JPH08252258A - 中央取り出し型縫合糸パッケージ - Google Patents
中央取り出し型縫合糸パッケージInfo
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- JPH08252258A JPH08252258A JP8046869A JP4686996A JPH08252258A JP H08252258 A JPH08252258 A JP H08252258A JP 8046869 A JP8046869 A JP 8046869A JP 4686996 A JP4686996 A JP 4686996A JP H08252258 A JPH08252258 A JP H08252258A
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- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
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- C07K7/54—Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link with at least one abnormal peptide link in the ring
- C07K7/56—Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link with at least one abnormal peptide link in the ring the cyclisation not occurring through 2,4-diamino-butanoic acid
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06114—Packages or dispensers for needles or sutures
- A61B17/06133—Packages or dispensers for needles or sutures of parallelepipedal shape, e.g. made of rectangular or slightly oval panels
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- A61K38/04—Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- A61K38/12—Cyclic peptides, e.g. bacitracins; Polymyxins; Gramicidins S, C; Tyrocidins A, B or C
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- C07K—PEPTIDES
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、縫合糸をパッケージから引き出す
際のロックアップのおそれを少なくできる縫合糸チャネ
ルを有する縫合糸パッケージを提供すること。 【解決手段】 本発明の縫合糸パッケージは、基体と、
上方に延びる壁と、縫合糸取り出し用の内壁と、これら
両壁の間にある縫合糸チャネルと、頂部摩擦プレート部
材を備える。本発明のパッケージはさらに、中央ニード
ルパークと、摩擦プレート部材において手術針と縫合糸
をパッケージから取り外す際の取り出し口を備える。
際のロックアップのおそれを少なくできる縫合糸チャネ
ルを有する縫合糸パッケージを提供すること。 【解決手段】 本発明の縫合糸パッケージは、基体と、
上方に延びる壁と、縫合糸取り出し用の内壁と、これら
両壁の間にある縫合糸チャネルと、頂部摩擦プレート部
材を備える。本発明のパッケージはさらに、中央ニード
ルパークと、摩擦プレート部材において手術針と縫合糸
をパッケージから取り外す際の取り出し口を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装、特に手術針
と縫合糸のパッケージに関する。
と縫合糸のパッケージに関する。
【０００２】
【従来の技術】手術針と縫合糸のパッケージは、業界で
はよく知られている。従来のパッケージは、縫合糸を収
めるための複数の折り畳み可能なパネルを備えた折り畳
み可能な厚紙あるいは紙でできている。そのようなパッ
ケージは典型的には、手術針を装填するためのニードル
パーク(needle park）を有する。このようなパッケージ
はさらに、殺菌、輸送および取扱い中に、手術針と縫合
糸を保護できるように設計されている。パッケージはま
た、手術針と縫合糸の取り出しが容易であるように設計
される。公知のプラスチックパッケージも、手術針と縫
合糸の包装に用いることができる。プラスチックパッケ
ージは典型的には、一本ないしそれ以上の縫合糸を収め
る縫合糸チャネルを周縁に有する楕円形ないし円形をし
ている。ニードルパークは典型的には、手術針を装填す
るチャネルの内側に位置する。プラスチックパッケージ
は、内容物の装填が容易で、縫合糸の位置をチャネル内
で制御した状態に保ちやすく、取り出しも容易である
等、従来の紙製パッケージに比べて種々の利点を有する
と考えられている。縫合糸収納用のチャネルを有する縫
合糸パッケージは、以下の米国特許明細書に記載されて
いる：米国特許第4,967,902 号、同第5,052,551 号、同
第4,967,902 号、同第5,131,533 号、同第5,213,210
号、および同第4,961,498 号。
はよく知られている。従来のパッケージは、縫合糸を収
めるための複数の折り畳み可能なパネルを備えた折り畳
み可能な厚紙あるいは紙でできている。そのようなパッ
ケージは典型的には、手術針を装填するためのニードル
パーク(needle park）を有する。このようなパッケージ
はさらに、殺菌、輸送および取扱い中に、手術針と縫合
糸を保護できるように設計されている。パッケージはま
た、手術針と縫合糸の取り出しが容易であるように設計
される。公知のプラスチックパッケージも、手術針と縫
合糸の包装に用いることができる。プラスチックパッケ
ージは典型的には、一本ないしそれ以上の縫合糸を収め
る縫合糸チャネルを周縁に有する楕円形ないし円形をし
ている。ニードルパークは典型的には、手術針を装填す
るチャネルの内側に位置する。プラスチックパッケージ
は、内容物の装填が容易で、縫合糸の位置をチャネル内
で制御した状態に保ちやすく、取り出しも容易である
等、従来の紙製パッケージに比べて種々の利点を有する
と考えられている。縫合糸収納用のチャネルを有する縫
合糸パッケージは、以下の米国特許明細書に記載されて
いる：米国特許第4,967,902 号、同第5,052,551 号、同
第4,967,902 号、同第5,131,533 号、同第5,213,210
号、および同第4,961,498 号。
【０００３】従来のパッケージは、数本の縫合糸と手術
針を収めるときは適切に機能することが知られている
が、縫合糸のパッケージについては業界に引き続き改善
の要求がある。特に、自動縫合糸巻上装置において容易
に使用できる縫合糸チャネルを有する縫合糸パッケージ
が求められている。また業界では、縫合糸をパッケージ
から引き出す際に、縫合糸が「ロックアップ(lock-up
s)；取り出せなくなること」を起こすおそれを少なくで
きる縫合糸チャネルを具備する縫合糸パッケージを求め
る声もある。
針を収めるときは適切に機能することが知られている
が、縫合糸のパッケージについては業界に引き続き改善
の要求がある。特に、自動縫合糸巻上装置において容易
に使用できる縫合糸チャネルを有する縫合糸パッケージ
が求められている。また業界では、縫合糸をパッケージ
から引き出す際に、縫合糸が「ロックアップ(lock-up
s)；取り出せなくなること」を起こすおそれを少なくで
きる縫合糸チャネルを具備する縫合糸パッケージを求め
る声もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、自
動縫合糸巻上装置においても容易に使用できる縫合糸チ
ャネルを有する縫合糸パッケージを提供することを目的
とする。
動縫合糸巻上装置においても容易に使用できる縫合糸チ
ャネルを有する縫合糸パッケージを提供することを目的
とする。
【０００５】本発明はまた、縫合糸をパッケージから引
き出す際のロックアップのおそれを少なくできる縫合糸
チャネルを有する縫合糸パッケージを提供することを目
的とする。
き出す際のロックアップのおそれを少なくできる縫合糸
チャネルを有する縫合糸パッケージを提供することを目
的とする。
【０００６】そこで、本発明は次のような縫合糸パッケ
ージを開示する。すなわち、本発明の縫合糸パッケージ
は、まずほぼ平らな基体を備える。この基体は、頂面、
底面および外周縁を有する。また、基体外周縁の周りに
は、基体の頂面から上方に延びる外壁を備え、この外壁
は頂面、外面および内面を有する。さらに、前記外壁の
頂面からは内側にフランジ部材が延び、このフランジ部
材は、頂面と底面を有する。また、前記基体の頂面から
は内側取り出し壁が上方に延びる。この内側取り出し壁
は、内面、外面と、好ましくは湾曲した頂面を有する。
本発明のパッケージは、縫合糸を収納するチャネルを有
する。縫合糸チャネルは、内側取り出し壁の外面と、外
壁の内面および基体の頂面の間に形成される。内側取り
出し壁とフランジ部材は、セグメントの形にしてもよ
い。ニードルパークは、基体の頂面上で内側取り出し壁
の内部に位置する。平らな摩擦プレート部材は、パッケ
ージに取り付けられる。平らな摩擦プレート部材は、頂
面、底面、縫合糸取り出し口および外周縁を備える。こ
の平らな摩擦プレート部材は、摩擦プレート部材がフラ
ンジ部材の下方でパッケージの内部に係合し、かつ摩擦
プレート部材の底面が内側取り出し壁の頂面に対して押
圧されるよう、フランジの底面および／または外壁の内
面に係合する押圧部を有する。摩擦プレート部材は、そ
の外周縁に、複数の放射状に延びるスロットを備えるの
が好ましい。
ージを開示する。すなわち、本発明の縫合糸パッケージ
は、まずほぼ平らな基体を備える。この基体は、頂面、
底面および外周縁を有する。また、基体外周縁の周りに
は、基体の頂面から上方に延びる外壁を備え、この外壁
は頂面、外面および内面を有する。さらに、前記外壁の
頂面からは内側にフランジ部材が延び、このフランジ部
材は、頂面と底面を有する。また、前記基体の頂面から
は内側取り出し壁が上方に延びる。この内側取り出し壁
は、内面、外面と、好ましくは湾曲した頂面を有する。
本発明のパッケージは、縫合糸を収納するチャネルを有
する。縫合糸チャネルは、内側取り出し壁の外面と、外
壁の内面および基体の頂面の間に形成される。内側取り
出し壁とフランジ部材は、セグメントの形にしてもよ
い。ニードルパークは、基体の頂面上で内側取り出し壁
の内部に位置する。平らな摩擦プレート部材は、パッケ
ージに取り付けられる。平らな摩擦プレート部材は、頂
面、底面、縫合糸取り出し口および外周縁を備える。こ
の平らな摩擦プレート部材は、摩擦プレート部材がフラ
ンジ部材の下方でパッケージの内部に係合し、かつ摩擦
プレート部材の底面が内側取り出し壁の頂面に対して押
圧されるよう、フランジの底面および／または外壁の内
面に係合する押圧部を有する。摩擦プレート部材は、そ
の外周縁に、複数の放射状に延びるスロットを備えるの
が好ましい。
【０００７】本発明はもう一つの様相に係る縫合糸パッ
ケージもほぼ平らな基体を備える。この基体は、頂面、
底面および外周縁を有する。また、基体外周縁の周りに
は、基体の頂面から上方に延びる外壁を備え、この外壁
は頂面、外面および内面を有する。さらに、外壁には、
摩擦プレート部材の外周縁を収める溝が設けられる。ま
た、前記基体の頂面からは内側取り出し壁が上方に延び
る。この内側取り出し壁は、内面、外面と、好ましくは
湾曲した頂面を有する。この内側取り出し壁はセグメン
トの形にしてもよい。本発明のパッケージは、縫合糸を
収納するチャネルを有する。縫合糸チャネルは、内側取
り出し壁の外面と、外壁の内面および基体の頂面の間に
形成される。ニードルパークは、基体の頂面上で、内側
取り出し壁の内部に位置する。平らな摩擦プレート部材
は、パッケージに取り付けられる。平らな摩擦プレート
部材は、頂面、底面、縫合糸取り出し口および外周縁を
備える。この平らな摩擦プレート部材は、摩擦プレート
部材がフランジ部材の下方でパッケージの内部に係合
し、かつ摩擦プレート部材の底面が内側取り出し壁の頂
面に対して押圧されるよう、フランジの底面および／ま
たは外壁の内面に係合する押圧部を有する。摩擦プレー
ト部材は、その外周縁に、複数の放射状に延びるスロッ
トを備えるのが好ましい。
ケージもほぼ平らな基体を備える。この基体は、頂面、
底面および外周縁を有する。また、基体外周縁の周りに
は、基体の頂面から上方に延びる外壁を備え、この外壁
は頂面、外面および内面を有する。さらに、外壁には、
摩擦プレート部材の外周縁を収める溝が設けられる。ま
た、前記基体の頂面からは内側取り出し壁が上方に延び
る。この内側取り出し壁は、内面、外面と、好ましくは
湾曲した頂面を有する。この内側取り出し壁はセグメン
トの形にしてもよい。本発明のパッケージは、縫合糸を
収納するチャネルを有する。縫合糸チャネルは、内側取
り出し壁の外面と、外壁の内面および基体の頂面の間に
形成される。ニードルパークは、基体の頂面上で、内側
取り出し壁の内部に位置する。平らな摩擦プレート部材
は、パッケージに取り付けられる。平らな摩擦プレート
部材は、頂面、底面、縫合糸取り出し口および外周縁を
備える。この平らな摩擦プレート部材は、摩擦プレート
部材がフランジ部材の下方でパッケージの内部に係合
し、かつ摩擦プレート部材の底面が内側取り出し壁の頂
面に対して押圧されるよう、フランジの底面および／ま
たは外壁の内面に係合する押圧部を有する。摩擦プレー
ト部材は、その外周縁に、複数の放射状に延びるスロッ
トを備えるのが好ましい。
【０００８】手術針と縫合糸をつなげたものを本発明の
パッケージから取り出す際には、最初に手術針をニード
ルパークから取り出し、ついで手術針と縫合糸を摩擦プ
レートにある取り出し口を通して引っ張る。摩擦プレー
ト部材は、制限された垂直方向の変位が可能であるとい
う意味で、「浮動」部材である。この「浮動」摩擦プレ
ート部材は、縫合糸が外に出ることを可能にする。内壁
の頂面上にあるチャネルは、浮動摩擦プレート部材を押
圧して垂直方向に変位させる。摩擦プレート部材は、そ
の外周縁に、複数の放射状に延びるスロットを備えるの
が好ましい。
パッケージから取り出す際には、最初に手術針をニード
ルパークから取り出し、ついで手術針と縫合糸を摩擦プ
レートにある取り出し口を通して引っ張る。摩擦プレー
ト部材は、制限された垂直方向の変位が可能であるとい
う意味で、「浮動」部材である。この「浮動」摩擦プレ
ート部材は、縫合糸が外に出ることを可能にする。内壁
の頂面上にあるチャネルは、浮動摩擦プレート部材を押
圧して垂直方向に変位させる。摩擦プレート部材は、そ
の外周縁に、複数の放射状に延びるスロットを備えるの
が好ましい。
【０００９】本発明の他の様相は、上述のパッケージで
ニードルパークのないものである。本発明の上述の特徴
と利点は、以下の説明と添付の図面により明らかにある
であろう。
ニードルパークのないものである。本発明の上述の特徴
と利点は、以下の説明と添付の図面により明らかにある
であろう。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１〜６には、本発明の縫合糸パ
ッケージ５を示す。縫合糸パッケージ５は、トレー１０
と摩擦プレート部材７０を備える。平面基体２０は、頂
面２１と底面２２、および外周縁２４を有する。平面基
体２０は、一般に楕円形をとる。すなわち、相対向して
互いに平行で長手の両側縁が、相対向する半円形の端部
に接続する。しかし、平面基体は、他の楕円形、多角形
あるいはこれらを組合せたものなど、他の形状をとるこ
ともできる。基体２０はまた、複数の穴２５と取付けピ
ン用の開口２６，２７を有する。
ッケージ５を示す。縫合糸パッケージ５は、トレー１０
と摩擦プレート部材７０を備える。平面基体２０は、頂
面２１と底面２２、および外周縁２４を有する。平面基
体２０は、一般に楕円形をとる。すなわち、相対向して
互いに平行で長手の両側縁が、相対向する半円形の端部
に接続する。しかし、平面基体は、他の楕円形、多角形
あるいはこれらを組合せたものなど、他の形状をとるこ
ともできる。基体２０はまた、複数の穴２５と取付けピ
ン用の開口２６，２７を有する。
【００１１】平面基体２０の外周縁の周りでは、頂面か
ら、上方に外壁３０が延びる。外壁３０は、頂面３２、
内面３４および外面３５を有する。また、外壁３０の頂
面からは、内側に、隙間４９で分け隔てられながら、複
数のフランジ部材４０が延びる。このフランジ４０は、
頂面４１と底面４２を有する。複数のフランジ部材４０
は、所望ならば、分割した形ではなく、一個の連続した
フランジ部材で置き換えることもできる。
ら、上方に外壁３０が延びる。外壁３０は、頂面３２、
内面３４および外面３５を有する。また、外壁３０の頂
面からは、内側に、隙間４９で分け隔てられながら、複
数のフランジ部材４０が延びる。このフランジ４０は、
頂面４１と底面４２を有する。複数のフランジ部材４０
は、所望ならば、分割した形ではなく、一個の連続した
フランジ部材で置き換えることもできる。
【００１２】基体２０の頂面から上方に延び出るのは、
内側取り出し壁５０である。この内側取り出し壁５０
は、頂面５２、外面５４および内面５６を有する。内側
取り出し壁５０は、断面が湾曲しているのが好ましい。
内側取り出し壁５０の断面は、図２においては半円形で
あるが、先に説明した楕円形の両側の平行な部分に、湾
曲した部分を頂部として含むような他の湾曲形状でもよ
い。また、好ましいことではないが、不都合があっても
よいならば、取り出し壁５０の断面は、正方形、多角
形、矩形等でもよい。内側取り出し壁５０は、好ましく
は、図にあるような空隙５９を隔てたセグメント５１の
ように、いくつかに分割されているのがよい。しかし、
取り出し壁５０は、所望ならば、縫合糸取り出し口を一
個ないしそれ以上設けた連続形状でもよい。縫合糸取り
出し壁５０は典型的には基体２０と同じ形状にするが、
所望ならば他の形状でもよい。好ましくは、内壁５０と
外壁３０は、互いに平行に離隔される。縫合糸１００を
収め、保持する縫合糸チャネル１５は、外壁３０の内面
３４、内壁５０の外面５４および基体２０の頂面２１に
よって形成される。
内側取り出し壁５０である。この内側取り出し壁５０
は、頂面５２、外面５４および内面５６を有する。内側
取り出し壁５０は、断面が湾曲しているのが好ましい。
内側取り出し壁５０の断面は、図２においては半円形で
あるが、先に説明した楕円形の両側の平行な部分に、湾
曲した部分を頂部として含むような他の湾曲形状でもよ
い。また、好ましいことではないが、不都合があっても
よいならば、取り出し壁５０の断面は、正方形、多角
形、矩形等でもよい。内側取り出し壁５０は、好ましく
は、図にあるような空隙５９を隔てたセグメント５１の
ように、いくつかに分割されているのがよい。しかし、
取り出し壁５０は、所望ならば、縫合糸取り出し口を一
個ないしそれ以上設けた連続形状でもよい。縫合糸取り
出し壁５０は典型的には基体２０と同じ形状にするが、
所望ならば他の形状でもよい。好ましくは、内壁５０と
外壁３０は、互いに平行に離隔される。縫合糸１００を
収め、保持する縫合糸チャネル１５は、外壁３０の内面
３４、内壁５０の外面５４および基体２０の頂面２１に
よって形成される。
【００１３】トレー１０には、摩擦プレート部材７０が
取り付けられる（図３）。摩擦プレート部材７０は、頂
面７２、底面７４および外周縁７５を有するほぼ平らな
部材である。摩擦プレート部材７０は、縫合糸取り出し
口７６を有する。取り出し口７６は、両縁７７と、湾曲
した端部および平らな端部を有する。取り出し口７６
は、楕円、半円、多角形、正方形等の適当な幾何形状に
する。摩擦プレート部材は、摩擦プレート部材７０をト
レー１０に揃えるための整列穴７１と７３を有する。摩
擦プレート部材７０にはまた、外周縁７５に、複数の放
射状に延びるスロット９０が設けられる。スロット９０
は、両縁９１と丸型の両端９３および開口９５を有す
る。摩擦プレート部材は好ましくは、ほぼ楕円形で外壁
３０とほぼ同じ形状をなすのがよい。しかし、他の形状
も可能である。図７は、本発明の他の態様に係る摩擦プ
レート７０を示す。摩擦プレート部材２００は、これま
で説明してきたプレート部材７０と同じ形状を有する
が、外周縁に放射状のスロットはない。
取り付けられる（図３）。摩擦プレート部材７０は、頂
面７２、底面７４および外周縁７５を有するほぼ平らな
部材である。摩擦プレート部材７０は、縫合糸取り出し
口７６を有する。取り出し口７６は、両縁７７と、湾曲
した端部および平らな端部を有する。取り出し口７６
は、楕円、半円、多角形、正方形等の適当な幾何形状に
する。摩擦プレート部材は、摩擦プレート部材７０をト
レー１０に揃えるための整列穴７１と７３を有する。摩
擦プレート部材７０にはまた、外周縁７５に、複数の放
射状に延びるスロット９０が設けられる。スロット９０
は、両縁９１と丸型の両端９３および開口９５を有す
る。摩擦プレート部材は好ましくは、ほぼ楕円形で外壁
３０とほぼ同じ形状をなすのがよい。しかし、他の形状
も可能である。図７は、本発明の他の態様に係る摩擦プ
レート７０を示す。摩擦プレート部材２００は、これま
で説明してきたプレート部材７０と同じ形状を有する
が、外周縁に放射状のスロットはない。
【００１４】摩擦プレート７０の外周縁７５には、ロッ
クフランジリム８０が設けられる。図２と図６におい
て、ロックフランジリム８０は、摩擦プレート部材７０
がトレー１０に挿入され、摩擦プレート部材７０の外周
縁７５の全部または一部が湾曲したときに、下方延長部
８１、頂点８２および上方・外側延長部８３を有する湾
曲したリム８０を形成するように形成される。リム８０
の端部８４は、フランジ４０の内面４２と外壁３５の内
面３４に係り合い、内壁５０の頂面５２上の部材７０を
介して下方へ押圧する力を生み出す。望むならば、押圧
リム８０は、エラストマー部材、ポリマー部材、ばねや
この等価物などの機械要素を含む、押圧力を生み出す等
価的な構造をもつ部材で置き換えることができる。リム
８０を形成するための所望の湾曲を効果的に形成すべ
く、リム８０が、プレート部材７０をトレー１０に挿入
するとき形成されるようにするためには、プレー簿部材
７０の外側の全体的な寸法が、外壁４０の内面３４の内
側の寸法より、十分に大きいことが必要である。すなわ
ち、リム３０を形成するための湾曲を効果的に生み出す
のに十分なだけ、プレート７０が外壁４０よりはみ出し
ていなければならない。望むならば、リム８０は、公知
のダイ形成技術を使って、トレー１０への挿入に先立っ
て形成しておいてもよい。
クフランジリム８０が設けられる。図２と図６におい
て、ロックフランジリム８０は、摩擦プレート部材７０
がトレー１０に挿入され、摩擦プレート部材７０の外周
縁７５の全部または一部が湾曲したときに、下方延長部
８１、頂点８２および上方・外側延長部８３を有する湾
曲したリム８０を形成するように形成される。リム８０
の端部８４は、フランジ４０の内面４２と外壁３５の内
面３４に係り合い、内壁５０の頂面５２上の部材７０を
介して下方へ押圧する力を生み出す。望むならば、押圧
リム８０は、エラストマー部材、ポリマー部材、ばねや
この等価物などの機械要素を含む、押圧力を生み出す等
価的な構造をもつ部材で置き換えることができる。リム
８０を形成するための所望の湾曲を効果的に形成すべ
く、リム８０が、プレート部材７０をトレー１０に挿入
するとき形成されるようにするためには、プレー簿部材
７０の外側の全体的な寸法が、外壁４０の内面３４の内
側の寸法より、十分に大きいことが必要である。すなわ
ち、リム３０を形成するための湾曲を効果的に生み出す
のに十分なだけ、プレート７０が外壁４０よりはみ出し
ていなければならない。望むならば、リム８０は、公知
のダイ形成技術を使って、トレー１０への挿入に先立っ
て形成しておいてもよい。
【００１５】図８と９には、本発明に係るパッケージの
他の態様を示す。パッケージ１２０は、トレー１２５
と、摩擦プレート部材１７０のリム１８０を収めるの
に、フランジ部材の代わりに、連続的な溝１４０を有す
る外壁１３０を備える。摩擦プレート部材１７０は、外
周縁１７５に、複数の放射状に延びるスロット１９０を
有する。摩擦プレート部材１７０は、リム部１８０を備
える。溝１４０は、交差状の断面、湾曲断面、あるいは
これらの組合せ等の、リム１８０を効果的に保持できる
ような断面を有する。
他の態様を示す。パッケージ１２０は、トレー１２５
と、摩擦プレート部材１７０のリム１８０を収めるの
に、フランジ部材の代わりに、連続的な溝１４０を有す
る外壁１３０を備える。摩擦プレート部材１７０は、外
周縁１７５に、複数の放射状に延びるスロット１９０を
有する。摩擦プレート部材１７０は、リム部１８０を備
える。溝１４０は、交差状の断面、湾曲断面、あるいは
これらの組合せ等の、リム１８０を効果的に保持できる
ような断面を有する。
【００１６】ニードルパーク６０は、手術針１１０が、
摩擦プレート７０にある取り出し口７６を通じて引き出
せるよう、内側取り出し壁５０の内部にある基体２０の
頂面２１上に位置する。ニードルパーク６０は好ましく
は、変形可能な縁６３を有する二対の対向する部材６２
からなり、この部材６２は、基体２０の頂面２１から突
出して設けられるかまたは頂面２１に取り付けられる。
ニードルパーク６０はまた、発砲体、フラップ等の公知
のニードルパークを利用してもよい。
摩擦プレート７０にある取り出し口７６を通じて引き出
せるよう、内側取り出し壁５０の内部にある基体２０の
頂面２１上に位置する。ニードルパーク６０は好ましく
は、変形可能な縁６３を有する二対の対向する部材６２
からなり、この部材６２は、基体２０の頂面２１から突
出して設けられるかまたは頂面２１に取り付けられる。
ニードルパーク６０はまた、発砲体、フラップ等の公知
のニードルパークを利用してもよい。
【００１７】図４において、基体２０は、縫合糸の巻上
工程時に、公知の取付けピンを嵌め込むための穴２６，
２７を有する。基体２０はまた、公知の巻上ピンを収め
るチャネル１５に、複数の穴２５を有する。この穴２５
はまた、縫合糸１００がチャネル１５に装填されている
間、基体２０の上で真空を引き出すための真空引き出し
口としても働く。
工程時に、公知の取付けピンを嵌め込むための穴２６，
２７を有する。基体２０はまた、公知の巻上ピンを収め
るチャネル１５に、複数の穴２５を有する。この穴２５
はまた、縫合糸１００がチャネル１５に装填されている
間、基体２０の上で真空を引き出すための真空引き出し
口としても働く。
【００１８】公知の手術針１１０と縫合糸１００を組合
せたものは、次のようにして本発明に係るトレー１０に
巻き付けられる（図４参照）。トレー１０は、公知の取
付けピンを取付け用の穴２６，２７を介して挿入しなが
ら、公知の縫合糸巻上機に取り付けられる。さらに、基
体２０のチャネル１５にある穴２５を通して、公知の巻
上ピンが挿入される。同時に、穴２５に沿って真空が引
かれる。ついで、手術針がニードルパーク６０にあるエ
ッジ６２と６３の間に取り付けられる。次に、縫合糸１
００の遠方端を、好ましくは内部取り出し壁５０の位置
の頂面５２を横切るようにして配置する。この後、縫合
糸１００は、縫合糸１００の巻線同士が互いに絡み合う
ことのないよう、縫合糸の隣接する巻線同士が空隙を介
して離隔され、好ましくは一定の巻上パターンに従っ
て、チャネル１５において巻き付ける。巻上が終わった
ら、好ましくはリム８０がフランジ部材４０の底面４２
と外壁３０の内面３４に係合するようにして、摩擦プレ
ート部材７０をトレー１０に嵌め込み、パッケージ５を
形成する。図４において、縫合糸１１０は、遠方端また
はテール(tail)部１０６を有する。縫合糸１００と手術
針１１０は、図８と９にみられるように、同じようにし
て、パッケージ１２０に巻き上げられる。摩擦プレート
部材１７０は、フランジ部材１８０が、整列穴７１，７
３と、これらの穴７１，７３に嵌ってプレート７０をト
レー１０に案内する公知のロッドを使って嵌め込み用の
溝１４０に係合するよう、トレー１２５に嵌め込まれ
る。
せたものは、次のようにして本発明に係るトレー１０に
巻き付けられる（図４参照）。トレー１０は、公知の取
付けピンを取付け用の穴２６，２７を介して挿入しなが
ら、公知の縫合糸巻上機に取り付けられる。さらに、基
体２０のチャネル１５にある穴２５を通して、公知の巻
上ピンが挿入される。同時に、穴２５に沿って真空が引
かれる。ついで、手術針がニードルパーク６０にあるエ
ッジ６２と６３の間に取り付けられる。次に、縫合糸１
００の遠方端を、好ましくは内部取り出し壁５０の位置
の頂面５２を横切るようにして配置する。この後、縫合
糸１００は、縫合糸１００の巻線同士が互いに絡み合う
ことのないよう、縫合糸の隣接する巻線同士が空隙を介
して離隔され、好ましくは一定の巻上パターンに従っ
て、チャネル１５において巻き付ける。巻上が終わった
ら、好ましくはリム８０がフランジ部材４０の底面４２
と外壁３０の内面３４に係合するようにして、摩擦プレ
ート部材７０をトレー１０に嵌め込み、パッケージ５を
形成する。図４において、縫合糸１１０は、遠方端また
はテール(tail)部１０６を有する。縫合糸１００と手術
針１１０は、図８と９にみられるように、同じようにし
て、パッケージ１２０に巻き上げられる。摩擦プレート
部材１７０は、フランジ部材１８０が、整列穴７１，７
３と、これらの穴７１，７３に嵌ってプレート７０をト
レー１０に案内する公知のロッドを使って嵌め込み用の
溝１４０に係合するよう、トレー１２５に嵌め込まれ
る。
【００１９】手術針１１０と縫合糸１００は、次のよう
にして本発明のパッケージから引き出される。手術針１
１０は、公知のニードルグラスパによって把持され、摩
擦プレート部材７０にある開口７６を通して引き出され
る。手術針１１０を最後まで引くと、縫合糸が解かれ、
内側取り出し壁５０にある空隙５９を通してか、あるい
は内側取り出し壁の頂面５２と摩擦プレート部材７０の
底面７４の間の開口７６を通して引き出される（図４参
照）。手術針１１０と縫合糸１００は、同じようにして
パッケージ１２０からも引き出される。
にして本発明のパッケージから引き出される。手術針１
１０は、公知のニードルグラスパによって把持され、摩
擦プレート部材７０にある開口７６を通して引き出され
る。手術針１１０を最後まで引くと、縫合糸が解かれ、
内側取り出し壁５０にある空隙５９を通してか、あるい
は内側取り出し壁の頂面５２と摩擦プレート部材７０の
底面７４の間の開口７６を通して引き出される（図４参
照）。手術針１１０と縫合糸１００は、同じようにして
パッケージ１２０からも引き出される。
【００２０】本発明の縫合糸パッケージは、次のように
して縫合糸の「ロックアップ」を抑えると考えられる。
摩擦プレート部材７０の底面７１は、摩擦プレート部材
が垂直変位が可能な「浮いた」状態に保たれるよう、内
壁５０の頂面５２に対して押圧される。図５と６に示し
たように、縫合糸１００は、内壁５０の回りのチャネル
１５における「ロックアップ」状態にあるより、むしろ
動くか、摩擦プレート７０の底面７４の下方を、内壁５
０の頂面を横切って滑り、摩擦プレート７０を上へ押し
上げながら上昇する。こうして、縫合糸１００は、縫合
糸取り出し口７６を通って外に出る。パッケージ１２０
も同じようにして働く。縫合糸の「ロックアップ」とい
う語は、縫合糸がコア、内壁、ピンなどの回りに巻き上
げられた楕円形、円形、あるいは湾曲した縫合糸チャネ
ルをもつパッケージから縫合糸を引き出す際に、起こり
得る事態を意味する。何らかの特定の理論に拘泥するこ
とを欲するものではないが、縫合糸を引き出す際の「ロ
ックアップ」は、キャプスタン（いかりを巻き上げる装
置）効果によって生ずるのかもしれない。本発明に係る
トレーは、医用グレードの厚紙、ポリマーあるいはこれ
らの組合せを含む公知の材料でつくることができるが、
ポリマーが好ましい。
して縫合糸の「ロックアップ」を抑えると考えられる。
摩擦プレート部材７０の底面７１は、摩擦プレート部材
が垂直変位が可能な「浮いた」状態に保たれるよう、内
壁５０の頂面５２に対して押圧される。図５と６に示し
たように、縫合糸１００は、内壁５０の回りのチャネル
１５における「ロックアップ」状態にあるより、むしろ
動くか、摩擦プレート７０の底面７４の下方を、内壁５
０の頂面を横切って滑り、摩擦プレート７０を上へ押し
上げながら上昇する。こうして、縫合糸１００は、縫合
糸取り出し口７６を通って外に出る。パッケージ１２０
も同じようにして働く。縫合糸の「ロックアップ」とい
う語は、縫合糸がコア、内壁、ピンなどの回りに巻き上
げられた楕円形、円形、あるいは湾曲した縫合糸チャネ
ルをもつパッケージから縫合糸を引き出す際に、起こり
得る事態を意味する。何らかの特定の理論に拘泥するこ
とを欲するものではないが、縫合糸を引き出す際の「ロ
ックアップ」は、キャプスタン（いかりを巻き上げる装
置）効果によって生ずるのかもしれない。本発明に係る
トレーは、医用グレードの厚紙、ポリマーあるいはこれ
らの組合せを含む公知の材料でつくることができるが、
ポリマーが好ましい。
【００２１】本発明に係るトレーは典型的には、公知の
ポリマーから、射出成形、真空形成、数値制御式工作機
械の使用、標準的な機械技術等の公知のプロセスに従っ
て製造される。
ポリマーから、射出成形、真空形成、数値制御式工作機
械の使用、標準的な機械技術等の公知のプロセスに従っ
て製造される。
【００２２】本発明に係る摩擦プレート部材は、厚紙、
プラスチック等の公知の医用グレード材料から製造され
る。摩擦プレート部材は好ましくは、ダイ切断・形成を
含む公知の製造プロセスに従って製造される。
プラスチック等の公知の医用グレード材料から製造され
る。摩擦プレート部材は好ましくは、ダイ切断・形成を
含む公知の製造プロセスに従って製造される。
【００２３】本発明のパッケージに包装される手術針１
１０は、テーパ付きの先端をもつ針や切断用の先端をも
つ針などの公知の手術針でよい。手術針１００は、湾
曲、半湾曲、直線状、その他の形状をとることができ
る。本発明のパッケージに包装される縫合糸１００は、
シルク、ポリプロピレン、ポリジオキサン、あるいはこ
れらの等価物など生体吸収性あるいは非吸収性の公知の
縫合糸を使用できる。縫合糸は、組んだもの、織ったも
の、あるいはモノフィラメントを使用できる。また、縫
合糸は典型的には、熱成形など公知の技術によって手術
針の端部に取り付けられる。
１０は、テーパ付きの先端をもつ針や切断用の先端をも
つ針などの公知の手術針でよい。手術針１００は、湾
曲、半湾曲、直線状、その他の形状をとることができ
る。本発明のパッケージに包装される縫合糸１００は、
シルク、ポリプロピレン、ポリジオキサン、あるいはこ
れらの等価物など生体吸収性あるいは非吸収性の公知の
縫合糸を使用できる。縫合糸は、組んだもの、織ったも
の、あるいはモノフィラメントを使用できる。また、縫
合糸は典型的には、熱成形など公知の技術によって手術
針の端部に取り付けられる。
【００２４】本発明に係る縫合糸パッケージは、典型的
には、パッケージと内容物の殺菌状態を維持するため、
図１に示した外装２５０のような外装の中に収められ
る。外装２５０は、フォイルパッケージ、ポリマー、フ
ィルム、紙、ラミネート、あるいはこれらの組合せなど
公知の外装を用いることができる。本発明に係るパッケ
ージ５は、酸化エチレンの使用、放射線照射、加熱等公
知の殺菌プロセスに従って殺菌される。手術針１１０と
縫合糸１００を収めた本発明のパッケージの殺菌は、外
装の型および殺菌方法によって、外装への包装に先立っ
て、あるいはこの後に行われる。
には、パッケージと内容物の殺菌状態を維持するため、
図１に示した外装２５０のような外装の中に収められ
る。外装２５０は、フォイルパッケージ、ポリマー、フ
ィルム、紙、ラミネート、あるいはこれらの組合せなど
公知の外装を用いることができる。本発明に係るパッケ
ージ５は、酸化エチレンの使用、放射線照射、加熱等公
知の殺菌プロセスに従って殺菌される。手術針１１０と
縫合糸１００を収めた本発明のパッケージの殺菌は、外
装の型および殺菌方法によって、外装への包装に先立っ
て、あるいはこの後に行われる。
【００２５】本発明の縫合糸パッケージは多くの利点を
有する。すなわち、本発明のパッケージは、種々の型お
よび長さの縫合糸に適用でき、自動縫合糸装填装置にお
いても使用できる。さらに、このパッケージは、縫合糸
のいわゆる「ロックアップ」現象の発生を現象させるこ
とができる。
有する。すなわち、本発明のパッケージは、種々の型お
よび長さの縫合糸に適用でき、自動縫合糸装填装置にお
いても使用できる。さらに、このパッケージは、縫合糸
のいわゆる「ロックアップ」現象の発生を現象させるこ
とができる。
【００２６】以上、本発明を、詳細な態様に照らして説
明してきたが、当業者ならば、特許請求の範囲に謳った
本発明の範囲・趣旨の中で、種々の変更を行うことが可
能であろう。
明してきたが、当業者ならば、特許請求の範囲に謳った
本発明の範囲・趣旨の中で、種々の変更を行うことが可
能であろう。
【００２７】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 １）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを含
む請求項１記載のパッケージ。 ２）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収める
請求項１記載のパッケージ。 ３）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済であ
る上記実施態様２）記載のパッケージ。 ４）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備する
上記実施態様２）記載のパッケージ。 ５）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレート
の外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射状
スロットを有する請求項１記載のパッケージ。 ６）前記フランジ部材は、複数の間隙によって互いに離
隔される複数のセグメントから構成される請求項１記載
のパッケージ。 ７）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔される
複数のセグメントから構成される請求項１記載のパッケ
ージ。 ８）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項１記載の
パッケージ。 ９）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項１記
載のパッケージ。 １０）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項２記載のパッケージ。
ある。 １）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを含
む請求項１記載のパッケージ。 ２）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収める
請求項１記載のパッケージ。 ３）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済であ
る上記実施態様２）記載のパッケージ。 ４）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備する
上記実施態様２）記載のパッケージ。 ５）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレート
の外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射状
スロットを有する請求項１記載のパッケージ。 ６）前記フランジ部材は、複数の間隙によって互いに離
隔される複数のセグメントから構成される請求項１記載
のパッケージ。 ７）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔される
複数のセグメントから構成される請求項１記載のパッケ
ージ。 ８）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項１記載の
パッケージ。 ９）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項１記
載のパッケージ。 １０）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項２記載のパッケージ。
【００２８】１１）前記パッケージはさらに、手術針と
縫合糸を収める請求項２記載のパッケージ。 １２）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済で
ある上記実施態様１１）記載のパッケージ。 １３）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様１２）記載のパッケージ。 １４）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレー
トの外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射
状スロットを有する請求項２記載のパッケージ。 １５）前記フランジ部材は、複数の間隙によって互いに
離隔される複数のセグメントから構成される請求項２記
載のパッケージ。 １６）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項２記載のパッ
ケージ。 １７）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項２記載
のパッケージ。 １８）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項２
記載のパッケージ。 １９）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項３記載のパッケージ。 ２０）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収め
る請求項３記載のパッケージ。
縫合糸を収める請求項２記載のパッケージ。 １２）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済で
ある上記実施態様１１）記載のパッケージ。 １３）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様１２）記載のパッケージ。 １４）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレー
トの外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射
状スロットを有する請求項２記載のパッケージ。 １５）前記フランジ部材は、複数の間隙によって互いに
離隔される複数のセグメントから構成される請求項２記
載のパッケージ。 １６）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項２記載のパッ
ケージ。 １７）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項２記載
のパッケージ。 １８）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項２
記載のパッケージ。 １９）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項３記載のパッケージ。 ２０）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収め
る請求項３記載のパッケージ。
【００２９】２１）前記パッケージ、手術針および縫合
糸は殺菌済である上記実施態様２０）記載のパッケー
ジ。 ２２）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様２１）記載のパッケージ。 ２３）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレー
トの外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射
状スロットを有する請求項２記載のパッケージ。 ２４）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項３記載のパッ
ケージ。 ２５）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項３記載
のパッケージ。 ２６）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項３
記載のパッケージ。 ２７）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項４記載のパッケージ。 ２８）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収め
る請求項４記載のパッケージ。 ２９）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済で
ある上記実施態様２８）記載のパッケージ。 ３０）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様２９）記載のパッケージ。
糸は殺菌済である上記実施態様２０）記載のパッケー
ジ。 ２２）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様２１）記載のパッケージ。 ２３）前記摩擦プレート部材はさらに、この摩擦プレー
トの外周縁まで延び、開放端と閉止端をもつ複数の放射
状スロットを有する請求項２記載のパッケージ。 ２４）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項３記載のパッ
ケージ。 ２５）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項３記載
のパッケージ。 ２６）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項３
記載のパッケージ。 ２７）前記押圧手段は、湾曲して外側に延び出るリムを
含む請求項４記載のパッケージ。 ２８）前記パッケージはさらに、手術針と縫合糸を収め
る請求項４記載のパッケージ。 ２９）前記パッケージ、手術針および縫合糸は殺菌済で
ある上記実施態様２８）記載のパッケージ。 ３０）前記パッケージはさらに、封止した外装を具備す
る上記実施態様２９）記載のパッケージ。
【００３０】３１）前記摩擦プレート部材はさらに、こ
の摩擦プレートの外周縁まで延び、開放端と閉止端をも
つ複数の放射状スロットを有する請求項４記載のパッケ
ージ。 ３２）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項４記載のパッ
ケージ。 ３３）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項４記載
のパッケージ。 ３４）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項４
記載のパッケージ。
の摩擦プレートの外周縁まで延び、開放端と閉止端をも
つ複数の放射状スロットを有する請求項４記載のパッケ
ージ。 ３２）前記内壁は、複数の間隙によって互いに離隔され
る複数のセグメントから構成される請求項４記載のパッ
ケージ。 ３３）前記内壁は、半円形の断面を有する請求項４記載
のパッケージ。 ３４）前記チャネルは、楕円形状に構成される請求項４
記載のパッケージ。
【００３１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、縫合糸
をパッケージから引き出す際のロックアップのおそれを
少なくできる縫合糸チャネルを有する縫合糸パッケージ
を得ることができる。
をパッケージから引き出す際のロックアップのおそれを
少なくできる縫合糸チャネルを有する縫合糸パッケージ
を得ることができる。
【図１】本発明に係るパッケージの斜視図（外側に重な
るパッケージは一点鎖線で示してある）。
るパッケージは一点鎖線で示してある）。
【図２】図１の部分的な２−２線断面図。
【図３】本発明のパッケージにおける有用な部材であ
る、周縁に複数の放射状スロットを備えた摩擦プレート
部材の好ましい態様を示す平面図。
る、周縁に複数の放射状スロットを備えた摩擦プレート
部材の好ましい態様を示す平面図。
【図４】ニードルパークに手術針を装填しチャネルに縫
合糸を収めたトレーを示す、摩擦プレート部材を取り外
した状態での本発明のパッケージの平面図。
合糸を収めたトレーを示す、摩擦プレート部材を取り外
した状態での本発明のパッケージの平面図。
【図５】パッケージ内の縫合糸（点線）と縫合糸が引き
出されるときの縫合糸の動きの道筋を示す図１のパッケ
ージの部分平面図。
出されるときの縫合糸の動きの道筋を示す図１のパッケ
ージの部分平面図。
【図６】縫合糸が内部取り出し壁の上方で引き出される
際の摩擦プレートの撓みを示す図５の６−６線に沿った
部分側面図。
際の摩擦プレートの撓みを示す図５の６−６線に沿った
部分側面図。
【図７】放射状スロットがない摩擦プレート部材のもう
一つの態様を示す斜視図。
一つの態様を示す斜視図。
【図８】外壁が摩擦プレート部材を保持するためにぴっ
たり嵌る溝を有する本発明に係るパッケージの他の態様
の平面図。
たり嵌る溝を有する本発明に係るパッケージの他の態様
の平面図。
【図９】図８の溝を説明するための図８の９−９線に沿
った部分側面図。
った部分側面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェイムズ・サーウィン アメリカ合衆国、18947 ペンシルベニア 州、ピッパーズビル、キャファーティ・ロ ード 404 (72)発明者 デビッド・デマレスト アメリカ合衆国、19067 ペンシルベニア 州、モーリスビル、ヴァレリー・ロード 213 (72)発明者 アンソニー・エステベス アメリカ合衆国、08876 ニュージャージ ィ州、サマービル、トーラス・ロード 59 −４エイ (72)発明者 ロバート・エイ・デニール アメリカ合衆国、08822 ニュージャージ ィ州、フレミントン、オールド・ヨーク・ ロード 264 (72)発明者 アンソニー・エステベス アメリカ合衆国、08876ニュージャージィ 州、サマービル、トーラス・ロード59―４ エイ
Claims (4)
- 【請求項１】 縫合糸パッケージであって、 頂面、底面および外周縁を有するほぼ平らな基体と；前
記基体の外周縁の周りで基体の頂面から上方に延び、頂
面、外面および内面を有する外壁と；前記基体の頂面か
ら上方に延び、内面、外面と頂面を有する内側取り出し
壁であって、この内側取り出し壁の前記頂面と前記外壁
の内面および前記基体の頂面は縫合糸収納チャネルを形
成する内側取り出し壁と；前記外壁の頂面から内側に延
び、頂面と底面を有するフランジ部材と；前記内側取り
出し壁の内側で前記基体の頂面中央に取り付けられて、
ニードルを収めるニードルパーク手段と；頂面、底面、
縫合糸取り出し口および外周縁、ならびにこの外周縁の
周りに押圧手段を備える平らな摩擦プレート部材であっ
て、この摩擦プレート部材の底面が前記押圧手段によっ
て前記内側取り出し壁の頂面に対して押圧されるよう、
前記内側取り出し壁の頂面上でかつ前記フランジ部材の
下に取り付けられる摩擦プレート部材を有する縫合糸パ
ッケージ。 - 【請求項２】 縫合糸パッケージであって、 頂面、底面および外周縁を有するほぼ平らな基体と；前
記基体の外周縁の周りで基体の頂面から上方に延び、頂
面、外面および内面を有する外壁と；前記基体の頂面か
ら上方に延び、内面と頂面を有する内側取り出し壁であ
って、この内側取り出し壁の前記内面と前記外壁の内面
および前記基体の頂面は縫合糸収納チャネルを形成する
内側取り出し壁と；前記外壁の頂面から内側に延び、頂
面、外面と底面を有するフランジ部材と；頂面、底面、
縫合糸取り出し口および外周縁、ならびにこの外周縁の
周りに押圧手段を備える平らな摩擦プレート部材であっ
て、この摩擦プレート部材の底面が前記押圧手段によっ
て前記内側取り出し壁の頂面に対して押圧されるよう、
前記内側取り出し壁の頂面上でかつ前記フランジ部材の
下に取り付けられる摩擦プレート部材を有する縫合糸パ
ッケージ。 - 【請求項３】 縫合糸パッケージであって、 頂面、底面および外周縁を有するほぼ平らな基体と；前
記基体の外周縁の周りで基体の頂面から上方に延び、頂
面、外面および内面を有する外壁と；前記基体の頂面か
ら上方に延び、内面、外面と頂面を有する内側取り出し
壁であって、この内側取り出し壁の前記内面と前記外壁
の内面および前記基体の頂面は縫合糸収納チャネルを形
成する内側取り出し壁と；前記外壁の内面まで延びるス
ナップ溝と；前記内側取り出し壁の内側で前記基体の頂
面中央に取り付けられて、ニードルを収めるニードルパ
ーク手段と；頂面、底面、縫合糸取り出し口および外周
縁、ならびにこの外周縁の周りに押圧手段を備える平ら
な摩擦プレート部材であって、この摩擦プレート部材の
底面が前記押圧手段によって前記内側取り出し壁の頂面
に対して押圧されるよう、前記内側取り出し壁の頂面上
に取り付けられ、かつ前記摩擦プレート部材の外周縁が
前記スナップ溝に係合する摩擦プレート部材を有する縫
合糸パッケージ。 - 【請求項４】 縫合糸パッケージであって、 頂面、底面および外周縁を有するほぼ平らな基体と；前
記基体の外周縁の周りで基体の頂面から上方に延び、頂
面、外面および内面を有する外壁と；前記基体の頂面か
ら上方に延び、内面、外面と頂面を有する内側取り出し
壁であって、この内側取り出し壁の前記内面と前記外壁
の内面および前記基体の頂面は縫合糸収納チャネルを形
成する内側取り出し壁と；前記外壁の内面まで延びるス
ナップ溝と；頂面、底面、縫合糸取り出し口および外周
縁、ならびにこの外周縁の周りに押圧手段を備える平ら
な摩擦プレート部材であって、この摩擦プレート部材の
底面が前記押圧手段によって前記内側取り出し壁の頂面
に対して押圧されるよう、前記内側取り出し壁の頂面上
に取り付けられ、かつ前記摩擦プレート部材の外周縁が
前記スナップ溝に係合する摩擦プレート部材を有する縫
合糸パッケージ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US38661995A | 1995-02-10 | 1995-02-10 | |
| US386619 | 1995-02-10 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08252258A true JPH08252258A (ja) | 1996-10-01 |
| JP3830572B2 JP3830572B2 (ja) | 2006-10-04 |
| JP3830572B6 JP3830572B6 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010082463A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-15 | Tyco Healthcare Group Lp | 縫合糸パッケージング |
| JP2010284523A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Tyco Healthcare Group Lp | 無結節ｅｎｄｏｓｔｉｃｈパッケージ |
| KR101488777B1 (ko) * | 2014-06-19 | 2015-02-04 | (주)에스엠이엔지 | 의료용 봉합사 패키지 |
| KR101538900B1 (ko) * | 2015-04-30 | 2015-07-22 | 이길수 | 의료용 봉합사 패키지 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2010082463A (ja) * | 2008-10-02 | 2010-04-15 | Tyco Healthcare Group Lp | 縫合糸パッケージング |
| JP2010284523A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Tyco Healthcare Group Lp | 無結節ｅｎｄｏｓｔｉｃｈパッケージ |
| KR101488777B1 (ko) * | 2014-06-19 | 2015-02-04 | (주)에스엠이엔지 | 의료용 봉합사 패키지 |
| KR101538900B1 (ko) * | 2015-04-30 | 2015-07-22 | 이길수 | 의료용 봉합사 패키지 |
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| EP0726062A2 (en) | 1996-08-14 |
| KR100249589B1 (ko) | 2000-03-15 |
| JP2852128B2 (ja) | 1999-01-27 |
| ES2176403T3 (es) | 2002-12-01 |
| CA2169152A1 (en) | 1996-08-11 |
| CN1134270A (zh) | 1996-10-30 |
| EP0726062B1 (en) | 2002-05-02 |
| BR9600377A (pt) | 1998-03-03 |
| ZA961070B (en) | 1997-09-11 |
| EP0726062A3 (en) | 1997-01-22 |
| UA44763C2 (uk) | 2002-03-15 |
| ATE216858T1 (de) | 2002-05-15 |
| US5655652A (en) | 1997-08-12 |
| KR19980702021A (ko) | 1998-07-15 |
| JP3830572B2 (ja) | 2006-10-04 |
| JPH10502672A (ja) | 1998-03-10 |
| DE69620933T2 (de) | 2002-10-10 |
| AU4447196A (en) | 1996-08-22 |
| DE69620933D1 (de) | 2002-06-06 |
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