御部106は、発呼、着呼、画像デ
ータの符号化等を行う部分であり、DSU、NCUから
なる接続部を有し、接続部には通信網、ハンドセットが
接続される。
【0047】CPU外部インターフェース109は、C
PU101から直接データの送受信を行うインターフェ
ースであり、例えばRS232C、SCSI、LAN等
によって装置外部のコンピュータと接続することがで
き、外部のコンピュータのスキャナ、プリンタ、通信手
段として使用する。HDD110は大容量の不揮発性記
憶装置としての画像情報等の保存に使用される。
【0048】制御素子(制御手段)44は、ファクシミ
リ装置全体を制御するマイクロプロセッサユニット(M
PU)とインターフェースをとりながら、光学部4、画
像形成部5、記録材搬送部6、画像定着部7等と、記録
制御を行うための信号の授受を行う。
【0049】前記制御素子44は、記録制御を行うため
の各種インストラクションを記述したROM、該ROM
よりインストラクションを読み出す手段、読み出したイ
ンストラクションを処理する処理手段、該処理手段が必
要とする情報を記憶しておくための入力が可能なRA
M、処理手段により作り出された信号を出力する出力手
段を有し、これらの手段の相互作用により制御を行って
いる。
【0050】次に定着手段の説明を行う。図4に定着器
46の構成図、図5に定着制御回路のブロック図を示
す。定着フィルム42は、ヒータ41が埋め込まれたプ
ラステーローラ47の回りに配置されており、定着加圧
ローラ32の回転によって走行する。定着フィルム42
は厚さ約60μmで、ポリミドからなる基層とプライマ
からなる中間層とフッ素樹脂膜からなるコート層の3層
からなる。定着フィルム42はその厚さを減らすことに
より、低い温度で定着可能となり、装置の消費電力を削
減することができるが、逆に定着フィルム42のしわ等
の不具合無く走行させるのが困難である。
【0051】定着加圧ローラ42はシリコンゴムで被膜
しその表面を高離型性のコーティングが施されている。
ヒータ41は抵抗体の回りをセラミックで覆い、焼成さ
れている。ヒータ41への電源としては、エネルギー効
率の点から商用交流電源48が用いられてる。ヒータ4
1の裏面には、サーミスタ49が取付けられていて、そ
の出力からは温度に対応したアナログ量である出力電圧
が得られる。さらに、このアナログ信号は制御素子44
に入力され、制御素子44に内蔵のアナログ−ディジタ
ル変換手段(A/D変換手段)によって8ビットのディ
ジタル値に変換される。なお、A/D変換手段は8ビッ
トの分解能を持っているので、制御素子44は最高25
6種類の電圧の識別が可能である。
【0052】次に本装置に必要なエネルギーを供給する
ためのスイッチイング電源(直流安定化電源)50の構
成を図5を参照して説明する。商用交流電源48を入力
とするスイッチイング電源50の1次−2次変換トラン
ス51の2次側には、+5Vおよび+12Vを得るため
の各巻線51a、51b、および商用交流電源電圧に応
じた出力電圧を得るための巻線51cが巻き込んであ
り、フライバック方式をとっている。
【0053】+5Vを生成するための回路は、1次側へ
の帰還は行わず、2次側に3端子レギュレータ52を入
れることで、出力を安定化している。
【0054】+12Vを生成するための回路は、次のよ
うに出力を安定化させている。まずスイッチ(スイッチ
素子55)がオンすると、入力電圧はトランス51の1
次側に印加される。この時、トランス51の2次側は逆
極性であるので、2次側ダイオード53には電流は流れ
ず、1次側に供給されたエネルギーはトランス51内に
蓄積される。1次側巻線のインダクタンスをLp、スイ
ッチのオン時間をTonとすると、1次側のピーク電流i
lpは、 ilp=(Vin/Lp)・Ton となる。Vinは入力電圧である。
【0055】したがって、トランス51には、スイッチ
のオフ時間をToff とすると、単位時間あたり、 P=(1/2)・Lp・ilp2 ・(Ton+Toff ) =(1/2Lp)・Vin2 ・ton2 ・(Ton+Toff ) (W) のエネルギーが蓄積される。
【0056】次にスイッチがオフとなると、1次側への
電力供給はなくなり、同時にトランス51の巻線に逆起
電力が発生する。これによりダイオード53は導通し、
トランス51内のエネルギーは出力側へ放出され、減少
していく。この時に2次側で流れる電流2次電流をi2
とする。ここで、直流出力電流をIo とすると、その値
は2次電流i2 の平均値である。
【0057】スイッチのオン期間中にトランス51に蓄
えられた電力と、2次側で消費される電力とは等しいか
ら、ダイオード53の順方向電圧をVF とすると、 P=(1/2)・Lp・ilp2 ・(Ton+Toff ) =(1/2Lp)・Vin2 ・ton2 ・(Ton+Toff ) =IO ・(VO +VF ) が成立する。
【0058】ここで、2次側から1次側への帰還にはフ
ォトカプラ54を用いている。2次の出力電圧VO が上
昇すると、フォトカプラ54の発光ダイオード側に流れ
る電流が増加し、受光用トランジスタに流れる電流も増
加する。この変化は発信回路とスイッチ動作を行うため
のFET55のオン/オフに用いられるパルス制御回路
を含むIC56に入力され、このIC56から出力され
るパルス幅を短くすることにより、スイッチであるFE
T55のオン時間Tonが下がり、出力電圧VOを下げる
方向に動作する。
【0059】出力電圧VO が下がった場合には、この逆
に動作して出力電圧を一定に保つように動作する。これ
により、オン時間Ton、及びスイッチイング周波数を変
化させることで、入力電圧Vin、及び出力電流IO に拘
らず、出力電圧VO を定電圧として得ることができる。
【0060】スイッチング電源50からのもう1つの出
力信号として商用交流電源48に応じた出力電圧を得る
ための巻線出力がある。この出力を、ピークホールド回
路57によって平滑化することで、商用交流電源電圧に
対応した直流のアナログ量である出力電圧(ACVI
N)が得られる(この部分は、商用交流電源の出力電圧
を検出する検出手段に相当する)。
【0061】さらに、このアナログ信号は制御素子44
に入力され、制御素子44に内蔵のアナログ−ディジタ
ル変換手段(A/D変換手段)によって8ビットのディ
ジタル値に変換される。A/D変換手段は8ビットの分
解能を持っているので、制御素子44は最高256種類
の電圧の識別が可能である。
【0062】このACVIN電圧、及び前記サーミスタ
49の出力を共に制御素子44に取り込むことによっ
て、制御素子44は、商用交流電源電圧情報及び温度情
報に基づいたヒータ制御を、トライアック(ヒータ制御
回路)57をオン/オフすることにより行う。
【0063】しかし、ここでACVIN電圧には当然帰
還はかからない。そのため、この巻線出力の負荷電流は
一定であるので、その出力電圧は、トランス1次側のエ
ネルギーの大きさと、2次側各巻線の1次側とのエネル
ギー結合の割合によって変化する。具体的には、+5V
の負荷がほぼ一定の場合、そして2次側の負荷としてス
イッチイング電源50が間欠発振を起こす領域以上の大
きさがある場合、ACVIN電圧は、+12Vの負荷が
軽いときに小さく、また+12Vの負荷が重いときに大
きくなる。この結果、実際には商用交流電源48の電圧
変動がない場合でも、あたかも商用交流電源電圧が変動
しているようにACVIN電圧は変動してしまう。
【0064】〔第1実施例〕次に、第1実施例としての
ACVIN電圧の処理方法について説明する。図6〜図
9にフローチャートを示す。なお、図6〜図9は全部で
一つのフローを表す。まず、ACVIN電圧は制御素子
44にアナログ量として入力される。このアナログ量
は、制御素子44に内蔵されたA/D変換器によって、
ディジタル値に変換される。そして、この変換値に基づ
いて定着器の制御が行われる。
【0065】この処理がスタートすると、ステップS1
01で装置起動時か否かを確認し、起動時であればステ
ップS102にて、制御素子44の内蔵ROMに格納さ
れたACVINのデフォルトディジタル値を、制御素子
44の内蔵RAMの定着制御時の参照データアドレスが
示す領域にセットする。
【0066】そして、ステップS103でタイマ1をス
トップし、リセットし、ステップS104でA/D変換
を禁止し、ステップS107へ進む。また、ステップS
101で装置起動時でないと判断した場合は、上記動作
をスキップして、ステップS107へ進む。ステップS
107では、負荷変動要因起動中を示す負荷変動要因起
動中フラグがセットされているか否かのチェックを行
う。負荷変動要因起動中フラグは、転写材搬送用モー
タ、原稿搬送用モータ、機内の空冷を行うためのファン
等の駆動によってセットされる。
【0067】セットされていないならば、ステップS2
12で負荷変動要因起動中フラグのセットタイミングで
あるか否かをチェックする。セットタイミングでなけれ
ば、ステップS113で、A/D変換を一定周期で行う
ためのタイマ1が動作中であるか否かをチェックする。
タイマ1が動作中でなければ、ステップS114でタイ
マー1が“0”であるか否かをチェックする。タイマ1
が“0”ならば、ステップS115でタイマ1をスター
トし、ステップS101へ戻る。
【0068】また、ステップS113においてタイマ1
動作中ならば、ステップS128に進み、タイマ1が時
刻T1か否かのチェックを行う。時刻T1でなければ、
ステップS101へ戻る。ステップS128においてタ
イマ1が時刻T1ならば、ステップS129でタイマ1
をストップし、ステップS130でA/D変換の許可を
行い、ステップS101へ戻る。
【0069】また、ステップS114においてタイマ1
が“0”でなければ、ステップS116でA/D変換中
か否かのチェックを行う。A/D変換中ならばステップ
S101へ戻る。A/D変換中でなければ、ステップS
117でA/D変換によるディジタル値をレジスタAD
CDにセットする。そして、ステップS118でレジス
タADCDの内容を、制御素子44の内蔵RAMの定着
制御時の参照データアドレスが示す領域に転送し、デー
タの更新を行う。次いで、ステップS119にてタイマ
1をリセットして再スタートさせ、ステップS134で
A/D変換を禁止して、ステップS101へ戻る。
【0070】また、ステップS212において、負荷変
動要因起動中フラグのセットタイミングならば、ステッ
プS226にて負荷変動要因起動中フラグをセットし、
ステップS133でタイマ1をストップ、リセットし
て、ステップS134でA/D変換を禁止し、ステップ
S101へ戻る。
【0071】また、ステップS107において負荷変動
要因起動中フラグがセットならば、ステップS108で
例えば記録動作や読み取り動作を妨げる障害等による起
動の中止が無いかどうかチェックする。起動の中止がな
ければ、ステップS109で負荷変動要因がすべて停止
する負荷変動要因起動中フラグのクリアタイミングであ
るか否かのチェックを行う。クリアタイミングでなけれ
ば、ステップS101へ戻る。クリアタイミングなら
ば、ステップS110へ進む。起動の中止があってもス
テップS110へ進む。また、ステップS110では負
荷変動要因起動中フラグをクリアし、ステップS101
へ戻る。
【0072】〔第2実施例〕次に第2実施例としてのA
CVIN電圧の処理方法について述べる。図10〜図1
3はフローチャートを示す。なお、図10〜図13は全
部で一つのフローを表す。まず、ACVIN電圧は制御
素子44にアナログ量として入力される。このアナログ
量は、制御素子44に内蔵されたA/D変換器によっ
て、ディジタル値に変換される。そして、この変換値に
基づいて定着器の制御が行われる。
【0073】この処理がスタートすると、ステップS1
01で装置起動時か否かを確認し、起動時であればステ
ップS102にて、制御素子44の内蔵ROMに格納さ
れているACVINのデフォルトディジタル値を、制御
素子44の内蔵RAMの定着制御時の参照データアドレ
スが示す領域にセットする。
【0074】そして、ステップS103でタイマ1、タ
イマ2をそれぞれストップ、リセットし、ステップS1
04でA/D変換を禁止し、ステップS105へ進む。
また、ステップS101において装置起動時でなけれ
ば、上記動作をスキップし、ステップS105へ進む。
【0075】ステップS105では、負荷変動要因が決
定してから実際に負荷変動要因の起動を行うまでの時間
を計測するためのタイマ2の動作中をチェックし、動作
中でないなら、ステップS107の如く負荷変動要因起
動中を示す負荷変動要因起動中フラグがセットされてい
るか否かのチェックを行う。負荷変動要因起動中フラグ
は、転写材搬送用モータ、原稿搬送用モータ、機内の空
冷を行うためのファン等の駆動によってセットされる。
【0076】セットされていないならば、ステップS1
12で負荷変動要因の起動を一定時間後に行うことを示
す起動準備フラグのセットタイミングであるか否かをチ
ェックする。起動準備フラグは、原稿が読み取り部に挿
入されたり、記録部が記録命令を受け取ることによりセ
ットされる。セットタイミングでなければ、ステップS
113の如くA/D変換を一定周期で行うためのタイマ
1が動作中であるか否かをチェックする。
【0077】動作中でなければ、ステップS114でタ
イマ1が“0”であるか否かをチェックする。タイマ1
が“0”ならば、ステップS115でタイマ1をスター
トしステップS101へ戻る。ステップS113におい
てタイマ1が動作中ならば、ステップS128にてタイ
マ1が時刻T1か否かのチェックを行う。時刻T1でな
ければ、ステップS101へ戻る。
【0078】ステップS128においてタイマ1が時刻
T1ならば、ステップ129にてタイマ1をストップ
し、ステップ130にてA/D変換の許可を行い、ステ
ップ101へ戻る。ステップS114においてタイマ1
が“0”でなければ、ステップS116の如くA/D変
換中か否かのチェックを行う。A/D変換中ならば、ス
テップS101へ戻る。A/D変換中でなければ、ステ
ップS117の如くA/D変換によるディジタル値を、
レジスタADCDにセットする。そして、ステップS1
18でレジスタADCDの内容を、制御素子44の内蔵
RAMの定着制御の参照データアドレスが示す領域に転
送し、データの更新を行う。次いで、ステップS119
でタイマ1をリセット、再スタートさせ、ステップS1
34でA/D変換を禁止し、ステップS101へ戻る。
【0079】ステップS112において起動準備フラン
ジのセットタイミングならば、ステップS126に進ん
で起動準備フラグをセットし、ステップS127でタイ
マ2をスタートして、ステップS133でタイマ1をス
トップ、リセットして、ステップS134でA/D変換
を禁止して、ステップS101へ戻る。
【0080】また、ステップS105においてタイマ2
動作中ならば、ステップS120の如く例えば記録動作
や読み取り動作を妨げる障害等による起動予定の中止が
無いかどうかチェックする。中止ならばステップS12
1の如く起動準備フランジをクリアして、ステップS1
32の如くタイマ2をストップしリセットして、またス
テップS133の如くタイマ1をストップしリセット
し、さらにステップS134の如くA/D変換を禁止し
てステップS101へ戻る。
【0081】ステップS120において起動予定の中止
が無い場合、ステップS122の如くタイマ2が時刻T
2か否かをチェックする。時刻T2でないならばステッ
プS101へ戻る。時刻1T2ならば、ステップS12
3の如く負荷変動要因を起動し、負荷変動要因起動中フ
ラグをセットし、ステップS132の如くタイマ2をス
トップしリセットして、またステップS133の如くタ
イマ1をストップしリセットし、さらにステップS13
4の如くA/D変換を禁止してステップS101へ戻
る。
【0082】また、ステップS107において負荷変動
要因起動中フラグがセットならば、ステップS108の
如く例えば記録動作や読み取り動作を妨げる障害等によ
る起動の中止が無いかどうかチェックする。起動の中止
がなければ、ステップS109の如く負荷変動要因がす
べて停止する負荷変動要因起動中フラグのクリアタイミ
ングであるか否かのチェックを行う。クリアタイミング
でなければ、ステップS101へ戻る。クリアタイミン
グならばステップS110へ進む。ステップS108へ
戻り、起動の中止があってもステップS110へ進む。
さらに、ステップS110では、負荷変動要因起動中フ
ラグをクリアし、ステップS101へ戻る。
【0083】〔第3実施例〕次に、第3実施例としての
ACVIN電圧の処理方法について説明する。図14〜
図17にフローチャートを示す。なお、図14〜図17
は全部で一つのフローを表す。まず、ACVIN電圧は
制御素子44にアナログ量として入力される。このアナ
ログ量は、制御素子44に内蔵されたA/D変換器によ
って、ディジタル値に変換される。そして、この変換値
に基づいて定着器の制御が行われる。
【0084】この処理がスタートすると、ステップS1
01で装置起動時か否かを確認し、起動時であればステ
ップS102で制御素子44の内蔵ROMに格納されて
いるACVINのデフォルトディジタル値を制御素子4
4の内蔵RAMの定着制御時の参照データアドレスが示
す領域にセットする。
【0085】そして、ステップS103でタイマ1、タ
イマ2をそれぞれストップ、リセットし、ステップS1
04でA/D変換を禁止し、ステップS106へ進む。
またステップS101において装置起動時でなければ上
記動作をスキップし、ステップS106へ進む。
【0086】ステップS106では、負荷変動要因起動
終了後の負荷安定までの時間を計測するタイマ3が動作
中か否かをチェックする。タイマ3が動作中でないな
ら、ステップS107に進み、負荷変動要因起動中を示
す負荷変動要因起動中フラグがセットされているか否か
のチェックを行う。負荷変動要因起動中フラグは、転写
材搬送用モータ、原稿搬送用モータ、機内の空冷を行う
ためのファン等の駆動によってセットされる。
【0087】セットされていないならば、ステップS2
12で負荷変動要因起動中フラグのセットタイミングで
あるか否かをチェックする。セットタイミングでなけれ
ば、ステップS113でA/D変換を一定周期で行うた
めのタイマ1が動作中であるか否かをチェックする。
【0088】動作中でなければ、ステップS114でタ
イマ1が“0”であるか否かをチェックする。タイマ1
が“0”ならば、ステップS115の如くタイマ1をス
タートし、ステップS101へ戻る。ステップS113
においてタイマ1が動作中ならば、ステップS128に
てタイマ1が時刻T1か否かのチェックを行う。時刻T
1でなければ、ステップS101へ戻る。
【0089】ステップS128においてタイマ1が時刻
T1ならばステップS129にてタイマ1をストップ
し、ステップS130にてA/D変換の許可を行い、ス
テップS101へ戻る。ステップS114においてタイ
マ1が“0”でなければ、ステップS116にてA/D
変換中か否かのチェックを行う。A/D変換中ならばス
テップS101へ戻る。A/D変換中でなければ、ステ
ップS117の如くA/D変換によるディジタル値をレ
ジスタADCDにセットする。そして、ステップS11
8でレジスタADCDの内容を、制御素子44の内蔵R
AMの定着制御の参照データアドレスが示す領域に転送
し、データの更新を行う。次いで、ステップS119で
タイマ1をリセット、再スタートさせ、ステップS13
4でA/D変換を禁止し、ステップS101へ戻る。
【0090】ステップS212において負荷変動要因起
動中フラグのセットタイミングならば、ステップS22
6の如く負荷変動要因起動中フラグをセットし、ステッ
プS133の如くタイマ1をストップし、リセットし
て、ステップS134の如くくA/D変換を禁止して、
ステップS101へ戻る。
【0091】ステップS107において負荷変動要因起
動中フラグがセットならば、ステップS108の如く例
えば記録動作や読み取り動作を妨げる障害等による起動
の中止が無いかどうかチェックする。起動の中止がなけ
れば、ステップS109で負荷変動要因がすべて停止す
る負荷変動要因起動中フラグのクリアタイミングである
か否かのチェックを行う。クリアタイミングでなけれ
ば、ステップS101へ戻る。クリアタイミングなら
ば、ステップS110へ進む。ステップS108におい
て起動の中止があっても、ステップS119へ進む。ま
た、ステップS110では負荷変動要因起動中フラグを
クリアし、ステップS111の如くタイマ3をスタート
させ、ステップS101へ戻る。
【0092】ステップS106においてタイマ3動作中
ならば、ステップS124の如く再び負荷変動要因の再
度の起動準備を行うための起動準備フラグのセットタイ
ミングであるか否かのチェックを行う。セットタイミン
グであるならば、ステップS123へ進み、既に定着制
御参照データの更新は中止しているので、直ちに負荷変
動要因の起動を開始し、負荷変動要因起動中フラグをセ
ットし、ステップS131でタイマ3をストップし、リ
セットし、ステップS133の如くタイマ1をストップ
し、リセットし、さらにステップS134の如くA/D
変換を禁止してステップS101へ戻る。
【0093】ステップS124において起動準備フラグ
セットタイミングでない場合、ステップS125の如く
タイマ3が時刻T3か否かのチェックを行う。時刻T3
でないならば、ステップS101へ戻る。時刻T3なら
ば、ステップS131の如くタイマ3をストップし、リ
セットし、ステップS133の如くタイマ1をストップ
し、リセットし、さらにステップS134の如くA/D
変換を禁止して、ステップS101へ戻る。
【0094】〔第4実施例〕次に第4実施例としてのA
CVIN電圧の処理方法について述べる。図18〜図2
1はフローチャートを示す。なお、図18〜図21は全
部で一つのフローを表す。まず、ACVIN電圧は制御
素子44にアナログ量として入力される。このアナログ
量は、制御素子44に内蔵されたA/D変換器によっ
て、ディジタル値に変換される。そして、この変換値に
基づいて定着器の制御が行われる。
【0095】この処理がスタートすると、ステップS1
01で装置起動時か否かを確認し、起動時であればステ
ップS102にて制御素子44の内蔵ROMに格納され
ているACVINのデフォルトディジタル値を、制御素
子44の内蔵RAMの定着制御時の参照データアドレス
が示す領域にセットする。
【0096】そして、ステップS103でタイマ1、タ
イマ2をそれぞれストップ、リセットし、ステップS1
04でA/D変換を禁止し、ステップS106へ進む。
また、ステップS101において装置起動時でなけれ
ば、上記動作をスキップし、ステップS105へ進む。
【0097】ステップS105では、負荷変動要因起動
が決定してから実際に負荷変動要因の起動を行うまでの
時間を計測するためのタイマ2の動作中をチェックし、
動作中でないなら、ステップS106の如く負荷変動要
因起動終了後の負荷安定までの時間を計測するタイマ3
の動作中をチェックする。タイマ3が動作中でないな
ら、ステップS107の如く負荷変動要因起動中を示す
負荷変動要因起動中フラグがセットされているか否かの
チェックを行う。負荷変動要因起動中フラグは、転写材
搬送用モータ、原稿搬送用モータ、機内の空冷を行うた
めのファン等の駆動によってセットされる。
【0098】セットされていないならば、ステップS1
12の如く負荷変動要因の起動を一定時間後に行うこと
を示す起動準備フラグのセットタイミングであるか否か
をチェックする。起動準備フラグは、原稿が読み取り部
に挿入されたり、記録部が記録命令を受け取ることによ
りセットされる。セットタイミングでなければ、ステッ
プS113の如くA/D変換を一定周期で行うためのタ
イマ1が動作中であるか否かをチェックする。
【0099】動作中でなければ、ステップS114の如
くタイマ1が“0”であるか否かをチェックする。タイ
マ1が“0”ならば、ステップS115の如くタイマ1
をスタートし、ステップS101へ戻る。ステップS1
13においてタイマ1動作中ならば、ステップS128
の如くタイマ1が時刻T1か否かのチェックを行う。時
刻T1でなければ、ステップS101へ戻る。
【0100】また、ステップS128においてタイマ1
が時刻T1ならば、ステップS129の如くタイマ1を
ストップし、ステップS130の如くA/D変換の許可
を行い、ステップS101へ戻る。
【0101】ステップS114においてタイマ1が
“0”でなければ、ステップS116の如くA/D変換
中か否かのチェックを行う。A/D変換中ならばステッ
プS101へ戻る。A/D変換中でなければ、ステップ
S117の如くA/D変換によるディジタル値をレジス
タADCDにセットする。そして、ステップS118で
レジスタADCDの内容を、制御素子44の内蔵RAM
の定着制御の参照データアドレスが示す領域に転送し、
データの更新を行う。次いで、ステップS119でタイ
マ1をリセットし、再スタートさせ、ステップS134
でA/D変換を禁止し、ステップS101へ戻る。
【0102】ステップS112において起動準備フラン
ジのセットタイミングならば、ステップS126の如く
起動準備フラグをセットし、ステップS127の如くタ
イマ2をスタートして、ステップS133の如くタイマ
1をストップし、リセットして、ステップS134の如
くA/D変換を禁止してステップS101へ戻る。
【0103】ステップS105においてタイマ2動作中
ならば、ステップS120の如く例えば記録動作や読み
取り動作を妨げる障害等による起動予定の中止が無いか
どうかチェックする。中止ならばステップS121の如
く起動準備フランジをクリアして、ステップS132の
如くタイマ2をストップし、リセットして、またステッ
プS133の如くタイマ1をストップしリセットし、さ
らにステップS134の如くA/D変換を禁止してステ
ップS101へ戻る。
【0104】ステップS120において起動予定の中止
が無い場合、ステップS122の如くタイマ2が時刻T
2か否かをチェックする。時刻T2でないならば、ステ
ップS101へ戻る。時刻T2ならば、ステップS12
3の如く負荷変動要因を起動し、負荷変動要因起動中フ
ラグをセットし、ステップS132の如くタイマ2をス
トップし、リセットして、また、ステップS133の如
くタイマ1をストップし、リセットし、さらに、ステッ
プS134の如くA/D変換を禁止して、ステップS1
01へ戻る。
【0105】ステップS107において負荷変動要因起
動中フラグがセットならば、ステップS108の如く例
えば記録動作や読み取り動作を妨げる障害等による起動
の中止が無いかどうかチェックする。起動の中止がなけ
れば、ステップS109の如く負荷変動要因がすべて停
止する負荷変動要因起動中フラグのクリアタイミングで
あるか否かのチェックを行う。クリアタイミングでなけ
れば、ステップS101へ戻る。クリアタイミングなら
ばステップS110へ進む。ステップS108へ戻り、
起動の中止があってもステップS110へ進む。また、
ステップS110では負荷変動要因起動中フラグをクリ
アし、ステップS111の如くタイマ32をスタートさ
せ、ステップS101へ戻る。
【0106】ステップS106においてタイマ3動作中
ならば、ステップS124の如く再び負荷変動要因の再
度の起動準備を行うための起動準備フラグのセットタイ
ミングであるか否かのチェックを行う。セットタイミン
グであるならば、ステップS123へ進み、既に定着制
御参照データの更新は中止しているので、直ちに負荷変
動要因の起動を開始し、負荷変動要因起動中フラグをセ
ットし、ステップS131の如くタイマ3をストップ
し、リセットし、また、ステップS133の如くタイマ
1をストップし、リセットし、さらに、ステップS13
4の如くA/D変換を禁止して、ステップS101へ戻
る。
【0107】ステップS124において起動準備フラグ
セットタイミングでない場合、ステップS125の如く
タイマ3が時刻T3か否かのチェックを行う。時刻T3
でないならば、ステップS101へ戻る。時刻T3なら
ば、ステップS131の如くタイマ3をストップし、リ
セットし、またステップS133の如くタイマ1をスト
ップしリセットし、さらに、ステップS134の如くA
/D変換を禁止して、ステップS101へ戻る。
【0108】〔第5実施例〕次に、第5実施例としての
ACVIN電圧の処理方法について説明する。図22〜
図26にフローチャートを示す。なお、図22〜図26
は全部で一つのフローを表す。まず、ACVIN電圧は
制御素子44にアナログ量として入力される。このアナ
ログ量は、制御素子44に内蔵されたA/D変換器によ
って、ディジタル値に変換される。そして、この変換値
に基づいて定着器の制御が行われる。
【0109】この処理がスタートすると、ステップS3
01で装置起動時か否かを確認し、起動時であればステ
ップS302の如く制御素子44の内蔵ROMに格納さ
れているACVINのデフォルトディジタル値を、制御
素子44の内蔵RAMの定着制御時の参照データアドレ
スが示す領域にセットする。
【0110】そして、ステップS303の如くタイマ1
をストップし、リセットし、ステップS304の如くA
/D変換を禁止し、ステップS305へ進む。ステップ
S301へにおいて装置起動時でなければ、上記動作を
スキップし、ステップS305へ進む。
【0111】ステップS305では、負荷変動要因起動
中を示す負荷変動要因起動中フラグがセットされている
か否かのチェックを行う。負荷変動要因起動中フラグ
は、転写材搬送用モータ、原稿搬送用モータ、機内の空
冷を行うためのファン等の駆動によってセットされる。
セットされていないならば、ステップS306の如く負
荷変動要因起動中フラグのセットタイミングであるか否
かをチェックする。セットタイミングでなければ、ステ
ップS310へ進む。セットタイミングならば、ステッ
プS307の如く負荷変動要因起動フラグをセットし
て、ステップS327の如くタイマ1をリセットし、再
スタートさせ、ステップS328の如くA/D変換を禁
止し、ステップS301へ戻る。
【0112】ステップS305において負荷変動要因起
動中フラグがセットならば、ステップS308の如く負
荷変動要因起動中フラグのクリアタイミングであるか否
かをチェックする。クリアタイミングでなければ、ステ
ップS310へ進む。クリアタイミングならば、ステッ
プS309の如く負荷変動要因起動フラグをクリアし
て、ステップS327の如くタイマ1をリセットし、再
スタートさせ、ステップS328の如くA/D変換し、
ステップS301へ戻る。
【0113】ステップS310では、A/D変換を一定
周期で行うためのタイマ1が動作中であるか否かをチェ
ックする。動作中でなければ、ステップS311の如く
タイマ1が“0”であるか否かをチェックする。タイマ
1が“0”ならば、ステップS312の如くタイマ1を
スタートし、ステップS101へ戻る。ステップS31
0においてタイマ1動作中ならば、ステップS313の
如くタイマ1が時刻T1か否かのチェックを行う。時刻
T1でなければ、ステップS101へ戻る。
【0114】ステップS313においてタイマ1が時刻
T1ならば、ステップS314の如くタイマ1をストッ
プし、ステップS315の如くA/D変換の許可を行
い、ステップS101へ戻る。
【0115】ステップS311においてタイマ1が
“0”でなければ、ステップS316の如くA/D変換
中か否かのチェックを行う。A/D変換中ならば、ステ
ップS301へ戻る。A/D変換中でなければ、ステッ
プS317の如くA/D変換によるディジタル値をレジ
スタADCDにセットする。そして、ステップS318
の如くレジスタADCDの内容を、制御素子44の内蔵
RAMの定着制御の参照データアドレスが示す領域に転
送し、データの更新を行う。次いで、ステップS319
の如く負荷変動要因起動中フラグがセットか否かをチェ
ックする。セットでなければ、ステップS326の如く
タイマ1をリセットし、再スタートさせ、ステップS3
28の如くA/D変換を禁止してステップS301へ戻
る。
【0116】ステップS319において負荷変動要因起
動中フラグがセットならば、ステップS320の如くレ
ジスタADCDの内容をレジスタABに転送し、ステッ
プS321の如くレジスタABの内容を4ビット右へシ
フトし、0FHによる除算を行う。そして、ステップS
322の如く記録モータ駆動中か否かのチェックを行
う。駆動中ならばステップS323の如くRAM1の内
容からレジスタABの内容を減算し、RAM1に格納し
ステップS324に進む。
【0117】ステップS322において記録モータ駆動
中でなければ、ステップS324に進む。ステップS3
24では読み取りモータ駆動中か否かのチェックを行
う。駆動中ならば、ステップS325の如くRAM1の
内容からレジスタABの内容を減算し、RAM1に格納
し、ステップS326の如くタイマ1をリセットし、再
スタートさせ、ステップS328の如くA/D変換を禁
止し、ステップS301へ戻る。
【0118】ステップS324において読み取りモータ
駆動中でなければ、ステップS326の如くタイマ1を
リセットし、再スタートさせ、ステップS328の如く
A/D変換を禁止し、ステップS301へ戻る。
【0119】ここで、第5実施例として示したACVI
Nの処理方法では、負荷変動要因起動中のACVINの
補正方法として、起動負荷変動要因の種類により負荷変
動要因起動中に得たA/D変換値に定数を乗じた値を、
定着制御時の参照データとして扱っている。しかし、こ
れを定数を乗じるのではなく、負荷変動要因の種別と得
られたA/D変換値から参照するためのデータを、制御
素子44に内蔵したROMに格納しておき、その値に基
づいて定着制御時の参照データを作成してもよい。
【0120】また、以上第1から第4実施例のACVI
N処理方法において、A/D変換値の即値をRAMに取
り込み、定着制御の参照データとしていたが、これを例
えばn回加算しnで除算した値を用いてもよい。
【0121】また、第5実施例のACVIN処理方法で
は、負荷変動要因起動中フラグがセットでないとき、A
/D変換値の即値をRAM1に取り込み、定着制御の参
照データとしていたが、これを例えばn回加算しnで除
算した値を用いてもよく、負荷変動要因起動中フラグが
セットのとき、A/D変換値の即値を補正して得られる
RAM1データをn回加算してさらにnで除算した値を
定着制御参照データとして用いてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、制御手段が、直流安定化電源の出力側の負荷変
動要因を検出し、負荷変動が装置待機時に対して一定以
上である間、記憶手段の内容を更新せず、記憶手段の内
容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力し、請求
項2の発明によれば、制御手段が、直流安定化電源の出
力側の負荷変動要因を変動前に検出し、装置待機時に対
して一定以上の負荷変動を生じる場合、予め負荷変動前
から変動終了までの間、記憶手段の内容を更新せず、記
憶手段の内容に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出
力し、請求項3の発明によれば、制御手段が、直流安定
化電源の出力側の負荷変動要因を検出し、負荷変動が装
置待機時に対して一定以上である間、および期間の後の
一定時間、記憶手段の内容を更新せず、記憶手段の内容
に基づいてヒータ制御回路に制御信号を出力し、請求項
4の発明によれば、制御手段が、直流安定化電源の出力
側の負荷変動要因を変動前に検出し、装置待機時に対し
て一定以上の負荷変動を生じる場合、予め負荷変動前か
ら変動が一定以上である間、および前記期間の後の一定
時間、記憶手段の内容を更新せず、記憶手段の内容に基
づいてヒータ制御回路に制御信号を出力し、請求項5の
発明によれば、制御手段が、直流安定化電源の出力側の
負荷変動要因を検出し、装置待機時に対して一定以上の
負荷変動を生じる間、記憶手段の内容に対して負荷変動
要因に応じた補正を行い、且つ補正した内容に基づいて
ヒータ制御回路に制御信号を出力するので、結果とし
て、商用交流電源電圧値を検出するための出力電圧が商
用交流電源電圧の変動以外の要素によって変動しても、
その変動によらず、定着器を目的の温度になるように制
御することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用したファクシミリ装置の
外観図である。
【図2】同ファクシミリ装置の要部断面図である。
【図3】同ファクシミリ装置の制御部のブロック図であ
る。
【図4】同ファクシミリ装置の画像記録部の定着器の断
面図である。
【図5】同定着器の制御回路のブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例の内容の一部を示すフロー
チャートである。
【図7】図6の続き示すフローチャートである。
【図8】図7の続きを示すフローチャートである。
【図9】図8の続きを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例の内容の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図10の続き示すフローチャートである。
【図12】図11の続きを示すフローチャートである。
【図13】図12の続きを示すフローチャーzトであ
る。
【図14】本発明の第3実施例の内容を示すフローチャ
ートである。
【図15】図14の続き示すフローチャートである。
【図16】図15の続きを示すフローチャートである。
【図17】図16の続きを示すフローチャーzトであ
る。
【図18】本発明の第4実施例の内容を示すフローチャ
ートである。
【図19】図18の続き示すフローチャートである。
【図20】図19の続きを示すフローチャートである。
【図21】図20の続きを示すフローチャーzトであ
る。
【図22】本発明の第5実施例の内容を示すフローチャ
ートである。
【図23】図22の続き示すフローチャートである。
【図24】図23の続きを示すフローチャートである。
【図25】図24の続きを示すフローチャーzトであ
る。
【図26】図25の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
P 記録材(転写材) 7 定着加圧ローラ(定着器) 41 ヒータ 44 制御素子 48 商用交流電源 50 スイッチング電源(直流安定化電源) 51c 巻線(検出手段) 57 トライアック制御回路(ヒータ制御回路)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、前記転写
    像を定着器により前記転写材に定着させる電子写真方式
    による画像記録装置において、 商用交流電源により電圧が印加される前記定着器のヒー
    タと、 前記ヒータの通電回路に設けられたヒータ制御回路と、 前記商用交流電源を入力とした直流安定化電源と、 前記直流安定化電源に含まれた2次側巻線の出力により
    前記商用交流電源の出力電圧の対応値を検出する検出手
    段と、 前記検出手段からの検出信号を記憶する記憶手段を含
    み、前記直流安定化電源の出力側の負荷変動要因を検出
    して、負荷変動が装置待機時に対して一定以上である
    間、前記記憶手段の内容を更新せず、且つ前記記憶手段
    の内容に基づいて前記ヒータ制御回路に制御信号を出力
    する制御手段とを備えたことを特徴とする電子写真方式
    による画像記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、前記転写
    像を定着器により前記転写材に定着させる電子写真方式
    による画像記録装置において、 商用交流電源により電圧が印加される前記定着器のヒー
    タと、 前記ヒータの通電回路に設けられたヒータ制御回路と、 前記商用交流電源を入力とした直流安定化電源と、 前記直流安定化電源に含まれた2次側巻線の出力により
    前記商用交流電源の出力電圧の対応値を検出する検出手
    段と、 前記検出手段からの検出信号を記憶する記憶手段を含
    み、前記直流安定化電源の出力側の負荷変動要因を変動
    前に検出して、装置待機時に対して一定以上の負荷変動
    を生じる場合、予め負荷変動前から変動終了までの間、
    前記記憶手段の内容を更新せず、且つ前記記憶手段の内
    容に基づいて前記ヒータ制御回路に制御信号を出力する
    制御手段とを備えたことを特徴とする電子写真方式によ
    る画像記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、前記転写
    像を定着器により前記転写材に定着させる電子写真方式
    による画像記録装置において、 商用交流電源により電圧が印加される前記定着器のヒー
    タと、 前記ヒータの通電回路に設けられたヒータ制御回路と、 前記商用交流電源を入力とした直流安定化電源と、 前記直流安定化電源に含まれた2次側巻線の出力により
    前記商用交流電源の出力電圧の対応値を検出する検出手
    段と、 前記検出手段からの検出信号を記憶する記憶手段を含
    み、前記直流安定化電源の出力側の負荷変動要因を検出
    して、負荷変動が装置待機時に対して一定以上である
    間、および前記期間の後の一定時間、前記記憶手段の内
    容を更新せず、且つ前記記憶手段の内容に基づいて前記
    ヒータ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備え
    たことを特徴とする電子写真方式による画像記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、前記転写
    像を定着器により前記転写材に定着させる電子写真方式
    による画像記録装置において、 商用交流電源により電圧が印加される前記定着器のヒー
    タと、 前記ヒータの通電回路に設けられたヒータ制御回路と、 前記商用交流電源を入力とした直流安定化電源と、 前記直流安定化電源に含まれた2次側巻線の出力により
    前記商用交流電源の出力電圧の対応値を検出する検出手
    段と、 前記検出手段からの検出信号を記憶する記憶手段を含
    み、前記直流安定化電源の出力側の負荷変動要因を変動
    前に検出して、装置待機時に対して一定以上の負荷変動
    を生じる場合、予め負荷変動前から変動が一定以上であ
    る間、および前記期間の後の一定時間、前記記憶手段の
    内容を更新せず、且つ前記記憶手段の内容に基づいて前
    記ヒータ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備
    えたことを特徴とする電子写真方式による画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 記録媒体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写し転写像を形成して、前記転写
    像を定着器により前記転写材に定着させる電子写真方式
    による画像記録装置において、 商用交流電源により電圧が印加される前記定着器のヒー
    タと、 前記ヒータの通電回路に設けられたヒータ制御回路と、 前記商用交流電源を入力とした直流安定化電源と、 前記直流安定化電源に含まれた2次側巻線の出力により
    前記商用交流電源の出力電圧の対応値を検出する検出手
    段と、 前記検出手段からの検出信号を記憶する記憶手段を含
    み、前記直流安定化電源の出力側の負荷変動要因を検出
    して、装置待機時に対して一定以上の負荷変動を生じる
    間、前記記憶手段の内容に対して負荷変動要因に応じた
    補正を行い、且つ前記補正した内容に基づいて前記ヒー
    タ制御回路に制御信号を出力する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子写真方式による画像記録装置。
JP8491495A 1995-03-16 1995-03-16 電子写真方式による画像記録装置 Pending JPH08254923A (ja)

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JP8491495A JPH08254923A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 電子写真方式による画像記録装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6912366B1 (en) * 1999-08-31 2005-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus comprising means for detecting an amount of developer contained in a developer container, a memory for storing the amount detected by the detecting means, and control means for updating the information stored in the memory
JP2012237873A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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