JPH0825269A - 搬送ロボットのハンド部の吸着機構 - Google Patents

搬送ロボットのハンド部の吸着機構

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JPH0825269A
JPH0825269A JP31132093A JP31132093A JPH0825269A JP H0825269 A JPH0825269 A JP H0825269A JP 31132093 A JP31132093 A JP 31132093A JP 31132093 A JP31132093 A JP 31132093A JP H0825269 A JPH0825269 A JP H0825269A
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JP
Japan
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pressure
suction
negative pressure
suction pad
positive
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JP31132093A
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English (en)
Inventor
Masanori Utsuki
正則 宇津木
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Esector Ltd
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Fanuc Business KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハンド部16に設けられた対象物吸着パッド
17に対し一定の負圧を供給する負圧供給手段21と正
圧を供給する正圧供給手段22とを連結し、正圧供給手
段22には供給圧を調整する調圧手段23を設け、ロボ
ット制御装置11により上記調圧手段23の作動を制御
する。 【効果】 吸着パッド17には負圧供給手段21からの
負圧と正圧供給手段22からの正圧とが供給されるか
ら、上記両圧の差圧が吸引力となる。正圧は調圧手段2
3により調整されるから、吸着パッド17の吸引力も可
変調整されるから、対象物の重量の大小に応じて最適の
吸引力で吸着することができ、吸引力を自動的に制御す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンド部に設けた吸着
パッドに対象物を吸着させ、この対象物を一地点から別
の地点に搬送する搬送ロボットのハンド部の吸着機構に
関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】2点間を移動するハンド部の
先端に吸着パッドを設け、該吸着パッドの内部を負圧に
して対象物を吸着し、搬送する搬送ロボットにおいて、
従来のものは吸着パッドの負圧が常に一定圧であったか
ら、搬送される対象物が設定された重量に比べてはるか
に軽い(一般的に軽いものは強度が低い)と、加えられ
た負圧によって対象物が変形したり破損したりすること
があり、反対に重いと、搬送不良が生じることになる。
このような不都合を解決するためには、負圧を調整する
か、重量別に構成された吸着パッドを対象物に応じて交
換すればよい。
【0003】しかしながら、負圧発生機(ブロア)のト
ルクを制御しようとすると、回転が不安定になりハンチ
ングを起こしてしまうので、微妙な負圧の調整ができな
い。したがって搬送を自動化することができない。これ
に対し、吸着パッドを交換操作する作業は煩雑で、非能
率的であるという欠点があった。
【0004】また、従来の吸着機構では、負圧発生機と
吸着パッドとは一本の連続したフレキシブルパイプによ
って連結されていた。ところが、フレキシブルパイプは
ロボットの回動運動に追従して折れ曲がるので、折れ曲
がり角度が大きいと負圧のエアの流路が狭められて供給
の妨げになり所定の吸引力が得られずに、対象物の吸着
不良が生じたり、いったん吸着した対象物を落下させた
りする事故が発生するおそれがあった。また、繰り返し
の折り曲げにライフサイクルが短くなる欠点もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は前記欠点を解消し、特に同じ吸
着パッドの吸引力を自動的に調整制御することにより搬
送する対象物の重量に応じて適正な吸引力で吸着するこ
とができる搬送ロボットのハンド部の吸着機構を提供す
ることをその目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る搬送ロボットのハンド部の吸着機構
は、ハンド部に対象物を吸着させる吸着パッドを備え、
上記対象物を一地点から他の地点に搬送する搬送ロボッ
トにおいて、上記吸着パッドに対し一定の負圧を供給す
る負圧供給手段と正圧を供給する正圧供給手段とを連結
し、正圧供給手段には供給圧を調整する調圧手段を設
け、ロボット制御装置により上記調圧手段の作動を制御
することを特徴とする。
【0007】前記負圧供給手段には、前記吸着パッドを
大気又は負圧発生機に選択的に接続する二方向バルブを
設けるのが好ましい。
【0008】同様に、前記負圧供給手段の負圧供給パイ
プを搬送ロボットのアームの関節部上に回動可能に配置
された連結部材を介して連結された複数のパイプ部材か
ら構成するのがよい。
【0009】また、前記ハンド部の吸着機構において、
前記調圧手段は前記ロボット制御装置から出力されたア
ナログ信号により圧縮エアの流量を調整する流量調整バ
ルブから構成されるとともに、前記正圧供給手段には、
前記調圧手段に圧縮エアを供給又は停止する開閉バルブ
が設けられ、該開閉バルブの作動信号は前記流量調整バ
ルブを作動させるアナログ信号と並列に出力されるよう
にするのがよい。
【0010】さらに、前記ハンド部の吸着機構におい
て、前記吸着パッド内の圧力を検出してその検出値を前
記ロボット制御装置にアナログ信号として前記ロボット
制御装置に出力させ、上記アナログ信号に応じて前記調
圧手段の作動を制御するようにするのが好ましい。
【0011】
【発明の作用、効果】請求項1の発明によれば、吸着パ
ッドには負圧供給手段からの負圧と正圧供給手段からの
正圧とが供給されるから、上記両圧の差圧が吸引力とな
る。正圧は調圧手段により調整されるから、吸着パッド
の吸引力も可変調整される。したがって、対象物の重量
の大小に応じて最適の吸引力で吸着することができ、対
象物が変形したり、破損したりすることが防止される。
しかも、調圧手段の作動をロボット制御装置により上記
吸引力を自動的に調整制御し、対象物を重量に応じて自
動的に搬送することができる。これにより、一つのライ
ンで多種類の対象物を搬送することができる。
【0012】また、請求項2の発明によれば、搬送時に
は二方向バルブにより吸着パッドと負圧発生機とが接続
され、吸着パッドには負圧が供給される。搬送した対象
物を吸着パッドから離脱させるときは、二方向バルブに
より吸着パッドを大気に接続させて吸着パッドに供給さ
れた負圧をゼロにすることによって、吸着パッドからは
正圧供給手段による正圧が放出される。したがって、特
に対象物が軽量で薄い場合には、吸着パッドから高圧で
離脱させて所定の位置に落下させることができる。
【0013】請求項3の発明によれば、対象物の搬送時
に負圧供給パイプもロボットの運動に追従し、各パイプ
部材は連結部材から折れ曲がるが、連結部材はアームの
関節部に設けられているから、各パイプ部材が大きく折
れ曲ることはない。このため、パイプの耐久性が向上
し、確実に負圧を吸着パッドに供給することができるほ
か、パイプが円滑に折れ曲がることによりロボットのア
ームに過負荷を与えることがないから、ロボットの耐久
性も向上する。
【0014】請求項4の発明によれば、流量調整バルブ
はロボット制御装置からのアナログ信号により制御され
る。したがって、正圧を効率的に自動調整して吸着パッ
ドの吸引力を対象物に応じて最適にすることができる。
しかも、開閉バルブの作動信号は前記流量調整バルブを
作動させるアナログ信号と並列に出力され、両バルブは
並列的に作動するから、正圧の供給・停止と調整を迅速
に行なうことができる。
【0015】請求項5の発明によれば、吸着パッド内の
圧力はロボット制御装置にフィードバックされて吸着パ
ッド内の圧力が適正かどうかを判断し、適正でないとき
は調圧手段により適正に自動調整される。このように、
対象物は吸着後も常に確実に設定された通りの吸引力で
吸着されているかどうかが確認されるから、対象物を最
適な吸引力で確実に搬送することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明に係る搬送ロボットを適用した
自動パレタイズ装置で、搬入された対象物(段ボール)
を選択し、所定の段ボールをさらに別の所定の位置(パ
レット)に積載するものである。その作動態様について
説明すると、段ボール1aが上流コンベア2の先端位置
まで送られたとき、先行の段ボール1aがある場合には
上記先端位置でストッパ(図示せず)により停止させら
れ、先行の段ボール1aがなければそのまま搬入コンベ
ア3上の位置まで進む。そして、この位置に設けられた
移送手段4によりバーコードリーダ5に近接するように
移送され、段ボール1aの側面のバーコードがバーコー
ドリーダ5に読み取られてパレット6上に搬送されるべ
き段ボール1aかそうでないものかが判別され、搬送さ
れるべきでない段ボール1aは搬出コンベア7上に載置
され、さらにエスケープシリンダ8により下流コンベア
9に送られて別の位置に転送される。搬送されるべき段
ボール1aは搬入コンベア3の先端まで移送され、別ノ
ストッパ(図示せず)により停止させられ、位置決めシ
リンダ10により片側に押し付けられる。さらに、後述
の搬送ロボットAが作動し、上記段ボール1aを順次パ
レット6上に搬送し、一段目の所定数の段ボール1aを
積んだ後は、搬入コンベア3の間に積重ね状態で配置さ
れた荷崩れ防止用の合紙(あいし)1bを搬送して上記
一段目の複数の段ボール1aの上に載置し、さらに合紙
1bの上に次の上位段の段ボール1aを積載し(図3参
照)、これを所定の段数になるまで繰り返してパレタイ
ズ作業を完了する。
【0017】なお、11はロボット制御装置であり、そ
の制御操作は主制御盤12とロボットの近傍位置に配置
された制御盤13とによって行なわれる。上記ロボット
制御装置11には、どの種類の段ボール1aをどの位置
からどの位置に何個積んで一段目を完成させ、その後に
上記段の上に合紙1bを積み、さらにその上に次の上位
段の段ボール1aを積載し、これを所定の段数になるま
で繰り返すという作業工程のプログラムが予め記憶され
ている。
【0018】ところで、前記パレタイズ装置に使用され
ている搬送ロボットAは、図2に示されるように、支柱
14に沿って上下動する第1アーム15aに第2アーム
15bを水平回動自在に連結し、第2アーム15bの先
端のハンド部16に吸着パッド17を設けるとともに、
各関節部にはそれぞれ第1の回動軸18と第2の回動軸
19と第3の回動軸20とを設けたもので、吸着パッド
17に対象物(段ボール1a、合紙1b)を吸着し、支
柱14に沿って上下動することにより上下方向に運動し
(同図の点線参照)、また第1アーム15aと第2アー
ム15bとを屈伸させることにより水平方向に運動し、
図1に点線で示した可動範囲内の2点間に対象物を搬送
する。
【0019】前記ハンド部16に設けられた吸着機構
は、上記搬送ロボットAに前記プログラムを実行させる
にあたり、段ボール1aであるか合紙1bであるかに応
じて対象物を吸着パッド17に最適の吸引力で吸着させ
るための機構で、図2、図7に示すように、基本的には
ハンド部16に設けた吸着パッド17に対し一定の負圧
を供給する負圧供給手段21と正圧を供給する正圧供給
手段22とを連結し、正圧供給手段22には供給圧を調
整する調圧手段23を設け、上記ロボット制御装置11
により上記調圧手段23の作動を制御することにより構
成されている。
【0020】負圧供給手段21は常に一定の負圧を発生
する負圧発生機(ルーツブロア)24とこれに連結され
たパイプ(フレキシブルパイプが好ましい)25と二方
向バルブ26とからなるもので、負圧供給パイプ25は
前記搬送ロボットAに沿って配管され、その端部はハン
ド部16の吸着パッド17に連結されている。負圧供給
パイプ25は複数のパイプ部材25aからなり、各パイ
プ部材25aは上記各関節部の第1の回動軸18、第2
の回動軸19及び第3の回動軸20上に配置固定された
連結部材(スィーベルジョイント)27を介して一体的
に連結されている。
【0021】二方向バルブ26は、図4に示されるよう
に、閉鎖時には吸着パッド17を大気に接続させ、開放
時には吸着パッド17を負圧発生機24に接続するもの
で、ロボット制御装置11からの命令により開閉作動す
る。
【0022】また、負圧供給パイプ25の途中にはエア
フィルター28と圧力検出手段(圧力ゲージ)29とが
直列に設けられている。
【0023】圧力検出手段29は負圧供給パイプ24内
の圧力により吸着パッド17内の圧力を検出する(パイ
プ内の圧力は吸着パッド17内の圧力と等しい)もの
で、その検出値は電圧に変換されてアナログの電気信号
としてロボット制御装置11に出力するように構成され
ている。なお、圧力検出手段29は必ずしもパイプ内に
配置する必要はない。吸着パッド17に配置してもよ
い。
【0024】次に、正圧供給手段22は、図2、図5の
ように、高圧発生機(エアコンプレッサ)30と開閉バ
ルブ32と調圧手段23と正圧供給パイプ35とから構
成され、高圧発生機からの正圧が調圧手段23によって
調圧され、正圧供給パイプ35から吸着パッド17に供
給されるように構成されている。
【0025】開閉バルブ32は調圧手段23に高圧発生
機30から供給された圧縮エアによる供給圧を供給又は
停止するものであり、また、調圧手段23は前記ロボッ
ト制御装置11から出力されたアナログ信号により圧縮
エアの流量を調整する流量調整バルブ23aによって構
成されている。この流量調整バルブ23aは円錐状のバ
ルブ本体33をサーボモータ34により中心軸方向に移
動させて圧縮エアの流路の断面積をコントロールするこ
とにより、圧縮エアの流量を調整するもので、サーボ機
構の作動はロボット制御装置11から出力されたアナロ
グ信号により制御される。
【0026】また、流量調整バルブ23aの作動信号
(アナログ信号)は開閉バルブ32の開閉信号(デジタ
ル信号)と並列に出力されるように設定されている。つ
まり、正圧を供給するときは、開閉バルブ32が開き作
動すると同時にサーボ機構が回転してバルブ本体33を
適正位置に移動させることにより、設定された正圧を吸
着パッド17に供給する。正圧の供給を停止するとき
は、開閉バルブ32を閉じ作動させる。
【0027】したがって、前記吸着機構において、負圧
供給手段21の二方向バルブ26が開放状態の時(吸着
パッド17が負圧発生機に接続)は、負圧供給手段21
から供給される負圧は常に一定であるから、吸着パッド
17内の圧力は負圧供給手段21からの供給圧と正圧供
給手段22からの供給圧との差圧となる。これが搬送の
対象物を吸着させる吸引力となる。正圧供給手段22か
らの正圧は可変調整できるから、上記吸引力は、負圧供
給手段21からの供給圧(正圧供給手段22からの供給
圧がゼロ)と、負圧供給手段21からの供給圧から正圧
供給手段22の最大供給圧を引いた差圧との間で可変と
なる。
【0028】これに対し、二方向バルブ26が閉鎖状態
の時(吸着パッド17が大気に接続)は、負圧供給手段
21からの供給圧はゼロであるから、吸着パッド17内
の圧力は正圧供給手段22からの供給圧(正圧)と等し
くなり、この場合の吸引力はゼロ以下となる。これによ
り、合紙1bのような軽量物を目的のパレット6位置に
搬送して落下させる場合は、パレット6上の段ボール1
aの上面に吸着パッド17が到達した後に吸着パッド1
7から高圧が出て合紙1bを直下方に吹き飛ばし、迅速
に段ボール1aの上面の所定位置に落下させることがで
きる。これに対し、吸着パッド17からゆっくりと離脱
させると、合紙1bは軽いため落下速度が遅いほか、移
動方向が定まらず、所定の位置からずれてしまいやす
い。
【0029】このように、調圧手段23をロボット制御
装置11から出力されるアナログ信号でコントロールす
ることにより、吸引力は段ボール1aと合紙1bという
対象物に応じてそれぞれ最適な吸引力を設定することが
できる。
【0030】なお、図6に示されるように、圧力検出手
段29(圧力ゲージ)によって検出されたパイプ内の圧
力(吸着パッド17内の圧力)は常時アナログ信号でロ
ボット制御装置11にフィードバックされる。ロボット
制御装置11では、検出された圧力と設定された吸引力
に対応する圧力とを比較し、対象物が適正な吸引力によ
り吸着されているかどうかを判断する。上記両圧力が等
しいか近似していれば吸引力は適正である。検出圧が設
定圧よりも低いときは、吸引力は不十分であるから、調
圧手段23により適正に調整する。
【0031】また、段ボール1a等の対象物を搬送する
際、負圧供給パイプ25もロボットのアームの水平方向
の運動に追従し、上記パイプは連結部材27から折れ曲
がるが、連結部材27はアームの関節部に設けられてい
るから、各パイプ部材が大きく折れ曲ることはない。こ
のため、パイプの耐久性が向上し、確実に負圧を吸着パ
ッド17に供給することができるほか、パイプが全体と
して円滑に折れ曲がることによりロボットのアームに過
負荷を与えることがないから、ロボットの耐久性も向上
する。
【0032】前述の吸着機構は図7に示されるようにな
るが、その作動態様を同図について説明すると、まず段
ボール1aを搬送する場合は、ハンド部16の吸着パッ
ド17を図1の搬入コンベア3上の段ボール1aに当接
させる。二方向バルブ26を開くことにより吸着パッド
17には負圧供給手段21から一気に負圧が供給され
る。同時に正圧供給手段22から設定された正圧が供給
され、得られた吸引力により段ボール1aは吸着パッド
17に吸着される。さらに、圧力検出手段29からのア
ナログ信号により吸引力が適正であることを確認した
後、段ボール1aをパレット6の位置に搬送する。ここ
で二方向バルブ26を閉鎖させ、吸着パッド17の吸引
力を急激に低下させて段ボール1aを離脱させ、パレッ
ト上に載置する。離脱は二方向バルブ26によらず、調
圧手段23によってもよい。一段目の段ボール1aの搬
送終了後、合紙1bを搬送するときは、ロボット制御装
置11により調圧手段23が作動して吸着パッド17の
吸引力が小さくなる。合紙1bをパレット6位置で上記
段ボール1aの上に載置するときは、吸着パッド17か
ら高圧エアを吹き出して合紙1bを一段目の段ボールの
上面に落下させる。その後、さらに段ボール1aと合紙
1bとを繰り返し搬送し、所定段数まで積載された段ボ
ールはフォークリフト等により更に別の位置に移送され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送ロボットを使用した自動パレ
タイズ装置の全体説明図
【図2】上記搬送ロボットのハンド部の吸着機構の説明
【図3】段ボール1aの積載態様説明図
【図4】二方向バルブの構造説明図
【図5】正圧供給手段の概要説明図
【図6】吸引力の自動調整を説明するブロック図
【図7】前記吸着機構を説明するためのブロック図
【符号の説明】
11 ロボット制御装置 16 ハンド部 17 吸着パッド 21 負圧供給手段 22 正圧供給手段 23 調圧手段 23a 流量調整バルブ 25 負圧供給パイプ 26 二方向バルブ 27 連結部材 32 開閉バルブ
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】前述の吸着機構は図7に示されるようにな
る。なお、同図において太い実線又は点線の矢印はエア
の流れを示し、細い実線の矢印は制御又は検出の電気信
号を示す。上記吸着機構の作動態様を同図について説明
すると、まず段ボール1aを搬送する場合は、ハンド部
16の吸着パッド17を図1の搬入コンベア3上の段ボ
ール1aに当接させる。二方向バルブ26を開くことに
より吸着パッド17には負圧供給手段21から一気に負
圧が供給される。同時に正圧供給手段22から設定され
た正圧が供給され、得られた吸引力により段ボール1a
は吸着パッド17に吸着される。さらに、圧力検出手段
29からのアナログ信号により吸引力が適正であること
を確認した後、段ボール1aをパレット6の位置に搬送
する。ここで二方向バルブ26を閉鎖させて吸着パッド
17を大気に接続させることにより、吸着パッド17の
吸引力を急激に低下させて段ボール1aを離脱させ、パ
レット上に載置する。離脱は方向バルブ26によらず、
調圧手段23によってもよい。一段目の段ボール1aの
搬送終了後、合紙1bを搬送するときは、ロボット制御
装置11により調圧手段23が作動して吸着パッド17
の吸引力が小さくなる。合紙1bをパレット6位置で上
記段ボール1a上に載置するときは、吸着パッド17か
ら高圧エアを吹き出して合紙1bを一段目の段ボールの
上面に落下させる。その後、さらに段ボール1aと合紙
1bとを繰り返し搬送し、所定段数まで積載された段ボ
ールはフォークリフト等により更に別の位置に移送され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンド部に対象物を吸着させる吸着パッ
    ドを備え、上記対象物を一地点から他の地点に搬送する
    搬送ロボットにおいて、上記吸着パッドに対し一定の負
    圧を供給する負圧供給手段と正圧を供給する正圧供給手
    段とを連結し、正圧供給手段には供給圧を調整する調圧
    手段を設け、ロボット制御装置により上記調圧手段の作
    動を制御することを特徴とする搬送ロボットのハンド部
    の吸着機構。
  2. 【請求項2】 前記負圧供給手段には、前記吸着パッド
    を大気又は負圧発生機に選択的に接続する二方向バルブ
    を設けた請求項1記載の搬送ロボットのハンド部の吸着
    機構。
  3. 【請求項3】負圧供給手段の負圧供給パイプは搬送ロボ
    ットのアームの関節部上に回動可能に配置された連結部
    材を介して連結された複数のパイプ部材からなる請求項
    1記載の搬送ロボットのハンド部の吸着機構。
  4. 【請求項4】 前記調圧手段は前記ロボット制御装置か
    ら出力されたアナログ信号により圧縮エアの流量を調整
    する流量調整バルブから構成されるとともに、前記正圧
    供給手段には、前記調圧手段に圧縮エアを供給又は停止
    する開閉バルブが設けられ、該開閉バルブの作動信号は
    前記流量調整バルブを作動させるアナログ信号と並列に
    出力される前記請求項1記載の搬送ロボットのハンド部
    の吸着機構。
  5. 【請求項5】 前記吸着パッド内の圧力を検出してその
    検出値を前記ロボット制御装置にアナログ信号として前
    記ロボット制御装置に出力させ、上記アナログ信号に応
    じて前記調圧手段の作動を制御する請求項1記載の搬送
    ロボットのハンド部の吸着機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111232811A (zh) * 2018-11-29 2020-06-05 派亚博股份公司 控制包括真空发生器装置的真空系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111232811A (zh) * 2018-11-29 2020-06-05 派亚博股份公司 控制包括真空发生器装置的真空系统

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