JP2002301683A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

Info

Publication number
JP2002301683A
JP2002301683A JP2001102317A JP2001102317A JP2002301683A JP 2002301683 A JP2002301683 A JP 2002301683A JP 2001102317 A JP2001102317 A JP 2001102317A JP 2001102317 A JP2001102317 A JP 2001102317A JP 2002301683 A JP2002301683 A JP 2002301683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
arm
supplied
axis
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001102317A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Uchida
善幸 内田
Eiji Takei
英治 武井
Shogo Yokoyama
章吾 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Seiki Co Ltd
Tietech Co Ltd
Original Assignee
Star Seiki Co Ltd
Tietech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Seiki Co Ltd, Tietech Co Ltd filed Critical Star Seiki Co Ltd
Priority to JP2001102317A priority Critical patent/JP2002301683A/ja
Publication of JP2002301683A publication Critical patent/JP2002301683A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動手段の負荷に対応するバランス力を容易
に調整することができる搬送装置を提供する。 【解決手段】 搬送装置2の軌道Zは、アーム6を上下
方向に駆動させるZ軸サーボモータ24と、シリンダ部
12a内のエア圧力を調整する電気式の圧力調整バルブ
15と、ハウジング5にエアシリンダ12のシリンダ部
12aを固定し、エアシリンダ12のロッド部12bが
アーム6に連結して構成される。アーム6が所定時間以
上停止する時に、CPU31がZ軸サーボモータ24の
保持電流Iを検出し、検出された保持電流Iと制御指令
値(制御指令値IC=0)との偏差が縮まるように、圧
力調整バルブ15に供給する制御電流を制御すること
で、圧力調整バルブ15のバルブ開度量を制御すること
ができる。このため、電流負荷に対応させたバランス力
をエアシリンダ12によってアーム6に付与することが
でき、Z軸サーボモータ24の消費電力が節電できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に物を搬
送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば射出成形機で成形された加工物
は、搬送装置によって所定位置に搬送される。搬送装置
は、把持部に設けられた把持具で加工物(搬送品)を把
持し、把持しながら搬送する。搬送装置には、把持部が
水平及び上下方向に設けられた軌道に沿って移動できる
ように設けられている。把持部の駆動手段として、例え
ばサーボモータ等が用いられている。従来では、サーボ
モータに供給する電流を節電するため、バランサが配設
されている。バランサは、例えばシリンダ等を用いて、
把持部における重量を相殺する方向に荷重(以下、「バ
ランス荷重」という)を付与する。バランス荷重は、バ
ランサを手動で調整して供給される。バランス荷重の大
きさ(供給量)は、把持部の自重(機械重量)等に応じ
て設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、把持部
の重量(モータに加わる荷重)は、搬送作業毎によって
変化する。例えば、搬送品の重量が異なる場合や、搬送
時に使用する把持具の自重(機械重量)が異なる場合等
である。従来の搬送装置では、把持部の重量や搬送品の
重量が異なる毎に把持部の重量に対応するバランス荷重
を手動で調整する必要があるため、非常に煩雑であっ
た。本発明は、このような問題点を解決するために創案
されたものであり、駆動手段の負荷に対応するバランス
力を容易に調整することができる搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの
搬送装置である。請求項1に記載の搬送装置では、制御
手段は、負荷検出手段で検出された負荷に応じてバラン
サを制御する搬送装置である。このため、駆動手段の負
荷に対応するバランス力を容易に調整することができ
る。また、第2発明は、請求項2に記載されたとおりの
搬送装置である。請求項2に記載の搬送装置では、搬送
手段を駆動するモータに供給する電流に基づいて負荷を
検出する。このため、負荷の検出が容易である。また、
第3発明は、請求項3に記載されたとおりの搬送装置で
ある。請求項3に記載の搬送装置では、搬送手段が停止
している時に、モータに供給される電流に基づいて負荷
検出する。これにより、モータの負荷を確実に検出する
ことができる。また、第4発明は、請求項4に記載され
たとおりの搬送装置である。請求項4に記載の搬送装置
では、モータの電流値と設定値との偏差の極性及び値に
応じてバランサを制御する。これにより、バランサを負
荷に応じて適格に制御することができる。また、第5発
明は、請求項5に記載されたとおりの搬送装置である。
請求項5に記載の搬送装置では、バランサをエアシリン
ダによって構成している。これにより、バランサを安価
に構成することができる。また、第6発明は、請求項6
に記載されたとおりの搬送装置である。請求項6に記載
の搬送装置では、制御手段は、エアシリンダに供給する
エアの圧力を制御する。これにより、エアシリンダの出
力を容易に制御することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図6を用いて説明する。図1は、本実施の形態の搬
送装置2を、X軸方向から見た軌道Yと軌道Zを示す概
略図である。図2は、本実施の形態の搬送装置2を用い
て、射出成形機1で成形した成形品3を搬送する動作の
一例を示す図である。図3は、搬送装置2の軌道Zの概
略構造を示す図である。図4は、搬送装置2の制御部
(サーボ制御回路部)21を示すブロック図である。な
お、搬送装置2の駆動方向は、図2に示すX軸方向(射
出成形機の長手方向)、Y軸方向(射出成形機の幅方
向)、Z軸方向(上下方向)とする。また、図2の右上
部に示したX、Y、Zの矢印の方向をプラス方向とす
る。
【0006】搬送装置2は、軌道X(X軸方向の動
作)、軌道Y(Y軸方向の動作)、軌道Z(Z軸方向の
動作)を有する3つの軌道で構成されている。搬送装置
2には、チャック部4が軌道X、軌道Y、軌道Zに沿っ
て往復移動できるように、それぞれX軸サーボモータ2
2、Y軸サーボモータ23、Z軸サーボモータ24が取
付けられている。図4に示すように、X軸サーボモータ
22にX軸エンコーダ25、Y軸サーボモータ23にY
軸エンコーダ26、Z軸サーボモータ24にZ軸エンコ
ーダ27がそれぞれ付設されている。軌道Zには、アー
ム6が、図3に示すように、ハウジング5を介してZ軸
方向に移動可能に設けられている。アーム6の下方端に
は、チャック部4が取り付けられている。チャック部4
は、成形品3を爪4aで把持することができ、爪4aの
把持方向を変化させる回転機構(図示省略)を備える。
搬送装置2は、射出成形機1で成形された成形品3をチ
ャック部4の爪4aで掴み、掴んだ成形品3を所定位置
に搬送した後、爪4aを開放して成形品3を開放する。
チャック部4の位置検出は、X軸エンコーダ25、Y軸
エンコーダ26、Z軸エンコーダ27によって検出され
るようになっている。搬送装置2は、例えば図1の矢印
に示す動作に基づいて、射出成形機1で成形された成形
品3を取出すことができるように配設されている。
【0007】搬送装置2の軌道Zは、図1及び図3に示
すように、ハウジング5を有する。ハウジング5には、
Z軸サーボモータ24の駆動軸24aが、軸受け(図示
省略)を介して回転可能に取り付けられている。Z軸サ
ーボモータ24の駆動力は、ハウジング5に設けられた
プーリ7、ベルト8、アーム6の上方に取り付けられた
連結具9を介してアーム6に伝達される。ハウジング5
には、ジャバラ10が連結具9の両側で伸縮可能に取り
付けられ、アーム6が移動すると、ジャバラ10が伸縮
するようになっている。アーム6を上昇させる時(Z軸
プラス方向)には、Z軸サーボモータ24の駆動軸24
aが反時計方向に回転し、下降させる時(Z軸マイナス
方向)には、Z軸サーボモータ24の駆動軸24aが時
計方向に回転するようになっている。
【0008】また、ハウジング5には、バランサとして
のエアシリンダ12のシリンダ部12aが固定されてい
る。エアシリンダ12のロッド部12bは、接続具11
を介してアーム6に取り付けられている。シリンダ部1
2aには電磁弁13a、13bが設けられている。電磁
弁13a、13bは、切換弁18を介してシリンダ部1
2a内のエア圧力を調整する電気式エアレギュレータ
(圧力調整バルブ)15に接続されている。圧力調整バ
ルブ15は、コンプレッサ16から供給されるエアの圧
力を調整する。圧力調整バルブ15で圧力調整されたエ
アは、切換弁18により切替えられる電磁弁13aの吸
入側あるいは電磁弁13bの吸入側を介して、シリンダ
部12aの上室19aあるいは下室19bに供給され
る。アーム6を上昇させる場合には、コンプレッサ16
から供給されるエアは、圧力調整バルブ15、切換弁1
8、電磁弁(吸入側)13bを介してシリンダ部12a
内の下室19bに供給される。これにより、アーム6に
上方向のバランス力が加えられる。また、アーム6を下
降させる場合には、コンプレッサ16から供給されるエ
アは、圧力調整バルブ15、切換弁18、電磁弁(吸入
側)13aを介してシリンダ部12a内の上室19aに
供給される。これにより、アーム6に下方向の力が加わ
る。電磁弁13aあるいは13bには、それぞれサイレ
ンサ14が設けられている。そして、ロッド部12bが
移動する時、シリンダ部12a内の上室19aあるいは
下室19bのエアが、電磁弁13a(排出側)、13b
(排出側)からサイレンサ14を介して排出される。電
磁弁13a、13b、サイレンサ14、圧力調整バルブ
15、コンプレッサ16、切換弁18は、配管17で連
結されている。
【0009】次に、制御部(サーボ制御回路部)21に
は、図4に示すように、中央演算処理装置(CPU)
(以下、「CPU」という)31、RAM、ROM等の
記憶手段32が設けられている。CPU31は、記憶手
段32と相互に接続されている。CPU31は、記憶手
段32に記憶されている制御プログラムに基づいて、搬
送装置2を制御する。X軸サーボモータ22にX軸サー
ボドライバ28、Y軸サーボモータ23にY軸サーボド
ライバ29、Z軸サーボモータ24にZ軸サーボドライ
バ30がそれぞれ接続されている。X軸サーボドライバ
28はX軸サーボモータ22を、Y軸サーボドライバ2
9はY軸サーボモータ23を、Z軸サーボドライバ30
はZ軸サーボモータ24を、それぞれ駆動制御する。X
軸サーボドライバ28、Y軸サーボドライバ29、Z軸
サーボドライバ30は、それぞれインタフェース(図示
省略)を介してCPU31に接続されている。圧力調整
バルブ15は、インタフェース37を介してCPU31
に接続されている。例えば、圧力調整バルブ15に供給
する電流(以下、「制御電流」という)を制御すること
により、圧力調整バルブ15のバルブ開度量が制御さ
れ、圧力調整バルブ15からエアシリンダ12aに供給
されるエアの圧力が調整される。電磁弁13a、13
b、切換弁18は、シーケンサユニット(図示省略)に
接続されている。
【0010】次に、搬送装置2のZ軸方向において、ア
ーム6にバランス力を供給する制御方法について、図5
及び図6を用いて説明する。図5は、Z軸サーボモータ
24に供給する保持電流に基づいて、シリンダ部12a
に供給するエア圧力を制御する制御回路36のブロック
線図である。図6は、エアシリンダ12に供給するエア
の圧力制御方法を示すフローチャート図である。本実施
において、以下では、アーム6を停止させる時に、CP
U31がZ軸サーボモータ24に供給する電流を「保持
電流」という。アーム6を所定位置に停止させる場合、
エアシリンダ12によりアーム6に供給されるバランス
力が適切でないと、アーム6を所定位置に保持するよう
に、Z軸サーボモータ24に保持電流が供給される。例
えば、エアシリンダ12により供給されるバランス力が
把持部の荷重より小さい場合には、アーム6が図3の下
方に移動する。この場合、Z軸サーボモータ24には、
アームを図3の上方に移動させる保持電流が供給され
る。一方、エアシリンダ12により供給されるバランス
力が把持部の荷重より大きい場合には、アーム6が図3
の上方に移動する。この場合、Z軸サーボモータ24に
は、アームを図3の下方に移動させる保持電流が供給さ
れる。なお、アーム6を所定位置に停止させる場合に
は、圧力調整バルブ15で所定圧力に調整されたエア
は、エアシシリンダ12の下室19bに供給される。エ
アシシリンダ12の上室19aは大気に開放される。
【0011】次に、圧力調整バルブ15の制御方法につ
いて、図5に示すブロック線図を用いて説明する。圧力
調整バルブ15の開度量を制御する制御電流は、Z軸サ
ーボモータ24に供給される保持電流に基づいて、制御
回路36で制御される。制御回路36は、例えば図6に
示すように、比例ゲインブロック(KP)33と積分ゲ
インブロック(KI)34を並列に接続した比例積分回
路で構成されている。なお、保持電流Iが制御指令値I
cより小さい場合には、バルブを所定量だけ開く制御電
流が圧力制御バルブ15に供給される。また、保持電流
Iが制御指令値Icより大きい場合には、バルブを所定
量だけ閉じる制御電流が圧力調整バルブ15に供給され
る。圧力制御バルブ15の制御方法は、これ以外にも種
々の方法が可能である。例えば、保持電流Iと制御指令
値Icとの偏差に応じた制御電流を圧力制御バルブ15
に供給する方法を用いることもできる。
【0012】図6に示す処理は、アーム6が停止した時
に開始される。例えば、搬送プログラムによりアーム6
を所定位置に、所定時間以上停止させる場合に開始され
る。ステップS1では、CPU31はZ軸サーボモータ
24に供給される保持電流Iを検出する。なお、以下で
は、制御指令値Ic=0の場合について説明する。次
に、ステップS2では、検出した保持電流Iが、Z軸サ
ーボモータ24を反時計方向(アーム6を図3の上方向)
に移動させる方向の電流(以下、「マイナス方向の保持
電流」という)であるか否か、すなわち保持電流Iがマ
イナス(Ic−I<0)であるか否かを判別する。Z軸
サーボモータ24に供給される保持電流Iがマイナス方
向の保持電流であれば、ステップS3に進む。一方、保
持電流Iがマイナス方向の保持電流でなければ、ステッ
プS4に進む。次に、ステップS4では、検出した保持
電流Iが、Z軸サーボモータ24を時計方向(アーム6
を図3の下方向)に移動させる方向の電流(以下、「プ
ラス方向の保持電流」という)であるか否か、すなわち
保持電流Iがプラス(Ic−I>0)であるか否かを判
別する。Z軸サーボモータ24に供給される保持電流I
がプラス方向の保持電流であれば、ステップS5に進
む。一方、保持電流Iがプラス方向の保持電流でなけれ
ば(Ic=I)、処理を終了する。
【0013】ステップS3では、CPU31は、圧力調
整バルブ15のバルブを閉じる方向に所定の角度だけ移
動させる制御電流を圧力調整バルブ15に供給する。こ
れにより、シリンダ部12aの下室19bに供給される
エアの圧力が上昇し、ロッド部12bがZ軸プラス方向
に移動する。その後、ステップS1に戻る。ステップS
5では、CPU31は、圧力調整バルブ15のバルブを
開く方向に所定の角度だけ移動させる制御電流を圧力調
整バルブ15に供給する。これにより、シリンダ部12
aの下室19bに供給されるエアの圧力が下降し、ロッ
ド部12bがZ軸マイナス方向に移動する。その後、ス
テップS1に戻る。
【0014】以上の処理では、保持電流Iが制御指令値
Icより大きいか小さいかによって圧力調整バルブ15
に制御電流を供給したが、制御を安定化させるために
は、制御特性に不感帯を設けるのが好ましい。制御特性
に不感帯を設ける方法としては、例えば以下のような方
法がある。第1の方法は、ステップS2で、保持電流I
が、制御指令値Icより所定値ΔIcだけ低い値より小
さいか否か(I<Ic−ΔIc)を判別する。そして、
保持電流Iが、制御指令値Icより所定値ΔIcだけ低
い値より小さい場合に、ステップS3に進む。第2の方
法は、ステップS4で、保持電流Iが、制御指令値Ic
より所定値ΔIcだけ大きい値より大きいか否か(I>
Ic+ΔIc)を判別する。そして、保持電流Iが、制
御指令値Icより所定値ΔIcだけ大きい値より大きい
場合に、ステップS5に進む。第3の方法は、ステップ
S2で、保持電流Iが、制御指令値Icより所定値ΔI
cだけ低い値より小さいか否か(I<Ic−ΔIc)を
判別する。そして、保持電流Iが、制御指令値Icより
所定値ΔIcだけ低い値より小さい場合に、ステップS
3に進む。また、ステップS4で、保持電流Iが、制御
指令値Icより所定値ΔIcだけ大きい値より大きいか
否か(I>Ic+ΔIc)を判別する。そして、保持電
流Iが、制御指令値Icより所定値ΔIcだけ大きい値
より大きい場合に、ステップS5に進む。
【0015】以上のように、本実施の形態では、アーム
6が所定時間以上停止する時に、CPU31は、Z軸サ
ーボモータ24に供給される保持電流Iを検出する。そ
して、CPU31は、検出された保持電流Iが制御指令
値Icとなるように、圧力調整バルブ15に供給する制
御電流を制御する。制御電流に基づいて、圧力調整バル
ブ15のバルブ開度量が制御されることにより、シリン
ダ部12a内に供給されるエアの圧力が調整される。こ
れにより、Z軸サーボモータ24の負荷に対応させたバ
ランス力を、エアシリンダ12により自動的にアーム6
に付与することができる。これにより、これにより、バ
ランス力は適切に調節されるため、CPU31はZ軸サ
ーボモータ24に供給する保持電流を小さくすることが
でき、Z軸サーボモータ24の消費電力が節電できる。
【0016】以上の実施の形態では、エアシリンダ12
の制御手段として、コンプレッサ16、圧力制御バルブ
15、切換弁18、電磁弁13a、13b、サイレンサ
14を用いたが、エアシリンダの制御手段の構成はこれ
に限定されない。例えば、図7に示すようなエアシリン
ダ12の制御手段を用いることもできる。図7に示すエ
アシリンダ12の制御手段は、コンプレッサ16、圧力
制御バルブ15、電磁弁13、サイレンサ14により構
成されている。図7に示す実施の形態では、アーム6を
図3の上方に移動させる時及びアーム6を停止させる時
に、CPU31は、圧力調整バルブ15により圧力調整
されたエアがエアシリンダ12の下室19bに供給され
るように電磁弁13を制御する。一方、アーム6を図3
の下方に移動させる時には、CPU31は、エアシリン
ダ12の下室19b内のエアがサイレンサ14を介して
放出されるように電磁弁13を制御する。
【0017】本発明は上述した実施の形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し
てもよい。例えば、搬送装置2を用いて射出成形機1で
成形した成形品3を搬送したが、搬送装置2の配設目的
は限定されない。また、搬送装置2の構造、構成、エア
配管方法、エアシリンダ12の配設方法、動作等は、種
々変更可能である。また、制御回路36では、比例ゲイ
ンブロック(KP)33と積分ゲインブロック(KI)
34を並列に接続して構成したが、比例ゲインブロック
(KP)33と積分ゲインブロック(KI)34を直列
に接続してもよい。また、制御回路36の回路構成は種
々変更可能である。また、Z軸サーボモータ24に供給
する保持電流を検出して圧力調整バルブ15のバルブ開
度量を制御したが、例えばZ軸サーボモータ24のトル
クを検出したり、重量センサによってZ軸サーボモータ
24にかかる負荷を検出してもよく、Z軸サーボモータ
24の負荷状態を検出する方法は、種々変更可能であ
る。また、Z軸エンコーダ27を用いてZ軸サーボモー
タ24の回転を検出して、圧力調整バルブ15のバルブ
開度量を制御してもよい。また、シリンダ部12a内の
エアの圧力を圧力調整バルブ15で制御してバランス力
を制御したが、バランス力の制御方法は、シリンダ部1
2a内に供給するエア流量で制御してもよい。また、図
6の圧力制御方法を示すフローチャートについては、限
定されるものではない。また、バランサとして、エアシ
リンダ12を用いたが、油圧シリンダ等バランス力を供
給することができれば、様々のものを用いることができ
る。また、アーム6が停止している時に、Z軸サーボモ
ータ24に供給される保持電流により負荷を検出した
が、例えばZ軸サーボモータ24の加速及び減速時に供
給される駆動電流により負荷を検出してもよい。また、
エア圧力を圧力調整バルブ15により制御したが、ポン
プの回転数を変えてもよい。また、軌道Zの駆動手段と
して、Z軸サーボモータ24を用いたが、モータの種類
は限定されない。また、記憶手段32に圧力調整バルブ
15に供給する制御電流の指令値を記憶させてもよい。
また、制御指令値をIc=0としたが、制御指令値は適
宜変更可能である。また、爪4aで成形品3を把持して
いる状態の時、あるいは成形品3を把持していない状態
のいずれかの時にのみバランス力を調整するようにして
もよい。また、保持電流の電流値と制御指令値との偏差
量に基づいて圧力調整バルブ15の制御電流を制御した
が、制御電流の制御方法は種々変更可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の搬送装置
では、駆動手段の負荷に対応するバランス力を容易に調
整することができる搬送装置を提供することができる。
このため、搬送装置の駆動手段、例えばモータ等の消費
電力が節電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X軸方向から見た搬送装置の軌道Yと軌道Zを
示す概略図である。
【図2】本実施の形態の搬送装置を用いて成形品を搬送
する動作の一例を示す図である。
【図3】本発明の搬送装置の一実施の形態の概略図であ
る。
【図4】搬送装置の制御部を示すブロック線図である。
【図5】サーボモータに供給する保持電流に基づいてエ
ア圧力を制御する制御回路のブロック線図である。
【図6】エア圧力の制御方法を示すフローチャート図で
ある。
【図7】本発明の搬送装置の他の実施の形態の概略図で
ある。
【符号の説明】
2…搬送装置 6…アーム 12…エアシリンダ 12a…シリンダ部 12b…ロッド部 19a…上室 19b…下室 15…圧力調整バルブ 24…Z軸サーボモータ 31…CPU 33…比例ゲインブロック(KP) 34…積分ゲインブロック(KI) 36…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 英治 愛知県名古屋市瑞穂区下坂町2丁目36番地 株式会社スター精機内 (72)発明者 横山 章吾 愛知県名古屋市南区千竈通2丁目13番地1 株式会社タイテック内 Fターム(参考) 3C007 AS01 CU02 CV05 CY03 CY24 CY27 DS01 ES03 ET09 EV02 HS01 HS04 HS14 HS27 HT02 HT38 KS28 KS37 LV23 MT13 NS06 3H089 AA03 BB15 BB17 CC01 DA05 DB02 DB43 EE36 FF01 GG03 JJ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物を搬送する搬送手段と、搬送手段を駆
    動する駆動手段と、駆動手段の負荷に対応するバランス
    力を供給するバランサと、駆動手段の負荷を検出する負
    荷検出手段と、制御手段とを備え、 制御手段は、負荷検出手段で検出された検出信号に基づ
    いてバランサを制御する搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の搬送装置であって、駆
    動手段はモータであり、負荷検出手段はモータに供給す
    る電流に基づいて負荷を検出することを特徴とする搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の搬送装置であって、負
    荷検出手段は、搬送手段が停止している時に、モータに
    供給される電流に基づいて負荷を検出することを特徴と
    する搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の搬送装置であって、制
    御手段は、モータに供給される電流値と設定値との偏差
    の極性及び値に応じて、バランサを制御することを特徴
    とする搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の搬送装
    置であって、バランサにエアシリンダを用いることを特
    徴とする搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の搬送装置であって、制
    御手段は、エアシリンダに供給するエアの圧力を制御す
    ることを特徴とする搬送装置。
JP2001102317A 2001-03-30 2001-03-30 搬送装置 Pending JP2002301683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102317A JP2002301683A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102317A JP2002301683A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002301683A true JP2002301683A (ja) 2002-10-15

Family

ID=18955533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001102317A Pending JP2002301683A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002301683A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039372A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Yushin Precision Equipment Co Ltd バランスシリンダーへの供給空気圧力制御方法と制御装置
JP2010132378A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Ueno Seiki Kk 保持手段駆動装置、その制御方法、及び制御プログラム
CN107884698A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置及电子部件检查装置
JP2021519223A (ja) * 2018-04-22 2021-08-10 ゼンロボティクス オイ 廃棄物選別ロボットのロボットエンドエフェクタの力制御連結器
EP4000822A1 (en) * 2020-11-24 2022-05-25 System 3R International AB Balancing system for a handling robot
US11660762B2 (en) 2018-05-11 2023-05-30 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot
US11851292B2 (en) 2018-04-22 2023-12-26 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting gantry robot
US12064792B2 (en) 2020-10-28 2024-08-20 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot with gripper that releases waste object at a throw position
US12122046B2 (en) 2020-06-24 2024-10-22 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039372A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Yushin Precision Equipment Co Ltd バランスシリンダーへの供給空気圧力制御方法と制御装置
JP2010132378A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Ueno Seiki Kk 保持手段駆動装置、その制御方法、及び制御プログラム
CN107884698A (zh) * 2016-09-29 2018-04-06 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置及电子部件检查装置
JP2021519223A (ja) * 2018-04-22 2021-08-10 ゼンロボティクス オイ 廃棄物選別ロボットのロボットエンドエフェクタの力制御連結器
US11851292B2 (en) 2018-04-22 2023-12-26 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting gantry robot
US11660762B2 (en) 2018-05-11 2023-05-30 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot
US12122046B2 (en) 2020-06-24 2024-10-22 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot
US12064792B2 (en) 2020-10-28 2024-08-20 Mp Zenrobotics Oy Waste sorting robot with gripper that releases waste object at a throw position
EP4000822A1 (en) * 2020-11-24 2022-05-25 System 3R International AB Balancing system for a handling robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100337044B1 (ko) 가공 기계의 도입부분에서 시트 요소들을 위치결정시키는 방법 및 그 방법을 수행하기 위한 장치
KR101879469B1 (ko) 로봇 시스템의 퍼리퍼럴 구성요소를 제어하기 위한 방법 및 장치
JP2002301683A (ja) 搬送装置
JP2008073790A (ja) ロボットとロボットの制御装置および制御方法
US20120067701A1 (en) Apparatus
JP2009132484A (ja) ワーク移送装置
KR100746913B1 (ko) 자동차 제조용 소형 부품 공급 장치
KR20170078789A (ko) 반송 시스템 및 그 제어 방법
US8228015B2 (en) Servomotor speed control
JP2002187040A (ja) ローダ制御装置
CN217142938U (zh) 一种双通道自动锁螺丝机
JP3128972U (ja) 部品供給システム
CN214136102U (zh) 一种用于加工工业机器人用固定块的机械抓取臂
JP3556779B2 (ja) サーボモータのオーバーシュート防止方法
JP3651391B2 (ja) ローダ制御装置
JP3625127B2 (ja) 基板搬送装置並びに真空装置
CN109202719A (zh) 研磨工艺的控制方法及修正磨具与被加工件间压力的方法
JP2003039372A (ja) バランスシリンダーへの供給空気圧力制御方法と制御装置
JPH08270605A (ja) エアシリンダの位置決め装置
CN110524548A (zh) 一种基于闭环控制的机器人与缝纫机速度协同方法
CN112262025A (zh) 机器人系统及其运转方法
JP2000296487A (ja) ロボット装置
JP2007091373A (ja) 荷役機械
CN221792766U (zh) 一种机器人执行器及其卸料限位件
CN211491560U (zh) 一种搬运铁锭的液压机器人

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212