JPH08252242A - 磁気共鳴で被検体の弾性画像を発生する方法 - Google Patents

磁気共鳴で被検体の弾性画像を発生する方法

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JPH08252242A
JPH08252242A JP7334384A JP33438495A JPH08252242A JP H08252242 A JPH08252242 A JP H08252242A JP 7334384 A JP7334384 A JP 7334384A JP 33438495 A JP33438495 A JP 33438495A JP H08252242 A JPH08252242 A JP H08252242A
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Charles L Dumoulin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の機械的な刺激に応答した被検体内のせ
ん断画像を取得することのできる磁気共鳴で被検体の弾
性画像を発生する方法を提供する。 【解決手段】 弾性イメージング方法は、磁気共鳴を用
いて被検体内の外部誘導速度の分布を検出する。速度の
分布は、少なくとも2つの異なる視野に応答して測定さ
れる。第1の視野で得られた速度分布と第2の視野で得
られた速度分布との差を計算して、せん断応力の成分を
求める。この方法を用いて、3つの互いに直交する方向
の視野シフトに応答して3つの互いに直交する方向のい
ずれかの方向の速度測定値を得ることにより、合計9つ
の応力成分を求める。各成分に対するデータを独立に取
得することができ、又はデータ取得を多重化してデータ
取得の必要条件を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願との関係】本出願は、本発明の譲り受け人に
譲渡され、ここに引用されている、1993年12月2
7日に出願されたチャールズ・エル・デュムリン(Ch
arlesL.Dumoulin)及びロリンダ・アー
ル・オプサール(LorindaR.Opsahl)に
よる米国特許出願第08/173,022号、「運動流
体のせん断速度のイメージングのための方法」(MET
HODS FOR THEIMAGING OF SH
EAR RATE IN MOVING FLUID
S)に関連する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、外部の機械的な刺激に
応答した被検体内のせん断応力の分布を測定すると共に
表示することが望ましい医用及び非医用の手順に関す
る。
【0003】
【従来の技術】せん断(shear)は、位置に対する
速度の変化と定義される。せん断は、多くの機械的なシ
ステムにおいて重要なパラメータである。例えば、流れ
る流体では、流れがその周囲に及ぼす動的影響は、せん
断(又はせん断速度)によって決定されることが多い。
これらの影響には、管内の腐食速度、及び血管内の動脈
硬化症の進行が含まれる。流れない生物学的組織のせん
断速度は、病気の診断の際の重要なパラメータでもあ
る。組織のせん断速度は組織の弾性の尺度であり、触診
のような健康診断の間に組織の特性を判断するために弾
性が用いられることが多い。運動する流体内でせん断速
度を測定するために、インキ流線のような伝統的な流体
流分析法及びレーザ・ドップラが用いられてきたが、こ
れらの方法は侵襲的であり、生体内の用途、特に流れな
い組織でのせん断速度の測定には適していない。
【0004】動的及び静的な機械的負荷が加えられた状
態での組織の弾性のイメージングは、超音波法で行われ
てきた。この超音波法については、アコースティック・
イメージング誌所載のラーナ・アール・エム等による
「音響弾性:機械的に振動させられた目標内の超音波信
号から得られる医用弾性画像」(”Sono−elas
ticity:Medical elasticity
images derived from ultr
asound signals in mechani
cally vibrated targets”,
Lerner,R.M.et al., Acous
t.Imaging 1988,16:317−32
7)、並びにウルトラサウンド・メディカル・バイオロ
ジイ誌所載のラーナ・アール・エム、エス・アール・フ
ァング及びケー・ジェー・パーカによる「機械的に振動
させられた組織内の超音波信号から得られる音響弾性画
像」(”Sonoelasticity images
derived from ultrasound
signals in mechanically v
ibrated tissues”, Lerner,
R.M.,S.R.Huang and K.J.Pa
rker, Ultrasound Med. Bio
l.,1990,16:241−246)に記載されて
いる。試料の弾性の非侵襲的なイメージングのための方
法が提供されたが、これらの方法は超音波スペックル・
パターンを追跡するのに膨大な量の計算を必要とすると
共に、超音波イメージングのすべての制約を受ける。
【0005】速度はベクトル量であるので、これは互い
に直交する3つの成分ベクトルの和として表すことがで
きる。これらの各成分は、互いに直交する3つの空間次
元に対してこれらの成分の各々を測定することにより、
合計9つの異なるせん断の測定値を求めることができ
る。既存の手法を用いて、これらのせん断成分のいくつ
かを測定することができるが、すべての成分の検出はほ
とんどの場合に困難であるか、又は不可能である。
【0006】
【発明の概要】外部の機械的な刺激に応答してせん断画
像を取得するために磁気共鳴(MR(magnetic
resonance))パルス系列を用いる方法を開
示する。これらのパルス系列は、スライス選択無線周波
数パルスと、空間符号化のための従来の位相符号化及び
読み出し勾配パルスと、速度を結果の画像の位相シフト
として符号化するための双極性の速度符号化勾配パルス
とから構成されている。速度符号化勾配の方向が、検出
される速度の成分を決定する。所望する場合には、この
手順を繰り返して、速度の直交成分に敏感な画像を得る
ことができる。
【0007】せん断の選択された成分のイメージング
は、位相符号化勾配の各増分に対してパルス系列を最低
4回繰り返すことにより行われる。第1の取得では、正
極性の速度符号化勾配が印加される。第2の取得では、
負極性の速度符号化勾配が印加される。第1及び第2の
取得の間とも、受信器及び送信器は同一の周波数で動作
する。第3及び第4の取得は、第1及び第2の取得と同
様に行われるが、視野の中心が第1及び第2の取得に対
して量Dだけ移動(シフト)される点が異なる。
【0008】第1及び第2の取得からのデータを用い
て、位相差データセットを計算する。位相差データセッ
ト内の各画素の位相は、(位相ラップがないと仮定する
と)速度に正比例する。第3及び第4の取得からのデー
タを同様に処理して、第2の位相差データセットを求め
る。しかしながら、第3及び第4の取得は、ずれた視野
で得られるので、第2の位相差データセットは第1の位
相差データセットと正しく合わされない。第1及び第2
の位相差データセットは空間内のわずかに異なる点から
の速度情報を含んでいるので、第1及び第2の位相差画
像の位相差を求めることにより、次にせん断画像を計算
することができる。
【0009】読み出し、位相符号化、及びスライス選択
の方向に第3及び第4の位相画像を移動させることによ
り、直交する3つの空間次元に対するせん断画像を作成
することができる。速度成分の多重化検出を用いること
により、収集しなければならないデータの量を最小にす
ることができる。本発明の目的は、被検体内の組織弾性
の検出及び表示のための方法を提供することにある。
【0010】新規であると考えられる本発明の特徴は、
特許請求の範囲に明確に記述されている。しかしなが
ら、本発明の他の目的及び利点と共に、本発明の構成及
び動作方法は、図面を参照した以下の説明により最も良
く理解することができる。
【0011】
【実施例】本発明の本実施例では、磁気共鳴イメージン
グ・システムの磁石内に被検体が配置される。次に、多
分従来の磁気共鳴(MR(magnetic reso
nance))イメージング系列の助けを借りて、組織
の弾性のイメージングを行うべき領域を操作者が識別す
る。次に、パルス系列を印加して、データを分析する。
【0012】図1は、ここで説明する本発明で使用する
のに適したMRイメージング・システムの主要構成要素
の簡略ブロック図である。システムは、ディスク記憶ユ
ニット2aと、インタフェース・ユニット2bとに機能
的に結合されている汎用ミニコンピュータ2を含んでい
る。無線周波数(RF(radio frequenc
y))送信器3、信号平均器4、並びに勾配電源5a、
5b及び5cはすべて、インタフェース・ユニット2b
を介してコンピュータ2に接続されている。勾配電源5
a、5b及び5cは勾配コイル12−1、12−2及び
12−3を付勢して、イメージング対象の被検体の上に
それぞれ「X」、「Y」及び「Z」方向に磁界勾配G
x、Gy及びGzを形成する。RF送信器3はコンピュ
ータ2からのパルス・エンベロープでゲーティングされ
て、被検体からのMR応答信号を励起するために必要な
変調を有しているRFパルスを発生する。RFパルス
は、イメージング方法に応じて100ワットから数キロ
ワットまで変化するレベルまでRF電力増幅器6におい
て増幅されて、送信器コイル14−1に印加される。全
身イメージングのようにサンプル体積が大きい場合、そ
してより大きいNMR周波数帯域幅を励起するために短
時間パルスが必要な場合には、より高い電力レベルが必
要になる。
【0013】MR応答信号は受信器コイル14−2によ
って検知され、低雑音前置増幅器9で増幅されて、更な
る増幅、検出及びフィルタリングのために受信器10に
送られる。次に、信号はディジタル化されて、信号平均
器4によって平均されると共にコンピュータ2によって
処理される。前置増幅器9及び受信器10は、能動ゲー
ティング又は受動フィルタリングによって送信の間、R
Fパルスから保護される。
【0014】コンピュータ2は、MRパルスに対するゲ
ーティング及びエンベロープ変調、前置増幅器及びRF
電力増幅器に対するブランキング、並びに勾配電源に対
する電圧波形を供給する。コンピュータは又、フーリエ
変換、画像再構成、データ・フィルタリング、画像表示
及び記憶の機能のようなデータ処理を実行する(これら
の機能のすべては従来のものであり、本発明の範囲外に
あるものである。)。
【0015】送信器コイル14−1及び受信器RFコイ
ル14−2は所望する場合には、単一のコイルで構成す
ることができる。代替案として、電気的に直交する2つ
の個別のコイルを用いてもよい。後者の構成には、パル
ス送信の間に受信器に漏れるRFパルスが小さくなると
いう利点がある。どちらの場合にも、コイルは磁石手段
11によって発生される静磁界B0 の方向と直角であ
る。コイルは、RF遮蔽されたかご(ケージ)内のエン
クロージャによってシステムの残りの部分から隔離され
得る。
【0016】サンプル体積を通じて単調で線形である勾
配Gx、Gy及びGzを供給するために、磁界勾配コイ
ル12−1、12−2及び12−3がそれぞれ必要とさ
れる。多値勾配磁界により、ひどい画像アーティファク
トの原因となる、エイリアシングとして知られているM
R応答信号データの劣化が生じる。非線形勾配により、
画像の幾何学的歪みが生じる。
【0017】図2に概略図示されている磁石集合体11
は、中心円筒内腔11a(ボア)を有しており、中心円
筒内腔11aは通常、軸方向に、即ちZデカルト座標方
向に静磁界B0 を発生する。図1のコイル12−1、1
2−2及び12−3のような一組のコイル12は、入力
接続12aを介して電気信号を受け取って、内腔11a
の体積内に少なくとも1つの勾配磁界を形成する。内腔
11a内には、RFコイル14も配置されている。RF
コイル14は、少なくとも1つの入力ケーブル14aを
介してRFエネルギを受け取って、通常はX−Y平面内
にRF磁界B1を形成する。
【0018】図3(A)及び図3(B)は、速度符号化
磁界勾配パルス系列の2つの実施例を示す。図3(A)
において、磁界勾配は時点t=0まで、実質的にゼロの
強度を有している。t=0からt=aまで、第1の磁界
勾配パルス300が印加される。t=bからt=cま
で、第1の勾配パルスと継続時間及び強度が実質的に同
じであるが、極性が反対である第2の磁界勾配パルス3
10が印加される。2つの勾配パルスの間の時間間隔は
Tである。
【0019】この速度符号化勾配パルスの代替実施例が
図3(B)に示されている。この実施例は、図3(A)
に示された実施例と同様であるが、勾配波形320と勾
配波形330との間に再集束RFパルス340が付加さ
れると共に、第2の波形330の極性が第1の勾配パル
ス320の極性と同じである点が異なっている。図3
(A)及び図3(B)の磁界勾配パルス系列のような磁
界勾配パルス系列の印加により、横方向スピン磁化の位
相シフトが生じる。この横方向スピン磁化の位相シフト
は、速度、パルス系列の各ローブの面積Ag、核種の磁
気回転比γ、及び相次ぐ勾配ローブの間の時間間隔Tに
正比例する。この関係は当業者には周知であり、次式で
表すことができる。
【0020】 Φ=γVTAg (1) ここで、Φは速度により誘導される位相シフトであり、
Vは印加される磁界勾配に平行な核スピンの速度成分で
ある。速度符号化磁界勾配パルスが固定スピン磁化の物
体に及ぼす影響が図4(A)〜図4(C)に示されてい
る。説明の目的で、印加された速度符号化勾配の方向の
異なる位置における2つのスピンの横方向磁化に対応す
るベクトルのみが示されている。RFパルスによる横方
向スピン磁化の発生後に、すべてのスピンは同じ位相を
有しており、図4(A)に示すように時点t=0で単一
のベクトル400として表すことができる。しかしなが
ら、時点t=aでは、各スピンは図4(B)に示すよう
に、磁界勾配に沿ったその位置に正比例する位相シフト
を取得した。これらの個々のベクトル410及び420
は、位置を変えないスピンから生じる。従って、第2の
勾配パルスが印加されたときに、第1の勾配パルスによ
って生じる位相シフトは、第2の勾配パルスによって正
確に相殺される。この結果、各スピンに対する時点t=
cでの位相シフトは同じであり、2つのベクトルは一致
して、図4(C)の単一のベクトル430として表され
る。時点t=cでの位相シフトは、時点t=0で見出さ
れる位相シフトと実質的に同じである。
【0021】図5(A)〜図5(C)に示された速度符
号化磁界勾配パルスが運動スピン磁化の物体に及ぼす影
響は、図4(A)〜図4(C)に示された速度符号化磁
界勾配パルスが固定スピン磁化の物体に及ぼす影響とは
異なる。説明のために、同じ速度で進んでいるが、印加
された速度符号化勾配の方向の異なる位置における2つ
のスピンの横方向スピン磁化に対応するベクトルのみが
示されている。RFパルスによる横方向スピン磁化の発
生後に、図5(A)に示されるように、すべてのスピン
は同じ位相を有しており、時点t=0で単一のベクトル
500として表すことができる。しかしながら、時点t
=aで、各スピンは、図5(B)のベクトル510及び
520で示されるような磁界勾配に沿ったその位置に正
比例する位相シフトを取得した。これらの個々のベクト
ルは、時間と共に位置を変えるスピンから生じるので、
第2の勾配パルスが印加されたときに、第1のパルスに
よって生じる位相シフトは、第2の勾配パルスによって
完全には相殺されない。従って、図5(C)に示される
ような単一のベクトル530によって表される時点t=
cの位相シフトは、時点t=0に見出される位相シフト
から量Φだけ異なる。この位相シフトは、式(1)の速
度Vに正比例する。
【0022】図6は、図1及び図2のMRイメージング
・システムによって実行することができる本発明の第1
の実施例で用いられる無線周波数(RF(radio
frequency))パルス及び磁界勾配のパルス系
列図である。パルス系列600には、スライス選択磁界
勾配パルス640が存在する状態で印加される励起RF
パルス630が含まれている。励起パルス630は、被
検体の選択された部分でスピン磁化を章動させる。章動
の量は、検出パルス630の継続時間及び振幅を選択す
ることによって選択することができる。選択される部分
の位置及び大きさは、RFパルス630の周波数及び帯
域幅、並びにスライス選択磁界勾配パルス640の振幅
の適当な選択によって調整することができる。
【0023】励起RFパルス630及びスライス選択磁
界勾配パルス640が印加された後に、スライス再集束
磁界勾配パルス650が印加される。スライス再集束磁
界勾配パルス650は、被検体の選択された部分の内部
のすべての横方向スピン磁化がスライス再集束勾配パル
ス640の印加後と実質的に同相となるように選択され
た振幅及び継続時間を有している。本実施例では、当業
者には周知のように、スライス再集束勾配パルス650
の振幅と継続時間との積は、スライス選択勾配パルス6
40の振幅と継続時間との積の負量の実質的に半分であ
る。
【0024】励起RFパルス630及びスライス選択磁
界勾配パルス640が印加された後に、双極性の速度符
号化磁界勾配パルスが選択された方向に印加される。速
度符号化パルスは、第1の速度符号化磁界勾配パルス・
ローブ655aと、第2の速度符号化磁界勾配パルス・
ローブ655bとで構成されている。第2の速度符号化
パルス・ローブ655bのパルスの継続時間と振幅との
積は、図3で説明したような第1の速度符号化パルス・
ローブ655aのパルスの継続時間と振幅との積の負量
に実質的に等しい。
【0025】横方向スピン磁化に第1の速度符号化パル
ス・ローブ655a及び第2の速度符号化パルス・ロー
ブ655bを相次いで印加することにより、速度符号化
磁界勾配の方向に平行なスピンの速度成分に比例した正
味磁化の位相シフトが生じる。この位相シフトを用い
て、固定スピンから運動スピンを区別することができ
る。
【0026】励起RFパルス630及びスライス選択勾
配パルス640が印加された後に、選択された振幅の位
相符号化磁界勾配パルス660が印加される。位相符号
化勾配パルス660は、スライス選択勾配パルス640
に対して実質的に垂直な方向に印加され、所望する場合
にはスライス再集束パルス650と同時に印加すること
ができる。明瞭にするため、位相符号化勾配パルス66
0、速度符号化パルス655a及び655b、並びにス
ライス再集束パルス650は、図6では同時であるよう
に示されていないが、これらのパルスの組み合わせを同
時に印加することが可能である。
【0027】励起RFパルス630及びスライス選択勾
配パルス640が印加された後に、選択された振幅の読
み出し位相外し磁界勾配パルス670が印加される。読
み出し位相外し勾配パルス670は、スライス選択勾配
パルス640及び位相符号化パルス660の両方に実質
的に垂直な方向に印加される。読み出し位相外しパルス
670は、所望する場合には、スライス再集束パルス6
50又は位相符号化パルス660と同時に印加すること
ができる。読み出し位相外しパルス670によって、読
み出し位相外し磁界勾配の方向に沿った異なる位置で横
方向正味磁化は、読み出し方向の位置に比例した位相シ
フトを得る。
【0028】スライス再集束パルス650、位相符号化
パルス660及び読み出し位相外しパルス670の印加
に続いて、読み出し磁界勾配パルス680が印加され
る。読み出しパルス680は、読み出し位相外しパルス
670と同じ方向に印加されるが、極性は反対になって
いる。読み出しパルス680の間の選択された点で実質
的にすべての横方向スピン磁化が同じ位相シフトを有す
るように、読み出しパルス680の振幅及び継続時間は
選択される。
【0029】読み出しパルス680と実質的に同時に、
データ取得信号パルス690がイメージング・システム
の一部であるデータ取得サブシステムに送られる。デー
タ取得パルス690の間に、MR応答信号がディジタル
化される。被検体の選択された部分の内部の共鳴核から
到来するMR信号は読み出し磁界勾配680の間に取得
されるので、検出される各々のMR応答信号は、前述の
信号を発生した横方向スピン磁化の位置に比例する周波
数を有していることになる。当業者には周知の方法で、
取得された信号データをフーリエ変換することにより、
各々の信号源の位置を決定することができる。
【0030】本発明では、パルス系列600は、組織6
01の外部で誘導される変位の間の選択された時点で印
加される。この変位は周期的であるが、任意の形式(例
えば、正弦波、三角、インパルス等)をとり得る。パル
ス系列600を外部誘導変位に同期させることにより、
イメージングされる組織の各部分の瞬時速度は、パルス
系列600の各印加に対して実質的に同じである。
【0031】本発明では、パルス系列600を複数回、
即ちN回繰り返して、単一フレームのデータを形成す
る。この単一フレームのデータは、応力の少なくとも1
つの成分の測定を行うのに十分な情報を有している。フ
レームの取得は、複数回、即ちY回繰り返される。各々
のフレーム取得において、位相符号化パルス660には
異なる振幅が与えられる。位相符号化パルス660によ
って、検出されるMR信号に位相シフトが生じる。この
位相シフトは、位相符号化磁界勾配660の方向に沿っ
た横方向スピン磁化の位置に比例する。当業者には周知
の方法で、位相符号化勾配660の異なる振幅に応答し
て取得されたデータをフーリエ変換して、横方向スピン
磁化を発生させる信号の(位相符号化勾配660の方向
の)位置を求めることができる。
【0032】本発明の第1の実施例では、各フレームは
パルス系列600のN=4回の印加で構成されている。
第1の印加では、速度符号化勾配パルス655a及び6
55bは、選択された極性で印加される。これにより、
横方向スピン磁化の位相は速度に比例することになる。
しかしながら、横方向の正味スピン磁化の各部分の位相
には、速度以外の要因からの寄与もある。これらの要因
には、送信器のオフセット、化学シフト効果及び渦電流
が含まれ得る。
【0033】速度以外のすべての要素からの寄与を除去
するために、パルス系列600の2度目の印加が行わ
れ、第2のデータセットが取得される。第2の印加のR
Fパルス及び磁界勾配パルスは、第1の速度符号化パル
ス・ローブ655a及び第2の速度符号化パルス・ロー
ブ655bを除いて、第1の印加のRFパルス及び磁界
勾配パルスと同じである。それらの代わりに、第3の速
度符号化パルス・ローブ655cに続いて第4の速度符
号化パルス・ローブ655dが印加される。第3の速度
符号化パルス・ローブ655c及び第4の速度符号化パ
ルス・ローブ655dは、極性が反対になっている点を
除けば、第1の速度符号化パルス・ローブ655a及び
第2の速度符号化パルス・ローブ655bとそれぞれ同
じである。次に、第1の印加で収集されたデータを第2
の印加で収集されたデータから減算して、第1の差デー
タセットが得られる。第3及び第4の速度符号化勾配ロ
ーブによって誘導される位相シフトは、第1及び第2の
速度符号化勾配ローブによって誘導される位相シフトに
対して逆極性となる。
【0034】パルス系列600の第1の印加から取得さ
れたデータの位相をパルス系列600の第2の印加に応
答して取得されたデータの位相から減算すると、すべて
の非速度要因からの位相寄与が実質的に相殺され、速度
から生じる位相シフトのみが残る。この位相シフトは速
度に正比例し、この位相シフトを用いて、速度を量的に
表すことができる。
【0035】次に、第1及び第2の印加とそれぞれ同様
に、パルス系列600の第3及び第4の印加が行われる
が、視野の中心が選択された量Dだけ選択された方向に
移動される点が異なる。パルス系列600の第3及び第
4の印加に応答して、第2の差データセットが作成され
る。視野のシフトの方向に対する速度の変化として定義
されるせん断情報は、図7に示されるような第1及び第
2の差データセットの位相の差を計算することによって
求めることができる。視野の中心のシフトは、最終画像
の単一画素の大きさよりも小さくすることができること
に注意すべきである。
【0036】視野の中心を移動させるために選択された
方向によって、第3及び第4の印加においてパルス系列
600がどのように変形されるかが決定される。選択さ
れた方向がスライス選択勾配パルス640の方向に平行
である場合には、視野のシフトは、核スピンの磁気回転
比及びスライス再集束勾配パルス650の強度によって
決定される量FだけMRイメージング・システムの送信
器3及び受信器10の両方の周波数を変化させることに
より行われる。選択された方向が読み出し勾配パルス6
80の方向に平行である場合には、視野のシフトは、核
スピンの磁気回転比、データ取得速度及び読み出し勾配
パルス680の強度によって決定される量F’だけ受信
器10又は送信器3の周波数を変化させることにより行
われる。選択された方向が位相符号化勾配パルス660
の方向に平行である場合には、位相シフトが送信器の位
相に加算される。この位相シフトは、位相符号化勾配パ
ルス660のY増分の各々に対して量Pだけ増加する。
増分位相シフトPは、核スピンの磁気回転比、視野及び
Yによって決定され、位相符号化勾配パルス660の振
幅と継続時間との積に正比例する。
【0037】視野の中心で変化を行うために必要なパル
ス系列600の変形が、表1にまとめられている。視野
の中心のシフトは、各フレームに対して単一の所望の方
向にのみ行うことができる。従って、応力のすべての成
分を測定しなければならない場合には、3つの直交空間
次元の各々について3つの速度方向の各々に対するフレ
ームを測定しなければならず、合計9つの測定を行わな
ければならない。本実施例の各フレームはパルス系列6
00の4回の繰り返しを必要とするので、応力のすべて
の成分を測定するためには、パルス系列600の合計9
×4=36回の繰り返しを必要とする。
【0038】 表1 印加 速度符号化 スライス 読み出し 位相符号化 選択シフト シフト シフト 1 655a、655b 0 0 0 2 655c、655d 0 0 0 3 655a、655b F F’ P 4 655c、655d F F’ P 本発明の第2の実施例では、速度の直交成分の検出を多
重化することにより、応力のすべての成分がより効率的
に取得される。アダマール多重化方式を用いることによ
り、パルス系列600を4回だけ印加して選択された視
野オフセットで3つの速度ベクトル成分すべてについて
定量的な情報を得ることができる。次に、スライス選択
方向、読み出し方向及び位相符号化方向の視野のシフト
に応答して付加的なデータを収集することにより、応力
のすべての成分を決定することができる。このような方
式は、パルス系列600を4×4=16回だけ印加すれ
ばよい。このような方式の一実施例が表2に示されてい
る。ここで、「+」は第1の速度符号化パルス655a
及び第2の速度符号化パルス655bの印加を表し、
「−」は第3の速度符号化パルス655c及び第4の速
度符号化パルス655dの印加を表す。この実施例で
は、印加1〜4を用いて、シフトされない視野に対する
3つの互いに直交する速度ベクトルを求め、印加5〜8
を用いて、スライス選択方向にシフトされたデータに対
する3つの互いに直交する速度ベクトルを求め、印加9
〜12を用いて、読み出し方向にシフトされたデータに
対する3つの互いに直交する速度ベクトルを求め、そし
て印加13〜16を用いて、位相符号化方向にシフトさ
れたデータに対する3つの互いに直交する速度ベクトル
を求める。速度の個々の成分のアダマール多重分離の後
に、印加5〜8で取得されたデータから印加1〜4で取
得されたデータを減算することにより、スライス選択方
向に対するせん断画像を得ることができる。同様に、印
加9〜12で取得されたデータから印加1〜4で取得さ
れたデータを減算することにより、読み出し方向に対す
るせん断画像を得ることができ、印加13〜16で取得
されたデータから印加1〜4で取得されたデータを減算
することにより、位相符号化方向に対するせん断画像を
得ることができる。
【0039】 表2 印加 速度符号化 スライス 読み出し 位相符号化 番号 SS RO PE 選択シフト シフト シフト 1 + + + 0 0 0 2 − − + 0 0 0 3 − + − 0 0 0 4 + − − 0 0 0 5 + + + F 0 0 6 − − + F 0 0 7 − + − F 0 0 8 + − − F 0 0 9 + + + 0 F’ 0 10 − − + 0 F’ 0 11 − + − 0 F’ 0 12 + − − 0 F’ 0 13 + + + 0 0 P 14 − − + 0 0 P 15 − + − 0 0 P 16 + − − 0 0 P 外部で印加された機械的な運動に応答して組織内のせん
断速度の測定のための磁気共鳴には、いくつかの可能性
のある用途がある。例えば、イメージングすべき組織の
表面に圧縮力を加えると、表面の下方の組織の弾性を測
定することができる。弾性定数k、質量m、減衰係数λ
の簡単な調和系の場合、振幅f及び周波数γの機械的な
力の関数に対する応答を記述する微分方程式は、次式の
ように書くことができる。
【0040】 x”+2λx’+ω2x=(f/m)cos(γt) (2) ここで、xは印加された力の方向の空間座標、x’及び
x”はそれぞれ1次及び2次の時間導関数、ω=k/
m、並びにγは駆動力振動の周波数である。組織内の機
械的振動は、図8に示されるようなMR適合ドライバに
よって作成することができる。このドライバは、結合流
体820を収容している非磁性ハウジング810を含ん
でいる。結合流体820は典型的には、水であるが、所
望する場合には水溶液又は非水流体とすることもでき
る。イメージングすべき組織は、非磁性ハウジング81
0内に配置されており、結合流体820によって取り囲
まれている。結合流体820の圧力を周期的に変化させ
ることにより、組織内に運動を起こす。正常な組織83
0が正常な弾性を示すのに対して、異常な組織840の
一部では弾性が増加又は減少する。本発明で遂行される
イメージングは、結合流体820に印加される圧力の変
動に同期させられる。結合流体820に対する圧力変動
は、圧力発生手段860によって生じる。圧力発生手段
860は、圧電装置、電動機で駆動されるピストン等で
構成することができる。圧力の増加は、導管850を介
して非磁性ハウジング810に伝搬される。理想的に
は、被検体の不快を最小限にするために、圧力の変動は
十分に大きな最大速度(1cm/sec以上)及び低い
総組織変位(5mm未満)を許容すべきである。
【0041】本発明の代替実施例では、組織を移動する
板と接触するように配置することにより、振動性の機械
的な力を得ることができる。この板は、組織を運動させ
るために並進させたり又は回転させたりすることができ
る。図8に示す装置と同様に、イメージングは板の運動
と同期させられる。本発明のもう1つの代替実施例で
は、加速度及びジャークのような、より高次の運動を符
号化する勾配波形を用いることができる。これは、当業
者には周知のように、速度符号化勾配波形にローブを付
加することにより行うことができる。
【0042】本発明の更にもう1つの代替実施例では、
速度に感度を有するエコープラナ・イメージング又は速
度に感度を有するスピンエコー・イメージングを用いる
ことができる。新規なMR組織弾性イメージング方法の
いくつかの実施例について詳細に説明してきたが、多く
の改変及び変更が当業者には明らかとなろう。従って、
本発明の要旨の範囲に入るこのようなすべての改変及び
変更を包含するように特許請求の範囲を記載してあるこ
とが理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用するのに適した磁気共鳴(MR)
イメージング・システムの簡略ブロック図である。
【図2】図1の磁石集合体の更に詳細な図である。
【図3】図3(A)はせん断イメージング・パルス系列
に組み込まれた速度符号化磁界勾配パルス系列の一実施
例を図式的に表した図であり、図3(B)は速度符号化
磁界勾配パルス系列の第2の実施例を図式的に表した図
である。
【図4】図4(A)〜図4(C)は双極性の磁界勾配パ
ルスが固定スピン磁化に及ぼす影響をベクトル的に表し
た図である。
【図5】図5(A)〜図5(C)は双極性の磁界勾配パ
ルスが運動スピン磁化に及ぼす影響をベクトル的に表し
た図である。
【図6】被検体内の組織弾性を測定するために用いるこ
とができる本発明の第1の実施例のパルス系列図であ
る。
【図7】図6に示すパルス系列を用いてせん断画像を得
るために必要とされるデータ処理工程を示す概略図であ
る。
【図8】図6に示すパルス系列の印加の間に被検体内の
組織に機械的な運動を与えるための簡単な装置を示す概
略図である。
【符号の説明】
630 励起RFパルス 640 スライス選択磁界勾配パルス 655a、655b、655c、655d 速度符号化
磁界勾配パルス・ローブ 660 位相符号化磁界勾配パルス 680 読み出し磁界勾配パルス 690 データ取得信号パルス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴で被検体の弾性画像を発生する
    方法であって、 (a) 前記被検体を磁界内に配置して、該被検体内の
    核スピンを分極させる工程と、 (b) 選択された周期性及び振幅で前記被検体の所望
    の部分を振動させる工程と、 (c) 前記被検体の振動する部分に対して第1の方向
    にスライス選択磁界勾配を印加する工程と、 (d) 核スピンのアンサンブルを章動させるように、
    選択された周波数及び位相を有している無線周波数パル
    スを前記スライス選択磁界勾配の印加と同時に印加する
    工程であって、これにより前記第1の方向と垂直な方向
    を向いている前記被検体の振動する部分のスライス内
    に、回転する横方向正味磁化を発生させる、無線周波数
    パルスを前記スライス選択磁界勾配の印加と同時に印加
    する工程と、 (e) 前記第1の方向に実質的に直角な第2の方向
    に、選択された振幅の位相符号化磁界勾配パルスを印加
    する工程と、 (f) 前記速度符号化磁界勾配の方向の核スピンの速
    度に比例した位相シフトを前記横方向正味磁化に生じさ
    せるように、選択された極性の速度符号化磁界勾配パル
    スを前記第1及び第2の方向とは独立な選択された方向
    に前記被検体に印加する工程と、 (g) 印加された当該読み出し磁界勾配の方向に沿っ
    たスピン位置に比例した周波数を有している磁気共鳴応
    答信号を発生するように、前記第1及び第2の方向と実
    質的に直角な第3の選択された方向に読み出し磁界勾配
    パルスを印加する工程と、 (h) 選択された周波数で前記磁気共鳴応答信号を受
    け取って、第1の磁気共鳴データセットを求める工程
    と、 (i) 前の繰り返しと実質的に反対の速度符号化勾配
    パルス極性で工程(c)〜工程(h)を繰り返して、第
    2の磁気共鳴データセットを求める工程と、 (j) 前記第2の磁気共鳴データセットから前記第1
    の磁気共鳴データセットを減算して、前記速度符号化磁
    界勾配パルスによる変化を示す第1の差データセットを
    求める工程と、 (k) 前記第1、第2及び第3の方向のうちの少なく
    とも1つの方向において、選択された視野オフセットで
    工程(c)〜工程(j)を繰り返して、第2の差データ
    セットを求める工程と、 (l) 前記第2の差データセットから前記第1の差デ
    ータセットを減算して、せん断速度データセットを求め
    る工程と、 (m) 繰り返しごとに前記位相符号化勾配パルスに対
    して独特の振幅として、工程(c)〜工程(l)を複数
    であるY回繰り返して、Y個の位相符号化されたせん断
    速度データセットを求める工程と、 (n) 前記Y個の位相符号化されたせん断速度データ
    セットをフーリエ変換して、前記被検体の振動する部分
    の弾性画像を再構成する工程とを備えた磁気共鳴で被検
    体の弾性画像を発生する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の方向の視野オフセットは、前
    記無線周波数パルスの周波数及び受信周波数を量Fだけ
    変化させることにより達成される請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2の方向の視野オフセットは、Y
    回の繰り返しごとに前記位相符号化勾配の振幅に比例す
    るように前記無線周波数パルスの位相を選択することに
    より達成される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の方向の視野オフセットは、前
    記無線周波数パルスに対する受信周波数を量F’だけ変
    化させることにより達成される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 磁気共鳴で被検体の弾性画像を発生する
    方法であって、 (a) 前記被検体を磁界内に配置して、該被検体内の
    核スピンを分極させる工程と、 (b) 選択された周期性及び振幅で前記被検体の所望
    の部分を振動させる工程と、 (c) 第1の視野オフセットを有している振動に同期
    して、複数の画素値で構成されている速度に感度を有す
    る第1の磁気共鳴画像を得る工程と、 (d) 第2の視野オフセットを有している振動に同期
    して、複数の画素値で構成されている速度に感度を有す
    る第2の磁気共鳴画像を得る工程と、 (e) 前記速度に感度を有する第1の磁気共鳴画像の
    画素値を前記速度に感度を有する第2の磁気共鳴画像の
    対応する画素値から減算して、前記被検体の振動する部
    分の弾性画像を再構成する工程とを備えた磁気共鳴で被
    検体の弾性画像を発生する方法。
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