JPH08252262A - 左心室性頻拍の治療に用いる誘導導入器 - Google Patents
左心室性頻拍の治療に用いる誘導導入器Info
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- JPH08252262A JPH08252262A JP8028133A JP2813396A JPH08252262A JP H08252262 A JPH08252262 A JP H08252262A JP 8028133 A JP8028133 A JP 8028133A JP 2813396 A JP2813396 A JP 2813396A JP H08252262 A JPH08252262 A JP H08252262A
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- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 後退接近法により左心室内で心室性頻拍を治
療するためのアブレーションまたはマッピングするカテ
ーテルに用いる、管状の誘導導入器。 【解決手段】 誘導導入器が、挿入地点から心臓に達す
る長さの細長い第1領域、半径 2.5〜5.1 cm、円弧角度
約 190〜230 °または 160〜200 °の曲線からなる湾曲
した第2領域、ならびに直線部と湾曲部を持つ第3領域
から構成される。第3領域の直線部は長さ 2.5〜6.4 cm
または 5.1〜7.6 cmであり、湾曲部は半径約 1.3〜3.8
cm、円弧角度約70〜110 °の曲線を描き、この曲線が第
3領域の直線部を回転軸として、第1領域と第2領域と
が作る平面から±45°以内または45〜135 °の角度で時
計方向または反時計方向に回転しうる。
療するためのアブレーションまたはマッピングするカテ
ーテルに用いる、管状の誘導導入器。 【解決手段】 誘導導入器が、挿入地点から心臓に達す
る長さの細長い第1領域、半径 2.5〜5.1 cm、円弧角度
約 190〜230 °または 160〜200 °の曲線からなる湾曲
した第2領域、ならびに直線部と湾曲部を持つ第3領域
から構成される。第3領域の直線部は長さ 2.5〜6.4 cm
または 5.1〜7.6 cmであり、湾曲部は半径約 1.3〜3.8
cm、円弧角度約70〜110 °の曲線を描き、この曲線が第
3領域の直線部を回転軸として、第1領域と第2領域と
が作る平面から±45°以内または45〜135 °の角度で時
計方向または反時計方向に回転しうる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカテーテルの誘導導
入器(guiding introducer)に関する。より詳しくは、本
発明は左心室性頻拍を治療する目的で左心室内で使用す
るための特定形状の誘導導入器に関する。
入器(guiding introducer)に関する。より詳しくは、本
発明は左心室性頻拍を治療する目的で左心室内で使用す
るための特定形状の誘導導入器に関する。
【0002】
【従来の技術】導入器とカテーテルは医療処置に長年使
用されてきた。例えば、その使用目的の1つは、電気刺
激を体内の特定部位に伝達することである。別の使用目
的は、体内での診断のために監視と測定を行うことであ
る。カテーテルは、それ以外の方法ではより侵襲性の高
い処置を行わなければ接近不可能な体内部位 (例えば、
心臓) にも到達させることができるので、カテーテルを
このような接近困難な体内の特定部位に位置させてお
き、その間に医師はカテーテルを用いて検査、診断およ
び治療を行うことができる。使用の際、カテーテルは体
表面に近い主要な静脈または動脈に挿入しうる。その
後、カテーテルは、これを挿入した体内の動脈または静
脈を通してカテーテルを操作することにより、検査、診
断または治療のための所定部位まで誘導される。
用されてきた。例えば、その使用目的の1つは、電気刺
激を体内の特定部位に伝達することである。別の使用目
的は、体内での診断のために監視と測定を行うことであ
る。カテーテルは、それ以外の方法ではより侵襲性の高
い処置を行わなければ接近不可能な体内部位 (例えば、
心臓) にも到達させることができるので、カテーテルを
このような接近困難な体内の特定部位に位置させてお
き、その間に医師はカテーテルを用いて検査、診断およ
び治療を行うことができる。使用の際、カテーテルは体
表面に近い主要な静脈または動脈に挿入しうる。その
後、カテーテルは、これを挿入した体内の動脈または静
脈を通してカテーテルを操作することにより、検査、診
断または治療のための所定部位まで誘導される。
【0003】体内の遠隔かつ到達しにくい部位における
カテーテルの有用性は増してきている。しかし、このよ
うなカテーテルの利用は、カテーテルの先端を体内の所
定部位に正確に配置 (位置決め) する必要があることか
ら往々にして制限される。
カテーテルの有用性は増してきている。しかし、このよ
うなカテーテルの利用は、カテーテルの先端を体内の所
定部位に正確に配置 (位置決め) する必要があることか
ら往々にして制限される。
【0004】カテーテルの動きを制御して上記の正確な
位置決めを得ることは、カテーテルの固有の構造から困
難である。慣用のカテーテルの本体は長い管状体であ
る。カテーテルの動きを十分に制御するためには、その
構造がある程度の剛性 (堅さ)を持つ必要がある。しか
し、カテーテルを所望の特定部位に到達するように静
脈、動脈、または他の体内部分を通して動かすには、カ
テーテルの屈曲が必要であり、カテーテルの剛性はその
屈曲を妨げるほど高くてはならない。さらに、カテーテ
ルは、これが体内を動いている間に静脈や動脈を傷つけ
るほど剛性が高くてはならない。
位置決めを得ることは、カテーテルの固有の構造から困
難である。慣用のカテーテルの本体は長い管状体であ
る。カテーテルの動きを十分に制御するためには、その
構造がある程度の剛性 (堅さ)を持つ必要がある。しか
し、カテーテルを所望の特定部位に到達するように静
脈、動脈、または他の体内部分を通して動かすには、カ
テーテルの屈曲が必要であり、カテーテルの剛性はその
屈曲を妨げるほど高くてはならない。さらに、カテーテ
ルは、これが体内を動いている間に静脈や動脈を傷つけ
るほど剛性が高くてはならない。
【0005】カテーテルが血管を傷つけるほどには剛性
が高くないことが重要である一方で、トルク (回転力)
の制御、即ち、カテーテルの長さ方向にねじり力を伝達
する能力、に見合った十分な剛性をカテーテルが持つこ
とも重要である。十分なトルク制御により、カテーテル
の近接 (手前側) 端部に加えたねじり力がカテーテルに
沿ってその遠方端部(先端部)に伝わることにより、カ
テーテルの制御された操縦が可能となる。より大きなト
ルク制御の必要性は、血管の傷つきを防止するための剛
性の低下の必要性と相いれないことが多い。
が高くないことが重要である一方で、トルク (回転力)
の制御、即ち、カテーテルの長さ方向にねじり力を伝達
する能力、に見合った十分な剛性をカテーテルが持つこ
とも重要である。十分なトルク制御により、カテーテル
の近接 (手前側) 端部に加えたねじり力がカテーテルに
沿ってその遠方端部(先端部)に伝わることにより、カ
テーテルの制御された操縦が可能となる。より大きなト
ルク制御の必要性は、血管の傷つきを防止するための剛
性の低下の必要性と相いれないことが多い。
【0006】カテーテルは人の心臓に関連する医療処置
にますます使われるようになっている。このような処置
では、カテーテルを一般に静脈または動脈を通して心臓
に到達させた後、心臓内の所定部位に位置させる。典型
的には、カテーテルを患者の脚部、頸部、上胸部または
腕部の動脈または静脈に挿入し、しばしばガイドワイヤ
ーや導入器を利用して、さまざまな動脈または静脈内を
通過させ、カテーテルの先端が心臓内の所望部位に到達
するまで前進させる。
にますます使われるようになっている。このような処置
では、カテーテルを一般に静脈または動脈を通して心臓
に到達させた後、心臓内の所定部位に位置させる。典型
的には、カテーテルを患者の脚部、頸部、上胸部または
腕部の動脈または静脈に挿入し、しばしばガイドワイヤ
ーや導入器を利用して、さまざまな動脈または静脈内を
通過させ、カテーテルの先端が心臓内の所望部位に到達
するまで前進させる。
【0007】このような処置に用いられるカテーテルの
遠方端部を、予め所望のカーブ形状に湾曲させておくこ
とがある。それにより、カテーテルをその軸線(長軸)
を回転軸として回転させることで、心臓内または心臓に
付随する動脈または静脈内の所望部位にカテーテルを操
縦することができる。
遠方端部を、予め所望のカーブ形状に湾曲させておくこ
とがある。それにより、カテーテルをその軸線(長軸)
を回転軸として回転させることで、心臓内または心臓に
付随する動脈または静脈内の所望部位にカテーテルを操
縦することができる。
【0008】例えば、米国特許第4,882,777 号には、人
の右心室での特定の処置に使用するためにその遠方端部
が複雑に湾曲しているカテーテルが開示されている。米
国特許第5,231,994 号には、冠動脈拡張用のバルーンカ
テーテルを誘導するための誘導カテーテルが開示されて
いる。米国特許第4,117,836 号には、左冠動脈の選択的
冠動脈血管造影法のためのカテーテルが開示され、米国
特許第5,215,540 号、5,016,640 号および4,883,058 号
には、右冠動脈の選択的冠動脈血管造影法のためのカテ
ーテルが開示されている。
の右心室での特定の処置に使用するためにその遠方端部
が複雑に湾曲しているカテーテルが開示されている。米
国特許第5,231,994 号には、冠動脈拡張用のバルーンカ
テーテルを誘導するための誘導カテーテルが開示されて
いる。米国特許第4,117,836 号には、左冠動脈の選択的
冠動脈血管造影法のためのカテーテルが開示され、米国
特許第5,215,540 号、5,016,640 号および4,883,058 号
には、右冠動脈の選択的冠動脈血管造影法のためのカテ
ーテルが開示されている。
【0009】米国特許第5,242,441 号は、心室内の切断
(アブレーション)処置用の偏向可能なカテーテルを開
示している。米国特許第4,033,031 号も参照。さらに、
米国特許第4,898,591 号には、ブレード編みされた部分
を持つ内層と外層からなるカテーテルが開示されてい
る。この米国特許は、血管内カテーテルの多様な曲線形
状についても開示している。
(アブレーション)処置用の偏向可能なカテーテルを開
示している。米国特許第4,033,031 号も参照。さらに、
米国特許第4,898,591 号には、ブレード編みされた部分
を持つ内層と外層からなるカテーテルが開示されてい
る。この米国特許は、血管内カテーテルの多様な曲線形
状についても開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、一般に心
臓または血管系に関連する特定の医療処置に使用するた
めに考えられた所定形状のカテーテルを開示している多
くの文献がある。心臓および血管系の生理機能が精密で
あるため、使用するカテーテルまたは導入器は、人の心
臓および血管系内での所定の使用目的に合わせて正確に
設計された形状を持つことがますます重要になる。
臓または血管系に関連する特定の医療処置に使用するた
めに考えられた所定形状のカテーテルを開示している多
くの文献がある。心臓および血管系の生理機能が精密で
あるため、使用するカテーテルまたは導入器は、人の心
臓および血管系内での所定の使用目的に合わせて正確に
設計された形状を持つことがますます重要になる。
【0011】長い管鞘(vascular sheath) を用いた中隔
横断(transseptal) または後退(retrograde)接近による
付属経路のカテーテル・アブレーションは、Saul, J.P.
ら,「若年患者の付属房室経路のカテーテル・アブレー
ション:長い管鞘を用いた中隔横断接近及び後退左後方
並行接近」J. Amer. Coll. Card., vol. 21, No. 3,pp.
571-583 (1993. 3. 1)に検討されている。Swartz, J.
F.ら, 「付属房室経路心房挿入部位の高周波心臓内カテ
ーテル・アブレーション」Circulation, Vol.87, No.
2, pp. 487-499 (1993年2月) も参照。
横断(transseptal) または後退(retrograde)接近による
付属経路のカテーテル・アブレーションは、Saul, J.P.
ら,「若年患者の付属房室経路のカテーテル・アブレー
ション:長い管鞘を用いた中隔横断接近及び後退左後方
並行接近」J. Amer. Coll. Card., vol. 21, No. 3,pp.
571-583 (1993. 3. 1)に検討されている。Swartz, J.
F.ら, 「付属房室経路心房挿入部位の高周波心臓内カテ
ーテル・アブレーション」Circulation, Vol.87, No.
2, pp. 487-499 (1993年2月) も参照。
【0012】米国特許第4,641,649 号には、頻拍または
不整脈の治療への高周波エネルギーの使用が開示されて
いる。心臓組織のアブレーションへの高周波エネルギー
の使用については米国特許第5,246,438 号および第4,94
5,912 号も参照。さらに、多数の論文に、エネルギー、
特に高周波エネルギーを用いた心臓内の特定部位のアブ
レーションが開示されている。例えば、Gallagher, J.
J. ら「房室伝導系の閉胸アブレーションのカテーテル
技術」N. Engl. J. Med., Vol. 306, pp. 194-200 (198
2); Horowitz, L.N.「最新不整脈管理」pp. 373-378 (1
991); Falk, R.H.ら「心房細動の機構と管理」pp. 359-
374 (1992); およびSinger, I.「電気生理学の臨床マニ
ュアル」pp. 421-431 (1993)を参照。
不整脈の治療への高周波エネルギーの使用が開示されて
いる。心臓組織のアブレーションへの高周波エネルギー
の使用については米国特許第5,246,438 号および第4,94
5,912 号も参照。さらに、多数の論文に、エネルギー、
特に高周波エネルギーを用いた心臓内の特定部位のアブ
レーションが開示されている。例えば、Gallagher, J.
J. ら「房室伝導系の閉胸アブレーションのカテーテル
技術」N. Engl. J. Med., Vol. 306, pp. 194-200 (198
2); Horowitz, L.N.「最新不整脈管理」pp. 373-378 (1
991); Falk, R.H.ら「心房細動の機構と管理」pp. 359-
374 (1992); およびSinger, I.「電気生理学の臨床マニ
ュアル」pp. 421-431 (1993)を参照。
【0013】さらに、米国特許第5,172,699 号には、左
心室性頻拍部位の位置確定とアブレーションのための一
般的な方法が開示されている。米国特許5,222,501 号お
よび5,242,441 号も参照。
心室性頻拍部位の位置確定とアブレーションのための一
般的な方法が開示されている。米国特許5,222,501 号お
よび5,242,441 号も参照。
【0014】また、中隔横断鞘を用いた左心房内のウル
フ−パーキンソン−ホワイト(Wolff-Parkinson-White)
症候群の治療に高周波アブレーション・エネルギーを用
いることが、Swartz, J.F.ら「付属房室経路心房挿入部
位の高周波心臓内カテーテル・アブレーション」Circul
ation, Vol. 87, No. 2, pp. 487-499 (1993) に開示さ
れている。Tracey, C.N.「整調 (paced)活性化連続マッ
ピングを用いた異所性心房頻拍の高周波カテーテル・ア
ブレーション」J. Am. Coll. Cardiol., Vol.21, pp. 9
10-917 (1993)も参照。
フ−パーキンソン−ホワイト(Wolff-Parkinson-White)
症候群の治療に高周波アブレーション・エネルギーを用
いることが、Swartz, J.F.ら「付属房室経路心房挿入部
位の高周波心臓内カテーテル・アブレーション」Circul
ation, Vol. 87, No. 2, pp. 487-499 (1993) に開示さ
れている。Tracey, C.N.「整調 (paced)活性化連続マッ
ピングを用いた異所性心房頻拍の高周波カテーテル・ア
ブレーション」J. Am. Coll. Cardiol., Vol.21, pp. 9
10-917 (1993)も参照。
【0015】よって、本発明の目的は、左心室内での特
定の医療処置のための誘導導入器を提供することであ
る。本発明の別の目的は、左心室内での特定の電気生理
学的処置に用いる誘導導入器を提供することである。
定の医療処置のための誘導導入器を提供することであ
る。本発明の別の目的は、左心室内での特定の電気生理
学的処置に用いる誘導導入器を提供することである。
【0016】本発明のさらに別の目的は、左心室内での
特定のアブレーション処置用の誘導導入器を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は、左心室性頻拍の
治療のために左心室内の特定のアブレーション部位に用
いる誘導導入器を提供することである。
特定のアブレーション処置用の誘導導入器を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は、左心室性頻拍の
治療のために左心室内の特定のアブレーション部位に用
いる誘導導入器を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、本発明の誘導導入器により達成できる。本発明は、
下記 (a)〜(d) からなる左心室内で心室性頻拍を治療す
る方法を包含する。
は、本発明の誘導導入器により達成できる。本発明は、
下記 (a)〜(d) からなる左心室内で心室性頻拍を治療す
る方法を包含する。
【0018】(a) 長手方向に伸びた管腔と近接端部およ
び遠方端部とを持ち、形状付与された第1、第2、およ
び第3の3領域からなる、湾曲形状の誘導導入器を左心
室内に導入し; (b) この誘導導入器の管腔内に、近接端部と遠方端部を
持ち、遠方端部またはその付近に配置された1もしくは
2以上の電極を備えたアブレーションおよび/またはマ
ッピング用カテーテルを導入し; (c) このカテーテルを、前記誘導導入器を用いて、左心
室内の所定位置に誘導し;そして (d) カテーテルの電極を用いて左心室内の所定位置をマ
ッピングおよび/またはアブレーションする。
び遠方端部とを持ち、形状付与された第1、第2、およ
び第3の3領域からなる、湾曲形状の誘導導入器を左心
室内に導入し; (b) この誘導導入器の管腔内に、近接端部と遠方端部を
持ち、遠方端部またはその付近に配置された1もしくは
2以上の電極を備えたアブレーションおよび/またはマ
ッピング用カテーテルを導入し; (c) このカテーテルを、前記誘導導入器を用いて、左心
室内の所定位置に誘導し;そして (d) カテーテルの電極を用いて左心室内の所定位置をマ
ッピングおよび/またはアブレーションする。
【0019】また、本発明は、心室性頻拍の治療のため
に左心室内で使用される、第1、第2および第3領域か
らなる、誘導導入器である。
に左心室内で使用される、第1、第2および第3領域か
らなる、誘導導入器である。
【0020】普通の人の心臓は、右心室、右心房、左心
室、および左心房を持っている。右心房は上大静脈と下
大静脈とに流体連通している。房室中隔によって心房と
心室とが仕切られている。房室中隔内にある三尖弁によ
り、右心房と右心室とが連通している。房室中隔内にあ
る僧帽弁により左心房と左心室とが連通している。左心
房と接する部分の右心房の内壁に凹んだ箇所があり、こ
れが卵円窩である。卵円窩と三尖弁の間には冠静脈洞へ
の開口部または口があいている。冠静脈洞は、心筋層か
ら右心房に排出される静脈血の大部分を収容する大きな
心臓外静脈である。
室、および左心房を持っている。右心房は上大静脈と下
大静脈とに流体連通している。房室中隔によって心房と
心室とが仕切られている。房室中隔内にある三尖弁によ
り、右心房と右心室とが連通している。房室中隔内にあ
る僧帽弁により左心房と左心室とが連通している。左心
房と接する部分の右心房の内壁に凹んだ箇所があり、こ
れが卵円窩である。卵円窩と三尖弁の間には冠静脈洞へ
の開口部または口があいている。冠静脈洞は、心筋層か
ら右心房に排出される静脈血の大部分を収容する大きな
心臓外静脈である。
【0021】正常な心臓では、心筋 (心筋層) の収縮と
弛緩は規則正しく起こり、これは電気化学信号が、ヒス
・パーキンジェ(His-Purkinje)系を含む決まった経路を
経て心筋層内を心房組織から心室組織に順に流れる結果
として起こる。最初の電気刺激は洞房(SA)結節で発生
し、房室(AV)結節に伝達される。AV結節は右心房の心房
中隔内の冠静脈洞の開口部付近にある。ヒス・パーキン
ジェ系はAV結節から始まり、膜状の心房中隔に沿って三
尖弁に向かって進み、房室中隔を通って膜状の心室中隔
内に達する。心室中隔のほぼ中間で、ヒス・パーキンジ
ェ系は左右に枝分かれし、心室中隔の筋肉部の頂部をま
たいでいる。
弛緩は規則正しく起こり、これは電気化学信号が、ヒス
・パーキンジェ(His-Purkinje)系を含む決まった経路を
経て心筋層内を心房組織から心室組織に順に流れる結果
として起こる。最初の電気刺激は洞房(SA)結節で発生
し、房室(AV)結節に伝達される。AV結節は右心房の心房
中隔内の冠静脈洞の開口部付近にある。ヒス・パーキン
ジェ系はAV結節から始まり、膜状の心房中隔に沿って三
尖弁に向かって進み、房室中隔を通って膜状の心室中隔
内に達する。心室中隔のほぼ中間で、ヒス・パーキンジ
ェ系は左右に枝分かれし、心室中隔の筋肉部の頂部をま
たいでいる。
【0022】不整脈と呼ばれる異常なリズムが心臓で時
に起こる。たとえば、ウルフ−パーキンソン−ホワイト
症候群と診断された患者は不整脈を起こす。この不整脈
の原因は、心房筋組織を心室筋組織に直接つなぐ、即
ち、正常なヒス・パーキンジェ系を迂回するバイパスと
なる、1または2以上の異常な伝導経路の存在にあると
考えられている。これらの異常伝導経路は、心房と心室
をつなぐ繊維組織に通常は位置する。
に起こる。たとえば、ウルフ−パーキンソン−ホワイト
症候群と診断された患者は不整脈を起こす。この不整脈
の原因は、心房筋組織を心室筋組織に直接つなぐ、即
ち、正常なヒス・パーキンジェ系を迂回するバイパスと
なる、1または2以上の異常な伝導経路の存在にあると
考えられている。これらの異常伝導経路は、心房と心室
をつなぐ繊維組織に通常は位置する。
【0023】別の不整脈は心室性頻拍(VT)である。心室
性頻拍は、心臓の正常な規則的な収縮が変動する心臓病
である。この病気自体の症状は一般に極めて複雑である
が、心拍数が非常に速くなることが多い。心室性頻拍
は、心筋梗塞症に続いて起こることが特に多い。一般に
心臓発作と呼ばれる心筋梗塞症は、心臓のある部位に血
液が流れなくなる結果、その部位の心筋組織が壊死し、
代わりに心筋梗塞 (部)と呼ばれる瘢痕組織の領域が形
成される病気である。心筋梗塞部は左心室に存在するこ
とが多い。
性頻拍は、心臓の正常な規則的な収縮が変動する心臓病
である。この病気自体の症状は一般に極めて複雑である
が、心拍数が非常に速くなることが多い。心室性頻拍
は、心筋梗塞症に続いて起こることが特に多い。一般に
心臓発作と呼ばれる心筋梗塞症は、心臓のある部位に血
液が流れなくなる結果、その部位の心筋組織が壊死し、
代わりに心筋梗塞 (部)と呼ばれる瘢痕組織の領域が形
成される病気である。心筋梗塞部は左心室に存在するこ
とが多い。
【0024】心筋梗塞が起こると、左心室内に心臓の電
気刺激を伝達する循環経路(再入回路)がしばしば形成
される。この再入(reentry) 回路により、心臓の電気刺
激は心筋梗塞部の周囲をぐるぐる回るようになるため、
不規則で時には加速された心臓の拍動を生ずることが多
い。このような再入回路は、弁などの心臓の独立要素の
周囲で生ずることもある。また、再入回路は、時には心
筋梗塞部と心臓の独立要素の両方の周囲に生じることも
ある。
気刺激を伝達する循環経路(再入回路)がしばしば形成
される。この再入(reentry) 回路により、心臓の電気刺
激は心筋梗塞部の周囲をぐるぐる回るようになるため、
不規則で時には加速された心臓の拍動を生ずることが多
い。このような再入回路は、弁などの心臓の独立要素の
周囲で生ずることもある。また、再入回路は、時には心
筋梗塞部と心臓の独立要素の両方の周囲に生じることも
ある。
【0025】従来、心室性頻拍は、リドカイン、キニジ
ンおよびプロカインアミドといった薬剤を用いて治療さ
れてきた。最近では、β−ブロッキング薬が治療に使わ
れている。薬剤療法で効果が無かった場合には、不整脈
の原因となる組織を切除する外科的処置が用いられてき
た。この処置は、心筋の一部、特に周囲に再入回路が形
成された部分を除去するものである。この部分の心筋を
切除すると、再入回路の再形成を防ぐ瘢痕組織が形成さ
れる。明らかに、かかる処置は危険度が高く、長期の入
院および回復期間を必要とすることが多い。このような
処置に代わるものとして、アブレーション (ablation)
器具が、特に心室性頻拍を含む心臓不整脈の診断と治療
に使用されるようになった。例えば、米国特許第5,222,
501 号を参照。
ンおよびプロカインアミドといった薬剤を用いて治療さ
れてきた。最近では、β−ブロッキング薬が治療に使わ
れている。薬剤療法で効果が無かった場合には、不整脈
の原因となる組織を切除する外科的処置が用いられてき
た。この処置は、心筋の一部、特に周囲に再入回路が形
成された部分を除去するものである。この部分の心筋を
切除すると、再入回路の再形成を防ぐ瘢痕組織が形成さ
れる。明らかに、かかる処置は危険度が高く、長期の入
院および回復期間を必要とすることが多い。このような
処置に代わるものとして、アブレーション (ablation)
器具が、特に心室性頻拍を含む心臓不整脈の診断と治療
に使用されるようになった。例えば、米国特許第5,222,
501 号を参照。
【0026】しかし、アブレーション処置は数回反復し
ないと不成功に終わることが多い。心室性頻拍の治療の
ための心室組織のアブレーションが困難である1つの理
由は、心室組織の本来の厚みと再入経路そのものの大き
さのため、心室組織内の再入経路を完全には破壊できな
いことにあると推測される。心室組織を効果的にアブレ
ーションするには、アブレーション用カテーテルを心室
内の所定位置に正確に配置し、アブレーション処置の間
ずっと心室組織と接触状態に保持しなければならない。
かかる処置では、アブレーション用カテーテルのアブレ
ーション電極を、場合によっては優に1分を超えるよう
な時間、心室組織と接触したままに保持する必要があ
る。これは、アブレーション処置の間中、心臓が拍動し
続け、時には不規則に拍動することから、特に困難であ
る。従って、アブレーション電極を所望の位置に保持
し、アブレーション処置の間ずっと動かないように拘束
しておくことが重要である。
ないと不成功に終わることが多い。心室性頻拍の治療の
ための心室組織のアブレーションが困難である1つの理
由は、心室組織の本来の厚みと再入経路そのものの大き
さのため、心室組織内の再入経路を完全には破壊できな
いことにあると推測される。心室組織を効果的にアブレ
ーションするには、アブレーション用カテーテルを心室
内の所定位置に正確に配置し、アブレーション処置の間
ずっと心室組織と接触状態に保持しなければならない。
かかる処置では、アブレーション用カテーテルのアブレ
ーション電極を、場合によっては優に1分を超えるよう
な時間、心室組織と接触したままに保持する必要があ
る。これは、アブレーション処置の間中、心臓が拍動し
続け、時には不規則に拍動することから、特に困難であ
る。従って、アブレーション電極を所望の位置に保持
し、アブレーション処置の間ずっと動かないように拘束
しておくことが重要である。
【0027】アブレーション処置のためにアブレーショ
ン用カテーテルを左心室内に配置する有効は接近手段は
一般に1つしかない。この接近法は、誘導導入器を用い
てカテーテルを大腿動脈に導入し、大動脈内を上行させ
て大動脈弁を通過させ、左心室内に入れた後、カテーテ
ルの電極を再入回路付近の左心室の壁に接するように配
置するものである。これは普通「後退(retrograde)」接
近法と呼ばれる。こうして、マッピングまたはアブレー
ション用カテーテルを誘導導入器を通して左心室内に導
入し、再入回路付近の左心室の壁に接するよう位置させ
る。
ン用カテーテルを左心室内に配置する有効は接近手段は
一般に1つしかない。この接近法は、誘導導入器を用い
てカテーテルを大腿動脈に導入し、大動脈内を上行させ
て大動脈弁を通過させ、左心室内に入れた後、カテーテ
ルの電極を再入回路付近の左心室の壁に接するように配
置するものである。これは普通「後退(retrograde)」接
近法と呼ばれる。こうして、マッピングまたはアブレー
ション用カテーテルを誘導導入器を通して左心室内に導
入し、再入回路付近の左心室の壁に接するよう位置させ
る。
【0028】心室組織のマッピングまたはアブレーショ
ンのために選ばれる具体的な左心室内の位置は、側方自
由壁(lateral freewall)、後方自由壁(posterior freew
all)、中隔壁(septal wall) および前方自由壁(anterio
r freewall) を含む。
ンのために選ばれる具体的な左心室内の位置は、側方自
由壁(lateral freewall)、後方自由壁(posterior freew
all)、中隔壁(septal wall) および前方自由壁(anterio
r freewall) を含む。
【0029】後退接近のために左心室にアブレーション
およびマッピング用カテーテルを単に導入しただけで
は、再入回路のアブレーション処理を効果的かつ効率的
に行うには十分でない。一般に、医療従事者は、カテー
テルの導入とその血管系内での前進状況をX線透視装置
によって監視する。このようなX線透視装置は、一般に
心臓の具体的形態、特に決定的に重要な左心室の構造を
容易には識別することができないので、アブレーション
電極の配置 (位置決め) は困難となる。この位置決め
は、拍動する心臓が常に動いているため特に困難であ
る。さらに、処置の間ずっと心臓から血液がポンプ作用
により送りだされているため、カテーテルは左心室内で
常に動いている。本発明の誘導導入器は、この問題に対
処してこれを解決するものである。
およびマッピング用カテーテルを単に導入しただけで
は、再入回路のアブレーション処理を効果的かつ効率的
に行うには十分でない。一般に、医療従事者は、カテー
テルの導入とその血管系内での前進状況をX線透視装置
によって監視する。このようなX線透視装置は、一般に
心臓の具体的形態、特に決定的に重要な左心室の構造を
容易には識別することができないので、アブレーション
電極の配置 (位置決め) は困難となる。この位置決め
は、拍動する心臓が常に動いているため特に困難であ
る。さらに、処置の間ずっと心臓から血液がポンプ作用
により送りだされているため、カテーテルは左心室内で
常に動いている。本発明の誘導導入器は、この問題に対
処してこれを解決するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、図2〜図5を参照して本発
明の誘導導入器の各種態様を説明する。心室性頻拍の治
療のために左心室内で使用される本発明の誘導導入器
は、第1、第2、第3の三つの領域からなる。但し、各
領域は別々に分離してはおらず、誘導導入器全体が一体
部分となるように一体に構成することが好ましい。しか
し、本発明の誘導導入器を三つの別個の領域に区分する
方が、その全体形状をよりよく説明することができる。
明の誘導導入器の各種態様を説明する。心室性頻拍の治
療のために左心室内で使用される本発明の誘導導入器
は、第1、第2、第3の三つの領域からなる。但し、各
領域は別々に分離してはおらず、誘導導入器全体が一体
部分となるように一体に構成することが好ましい。しか
し、本発明の誘導導入器を三つの別個の領域に区分する
方が、その全体形状をよりよく説明することができる。
【0031】図2〜図5の各図において、誘導導入器を
二つまたは三つの図面で示す。解析を容易にするため、
各図面において、誘導導入器は、これを慣用のサイドポ
ート管(side port tubing)およびストップコック (停止
栓) に取り付けるためのバルブに装着された状態で示し
てある。このような各配置において、誘導導入器とその
各領域の形状を、誘導導入器の近接端部をサイドポート
管に装着した時のサイドポートおよびサイドポート管に
対する位置関係で説明する。各態様の第1の図面 (図2
A、3A、4A、5A) では、サイドポート管は一般に
誘導導入器の第1領域の後ろ側に見えている。各態様の
残りの図面は、誘導導入器をその何れか1つの領域を軸
として回転させた後の誘導導入器を示している。各図は
第2領域と第3領域の湾曲部分に焦点を当てたものであ
る。特に、各図の焦点は、第3領域の湾曲部と、第1領
域と第2領域とが一緒に単一平面となるようにして誘導
導入器を側面から見た時に前記湾曲部がこれら2領域が
作る平面からどれだけ離れるように湾曲しているか (第
1領域と第2領域が作る平面と湾曲部の平面との間の角
度) にある (図2B、3B、4B、5Bを参照) 。
二つまたは三つの図面で示す。解析を容易にするため、
各図面において、誘導導入器は、これを慣用のサイドポ
ート管(side port tubing)およびストップコック (停止
栓) に取り付けるためのバルブに装着された状態で示し
てある。このような各配置において、誘導導入器とその
各領域の形状を、誘導導入器の近接端部をサイドポート
管に装着した時のサイドポートおよびサイドポート管に
対する位置関係で説明する。各態様の第1の図面 (図2
A、3A、4A、5A) では、サイドポート管は一般に
誘導導入器の第1領域の後ろ側に見えている。各態様の
残りの図面は、誘導導入器をその何れか1つの領域を軸
として回転させた後の誘導導入器を示している。各図は
第2領域と第3領域の湾曲部分に焦点を当てたものであ
る。特に、各図の焦点は、第3領域の湾曲部と、第1領
域と第2領域とが一緒に単一平面となるようにして誘導
導入器を側面から見た時に前記湾曲部がこれら2領域が
作る平面からどれだけ離れるように湾曲しているか (第
1領域と第2領域が作る平面と湾曲部の平面との間の角
度) にある (図2B、3B、4B、5Bを参照) 。
【0032】本発明の誘導導入器の各態様において、第
1領域は同じ一般形状を持つ。第1領域は、普通のほぼ
まっすぐな細長い中空領域であって、患者への導入と、
挿入地点から心臓内の特定の所望位置への操縦とに十分
な長さを持つ。なお、図示の第1領域の全長は、見やす
いように短かくしてある。
1領域は同じ一般形状を持つ。第1領域は、普通のほぼ
まっすぐな細長い中空領域であって、患者への導入と、
挿入地点から心臓内の特定の所望位置への操縦とに十分
な長さを持つ。なお、図示の第1領域の全長は、見やす
いように短かくしてある。
【0033】誘導導入器の第1領域の遠方端部につなが
るのが第2領域であり、これはほぼ平面的に (平面内
で) 滑らかに湾曲した湾曲領域である。図2A、3A、
4A、5Aに示す位置では、第2領域は左方に湾曲す
る。この第2領域の湾曲の程度は、図2Aと図3Aの誘
導導入器で同じであり、図4Aと図5Aの誘導導入器で
も同じである。但し、湾曲の程度は、図2Aと図3Aの
方が、図4Aと図5Aより大きい。
るのが第2領域であり、これはほぼ平面的に (平面内
で) 滑らかに湾曲した湾曲領域である。図2A、3A、
4A、5Aに示す位置では、第2領域は左方に湾曲す
る。この第2領域の湾曲の程度は、図2Aと図3Aの誘
導導入器で同じであり、図4Aと図5Aの誘導導入器で
も同じである。但し、湾曲の程度は、図2Aと図3Aの
方が、図4Aと図5Aより大きい。
【0034】図2Aと図3Aの誘導導入器において、第
2領域の湾曲曲線の半径は約 1.0〜2.0in (2.5〜5.1c
m)、好ましくは約 1.3〜1.7in (3.3〜4.3cm)である。こ
の曲線の円弧の大きさ (円弧角度) は約 190〜230 °、
好ましくは約 200〜220 °である。一方、図4Aと図5
Aに示す誘導導入器の第2領域では、湾曲曲線の半径は
約 1.0〜2.0in (2.5〜5.1cm)、好ましくは約1.3 〜1.7i
n (3.3〜4.3cm)と同じでる。しかし、図4Aおよび図5
Aに示すように、この曲線の円弧角度は、約160〜200
°、好ましくは約 170〜190 °と、図2Aおよび図3A
より小さくなっている。これら4つの誘導導入器の第1
領域と第2領域は、いずれもほぼ同一平面内(同一平面
から15°以内)にある。
2領域の湾曲曲線の半径は約 1.0〜2.0in (2.5〜5.1c
m)、好ましくは約 1.3〜1.7in (3.3〜4.3cm)である。こ
の曲線の円弧の大きさ (円弧角度) は約 190〜230 °、
好ましくは約 200〜220 °である。一方、図4Aと図5
Aに示す誘導導入器の第2領域では、湾曲曲線の半径は
約 1.0〜2.0in (2.5〜5.1cm)、好ましくは約1.3 〜1.7i
n (3.3〜4.3cm)と同じでる。しかし、図4Aおよび図5
Aに示すように、この曲線の円弧角度は、約160〜200
°、好ましくは約 170〜190 °と、図2Aおよび図3A
より小さくなっている。これら4つの誘導導入器の第1
領域と第2領域は、いずれもほぼ同一平面内(同一平面
から15°以内)にある。
【0035】各誘導導入器の第2領域の遠方端部にその
第3領域がつながる。誘導導入器の第3領域の形状は、
左心室内の処置位置に応じて異なる。前述したように、
本発明の誘導導入器は、アブレーションおよびマッピン
グ用カテーテルを、左心室内の中隔壁、前方自由壁、側
方自由壁または後方自由壁に適用することにより、心室
性頻拍の治療のために左心室内の正しい位置にこのカテ
ーテルを配置するために使用するものである。図1Aお
よび1Bを参照。
第3領域がつながる。誘導導入器の第3領域の形状は、
左心室内の処置位置に応じて異なる。前述したように、
本発明の誘導導入器は、アブレーションおよびマッピン
グ用カテーテルを、左心室内の中隔壁、前方自由壁、側
方自由壁または後方自由壁に適用することにより、心室
性頻拍の治療のために左心室内の正しい位置にこのカテ
ーテルを配置するために使用するものである。図1Aお
よび1Bを参照。
【0036】この処置を達成するため、第3領域は一般
に、直線部と、これにつながった湾曲部とからなる構造
を持つ。図2Aおよび3Aに示す最初の2つの態様で
は、直線部の長さは約 1.0〜2.5in (2.5〜6.4 cm) 、好
ましくは約 1.5〜2.0in (3.8〜5.1cm)である。図4Aお
よび5Aに示す第3および第4の態様の誘導導入器で
は、直線部の長さは約 2.0〜3.0in (5.1〜7.6cm)、好ま
しくは約 2.5〜3.0in (6.4〜7.6cm)である。4つの全て
の態様において、第3領域の直線部は、第1領域および
第2領域とほぼ同一平面内 (同一平面から約15°以内)
にある。
に、直線部と、これにつながった湾曲部とからなる構造
を持つ。図2Aおよび3Aに示す最初の2つの態様で
は、直線部の長さは約 1.0〜2.5in (2.5〜6.4 cm) 、好
ましくは約 1.5〜2.0in (3.8〜5.1cm)である。図4Aお
よび5Aに示す第3および第4の態様の誘導導入器で
は、直線部の長さは約 2.0〜3.0in (5.1〜7.6cm)、好ま
しくは約 2.5〜3.0in (6.4〜7.6cm)である。4つの全て
の態様において、第3領域の直線部は、第1領域および
第2領域とほぼ同一平面内 (同一平面から約15°以内)
にある。
【0037】第1の態様の誘導導入器 (図2A、2B)
では、第3領域の湾曲部は、半径約0.5〜1.5in (1.3〜
3.8cm)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より
好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましく
は約 0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)の滑らかな曲線で、第1
領域から離れるように、図2Aに示す位置で左方に湾曲
している。この湾曲部は、図2Aに示すように直線部か
ら外向きに、円弧角度約70〜110 °、好ましくは約80〜
100 °の円弧を描いて湾曲している。この湾曲部はま
た、第1領域の近接端部の方から見て時計方向に約45°
から反時計方向に約45°までの範囲内の角度で、第1領
域と第2領域とが作る平面から湾曲 (即ち、第3領域の
直線部を軸として回転) していてもよい。第3領域の湾
曲部が第1領域と第2領域の平面から湾曲している程度
(第3領域の湾曲部の平面と、第1領域と第2領域が作
る平面との間の角度、或いは前記回転の角度) を調整す
ることにより、誘導導入器を用いてアブレーション用カ
テーテルを左心室の壁面の病的部分 (所定部位) を覆う
ように位置させることが可能となる。この湾曲部の先端
は、第3領域の直線部 (の延長上) から約 0.6〜1.5in
(1.5〜3.8cm)、好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)
離れている。この第1の態様は、ベルハッセン(Belhass
en) 頻拍と呼ばれることもある左心室の中隔壁での頻拍
の治療に使用するためのものである。図1Aを参照。
では、第3領域の湾曲部は、半径約0.5〜1.5in (1.3〜
3.8cm)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より
好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましく
は約 0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)の滑らかな曲線で、第1
領域から離れるように、図2Aに示す位置で左方に湾曲
している。この湾曲部は、図2Aに示すように直線部か
ら外向きに、円弧角度約70〜110 °、好ましくは約80〜
100 °の円弧を描いて湾曲している。この湾曲部はま
た、第1領域の近接端部の方から見て時計方向に約45°
から反時計方向に約45°までの範囲内の角度で、第1領
域と第2領域とが作る平面から湾曲 (即ち、第3領域の
直線部を軸として回転) していてもよい。第3領域の湾
曲部が第1領域と第2領域の平面から湾曲している程度
(第3領域の湾曲部の平面と、第1領域と第2領域が作
る平面との間の角度、或いは前記回転の角度) を調整す
ることにより、誘導導入器を用いてアブレーション用カ
テーテルを左心室の壁面の病的部分 (所定部位) を覆う
ように位置させることが可能となる。この湾曲部の先端
は、第3領域の直線部 (の延長上) から約 0.6〜1.5in
(1.5〜3.8cm)、好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)
離れている。この第1の態様は、ベルハッセン(Belhass
en) 頻拍と呼ばれることもある左心室の中隔壁での頻拍
の治療に使用するためのものである。図1Aを参照。
【0038】全ての誘導導入器の先端 (遠方端部) に
は、拡張器との移行がうまくいくようにテーパーをつけ
てもよく、好ましくはそのようにする。このテーパーは
10°未満が好ましく、より好ましくは約4〜7°であ
る。誘導導入器は好ましくは、その先端付近に1または
複数の放射線不透過性のチップマーカーバンドを有して
いてもよい。
は、拡張器との移行がうまくいくようにテーパーをつけ
てもよく、好ましくはそのようにする。このテーパーは
10°未満が好ましく、より好ましくは約4〜7°であ
る。誘導導入器は好ましくは、その先端付近に1または
複数の放射線不透過性のチップマーカーバンドを有して
いてもよい。
【0039】誘導導入器はまた、1個または複数個、好
ましくは3個または4個の小孔 (ベント) をその先端付
近に有することが好ましい。これらの小孔は、好ましく
は誘導導入器の先端から約1.00 in(2.54 cm)以内、より
好ましくは約0.10〜1.00 in(0.25〜2.54 cm)の位置に設
ける。これらの小孔の大きさは、直径が約0.04〜0.06in
(0.10〜0.15 cm)の範囲内となるようにすべきである。
ましくは3個または4個の小孔 (ベント) をその先端付
近に有することが好ましい。これらの小孔は、好ましく
は誘導導入器の先端から約1.00 in(2.54 cm)以内、より
好ましくは約0.10〜1.00 in(0.25〜2.54 cm)の位置に設
ける。これらの小孔の大きさは、直径が約0.04〜0.06in
(0.10〜0.15 cm)の範囲内となるようにすべきである。
【0040】一般にこれらの小孔は、万一この誘導導入
器の遠方端部 (先端) が閉塞した場合に、誘導導入器に
挿入されていたカテーテルの引き抜きにより空気が誘導
導入器内に流入するのを防止するためのものである。例
えば、誘導導入器の先端が心筋層にあたるように位置し
ている時に誘導導入器内に挿入されていたカテーテルを
引き抜くと、小孔を設けていなければ誘導導入器内が減
圧状態となることがある。このような減圧状態になる
と、誘導導入器の管腔内にカテーテルを再挿入すること
により誘導導入器に空気が逆流して流れ込むことがあ
る。このような空気流入は、卒中や心臓発作の可能性そ
の他の、心臓内への空気流入で普通に起こりうる問題を
含む重篤な問題を患者に引き起こすことがある。誘導導
入器の遠方端部の付近に小孔を設けると、カテーテルが
誘導導入器から引き抜かれるとすぐに、誘導導入器の管
腔の中に流体 (恐らく血液) が引き込まれて上記の減圧
状態になることが避けられる結果、誘導導入器内に空気
が流入するのを防ぐことができる。
器の遠方端部 (先端) が閉塞した場合に、誘導導入器に
挿入されていたカテーテルの引き抜きにより空気が誘導
導入器内に流入するのを防止するためのものである。例
えば、誘導導入器の先端が心筋層にあたるように位置し
ている時に誘導導入器内に挿入されていたカテーテルを
引き抜くと、小孔を設けていなければ誘導導入器内が減
圧状態となることがある。このような減圧状態になる
と、誘導導入器の管腔内にカテーテルを再挿入すること
により誘導導入器に空気が逆流して流れ込むことがあ
る。このような空気流入は、卒中や心臓発作の可能性そ
の他の、心臓内への空気流入で普通に起こりうる問題を
含む重篤な問題を患者に引き起こすことがある。誘導導
入器の遠方端部の付近に小孔を設けると、カテーテルが
誘導導入器から引き抜かれるとすぐに、誘導導入器の管
腔の中に流体 (恐らく血液) が引き込まれて上記の減圧
状態になることが避けられる結果、誘導導入器内に空気
が流入するのを防ぐことができる。
【0041】誘導導入器は、所望の三次元または複雑な
多面形状からの変形およびこの形状への実質的な復帰を
可能にする形状記憶性を持った、人体内での使用に適合
した任意の素材から作製しうる。制限ではなく例示のた
めに具体的寸法を示すと、誘導導入器の内径は約6〜10
フレンチ (1フレンチは1/3 mm) の範囲でよい。そのよ
うな誘導導入器は、約6〜10フレンチの拡張器と適当な
ガイドワイヤーとを受け入れることができる。これより
大きいか、または小さい拡張器またはカテーテルを本発
明の誘導導入器に組合わせて使用する場合には、誘導導
入器の寸法と形状に変更を加えることができることは当
然である。
多面形状からの変形およびこの形状への実質的な復帰を
可能にする形状記憶性を持った、人体内での使用に適合
した任意の素材から作製しうる。制限ではなく例示のた
めに具体的寸法を示すと、誘導導入器の内径は約6〜10
フレンチ (1フレンチは1/3 mm) の範囲でよい。そのよ
うな誘導導入器は、約6〜10フレンチの拡張器と適当な
ガイドワイヤーとを受け入れることができる。これより
大きいか、または小さい拡張器またはカテーテルを本発
明の誘導導入器に組合わせて使用する場合には、誘導導
入器の寸法と形状に変更を加えることができることは当
然である。
【0042】誘導導入器の寸法および形状の変更は小児
科での使用を包含するためにも必要であるが、本発明の
誘導導入器は大人の心臓に使用する方が好ましい。周知
のように、小児科用の場合、誘導導入器の各領域、特に
第1領域の寸法を縮小する必要があるが、多くの場合、
その形状または湾曲には著しい変更を加える必要がな
い。また、誘導導入器の寸法または形状の変更は、肥大
または回転した心臓を持つ患者に時に見られる特殊な状
況に使用する場合にも必要となることがある。
科での使用を包含するためにも必要であるが、本発明の
誘導導入器は大人の心臓に使用する方が好ましい。周知
のように、小児科用の場合、誘導導入器の各領域、特に
第1領域の寸法を縮小する必要があるが、多くの場合、
その形状または湾曲には著しい変更を加える必要がな
い。また、誘導導入器の寸法または形状の変更は、肥大
または回転した心臓を持つ患者に時に見られる特殊な状
況に使用する場合にも必要となることがある。
【0043】本発明の誘導導入器の第2の態様(図3
A、3B、3C)は、左心室の前方自由壁の位置での左
心室性頻拍の治療に用いるためのものである。この態様
において、第1および第2領域と第3領域の直線部は、
第1の態様に関して既に説明したものと同じである。従
って、形状の差異は、第3領域の湾曲部だけである。こ
の湾曲部の曲線の形状は、第1の態様のそれと同様であ
る。即ち、湾曲部は、半径約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8c
m)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ま
しくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約
0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)の滑らかな曲線を描いて直線
部から離れる方向に湾曲している。この湾曲部の円弧角
度は好ましくは約70〜110 °、より好ましくは約80〜10
0 °である。第3領域の直線部から誘導カテーテルの先
端までの離間距離は、好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜
3.0cm)、より好ましくは約 0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)で
ある。この第2の態様では、第3領域の湾曲部が、第1
領域の近接端部の方から見て、第1領域と第2領域が作
る平面から時計方向に約45〜135 °の範囲内の角度で湾
曲 (第3領域の直線部を軸として回転) している。つま
り、この湾曲部が該平面となす角度が、第1の態様とは
異なる。図3Cを参照。
A、3B、3C)は、左心室の前方自由壁の位置での左
心室性頻拍の治療に用いるためのものである。この態様
において、第1および第2領域と第3領域の直線部は、
第1の態様に関して既に説明したものと同じである。従
って、形状の差異は、第3領域の湾曲部だけである。こ
の湾曲部の曲線の形状は、第1の態様のそれと同様であ
る。即ち、湾曲部は、半径約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8c
m)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ま
しくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約
0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)の滑らかな曲線を描いて直線
部から離れる方向に湾曲している。この湾曲部の円弧角
度は好ましくは約70〜110 °、より好ましくは約80〜10
0 °である。第3領域の直線部から誘導カテーテルの先
端までの離間距離は、好ましくは約 0.8〜1.2in (2.0〜
3.0cm)、より好ましくは約 0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)で
ある。この第2の態様では、第3領域の湾曲部が、第1
領域の近接端部の方から見て、第1領域と第2領域が作
る平面から時計方向に約45〜135 °の範囲内の角度で湾
曲 (第3領域の直線部を軸として回転) している。つま
り、この湾曲部が該平面となす角度が、第1の態様とは
異なる。図3Cを参照。
【0044】本発明の誘導導入器の第3の態様(図4
A、4B)は、左心室の側方自由壁の位置での左心室性
頻拍の治療に用いるためのものである。図1Bを参照。
この誘導導入器の形状は、第2領域の湾曲の程度と、第
3領域の直線部の長さおよび湾曲部の湾曲の向き (回転
角度) の点で、第1および第2の態様と相違する。
A、4B)は、左心室の側方自由壁の位置での左心室性
頻拍の治療に用いるためのものである。図1Bを参照。
この誘導導入器の形状は、第2領域の湾曲の程度と、第
3領域の直線部の長さおよび湾曲部の湾曲の向き (回転
角度) の点で、第1および第2の態様と相違する。
【0045】この第3の態様の誘導導入器の第1領域
は、第1および第2の態様のそれとほぼ同じである。前
述したように、第3の態様の第2領域の湾曲度は、第1
および第2の態様の第2領域の湾曲度より小さい(図4
Aを図2Aおよび3Aと比較)。この第2領域の湾曲度
(円弧角度) は、好ましくは約 160〜200 °、より好ま
しくは約 170〜190 °である。第2領域は第1領域とほ
ぼ同一平面上にある。図4Bを参照。
は、第1および第2の態様のそれとほぼ同じである。前
述したように、第3の態様の第2領域の湾曲度は、第1
および第2の態様の第2領域の湾曲度より小さい(図4
Aを図2Aおよび3Aと比較)。この第2領域の湾曲度
(円弧角度) は、好ましくは約 160〜200 °、より好ま
しくは約 170〜190 °である。第2領域は第1領域とほ
ぼ同一平面上にある。図4Bを参照。
【0046】第3の態様の第3領域も、直線部と湾曲部
とからなる。第3の態様の第3領域の直線部は、前述し
た通りであり (第1および第2の態様より少し長い) 、
第1および第2領域とほぼ同一平面上にある。第3領域
の湾曲部の起点は、第3領域の直線部の遠方端部であ
る。この第3領域の湾曲部は、第1の態様とは逆方向、
即ち、図4Aに示す位置で右方に、単純曲線を描いて湾
曲している点を除けば、第1の態様の湾曲部に類似して
いる。即ち、湾曲の向きが違うだけである。湾曲の程度
は、第1および第2の態様の湾曲部に類似している(図
2Aおよび3Cを図4Aと比較) 。即ち、この湾曲部の
曲線の円弧角度は約70〜110 °、好ましくは約80〜100
°である。この曲線の半径は約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8c
m)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ま
しくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約
0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)である。第1の態様の湾曲部
と同様に、第3領域の湾曲部は、第1領域の近接端部の
方から見て、第1領域と第2領域が作る平面より時計方
向に約45°ないし反時計方向に約45°の範囲内の角度で
湾曲 (回転) していてもよい。
とからなる。第3の態様の第3領域の直線部は、前述し
た通りであり (第1および第2の態様より少し長い) 、
第1および第2領域とほぼ同一平面上にある。第3領域
の湾曲部の起点は、第3領域の直線部の遠方端部であ
る。この第3領域の湾曲部は、第1の態様とは逆方向、
即ち、図4Aに示す位置で右方に、単純曲線を描いて湾
曲している点を除けば、第1の態様の湾曲部に類似して
いる。即ち、湾曲の向きが違うだけである。湾曲の程度
は、第1および第2の態様の湾曲部に類似している(図
2Aおよび3Cを図4Aと比較) 。即ち、この湾曲部の
曲線の円弧角度は約70〜110 °、好ましくは約80〜100
°である。この曲線の半径は約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8c
m)、好ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ま
しくは約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約
0.9〜1.1in (2.3〜2.8cm)である。第1の態様の湾曲部
と同様に、第3領域の湾曲部は、第1領域の近接端部の
方から見て、第1領域と第2領域が作る平面より時計方
向に約45°ないし反時計方向に約45°の範囲内の角度で
湾曲 (回転) していてもよい。
【0047】本発明の誘導導入器の第4の態様(図5
A、5B、5C) は、左心室の後方自由壁の位置での左
心室性頻拍の治療に用いるためのものである。第1およ
び第2領域と第3領域の直線部は、第3の態様について
説明したものと同じであり、これらは実質的に同一平面
上にある(図4Aと図5Aを比較) 。第3領域の湾曲部
は、図5Bで示す位置では左方に、または図5Cで示す
位置では上方に湾曲した単純曲線からなる。この曲線の
円弧角度は約70〜110 °、好ましくは80〜約100°であ
る。この曲線の半径は約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8cm)、好
ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ましくは
約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約 0.9〜
1.1in (2.3〜2.8cm)である。第4の態様の第3領域の湾
曲部は、第1領域の近接端部の方から見て、第1領域と
第2領域が作る平面から反時計方向に約45〜135 °の範
囲内の角度で回転 (湾曲) している。図5Cを参照。
A、5B、5C) は、左心室の後方自由壁の位置での左
心室性頻拍の治療に用いるためのものである。第1およ
び第2領域と第3領域の直線部は、第3の態様について
説明したものと同じであり、これらは実質的に同一平面
上にある(図4Aと図5Aを比較) 。第3領域の湾曲部
は、図5Bで示す位置では左方に、または図5Cで示す
位置では上方に湾曲した単純曲線からなる。この曲線の
円弧角度は約70〜110 °、好ましくは80〜約100°であ
る。この曲線の半径は約 0.5〜1.5in (1.3〜3.8cm)、好
ましくは約 0.7〜1.3in (1.8〜3.3cm)、より好ましくは
約 0.8〜1.2in (2.0〜3.0cm)、特に好ましくは約 0.9〜
1.1in (2.3〜2.8cm)である。第4の態様の第3領域の湾
曲部は、第1領域の近接端部の方から見て、第1領域と
第2領域が作る平面から反時計方向に約45〜135 °の範
囲内の角度で回転 (湾曲) している。図5Cを参照。
【0048】これら4つの態様の結果、第2領域の湾曲
の角度、第3領域の直線部の長さ、および第3領域の湾
曲部の曲線の向きとその回転方向を除いて形状が類似す
る4種類の別個の誘導導入器が開示されたことになる。
これら4つの誘導導入器をそれぞれ、各図 (例、図3C
および5C) に示す固定された位置から時計方向および
反時計方向に少なくとも約45°回転させると、第1領域
と第2領域が作る平面(従って、第3領域の直線) を回
転軸として全360 °の回転が可能であり、それによりこ
れらの誘導導入器を用いて中隔壁から前方自由壁、側方
自由壁、後方自由壁へと左心室の全ての壁面でアブレー
ション処置を補助することができる。
の角度、第3領域の直線部の長さ、および第3領域の湾
曲部の曲線の向きとその回転方向を除いて形状が類似す
る4種類の別個の誘導導入器が開示されたことになる。
これら4つの誘導導入器をそれぞれ、各図 (例、図3C
および5C) に示す固定された位置から時計方向および
反時計方向に少なくとも約45°回転させると、第1領域
と第2領域が作る平面(従って、第3領域の直線) を回
転軸として全360 °の回転が可能であり、それによりこ
れらの誘導導入器を用いて中隔壁から前方自由壁、側方
自由壁、後方自由壁へと左心室の全ての壁面でアブレー
ション処置を補助することができる。
【0049】処置に際して、大腿動脈へのカテーテルの
挿入には修正セルディンガー法が普通採用される。この
処置においては、カテーテルや拡張器の通過を容易にす
るために小さな皮膚切開を適当な位置で行う。次いで、
皮下組織を切開した後、比較的浅い角度に位置させたス
タイレットつきの適当な針で血管を穿刺する。針を次い
で不完全に引き抜き、いくらか異なる角度で再び血管に
挿入して、針が確実に血管内にとどまるようにする。次
いで、適当な寸法のガイドワイヤーの柔軟な先端を、上
記の針を通して針より少し先まで、血管内に挿入する。
ガイドワイヤーをその位置にしっかり保持したまま針を
取り出す。次いでガイドワイヤーを動脈を通して大動脈
まで進めた後、大動脈弁を横断して左心室内に入れる。
ガイドワイヤーをその位置に保持したまま、次いで拡張
器をガイドワイヤーの周りに配置し、この拡張器の周り
に誘導導入器を配置する。拡張器と誘導導入器は、一般
に組立体 (アセンブリ) を形成し、一緒にガイドワイヤ
ーに沿って左心室内まで進める。この組立体を左心室内
に挿入した後、ガイドワイヤーと拡張器を引き抜く。次
に、左心室性頻拍の治療に用いるカテーテルを、誘導導
入器の管腔を通して進め、左心室内の適当な位置に配置
する。使用する誘導導入器は、前述したように、左心室
内の頻拍の原因位置に応じて選択する。
挿入には修正セルディンガー法が普通採用される。この
処置においては、カテーテルや拡張器の通過を容易にす
るために小さな皮膚切開を適当な位置で行う。次いで、
皮下組織を切開した後、比較的浅い角度に位置させたス
タイレットつきの適当な針で血管を穿刺する。針を次い
で不完全に引き抜き、いくらか異なる角度で再び血管に
挿入して、針が確実に血管内にとどまるようにする。次
いで、適当な寸法のガイドワイヤーの柔軟な先端を、上
記の針を通して針より少し先まで、血管内に挿入する。
ガイドワイヤーをその位置にしっかり保持したまま針を
取り出す。次いでガイドワイヤーを動脈を通して大動脈
まで進めた後、大動脈弁を横断して左心室内に入れる。
ガイドワイヤーをその位置に保持したまま、次いで拡張
器をガイドワイヤーの周りに配置し、この拡張器の周り
に誘導導入器を配置する。拡張器と誘導導入器は、一般
に組立体 (アセンブリ) を形成し、一緒にガイドワイヤ
ーに沿って左心室内まで進める。この組立体を左心室内
に挿入した後、ガイドワイヤーと拡張器を引き抜く。次
に、左心室性頻拍の治療に用いるカテーテルを、誘導導
入器の管腔を通して進め、左心室内の適当な位置に配置
する。使用する誘導導入器は、前述したように、左心室
内の頻拍の原因位置に応じて選択する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、X線透視法を組合わせ
て所望の所定形状の誘導導入器を選択することにより、
誘導導入器の先端部分を操縦して、その管腔内に挿入し
たアブレーションおよび/またはマッピング用の先端
(遠方端部) を左心室の特定の内面に向けることができ
る。また、十分な剛性と支持を付与することにより、心
臓および血管系の解剖学的構造により誘導導入器を所定
位置に保持した時点で、誘導導入器の先端を心臓内構造
のその固定位置または表面位置に保持することができ、
それにより適切な処置を行うことが可能となる。感知処
置も含まれる場合には、誘導導入器を所望位置に配置す
る。その地点で、その位置に固有の心臓の電気的活動
を、誘導導入器内に配置した感知用電気生理学的カテー
テルを用いて正確に測定することができる。
て所望の所定形状の誘導導入器を選択することにより、
誘導導入器の先端部分を操縦して、その管腔内に挿入し
たアブレーションおよび/またはマッピング用の先端
(遠方端部) を左心室の特定の内面に向けることができ
る。また、十分な剛性と支持を付与することにより、心
臓および血管系の解剖学的構造により誘導導入器を所定
位置に保持した時点で、誘導導入器の先端を心臓内構造
のその固定位置または表面位置に保持することができ、
それにより適切な処置を行うことが可能となる。感知処
置も含まれる場合には、誘導導入器を所望位置に配置す
る。その地点で、その位置に固有の心臓の電気的活動
を、誘導導入器内に配置した感知用電気生理学的カテー
テルを用いて正確に測定することができる。
【0051】さらに、本発明の誘導導入器はカテーテル
の正確な配置が可能であるので、例えば、熱、レーザ
ー、直流電流 (低エネルギー直流電流、高エネルギー直
流電流、もしくはフルグトロナイゼーション処置) 、高
周波エネルギー等のエネルギーを用いて (低温または氷
冷処置を併用することもある) 組織を破壊するための正
確な位置にアブレーション用カテーテルの電極を配置す
ることもできる。
の正確な配置が可能であるので、例えば、熱、レーザ
ー、直流電流 (低エネルギー直流電流、高エネルギー直
流電流、もしくはフルグトロナイゼーション処置) 、高
周波エネルギー等のエネルギーを用いて (低温または氷
冷処置を併用することもある) 組織を破壊するための正
確な位置にアブレーション用カテーテルの電極を配置す
ることもできる。
【0052】このアブレーション用カテーテルの電極の
正確な配置は重要である。なぜなら、アブレーション用
カテーテルの先端の常に動いている電極により非集束の
エネルギーが心臓室の全体に消散して循環血液内に失わ
れることによる供給エネルギーの希釈が起こらないから
である。そのため、著しく少ない量のエネルギーを適用
しながら、なお効率的なアブレーションを達成すること
が可能となる。さらに、処置の遂行に必要な時間が、誘
導導入器を使用しない場合の処置に比べて大幅に短縮さ
れる。
正確な配置は重要である。なぜなら、アブレーション用
カテーテルの先端の常に動いている電極により非集束の
エネルギーが心臓室の全体に消散して循環血液内に失わ
れることによる供給エネルギーの希釈が起こらないから
である。そのため、著しく少ない量のエネルギーを適用
しながら、なお効率的なアブレーションを達成すること
が可能となる。さらに、処置の遂行に必要な時間が、誘
導導入器を使用しない場合の処置に比べて大幅に短縮さ
れる。
【0053】左心室内でのアブレーション用カテーテル
の正確な配置は、左心室性頻拍のアブレーションに付随
する困難を想起すれば特に重要である。左心室内での頻
拍の治療は、左心室の壁が厚いため、例えば、心筋組織
が著しく薄い心臓の部位でアブレーション処置を行うウ
ルフ−パーキンソン−ホワイト症候群の治療に比べて、
著しく困難性が増す。左心室組織のアブレーションに
は、平面的な二次元アブレーションだけでなく、立体的
な (内部までの) 三次元アブレーションも必要であるた
め、アブレーションの遂行に必要な時間を実質的に長く
しなければならないことが経験されてきた。そのため、
アブレーション電極の正確な配置が必要となるだけでは
なく、アブレーション電極を左心室と常に接触させ続け
ることも必要となる。場合によっては、効率的かつ効果
的なアブレーションを達成するため、アブレーション用
カテーテルの電極の寸法または長さを大きくする必要が
ある。さらに、左心室内の所定位置の切除に必要な広範
なアブレーションのために、高周波以外の他の種類のエ
ネルギーが必要となることもある。
の正確な配置は、左心室性頻拍のアブレーションに付随
する困難を想起すれば特に重要である。左心室内での頻
拍の治療は、左心室の壁が厚いため、例えば、心筋組織
が著しく薄い心臓の部位でアブレーション処置を行うウ
ルフ−パーキンソン−ホワイト症候群の治療に比べて、
著しく困難性が増す。左心室組織のアブレーションに
は、平面的な二次元アブレーションだけでなく、立体的
な (内部までの) 三次元アブレーションも必要であるた
め、アブレーションの遂行に必要な時間を実質的に長く
しなければならないことが経験されてきた。そのため、
アブレーション電極の正確な配置が必要となるだけでは
なく、アブレーション電極を左心室と常に接触させ続け
ることも必要となる。場合によっては、効率的かつ効果
的なアブレーションを達成するため、アブレーション用
カテーテルの電極の寸法または長さを大きくする必要が
ある。さらに、左心室内の所定位置の切除に必要な広範
なアブレーションのために、高周波以外の他の種類のエ
ネルギーが必要となることもある。
【0054】以上に本発明の特定の態様について例示お
よび説明したが、本発明の範囲内で各種の変更が可能で
あることは以上より明らかである。
よび説明したが、本発明の範囲内で各種の変更が可能で
あることは以上より明らかである。
【図1】図1Aは、左心室の中隔壁でのアブレーション
処置用カテーテルを支持する後退接近型の誘導導入器を
示す心臓の破断図であり、図1Bは、左心室の側方壁で
のアブレーション処置用の後退接近型の誘導導入器を示
す心臓の破断図である。
処置用カテーテルを支持する後退接近型の誘導導入器を
示す心臓の破断図であり、図1Bは、左心室の側方壁で
のアブレーション処置用の後退接近型の誘導導入器を示
す心臓の破断図である。
【図2】図2Aは、左心室内の治療部位が中隔壁である
心室性頻拍の治療に用いる本発明の第1の態様の誘導導
入器の側面図であって、その近接端部に取付けられたサ
イドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにくる位
置での図であり、図2Bは、第1の態様の誘導導入器の
別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導導入
器の左にくるように、その近接端部の方から見て図2A
の位置から時計方向に90°回転させてある。
心室性頻拍の治療に用いる本発明の第1の態様の誘導導
入器の側面図であって、その近接端部に取付けられたサ
イドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにくる位
置での図であり、図2Bは、第1の態様の誘導導入器の
別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導導入
器の左にくるように、その近接端部の方から見て図2A
の位置から時計方向に90°回転させてある。
【図3】図3Aは、左心室内の治療部位が前方自由壁で
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第2の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図3Bは、第2の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
3Aの位置から時計方向に90°回転させてあり、図3C
は、第2の態様の誘導導入器を、サイドポート管が誘導
導入器の第1領域の上にくるように、図3Aの位置から
上向きに90°回転させた時のその上面図である。
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第2の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図3Bは、第2の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
3Aの位置から時計方向に90°回転させてあり、図3C
は、第2の態様の誘導導入器を、サイドポート管が誘導
導入器の第1領域の上にくるように、図3Aの位置から
上向きに90°回転させた時のその上面図である。
【図4】図4Aは、左心室内の治療部位が側方自由壁で
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第3の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図4Bは、第3の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
4Aの位置から時計方向に90°回転させてある。
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第3の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図4Bは、第3の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
4Aの位置から時計方向に90°回転させてある。
【図5】図5Aは、左心室内の治療部位が後方自由壁で
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第4の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図5Bは、第4の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
5Aの位置から反時計方向に90°回転させてあり、図5
Cは、第4の態様の誘導導入器を、サイドポート管が誘
導導入器の上にくるように、図5Aの位置から上向きに
90°回転させた時のその上面図である。
ある心室性頻拍の治療に用いる本発明の第4の態様の誘
導導入器の側面図であって、その近接端部に取付けられ
たサイドポート管が誘導導入器の第1領域のま後ろにく
る位置での図であり、図5Bは、第4の態様の誘導導入
器の別の位置での側面図であり、サイドポート管が誘導
導入器の左にくるように、その近接端部の方から見て図
5Aの位置から反時計方向に90°回転させてあり、図5
Cは、第4の態様の誘導導入器を、サイドポート管が誘
導導入器の上にくるように、図5Aの位置から上向きに
90°回転させた時のその上面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (23)
- 【請求項1】 下記 (a)〜(d) からなる左心室内で心室
性頻拍を治療する方法。 (a) 長手方向に伸びた管腔と近接端部および遠方端部と
を持ち、形状付与された第1、第2、および第3の3領
域からなる、湾曲形状の誘導導入器を左心室内に導入
し; (b) この誘導導入器の管腔内に、近接端部と遠方端部を
持ち、遠方端部またはその付近に配置された1もしくは
2以上の電極を備えたアブレーションおよび/またはマ
ッピング用カテーテルを導入し; (c) このカテーテルを、前記誘導導入器を用いて、左心
室内の所定位置に誘導し;そして (d) カテーテルの電極を用いて左心室内の所定位置をマ
ッピングおよび/またはアブレーションする。 - 【請求項2】 アブレーション処置に、高エネルギー直
流電流、低エネルギー直流電流およびフルグトロナイゼ
ーション(fulgutronization)を含む直流電流、マイクロ
波、超音波、レーザー、ならびに高周波のいずれかのエ
ネルギー源を用いる、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 誘導導入器の第1領域が、患者への導入
と挿入地点から心臓内の所望位置までの操縦とに十分な
長さの、ほぼまっすぐな細長い中空領域である、請求項
1記載の方法。 - 【請求項4】 誘導導入器の第2領域が半径約 1.0〜2.
0in (2.5〜5.1cm)、円弧角度約 190〜230 °の曲線から
なる湾曲領域である請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 誘導導入器の第2領域が半径約 1.0〜2.
0in (2.5〜5.1cm)、円弧角度約 160〜200 °の曲線から
なる湾曲領域である請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 誘導導入器の第2領域が半径約 1.3〜1.
7in (3.3〜4.3cm)、円弧角度約 200〜220 °の曲線から
なる湾曲領域である請求項3記載の方法。 - 【請求項7】 誘導導入器の第2領域が半径約 1.3〜1.
7in (3.3〜4.3cm)、円弧角度約 170〜190 °の曲線から
なる湾曲領域である請求項3記載の方法。 - 【請求項8】 誘導導入器の第3領域が直線部と湾曲部
とからなる、請求項4記載の方法。 - 【請求項9】 誘導導入器の第3領域が直線部と湾曲部
とからなる、請求項5記載の方法。 - 【請求項10】 第3領域の直線部が長さ約 1.0〜2.5i
n (2.5〜6.4cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は第1領域と第2領域とが作る平面から約45°以
内にあって、概ね第1領域から離れる方向に湾曲してい
る、請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 第3領域の直線部が長さ約 1.0〜2.5i
n (2.5〜6.4cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は、誘導導入器の近接端部側から見て、第1領域
と第2領域とが作る平面から時計方向に約45〜135 °の
範囲内の角度で湾曲している、請求項8記載の方法。 - 【請求項12】 第3領域の直線部が長さ約 2.0〜3.0i
n (5.1〜7.6cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は第1領域と第2領域とが作る平面から約45°以
内にあって、概ね第1領域に近づく方向に湾曲してい
る、請求項9記載の方法。 - 【請求項13】 第3領域の直線部が長さ約 2.0〜3.0i
n (5.1〜7.6cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は、誘導導入器の近接端部側から見て、第1領域
と第2領域とが作る平面から反時計方向に約45〜135 °
の範囲内の角度で湾曲している、請求項9記載の方法。 - 【請求項14】 第1、第2および第3領域から構成さ
れる、左心室内で心室性頻拍を治療するアブレーション
用カテーテルに用いるための誘導導入器。 - 【請求項15】 第1領域が、患者への導入と挿入地点
から心臓内の所望位置までの操縦とに十分な長さの、ほ
ぼまっすぐな細長い中空領域である、請求項14記載の誘
導導入器。 - 【請求項16】 第2領域が、半径約 1.0〜2.0in (2.5
〜5.1cm)、円弧角度約 190〜230 °のほぼ平面的な曲線
からなる湾曲領域である、請求項14記載の誘導導入器。 - 【請求項17】 第2領域が、半径約 1.0〜2.0in (2.5
〜5.1cm)、円弧角度約 160〜200 °のほぼ平面的な曲線
からなる湾曲領域である、請求項14記載の誘導導入器。 - 【請求項18】 第3領域が直線部と湾曲部とからな
る、請求項16記載の誘導導入器。 - 【請求項19】 第3領域が直線部と湾曲部とからな
る、請求項17記載の誘導導入器。 - 【請求項20】 第3領域の直線部が長さ約 1.0〜2.5i
n (2.5〜6.4cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は第1領域と第2領域とが作る平面から約45°以
内にあって、概ね第1領域から離れる方向に湾曲してい
る、請求項18記載の誘導導入器。 - 【請求項21】 第3領域の直線部が長さ約 1.0〜2.5i
n (2.5〜6.4cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は、誘導導入器の近接端部側から見て、第1領域
と第2領域とが作る平面から時計方向に約45〜135 °の
範囲内の角度で湾曲している、請求項18記載の誘導導入
器。 - 【請求項22】 第3領域の直線部が長さ約 2.0〜3.0i
n (5.1〜7.6cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は第1領域と第2領域とが作る平面から約45°以
内にあって、概ね第1領域に近づく方向に湾曲してい
る、請求項19記載の誘導導入器。 - 【請求項23】 第3領域の直線部が長さ約 2.0〜3.0i
n (5.1〜7.6cm)で、その湾曲部が半径約 0.5〜1.5in
(1.3〜3.8cm)、円弧角度約70〜110 °の曲線であり、こ
の曲線は、誘導導入器の近接端部側から見て、第1領域
と第2領域とが作る平面から反時計方向に約45〜135 °
の範囲内の角度で湾曲している、請求項19記載の誘導導
入器。
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