JPH08254349A - 暖房、換気及び空調用配分系における原動機の制御方法 - Google Patents

暖房、換気及び空調用配分系における原動機の制御方法

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JPH08254349A
JPH08254349A JP7337397A JP33739795A JPH08254349A JP H08254349 A JPH08254349 A JP H08254349A JP 7337397 A JP7337397 A JP 7337397A JP 33739795 A JP33739795 A JP 33739795A JP H08254349 A JPH08254349 A JP H08254349A
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fan
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JP7337397A
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Osman Ahmed
オズマン・アームド
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Landis and Gyr AG
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Landis and Gyr Powers Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房、換気及び空調(HVAC)用配分系に
おいて用いられる原動機を制御する改良された制御方法
の提供を課題とする。 【解決手段】 本発明に関わる制御方法は、HVAC用
配分系内の対応した複数のブランチに関する第1の複数
の圧力損を求めるステップと、HVAC用配分系の複数
のブランチ内に配置された対応する複数の構成部品に関
する第2の複数の圧力損を求めるステップと、前記第1
の複数の圧力損と前記第2の複数の圧力損との間の関係
に基づき前記原動機を制御するステップとを含んでい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、暖房、換気及び
空調(HVAC)用流体配分系における制御系に関し、
特にHVAC用配分系で用いられる原動機の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】流体配分系は、当該分野でよく知られて
いる。流体配分系の一例は、暖房、換気及び空調(HV
AC)用配分系に関わるものである。HVAC用配分系
は商業的な応用分野、すなわち居住住宅、集合住宅、オ
フィスビルディングなどで広く使われている。また、H
VAC用配分系は、ラボ型の設備でも広く使われてい
る。この実施形態におけるHVAC用配分系は主に、ク
リーンルームとしての使用、潜在的に存在する可能性の
ある有毒蒸発気の排気などを意図している。HVAC用
配分系の大部分の実施形態において、主な目標は、特定
の設備の冷却及び加熱需要をまかなうため、熱エネルギ
ーを発生し配分することである。
【0003】解析の目的上、配分系はグローバル(全体
的)サブ系、およびローカル(局部的)サブ系の2つの
サブ系に分けられる。グローバルサブ系は、空気配分系
におけるファンあるいは水配分系におけるポンプといっ
た原動機(すなわちソース)で構成されている。グロー
バルサブ系には、グローバルサブ系をローカルサブ系へ
接続するのに必要なダクトワークも含まれている。ロー
カルサブ系は主に、ダンパー、弁または蒸発気フードな
どで構成されている。
【0004】現在の制御方式では、商業的およびラボ型
どちらのHVAC用配分系においても、グローバルサブ
系をローカルサブ系から分離し、従って個々のサブ系を
それぞれ独立に扱っている。この分離の結果、(1)制
御性が劣り、(2)系全体を通じたエネルギー浪費が増
し、(3)運転(設置及び維持)処理のコストが割高と
なっている。
【0005】暖房及び冷却の需要に対する現在の技術水
準における制御方式は、空間の熱負荷の変化につれ、空
気流の量を変化させることに基づいている。従って、可
変空気量(VAV)系がHVAC用配分系で非常に一般
的になってきた。VAV系の基礎原理は、熱負荷の減少
につれてコストを減らすことにある。空気量の減少にと
もない、空気を移動させるコスト、すなわちファンエネ
ルギーと空調のための熱エネルギーコストが共に減少す
る。空気流量の変調が必要なので、空気配分ファンは、
ファンが送出する空気量を変化させる何等かの手段を備
えている。この空気量の変化は一般的に、ファンの速度
を変えることによって行われる。
【0006】図1は、従来技術のHVAC用配分系を概
略的に示す。図1に示すように、ファンコントローラ1
03がファン106の速度を制御することによって、任
意のダクト位置(例えば位置114)で一定の静圧が維
持されるように可変空気量を制御する。
【0007】ダンパー118はダンパーコントローラ1
24によって制御される。ダンパー118の流量要求が
変わるにつれ、位置114における静圧は変動する。し
かしファンコントローラ103は、ダンパー118の流
量要求が満たされるように、系全体における静圧の要求
を無視する。
【0008】この構成においてファンコントローラ10
3は、最大の動作設計条件に基づいて設定されることが
多い任意に選ばれた圧力設定(目標)値を維持するよう
に試みる。しかしながら、通常の動作状態時、系の静圧
要求は設計条件よりもかなり低い。この場合、ファンは
最大の静圧設定点を満たすように動作し続けるので、か
なりの量のエネルギーが浪費される。
【0009】一方、設定点が系の要求より遥かに低い
と、系は流量要求を満たせなくなり非効果的な系とな
る。また、ダクト115内における静圧センサ112の
最良(最適)位置を決めるための科学的な方法が存在し
ていない。言い替えれば、静圧センサ112の位置決め
は科学より芸的手腕の問題となっている。さらに、VA
Vファン制御のチューニングは、選ばれた静圧設定点及
び静圧センサ112の位置が正しく選定されていない
と、時間を要し、割高なものとなってしまう。
【0010】図1の実施形態にともなう別の問題は、静
圧センサ112の設定値が固定されていることである。
VAVボックス109、118が開閉すると、系全体の
圧力はそれに従って低下/上昇する。圧力が変動するの
に設定値を固定することにより、VAVボックス10
9、118が大きい流量を要求しないときでも静圧は低
下しないので、エネルギーが浪費される。
【0011】単純化のため、空気系を閉ループにし得る
と仮定すれば、配分系は並列の電気回路としてモデル化
可能である。そして回路の各ブランチを、あるゾーンに
空気を供給するVAVボックスと付属のブランチダクト
/取付具とによって表すことができる。
【0012】VAV系において、(センサ12のよう
な)静圧センサは一般的に、最も遠い(もしくは空気ダ
クト内で2/3下流側の)ブランチに配置される。この
位置への設置は、ブランチとファンを接続するダクトの
長さを考慮すると、そのブランチ内の圧力が最大になる
ということを前提としている。
【0013】しかし実際には、最大のブランチ圧力損が
別のブランチで起きることもある。例えば、ファンにも
っと近いブランチが高い圧力損の構成部品を有していれ
ば、ファンの圧力Pf は必要な圧力より少なくなる。そ
の結果、ファンに近いそのブランチは必要な空気流量を
受け取らなくなる。
【0014】VAVファン制御の1つの方式は、ブラン
チの流量を測定し、ファン速度を変調して、ファンから
出る所望の流量Qf を達成することに基づいている。こ
の方式は、 Warren, M. らの「VANゾーン要求の供給
ファン動作への組み入れ」、ASHRAE Journal、1
993年4月号及び Hartman, T.B.の「TRAV−新概
念」、Heating/Piping/Air Conditioning 、1989年
7月号に記載されている。
【0015】この方式の欠点は、ファンエネルギーの出
力が2つの変数、つまり静圧と流量に基づいていること
である。測定流量をプロセス変数として用いることは、
別のフィードバックループを必要とする。この場合ファ
ンコントローラは、すべてのブランチ流量要求が満たさ
れるように正しい静圧をサーチする。
【0016】しかし、フィードバックループはネットワ
ーク全体にわたる流量情報を測定し交換するのにきびし
い制限を有することがある。つまり、ファンコントロー
ラは発生する正しい静圧をサーチし続けているので、応
答が遅いと、制御性が同様に影響を受ける。
【0017】VAVファン制御の別の方式は、各ブラン
チにおけるダンパー位置を測定し、ダンパーの1つがほ
ぼ100%開のままとなるまでファン速度を変調するこ
とにある。この方式は、Hartman, T.B. の「HVAC系
用直接的デジタル制御装置」McGraw-Hill, Inc., 19
93年に記載されている。
【0018】この方式は、少なくとも1つのダンパーが
ほぼ100%開のとき、ファン静圧の最小限度が達成さ
れるという仮定に基づいている。この方式はファンエネ
ルギーのコストを減少させるが、ダンパー位置ではファ
ンの制御点を充分に確立できないので、最適な解決に到
達し得ないことがある。さらに、データフローの交信問
題及びセンサを位置決めするための追加コストが問題と
して残っている。
【0019】Okada, T. らの「家庭用VAV空調システ
ムの研究及び開発」、ASHRAETransactions, V.9
8, Pt.2、1992年、は1回に1つのダンパーを開い
て、住居用HVAC配分系のブランチ抵抗を計算する方
法を記載している。しかしこの方法は、多数のVAVボ
ックスが存在する住居以外の応用分野においては実用的
でない。
【0020】Goswami, D. の「DDCによるVAVファ
ン静圧制御」、Heating/Piping/AirConditioning 、1
986年12月号は、ファン静圧をオンライン決定する
方法を記載している。この方法は、ある与えられた系の
流量要求に対する系の圧力損を制御ソフトウェアでリア
ルタイムに計算できるという仮定に基づいている。
【0021】しかし、ファン静圧の要求を計算するため
に制御ソフトウェアが詳細なダクト情報、系のレイアウ
ト及び圧力損のデータを含んでいなければならないの
で、この方法は割高である。また配分系に変化が生じる
と、データベースを更新しなければならないため、この
方法の実施はより一層割高となる。さらに、既設設備へ
改造適用する場合には、ダクト系へアクセスできないの
で、そのようなデータを得るのは不可能である。
【0022】従って、HVAC用配分系で実施された
際、従来技術で避けられなかったエネルギー浪費及びコ
ストを生じることなく、原動機を効率的に制御できる制
御系が必要とされている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このため本発明の目的
は、暖房、換気及び空調(HVAC)用配分系において
用いられる原動機を制御する改良された制御方法を提供
することにある。
【0024】別の目的は、各ブランチの圧力損及び各ブ
ランチ内に用いられている構成部品前後での圧力損に基
づいて原動機を制御する改良された制御方法を提供する
ことにある。
【0025】関連の目的は、ブランチ及び構成部品両方
の圧力損の組合せに基づいて原動機を制御する改良され
た制御方法を提供することにある。
【0026】別の目的は、原動機の出口端で測定される
静圧設定値の要求を、特に予め求められるダクト情報、
系のレイアウト/構成あるいは圧力損のデータと係わり
なく各ブランチ及び各構成部品による圧力損から求める
ことによって原動機を制御する改良された制御方法を提
供することにある。
【0027】関連の目的は、新設の構造物での実施及び
既設構造物への改造適用が容易且つコスト効率的に可能
な原動機を制御する改良された制御方法を提供すること
にある。
【0028】上記及びその他の目的は、添付の図面を参
照しながら、本発明の好ましい実施例に関する以下の詳
細な説明を読むことで明かとなろう。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる、暖房、
換気及び空調(HVAC)用配分系における原動機を制
御する方法では、HVAC用配分系が圧力損を発生する
構成部品を有し、これら構成部品がHVAC配分系の各
ブランチ内に配置されているものにおいて、HVAC用
配分系内の対応した複数のブランチに関する第1の複数
の圧力損を求めるステップ、HVAC用配分系の複数の
ブランチ内に配置された対応する複数の構成部品に関す
る第2の複数の圧力損を求めるステップ、及び前記第1
の複数の圧力損と前記第2の複数の圧力損との間の関係
に基づき前記原動機を制御するステップを備えて成る。
【0030】
【発明の実施の形態】概略的に言えば、暖房、換気及び
空調(HVAC)用配分系の各ブランチ内に配置された
各構成部品を有するHVAC用配分系の原動機は、まず
HVAC用配分系内の対応した複数のブランチに関する
第1の複数の圧力損を求めることによって制御される。
【0031】次に、HVAC用配分系の複数のブランチ
内に配置された対応する複数の構成部品に関する第2の
複数の圧力損が求められる。次いで、第1の複数の圧力
損と第2の複数の圧力損との間の関係に基づき原動機が
制御される。
【0032】好ましい実施例において、HVAC用流体
配分系の構成部品はファンとダンパーである。ファンの
認識特性はファン出口における空気の圧力設定値(P
fsp )と流量設定値(Qfsp )およびファン制御信号
(Y′f )である。ダンパーの認識特性は、ダンパーの
オーソリティ(A)と流量の百分率(%フルフロー)、
及びダンパー制御信号(Y′d )である。
【0033】別の実施例において、小規模の配分系の場
合オーソリティ(A)はダンパーの入口における静圧
(Pi1)で置き換えることもできる。この場合、ダンパ
ーオーソリティ(A)は著しく変化しないからである。
【0034】また好ましい実施例において、コントロー
ラは、構成部品の認識特性と計算された系の変数とに基
づいてフィードフォワード制御信号を発生するフィード
フォワード手段、及び測定された系の変数に基づいてフ
ィードバック制御信号を発生するフィードバック手段を
含む。そしてコントローラは、フィードフォワード制御
信号とフィードバック制御信号の組合せに基づいて構成
部品を制御する。
【0035】本発明の基づく制御系は、流体配分系内で
図2に示すように実施される。上述したように、好まし
い実施例の流体配分系はHVAC系である。しかし当業
者にとって明らかなように、以下説明する制御系はいず
れの流体配分系に対しても、HVAC系の場合と同様の
質で有利に適用できる。
【0036】図2のブロック図は主に商業的な設備にお
ける使用を意図したHVAC系を示しているが、ラボ型
の設備にも容易に変更可能である。また、全ての流体流
量は毎分当りの立方フィート(cfm )を単位として測定
され、全ての圧力は水ゲージ(w.g.)のインチを単位と
して測定される。
【0037】図2の実施例は商業的な設備における空気
配分系に関するが、この装置をラボ型の設備でも有利に
実施可能なことは当業者にとって明らかであろう。商業
的な建物における目標がエネルギーコストを下げながら
熱的快適さを提供することにある一方、ラボ型建物の場
合には、安全という第3の目標が付け加えられる。
【0038】図2の説明を続けると、ソース構成部品2
03はファン203として実施されており、ローカル構
成部品221はダンパー221として実施される。同じ
く当業者にとって明らかなように、ソース構成部品20
3は選択される系に応じて任意の原動機(ポンプなど)
としても実施できる一方、ローカル構成部品221は任
意の制御可能な空気流量可変装置(蒸発気フード、供給
ボックス、一般的な排気ボックスなど)としても実施で
きる。
【0039】図2に示した実施例において、静圧センサ
209は任意に配置されるものではなく、ファン203
の出口に配置される。このように配置するのは、系の構
成がどうであるかに関係なく、ファン静圧Pf がソース
コントローラ236で同じように使われるようにするた
めである。言い替えれば、ファン静圧Pf は系の構成と
独立に特定の系と相互に関連付け可能である。
【0040】また図2の実施例に示してあるように、静
圧センサ209の設定値は、ダンパー221の開/閉に
ともなう主ダクト215内の圧力変化に順応するように
変化することが許容されている。
【0041】静圧センサ209の設定値(従ってファン
203の出口における静圧Pf と流量Qf )が変化する
のを許容することは、ファン203のエネルギー(馬
力)が静圧Pf と流量Qf の積に比例しているので重要
である。
【0042】つまり例えば、静圧Pf の50%節約はフ
ァン203の動作における50%のエネルギー節約につ
ながる。そして、ファン203の出口における静圧Pf
と流量Qf 及びダンパー221に関する静圧Pilと流量
ilとの間の新たな関係のため、ローカルコントローラ
224とソースコントローラ236間でのデータ交換が
必要である。
【0043】ソースコントローラ236とローカルコン
トローラ224との間でのデータ交換は、図2に示すよ
うにライン230−233を介して行われる。ライン2
30がダンパーの流量設定値Qi1spをローカルコントロ
ーラ224からソースコントローラ236へ転送する一
方、ライン231はダンパー221の入口で測定された
静圧Pi1と流量Qi1を転送する。
【0044】これらの転送される静圧Pi1と流量Q
i1は、ダンパー221の入口に各々配置された静圧セン
サ219と流量センサ218によってそれぞれ測定され
たものである。ライン231は系の流量対圧力損の関係
の認識を更新するため、周期的にデータを交換する。
【0045】当業者にとって明らかなように、図2に示
した位置における静圧Pf とPi1及び流量Qf とQi1
測定するには、多くのよく知られた方式が存在する。一
つの方式では、測定を手助けするように構成されたソレ
ノイドを利用する。ここで重要なのは、入口静圧Pi1
けを知って、ダンパー221前後間の圧力損を計算でき
るということで、この場合、1つのソレノイドだけが必
要となる。
【0046】商業的建物においては、差圧範囲が既知の
流量センサと適合するので、静圧を測定するのにソレノ
イドを用いて実施できる。しかしながらラボ用途の場合
には小範囲の差圧を測定する必要があるため、ソレノイ
ドの代わりに追加の静圧センサが必要となる。ラボ用途
においては、静圧の測定がダンパー221を制御するた
めでなく、ダンパー221の特徴付けのために行われる
ので、静圧センサで充分であろう。
【0047】単純化のため、1つのローカルコントロー
ラ224だけからの入力が図2に示してある。実用的な
実施に際しては、ソースコントローラ236が複数のネ
ットワーク化されたローカルコントローラ(図示せず)
から各々入力を受け取り、複数のローカルコントローラ
の各々が各々自身のローカル構成部品を制御する。
【0048】そして、ネットワーク化されたローカルコ
ントローラがソースコントローラ236に接続されてい
る。従って、ソースコントローラ236が特定の実施に
おけるローカルコントローラのすべてから入力を受け取
ったとき、ソースコントローラ236は系の流量対圧力
損の関係から、空気流量設定値Qfsp の要求をまず求
め、次いでファン圧力設定値Pfsp の要求を求める。
【0049】さらに図2には、ライン232と233を
介したソースコントローラ236からローカルコントロ
ーラ224へのデータ交換が示してある。ライン232
がソースコントローラ236によって求められたファン
203の圧力設定値Pfsp 要求を転送する一方、ライン
233はファン203の出口で測定された静圧Pf と流
量Qf を転送する。
【0050】ライン233はダンパー221の認識を更
新するため、周期的にデータを交換する。圧力設定値P
fsp 要求に基づいて、ローカルコントローラ224が静
圧Pi1を計算し、ダンパー221の静圧Pi1及び流量設
定値Qi1spが既知になると、ローカルコントローラ22
4が必要な制御信号227を発生し、制御信号227に
基づく制御下で、ダンパー221は必要な制御に応じて
開成あるいは閉成することとなる。
【0051】本発明に基づき図2のローカルコントロー
ラ224とソースコントローラ236で実施されるグロ
ーバル制御方式が、図3に示してある。図3に示すよう
に、コントローラ224と236は各々別個のプロセ
ス、つまり認識プロセス306と制御プロセス303に
分割される。認識プロセス306の制御プロセス303
からの分離により、制御プロセス303を連続的に実行
可能としながら、認識プロセス306はリアルタイムで
周期的且つ適応的に実行可能となる。このように2つの
プロセスを分離した結果、認識プロセス306をリアル
タイムで適応的に実行可能とすることにより、制御プロ
セス303の性能が犠牲にならないという利点が得られ
る。
【0052】認識プロセス306は、ダンパー221ま
たはファン203のいくつかの特性を認識する。これら
の認識特性はライン307を介して、制御プロセス30
3に出力される。制御プロセス303は、図3に示した
別の信号と共に認識特性を受け取り、本発明に基づきH
VAC系309のグローバル制御を行うように(ダンパ
ー221へはライン227を介して、またファン203
へはライン206を介して)制御信号を出力する。
【0053】好ましい実施例において、認識プロセス3
06はダンパー221またはファン203の特性を記憶
するのに探索テーブル(図示せず)を用いる。ダンパー
221の場合これらの特性は、ダンパー221が全開し
たときのダンパー221前後間の圧力降下対ブランチの
圧力降下の比(オーソリティA)、ダンパー221を通
過する最大流量に対して規格化されたダンパー221を
通過する流量の百分率(%フルフロー)、及びダンパー
制御信号(Y′d )である。前述したように、小規模な
系の場合、オーソリティAは入口静圧Pi1で置き換える
ことができる。ファン203の場合それらの特性は、圧
力設定値(Pfsp )、各ローカルコントローラからの流
量設定値(Qfsp )の和、及びファン制御信号
(Y′f )である。これらの認識された特性が、認識プ
ロセス306からライン307を介し認識特性として出
力される。ライン307を介して認識し出力するのに、
記憶された特性のうちどれを選択するかは、測定された
系変数の値及び認識プロセス306に入力される制御信
号とに依存する。
【0054】本発明に基づきローカル構成部品221を
制御するためローカルコントローラ224で実行される
制御プロセス303が、図4に示してある。図4に示す
ように、制御プロセス303で実行されるプロセスはフ
ィードフォワードプロセス403とフィードバックプロ
セス420に分けられる。
【0055】HVAC系用の従来技術のコントローラ
(例えば図1のコントローラ124)においては、フィ
ードバックプロセス420だけが実行されていた。そし
て従来技術のHVAC系では、フィードバックプロセス
420が当該分野でよく知られた方式である比例−積分
−微分(PID)制御ループとして動作する。このよう
に、測定された値(コントローラ124の例ではQil
だけが用いられていた。しかし、測定された系の変数Q
i1に固有なノイズのため、発生される制御信号の精度が
損なわれていた。
【0056】図4に示すように、フィードバックプロセ
ス420は入力として、計算されたQi1spとさらにライ
ン419を介してフィードフォワード制御信号(Y)と
を受け取る。これらの信号はフィードバックプロセス4
20により、制御信号227を高い精度で発生するのに
使われる。
【0057】フィードフォワードプロセス403の出力
は計算された信号であり、従ってこれらの信号はどんな
測定値にも依存しない。計算されたQi1spが理想的であ
ればそれは測定されたQi1と同等のはずであり、ノード
423から出力される誤差はゼロとなる。
【0058】ゼロ誤差が各ブロック426、429及び
432に入力した場合は、前回最後に使われた制御信号
が再びフィードバック制御信号436として出力され
る。そして、ライン419上のフィードフォワード制御
信号Yがライン436上のフィードバック制御信号と同
じと計算されると、ノード438からライン227上に
出力される制御信号は前回の反復時と同じになる。
【0059】測定された信号と比べ計算された信号が制
御の大部分を支配することになれば制御信号227の発
生に及ぼすノイズの影響が大幅に減少される。このよう
に本発明によれば、フィードフォワードプロセス403
はフィードバックプロセス420と協働して、より正確
な制御信号をライン227上に発生する。
【0060】ローカルコントローラ224で実行される
場合、フィードフォワードプロセス403の動作はまず
ライン232上のファン静圧設定値Pfsp を受け取るこ
とによって始まる。この受信は図4のブロック406で
行われる。
【0061】ファン静圧設定値Pfsp はブロック409
に送られ、そこでファンの出口と個々のローカルダンパ
ーとを接続しているiブランチのそれぞれについて、圧
力損Plossi が計算される。好ましい実施例において、
iブランチの各々毎の圧力損Plossi はリアルタイムで
適応的に求められる。ブランチ1の圧力損、つまりP
loss1 を計算するには、以下のステップに従う。
【0062】ブランチ1の圧力損Ploss1 の計算は、フ
ァン203の出口からダンパー221の入口までに相当
するブランチ1の第1区分に関する圧力損を計算するこ
とから始まる。圧力損Plossを計算するための一般式は
次式で与えられる: 但しPloss=圧力損、K=摩擦係数、及びQ=流量。
【0063】この例では簡単化のため、ブランチ1の圧
力損Ploss1 だけが計算される。図2を参照すれば、ブ
ランチ1を通るファン203からの空気流はもっと小さ
い経路に区分できる。図2に示した各圧力Pf 、P1
i1、Po1及びPx1は、それぞれ以下の位置に対応す
る: Pf =ファン203の出口での静圧、 P1 =ブランチ1への入口での静圧、 Pi1=ブランチ1内のダンパー221への入口での静
圧、 Po1=ブランチ1内のダンパー221の出口での静圧、 Px1=ブランチ1から供給を受けるローカル域への入口
での静圧。
【0064】ブランチ1を通るファン203からの空気
流のブランチ1での圧力損Ploss1はPf −Px1で与え
られ、次のように書ける: 但し
【0065】式(3)は、ファン203の出口からダン
パー221の入口までの圧力損を表している。式(3)
の定数Kf1、K1i1 が求まれば、ファン203の出口か
らブランチ1内のダンパー221の入口までの圧力損を
計算できる。
【0066】式(3)の摩擦係数Kf1とK1x1 を求める
には、第1区分うちの2つのサブ区分、つまりPf から
1 及びP1 からPi1を考慮する必要がある。Pf 、P
i1、Qf 及びQi1が測定されるとすれば、Kf1とK1x1
だけが未知量である。
【0067】Pf 、Pi1、Qf 及びQi1のn組の値を測
定し、これら各組の値を式(3)へn回代入することに
より、得られた式を簡単な回帰法で未知の摩擦係数Kf1
とK1x1 について解くことができる。
【0068】系を実際に運転するときには、もっと多く
の組のPf 、Pi1、Qf 及びQi1を集めて用い、Kf1
1x1 の値を絶えず更新し精密にすることができる。こ
のステップは追加の各ブランチ毎に繰り返されるが、K
f1は前回求められているので既知である。
【0069】次のステップは、ダンパー221への入口
からブランチ1から供給を受けるローカル域の入口まで
の第2区分における圧力損を計算することである。第2
区分での圧力損は次式を用いて求められる:
【0070】式(4)の第1項(摩擦係数としてCo を
有する)がダンパー221前後間の圧力損である一方、
式(4)の第2項(摩擦係数としてKo1x1を有する)
は、ダンパー221の出口からブランチ1から供給を受
けるローカル域の入口までの圧力損である。摩擦係数C
o は次のような一般的性質を有する: 但しm1 、m2 及びKo1x1は求めるべき定数である。
【0071】%オープンはダンパー221からのフィー
ドバック信号で、ダンパー221が全開のとき(dfo )
と比較したダンパー221の開度百分率を示すことによ
りダンパー221の位置を示している。式(5)を式
(4)に代入して、次式が得られる:
【0072】%オープンが得られるときは、ダンパー位
置をn回調整し(%オープンについて対応した異なる値
を与える)、Pi1とQi1がn回測定される。圧力Px1
水ゲージ(w.g.)当り 0.05 インチと推定される。
【0073】測定されたデータ及び対応する%オープン
値から、定数m1 、m2 及びKo1x1を簡単な回帰法で求
めることができ、そして式(6)を、第2区分での圧力
損を計算するのに使うことができる。この圧力損が第1
区分での圧力損に加えられ、ブランチ1の圧力損P
loss1 を与える。
【0074】式(6)は、%オープンが得られないとき
も使える。この場合の計算においては、ASHRAEか
ら入手可能なテーブルに基づいて得られるm1 とm2
値が式(6)に代入される。
【0075】そして、ダンパーを全開し(すなわち%オ
ープン=100)、Pi1とQi1がn回測定される。ダン
パーが全開の状態で、ファン203の速度を変調(n
回)してPi1とQi1が再び測定される。
【0076】m1 、m2 、Pi1及びQi1の値を式(6)
に代入し、式(6)を反復法で解いて定数Ko1x1の値を
求める。ここまでくれば同じく式(6)を用いて、第2
区分の圧力損を計算することができる。この圧力損が第
1区分の圧力損に加えられ、ブランチ1の圧力損P
loss1 を与える。
【0077】ここで重要なのは、圧力損Plossi を計算
する上記の方法が主ダクト215に接続されたi個の追
加ブランチに対して適用されることである。この場合、
ファン203と主ダクト215からのブランチ分岐口と
の間の距離が大きくなるにつれ、ダクト区分の数は増え
る。系で使われている各ダンパー毎に流量センサの摩擦
係数を求めるのに、上記の手順を順次使用し、ダクトの
各区分の「K」値を計算することができる。
【0078】ブランチ1の圧力損Ploss1 が計算された
後、フィードフォワードプロセス403はこの計算され
た圧力損Ploss1 を用い、ダンパー221の入口におけ
る入口静圧Pi1を計算する。この計算はブロック415
において、計算された圧力損Ploss1 をブロック406
への入力として受け取られた静圧設定値Pfsp から引く
ことによって行われる。
【0079】ブロック409及び415と並列に、フィ
ードフォワードプロセス403はブロック412で、コ
ントローラ内の温度制御ループ(図示せず)からダンパ
ーの流量設定値Qi1spを得る。
【0080】ブロック412からの流量設定値Qi1sp
フィードバックプロセス420に入力され、計算された
流量設定値Qi1spを表す。またブロック412からの流
量設定値Qi1spは、ブロック415で計算された入口静
圧Pi1と共にブロック418にも入力される。
【0081】ブロック418は入力として、ライン30
7から入力される認識特性も受け取る。認識特性は、図
3の認識プロセス306で求められたものである。図4
に示した実施例において、ライン307から入力される
認識特性はダンパー221に関するものである。
【0082】ブロック418は上記の認識特性(オーソ
リティA、%フルフロー及びY′dの記憶値)と共に、
流量設定値Qi1sp及び計算された入口静圧Pi1を用い、
ライン419に出力されるべきフィードフォワード制御
信号Yを発生する。
【0083】フィードフォワード制御信号Yを効率的に
計算するため、本発明の好ましい実施例では一般的回帰
神経ネットワーク(GRNN)が用いられる。GRNN
の議論については、一般的回帰神経ネットワーク、Dona
ld F. Specht、神経ネットワークに関するIEEE会
報、vol.2, no. 6、1991年11月を参照のこと。な
おこの参考文献は、参照によって特にここに包含される
ものとする。
【0084】与えられたA及び%フルフローの値に関す
るフィードフォワード制御信号Y419を発生するのに
GRNNを選んだのは、その単純さ、堅固さ、及び系の
認識における優れた能力によるもので、通常の神経ネッ
トワークと異なり、少数のデータセットについてほとん
どあるいはまったくトレーニングを必要とせず、過去の
経歴から系の特性を有効に捕らえられる。
【0085】GRNNは、確率密度関数を予測すること
によって前方経路の予測を行う、高度にパラレルな構造
を有するワンパス学習アルゴリズムである。多次元測定
スペースにおけるデータが疎らでも、このアルゴリズム
は1つの観測値から別の観測値への滑らかな遷移を与え
る。
【0086】またそのアルゴリズムの形態は、リニアリ
ティの仮定が成立しないどんな回帰問題にも用いること
ができる。(一例として)同時確率密度関数XとYが既
知であれば、条件付き確率密度関数と予測値を計算でき
る。この場合、同時確率密度関数は非パラメータ予測を
用いた例から予測される。
【0087】こうして得られた回帰式は、並列の神経ネ
ットワーク様の構造で実行可能である。データの構造は
過去のデータから直接決められ、その構造がフィードバ
ックせずに整えられ一般化される。またネットワーク
は、神経ネットワークの4層を通過する伝播時間によっ
て決まる短い時間の間に、任意の新しいXの値に関する
XとYの値を予測する。
【0088】GRNNは集積回路(図示せず)で実行す
るのが好ましく、そうれすればソフトウェアの開発プロ
セスを大幅に省ける。またこの実行により、現場設置時
におけるソフトウェアのコード化も省ける。好ましい実
施例において、GRNNはブロック418で実行され
る。
【0089】GRNNに関する基本式は次の通りであ
る: 但しE[y|X]=Xに関するyの条件付き平均、 f(X,y)=既知の同時連続確率密度関数、 y=スカラーのランダム変数、 x=ベクトルのランダム変数、 X=ランダム変数xの特定測定値。
【0090】確率予測は前記 Specht の文献に記載され
ているように、パーゼン・エスティメータ(parzen est
imator)に基づいている。確率予測は、各サンプル毎に
幅σのサンプル確率を割り当てるものと物理的に解釈さ
れる。確率予測fは、これらサンプル確率の和である。
同時確率予測fを条件付き平均に代入することによっ
て、X(Y(X))に関するyの所望の条件付き平均が与え
られる: 但しY(X)=Xの関数であるフィードフォワード制御
信号Y、 Di2=(X−Xi T (X−Xi )、 X =Aと%フルフローの所望(フォワード)値、 Xi =Aと%フルフローの記憶(過去)値、 Y′=制御信号Yの記憶(過去)値Y′d 、 σ =同一確率に関する幅。
【0091】ブロック418においては、オーソリティ
Aの所望値がまず求められる。オーソリティAは一般
に、次のように表せる: 但し dfoは、ダンパー221が全開していることを意味
する。
【0092】式(4)から、ダンパー221前後間の圧
力損は(摩擦係数としてCo を有する)第1項によって
与えられる。従って、ダンパー221が全開していると
きのダンパー221前後間の圧力損(Pi1−Po1)|
dfo は、次式を用いて計算できる: 但しQ2 dmaxはダンパー221を通じた最大許容流量で
ある。
【0093】Qdmaxは全流量でのPi1を測定し、%オー
プン=100とm1 、m2 およびKo1x1の求めた値に関
する式(6)を用いることによって求めることができ
る。定数Co %オープン=100 は、%オープン値が得られる
ときは上述したように求められ、あるいは%オープン値
が得られないときは、最大の制御信号をダンパー221
へ送り、最大流量が達せられるかどうかを確かめること
によって分かる。
【0094】ダンパー221が全開しているときの経路
の圧力損(Pf −Px1)|dfo は、全流量におけるダン
パーの圧力損が分かっていれば、一般に式(1)と
(3)で表される流量対圧力損の関係を用いて、次式で
計算できる:
【0095】ここまでくれば、式(10)と式(11)
を用いてオーソリティAを解くことができる。%フルフ
ローの所望値も、次式を用いて計算できる:
【0096】最大流量Qdmaxは上記から既知である。流
量設定値Qi1spは、ブロック412からブロック418
に与えられる。オーソリティAと%フルフローの所望値
を求めた後、GRNNを用いて、フィードフォアワード
制御信号Y(X)を予測することができる。
【0097】オーソリティA、%フルフロー及びY′d
の記憶値が、ライン307を介し認識特性としてブロッ
ク418により受け取られる。これらすべての値を式
(8)に代入してフィードフォアワード制御信号Y
(X)を発生させることができ、発生された制御信号は
ライン419を介してブロック418から出力される。
【0098】図5は、本発明に基づきソース構成部品を
制御するソースコントローラ236で実行される図3の
制御プロセス303を、ブロック図として概略的に示し
ている。フィードバックプロセス520の機能は図4の
フィードバックプロセス420と実質上同じなので、フ
ィードバックプロセス520とフィードバックプロセス
420とにおいて同じ参照番号は同じ動作を示す。
【0099】フィードフォワードプロセス503はブロ
ック506から始まり、そこで流量設定値Qi1sp230
がHVAC系309に設けられた各ローカルコントロー
ラから受け取られる。前記と同じく、図2は1つのブラ
ンチ(ブランチ1)しか示していないが、フィードフォ
ワードプロセス503はHVAC系309内に設けられ
たどのブランチにもすべて適用される。
【0100】図5の説明を続ければ、ローカルコントロ
ーラ224から受け取られた流量設定値Qi1spはブロッ
ク509に送られ、そこで各ブランチ毎に圧力損P
lossi が計算される(上記の例ではブランチ1に関する
loss1 だけが計算される)。
【0101】ブロック509における計算では、ブロッ
ク409に関連して前述したようにライン231を介し
て受け取ったダンパー221の静圧Pi1と流量Qi1を用
いて圧力損Ploss1 を計算する。ブランチ圧力損P
loss1 が(その他すべてのブランチに関する圧力損P
lossi と共に)計算されると、計算された各圧力損の値
がブロック515に入力され、そこでファン静圧Pfsp
が計算される。
【0102】ファン静圧Pfsp は、各ブランチ毎に受け
取られたすべての圧力損Plossi 中の最大圧力損とダン
パーによって生じるすべての圧力損Plossdi中の最大圧
力損との和に等しい。ダンパーによって生じる圧力損P
lossdiは、式(4)に示したように、第2区分による圧
力損の一部である。
【0103】ここで重要なのは、最大の圧力損Plossdi
を与えるダンパーは最大の圧力損Plossi を有するブラ
ンチに付属していなくてもよいということである。一例
として、ブランチ2(図示せず)が最大の圧力損(この
場合Ploss2 )を与える一方、ブランチ1のダンパー2
21が最大の圧力損(この場合Plossd1)を与えてもよ
い。これら2つの圧力損が加えられて、ファン設定値P
fsp となる。計算後、ファン設定値Pfsp はフィードバ
ックプロセス520に入力され、計算されたファン設定
値Pfsp を表す。
【0104】ブロック509及び515と並列に、ファ
ン流量設定値Qfsp がブロック512で、ブロック50
6から受け取られたすべての流量設定値Qisp を加算す
ることによって計算される。
【0105】ブロック512からのファン流量設定値Q
fsp は、ブロック515からのファン静圧Pfsp と一緒
にブロック518に入力される。またブロック518に
は、ライン307を介してファン203の認識特性も入
力される。好ましい実施例において、ファン203の認
識特性はファン203の出口における空気の圧力設定値
(Pfsp )と流量設定値(Qfsp )およびファン制御信
号(Y′f )の記憶値である。
【0106】ブロック518はファン203の出口にお
ける空気の圧力設定値(Pfsp )と流量設定値
(Qfsp )及びファン制御信号(Y′f )の記憶値と共
に、ブロック512からの計算されたファン流量設定値
fsp とブロック515からの計算されたファン静圧P
fsp とを用いて、ファン流量設定値Qfsp とファン静圧
設定値Pfsp について必要なフィードフォワード制御信
号519を発生する。
【0107】この場合にも、前記したGRNNモデルの
式(8)が用いられるが、式(8)中の変数は次の通り
である: Y(X)=Xの関数であるフィードフォワード制御信号
Y、 Di2=(X−Xi T (X−Xi )、 X =Pfsp とQfsp の所望(フォワード)値、 Xi =Pfsp とQfsp の記憶(過去)値、 Y′=制御信号Yの記憶(過去)値Y′f 、 σ =同一確率に関する幅。 これら全ての値を式(8)に代入してフィードフォアワ
ード制御信号Yが発生され、その制御信号はライン51
9を介してブロック518から出力される。
【0108】好ましい実施例において、ローカルコント
ローラ224は、 Landis & GryPowers製のシステム6
00コントローラファミリに属する改造ターミナル・エ
クイップメント・コントローラ(TEC)である。
【0109】システム600コントローラファミリのT
ECは市販されており、幅広く文書化されている。シス
テム600コントローラファミリのTECに関するユー
ザ・レファレンス・マニュアル、パーツNo.125-1940
が、参照によって特にここに包含されるものとする。
【0110】また好ましい実施例において、ソースコン
トローラ236はシステム600コントローラファミリ
に属する改造モジュラー・ビルディング・コントローラ
(MBC)である。システム600コントローラファミ
リのMBCは市販されており、幅広く文書化されてい
る。システム600コントローラファミリのMBCに関
するユーザ・レファレンス・マニュアル、パーツNo.125
-1992 が、参照によって特にここに包含されるものとす
る。
【0111】システム600コントローラファミリのT
EC及びMBCを実施するのに必要な改造は、上述した
認識プロセス306、フィードフォワードプロセス40
3または503、及びローカルコントローラ224とソ
ースコントローラ236の間でのデータ交換を追加する
ことである。
【0112】以上本発明の各種実施例を図示し説明した
が、その他さまざまな代替物、代用物及び等価物も使用
可能なことが理解されるべきである。例えば、計算され
た変数と測定された変数との間に適切な相関関係が存在
する一代替実施例では、フィードバックプロセス420
と520を完全に省いてもよい。この実施例において
は、所望の構成部品を制御するための制御信号を発生す
るのに、制御プロセス303とフィードフォワードプロ
セス403または503だけが必要である。
【0113】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に関わる制御
方法において、コントローラは暖房、換気及び空調(H
VAC)用配分系における原動機(ソース構成部品)を
制御する。コントローラは、まず系全体の各ブランチの
圧力損を求めることによって、ソース構成部品の静圧設
定値を求める。次にコントローラは、系の各ブランチ内
に配置されたローカル構成部品によって生じる圧力損を
求める。ブランチ圧力損の最大値と構成部品圧力損の最
大値とを加算して、ソース構成部品の静圧設定値が得ら
れる。本発明は系の構成から独立した原動機の改良制御
を提供するもので、エネルギー消費およびコストを生じ
ることなく、原動機を効率的に制御することを可能とし
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】HVAC系で実施されている従来技術の制御系
を概略的に示すブロック図。
【図2】本発明による制御下にあるHVAC系を示すブ
ロック図。
【図3】本発明に基づき図2のローカルコントローラ及
びソースコントローラで実施されるグローバル制御方式
を示す概略図。
【図4】本発明に基づきローカル構成部品を制御するた
めローカルコントローラで実施される図3の制御プロセ
スを概略的に示すブロック図。
【図5】本発明に基づきソース構成部品を制御するため
ソースコントローラで実施される図3の制御プロセスを
概略的に示すブロック図。
【符号の説明】
203…原動機(ソース構成部品、ファン)、 221…ローカル構成部品(ダンパー)、 224…ローカル(ダンパー)コントローラ、 230…流量設定値、 236…ソース(ファン)コントローラ、 303…制御プロセス、 306…認識プロセス、 309…HVAC系、 403、503…フィードフォワードプロセス、 420、520…フィードバックプロセス。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房、換気及び空調(HVAC)用配分
    系における原動機を制御する方法で、HVAC用配分系
    が圧力損を発生する構成部品を有し、これら構成部品が
    HVAC用配分系の各ブランチ内に配置されているもの
    において、 HVAC用配分系内の対応した複数のブランチに関する
    第1の複数の圧力損を求めるステップ、 HVAC用配分系の複数のブランチ内に配置された対応
    する複数の構成部品に関する第2の複数の圧力損を求め
    るステップ、及び前記第1の複数の圧力損と前記第2の
    複数の圧力損との間の関係に基づき前記原動機を制御す
    るステップ、を備えて成る制御方法。
  2. 【請求項2】 前記構成部品がダンパー、蒸発気フー
    ド、供給ボックス、あるいは一般的排気ボックスの群の
    中の一つからなる請求項1記載の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記原動機がファンあるいはポンプの群
    の中の一つからなる請求項1記載の制御方法。
  4. 【請求項4】 対応した複数のブランチに関する第1の
    複数の圧力損を求める前記ステップがさらに、各ブラン
    チ毎に、 前記ブランチの第1区分で、前記原動機の出口から前記
    特定のブランチ内に配置された前記構成部品の入口に至
    る第1区分に関する圧力損を求めるステップ、 前記ブランチの第2区分で、前記特定のブランチ内に配
    置された前記構成部品の入口から前記特定のブランチか
    ら供給を受けるローカル域の入力に至る第2区分に関す
    る圧力損を求めるステップ、及び前記第1及び第2区分
    に関する各圧力損を加算し、前記特定のブランチに関す
    る前記圧力損を得るステップ、を備えている請求項1記
    載の制御方法。
  5. 【請求項5】 対応した複数のブランチに関する第1の
    複数の圧力損を求める前記ステップがさらに、各ブラン
    チ毎に特定のブランチ内に配置された構成部品に関する
    流量設定値を用いて圧力損を求めるステップを備えてい
    る請求項1記載の制御方法。
  6. 【請求項6】 各ブランチ毎に特定のブランチ内に配置
    された構成部品に関する流量設定値を用いて圧力損を求
    めるステップがさらに、特定のブランチ内に配置された
    構成部品を制御するコントローラから流量設定値を受け
    取るステップを備えている請求項5記載の制御方法。
  7. 【請求項7】 原動機を制御する前記ステップがさら
    に、原動機に関する設定値要求を設定するステップを備
    えている請求項1記載の制御方法。
  8. 【請求項8】 原動機に関する設定値要求を設定する前
    記ステップがさらに、原動機の出口での静圧に関する静
    圧設定値要求を設定するステップを備えている請求項7
    記載の制御方法。
  9. 【請求項9】 静圧設定値要求を設定する前記ステップ
    がさらに、第1の複数の圧力損中の最大圧力損と第2の
    複数の圧力損中の最大圧力損との和に基づいて静圧設定
    値要求を設定するステップを備えている請求項8記載の
    制御方法。
JP7337397A 1995-01-06 1995-12-25 暖房、換気及び空調用配分系における原動機の制御方法 Pending JPH08254349A (ja)

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US08/369,342 US5540619A (en) 1995-01-06 1995-01-06 Control of prime mover in HVAC distribution system
US08/369342 1995-01-06

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DE (1) DE69518499T2 (ja)

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