JPH08253020A - 車両用空調装置のクーリングユニット - Google Patents

車両用空調装置のクーリングユニット

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Publication number
JPH08253020A
JPH08253020A JP5941695A JP5941695A JPH08253020A JP H08253020 A JPH08253020 A JP H08253020A JP 5941695 A JP5941695 A JP 5941695A JP 5941695 A JP5941695 A JP 5941695A JP H08253020 A JPH08253020 A JP H08253020A
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JP
Japan
Prior art keywords
evaporator
drain
drain pan
cooling unit
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP5941695A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Inagaki
省司 稲垣
Koji Fujita
孝二 藤田
Kenichi Terauchi
健一 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5941695A priority Critical patent/JPH08253020A/ja
Publication of JPH08253020A publication Critical patent/JPH08253020A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ドレン水が、ヒータユニットに侵入
したり、ダクトジョイント部から洩れだし車室内を濡ら
すという問題を、防止することができる車両用空調装置
のクーリングユニットを提供することを目的とする。 【構成】本発明に係る車両用空調装置のクーリングユニ
ットは、内部の空気流路中にエバポレータ7を収容設置
してなるケース8の下面で、前記エバポレータ7の下部
に、ドレンパン13を形成してなる車両用空調装置のク
ーリングユニットにおいて、前記ドレンパン13内に、
空気の流れ方向と交わる方向に、前記エバポレータ7の
下面に達する高さのドレン水案内壁20を、少なくとも
1以上立設してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置のクーリ
ングユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置としては、図3〜
図4に示すようなものがある。
【0003】図3は全体の概略構成を示す縦断面図であ
り、図4は図3のB−B矢視断面図である。
【0004】図3の車両用空調装置は、ブロワ2及び内
外気切換ダンパ3を内蔵したブロワユニット1と、ヒー
タコア10及び吹出口切換ダンパ11をケース12に内
蔵したヒータユニット9と、前記ユニット9と10との
間に設けたフィルタ6と、エバポレータ7をケース8に
内蔵したクーリングユニット5により構成されている。
そして、内外気切換ダンパ3の切換えできる内気又は
外気が、ブロワ2によりケース4内に吸入され、ケース
8内に送られ、フィルタ6で空気中の塵埃が除去された
後、エバポレータ7に入り、ここで冷却除湿された後、
ケース12内に送られ、吹出口切換ダンパ11の切換え
で、そのままクーラ吹出口へ送られるか、又はヒータコ
ア10を通して加熱した後、ヒータ吹出口へ送られるよ
うになっている。
【0005】また、ケース8の下面側壁82のエバポレ
ータ7の下部には、ドレンパン13が形成されている。
【0006】このドレンパン13は、図4に示すよう
に、ケース8の正面側壁81から裏面側壁83に向けて
深くなるように傾斜がつけられており、裏面側壁83の
ドレンパン13最深部には、ドレンパイプ14が接続さ
れている。
【0007】そして、空調装置に導入された外気又は内
気は、エバポレータ7を流過する過程で冷却されるが、
同時に空気中に含まれる水分がエバポレータ7のフィン
表面に結露し除湿される。
【0008】この結露した水分は、ドレン水となってエ
バポレータ7の下端面から滴下し、上記ドレンパン13
に貯溜され、ドレンパイプ14から外部に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用空調装置
においては、空調装置を搭載する自動車の車種により風
量を増加したり、装置の装着スペースを縮少するため、
ドレンパン13の深さを浅くすることがある。
【0010】このような場合、エバポレータ7の風下側
の下部コーナとドレンパン13との間は、エバポレータ
7の風下側からのドレン水をドレンパイプ14にスムー
ズに導くため、開放状態にされている。
【0011】そのため、ドレンパン13とエバポレータ
7の下端面との間の空間15を通り、エバポレータ7の
風下側の下部コーナとドレンパン13との隙間16から
吹き抜ける風速(図2(A)白抜き矢印で示す)が大き
くなる。
【0012】そのためエバポレータ7から滴下した水滴
が、ドレンパイプ14に行き着く前に、この風に乗って
吹き上げられ、ヒータユニット9に侵入したり、ダクト
ジョイント部17から洩れだし車室内を濡らしてしまう
不具合が、発生するという問題があった。
【0013】本発明はこれらの課題を解決することがで
きるクーリングユニットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係る車両用空調装置のクーリン
グユニットは、内部の空気流路中にエバポレータを収容
設置してなるケースの下面で、前記エバポレータの下部
に、ドレンパンを形成してなる車両用空調装置のクーリ
ングユニットにおいて、前記ドレンパン内に空気の流れ
方向と交わる方向に、前記エバポレータの下面に達する
高さのドレン水案内壁を、少なくとも1以上立設してな
ることを特徴とする。
【0015】(第2の手段)本発明に係る車両用空調装
置のクーリングユニットは、第1の手段において、ドレ
ンパン及びドレン水案内壁を、前記ケースと一体形成し
てなることを特徴とする。
【0016】(第3の手段)本発明に係る車両用空調装
置のクーリングユニットは、第1の手段において、前記
ドレン水案内壁の一端部に、切欠きを設け、前記ドレン
水案内壁で仕切られた区画を連通してなることを特徴と
する。
【0017】(第4の手段)本発明に係る車両用空調装
置のクーリングユニットは、内部の空気流路中にエバポ
レータを収容設置してなるケースの下面で、前記エバポ
レータの下部に、ドレンパンを形成してなる車両用空調
装置のクーリングユニットにおいて、前記ドレンパンの
底面を一側に傾斜させ、前記ドレンパンの底面に空気の
流れ方向と交わる方向に、前記エバポレータの下面に達
する高さのドレン水案内壁を少なくとも1以上立設し、
前記ドレン水案内壁のドレンパン底面の傾斜方向下方側
の端部に、切欠きを設けると共に、前記ドレンパン底面
の傾斜下方側にドレンパイプを接続してなることを特徴
とする。
【0018】
【作用】本発明は上記構成を備えているため、ドレンパ
ンは、ドレン水案内壁によって1個(n=ドレンパン案
内壁の個数)の区画に区分され遮風される。
【0019】そのためエバポレータからのドレン水をド
レンパンの上記各区画に分散して落下させ、ドレン水案
内壁に沿ってドレンパイプ方向へ流し、ドレンパイプに
導くことができる。
【0020】その結果、エバポレータの風下側の下部コ
ーナとドレンパンとの隙間から吹き抜ける風量風速が低
下するので、この風に乗ってドレン水が吹き上げられる
のを防止することができる。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図2に示す。
【0022】図1はドレンパン13部分の縦断面図であ
り、図2は図1のB矢視図である。
【0023】図1に示すように、ドレンパン13にはエ
バポレータ7を流過する空気の流れ方向と直角方向に、
エバポレータ7の下端面に達する高さの複数個(図1で
は2個)のドレン水案内壁20が立設され、ドレンパン
13は複数個(図1では3個)の区画13a、13b、
13cに区分されている。
【0024】なお、図2に示すように、上記ドレン水案
内壁20のドレンパイプ14側の端部には、切欠き21
が設けられている。
【0025】そのため、エバポレータ7からのドレン水
は、ドレンパン13の各区画13a、13b、13cに
分散して落下し、ドレン水案内壁20に沿ってドレンパ
イプ14方向へ流れ、切欠き21を通ってドレンパイプ
14に導かれる。
【0026】また、ドレン水案内壁20の上端面がエバ
ポレータ7の下端面に接しているので、遮風板としての
作用もある。そのため、区画13a、13b内では空気
の流れはなく、ドレン水が各々区画から外部に出ること
はない。
【0027】又、区画13cに落下したドレン水は、こ
の区画13cを通って隙間16から吹き抜ける風量が従
来のものに比し、約1/3に減少することから、風速が
低下し、ヒータユニット9側に吹き上げられることはな
い。
【0028】また、これはエバポレータ7下部の遮風性
を向上し、エバポレータ7をバイパスする風量を低下さ
せるので、エバポレータ7の性能向上にも寄与すること
ができる。
【0029】他の構成、作用は、図3に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材には同じ符号が付されてい
る。
【0030】実施例ではドレン水案内壁20の個数は2
個としたが、3個としてもよく、また、下流側の1個と
してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】(1)本発明においては、ドレンパンに空
気流れ方向と直角方向に,エバポレータの下端面に達す
る高さの1個或いは複数個のドレン水案内壁が立設され
ているので、このドレン水案内壁によって、n+1個
(n=ドレン水案内壁の個数)の区画に分割され、遮風
される。
【0033】(2)そのため、エバポレータからのドレ
ン水を、ドレンパンの上記各区画に分散して落下させ、
ドレン水案内壁に沿ってドレンパン方向へ流し、分散し
たままドレンパンに導くことができる。
【0034】(3)その結果、エバポレータの風の下側
下部コーナとドレンパンとの隙間から吹き抜ける風量風
速を低下させることができるので、この風に乗ってドレ
ン水が吹き上げられるのを防止することができる。
【0035】(4)従って、ドレン水が、ヒータユニッ
トに侵入したり、ダクトジョイント部から洩れだし車室
内を濡らすといった問題を解消することができる。
【0036】(5)しかも、本発明により、エバポレー
タ下部の遮風性が向上し、エバポレータをバイパスする
風量も減少するので、エバポレータの性能向上にも寄与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のドレンパン部の縦断面図
を示す図。
【図2】図1のB矢視断面図。
【図3】従来の車両用空調装置の概略構成を示す図。
【図4】図3のB−B矢視断面図。
【符号の説明】
1…ブロワユニット、 2…ブロワ、 3…切換ダンパ、 4…ケース、 5…クーリングユニット、 6…フィルタ、 7…エバポレータ、 8…ケース、 9…ヒータユニット、 10…ヒータコア、 11…吹出口切換ダンパ、 12…ケース、 13…ドレンパン、 13a、13b、13c…区画、 14…ドレンパイプ、 15…空間、 16…隙間、 17…ダクトジョイント部、 20…ドレン水案内壁、 21…切欠き。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺内 健一 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の空気流路中にエバポレータ(7)
    を収容設置してなるケース(8)の下面で、前記エバポ
    レータ(7)の下部に、ドレンパン(13)を形成して
    なる車両用空調装置のクーリングユニットにおいて、 前記ドレンパン(13)内に空気の流れ方向と交わる方
    向に、前記エバポレータ(7)の下面に達する高さのド
    レン水案内壁(20)を、少なくとも1以上立設してな
    ることを特徴とする車両用空調装置のクーリングユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 ドレンパン(13)及びドレン水案内壁
    (20)を、前記ケース(8)と一体形成してなること
    を特徴とする請求項1記載の車両用空調装置のクーリン
    グユニット。
  3. 【請求項3】 前記ドレン水案内壁(20)の一端部
    に、切欠き(21)を設け、前記ドレン水案内壁(2
    0)で仕切られた区画を連通してなることを特徴とする
    請求項1記載の車両用空調装置のクーリングユニット。
  4. 【請求項4】 内部の空気流路中にエバポレータ(7)
    を収容設置してなるケース(8)の下面で、前記エバポ
    レータ(7)の下部に、ドレンパン(13)を形成して
    なる車両用空調装置のクーリングユニットにおいて、 前記ドレンパン(13)の底面を一側に傾斜させ、前記
    ドレンパン(13)の底面に、空気の流れ方向と交わる
    方向に、前記エバポレータ(7)の下面に達する高さの
    ドレン水案内壁(20)を、少なくとも1以上立設し、
    前記ドレン水案内壁(20)のドレンパン(13)底面
    の傾斜方向下方側の端部に、切欠き(21)を設けると
    共に、前記ドレンパン(13)底面の傾斜下方側にドレ
    ンパイプ(14)を接続してなることを特徴とする車両
    用空調装置のクーリングユニット。
JP5941695A 1995-03-17 1995-03-17 車両用空調装置のクーリングユニット Pending JPH08253020A (ja)

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JP5941695A JPH08253020A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 車両用空調装置のクーリングユニット

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ID=13112654

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JP5941695A Pending JPH08253020A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 車両用空調装置のクーリングユニット

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JP (1) JPH08253020A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127822A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Panasonic Corp 消音ボックス付送風機
WO2017175477A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
US10471802B2 (en) 2016-08-10 2019-11-12 Komatsu Ltd. Work vehicle and operator's compartment unit

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021015