JPH08254664A - 光学装置、光スキャン装置、加速度検出装置、圧力検出装置、及び画像検出装置 - Google Patents

光学装置、光スキャン装置、加速度検出装置、圧力検出装置、及び画像検出装置

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JPH08254664A
JPH08254664A JP7084932A JP8493295A JPH08254664A JP H08254664 A JPH08254664 A JP H08254664A JP 7084932 A JP7084932 A JP 7084932A JP 8493295 A JP8493295 A JP 8493295A JP H08254664 A JPH08254664 A JP H08254664A
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JP
Japan
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light
movable reflecting
movable
reflected
reflecting surface
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Application number
JP7084932A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Imamoto
浩史 今本
Masashi Yanagase
雅司 柳ケ瀬
Kazuyuki Hayamizu
一行 速水
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな走査角の得られる光スキャン装置を提
供する。 【構成】 X軸方向に配設した弾性変形可能なビーム6
aによって重り部7をフレーム8に支持し可動反射部5
aを形成し、Y軸方向に配設した弾性変形可能なビーム
6bによって重り部7をフレーム8に支持し可動反射部
5bを形成して、可動部1をシリコンウエハより作製す
る。可動部1の上面にはカバー3を接合し、カバー3内
面には固定ミラー部9を形成する。また、可動部1の下
面には駆動源2を接合して、ビーム6aの共振周波数f
1に等しい周波数の振動及びビーム6bの共振周波数f2
に等しい周波数の振動を可動部1に印加する。 【効果】 投光部から出射された光は可動反射部でθ1
方向で走査され、可動反射部で反射された光は可動反射
部でθ2方向に走査される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学装置、光スキャン装
置、加速度検出装置、圧力検出装置及び画像検出装置に
関する。具体的にいうと、複数の可動反射面を備えた光
学装置に関する。また、レーザビームプリンタやバーコ
ードリーダ等に用いられる光スキャン装置に関する。さ
らには、自動車の加速度や振動等を検出する加速度検出
装置、水や空気等流体の圧力を検出する圧力検出装置、
及び明暗のパターンを検出する画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来レーザビームプリンタ
やバーコードリーダ等に用いられる光スキャン装置とし
てポリゴンミラーが使われている。しかしながら、この
ような光スキャン装置では、ポリゴンミラーやモータ等
を使用するために装置が大型化してしまい、小型化を図
ることが困難であった。また、ポリゴンミラーの各ミラ
ー面の寸法や各ミラー面間の角度等の精度が厳しく要求
されるので、加工コストや組み立ての調整コストが高く
なり、低コスト化が困難であった。
【0003】そこで近年シリコン等の半導体基板を用
い、マイクロマシニング技術を応用した小型の光スキャ
ナが開発されている(1991年秋季応用物理学会講演集第
10頁PA-17)。この光スキャナは、曲げ方向及び/又は
ねじれ方向に弾性変形モードを有する軸棒状をしたトー
ションバーによって光ビームを走査するためのスキャン
部が支持されており、トーションバーの共振周波数と等
しい周波数の振動をトーションバーに印加することによ
って、トーションバーが共振してスキャン部が回動し、
スキャン部に照射した光を1次元若しくは2次元状に走
査することができる。
【0004】しかし、光の走査角はトーションバーの長
さや厚さによって定まり、厚さを薄くして走査角を大き
くすることができるが、厚さを薄くすると内部応力が大
きくなって破損されやすくなり、またトーションバーの
共振周波数を大きくできない。特にシリコンなどから作
製する場合など材質によってはトーションバーの厚さを
薄くすることができず、このため走査角に限度があっ
て、大きな走査角が得られないという問題点があった。
【0005】一方、加速度センサや圧力センサに関し
て、近年シリコン等の半導体基板を用い、マイクロマシ
ニング技術を応用した静電容量型の加速度センサや圧力
センサが開発されている。この加速度センサは、枠状を
したフレームの開口中央にビームによって弾性自在にマ
ス部が支持されており、マス部上面に形成された可動電
極と、フレーム上面に接合されたカバーの内面に形成さ
れた固定電極との間に静電容量が形成されている。
【0006】しかしこの加速度センサにあっては、フレ
ームやマス部は半導体材料を用いて作製されているた
め、加速度センサに寄生容量が発生し、加速度の測定精
度を高くすることが困難であった。また、例えばシリコ
ンを用いた場合には、検出感度を向上するためマス部を
支持するビームの厚さを数十μmにまで薄く作製してい
るため、機械的な衝撃でビームが容易に破損されてしま
い、機械的な故障が非常に多いという問題点があった。
【0007】さらに画像検出装置として、例えば1993年
度春季応用物理学会予稿集(第29頁ZD-16)に開示され
ているが、この画像検出装置にあっては光の受光方向を
検知するために、複数の受光素子とピンホールとを用い
ており、このため装置が大型なものとなり、特に検出範
囲を広げようとする場合にはさらに大型化してしまうと
いう問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、光を反射する走査角の大きな小型の光学装置を
提供することにある。また、これにより走査角の大きな
小型の光スキャナ装置や、光の反射を利用して検出感度
がよく、機械的な衝撃に強い加速度センサや圧力センサ
などを提供することにある。さらには、光の反射を利用
して小型の画像検出装置を提供することにある。
【0009】
【発明の開示】本発明の第1の光学装置にあっては、弾
性体により支持された複数の可動反射面を有し、一つの
可動反射面で反射された光が他の可動反射面でも反射さ
れるように配置された光学装置であって、一つの可動反
射面の振動モードが他の一つの可動反射面の振動モード
と異なることを特徴としている。
【0010】ここで、振動モードとは、広く解し、可動
反射面を支持する弾性体のねじれ変形や曲げ変形といっ
た変形モード、その弾性体の共振周波数、あるいは弾性
体の軸心方向、加速度により可動反射面の変位する方向
などを含む。
【0011】したがって、例えば振動モードの異なる弾
性体に支持された可動反射面の共振周波数が異なれば、
いずれの振動モードによる可動反射面の変位によって光
走査方向が変化したかを判別することにより、光学装置
に加わった振動周波数を知ることができる。
【0012】また、共振周波数が異なる2つの弾性体に
支持された可動反射面を光の反射方向が異なるように配
置すれば、光の反射方向により光学装置に加わった振動
周波数を知ることができる。
【0013】さらに、可動反射部を異なる振動モードで
振動させることにより、可動反射部で反射させた光ビー
ムを多様に走査させることができ、あるいは走査角の拡
大を図ることができる。
【0014】本発明の第2の光学装置は、傾きが同期し
て変化する複数の可動反射面を有し、一つの可動反射面
で反射された光が他の可動反射面でも反射されるように
配置されたことを特徴としている。
【0015】この第2の光学装置によれば、複数の可動
反射面は傾きがそれぞれ同期して変化するので、各可動
反射面に投射された光は反射し同期して走査される。従
って、光の反射方向を複数の可動反射面により増幅する
ことができる。従って、光走査装置の場合には走査角を
拡大でき、センサとして用いる場合には受光部における
受光スポットの変位を拡大して検出精度を向上させるこ
とができる。
【0016】本発明の第3の光学装置は、弾性体により
支持された複数の同一共振周波数をもつ可動反射面を有
し、一つの可動反射面で反射された光が他の可動反射面
でも反射されるよう配置されたことを特徴としている。
【0017】この第3の光学装置によれば、可動反射面
を支持している弾性体が同じ共振周波数を有しているの
で、光の反射方向を複数の可動反射面により増幅するこ
とができる。従って、光走査装置の場合には走査角を拡
大でき、センサとして用いる場合には受光部における受
光スポットの変位を拡大して検出精度を向上させること
ができる。また、センサとして用いる場合には、1つの
可動反射面が故障しても別な可動反射面により当該共振
周波数を検出することができる。
【0018】本発明の第4の光学装置にあっては、傾き
が同期して反対方向に変化する複数の可動反射面を有
し、一つの可動反射面で反射された光が他の可動反射面
でも反射されるよう配置されたことを特徴としている。
【0019】この第4の光学装置にあっては、可動反射
面の傾きが同期して反対方向に変化するので、可動反射
面に投射した光を平行に走査することができる。しか
も、投光距離や被検出物体までの距離が変化しても走査
幅が変化しないという特徴がある。このとき、可動反射
面は傾きが反対方向に変化するので、可動反射面を対向
させて配置することによって、設置面積の小さな光学装
置とすることができる。
【0020】本発明の第5の光学装置にあっては、略平
行に変位する少なくとも一つの可動反射面を有すること
を特徴としている。
【0021】この第5の光学装置にあっては、可動反射
面が略平行に変位するので、可動反射面に投射された光
を平行光として走査することができ、照射物体までの距
離が変化しても走査幅が変化しない。このとき、略平行
に移動する複数の可動反射面で繰り返し反射するように
すれば、走査幅が重畳され可動反射面の小さな変位量で
大きな走査幅を得ることができる。ダイアフラム型の可
動部分に可動反射面を設けることもできる。
【0022】これらの可動反射面はマイクロマシニング
技術を用いて基板を加工することにより精度よく小型に
製作することができ、さらに、半導体基板を用いること
により半導体製造技術を用いて簡易に製作することがで
きる。
【0023】本発明の光スキャン装置は、少なくとも二
以上の可動反射面を有する本発明の光学装置と、光を出
射する投光部と、可動反射面を駆動するための加振装置
とを備え、前記投光部から一つの可動反射面に光を出射
し、前記可動反射面で反射した光を他の可動反射面でも
反射して光を走査することを特徴としている。
【0024】例えば第1の発明による光学装置を用いれ
ば、投光部から出射された光を2方向に走査できる。ま
た、第2又は第3の発明による光学装置を用いれば、投
光部から出射された光を大きな走査角で走査することが
できる。また、第4又は第5の発明による光学装置を用
いれば、投光部から出射された光を大きな走査幅で走査
することができる。
【0025】そして、半導体基板などの基板を加工して
光学装置を作製すれば、小型の光スキャン装置を製作す
ることができる。
【0026】本発明の加速度検出装置は、加速度に応じ
て変位する少なくとも一つの可動反射面と、光を出射す
る投光部と、光を受光する受光部とを備え、前記投光部
から出射された光を前記少なくとも一つの可動反射面で
反射させ、この反射光を前記受光部で受光することを特
徴としている。
【0027】この加速度検出装置は、投光部から出射さ
れた光を少なくとも一つの可動反射面で反射させ、その
反射光を受光することとしている。この可動反射面は加
速度に応じて変位するので反射光の受光位置が変化し、
この変化量を求めることによって加えられた加速度を検
知することができる。このため、従来の静電容量型加速
度センサのように半導体基板を用いて作製したとして
も、寄生容量が発生せず、測定誤差を少なくすることが
できる。
【0028】また、可動反射部で反射された光を受光し
ているので反射光の受光位置の変化量が増幅される。し
たがって、加速度の検出精度を高め、感度を向上するこ
とができる。また、少ない変位量で検出できるので、可
動反射面の変位量を少なくして例えば、弾性体を厚くし
て機械的強度を高めることができる。
【0029】特に複数の可動反射面を備え、複数の可動
反射面で反射された光を受光することにすれば、それぞ
れの可動反射面の変位量が重畳され、反射光の受光位置
の変位量が増幅されるので、より効果的である。
【0030】本発明の圧力検出装置は流体の圧力に応じ
て変位する少なくとも一つの可動反射面と、光を出射す
る投光部と、光を受光する受光部とを備え、前記投光部
から出射された光を前記少なくとも一つの可動反射面で
反射させ、この反射光を前記受光部で受光することを特
徴としている。
【0031】この圧力検出装置は、投光部から出射され
た光を少なくとも一つの可動反射面で反射させ、その反
射光を受光することとしている。この可動反射面は圧力
に応じて略平行に変位するので反射光の受光位置が変化
し、この変化量を求めることによって加えられた圧力を
検知することができる。このため、従来の静電容量型圧
力センサのように半導体基板を用いて作製したとして
も、寄生容量が発生せず、測定誤差を少なくすることが
できる。
【0032】また、可動反射部で反射された光を受光し
ているので反射光の受光位置の変化量が増幅される。し
たがって、加速度の検出精度を高め、感度を向上するこ
とができる。また、少ない変位量で検出できるので、可
動反射面の変位量を少なくして例えば、弾性体を厚くし
て機械的強度を高めることができる。
【0033】さらに複数の可動反射面を備え、複数の可
動反射面で反射された光を受光することにすれば、それ
ぞれの可動反射面の変位量が重畳され、反射光の受光位
置の変位量が増幅されるので、より効果的である。ま
た、可動反射面と受光部の距離に関係なく走査幅が一定
に保たれるので、小型化しても検出精度に与える影響は
ほとんどない。
【0034】本発明の画像検出装置は、光を導入する光
導入部と、導入した光を反射する少なくとも一つの可動
反射面と、光を受光する受光部と可動反射面を駆動する
ための加振装置とを備え、前記光導入部より導入され前
記少なくとも一つの可動反射面で反射された光を、前記
受光部で受光することを特徴としている。
【0035】この画像検出装置にあっては、可動反射面
を可動することによって反射される光の入射角を変え、
光導入部から導入した光を受光部で受光することができ
る。したがって、可動反射面の位置を検出することによ
って可動反射面に入射された光の方向を知ることができ
る。この画像検出装置にあっては、光を導入する光導入
部及び受光部をそれぞれ一つ配置することによって構成
することができ、画像検出装置の構造を簡単にすること
ができる。また、反射光を受光することによって光の入
射方向を検知するようにしているので、少ない可動反射
面の可動で広範囲な光を受光でき、小型の画像検出装置
とすることができる。特に、複数の可動反射面を備え、
複数の可動反射面で反射された光を受光すれば、より広
範囲な光を受光でき、より小型の画像検出装置にでき
る。
【0036】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の一実施例である
光スキャナAを示す断面構造図及びその可動部1を示す
平面構造図である。光スキャナAは、光を出射する投光
部4と、投光部4から出射された光を反射する2つの可
動反射部5a、5bを備えた可動部1と、固定ミラー部
9と、可動反射部5a、5bを駆動するための駆動源2
とを備えている。可動反射部5aはY軸方向に配設され
た弾性変形可能なビーム6aによって重り部7がフレー
ム8に片持ち状に支持されて構成されており、軸心Pの
回りに回動できる。また、可動反射部5bはX軸方向に
配設された弾性変形可能なビーム6bによって重り部7
がフレーム8に片持ち状に支持されて構成されており、
軸心Qの回りに回動できる。可動部1は、例えば単結晶
シリコン基板(ウエハ)からマイクロマシニング技術を
応用して、フレーム8や重り部7、7及びビーム6a、
6bが一体として作製されており、フレーム8上には投
光レンズと一体となった発光ダイオード(LED)など
の発光素子からなる投光部4が形成されている。さら
に、可動反射部5a、5bの上面は光が反射できるよう
に反射面10となっており、光反射率を高めるため鏡面
加工等によってミラー面を形成したり、ミラー面を貼り
合わせておくのが好ましい。
【0037】可動部1の上面には、例えばガラス基板の
ように光を透過する透明な基板材料から作製されたカバ
ー3が陽極接合法等によって接合され、可動反射部5
a、5bが自由に振動できるように空間11が設けられ
ている。また、カバー3内面には投光部4から出射され
た光又は可動反射部5a、5bで反射された光を反射で
きるように固定ミラー部9が部分的に形成されている。
固定ミラー部9は例えば、カバー3内面に蒸着形成され
た金属Crの薄膜を所定形状にパターニングした後エッ
チングを施すことによって作製される。また、これ以外
にもAu、Ag、Pt、Tiなどの金属薄膜を蒸着した
り、誘電体多層反射膜などの高反射率を有する膜から形
成してもよい。また、メタルマスクを使用した蒸着やス
パッタリングあるいはパターニング→蒸着→リフトオフ
法によっても形成することができる。
【0038】可動部1の下面には駆動源2の接合面が接
合されており、駆動源2としては小型のアクチュエータ
が望ましいが、一定の振幅及び周波数で振動させること
ができるものであればよい。例えば交流電圧を印加する
ことによって振動させることができる積層型圧電素子を
用いることができる。あるいは、極板間の静電力によっ
て極板間距離が変化するようになった静電アクチュエー
タを交流電圧で駆動するようにしたものを用いてもよ
い。
【0039】この光スキャナAにおいて駆動源2から振
動を加えず、可動反射部5a、5bが静止した状態で
は、投光部4から出射された光は、図1(a)に実線で
示すように固定ミラー部9で反射され、可動反射部5a
に向けて投射される。また、可動反射部5aに投射され
た光は可動反射部5aの反射面10で反射されたのち、
固定ミラー部9で反射され、可動反射部5bに向けて投
射される。可動反射部5bに投射された光は可動反射部
5bの反射面10で反射され、カバー3の固定ミラー部
非形成領域から光スキャナA外部に出射される。しかし
て、駆動源2からビーム6aの共振周波数f1に等しい
周波数の振動を可動部1に印加するとビーム6aが弾性
振動して、可動反射部5aを軸心Pの回りに回動させ
る。また、ビーム6bの共振周波数f2に等しい周波数
の振動を可動部1に印加するとビーム6bが弾性振動し
て、可動反射部5bを軸心Qの回りに回動させる。した
がって、ビーム6aの共振周波数f1に等しい周波数の
振動及びビーム6bの共振周波数f2に等しい周波数の
振動を同時に可動部1に印加すると、投光部4から出射
した光は可動反射部5aで反射されてθ1方向に走査さ
れ、可動反射部5aで反射され固定ミラー部9で反射さ
れた光は、可動反射部5bで反射されてθ2方向に走査
され、この結果投光部4から出射された光はθ1方向及
びθ2方向の2方向で2次元的に走査される。なお、投
光レンズの特性として、投光部4から出射される光は集
束光でもコリメート光でもよく、投光レンズと一体型の
発光素子に限らず、発光素子の出射面に投光レンズを配
置して投光部4を構成すればよい。また、投光部4に用
いる発光素子は発光ダイオード以外にも、半導体レーザ
素子(LD)や、スーパルミネッセントダイオード(S
LD)などを用いることができ、光の出射方向も光の進
行方向に可動反射部5a,5bが位置するような構造で
あれば、垂直方向や斜め方向いずれの方向であっても差
し支えない。また、投光部4は必ずしも可動部1上に位
置させる必要もなく、カバー3の内面に設け、直接可動
反射部5に光を出射するようにしてもよい。
【0040】このように本発明の光スキャナAにあって
は、投光部4から出射された光は2つの可動反射部5
a、5bで2回反射させる構造としているので、ビーム
6a、6bの弾性振動によって可動反射部5a、5bが
回動して、2つの可動反射部5a、5bの回動角の2倍
で光をY軸方向、X軸方向に走査することができる。し
たがって、可動反射部5a,5bを複数設けることによ
って、可動反射部5a,5bのわずかな変位でも光の走
査角を大きくすることができる。また、同じ走査角を得
る場合には可動反射部5a,5bの回動角が小さくてす
むので、ビーム6a,6bの厚さを厚くして機械的強度
を増すことができる。
【0041】上記実施例にあっては、可動部1を単結晶
シリコンウエハを用いて作製することにしているが、こ
れ以外にもGaAs、GaPなどの化合物半導体基板を
用いることができる。このような化合物半導体基板を用
いることにすれば、発光ダイオードなどの発光素子を一
体として可動部1に同時に作り込むことができるので、
可動部1の作製が容易になる。また、BeCuなどの金
属基板を用い、微細加工を施すことによって可動部1を
作製することとしてもよい。
【0042】また、カバー3はガラス基板以外にも、P
MMA(メタクリル樹脂、Polymethyl Methacrylate)
などの透明材料から作製することもできるが、シリコン
ウエハのような非透明材料を用い、光が外部に取り出せ
るように出射窓(図示せず)をカバー3に開口すること
にしてもよい。
【0043】図2は本発明の別な実施例である光スキャ
ナBを示す斜視図であって、光スキャナBは可動反射部
5a、5bが2つ設けられた可動部1と駆動源(図示せ
ず)とから構成されている。可動部1には、軸心Pの回
りに回動する可動反射部5aと軸心Qの回りに回動する
可動反射部5bとが設けられており、可動反射部5aは
X軸方向に配設されたビーム6aによって重り部7がフ
レーム8に弾性自在に支持され、可動反射部5bはZ軸
方向に配設されたビーム6bによって重り部7がフレー
ム8に弾性自在に支持されて構成されている。つまり、
2つの可動反射部5a、5bはθ1方向に回動するビー
ム6aの軸心とθ2方向に回動するビーム6bの軸心が
交差するように設けられている。
【0044】この光スキャナBにあっては、投光部(図
外)からの光は斜め下方から可動反射部5a下面の反射
面10に向けて出射されており、駆動源2から振動が印
加されず可動反射部5が静止した状態では、投光部から
出射された光は可動反射部5aの反射面10で反射さ
れ、次いで可動反射部5bの反射面10で反射される。
しかして、ビーム6aの共振周波数f1に等しい周波数
の振動を印加すると、可動反射部5aは軸心Pの回りに
θ1方向に回動する。また、ビーム6bの共振周波数f2
に等しい周波数の振動を印加すると、可動反射部5bは
軸心Qの回りにθ2方向に回動する。したがって、投光
部から出射された光は可動反射部5aによってθ1方向
に走査され、走査された光はさらに可動反射部5bによ
ってθ2方向に走査され、光の走査角を大きくすること
ができる。
【0045】この光スキャナBにあっては、可動反射部
5aによって反射された光を直接他方の可動反射部5b
によって反射するようにしているので、第1の実施例の
ように固定ミラー部9を設ける必要がなく、光スキャナ
Bの構成を簡単にしてより小型の光スキャナBとするこ
とができる。
【0046】図3に本発明のさらに別な実施例である光
スキャナCの断面構造図及び可動部1の平面構造図を示
す。可動部1には3つの可動反射部5a、5b、5cが
配設されており、可動反射部5a、5b、5cはY軸方
向に配設された3本のビーム6a、6b、6cによって
フレーム8に支持されている。3つの可動反射部5a、
5b、5cは同形状同寸法に作製されており、重り部7
の下面にエッチングや研磨等によって傾斜が設けられ、
可動反射部5a、5b、5cの下面に設けられた3つの
反射面10は傾斜面となっている。また、3本のビーム
6a、6b、6cはともにねじれ変形し、各共振周波数
1、f2、f3はそれぞれ等しく(f1=f2=f3)、駆
動源2から共振周波数f1、f2、f3と等しい周波数の
振動を印加すると、3つの可動反射部5a、5b、5c
はそれぞれ同期してビーム6a、6b、6cの各軸心の
回りに回動する。しかして、投光部4より光が出射され
ていると、出射された光は可動反射部5a→固定ミラー
部9→可動反射部5b→固定ミラー部9→可動反射部5
c→固定ミラー部9と反射され、可動反射部5cに入射
される光の入射角は大きく変化する。この結果、この光
スキャナDにおいては3つの可動反射部5a、5b、5
cの回動角の総和の2倍に等しい走査角でもって光が走
査され、より大きな走査角を得ることができる。このと
き、可動反射部5a、5b、5cの3つの反射面10は
傾斜しているため、投光部4の出射面をほぼカバー3内
面に垂直に配設することができる。
【0047】また、図4に示す光スキャナDのようにカ
バー3内面に傾斜面16を設け、傾斜面16に投光部4
及び固定ミラー部9を設けてもよい。この場合には、可
動反射部5a、5b、5cの反射面10を傾斜させる必
要がないので、精密な微細加工を可動反射部5a、5
b、5cに施す必要がなく、可動部1の加工を容易にで
きる。
【0048】図5に示すものは本発明のさらに別な実施
例である光スキャナEを示す一部破断した断面構造図で
ある。光スキャナEの可動部1は、互いに振動方向が反
対に変化する2つの可動反射部5a、5bが設けられて
おり、ビーム6aによって重り部7が支持されたフレー
ム8aに、ビーム6bによって重り部7が支持された別
なフレーム8bが接合されており、各ビーム6a,6b
は互いに異なった共振周波数f1,f2を有している。上
側に配置された可動反射部5aの下面は反射面10とな
っており、フレーム8上に配置された投光部4から出射
された光を下側の可動反射部5bに向けて反射する。ま
た、可動反射部5bの上面は反射面10となっており、
可動反射部5aで反射された光を反射し、フレーム8a
の側面に開口された出射窓12から光を出射できる。
【0049】光スキャナEにあっては駆動源2から振動
が印加されず可動反射部5a、5bが静止した状態で
は、図中の実線に示すように投光部4から出射された光
は二つの可動反射部5a、5bで反射されて外部に出射
されている。しかして、駆動源2により両ビーム6a,
6bの共振振動の位相が互いに180゜異なるように両
共振周波数f1,f2からずれた周波数fの振動を印加す
ると、可動反射部5a,5bは180度位相がずれた状
態で同期して振動し、可動反射部5aが破線で示すよう
に上側に変位している時には可動反射部5bも破線に示
すように下側に変位し、可動反射部5aが一点破線で示
すように下側へ変位している時には可動反射部5bは一
点破線に示すように上側へ変位し、その結果、投光部4
から出射された光はそれぞれ破線及び一点鎖線で示すよ
うに出射窓12から出射される。このように2つの可動
反射部5a、5bは、反射面10が平行な状態を保つよ
うにして振動し、投光部4から出射された光は平行に走
査され、光スキャナEからの距離に関係なく一定の走査
幅で光走査できる。また、上下方向に可動反射部5a、
5bを対向させているので、光スキャナEの設置面積を
小さくできる。
【0050】なお、図5の構造において両ビーム6a,
6bの共振周波数f1,f2を等しくし、両共振周波数f
1=f2と等しい周波数で振動させ、両可動反射部5a,
5bが同相で振動するようにしても光走査角を拡大する
ことができる。
【0051】図6に示すものは本発明のさらに別な実施
例である光スキャナFの断面構造図である。可動部1に
は略平行に変位する可動反射部5が一つ設けられてお
り、可動反射部5は弾性変形可能な薄膜状の弾性変形部
13によって重り部7がフレーム8に支持されている。
可動反射部5の上面は光が反射できるように反射面10
となっており、可動反射部5が静止した状態では、投光
部4から出射された光は図中の実線で示すように固定ミ
ラー部9で反射された後、可動反射部5によって反射さ
れ、カバー3の固定ミラー非形成領域を透過して外部に
出射される。しかして、駆動源2により弾性変形部13
の共振周波数と等しい周波数の振動を印加すると、弾性
変形部13は図の破線で示すように上下に振動し、投光
部4から出射された光は図の破線で示すように平行に走
査される。このように、略平行に変位する可動反射部5
を設けると光を平行に走査することができる。
【0052】また、図7には本発明のさらに別な実施例
である光スキャナGの断面構造図及び可動部1の平面構
造図を示す。光スキャナGの可動部1には略平行に変位
する2つの可動反射部5a、5bが設けられており、可
動反射部5a、5bはそれぞれ弾性変形可能な薄膜状の
弾性変形部13a、13bによって重り部7、7がフレ
ーム8に支持されている。しかして、フレーム8の下面
に接合された駆動源2から弾性変形部13a、13bの
共振周波数f1、f2に等しい周波数の振動をそれぞれ印
加すれば、2つの弾性変形部13a、13bはそれぞれ
上下に弾性変形し、2つの可動反射部5a、5bはほぼ
平行に変位する。したがって、2つの可動反射部5a、
5bの変位量をそれぞれa、bとすれば、入射角αで可
動反射部5aに入射された光は、図中の破線に示すよう
に2×(a+b)sinαの走査幅で平行に走査すること
ができ、ほぼ等しい変位量が得られる可動反射部5a、
5bを構成することにより、一つの可動反射部5を設け
た光スキャナFに比べてほぼ2倍の走査幅を得ることが
できる。
【0053】このように本発明の光スキャナにあって
は、複数の可動反射部5で光を繰り返し反射させること
によって走査角(走査範囲)を重畳し、小さな可動反射
部5の回動角(変位量)でもって、走査範囲を広くする
ことができ、光スキャナを長寿命化させることができ
る。また、可動反射部5を支持するビーム6や弾性変形
部13を厚くすることによって落下等による衝撃によっ
て容易に壊れにくい光スキャナを提供できる。
【0054】次に、本発明による加速度検出装置、圧力
検出装置、画像処理装置について説明する。図8に示す
ものは、本発明の加速度検出装置Hを示す断面構造図で
あって、可動部1には弾性変形可能なビーム6によって
フレーム8に振動自在に支持された重り部7からなる可
動反射部5が一つ設けられている。可動部1は、例えば
シリコンのような半導体材料あるいはGaAsなどの化
合物半導体材料からなる基板から、マイクロマシニング
技術を応用して、フレーム8やビーム6及び重り部7が
一体として形成されている。また、可動部1はBeCu
などの金属薄板を微細加工して作製することもできる。
可動反射部5の表面は光を反射できるように反射面10
となっており、鏡面加工等を施すことにより光の反射率
を高めておくのが好ましい。
【0055】可動反射部5の反射面10側には、ガラス
基板やシリコン基板などから作製されたカバー3が陽極
接合法等によって接合されており、カバー3内面と可動
反射部5との間には空間11が設けられている。カバー
3の内面は傾斜面16となっており、カバー3内面には
可動反射部5に向けて光を出射する投光部4と可動反射
部5で反射された光を受光するための受光部14とが設
けられている。投光部4は、発光ダイオード(LED)
や半導体レーザ素子(LD)などのような発光素子4a
と発光素子4aから出射された光を集光するための投光
レンズ4bとから構成されている。受光部14は可動反
射部5から反射された光の受光位置を検出できるよう
に、例えば複数の受光素子が1次元状に配列されたフォ
トダイオードアレイ(PD)や位置検出素子(PSD)
などから構成されている。また、可動反射部5の反射面
10と反対側のフレーム8表面にも可動反射部5の振動
が妨げられないようにして別なカバー3が貼り合わさ
れ、可動部1は封止されている。
【0056】加速度検出装置Hにおいて加速度が加わっ
ていない状態では、投光部4から出射された光は可動反
射部5で反射され、受光部14上の一定位置で受光され
ている。しかして、加速度検出装置Hに加速度が加わる
と、重り部7の慣性力によって加速度の大きさに応じて
可動反射部5が変位(回動)し、受光部14上における
反射光の受光位置が変化する。したがって、受光部14
上における受光位置の変化量を求めることによって、加
えられた加速度の大きさを知ることができる。
【0057】この加速度検出装置Hにあっては光を用い
て加速度を検出しているので、従来例の静電容量型加速
度センサのように不要な寄生容量が発生せず測定誤差を
少なくすることができる。また、反射光を受光すること
にしているので、可動反射部5の小さな変位でも大きな
受光位置の変化量として検知することができ、加速度検
出精度を容易に高められる。特に本実施例のように傾斜
面16を設けたカバー3内面に受光部14を設けている
とより変化量が大きくなりより有効な方法である。ま
た、発光素子4aの上面から垂直に光を出射させること
ができるので、光強度を高めることができ、したがっ
て、可動反射部5のわずかの変位量にあっても精度よく
検出できる。さらに、ビーム6の厚さを厚くすることに
よって、機械的な破壊に強くすることもできる。
【0058】図9に示すものは別な加速度検出装置Iを
示す断面構造図であって、投光部4から出射された光
は、カバー3内面に設けられた固定ミラー部9と可動反
射部5によってそれぞれ2度ずつ反射された後、受光部
14によって受光されるようになっている。この加速度
検出装置Iでは、可動反射部5によって2度反射させて
から受光するようにしているので、加速度検出装置Hの
ように可動反射部に1度だけ反射させる場合に比較する
と、受光位置の変位量はほぼ2倍となる。このように、
一つの可動反射部5によって光を複数回(2度以上)反
射するようにすれば、変位量が大きく増幅され検出精度
をより高めることができる。なお、加速度検出装置Iに
あっても、カバー3の内面に傾斜面16を設け、傾斜面
16上に投光部4及び受光部14を配置することにして
もよい。
【0059】また、これらの加速度検出装置Hや加速度
検出装置Iは振動を検出する振動検出装置としても用い
ることができる。例えば図8に示す加速度検出装置Hに
外部から振動(加速度)が加わると、可動反射部5が振
動して反射光の受光位置が変化する。特にビーム6の共
振周波数と等しい周波数の振動が加わるとビーム6が共
振振動を起こし、受光位置が大きく変化する。また、受
光位置の変化量は加えられた振動の大きさに比例するの
で、この受光位置の変化の大きさを求めることにより、
加えられた振動の大きさを知ることができる。
【0060】また、図10は別な振動検出装置Jの可動
部1を示す斜視図及び振動検出装置Jの平面構造図であ
る。振動検出装置Jは、2つの可動反射部5a、5bが
設けられた可動部1と、それぞれの可動反射部5a、5
bに光を投射する2つの投光部4a、4bと可動反射部
5a、5bで反射された光を受光する2つの受光部14
a、14bが配置されたカバー3とから構成されてお
り、カバー3の内面には図8に示す加速度検出装置Hと
同様に空間11及び傾斜面16が形成されている。一方
の投光部4aから出射された光は可動反射部5aで反射
され受光部14aで受光される。また、投光部4bから
出射された光は可動反射部5bで反射され受光部14b
で受光される。
【0061】この振動検出装置Jにあっては、可動反射
部5aと可動反射部5bはそれぞれ異なる大きさに作製
されており、可動反射部5aの共振周波数f1と可動反
射部5bの共振周波数f2とは互いに異なっている。し
かして、可動反射部5aの共振周波数f1と等しい周波
数の振動が加わると可動反射部5aが振動し、受光部1
4aの受光位置が変動する。また、可動反射部5bの共
振周波数f2と等しい周波数の振動が加わると可動反射
部5bが振動し、受光部14bの受光位置が変動する。
したがって、振動検出装置Jにあっては一つの装置で共
振周波数f1と等しい周波数の振動と、共振周波数f2
等しい周波数の振動を検出することができる。さらに共
振周波数の異なる多数の反射可動部や投光部、受光部を
増設すれば、より多くの周波数の振動を検出できる。
【0062】また、上記振動検出装置においては、2つ
の可動反射部5a,5bを支持しているビーム6a,6
bの方向は互いに異なっていたが、図11に示すように
共振周波数の等しいビーム6a.6bを互いに異なる方
向に向けて、あるいは同じ向きに向けて設けてもよい。
この場合には、一方の可動反射部とビーム(例えば5
a、6a)が故障しても他方の可動反射部とビーム(例
えば5b、6b)によって検出でき、信頼性を向上させ
ることができる。また、ビーム6a,6bの方向を異な
らせておけば、振動方向が斜めで一方の可動反射部が変
位しにくいような場合でも、他方の可動反射部の変位に
よって確実に検出することができる。
【0063】図12に示すものは別な加速度検出装置K
の断面構造図であって、可動部1は3つの可動反射部5
a、5b、5cを備えており、可動反射部5a、5b、
5cはX軸方向に配設されたビーム6a、6b、6cに
よってそれぞれ支持されている。また、投光部4から遠
くなるに従って順次可動反射部5a、5b、5cの面積
は大きくなっている。フレーム8上に配置された投光部
4から出射された光は、カバー3の内面に設けられた固
定ミラー部9と可動反射部5a,5b,5cとによって
繰り返し反射されながら、図中の実線に示すように受光
部14上の一定の受光位置で受光される。しかして、加
速度検出装置Kに加速度が印加されると、3つの可動反
射部5a、5b、5cは慣性力に応じてそれぞれY軸方
向に変位するとともに、可動反射部5a、5b、5cで
反射された光の反射角の変位量が次第に大きくなる。し
たがって、図の破線に示すように受光部14上の受光位
置が大きく変化し、この変化量を測定することによっ
て、加速度検出装置Kに加わった加速度の大きさを知る
ことができる。このように加速度検出装置Kにあって
は、3つの可動反射部5a、5b、5cを備えており可
動反射部5a、b、5cにおける反射角は、光が固定ミ
ラー部9で反射されるにしたがって次第に大きく変化す
る。したがって小さな加速度でも受光部14上の受光位
置の変化量を大きくすることができ、加速度検出装置K
の検出精度を上げることができる。また、加速度検出装
置Kでは、投光部4に近い可動反射部5a、5bでは光
の反射位置がわずかにしか変化しないため、投光部4に
近い可動反射部5a、5bを小さく作製して小型化を図
っている。なお、カバー3を不透明体により形成するこ
とにより外来光の影響を防止することができるが、カバ
ー3を透明体で形成する場合には、受光部14の表面と
カバー3の内面又は外面に互いに偏光方向を直交させる
ようにして偏光板を設けておけば、内部の点検を可能に
すると同時に外来光による検出誤差をなくすことができ
る。
【0064】図13に示す振動検出装置Lにおける可動
部1には、互いに直交する軸心P及び軸心Qの回りに回
動する2つの可動反射部5a、5bが設けられている。
カバー3の内面には固定ミラー部9が部分的に形成され
ており、フレーム8上の投光部4から出射した光は固定
ミラー部9→可動反射部5a→固定ミラー部9→可動反
射部5b→固定ミラー部9へと繰り返し反射され、フレ
ーム8上に設けられた受光部14で受光される。また、
ビーム6a,6bの共振周波数は互いに異なっている。
しかして、振動検出装置Lにビーム6aの共振周波数f
1と等しい周波数の振動が加わると、可動反射部5aが
Z軸方向に大きく振動するので、受光部14において
は、受光スポットはY軸方向に変動する。また、振動検
出装置Lにビーム6bの共振周波数f2と等しい周波数
の振動が加わると、可動反射部5bがZ軸方向に大きく
振動するので、受光部14においては、受光スポットは
X軸方向に変動する。従って、周波数f1又はf2の振動
を検出することができ、しかも受光部14における受光
スポットの変位する方向から振動の周波数がf1である
かf2であるかを区別することができる。このため、受
光部14としては、2次元の位置検出素子(PSD)を
用いたり分割フォトダイオード(PD)を二次元的に配
列するのが望ましい。
【0065】さらに図14(a)(b)は、本発明の別
な実施例である加速度検出装置Mを示す平面構造図及び
断面構造図である。可動部1には一つの可動反射部5が
設けられており、可動部1の下面にはガラス材料やPM
MAなどの光を透過する材料から作製されたカバー3が
接合されている。また、可動部1の上面にも別なカバー
3が接合され可動部1は2枚のカバー3によって封止さ
れている。下側のカバー3の両側には傾斜面17がそれ
ぞれ形成されており、一方の傾斜面17には可動反射部
5の反射面10に向けて多数の発光素子4a、4a、…
がビーム6の軸心を含む垂直な面内に一列に配列されて
いる。この発光素子4a、4a、…は一定の周期で順次
発光しており、可動反射部5に向けて光を出射する。ま
た、他方の傾斜面17にはフォトダイオード等の比較的
受光面積の小さな受光部14が設けられている。
【0066】しかして、加速度が加わっていない状態に
あっては、例えば中央の発光素子4aの発光タイミング
と同期して受光部14が受光する。これに対し、図15
(a)に示すように−X軸方向の加速度が加わると、可
動反射部5は加えられた加速度の大きさに応じた慣性力
が働いて+X軸方向に変位する。可動反射部5が+X軸
方向に変位すると光の反射方向が変化し、反射光の照射
位置が図のA方向に変化する。よって、加速度が加わっ
ていない時に受光されていた発光素子4aからずれた位
置にある発光素子4aの発光タイミングと同期して受光
部14が受光する。また、図15(b)に示すように+
X軸方向の加速度が加わると、可動反射部5は加えられ
た加速度の大きさに応じて慣性力が働いて−X軸方向に
変位する。可動反射部5が−X軸方向に変位すると光の
反射方向が変化し、反射光の照射位置が図のB方向に変
化する。よって、加速度が加わっていない時に受光され
ていた発光素子4aから反対側へずれた位置にある発光
素子4aの発光タイミングと同期して受光部14が受光
する。したがって、受光部14によって受光された反射
光がどの発光素子4aの発光タイミングと同期している
かを判別することにより、加速度の大きさを知ることが
できる。なお、本実施例では9個の発光素子4aを用い
た場合について示しているが、発光素子4aの個数を増
やすことによって、測定精度を容易に向上することがで
きる。この加速度検出装置Mは振動検出装置としても利
用できるのはいうまでもない。
【0067】図16(a)(b)に示すものは、さらに
別な振動検出装置Nを示す断面構造図であって、可動部
1は同じ共振周波数でねじれ振動する3つの可動反射部
5a、5b、5cを備えており、3つの可動反射部5
a、5b、5cは同形状に作製されている。可動反射部
5a、5b、5cはY軸方向に配設されたねじれ変形モ
ードを有するビーム6a、6b、6cによってそれぞれ
支持されている。カバー3の内面は略V字状に凹部15
が形成されており、一方の傾斜面16には面発光型の半
導体レーザ素子からなる投光部4が配置されており、他
方の傾斜面16には位置検出素子やフォトダイオードア
レイなどの受光部14が配置されている。投光部4から
出射された光は、可動反射部5a、5b、5cと固定ミ
ラー部9との間を反射して、受光部14上に受光され
る。しかして、可動反射部5の共振周波数と等しい周波
数の振動が加わると、3つの可動反射部5a、5b、5
cは同期して各ビーム6a、6b、6cの回りにねじれ
振動する。このため、投光部4から出射された光は可動
反射部5a、5b、5cで繰り返し反射されるに従い反
射角が次第に大きく変化し、受光部14上の受光位置が
大きく変化する。したがって小さな振動でも検出するこ
とができ、検出感度のよい振動検出装置Nを製作するこ
とができる。
【0068】また、傾斜面16上に投光部4を配置して
いるので、投光部4の発光面から垂直方向に光を出射す
ることができ、傾斜面16上に受光部14を配置してい
るので、受光部14にほぼ垂直に反射光を受光させるこ
とができる。このため光強度が高くなり、検出精度をよ
り一層向上することができる。さらに、カバー3の内面
は略V字状に凹部15が形成されているので、可動反射
部5a、5b、5cと固定ミラー部9との距離が大きく
なる。このため可動反射部5a、5b、5cと固定ミラ
ー部9とが固着することなく可動部1とカバー3とを陽
極接合でき、歩留りよく振動検出装置Nを作製すること
ができる。
【0069】図17は、本発明による圧力検出装置Oを
示す断面構造図である。圧力検出装置Oの可動部1には
圧力によって弾性変形する可動反射部5が設けられてお
り、可動反射部5は、薄膜状をした弾性変形部13によ
って重り部7がフレーム8に支持されている。可動部1
は、弾性変形部13や重り部7及びフレーム8が一体と
してシリコン基板からマイクロマシニング技術を応用し
て作製されており、可動反射部5の上面は反射面10と
なっている。また、可動部1の上面にはカバー3が接合
され、カバー3の内面には空間11が設けられており可
動反射部5が自由に振動できるようになっている。投光
部4から出射された光は、可動反射部5で反射され、カ
バー3内面に設けられた位置検出素子(PSD)からな
る受光部14で受光される。しかして、可動部1の下面
に接合されたカバー3の開口18から、可動反射部5の
下面に空気等の流体の圧力を導入すると、流体の圧力の
大きさに応じて弾性変形部13が弾性変形し、可動反射
部5が略平行移動する。可動反射部5が略平行移動する
と、投光部4から可動反射部5までの距離が変化し、受
光部14上の受光位置が変化する。したがって、受光位
置の変化量を検知することによって、圧力検出装置Oに
加えられた圧力の大きさを知ることができる。
【0070】また、図18に示す圧力検出装置Pのよう
に複数の可動反射部5を設けた可動部1を用いると、可
動反射部5による光の反射方向の変化が増幅されるの
で、受光位置の変化量が大きくなり、圧力検出装置Pの
検出精度や検出感度の向上が図れる。
【0071】図19(a)(b)に示すものはそれぞれ
本発明の画像検出装置Qの平面構造図及び断面構造図で
ある。可動部1には可動反射部5が一つ設けられてお
り、可動部1の下面にはガラスやPMMAなどの光を透
過する材料から作製されたカバー3が接合されている。
可動部1の上面にも別なカバー3が接合され、可動部1
は2枚のカバー3によって封止されている。さらにカバ
ー3の上面には可動反射部5に振動を加えるための圧電
素子のような小型の駆動源2が接合されている。したが
って、可動部1上面のカバー3は振動を容易に伝えられ
る材質から作製するのが好ましい。また、下側のカバー
3の両側には傾斜面17が形成されており、一方の傾斜
面17には遮光性の膜19が形成され、この膜19には
外部からの光を導くためのピンホール20が開口され、
一定の領域(受光領域S)からの光が導入されている。
また、他方の傾斜面17にはフォトダイオード(PD)
のような受光素子からなる受光部14が配置されてお
り、ピンホール20から導入した光は可動反射部5で反
射され受光部14上で受光される。また、図示はしない
が、ピンホール20形成領域以外の画像検出装置Q全体
は、黒色樹脂のような光非透過性材料により覆われてお
り(例えばモールド成形することができる。)、ピンホ
ール20以外からは内部に光が入射されない構造となっ
ている。すなわちこの画像検出装置Qにおいては、特定
の入射角にある受光領域Sからの光だけを検出すること
ができる。
【0072】しかして、駆動源2からビーム6の共振周
波数と等しい周波数の振動を印加すると、図20(a)
(b)に示すように、可動反射部5が変位してピンホー
ルから導入された光の反射角が変化する。つまり、図2
0(a)に示すように可動反射部5が上方に回動すれば
反射面10での反射角は小さくなり、図19で示した受
光領域Sの光は受光できず、受光部4によって受光でき
る受光領域Sは下方に移動する。また、図20(b)に
示すように、可動反射部5が下方に回動すれば反射面1
0での反射角は大きくなり、図19で示した受光領域S
の光は受光できず、受光部4によって受光できる受光領
域Sは上方に移動する。このように、可動反射部5を振
動することによって受光できる受光領域Sをスキャンさ
せることができ、スキャンすることにより検出した受光
領域Sの方向を知り、一連の画像情報を得ることができ
る。
【0073】この画像検出装置Qにあっては、一つのピ
ンホール20と一つの受光部(受光素子)14とによっ
て構成されているため、構造が非常に簡単で小型化が容
易である。しかもピンホール20と受光部14との光軸
調整が容易に行なえるので、作製が簡単になり安価に作
製できる。また、可動反射部5の回動角(変位量)を大
きくすることによって検出範囲を大きくすることがで
き、ピンホール20の開口寸法を小さくすることによっ
て分解能を容易に高めることもできる。なお、本実施例
にあってはピンホール20を用いて検出できる受光領域
Sの大きさを制限していたが、カバー3に凹部を設けて
受光部14と可動反射部5との間に集光レンズを配置
し、受光部14で一定領域の光のみを集光させることに
よって、受光領域Sの大きさを制限するようにしてもよ
い。
【0074】
【発明の効果】本発明の第1の光学装置にあっては、例
えばねじれ変形する可動反射面と曲げ変形する可動反射
面とによって光を反射するようにすれば、2方向に光を
走査できる。また、共振周波数が異なる可動反射面によ
って光を反射するようにすれば、一つの装置(投光部)
で異なる走査パターンに光走査できる。さらに、弾性体
の軸心方向を異ならせ、受けた加速度や振動の方向によ
り変位する方向が異なる可動反射面によって光を反射
し、その反射光を受光すれば、受けた加速度や振動の方
向を2次元的に知ることができる。このように、複数の
可動反射面の振動モードを異ならせて、種々の機能を有
する光学装置とすることができる。
【0075】本発明の第2の光学装置によれば、複数の
可動反射面の傾きが同期して変化するので大きな走査角
でもって光走査できる。また、可動反射面に投射された
光の反射角が大きく変化するので、この反射光を受光す
ることによって、可動反射面に加わえられた小さな加速
度を精度よく検出できる。
【0076】本発明の第3の光学装置によれば、複数の
可動反射面は同一の共振周波数で振動するので、大きな
走査角でもって光走査できる。また、可動反射面に投射
された光の反射角が大きく変化するので、この反射光を
受光することによって、可動反射面に加わえられた小さ
な振動を精度よく検出できる。
【0077】本発明の第4の光学装置にあっては、可動
反射面の傾きが同期して反対方向に変化するので、ま
た、可動反射面を対向させて配置して、設置面積の小さ
な光学装置とすることができる。
【0078】本発明の第5の光学装置にあっては、可動
反射面が略平行に変位するので、照射物体までの距離に
関係なく一定の走査幅で光を平行に走査できる。特に、
略平行に移動する複数の可動反射面で繰り返し反射する
ようにすれば、大きな走査幅で光走査できる。また、可
動反射面で反射された反射光を受光すれば、可動反射部
に加えられた小さな力を精度よく検出できる。
【0079】また、本発明の加速度検出装置や圧力検出
装置にあっては、光を利用して加速度や圧力を検出して
いるので、従来例の静電容量型のセンサのように寄生容
量などの影響受けず測定誤差を高めることができる。さ
らに、反射光を検知することによって、少ない可動反射
部の変位を大きな変化量として増幅して検知することが
でき、検出精度を高め感度向上を図ることができる。ま
た、可動反射部の変位量を少なくして可動反射部の機械
的強度を高め、信頼性の高い加速度検出装置や圧力検出
装置を提供できる。
【0080】本発明の画像検出装置にあっては、その構
造が簡単になり安価に画像検出装置を提供できる。ま
た、導入された光の反射光を受光することにしているの
で、広範囲な方向の光を検知することができ、画像検出
装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例である光スキャナを
示す断面構造図、(b)はその可動部を示す平面構造図
である。
【図2】同上の別な実施例である光スキャナの可動部を
示す斜視図である。
【図3】(a)は同上のさらに別な実施例である光スキ
ャナを示す断面構造図、(b)はその可動部を示す平面
構造図である。
【図4】(a)は同上のさらに別な実施例である光スキ
ャナを示す断面構造図、(b)はその可動部を示す平面
構造図である。
【図5】同上のさらに別な実施例である光スキャナを示
す一部破断した断面構造図である。
【図6】同上のさらに別な実施例である光スキャナを示
す一部破断した断面構造図である。
【図7】(a)は同上のさらに別な実施例である光スキ
ャナを示す一部破断した断面構造図、(b)はその可動
部を示す平面構造図である。
【図8】本発明による加速度検出装置を示す断面構造図
である。
【図9】本発明による別な加速度検出装置を示す断面構
造図である。
【図10】(a)は本発明の加速度検出装置を利用した
振動検出装置の可動部を示す斜視図、(b)はその振動
検出装置を示す平面構造図である。
【図11】本発明の加速度検出装置を利用した振動検出
装置の可動部を示す平面構造図である。
【図12】本発明によるさらに別な加速度検出装置を示
す断面構造図である。
【図13】(a)は本発明によるさらに別な加速度検出
装置を示す断面構造図、(b)はその可動部を示す平面
構造図である。
【図14】(a)は本発明によるさらに別な加速度検出
装置を示す平面構造図、(b)はその断面構造図であ
る。
【図15】(a)(b)は、同上の加速度検出装置にお
ける測定原理を示す説明図である。
【図16】(a)は本発明の加速度検出装置を利用した
振動検出装置を示す断面構造図、(b)はその可動部を
示す平面構造図である。
【図17】本発明の圧力検出装置を示す断面構造図であ
る。
【図18】本発明の別な圧力検出装置を示す断面構造図
である。
【図19】(a)は本発明の画像検出装置を示す平面構
造図、(b)はその断面構造図である。
【図20】(a)(b)は、同上の画像検出装置におけ
る測定原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 可動部 4 投光部 5、5a、5b、5c 可動反射部 6、6a、6b、6c ビーム 7 重り部 10 反射面 13 弾性変形部 14 受光部 20 ピンホール S 受光領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敏幸 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体により支持された複数の可動反射
    面を有し、一つの可動反射面で反射された光が他の可動
    反射面でも反射されるように配置された光学装置であっ
    て、 一つの可動反射面の振動モードが他の一つの可動反射面
    の振動モードと異なることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 傾きが同期して変化する複数の可動反射
    面を有し、一つの可動反射面で反射された光が他の可動
    反射面でも反射されるように配置されたことを特徴とす
    る光学装置。
  3. 【請求項3】 弾性体により支持された複数の同一共振
    周波数をもつ可動反射面を有し、一つの可動反射面で反
    射された光が他の可動反射面でも反射されるよう配置さ
    れたことを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 傾きが同期して反対方向に変化する複数
    の可動反射面を有し、一つの可動反射面で反射された光
    が他の可動反射面でも反射されるよう配置されたことを
    特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】 略平行に変位する少なくとも一つの可動
    反射面を有することを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 前記可動反射面は基板を加工することに
    より作製されたことを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5に記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記基板は半導体基板であることを特徴
    とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも二以上の可動反射面を有する
    請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の光学装置
    と、 光を出射する投光部と、 可動反射面を駆動するための加振装置とを備え、 前記投光部から一つの可動反射面に光を出射し、前記可
    動反射面で反射した光を他の可動反射面でも反射して光
    を走査することを特徴とする光スキャン装置。
  9. 【請求項9】 加速度に応じて変位する少なくとも一つ
    の可動反射面と、 光を出射する投光部と、 光を受光する受光部とを備え、 前記投光部から出射された光を前記少なくとも一つの可
    動反射面で反射させ、この反射光を前記受光部で受光す
    ることを特徴とする加速度検出装置。
  10. 【請求項10】 流体の圧力に応じて変位する少なくと
    も一つの可動反射面と、 光を出射する投光部と、 光を受光する受光部とを備え、 前記投光部から出射された光を前記少なくとも一つの可
    動反射面で反射させ、この反射光を前記受光部で受光す
    ることを特徴とする圧力検出装置。
  11. 【請求項11】 光を導入する光導入部と、 導入した光を反射する少なくとも一つの可動反射面と、 光を受光する受光部と可動反射面を駆動するための加振
    装置とを備え、 前記光導入部より導入され前記少なくとも一つの可動反
    射面で反射された光を、前記受光部で受光することを特
    徴とする画像検出装置。
JP7084932A 1995-03-15 1995-03-15 光学装置、光スキャン装置、加速度検出装置、圧力検出装置、及び画像検出装置 Pending JPH08254664A (ja)

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