JP2004524129A - 磁気共鳴アコーストグラフィ - Google Patents

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Abstract

磁気共鳴アコーストグラフィ画像は、1列の組織が励起される一次元磁気共鳴弾性イメージング(MRE)パルスシーケンスを使用してリアルタイムで取得される。被検者の組織内で振動応力を発生させるために非同期トランスデューサを使用することを可能にする広帯域運動検知勾配を利用したスピンエコーMREパルスシーケンスおよび勾配エコーMREパルスシーケンスについて説明する。

Description

【発明の背景】
【0001】
本発明の分野は、核磁気共鳴イメージングの方法およびシステムである。より詳しくは、本発明はMR画像コントラストの増強に関する。
【0002】
医師は、罹患組織の検出および位置特定が可能になる多数の診断ツールを自らの裁量で使用する。これらの診断ツールには、当該組織のX線減衰を示す画像を測定かつ作成するX線システム、ならびに組織エコー発生性および相違する音響特性をもつ構造間の境界を示す画像を検出かつ作成する超音波システムが含まれる。核医学は、PETスキャナやSPECTスキャナと同様に、患者の体内に注入されたトレーサを吸収する当該組織を示す画像を作成する。そして最後に、磁気共鳴イメージング(「MRI」)システムは、組織の磁気特性を示す画像を作成する。多数の罹患組織は幸運にもこれらのイメージング様式によって測定される物理的特性によって検出されるが、多くの疾患が検出されないままとなることは驚くべきことではない。
【0003】
歴史的に、医師にとって最も有益な診断用ツールの1つは触診である。患者を触診することによって、医師は組織のコンプライアンスまたは「硬さ」の相違を検知し、腫瘍やその他の組織異常の存在を検出することができる。だが残念なことに、この有益な診断用ツールは医師が触れることのできる組織や器官に限定され、その疾患がたまたま上記のイメージング様式の1つによって検出できなければ多くの罹患した内部器官は診断されないままとなる。現行のイメージング様式によって検出されず、患者の皮膚や筋系を通しての触診では手の届かない腫瘍(例、肝臓腫瘍)は、しばしば手術時点に露出された器官の直接触診によって外科医により検出される。触診は、前立腺癌や乳癌を検出するための最も一般的手段であるが、あいにくなことに、このような評価を行うためにこれらの構造の深い部分に接近することはできない。医師が患者の全身を通して組織コンプライアンスにおける相違を検出する能力を拡大するイメージングシステムは、この有益な診断用ツールの価値を拡大するであろう。
【0004】
磁気モーメントを有するあらゆる核は、それが置かれている磁場の方向と整列しようとする。しかしそのようにする際に、核は磁場強度および特定核種の特性(核の磁気回転定数γ)に依存する固有の角周波数(ラーモア周波数)で、この方向の周囲で歳差運動する。この現象を示す核をここでは「スピン」と呼び、このような核を含有する物質をここでは「磁気回転物質」と呼ぶ。
【0005】
ヒト組織等の物質が均一な磁場(分極磁場B0)にさらされると、その組織内におけるスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁場と整列しようとするが、分極磁場の周りでは各スピン固有のラーモア周波数でランダムな順序で歳差運動する。分極磁場の方向では正味磁気モーメントMzが作り出されるが、垂直、または横平面(x−y平面)においてランダムに方向付けられた磁気コンポーネントは相互に相殺される。しかし、物質すなわちこの組織が、x−y平面にあり、かつラーモア周波数に近い磁場(励起磁場B1)にさらされると、整列した正味磁気モーメントMzがx−y平面内へ回転、あるいは「傾斜」して、x−y平面内でラーモア周波数で回転、もしくはスピンしている正味横磁気モーメントMtを生成する。この現象の実際的価値は、励起信号B1が終了した後に励起されたスピンが発生する信号に存在する。この核磁気共鳴(「NMR」)現象を活用できる極めて広範囲の測定シーケンスがある。
【0006】
NMRを利用して画像を作成する際には、被験者の体内の特定位置からNMR信号を入手するための技術が使用される。典型的には、撮像すべき領域(関心領域)が使用される特定の位置決定法にしたがって相違する一連のNMR測定サイクルによってスキャンされる。結果として生じる受信したNMR信号のセットはディジタル化かつ処理されて、広く知られた多くの再構成技術の1つを用いて画像が再構成される。このようなスキャンを実施するためには、当然ながら、被験者の体内の特定位置からNMR信号を引き出すことが不可欠である。これは分極磁場B0上に重ね合わさっているが、各々x、yおよびz軸に沿った勾配を有する磁場(Gx、Gy、およびGz)を使用して遂行される。各NMRサイクル中にこれらの勾配の強さを制御することによってスピン励起の空間分布を制御することができ、結果として生じるNMR信号の位置を同定することができる。
【0007】
NMRを使用するとスピンの運動を検出かつ撮像できることはよく知られている。「NMR Scanner With Motion Zeugmatography(運動ズーグマトグラフィを用いたNMRスキャナ)」と題する米国特許第Re32,701号に開示されているように、取得されたNMR信号が検知されると各NMR測定シーケンスにおいて固有モーメントで双極磁場勾配を印加することによって運動するスピンを検出することができる。結果として生じるNMR信号の位相から、運動検知磁場勾配の方向に沿ったスピンの速度を測定できる。より複雑な運動検知磁場勾配を用いると、加速およびジャーク等のより高位の運動もこの方法を用いて測定することができる。
【0008】
スピン運動に対するNMRを検知するために双極勾配を使用する1つの適用例は、米国特許第4,809,801号および第5,092,335号に記載されているような拡散強調画像法(diffusion weighted imaging)である。運動するスピンに位相シフトを付与するために大きな双極勾配が印加される。液体がランダムな方向に拡散している組織では、スピンはこれに対応するランダムな位相を有する。このため取得されたNMR信号の振幅、または「モジュール」に基づいて画像が再構成される際は、信号強度はそれらの領域からのNMR信号の位相散乱に起因して拡散が発生している領域ではより低いであろう。静止組織によって作成されるNMR信号の位相は双極勾配による影響を受けないので、それらはモジュール画像において十分な輝度を維持している。
【0009】
米国特許第5,825,186号および第5,592,085号に開示されているような標準磁気共鳴弾性イメージング(MRE)法を使用すると、組織の機械的特性のイメージングが可能になる。典型的には何分間にもわたって取得されるMREデータから二次元(2D)もしくは三次元(3D)画像が作成される。さらに、典型的なMRE取得では、単一周波数で被検者における負荷を作り出す機械的刺激装置と同期化させられる運動検知勾配が使用される。実際に、米国特許第5,899,858号に開示されているように、運動検知勾配波形は他の周波数へMRE測定値を減感させるように成形することができる。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、実質的にリアルタイムでMRE画像を作成かつ表示する方法である。MREデータが、被検者においてスピンカラムを励起する一次元(1D)パルスシーケンスを使用して取得され、励起されたスピンが運動検知勾配にさらされ、取得された一次元複合k空間データアレイがフーリエ変換されて励起されたスピンの一次元画像が形成される。一次元位相画像は複合画像から算出される。位相差画像は、被検者を通して剪断波が伝搬するときに作成された位相画像から運動が存在しないときに作成された標準位相画像を減じることによってディスプレイ上に表示される。この工程が、実質的にリアルタイムで位相画像を作成するために繰り返される(例、10〜20画像フレーム/秒)。
【0011】
本発明の目的は、リアルタイムでMRE画像を作成することである。スピンカラムを励起し、1D MREパルスシーケンスを実行することによって、位相コード化は必要とされず、完全1D画像を数十ミリ秒間の単一パルスシーケンスで取得することができる。
【0012】
本発明のもう1つの目的は、リアルタイムで取得された1D MRE画像のための表示フォーマットを提供することである。各1D位相画像は、励起されたスピンカラムの励起軸に沿った距離の関数としての位相振幅のプロットとしてグラフ表示される。さらに、各1D位相画像は、ディスプレイ上の色分けされた線として表示され、これらの線はウォーターフォール・ディスプレイを形成するために以前に作成された画像に隣接して配置される。
【0013】
本発明のもう1つの目的は、一過性スピン運動または多重周波数でのエネルギーを含む運動に感受性であるMREパルスシーケンスを提供することである。これは所望の周波数範囲にわたって周波数成分を含有する波形を有する運動検知勾配を使用することによって遂行される。被検者を運動トランスデューサが作り出した振動応力へさらしている間にMRE測定が行われる場合は、運動トランスデューサがsinc波形周波数範囲において作動するときにはトランスデューサと検知勾配を同期化させる必要はない。
【0014】
本発明のもう1つの目的は、振動応力に対する組織の機械的反応の音響フィードバックを提供することである。被験者にある可聴周波数で振動応力をかけることによって、励起されたカラムに沿ったいずれかの位置の周囲で測定された位相振幅をリアルタイムでモニターし、これを使用して対応する可聴音を作り出すことができる。この非侵襲性「仮想ハイドロホン」は、それが被検者の周囲で移動するにつれて周波数および振幅が変化する可能性がある可聴音をオペレータに提供する。
【0015】
本発明における前記および他の目的と利点は、以下の説明から明らかになる。説明では、本明細書の一部を形成し、実例として本発明の好ましい実施態様を示した添付図面が参照される。しかし、そのような実施態様は必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、したがって、本発明の範囲を判断するためには、本明細書の請求の範囲を参照されたい。
【好ましい態様の詳細な説明】
【0016】
最初に図1を参照すると、本発明を組み込んでおり、ジェネラル・エレクトリック社によって「SIGNA」という商標で販売されている好ましいNMRシステムの主要な構成要素が示されている。このシステムの操作は、キーボード102をスキャンし、コントロールパネル103およびプラズマディスプレイ/タッチスクリーン104を介して人間のオペレータからの入力を受信するコンソールプロセッサ101が含まれるオペレータコンソール100から制御される。コンソールプロセッサ101は、コミュニケーションズリンク116を介して別のコンピュータシステム107内のアプリケーション・インターフェースモジュール117とコミュニケートする。オペレータは、キーボード102およびコントロール103を介して、コンピュータシステム107内でイメージプロセッサ106によって画像の作成および表示を制御する。コンピュータシステム107は、ビデオケーブル105を介してコンソール100上のビデオディスプレイ118と直接に接続している。
【0017】
コンピュータシステム107には、バックプレーンを介して相互にコミュニケートする多数のモジュールが含まれる。アプリケーション・インターフェース117およびイメージプロセッサ106に加えて、これらにはバックプレーンを制御するCPUモジュール108と、そしてディスクストレージ111およびテープドライブ112を含む1組の周辺機器へバス110を介してコンピュータシステム107を接続するSCSIインターフェースモジュール109とが含まれる。コンピュータシステム107には、さらにまた当該技術分野において画像データアレイを格納するためのフレームバッファとして知られているメモリモジュール113と、そして別のシステムコントロール・キャビネット122内に置かれたシステムインターフェースモジュール120へ高速シリアルリンク115を介してコンピュータシステム107を連結するシリアルインターフェースモジュール114とが含まれる。
【0018】
システムコントロール122には、バックプレーン118によって一緒に接続される一連のモジュールが含まれる。バックプレーン118は、CPUモジュール119によって制御されるバス構造を含む多数のバス構造から構成される。シリアルインターフェースモジュール120は、このバックプレーン118を高速シリアルリンク115へ接続し、そしてパルス発生器モジュール121はシリアルリンク125を介してバックプレーン118をオペレータコンソール100へ接続する。このリンク125を介して、システムコントロール122は実施すべきスキャンシーケンスを示すオペレータからのコマンドを受信する。
【0019】
パルス発生器モジュール121は、システム構成要素を作動させて所望のスキャンシーケンスを実行する。パルス発生器モジュール121は、発生させるべきRFパルスのタイミング、強度および形状並びにデータ取得ウィンドウのタイミングおよび長さを示すデータを作成する。パルス発生器モジュール121は、さらにまたシリアルリンク126を介して一連の勾配増幅器127と接続して、スキャン中に発生する勾配パルスのタイミングおよび形状を示すデータをそこへ伝達する。
【0020】
本発明の1つの実施態様では、パルス発生器モジュール121はさらにまたケーブル128を介して波発生器および増幅器129へsyncパルスを作り出す。波発生器129は受信されたsync(同期)パルスの周波数および位相へ同期化させることのできる波形を発生させ、この波形は300ワットの直流結合オーディオアンプを介して出力される。50Hz〜1,000Hzの範囲内の周波数が、撮像されている特定対象に依存して発生させられ、これがトランスデューサ130へ印加される。トランスデューサ130の構造は、測定かつ撮像されている特定の解剖学的構造に依存する。しかしながら、一般にトランスデューサ130はそれが適用される磁気回転媒質(すなわち、組織)において振動して対応する振動応力を発生させる力、または圧力を作り出す。
【0021】
そして最後に、パルス発生器モジュール121は、シリアルリンク132を介して患者およびマグネットシステムの位置および状態と関連している様々なセンサー類からの入力135で信号を受信するスキャンルームインターフェース回路133へ接続する。さらに患者位置合わせシステム134は、スキャンルームインターフェース回路133を介して、患者クレイドル(cradle)を移動させて患者をスキャンのための所望の位置へ動かすコマンドを受信する。
【0022】
パルス発生器モジュール121によって発生させられた勾配波形は、Gx、GyおよびGz増幅器136、137および138からそれぞれ構成される勾配増幅器システム127へ印加される。各増幅器136、137および138を利用して、一般に139と指定されたアッセンブリ内の対応する勾配コイルが励起される。勾配コイルアッセンブリ139は、ボア142を通して水平に広がる0.5もしくは1.5テスラいずれかの分極磁場を発生させる分極マグネット140を含むマグネットアッセンブリ141の一部を形成する。勾配コイル139はボア142を取り囲んでおり、電圧がかけられると、デカルト座標系の直交するx、yおよびz軸方向に向けられた勾配Gx、GyおよびGzを除いて、勾配コイル139は主要分極磁場と同一方向に磁場を発生させる。つまり、主マグネット140によって発生させられた磁場がz方向に向けられてB0と呼ばれ、そしてz方向における全磁場がBzと呼ばれる場合は、Gx=∂Bz/∂x、Gy=∂Bz/∂y、およびGz=∂Bz/∂zであり、マグネットアッセンブリ141のボア内のいずれかの点(x、y、z)での磁場はB(x、y、z)=B0+Gxx+Gyy+Gzzによって与えられる。勾配磁場を利用して、スキャンされている患者から発せられるNMR信号内への空間情報がコード化され、以下で詳細に説明するように、それらを使用してトランスデューサ130によって作り出された圧力によって誘導されたスピンの微視的運動が測定される。
【0023】
ボア142内には環状の円筒形全身RFコイル152が配置されている。このコイル152は、システムコントロールキャビネット122内のトランシーバモジュール150によって与えられたRFパルスに応答して環状に分極したRF磁場を発生させる。これらのパルスは、RF増幅器151によって増幅させられ、RFコイルアッセンブリの一体部分を形成する送信/受信スイッチ154によってRFコイル152へ結び付けられる。波形および制御信号はパルス発生器モジュール121によって提供され、RFキャリア変調およびモード制御のためにトランシーバモジュール150によって利用される。患者において励起された核によって放射された結果として生じるNMR信号は、同一RFコイル152によって検知され、送信/受信スイッチ154によってプリアンプ153へ結び付けられる。増幅されたNMR信号はトランシーバ150のレシーバ区間において復調され、濾波され、そしてディジタル化される。送信/受信スイッチ154は、送信モード中にはRF増幅器151をコイル152へ電気接続させ、受信モード中にはプリアンプ153へ接続させるために、パルス発生器モジュール121からの信号によって制御される。送信/受信スイッチ154はさらにまた、別個のRFコイル(例えば、ヘッドコイルまたは表面コイル)を送信もしくは受信モードのいずれかで使用することも可能にする。
【0024】
分極マグネット140並びに勾配コイル139およびRFコイル152を支持することに加えて、主マグネットアッセンブリ141はさらに主マグネット140と結び付けられていて分極磁場内の不均一性を補正するために使用される1組のシムコイル156も支持している。主電源装置157は、超伝導性主マグネット140によって発生させられ、その後取り除かれる分極磁場を適正な作動強度にさせるために利用される。
【0025】
RFコイル152によって取得されたNMR信号は、トランシーバモジュール150によってディジタル化され、同様にシステムコントロール122の一部であるメモリモジュール160へ移される。アレイプロセッサ161はこの複合k空間データを複合画像データアレイへフーリエ変換するように作動する。この画像データは、シリアルリンク115を介してコンピュータシステム107内に伝達され、そこでディスクメモリ111内に格納される。オペレータコンソール100から受信したコマンドに応答して、この画像データはテープドライブ112に保存することができる、または以下で詳細に説明するようにイメージプロセッサ106によって処理され、オペレータコンソール100へ運ばれてビデオディスプレイ118上に表示することもできる。
【0026】
特に図1および2を参照すると、トランシーバ150にはコイル152Aで電力増幅器151を介してRF励起磁場B1を発生させる構成要素およびコイル152B内で誘導された結果として生じたNMR信号を受信する構成要素が含まれている。上記で指摘したように、コイル152AおよびBは図2に示したように別々であってよい、または図1に示したように単一全身コイルであってもよい。RF励起磁場の基本周波数、もしくは搬送周波数は、CPUモジュール119およびパルス発生器モジュール121からバックプレーン118を介して1組のディジタル信号(CF)を受信する周波数合成器200のコントロール下で発生させられる。これらのディジタル信号は、出力201で発生させられるRFキャリア信号の周波数および位相を示す。指令されたRFキャリアは、パルス発生器モジュール121からバックプレーン118を介して受信された信号R(t)に応答して振幅が変調される変調器およびアップコンバータ202へ印加される。信号R(t)は、発生させるべきRF励起パルスのエンベロープ、したがって帯域幅を定義する。信号R(t)は、所望のエンベロープを提示する格納された一連のディジタル値を連続的に読み出すことによってモジュール121内で発生させられる。これらの格納されたディジタル値は、順にいずれかの所望のRFパルスエンベロープが発生するのを可能にするためにオペレータコンソール100から変更することができる。変調器およびアップコンバータ202は出力205で所望のラーモア周波数でRFパルスを発生する。
【0027】
ライン205を通るRF励起パルス出力の振幅は、バックプレーン118からディジタルコマンドTAを受信する励起用減衰器回路206によって減衰させられる。減衰させられたRF励起パルスは、RFコイル152Aを駆動させる電力増幅器151へ印加される。トランシーバ122のこの部分のより詳細な説明については、参照してここに組み込まれる米国特許第4,952,877号を参照されたい。
【0028】
また図1および2を参照すると、被検者によって発生させられたNMR信号はレシーバーコイル152Bによって獲得され、プリアンプ153を介してレシーバー減衰器207の入力へ印加される。レシーバー減衰器207はさらにNMR信号を増幅させ、これはバックプレーン118から受信されたディジタル減衰信号(RA)によって決定される量だけ減衰させられる。レシーバー減衰器207のスイッチはさらにまた、RF励起中に過負荷にならないようにパルス発生器モジュール121からの信号によってオンオフされる。
【0029】
受信されたNMR信号は、好ましい実施態様では1.5テスラに対しては約63.86MHzおよび0.5テスラに対しては21.28MHzであるラーモア周波数またはそれに近い周波数である。この高周波数信号は、最初はライン201上でNMR信号とキャリア信号を混合し、その後ライン204上で結果として生じた差信号を2.5MHz標準信号と混合する周波数ダウンコンバータ208によって2ステップ工程でダウンコンバート(下降変換)させられる。ライン212上の結果として生じたダウンコンバートされたNMR信号は125kHzの最高帯域幅を有するが、これは187.5kHzの周波数でセンタリングされる。ダウンコンバートされたNMR信号は、250kHzの率でアナログ信号を抽出およびディジタル化するアナログ/ディジタル(A/D)変換器209の入力へ印加される。A/D変換器209の出力は、16ビット同相(I)値および受信されたディジタル信号に対応する16ビット直角位相(Q)値を発生させるディジタル検出器および信号プロセッサ210へ印加される。結果として生じる受信されたNMR信号のディジタル化されたIおよびQ値の流れは、バックプレーン118を介して一次元複合k空間データアレイを形成するためにメモリモジュール160へ出力される。
【0030】
取得された複合k空間データに含まれる位相情報を保存するためには、励起器区間における調整器およびアップコンバータ202ならびにレシーバ区間におけるダウンコンバータ208の両方が共通信号を用いて作動させられる。より詳しくは、周波数合成器200の出力201でのキャリア信号および標準周波数発生器203の出力204での2.5MHz標準信号が両方の周波数変換工程において使用される。そこで位相の一貫性が維持され、検出されたNMR信号における位相変化は励起されたスピンによって発生した位相変化を正確に示す。2.5MHz標準信号並びに5、10および60MHz標準信号は、標準周波数発生器203によって共通20MHzマスタークロック信号から発生させられる。後者3つの標準信号が周波数合成器200によって使用され、出力201上でキャリア信号が発生させられる。レシーバのより詳細な説明については、参照してここに組み込まれる米国特許第4,992,736号を参照されたい。
【0031】
本発明は被検者自身によって振動応力が発生させられる臨床適用例において使用できるが、ここで記載する好ましい実施態様では、別個のトランスデューサ130を使用して振動応力が印加される。
【0032】
特に図5を参照すると、振動応力を組織300へ印加するためのトランスデューサ130には、ピボット回転のために静止サポートバー306へ取り付けられているドライブシャフト304の一端に取り付けられたドライブコイル302が含まれている。ドライブシャフト304のもう一方の端は、組織300の表面上に載せられている接触板308に接続している。ドライブコイル302は、アルミニウム製ボビン上に巻き付けられた30AWG絶縁ワイヤーから構成されており、ドライブコイル302に振動応力が印加されると、電流はB0分極磁場と相互作用して駆動電流周波数でドライブシャフト304の上端を前後に動かす。その結果、ドライブシャフト304はポイント310の周りを旋回し、その下端は矢印312の前後方向に移る。したがって接触板308は同一方向に振動させられ、組織300の表面との摩擦接触が発生するため過度に振動する。この振動は剪断波を発生させ、剪断波は組織300の表面に対して実質的に垂直である矢印314によって示される方向で組織内に伝搬する。
【0033】
組織300内に伝搬する剪断波は、米国特許第5,825,186号および第5,592,085号における教示に基づく磁気共鳴エラストグラフィ(MRE)法を使用して、本発明の好ましい実施態様にしたがって撮像される。しかしながら、複数回の取得および何分間にも及ぶ時間を必要とする組織300の2Dもしくは3D画像を取得するのではなく、一次元取得が実行される。下記で説明するように、この取得には組織300内に配置されて剪断波伝搬の方向に向けられる316と指定されたスピンカラムのRF励起が含まれる。
【0034】
今度は2つの好ましい1D磁気共鳴エラストグラフィパルスシーケンスについて説明しよう。1つは勾配エコーパルスシーケンスであり、もう1つはスピンエコーパルスシーケンスである。どちらのパルスシーケンスも所望のMREデータを取得する目的でMRIシステムを制御するためにパルス発生器モジュール121を指令する。
【0035】
特に図3を参照すると、好ましい勾配エコー1DMREパルスシーケンスは2つの直交する勾配322および324を用いて同時に発生させられる二次元選択的RF励起パルス320を使用する。参照してここに組み込まれる米国特許第4,812,760号に記載されているように、2つの勾配322および324は励起軸325に沿って配置された円筒形のスピンカラムを選択的に励起する振幅で振動する(図5)。この後に、勾配軸に沿って運動させるために励起されたスピンをコード化する運動検知勾配波形326が続く。この運動コード化勾配軸は、好ましくは励起されたカラムの全長に沿って軸325に垂直なスピン運動を見るためにカラム励起軸325に直交して向けられる。勾配波形326は、同時に複数の周波数を検知する広帯域時間ドメイン波形である。好ましい実施態様では、この周波数範囲は50Hz〜1,000Hzであるので、パルスシーケンスを変化させることなく多数の様々な測定を実施することができる。
【0036】
その後ディフェーズ勾配パルス330の後に読み出し勾配328が印加され、1D複合k空間データアレイを作成するために上記で説明したように勾配NMRエコー信号332が取得されてディジタル化される。読み出し勾配は、さらにまた信号取得中に励起されたカラムの全長に沿って抽出するために励起軸325に沿って方向付けられる。
【0037】
特に図4を参照すると、1DスピンエコーMREパルスシーケンスには第1スライス選択勾配336の存在下で発生する90°選択的RF励起パルス334が含まれる。運動検知勾配波形338はその後、波形326について上記で説明したように広範囲の周波数での運動についてスピンを検知するために印加され、そしてさらに選択的180°RFリフォーカシングパルス340が印加される。第2スライス選択勾配342は、RFパルス334によって励起されたスライスに対して垂直であるスライスを選択するためにリフォーカシングパルス340と同時に発生させられる。2つの選択されたスライスの交差によって形成されるカラム内に置かれたスピンは、スピンエコーNMR信号344をリフォーカスして発生させる。スピンエコーNMR信号は読み出し勾配346の存在下で取得され、1D複合k空間データアレイを発生させるために上記で説明したようにディジタル化される。
【0038】
2つのスライス選択勾配336および342は、相互に対して垂直に、そして励起されたカラムの励起軸325に対して垂直に向けられている。それらの数値はそれらの交差位置、したがって励起されたスピンカラムの位置を決定する。読み出し勾配346は、運動検知勾配338と同様に、好ましくは励起軸325と整列する。このスピンエコーMREパルスシーケンスは図3の勾配エコーMREパルスシーケンスより長いが、これが生じさせる勾配コイル加熱はより少ない。
【0039】
上記のパルスシーケンスのいずれかを使用すると組織300内を移動する剪断波のリアルタイムMRE画像を作成することができる。特に図6を参照すると、工程ブロック400で所望のパルスシーケンスが選択され、勾配方向は所望の位置および方向に励起カラム316を方向付けるために上記で考察したように規定される。トランスデューサ130のスイッチを入れなくても、工程ブロック402では選択されたMREパルスシーケンスを用いて1D標準画像が取得される。取得されたNMR信号は、1D複合画像を作成するために1D複合k空間データアレイ上で複雑フーリエ変換を実行することによって処理される。1D複合画像における各抽出点での位相はその後、1D標準位相画像を作成するために算出される:φR=tan-1I/Q、式中IおよびQは各ピクセルでの複合画像値の構成要素である。
【0040】
工程ブロック404に示したように、トランスデューサ130にはその後所望の運動波形を作り出すために電圧がかけられる。本発明のこの実施態様では、運動検知勾配(326または338)はトランスデューサ130を駆動させる信号とは同期化されず、トランスデューサ130は「非同期的」に励起されると言われている。その後、一般に406と指示された1D MRE画像がリアルタイムで取得され、再構成され、表示されるループに入る。
【0041】
工程ブロック408に示したように、このループ406における第1ステップは選択されたMREパルスシーケンスを使用してNMR信号を取得することである。その後、取得かつディジタル化されたNMR信号の複雑なフーリエ変換が実行され、結果として生じた1D複合画像内の各抽出点での位相が工程ブロック410で算出される:φA=tan-1I/Q。工程ブロック412に示したように、その後結果として生じた1D位相画像φAは1D標準位相画像φRから減じられ、結果として生じた1D位相差画像(φi=φR−φA)が工程414で表示される。本システムはループを一巡して元に戻り、ディスプレイに追加される別の1D位相差画像(φi+1)を取得して処理する。オペレータの裁量で工程が終了するまで、また別の1D位相差画像が作成される。どのMREパルスシーケンスが使用されるのかに依存して、1D位相差画像(φi)は1秒当たり10〜20フレームのフレーム速度で作成される。したがってオペレータにはリアルタイムMRE画像と考えられる画像が提供される。
【0042】
リアルタイム1D MRE画像の好ましい表示を図8に示した。これには位相差振幅が励起軸325に沿った位置の関数としてプロットされているグラフ表示500が含まれる。この波形500はそれが更新されるにつれてリアルタイムで継続的に変化する。「ウォーターフォール」画像502は、位相差画像φiからも作成される。これは各1D位相差画像φiにおける位相値を色分けし、それを励起軸325に沿って配置される画像502内の1本の線として表示することによって形成される2D画像である。例えば、各1D位相差画像φiにおけるピクセル色は、位相差振幅を色に関連付けるルックアップ・テーブルを使用して変調される。各1Dフレームが作成されるにつれて、それはウォーターフォール画像502へ追加され、最も古い線はスクロールしてディスプレイから除かれる。したがってプロット図500は、組織300内で伝搬する剪断波によって誘導される信号位相のほぼ即時の表示を提供し、ウォーターフォール画像502は短期履歴記録を提供する。
【0043】
組織の機械的特性のリアルタイム測定を提供するもう1つの方法は、我々が「仮想ハイドロホン」と呼ぶ方法である。ユーザは、励起軸325に沿った位置を選択し、その中の対応する位置で1D位相差画像φiの位相の振幅が監視され、これを使用して可聴音が作り出される。しかし位相振幅情報は1秒当たり10〜20回の速度でしか更新されないので、1つの位置で単純に抽出してリアルタイムで位相振幅を再生することはできない。例えば、ナイキスト(Nyquist)基準は、1つの位置での1秒当たり20回の抽出率が10Hzまでの信号しか再生しないであろう。この制約を克服して50Hz〜1,000Hz範囲の周波数を再生するために、所望の位置上にセンタリングされた複数の連続する位相振幅サンプルが抽出間隔中に再生される。例えば、抽出率が20Hzである場合、抽出間隔は次の通りである:
【0044】
【数1】
Figure 2004524129
【0045】
この間隔中の再生のために選択されたサンプル数は、この抽出間隔中に被検者を介して剪断波が伝搬する間隔によって決定される。この間隔が測定され、この間隔に渡る励起軸に沿ったサンプル数が選択される。これらの連続するサンプル位置での数値が繰り返し取得され、その後次の抽出間隔にわたって連続してディジタル/アナログ変換器へ印加される。その結果、選択された位置の近傍における剪断波の周波数を表す可聴信号が再生される。
【0046】
上記の好ましい実施態様では、図3および4のMREパルスシーケンスはトランスデューサ130を非同期的に操作することを可能にする広帯域運動検知勾配を使用する。また別の好ましい実施態様では、トランスデューサ130の作動はMREパルスシーケンスにおける運動検知勾配の印加と同期化される。本発明のこの同期実施態様は、画像の信号騒音比を改良する目的で複数回の取得が結合される際に有用である。上記に引用した米国特許第5,592,085号に記載されているように、この実施態様ではパルス発生器モジュール121は検知勾配波形を発生させるにつれて同期パルスを発生させ、そしてこれらはトランスデューサ130を駆動させる信号の位相を検知勾配の位相と同期化させるために波形発生器129(図1)へ印加される。
【0047】
「同期化」MREパルスシーケンスが使用される場合は、MREデータを取得するための手順は様々である。図7において工程ブロック600で指定されたように、所望の同期MREパルスシーケンスが選択され、その位置を正確に決定するためにスカウトスキャンが実施され、励起カラムと撮像されるべき特定組織が整列させられる。その後、MRIデータが取得されてリアルタイムで表示される一般に602で示されるループに入る。同期化MREパルスシーケンスが使用される場合は、トランスデューサ130には電圧がかかったままとなり、ループ602の各反復中に2回の取得が実施される。工程ブロック504によって指示されたように、第1取得はトランスデューサ130によって作成された機械的運動と「正の」運動検知されるべき同期化された選択された1D MREパルスシーケンスを用いて実施される。取得された1D複合k空間データアレイが1D複合画像アレイを作成するためにフーリエ変換され、各抽出点の位相は第1位相画像φRを形成するために上記の通りに算出される。正弦波運動検知勾配波形の位相は、その後トランスデューサ駆動信号に対して180°転換され、第2取得が工程ブロック606に示したように実行される。取得された1D複合k空間データアレイはフーリエ変換され、結果として生じた1D画像の位相が算出されて第2位相画像φAが形成される。工程ブロック068で示したように、2つの結果として生じた1D位相画像がその後減じられて1D位相差画像φi=φR−φAが形成される。この位相差画像φiは、非同期MRE法のためには上記と同一の方法で工程ブロック610で表示される。
【0048】
本発明を用いると、パルスシーケンスを修正または停止することなく様々な周波数で組織内の剪断波を連続的に撮像することができる。運動検知勾配波形326および338は、印加された応力への組織の周波数応答に対して補償するためにより高周波数で上昇するエネルギーを含有する周波数スペクトルを有している。トランスデューサ130の周波数は実験中にランダムな回数で50Hz〜1,000Hzへ変更させることができ、標的組織内で発生させられた結果として生じる剪断波をディスプレイ上でリアルタイムで観察することができる。様々な組織を介して剪断波が伝搬する方法を試験するために、励起カラム位置および方向はあちこちへ移動させることができる。これには、上記で説明したパルスシーケンスにおける励起カラムの位置を決定する勾配波形の修飾を必要とする。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明を利用したNMRシステムのブロック図である。
【図2】図1のNMRシステムの部分を形成するトランシーバの電気ブロック図である。
【図3】本発明を実施するために図1のMRIシステムによって実行される1D MREパルスシーケンスの好ましい第1実施態様である。
【図4】本発明を実施するために図1のMRIシステムによって実行される1D MREパルスシーケンスの好ましい第2実施態様である。
【図5】図1のMRIシステム内に配置された被検者への振動応力を作り出すために使用されるトランスデューサの正面図である。
【図6】図3および4におけるパルスシーケンスのいずれかを使用して本発明を実施するための1つの好ましい方法で使用されるステップのフローチャートである。
【図7】本発明を実施する好ましい第2方法で使用されるステップのフローチャートである。
【図8】ディスプレイ上で本発明によって作成された画像の好ましい描写の図的表現である。

Claims (20)

  1. スピン運動による影響を受ける被検者のNMR画像を作成するための方法であって、
    a) 該被検者に分極磁場を印加するステップと;
    b) 励起軸に沿って向けられた励起カラム内のスピンの横磁化を作り出すために該被検者にRF励起磁場を印加するステップと;
    c) 横磁化を運動検知するために該被検者に磁場勾配を印加するステップであって、該磁場勾配波形が、横磁化スピンがそれらの運動方向を変化させる周波数を含む広範囲の周波数を含むように成形されるステップと;
    d) 前記励起カラムからNMR信号を取得するステップと;
    e) 取得されたNMR信号をフーリエ変換することにより画像を再構成するステップと;および
    f) 再構成された画像から位相画像を作成するステップと、を含む方法。
  2. 実質的にリアルタイムで追加の位相画像を取得かつ再構成するためにステップa)〜f)が繰り返される請求項1に記載の方法。
  3. 各位層画像が、励起軸に沿った位置での位相に従って色分けされた線として表示される請求項2に記載の方法。
  4. 連続的に作成された複数の位相画像によって作成された色分けされた線がウォーターフォール画像を作成するために並べて表示される請求項3に記載の方法。
  5. 最近に取得された位相画像がディスプレイ上のグラフ波形としても表示される請求項4に記載の方法。
  6. g) 所望の周波数の信号によって駆動されるトランスデューサを用いてスピンを振動運動させるステップと;
    h) 第2位相画像を取得かつ再構成するためにステップa)〜f)を繰り返すステップと;および
    i) 位相差画像を作成するために第1および第2位相画像を減じるステップと、を含む請求項1に記載の方法。
  7. 実質的にリアルタイムで複数の位相差画像を作成するためにステップg)〜i)が繰り返される請求項6に記載の方法。
  8. 各位相差画像が励起軸に沿った位置での位相に従った長さに沿って色分けされた線であり、複数の色分けされた線がウォーターフォール画像を作成するために並べて表示される請求項7に記載の方法。
  9. 被検者のNMR画像を作成するための方法であって、
    a) 該被検者に分極磁場を印加するステップと;
    b) 該被検者における励起軸に沿って向けられた励起カラム内のスピンの横磁化を作り出すために勾配磁場の存在下で該被検者にRF励起磁場を印加するステップと;
    c) 印加された振動応力と同時に振動する振幅成分を有する運動検知勾配を印加するステップと;
    d) 取得されたNMR信号をフーリエ変換することにより一次元画像を再構成するステップと;
    e) 該一次元画像から第1一次元位相画像を作成するステップと;
    f) 第2一次元画像を作成するために前記運動検知勾配の位相を逆に用いてステップa)〜e)を繰り返すステップと;および
    g) 前記第1および第2一次元位相画像を減じることによって一次元位相差画像を作成するステップと、を含む方法。
  10. 実質的にリアルタイムで複数の一次元位相差画像を作成するためにステップa)〜g)が繰り返される請求項9に記載の方法。
  11. 各位相差画像が前記励起軸に沿った位置での位相に従った長さに沿って色分けされた線としてディスプレイ上に表示され、複数の色分けされた線がウォーターフォール画像を作成するために並べて表示される請求項10に記載の方法。
  12. 位相差振幅を前記励起軸に沿った距離の関数としてプロットすることにより各位相差画像を表示するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 一連の一次元位相差画像の各々において指定された位置で位相差振幅から可聴信号を発生させるステップを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記運動検知勾配が前記励起軸に対して実質的に垂直な方向に向けられる請求項9に記載の方法。
  15. スピン運動による影響を受ける被検者のNMR画像を作成するための方法であって、
    a) 該被検者に分極磁場を印加するステップと;
    b) 励起軸に沿って向けられた励起カラム内のスピンの横磁化を作り出すために該被検者にRF励起磁場を印加するステップと;
    c) 前記横磁化を運動検知するために該被検者に磁場勾配を印加するステップであって、該磁場勾配波形が、選択された周波数を含むように成形されるステップと;
    d) 前記励起カラムからNMR信号を取得するステップと;
    e) 取得されたNMR信号をフーリエ変換することにより標準画像を再構成するステップと;
    f) 再構成された前記標準画像から標準位相画像を作成するステップと、
    g) 前記選択された周波数で前記横磁化されたスピンに運動を付加するために該被検者に振動応力を印加するステップと;
    h) 第2NMR信号を取得するためにステップa)〜d)を繰り返すステップと;
    i) 取得された第2NMR信号をフーリエ変換することにより画像を再構成するステップと;
    j) 再構成された画像から位相画像を作成するステップと;
    k) 該位相画像と該標準位相画像との差を算出することによって位相差画像を作成するステップと、を含む方法。
  16. 実質的にリアルタイムで追加の位相差画像を取得かつ再構成するためにステップg)〜k)が繰り返される請求項15に記載の方法。
  17. 各位相差画像が前記励起軸に沿った位置での位相差に従って色分けされた線として表示される請求項16に記載の方法。
  18. 複数の連続的に作成された位相差画像によって作成された色分けされた線がウォーターフォール画像を作成するために並べて表示される請求項17に記載の方法。
  19. 最近に取得された位相差画像が、さらにディスプレイ上でグラフ波形としても表示される請求項18に記載の方法。
  20. 一連の位相差画像の各々における指定された位置での位相差振幅から可聴信号を発生させるステップを含む請求項16に記載の方法。
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