JPH08253141A - 車両用電話室 - Google Patents
車両用電話室Info
- Publication number
- JPH08253141A JPH08253141A JP6038195A JP6038195A JPH08253141A JP H08253141 A JPH08253141 A JP H08253141A JP 6038195 A JP6038195 A JP 6038195A JP 6038195 A JP6038195 A JP 6038195A JP H08253141 A JPH08253141 A JP H08253141A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- telephone
- stand
- room
- user
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、電話置き台の上部分のみに開
閉型の電話室を設け、電話利用者がこの電話室に立ち入
ることで半密閉室が構成され、電話利用者の会話音と外
部騒音を遮断する低騒音型の電話室を提供することにあ
る。 【構成】鉄道車両の出入り台1に設置された簡易な電話
機4の電話置き台22は切り込み部28が設けられ、切
り込み部28には同部接触部18を設けている。この部
分はカバー9a,9b,12で囲まれている。
閉型の電話室を設け、電話利用者がこの電話室に立ち入
ることで半密閉室が構成され、電話利用者の会話音と外
部騒音を遮断する低騒音型の電話室を提供することにあ
る。 【構成】鉄道車両の出入り台1に設置された簡易な電話
機4の電話置き台22は切り込み部28が設けられ、切
り込み部28には同部接触部18を設けている。この部
分はカバー9a,9b,12で囲まれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両出入り台通路
に備え付けの囲みのないオープン方式の電話台構造に、
台上の上半分に設けた開閉型の電話室の構造に係り、特
に電話利用者の会話が環境騒音に全く影響されない半密
閉の低騒音型の電話室構造に関するものである。
に備え付けの囲みのないオープン方式の電話台構造に、
台上の上半分に設けた開閉型の電話室の構造に係り、特
に電話利用者の会話が環境騒音に全く影響されない半密
閉の低騒音型の電話室構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来鉄道車両の出入り台通路等に設置さ
れた電話台では、トンネル内高速走行時に通路側への騒
音侵入が高く、会話中の相手の音声が聞こえないとか、
自己の音声が相手に対し聴きづらくなるなどの問題があ
った。また、電話利用者の声が仕切戸を経て客室に透過
し騒音になる問題もあった。
れた電話台では、トンネル内高速走行時に通路側への騒
音侵入が高く、会話中の相手の音声が聞こえないとか、
自己の音声が相手に対し聴きづらくなるなどの問題があ
った。また、電話利用者の声が仕切戸を経て客室に透過
し騒音になる問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の出入り台通
路等に設置された電話台は、周囲を各壁で構成した独立
した電話室構成のものと違って、囲みのないオープン方
式の電話台構造であるから、電話利用者の音声が通路全
面に放射されること、車外からの侵入騒音が電話会話音
を聴きつらくするなど、電話利用者への配慮が皆無と云
った欠点がある。
路等に設置された電話台は、周囲を各壁で構成した独立
した電話室構成のものと違って、囲みのないオープン方
式の電話台構造であるから、電話利用者の音声が通路全
面に放射されること、車外からの侵入騒音が電話会話音
を聴きつらくするなど、電話利用者への配慮が皆無と云
った欠点がある。
【0004】本発明の目的は、電話置き台の上部分のみ
に開閉型の電話室を設け、電話利用者がこの電話室に立
ち入ることで半密閉室が構成され、電話利用者の会話音
と外部騒音を遮断する低騒音型の電話室を提供すること
にある。
に開閉型の電話室を設け、電話利用者がこの電話室に立
ち入ることで半密閉室が構成され、電話利用者の会話音
と外部騒音を遮断する低騒音型の電話室を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、電話利用者は密閉室構造の電話室で会話が出来るよ
う電話置き台上部分を開戸付きの側部分と、頭部の天井
部分を遮音性が高い材料で周囲を囲み、その内面を吸音
処理をするものとしている。更に電話台置きと開戸底板
部が電話利用者の立入りのための切り込み部分、並びに
立入り者胴廻り全周を圧着状態で押し当てる可撓材から
なる気密用の胴部接触部品を設け、電話利用者が本切り
込み部分に入り開戸を閉めきることで、電話室が半密閉
構造になるものである。
に、電話利用者は密閉室構造の電話室で会話が出来るよ
う電話置き台上部分を開戸付きの側部分と、頭部の天井
部分を遮音性が高い材料で周囲を囲み、その内面を吸音
処理をするものとしている。更に電話台置きと開戸底板
部が電話利用者の立入りのための切り込み部分、並びに
立入り者胴廻り全周を圧着状態で押し当てる可撓材から
なる気密用の胴部接触部品を設け、電話利用者が本切り
込み部分に入り開戸を閉めきることで、電話室が半密閉
構造になるものである。
【0006】
【作用】電話利用者の足もとのない上部のみの電話室で
あるから、この電話室の気密構成は、切り込み部分の電
話利用者の人体を利用して、気密用の胴部接触部品を利
用者の体位に合わせて空気加圧等により伸縮とせるもの
としているので、この部分の隙間が少なくなり、下部か
らの侵入音も小さいものとなる。また、部材の重なり部
分はパッキン等でシールされるが完全気密のものでな
い。
あるから、この電話室の気密構成は、切り込み部分の電
話利用者の人体を利用して、気密用の胴部接触部品を利
用者の体位に合わせて空気加圧等により伸縮とせるもの
としているので、この部分の隙間が少なくなり、下部か
らの侵入音も小さいものとなる。また、部材の重なり部
分はパッキン等でシールされるが完全気密のものでな
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を公知例を交えて図
により説明する。図1は出入り台通路に設置した電話室
である。1は出入台通路、2は側引戸、4は電話機、7
はテレホンカード発売器、5は貫通幌、21は渡り板
で、6は妻壁である。22は前面に切り込み部28のつ
いた電話置き台であり、奥部分の台は、吸音力を増すた
め26のすのこ状になっている。27は置き台受けであ
り、この長さは切り込み部28に達しないもので置き台
下が箱状になっており、内面に吸音材(図示せず)が取
付けられている。13は電話室の固定用側板、10,1
4がスライド可能な側板、12は開閉可能に回転ピン1
5の付いた側板頭部のカバーで、前面が曲面状のひさし
のついた箱状のもので、その断面がU字型形状であり、
側板13の内側を回動する。29は電磁回転器であり、
頭部のカバー12の上げ、下げ用のアクチェターであ
る。12’は頭部のカバーの開放状態を示している。こ
れら側板、カバーは遮音性が高く透明度のある樹脂材料
の構成である。24がスライド用アクチェータ、25は
レバーである。23は置き台上の各面に取付けられた吸
音材である。11は開き戸用ヒンジ、20は開き戸用自
動締め切りの為の電磁回転器、9a,9bが開き戸であ
る。9a’は開放状態を示す開き戸である。なお、図示
はしていないが開き戸9a,9bのパッキン19部に
は、締め切り検知のセンサーを内臓させている。18は
気密用の胴部接触装置であり、電話置き台22の切り込
み部28の周囲、9a,9bが開き戸下面に取付けられ
ている。胴部接触装置18の構成は、17の弾性力の高
い発泡材、または空気加圧チューブ16の膨らみを(加
圧配管図示せず)利用するものであり、置き台22側と
開き戸9a,9b側の全周の断面変化に追従出来るもの
としている。
により説明する。図1は出入り台通路に設置した電話室
である。1は出入台通路、2は側引戸、4は電話機、7
はテレホンカード発売器、5は貫通幌、21は渡り板
で、6は妻壁である。22は前面に切り込み部28のつ
いた電話置き台であり、奥部分の台は、吸音力を増すた
め26のすのこ状になっている。27は置き台受けであ
り、この長さは切り込み部28に達しないもので置き台
下が箱状になっており、内面に吸音材(図示せず)が取
付けられている。13は電話室の固定用側板、10,1
4がスライド可能な側板、12は開閉可能に回転ピン1
5の付いた側板頭部のカバーで、前面が曲面状のひさし
のついた箱状のもので、その断面がU字型形状であり、
側板13の内側を回動する。29は電磁回転器であり、
頭部のカバー12の上げ、下げ用のアクチェターであ
る。12’は頭部のカバーの開放状態を示している。こ
れら側板、カバーは遮音性が高く透明度のある樹脂材料
の構成である。24がスライド用アクチェータ、25は
レバーである。23は置き台上の各面に取付けられた吸
音材である。11は開き戸用ヒンジ、20は開き戸用自
動締め切りの為の電磁回転器、9a,9bが開き戸であ
る。9a’は開放状態を示す開き戸である。なお、図示
はしていないが開き戸9a,9bのパッキン19部に
は、締め切り検知のセンサーを内臓させている。18は
気密用の胴部接触装置であり、電話置き台22の切り込
み部28の周囲、9a,9bが開き戸下面に取付けられ
ている。胴部接触装置18の構成は、17の弾性力の高
い発泡材、または空気加圧チューブ16の膨らみを(加
圧配管図示せず)利用するものであり、置き台22側と
開き戸9a,9b側の全周の断面変化に追従出来るもの
としている。
【0008】以上の構成において、電話を利用する人
は、開き戸9a,9bを手前に引いて開放し電話置き台
22切り込み部28に侵入する。切り込み部28に利用
者の侵入確認の数秒後に、上げ状態にある頭部のカバー
12が下げ作動する。次ぎに開き戸の電磁回転器20が
作動して開き戸9a,9bの完全締め切りを行なう。ま
た、次ぎのステップしとは、胴部接触装置18の空気加
圧チューブ16が膨らみ開始して電話室の気密動作を行
なう。このように開閉型の電話室は部品同志の接続並び
に重なりによって完全気密ではないが、半気密構造に近
い構造にすることが出来る。
は、開き戸9a,9bを手前に引いて開放し電話置き台
22切り込み部28に侵入する。切り込み部28に利用
者の侵入確認の数秒後に、上げ状態にある頭部のカバー
12が下げ作動する。次ぎに開き戸の電磁回転器20が
作動して開き戸9a,9bの完全締め切りを行なう。ま
た、次ぎのステップしとは、胴部接触装置18の空気加
圧チューブ16が膨らみ開始して電話室の気密動作を行
なう。このように開閉型の電話室は部品同志の接続並び
に重なりによって完全気密ではないが、半気密構造に近
い構造にすることが出来る。
【0009】また、切り込み部28に侵入した利用者の
胴周りが所定断面積より大きい場合は、開き戸9a,9
bの完全締め切り状態でないことを検知して、スライド
用アクチェータ24が作動し、側板10,14がスライ
ド移動して切り込み部の寸法Wを拡大するものとしてい
る。また、電話の利用を終え室外に出る時は、開き戸の
開放操作をすることで、胴部接触装置18の加圧排除操
作、頭部のカバー12の上げ作動が自動化されるもので
ある。
胴周りが所定断面積より大きい場合は、開き戸9a,9
bの完全締め切り状態でないことを検知して、スライド
用アクチェータ24が作動し、側板10,14がスライ
ド移動して切り込み部の寸法Wを拡大するものとしてい
る。また、電話の利用を終え室外に出る時は、開き戸の
開放操作をすることで、胴部接触装置18の加圧排除操
作、頭部のカバー12の上げ作動が自動化されるもので
ある。
【0010】上記半気密の状態で電話の会話をすると、
外部からの騒音の侵入量は減少されるし、侵入騒音並び
に自己の会話音は吸音されて室外にもれることが無くな
る効果がある。
外部からの騒音の侵入量は減少されるし、侵入騒音並び
に自己の会話音は吸音されて室外にもれることが無くな
る効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、鉄道車両の出入り台に
設置された簡易な電話台装置で有っても、仕切壁で囲ん
だ専用電話室に近い低騒音仕様にすることが出来るの
で、車両の座席数を減らすことなく廉価な低騒音電話室
が出来る効果がある。
設置された簡易な電話台装置で有っても、仕切壁で囲ん
だ専用電話室に近い低騒音仕様にすることが出来るの
で、車両の座席数を減らすことなく廉価な低騒音電話室
が出来る効果がある。
【図1】本発明の一実施例の電話室の斜視図である。
【図2】図1の水平断面図である。。
【図3】電話置き台の立て断面図である。
【図4】電話を使用時の電話置き台の立て断面図であ
る。
る。
1…出入り台通路、4…電話機、10,14…側板、1
2…頭部カバー、16…空気加圧チューブ、18…胴部
接触装置、22…切り込み付き電話置き台、23…吸音
材、28…切り込み部。
2…頭部カバー、16…空気加圧チューブ、18…胴部
接触装置、22…切り込み付き電話置き台、23…吸音
材、28…切り込み部。
フロントページの続き (72)発明者 井上 智博 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】電話置き台上部分を開戸付き側部分、頭部
の天井部分で囲み、電話台置きと開戸底板部分に電話利
用者の立入りのための切り込み部と胴部接触部品を設け
て、電話台置き上部を半密閉状態としたこと、を特徴と
する車両用電話室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038195A JPH08253141A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用電話室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038195A JPH08253141A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用電話室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253141A true JPH08253141A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13140520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6038195A Pending JPH08253141A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用電話室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08253141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001045006A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-02-16 | Nakatani Shokai:Kk | 公共交通機関において用いられる通信車両 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP6038195A patent/JPH08253141A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001045006A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-02-16 | Nakatani Shokai:Kk | 公共交通機関において用いられる通信車両 |
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