JPH08254283A - バルブ - Google Patents
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- JPH08254283A JPH08254283A JP5945995A JP5945995A JPH08254283A JP H08254283 A JPH08254283 A JP H08254283A JP 5945995 A JP5945995 A JP 5945995A JP 5945995 A JP5945995 A JP 5945995A JP H08254283 A JPH08254283 A JP H08254283A
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Landscapes
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異物によるシートリークなどを防止できるバ
ルブを提供する。 【構成】 バルブ本体1の流入路1aの端部の内周に形
成した段部にフィルタ部材12を係止し、プラグ13を
流入路1aの内周に圧入して、フィルタ部材12を固定
する。
ルブを提供する。 【構成】 バルブ本体1の流入路1aの端部の内周に形
成した段部にフィルタ部材12を係止し、プラグ13を
流入路1aの内周に圧入して、フィルタ部材12を固定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、バルブに関し、特に半導
体製造などにおいて高純度の流路系に使用される、流体
制御を目的としたバルブに関するものである。
体製造などにおいて高純度の流路系に使用される、流体
制御を目的としたバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶等の製造分野においては、
高純度ガスを用いたガス配管系が使用されている。この
種の配管系では、圧縮空気などにより動作して配管系の
所定の部位におけるガスの開閉をするガス圧作動弁(例
えばダイヤフラム弁)、配管系における流体の逆流を防
止するための逆止弁のような各種のバルブが使用されて
いる。
高純度ガスを用いたガス配管系が使用されている。この
種の配管系では、圧縮空気などにより動作して配管系の
所定の部位におけるガスの開閉をするガス圧作動弁(例
えばダイヤフラム弁)、配管系における流体の逆流を防
止するための逆止弁のような各種のバルブが使用されて
いる。
【0003】ところで、例えば半導体製造工場において
は、上記のガス配管系に接続されたガスボンベが空にな
った場合、あるいはガス配管系を構成するバルブに不良
が発生した場合などには、ガスボンベを交換したり、あ
るいは不良となったバルブを交換することが必要とな
る。そして、このような交換の際には、ガスボンベの口
金やバルブの接続継ぎ手のねじ部をガス配管系の対応す
るねじ部にナット等により捩じ込み、締め付ける作業が
行われる。この際、例えば、ねじ部の表面にこの面にお
ける流体の潤滑を良くするために設けられた銀メッキが
剥がれ、あるいはねじ部材の材料であるステンレス鋼の
切粉が発生し、これら銀メッキ粉やステンレス切粉など
の異物がバルブの弁座などに噛み込まれる結果、例えば
ダイヤフラム弁における弁締切り機能を著しく劣化させ
てしまう。
は、上記のガス配管系に接続されたガスボンベが空にな
った場合、あるいはガス配管系を構成するバルブに不良
が発生した場合などには、ガスボンベを交換したり、あ
るいは不良となったバルブを交換することが必要とな
る。そして、このような交換の際には、ガスボンベの口
金やバルブの接続継ぎ手のねじ部をガス配管系の対応す
るねじ部にナット等により捩じ込み、締め付ける作業が
行われる。この際、例えば、ねじ部の表面にこの面にお
ける流体の潤滑を良くするために設けられた銀メッキが
剥がれ、あるいはねじ部材の材料であるステンレス鋼の
切粉が発生し、これら銀メッキ粉やステンレス切粉など
の異物がバルブの弁座などに噛み込まれる結果、例えば
ダイヤフラム弁における弁締切り機能を著しく劣化させ
てしまう。
【0004】このため、従来は、バルブの流れ方向上流
側に種々のフィルタ部材を装着することで、バルブの弁
締切り性能を維持したり、あるいはバルブの弁座を異物
から保護する構成が採られている。具体的には、バルブ
の手前に別体のラインフィルタを取り付けたり、あるい
はバルブの接続継ぎ手及びこれに接続される他の接続継
ぎ手との間にガスケット一体型のフィルタ部材を締め付
けて設ける構成が用いられている。
側に種々のフィルタ部材を装着することで、バルブの弁
締切り性能を維持したり、あるいはバルブの弁座を異物
から保護する構成が採られている。具体的には、バルブ
の手前に別体のラインフィルタを取り付けたり、あるい
はバルブの接続継ぎ手及びこれに接続される他の接続継
ぎ手との間にガスケット一体型のフィルタ部材を締め付
けて設ける構成が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ラインフィルタを設ける構成の場合、ラインフィルタ自
体が高価であるため、コストが上昇してしまう。また、
上記のような高純度ガスを用いたガス配管系では流体の
接触面からの有害な材料ガスの発生が問題となるが、ラ
インフィルタにおける流体の接触面積が大きいことか
ら、この種の有害ガスの放出量が多くなってしまう。更
に、ラインフィルタ自体が嵩ばるために設置のためのス
ペースが必要となるなどの問題がある。
ラインフィルタを設ける構成の場合、ラインフィルタ自
体が高価であるため、コストが上昇してしまう。また、
上記のような高純度ガスを用いたガス配管系では流体の
接触面からの有害な材料ガスの発生が問題となるが、ラ
インフィルタにおける流体の接触面積が大きいことか
ら、この種の有害ガスの放出量が多くなってしまう。更
に、ラインフィルタ自体が嵩ばるために設置のためのス
ペースが必要となるなどの問題がある。
【0006】また、ガスケット一体型のフィルタ部材を
用いた場合には、2つの接続継ぎ手部分の間に装着する
構成であることから、装着し忘れが起き易い。また、締
め付けによるフィルタ部材の変形が起き易く、この変形
によって外部リークが発生する虞れがある。
用いた場合には、2つの接続継ぎ手部分の間に装着する
構成であることから、装着し忘れが起き易い。また、締
め付けによるフィルタ部材の変形が起き易く、この変形
によって外部リークが発生する虞れがある。
【0007】本発明は、上記のような問題のない、すな
わち異物によるシートリークなどを防止して弁締切性能
などの所望の性能を維持が可能であるバルブを提供する
ことを目的とする。
わち異物によるシートリークなどを防止して弁締切性能
などの所望の性能を維持が可能であるバルブを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバルブは、流体
の流入路と流出路とを有する本体と、上記流入路の周囲
に配された弁座と、上記弁座の上に配置されて上記流入
路と上記流出路の間の開閉を行うダイヤフラムとを備え
たバルブにおいて、上記流入路の内側にフィルタ部材を
固設したことを特徴とする。
の流入路と流出路とを有する本体と、上記流入路の周囲
に配された弁座と、上記弁座の上に配置されて上記流入
路と上記流出路の間の開閉を行うダイヤフラムとを備え
たバルブにおいて、上記流入路の内側にフィルタ部材を
固設したことを特徴とする。
【0009】また、本発明のバルブは、流体の流入路と
流出路とを有する本体と、上記流入路に連通した第1の
通路と上記流出路に連通した第2の通路を有する弁座構
成部材と、上記弁座構成部材の上に配置されて上記第1
の通路と上記第2の通路との開閉を行うダイヤフラムと
を備えたバルブにおいて、上記第1の通路または第2の
通路にフィルタ部材を設けたことを特徴とする。ここ
で、フィルタ部材は、好ましくは、第1または第2の通
路を形成する孔内に収納される。また、弁座構成部材
は、例えば実施例においては、弁座およびこれを固定す
る弁座ホルダから構成される。
流出路とを有する本体と、上記流入路に連通した第1の
通路と上記流出路に連通した第2の通路を有する弁座構
成部材と、上記弁座構成部材の上に配置されて上記第1
の通路と上記第2の通路との開閉を行うダイヤフラムと
を備えたバルブにおいて、上記第1の通路または第2の
通路にフィルタ部材を設けたことを特徴とする。ここ
で、フィルタ部材は、好ましくは、第1または第2の通
路を形成する孔内に収納される。また、弁座構成部材
は、例えば実施例においては、弁座およびこれを固定す
る弁座ホルダから構成される。
【0010】また、本発明のバルブは、流体の流入路と
流出路とを有する本体と、上記流入路と上記流出路との
間に配置されて上記流出路から上記流入路への流体の移
動を阻止する逆止部材とを備えたバルブにおいて、上記
流入路の内側にフィルタ部材を設けたことを特徴とす
る。
流出路とを有する本体と、上記流入路と上記流出路との
間に配置されて上記流出路から上記流入路への流体の移
動を阻止する逆止部材とを備えたバルブにおいて、上記
流入路の内側にフィルタ部材を設けたことを特徴とす
る。
【0011】本発明において、フィルタ部材は、例え
ば、弁締切り性能に影響を与える100μmオーダーの
異物を補足可能なディプス型フィルタを用いることがで
きる。これにより、フィルタ部材によって大部分の異物
を補足できる。また、このようなディプス型フィルタ
は、高圧(例えば19.6MPa(200kg/cm2
G)以上)にも耐えることができる。
ば、弁締切り性能に影響を与える100μmオーダーの
異物を補足可能なディプス型フィルタを用いることがで
きる。これにより、フィルタ部材によって大部分の異物
を補足できる。また、このようなディプス型フィルタ
は、高圧(例えば19.6MPa(200kg/cm2
G)以上)にも耐えることができる。
【0012】フィルタ部材の材料には、例えば、腐食性
流体に対する耐蝕性がある、SUS316Lなどの低炭
素鋼ステンレス合金が用いられる。その他、ニッケル合
金などの金属あるいはセラミックス材料などの無機材料
も用いることができる。
流体に対する耐蝕性がある、SUS316Lなどの低炭
素鋼ステンレス合金が用いられる。その他、ニッケル合
金などの金属あるいはセラミックス材料などの無機材料
も用いることができる。
【0013】
【作用】本発明にバルブでは、バルブ内部の流入路等に
設けられたフィルタ部材により、種々の異物が捕獲され
てバルブの弁座等に異物が噛み込むことがなくなり、こ
の種の異物による弁締切り性能などのバルブの性能の劣
化が防止できる。
設けられたフィルタ部材により、種々の異物が捕獲され
てバルブの弁座等に異物が噛み込むことがなくなり、こ
の種の異物による弁締切り性能などのバルブの性能の劣
化が防止できる。
【0014】
(実施例1)本発明をダイヤフラム弁に適用した実施例
を説明する。このダイヤフラム弁は、図1のように、流
体の流入路1aと流出路1bを有するバルブ本体1、バ
ルブ本体1の内側に嵌合された中空円筒のボンネット
2、ボンネット2の中央部に設けられたシャフト3、シ
ャフト3の上部に固定されたハンドル4、ボンネット2
の底部に位置するアクチュエータボタンホルダ5、アク
チュエータボタンホルダ5の中央の通孔内に収納された
ボールプレート6とアクチュエータボタン7、シャフト
3とアクチュエータボタンホルダ5との間に介装された
ボール8、流入路1aと流出路1bの上部において弁座
ホルダ9により取り付けられた円筒状の弁座10、弁座
10の上部とアクチュエータボタンホルダ5との間に配
置されたダイヤフラム11などから構成される。なお、
バルブ本体1や弁座ホルダ9はステンレススチール、弁
座10はポリベンズイミダゾール樹脂、ダイヤフラム1
1はニッケル合金等で、それぞれ構成される。
を説明する。このダイヤフラム弁は、図1のように、流
体の流入路1aと流出路1bを有するバルブ本体1、バ
ルブ本体1の内側に嵌合された中空円筒のボンネット
2、ボンネット2の中央部に設けられたシャフト3、シ
ャフト3の上部に固定されたハンドル4、ボンネット2
の底部に位置するアクチュエータボタンホルダ5、アク
チュエータボタンホルダ5の中央の通孔内に収納された
ボールプレート6とアクチュエータボタン7、シャフト
3とアクチュエータボタンホルダ5との間に介装された
ボール8、流入路1aと流出路1bの上部において弁座
ホルダ9により取り付けられた円筒状の弁座10、弁座
10の上部とアクチュエータボタンホルダ5との間に配
置されたダイヤフラム11などから構成される。なお、
バルブ本体1や弁座ホルダ9はステンレススチール、弁
座10はポリベンズイミダゾール樹脂、ダイヤフラム1
1はニッケル合金等で、それぞれ構成される。
【0015】ダイヤフラム11は、流入路1aと流出路
1bの間を開閉する弁体として機能し、アクチュエータ
ボタンホルダ5の外周部下面と弁座ホルダ9の外周部上
面との間で挟持される(図3、4を参照)。そして、ハ
ンドル4の操作によってダイヤフラム11の中央部が弁
座10に接触あるいは離間することで、流入路1aと流
出路1bとの間の通路が開閉される。
1bの間を開閉する弁体として機能し、アクチュエータ
ボタンホルダ5の外周部下面と弁座ホルダ9の外周部上
面との間で挟持される(図3、4を参照)。そして、ハ
ンドル4の操作によってダイヤフラム11の中央部が弁
座10に接触あるいは離間することで、流入路1aと流
出路1bとの間の通路が開閉される。
【0016】また、バルブ本体1の流入路1aの端部の
内側には、フィルタ部材12が固設されている。フィル
タ部材12は、円盤状のディプス型フィルタから構成さ
れる。このディプス型フィルタは多数のステンレス線材
(SUS316L)を密着状態で固めて作られた、例え
ば平均空孔径が20μmで、粒子径が10ミクロン以上
の粒子を95%以上除去することができる性能のもので
ある。
内側には、フィルタ部材12が固設されている。フィル
タ部材12は、円盤状のディプス型フィルタから構成さ
れる。このディプス型フィルタは多数のステンレス線材
(SUS316L)を密着状態で固めて作られた、例え
ば平均空孔径が20μmで、粒子径が10ミクロン以上
の粒子を95%以上除去することができる性能のもので
ある。
【0017】図示した実施例においては、このフィルタ
部材12を流入路1aの内周に形成した段部に係止した
後、ステンレス製のプラグ13を流入路1aの内周に圧
入することで、フィルタ部材12を固定する構造として
いる。ここで、フィルタ部材12とプラグ13とを予め
一体に固着し、この一体品を同様に圧入する構造でも良
い。また、圧入による固定の他、外周にねじ溝を形成し
たプラグ13を流入路1aの内周に形成したねじ溝に螺
合させることで、フィルタ部材12を固定しても良い。
部材12を流入路1aの内周に形成した段部に係止した
後、ステンレス製のプラグ13を流入路1aの内周に圧
入することで、フィルタ部材12を固定する構造として
いる。ここで、フィルタ部材12とプラグ13とを予め
一体に固着し、この一体品を同様に圧入する構造でも良
い。また、圧入による固定の他、外周にねじ溝を形成し
たプラグ13を流入路1aの内周に形成したねじ溝に螺
合させることで、フィルタ部材12を固定しても良い。
【0018】この実施例のダイヤフラム弁では、上記の
ようにバルブ本体1の流入路1aに設けたフィルタ部材
12により、流入路1aから流入した異物が捕獲され
る。このため、この種の異物によるダイヤフラム11の
損傷などが防止できる。
ようにバルブ本体1の流入路1aに設けたフィルタ部材
12により、流入路1aから流入した異物が捕獲され
る。このため、この種の異物によるダイヤフラム11の
損傷などが防止できる。
【0019】(実施例2)図2に、他の実施例のダイヤ
フラム弁を示した。このダイヤフラム弁の内部構造は、
図1のダイヤフラムと同じであるので、図示および説明
は省略する。
フラム弁を示した。このダイヤフラム弁の内部構造は、
図1のダイヤフラムと同じであるので、図示および説明
は省略する。
【0020】この図2のダイヤフラムでは、バルブ本体
1の流入路1aと流出路1bには、半導体や液晶などの
製造装置におけるガス配管系のパイプ14、15がそれ
ぞれ溶接により接続されている。そして、パイプ14側
の溶接部には、上記と同様なフィルタ部材12が固設さ
れている。つまり、フィルタ部材12を流入路1aの内
周に形成した段部に係止し、また端部を細外径に加工し
たパイプ14を流入路1aの内周に嵌合した後、パイプ
14と流入路1bの外周との接続部分(図2においてA
の部分)を溶接している。
1の流入路1aと流出路1bには、半導体や液晶などの
製造装置におけるガス配管系のパイプ14、15がそれ
ぞれ溶接により接続されている。そして、パイプ14側
の溶接部には、上記と同様なフィルタ部材12が固設さ
れている。つまり、フィルタ部材12を流入路1aの内
周に形成した段部に係止し、また端部を細外径に加工し
たパイプ14を流入路1aの内周に嵌合した後、パイプ
14と流入路1bの外周との接続部分(図2においてA
の部分)を溶接している。
【0021】(実施例3)図3に、他の実施例のダイヤ
フラム弁の要部を示した。このダイヤフラム弁の内部構
造は、基本的には、図1のダイヤフラム弁と同じであ
る。但し、図3のダイヤフラム弁の場合には、弁座10
の流入路1a側にフィルタ部材12を固設している点が
相違する。
フラム弁の要部を示した。このダイヤフラム弁の内部構
造は、基本的には、図1のダイヤフラム弁と同じであ
る。但し、図3のダイヤフラム弁の場合には、弁座10
の流入路1a側にフィルタ部材12を固設している点が
相違する。
【0022】すなわち、弁座10は、中央に流入路1a
からの流体が導入される孔10bが形成されており、ま
た、この孔10bの流入路1a側にはフィルタ部材12
の外形に対応した切り欠き10aが形成されている。こ
の切り欠き10aとバルブ本体1の流入路1a側の壁部
との間にフィルタ部材12が嵌着される。
からの流体が導入される孔10bが形成されており、ま
た、この孔10bの流入路1a側にはフィルタ部材12
の外形に対応した切り欠き10aが形成されている。こ
の切り欠き10aとバルブ本体1の流入路1a側の壁部
との間にフィルタ部材12が嵌着される。
【0023】このような構成の図3のダイヤフラム弁で
は、流入路1aから内部に流入した異物は、弁座10に
固設されたフィルタ部材12により捕獲されてダイヤフ
ラム11の損傷などが防止できる。
は、流入路1aから内部に流入した異物は、弁座10に
固設されたフィルタ部材12により捕獲されてダイヤフ
ラム11の損傷などが防止できる。
【0024】(実施例4)図4の実施例のダイヤフラム
弁では、フィルタ部材12は弁座10ではなくて弁座ホ
ルダ9側に固設されている。ここで、弁座ホルダ9は、
図5に示したように、中央に弁座10が嵌合される孔9
bが形成された円盤状のものであり、また、外周にはバ
ルブ本体1の流出路10bに連通した3つの孔9aが形
成されている。そして、これら3つの孔9aにはフィル
タ部材12がそれぞれ嵌着されている。
弁では、フィルタ部材12は弁座10ではなくて弁座ホ
ルダ9側に固設されている。ここで、弁座ホルダ9は、
図5に示したように、中央に弁座10が嵌合される孔9
bが形成された円盤状のものであり、また、外周にはバ
ルブ本体1の流出路10bに連通した3つの孔9aが形
成されている。そして、これら3つの孔9aにはフィル
タ部材12がそれぞれ嵌着されている。
【0025】この図4のダイヤフラム弁では、流入路1
aから内部に流入した異物は、弁座ホルダ9の各フィル
タ部材12によりそれぞれ捕獲されてダイヤフラム11
の損傷などが防止できる。
aから内部に流入した異物は、弁座ホルダ9の各フィル
タ部材12によりそれぞれ捕獲されてダイヤフラム11
の損傷などが防止できる。
【0026】(実施例5)次に、本発明を逆止弁に適用
した実施例を説明する。この逆止弁は、図6のように、
流体の流入路21aを有する流入側本体部21、流出路
22aを有する流出側本体部22、これら流入側本体2
1と流出側本体22とを接続する外側本体部23、これ
らの内部に設けられたポペット24、ポペット24を流
入側本体部21側に押圧するスプリング25、並びにO
リング26と27、などから構成される。ここで、ポペ
ット24は、上記のようにスプリング25により流入側
本体部21側に押圧されている。また、ポペット24の
流入側本体部21側は壁24aとなっている。
した実施例を説明する。この逆止弁は、図6のように、
流体の流入路21aを有する流入側本体部21、流出路
22aを有する流出側本体部22、これら流入側本体2
1と流出側本体22とを接続する外側本体部23、これ
らの内部に設けられたポペット24、ポペット24を流
入側本体部21側に押圧するスプリング25、並びにO
リング26と27、などから構成される。ここで、ポペ
ット24は、上記のようにスプリング25により流入側
本体部21側に押圧されている。また、ポペット24の
流入側本体部21側は壁24aとなっている。
【0027】この逆止弁では、流入路21aから入った
流体の圧力によりポペット24が図6において左側に押
されて移動し、これにより、流入路21aから流出路2
1bへの通路ができる結果、流入路21aから流出路2
2aへの流体の移動が行える。一方、スプリング25の
押圧によりポペット24の壁24aが流入側本体部21
の右側の端部に押し付けられているため、流出路22a
側から流入路21a側への流体の移動は阻止される。
流体の圧力によりポペット24が図6において左側に押
されて移動し、これにより、流入路21aから流出路2
1bへの通路ができる結果、流入路21aから流出路2
2aへの流体の移動が行える。一方、スプリング25の
押圧によりポペット24の壁24aが流入側本体部21
の右側の端部に押し付けられているため、流出路22a
側から流入路21a側への流体の移動は阻止される。
【0028】そして、実施例の逆止弁では、流入側本体
部21の流入路21aの端部の内側には、フィルタ部材
12が固設されている。図示した例では、フィルタ部材
12は流入路21aの内周に形成した段部に係止し、ま
たプラグ13の圧入によりフィルタ部材12を固定する
構造であるが、実施例1で説明したのと同様に、その他
の手段によりフィルタ部材12を固設しても良い。
部21の流入路21aの端部の内側には、フィルタ部材
12が固設されている。図示した例では、フィルタ部材
12は流入路21aの内周に形成した段部に係止し、ま
たプラグ13の圧入によりフィルタ部材12を固定する
構造であるが、実施例1で説明したのと同様に、その他
の手段によりフィルタ部材12を固設しても良い。
【0029】この実施例の逆止弁では、流入路21aに
設けたフィルタ部材12により、流入路1aから流入し
た異物が捕獲される。このため、この種の異物が後段の
ラインに流出することを阻止できる。
設けたフィルタ部材12により、流入路1aから流入し
た異物が捕獲される。このため、この種の異物が後段の
ラインに流出することを阻止できる。
【0030】図7にフィルタ部材を設けた本発明のダイ
ヤフラム弁(本発明品)と、フィルタ部材のない同様な
構造のダイヤフラム弁(従来品)とにおいて、流入路側
から異物を混ぜて本体に流入させた場合おける、噛み込
みによる弁座リーク発生の変化を示した。従来品の場合
には弁操作とともにリークが発生している。これに対
し、本発明品ではリーク発生はなく、フィルタ部材によ
り弁座締切り性能が維持されている。
ヤフラム弁(本発明品)と、フィルタ部材のない同様な
構造のダイヤフラム弁(従来品)とにおいて、流入路側
から異物を混ぜて本体に流入させた場合おける、噛み込
みによる弁座リーク発生の変化を示した。従来品の場合
には弁操作とともにリークが発生している。これに対
し、本発明品ではリーク発生はなく、フィルタ部材によ
り弁座締切り性能が維持されている。
【0031】
【発明の効果】本発明のバルブによれば、異物噛み込み
によるシートリークを防止して弁締切性能の維持などを
図ることができる。そして、流入路の内側にフィルタ部
材を固設した構造であるので、フィルタ部材を別途ライ
ンに施工する必要がないため安価に小型に構成でき、小
型で表面積が小さいので有害ガス発生や圧力損失が少な
く、ライン組み立ての際のフィルタ部材の装着し忘れも
なくなる。その他、このバルブをそのままラインに取り
付けるだけで良いので、配管系の継ぎ手の種類やサイ
ズ、使用圧力の大小に左右されず、取り付けが可能とな
り、また取り付けの際のフィルタ部材の変形もないので
変形による外部リークの心配がない。
によるシートリークを防止して弁締切性能の維持などを
図ることができる。そして、流入路の内側にフィルタ部
材を固設した構造であるので、フィルタ部材を別途ライ
ンに施工する必要がないため安価に小型に構成でき、小
型で表面積が小さいので有害ガス発生や圧力損失が少な
く、ライン組み立ての際のフィルタ部材の装着し忘れも
なくなる。その他、このバルブをそのままラインに取り
付けるだけで良いので、配管系の継ぎ手の種類やサイ
ズ、使用圧力の大小に左右されず、取り付けが可能とな
り、また取り付けの際のフィルタ部材の変形もないので
変形による外部リークの心配がない。
【図1】本発明をダイヤフラム弁に適用した実施例の説
明図である。
明図である。
【図2】本発明をダイヤフラム弁に適用した他の実施例
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本発明をダイヤフラム弁に適用したその他の実
施例の説明図である。
施例の説明図である。
【図4】本発明をダイヤフラム弁に適用した別の実施例
の説明図である。
の説明図である。
【図5】実施例のダイヤフラム弁に使用される弁座ホル
ダの説明図である。
ダの説明図である。
【図6】本発明を逆止弁に適用した実施例の説明図であ
る。
る。
【図7】本発明品と従来品の弁座リーク特性のグラフで
ある。
ある。
1 バルブ本体、 2 ボンネット、 3 シャフト、 4 ハンドル、 11 ダイヤフラム、 12 フィルタ部材、 13 プラグ、 14、15 パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 孝 宮城県黒川郡大衡村大衡字亀岡5−2株式 会社本山製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 流体の流入路と流出路とを有する本体
と、前記流入路の周囲に配された弁座と、前記弁座の上
に配置されて前記流入路と前記流出路の間の開閉を行う
ダイヤフラムとを備えたバルブにおいて、前記流入路の
内側にフィルタ部材を固設したことを特徴とするバル
ブ。 - 【請求項2】 流体の流入路と流出路とを有する本体
と、前記流入路に連通した第1の通路と前記流出路に連
通した第2の通路を有する弁座構成部材と、前記弁座構
成部材の上に配置されて前記第1の通路と前記第2の通
路との開閉を行うダイヤフラムとを備えたバルブにおい
て、前記第1の通路にフィルタ部材を設けたことを特徴
とするバルブ。 - 【請求項3】 前記フィルタ部材が前記第1の通路を形
成する孔内に収納されていることを特徴とする請求項2
記載のバルブ。 - 【請求項4】 流体の流入路と流出路とを有する本体
と、前記流入路に連通した第1の通路と前記流出路に連
通した第2の通路を有する弁座構成部材と、前記弁座構
成部材の上に配置されて前記第1の通路と前記第2の通
路との開閉を行うダイヤフラムとを備えたバルブにおい
て、前記第2の通路にフィルタ部材を設けたことを特徴
とするバルブ。 - 【請求項5】 前記フィルタ部材が前記第2の通路を形
成する孔内に収納されていることを特徴とする請求項4
記載のバルブ。 - 【請求項6】 流体の流入路と流出路とを有する本体
と、前記流入路と前記流出路との間に配置されて前記流
出路から前記流入路への流体の移動を阻止する逆止部材
とを備えたバルブにおいて、前記流入路の内側にフィル
タ部材を設けたことを特徴とするバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5945995A JPH08254283A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5945995A JPH08254283A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08254283A true JPH08254283A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13113920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5945995A Pending JPH08254283A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08254283A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525870A (ja) * | 2006-02-10 | 2009-07-16 | エンテグリース,インコーポレイテッド | 薄型表面実装フィルタ |
KR20200038390A (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-13 | 세메스 주식회사 | 기판 처리 장치 및 이에 적용되는 안전 밸브 |
JP2021169390A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | アルハイテック株式会社 | 水素発生装置 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5945995A patent/JPH08254283A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525870A (ja) * | 2006-02-10 | 2009-07-16 | エンテグリース,インコーポレイテッド | 薄型表面実装フィルタ |
KR20200038390A (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-13 | 세메스 주식회사 | 기판 처리 장치 및 이에 적용되는 안전 밸브 |
US11655907B2 (en) | 2018-10-02 | 2023-05-23 | Semes Co., Ltd. | Substrate treating apparatus and safety valve applied thereto |
JP2021169390A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | アルハイテック株式会社 | 水素発生装置 |
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