JPH08253785A - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
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- JPH08253785A JPH08253785A JP24550595A JP24550595A JPH08253785A JP H08253785 A JPH08253785 A JP H08253785A JP 24550595 A JP24550595 A JP 24550595A JP 24550595 A JP24550595 A JP 24550595A JP H08253785 A JPH08253785 A JP H08253785A
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Abstract
劣化することなく、エンジンの摩擦低減効果を長期にわ
たって維持することができる潤滑油組成物を提供する。 【解決手段】潤滑油基油に対して、特定構造を有する硫
化オキシモリブデンジチオカルバメート、ジアルキルジ
チオりん酸亜鉛、硫黄化合物、金属系清浄剤及びホウ素
含有化合物を配合した潤滑油組成物であって、組成物全
重量に基づき、硫化オキシモリブデンジチオカルバメー
トに由来するモリブデンの量が200〜2,000ppmで
あり、ジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量
が0.02〜0.15重量%であり、硫黄化合物に由来す
る硫黄の量が0.02〜0.30重量%であり、金属系清
浄剤の含有量が1〜10重量%であり、ホウ素含有化合
物に由来するホウ素の量が0.005〜0.06重量%で
ある潤滑油組成物。
Description
物に関する。さらに詳しくは、本発明は、優れた低摩耗
性及び低摩擦性を有し、かつ、窒素酸化物ガスを含む空
気雰囲気中でも劣化せず、長期にわたる低摩擦性の持続
性を有する内燃機関、自動変速機、緩衝器、パワーステ
アリングなどの潤滑油、特に内燃機関用潤滑油として好
適に用いることができる潤滑油組成物に関するものであ
る。
ーステアリングなどの駆動系機器、ギヤなどには、その
作動を円滑にするために潤滑油が用いられている。特に
内燃機関用潤滑油は、主としてピストンリングとシリン
ダライナ、クランク軸やコネクティングロッドの軸受、
カムとバルブリフタを含む動弁機構など、各種摺動部分
の潤滑のほか、エンジン内の冷却や燃焼生成物の清浄分
散、さらには錆や腐食を防止するなどの作用を果たす。
このように、内燃機関用潤滑油には多様な性能が要求さ
れ、しかも近年の内燃機関の低燃費化、高出力化、運転
条件の過酷化などの高性能化に伴い、高度な潤滑油性能
が要求されてきている。一方、内燃機関における燃焼ガ
スは、その一部がピストンとシリンダの間からブローバ
イガスとしてクランクケース内に漏洩する。この燃焼ガ
ス中には窒素酸化物ガスがかなり高濃度で含まれてお
り、これがブローバイガス中の酸素と共に内燃機関用潤
滑油を劣化させる。近年における内燃機関の高性能化に
より、クランクケース内に漏洩する窒素酸化物ガスの濃
度が増加する傾向にある。したがって、内燃機関用潤滑
油には、上記の要求性能を満たし、窒素酸化物ガス含有
空気雰囲気下においても劣化を生じないために、例え
ば、摩耗防止剤、金属系清浄剤、無灰分散剤、酸化防止
剤などの種々の添加剤が配合されている。内燃機関用潤
滑油の基本的機能として、特に、あらゆる条件下で機関
を円滑に作用させ、摩耗、焼付き防止を行うことが重要
である。エンジン潤滑部は、大部分が流体潤滑状態にあ
るが、動弁系やピストンの上下死点などでは境界潤滑状
態となりやすく、このような境界潤滑状態における摩耗
防止性は、一般にジチオりん酸亜鉛の添加によって付与
されている。内燃機関では、潤滑油が関与する摩擦部分
でのエネルギー損失が大きいために、摩擦損失低減や燃
費低減対策として、摩擦調整剤が潤滑油に添加されてい
る。この摩擦調整剤としては、例えば、有機モリブデン
化合物、脂肪酸エステル、アルキルアミンなどが一般に
用いられている。
事情のもとで、鋭意研究の結果、摩擦調整剤は使用開始
初期には添加効果が認められるが、空気中の酸素による
酸化劣化を受けるとその効果を喪失し、特に窒素酸化物
ガスの存在下ではその効果の低減が著しいという点を見
いだし、窒素酸化物ガスの影響を受けることなく、エン
ジンの摩擦低減効果を長期にわたって維持することがで
きる潤滑油組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。
ましい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、潤滑油基油に対して、特定のアルキル基
を有する硫化オキシモリブデンジチオカルバメート、特
定のアルキル基を有するジアルキルジチオりん酸亜鉛及
び特定の硫黄化合物、特定の金属系清浄剤及びホウ素含
有化合物を、それぞれ特定の割合で配合した潤滑油組成
物が、その目的に適合しうることを見いだし、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、 (1)潤滑油基油に対して、(A)炭素数が8〜18の
アルキル基を有する硫化オキシモリブデンジチオカルバ
メート、(B)炭素数1〜18の第一級アルキル基を有
するジアルキルジチオりん酸亜鉛、並びに(C)炭素数
が2〜18のアルキル基を有するジアルキルジチオカル
バミン酸亜鉛、ジアルキルジチオカルバミン酸銅若しく
はジアルキルジチオカルバミン酸ニッケル、アルキル基
の炭素数が2〜18であるテトラアルキルチウラムダイ
サルファイド、炭素数が2〜18のアルキル基を有する
ダイサルファイド、炭素数が6〜18のアリール基、ア
ルキルアリール基若しくはアリールアルキル基を有する
ダイサルファイド、炭素数が3〜24でかつ硫黄を含む
置換基を有するチアジアゾール化合物、硫化オレフィ
ン、硫化魚油及び硫化鯨油よりなる群より選ばれた1種
又は2種以上の硫黄化合物、(D)カルシウムサリシレ
ート、マグネシウムサリシレート、カルシウムスルホネ
ート、マグネシウムスルホネート及びカルシウムフェネ
ートよりなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属系
清浄剤、並びに(E)ホウ素含有化合物を配合した潤滑
油組成物であって、組成物全重量に基づき、硫化オキシ
モリブデンジチオカルバメートに由来するモリブデンの
量が200〜2,000ppm(重量比)であり、ジアルキ
ルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が0.02〜0.
15重量%であり、硫黄化合物に由来する硫黄の量が
0.02〜0.30重量%であり、金属系清浄剤の含有量
が1〜10重量%であり、ホウ素含有化合物に由来する
ホウ素の量が0.005〜0.06重量%であることを特
徴とする潤滑油組成物、を提供するものである。さら
に、本発明の好ましい態様として、 (2)(A)硫化オキシモリブデンジチオカルバメート
のアルキル基の炭素数が8〜13であり、(B)ジアル
キルジチオりん酸亜鉛の第一級アルキル基の炭素数が3
〜12であり、(E)ホウ素含有化合物がホウ素含有コ
ハク酸イミドである第(1)項記載の潤滑油組成物、及
び、 (3)組成物全重量に基づき、硫化オキシモリブデンジ
チオカルバメートに由来するモリブデンの量が300〜
800ppm(重量比)であり、ジアルキルジチオりん酸
亜鉛に由来するりんの量が0.04〜0.12重量%であ
り、ホウ素含有化合物に由来するホウ素の量が0.01
〜0.04重量%である第(1)項又は第(2)項記載の潤
滑油組成物、を挙げることができる。
本発明の潤滑油組成物において用いられる潤滑油基油に
ついては特に制限はなく、従来潤滑油の基油として慣用
されているもの、例えば、鉱油や合成油を使用すること
ができる。鉱油としては、潤滑油原料をフェノール、フ
ルフラールなどの芳香族抽出溶剤を用いた溶剤精製によ
り得られるラフィネート、シリカ−アルミナを担体とす
るコバルト、モリブデンなどの水素化処理触媒を用いた
水素化処理により得られる水素化処理油、又はワックス
の異性化により得られる潤滑油留分などの鉱油、例え
ば、60ニュートラル油、100ニュートラル油、15
0ニュートラル油、300ニュートラル油、500ニュ
ートラル油、ブライトストックなどを挙げることができ
る。一方、合成油としては、例えば、ポリα−オレフィ
ンオリゴマー、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオ
ールエステル、ポリグリコールエステル、二塩基酸エス
テル、りん酸エステル、シリコーン油などを挙げること
ができる。これらの基油はそれぞれ単独で用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また鉱油と
合成油とを混合使用してもよい。本発明の潤滑油組成物
において用いられる基油としては、100℃における粘
度が3〜20mm2/sの範囲にあるものが好適であり、
なかでも、芳香族成分3重量%以下、硫黄分50ppm以
下及び窒素分50ppm以下の水素化分解油及びワックス
異性化油が特に好適である。本発明の潤滑油組成物に配
合する硫化オキシモリブデンジチオカルバメートとして
は、一般式[1]
数8〜18のアルキル基であり、それらはたがいに同一
でも異なっていてもよく、Xは硫黄又は酸素である。)
で表される化合物を用いる。一般式[1]における
R1、R2、R3及びR4で表される炭素数8〜18のアル
キル基は、直鎖状であっても、分枝鎖状であってもよ
い。本発明の潤滑油組成物においては、R1、R2、R3
及びR4で表されるアルキル基の炭素数が8〜13であ
ることが特に好ましい。R1、R2、R3及びR4で表され
るアルキル基の具体例としては、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基を挙げることがで
きる。
キシモリブデンジチオカルバメートは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また硫化オ
キシモリブデンジチオカルバメートは、組成物全重量に
基づき硫化オキシモリブデンジチオカルバメートに由来
するモリブテンの量が200〜2,000ppm(重量比)
となるよう、好ましくは300〜800ppm(重量比)
となるよう配合する。硫化オキシモリブデンジチオカル
バメートの配合量が、組成物全重量に基づき硫化オキシ
モリブデンジチオカルバメートに由来するモリブテンの
量が200ppm(重量比)未満となる量であると、摩擦
特性(低摩擦性)の向上効果が十分に発揮されないし、
硫化オキシモリブデンジチオカルバメートの配合量が、
組成物全重量に基づき硫化オキシモリブデンジチオカル
バメートに由来するモリブテンの量が2,000ppm(重
量比)を超える量であると、その量の割には効果の向上
が認められず、またスラッジなどの原因となりやすい。
本発明の潤滑油組成物に配合するジアルキルジチオりん
酸亜鉛としては、一般式[2]
8の第一級アルキル基であり、それらはたがいに同一で
も異なっていてもよい。)で表される化合物を用いる。
一般式[2]におけるR5、R6、R7及びR8で表される
第一級アルキル基は、直鎖状であっても、分枝鎖状であ
ってもよく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデ
シル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基
であるが、本発明の潤滑油組成物には、炭素数3〜12
の第一級アルキル基を有するジアルキルジチオりん酸亜
鉛を用いることが特に好ましい。本発明の潤滑油組成物
において、ジアルキルジチオりん酸亜鉛は、組成物全重
量に基づきジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するりん
の量が0.02〜0.15重量%となるよう、好ましくは
0.04〜0.12重量%となるよう配合する。ジアルキ
ルジチオりん酸亜鉛の配合量が、組成物全重量に基づき
ジアルキルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が0.
02重量%未満となる量であると、耐摩耗性が不十分と
なる上、高油温かつ低速回転の運転条件下で満足しうる
低摩擦係数が得られないし、ジアルキルジチオりん酸亜
鉛の配合量が、組成物全重量に基づきジアルキルジチオ
りん酸亜鉛に由来するりんの量が0.15重量%を超え
ると、その量の割には効果の向上が認められない。
ルジチオカルバミン酸塩としては、一般式[3]
9、R10、R11及びR12は炭素数2〜18のアルキル基
であり、それらはたがいに同一でも異なっていてもよ
い。)で表される化合物を用いる。一般式[3]におけ
るR9、R10、R11及びR12で表される炭素数2〜18
のアルキル基は、直鎖状でも、分枝鎖状であってもよ
く、例えば、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基を挙げることがで
きる。本発明の潤滑油組成物に配合するテトラアルキル
チウラムダイサルファイドとしては、一般式[4]
〜18のアルキル基であり、それらはたがいに同一でも
異なっていてもよい。)で表される化合物を用いる。一
般式[4]におけるR13、R14、R15及びR16で表され
る炭素数2〜18のアルキル基は、直鎖状でも、分枝鎖
状であってもよく、例えば、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基を挙
げることができる。本発明の潤滑油組成物に配合するダ
イサルファイドとしては、一般式[5] R17−S−S−R18 …[5] (ただし、式中、R17及びR18は炭素数2〜18のアル
キル基又は炭素数6〜18のアリール基、アルキルアリ
ール基、アリールアルキル基であり、それらはたがいに
同一でも異なっていてもよい。)で表される化合物を用
いる。一般式[5]におけるR17及びR18で表される炭
素数2〜18のアルキル基は、直鎖状でも、分枝鎖状で
あってもよく、例えば、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基を挙げる
ことができ、また、R17及びR18で表される炭素数6〜
18のアリール基、アルキルアリール基若しくはアリー
ルアルキル基としては、例えば、フェニル基、ベンジル
基、フェネチル基、メチルベンジル基、ジフェニルメチ
ル基などを挙げることができる。本発明の潤滑油組成物
に配合する硫黄を含む置換基を有するチアジアゾール化
合物としては、一般式[6]
硫黄原子を1個以上含む1価の基であり、それらはたが
いに同一でも異なっていてもよい。)で表される化合物
を用いる。一般式[6]におけるR19及びR20で表され
る炭素数が3〜24でかつ硫黄原子を1個以上を含む1
価の基としては、例えば、5−チアノニル基、2,5−
ジチアヘキシル基、3,4−ジチアヘキシル基、4,5−
ジチアヘキシル基、3,4,5−トリチアヘプチル基、
3,4,5,6−テトラチアオクチル基、5−チア−2−
ヘプテニル基、4−チアシクロヘキシル基、1,4−ジ
チアナフチル基、5−(メチルチオ)オクチル基、4−
(エチルチオ)−2−ペンテニル基、4−(メチルチ
オ)シクロヘキシル基、4−メルカプトフェニル基、4
−(メチルチオ)フェニル基、4−(ヘキシルチオ)ベ
ンジル基などを挙げることができる。これらの中で、式
[7]で表される3,4−ジチアヘキシル基、式[8]
で表される4,5−ジチアヘキシル基、式[9]で表さ
れる3,4,5−トリチアヘプチル基、式[10]で表さ
れる3,4,5,6−テトラチアオクチル基などのよう
に、鎖中において2〜4個の硫黄原子が連続して結合し
た基が特に好ましい。 CH3CH2−S−S−CH2CH2− …[7] CH3−S−S−CH2CH2CH2− …[8] CH3CH2−S−S−S−CH2CH2− …[9] CH3CH2−S−S−S−S−CH2CH2− …[10] 本発明の潤滑油組成物に配合する硫化オレフィンは、イ
ソブチレンなどの重合物を硫化処理して得られる硫黄含
有量が25〜40重量%の硫化オレフィン(多硫化物)
であり、硫化魚油及び硫化鯨油は、魚油及び鯨油を同様
に硫化処理して得られるものである。
[3]で表されるジアルキルジチオカルバミン酸塩、一
般式[4]で表されるテトラアルキルチウラムダイサル
ファイド、一般式[5]で表されるダイサルファイド、
一般式[6]で表されるチアジアゾール化合物、硫化オ
レフィン、硫化魚油及び硫化鯨油は、1種を用いること
ができ、2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの硫黄化合物は、組成物全重量に基づき、これら
の硫黄化合物に由来する硫黄の量が0.02〜0.30重
量%になるよう配合される。これらの硫黄化合物の配合
量が、組成物全重量に基づきこれらの硫黄化合物に由来
する硫黄の量が0.02重量%未満となる量であると、
摩擦低減を長期にわたって持続する効果が不十分とな
る。これらの硫黄化合物の配合量が、組成物全重量に基
づきこれらの硫黄化合物に由来する硫黄の量が0.30
重量%を超える量であると、その量の割には効果の向上
が認められない。本発明の潤滑油組成物においては、カ
ルシウムサリシレート、マグネシウムサリシレート、カ
ルシウムスルホネート、マグネシウムスルホネート及び
カルシウムフェネートよりなる群より選ばれた1種又は
2種以上の金属系清浄剤を配合する。これらの金属系清
浄剤は、組成物全重量に対して1〜10重量%配合され
る。これらの金属系清浄剤の配合量が、組成物全重量に
基づき1重量%未満であると、清浄効果が不十分であ
り、これらの金属系清浄剤の配合量が、組成物全重量に
基づき10重量%を超えると、その量の割には効果の向
上が認められず、むしろ灰分が増加する。本発明の潤滑
油組成物においては、組成物の全塩基価を3〜10とす
ることが好ましく、全塩基価を4〜7とすることがより
好ましい。全塩基価はJIS K2501にしたがって
測定することができる。全塩基価の調整は、適当な塩基
価をもつ金属系清浄剤を選定することにより好適に行う
ことができる。本発明の潤滑油組成物において、ホウ素
含有化合物としては具体的に、ホウ素含有コハク酸イミ
ド、ホウ素含有コハク酸エステルなどが挙げられる。ホ
ウ素含有コハク酸イミドとしては、例えば、下記一般式
[11]、[12]などで表されるものが挙げられる。
R22は炭素数2〜5のアルキレン基、nは1〜10であ
り、一般式[12]の化合物においては2個のR21は同
一でも異なっていてもよく、一般式[11]においてn
個、一般式[12]においてn+1個のR22は同一でも
異なっていてもよく、Zはホウ素含有置換基であり、Z
としては、例えば、
カル社製)、LUBRIZOL 935(ルブリゾル社
製)などが挙げられる。また、ホウ素含有コハク酸エス
テルとしては、例えば、下記一般式[13]で表される
ものが挙げられる。
の炭化水素基で、直鎖又は分岐で鎖中に芳香族、二重結
合を含んでもよい。Y、Zはホウ素含有置換基で少なく
とも一方は配位結合によってコハク酸エステルに配位し
ている。) 具体的には、例えば、LUBRIZOL 936(ルブ
リゾル社製)などが挙げられる。ホウ素含有化合物の中
で好ましいものは、ホウ素含有コハク酸イミドである。
また、ホウ素含有コハク酸エステルに、後述するコハク
酸イミドを組み合わせ配合することも有効な手段であ
る。ホウ素含有化合物は、組成物全重量に基づき、ホウ
素含有化合物に由来するホウ素の量が0.005〜0.0
6重量%となるよう、好ましくは0.01〜0.04重量
%となるよう配合する。ホウ素含有化合物の配合量が、
組成物全重量に基づきホウ素含有化合物に由来するホウ
素の量が0.005重量%未満となる量であると、十分
な摩擦特性(低摩擦性)の向上が得られないし、ホウ素
含有化合物の配合量が、組成物全重量に基づきホウ素含
有化合物に由来するホウ素の量が0.06重量%を超え
る量であると、その量の割には効果の向上が認められな
い。
が損なわれない範囲で、従来潤滑油に慣用されている各
種添加剤、例えば、他の摩擦調整剤、他の金属系清浄
剤、他の摩耗防止剤、他の無灰分散剤、酸化防止剤、粘
度指数向上剤、流動点降下剤、消泡剤、防錆剤、腐食防
止剤などを適宜配合することができる。他の摩擦調整剤
としては、例えば、多価アルコール部分エステル、アミ
ン、アミド、硫化エステルなどを挙げることができる。
他の金属系清浄剤としては、例えば、バリウムスルホネ
ート、バリウムフェネートなどを挙げることができ、こ
れらは通常0.1〜5重量%の割合で使用される。他の
摩耗防止剤としては、例えば、チオりん酸金属塩、硫黄
化合物、りん酸エステル、亜りん酸エステルなどを挙げ
ることができ、これらは通常0.05〜5.0重量%の割
合で使用される。他の無灰分散剤としては、例えば、コ
ハク酸イミド系、コハク酸アミド系、ベンジルアミン
系、エステル系のものなどを挙げることができ、これら
は通常0.5〜7重量%の割合で使用される。酸化防止
剤としては、例えば、アルキル化ジフェニルアミン、フ
ェニル−α−ナフチルアミン、アルキル化−α−ナフチ
ルアミンなどのアミン系酸化防止剤、2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール、4,4'−メチレンビス
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)などのフェノー
ル系酸化防止剤などを挙げることができ、これらは通常
0.05〜4重量%の割合で使用される。粘度指数向上
剤としては、例えば、ポリメタクリレート系、ポリイソ
ブチレン系、エチレン−プロピレン共重合体系、スチレ
ン−ブタジエン水添共重合体系などを挙げることがで
き、これらは通常0.5〜35重量%の割合で使用され
る。流動点降下剤としては、例えば、ポリアルキルメタ
クリレート、塩素化パラフィン−ナフタレン縮合物、ア
ルキル化ポリスチレンなどを挙げることができる。消泡
剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサンやポリア
クリル酸などを挙げることができる。防錆剤としては、
例えば、脂肪酸、アルケニルコハク酸部分エステル、脂
肪酸セッケン、アルキルスルホン酸塩、脂肪酸多価アル
コールエステル、脂肪酸アミン、酸化パラフィン、アル
キルポリオキシエチレンエーテルなどを挙げることがで
きる。腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリアゾー
ルやベンゾイミダゾールなどを挙げることができる。
説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限
定されるものではない。なお、潤滑油組成物の摩擦係数
は、往復動すべり摩擦試験機[SRV摩擦試験機]を用
い、振動数50Hz、振幅3mm、荷重25N、温度80
℃、試験時間25分において測定した。また、窒素酸化
物ガス含有空気による酸化試験は、試験油150mlにつ
いて、温度130℃、窒素酸化物(NOx)濃度1容量
%、流速2リットル/時、試験時間8時間で行った。 実施例1〜10及び比較例1〜2 実施例1〜10は、(A)硫化オキシモリブデンジチオ
カルバメート、(B)ジアルキルジチオりん酸亜鉛、
(C)ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチ
オカルバミン酸銅、テトラブチルチウラムダイサルファ
イド、ジベンジルダイサルファイド又はジ(チアノニ
ル)チアジアゾール、(D)カルシウムサリシレート及
び(E)ホウ素含有コハク酸イミドを配合した潤滑油組
成物である。また、比較例1〜2は、(A)成分、
(B)成分、(D)成分及び(E)成分は含有するが、
(C)成分を含有しない潤滑油組成物である。基油(1
00ニュートラル油、100℃における粘度4.4mm2/
s)に対し、第1表に示す種類と量の各配合成分を含有
する潤滑油組成物を調製し、調整直後の摩擦係数、及
び、窒素酸化物ガスの存在下、130℃で8時間保持し
て酸化したのちの摩擦係数を測定した。結果を第1表に
示す。
は、いずれも摩擦係数が低く良好な摩擦特性を示し、か
つ、窒素酸化物ガスの存在下、130℃で8時間加熱し
て酸化したのちも、摩擦係数はほとんど変化なく、これ
らの潤滑油組成物は良好な耐酸化性を有していることが
分かる。これに対して、(C)成分である硫黄化合物を
含有しない比較例1〜2の潤滑油組成物は、調製直後の
摩擦係数は低いが、窒素酸化物ガスの存在下、130℃
で8時間加熱して酸化したのちには摩擦係数が高くな
り、耐酸化性に劣っていることが分かる。
て、特定構造の硫化オキシモリブデンジチオカルバメー
ト、ジアルキルジチオりん酸亜鉛、硫黄化合物、金属系
清浄剤、ホウ素含有化合物を配合することによって、優
れた低摩耗性を有するとともに、高温かつ窒素酸化物ガ
スの存在下においても耐酸化性を発揮して良好な摩擦特
性(低摩擦性)を持続し、内燃機関、自動変速機、緩衝
器、パワーステアリングなどの潤滑油、特に、内燃機関
用潤滑油として好適に用いることができる。
[3]で表されるジアルキルジチオカルバミン酸塩、一
般式[4]で表されるテトラアルキルチウラムダイサル
ファイド、一般式[5]で表されるダイサルファイド、
一般式[6]で表されるチアジアゾール化合物、硫化オ
レフィン、硫化魚油及び硫化鯨油は、1種を用いること
ができ、2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの硫黄化合物は、組成物全重量に基づき、これら
の硫黄化合物に由来する硫黄の量が0.02〜0.30
重量%になるよう配合される。これらの硫黄化合物の配
合量が、組成物全重量に基づきこれらの硫黄化合物に由
来する硫黄の量が0.02重量%未満となる量である
と、摩擦低減を長期にわたって持続する効果が不十分と
なる。これらの硫黄化合物の配合量が、組成物全重量に
基づきこれらの硫黄化合物に由来する硫黄の量が0.3
0重量%を超える量であると、その量の割には効果の向
上が認められない。本発明の潤滑油組成物においては、
カルシウムサリシレート、マグネシウムサリシレート、
カルシウムスルホネート、マグネシウムスルホネート及
びカルシウムフェネートよりなる群より選ばれた1種又
は2種以上の金属系清浄剤を配合する。これらの金属系
清浄剤は、組成物全重量に対して1〜10重量%配合さ
れる。これらの金属系清浄剤の配合量が、組成物全重量
に基づき1重量%未満であると、清浄効果が不十分であ
り、これらの金属系清浄剤の配合量が、組成物全重量に
基づき10重量%を超えると、その量の割には効果の向
上が認められず、むしろ灰分が増加する。本発明の潤滑
油組成物においては、組成物の全塩基価を3〜10とす
ることが好ましく、全塩基価を4〜7とすることがより
好ましい。全塩基価はJIS K2501にしたがって
測定することができる。全塩基価の調整は、適当な塩基
価をもつ金属系清浄剤を選定することにより好適に行う
ことができる。本発明の潤滑油組成物において、ホウ素
含有化合物としては具体的に、ホウ素含有コハク酸イミ
ド、ホウ素含有コハク酸エステルなどが挙げられる。ホ
ウ素含有コハク酸イミドとしては、例えば、下記一般式
[11]、[12]などで表されるものが挙げられる。
基、R22は炭素数2〜5のアルキレン基、nは1〜1
0であり、一般式[12]の化合物においては2個のR
21は同一でも異なっていてもよく、一般式[11]に
おいてn個、一般式[12]においてn+1個のR22
は同一でも異なっていてもよく、Zはホウ素含有置換基
であり、Zとしては、例えば、
カル社製)、LUBRIZOL 935(ルブリゾル社
製)などが挙げられる。また、ホウ素含有コハク酸エス
テルとしては、例えば、下記一般式[13]で表される
ものが挙げられる。
8の炭化水素基で、直鎖又は分岐で鎖中に芳香族、二重
結合を含んでもよい。Y、Zはホウ素含有置換基で少な
くとも一方は配位結合によってコハク酸エステルに配位
している。) 具体的には、例えば、LUBRIZOL 936(ルブ
リゾル社製)などが挙げられる。ホウ素含有化合物の中
で好ましいものは、ホウ素含有コハク酸イミドである。
また、ホウ素含有コハク酸エステルに、後述するコハク
酸イミドを組み合わせ配合することも有効な手段であ
る。ホウ素含有化合物は、組成物全重量に基づき、ホウ
素含有化合物に由来するホウ素の量が0.005〜0.
06重量%となるよう、好ましくは0.01〜0.04
重量%となるよう配合する。ホウ素含有化合物の配合量
が、組成物全重量に基づきホウ素含有化合物に由来する
ホウ素の量が0.005重量%未満となる量であると、
十分な摩擦特性(低摩擦性)の向上が得られないし、ホ
ウ素含有化合物の配合量が、組成物全重量に基づきホウ
素含有化合物に由来するホウ素の量が0.06重量%を
超える量であると、その量の割には効果の向上が認めら
れない。
Claims (1)
- 【請求項1】潤滑油基油に対して、(A)炭素数が8〜
18のアルキル基を有する硫化オキシモリブデンジチオ
カルバメート、(B)炭素数1〜18の第一級アルキル
基を有するジアルキルジチオりん酸亜鉛、(C)炭素数
が2〜18のアルキル基を有するジアルキルジチオカル
バミン酸亜鉛、ジアルキルジチオカルバミン酸銅若しく
はジアルキルジチオカルバミン酸ニッケル、アルキル基
の炭素数が2〜18であるテトラアルキルチウラムダイ
サルファイド、炭素数が2〜18のアルキル基を有する
ダイサルファイド、炭素数が6〜18のアリール基、ア
ルキルアリール基若しくはアリールアルキル基を有する
ダイサルファイド、炭素数が3〜24でかつ硫黄を含む
置換基を有するチアジアゾール化合物、硫化オレフィ
ン、硫化魚油及び硫化鯨油よりなる群より選ばれた1種
又は2種以上の硫黄化合物、(D)カルシウムサリシレ
ート、マグネシウムサリシレート、カルシウムスルホネ
ート、マグネシウムスルホネート及びカルシウムフェネ
ートよりなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属系
清浄剤、並びに(E)ホウ素含有化合物を配合した潤滑
油組成物であって、組成物全重量に基づき、硫化オキシ
モリブデンジチオカルバメートに由来するモリブデンの
量が200〜2,000ppm(重量比)であり、ジアルキ
ルジチオりん酸亜鉛に由来するりんの量が0.02〜0.
15重量%であり、硫黄化合物に由来する硫黄の量が
0.02〜0.30重量%であり、金属系清浄剤の含有量
が1〜10重量%であり、ホウ素含有化合物に由来する
ホウ素の量が0.005〜0.06重量%であることを特
徴とする潤滑油組成物。
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