JPH08252161A - 傘保持装置 - Google Patents

傘保持装置

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Publication number
JPH08252161A
JPH08252161A JP5884295A JP5884295A JPH08252161A JP H08252161 A JPH08252161 A JP H08252161A JP 5884295 A JP5884295 A JP 5884295A JP 5884295 A JP5884295 A JP 5884295A JP H08252161 A JPH08252161 A JP H08252161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
cylindrical body
end opening
holding device
tubular body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5884295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shirai
健二 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKO KAGAKU KK
Original Assignee
TOKO KAGAKU KK
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Publication date
Application filed by TOKO KAGAKU KK filed Critical TOKO KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傘の出し入れを容易に行うことができ、かつ
傘を安定して保持することができる簡単な構成の傘保持
装置を得ること。 【構成】 一本の傘を石づき側から挿通可能な内径を有
し、上端開口20から下端開口22に向けてその内径が
徐々に小さくなる両端開口の筒体12と、筒体12を所
定の設置箇所に固定するための取付部3と、筒体上端開
口20の端縁より下端開口22へ向かってその壁部12
aを筒体の長手方向に少なくとも傘の石づき部の挿通を
許容する幅で除去した開放部16とを有する構成とし
た。また、他の発明では筒体12を可撓性樹脂により構
成し、壁部12aの肉厚tを開放部16の縁部16aへ
移行するに従って徐々に薄くなるように形成した。これ
により、傘の装着、取出しの際に筒体壁部の開放部を通
過させることによってそれらの動作をより容易すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傘保持装置、特に屋内及
び列車等の車内で雨のしずくの落下を許容できる場所に
おいて傘を個別に保持するための傘保持装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】観光バスやタクシー等の乗り物、映画館
等の各種ホール、レストランや喫茶店等においては、ス
ペース上の理由或いは人の出入りの円滑性を妨げないよ
うにするため多数収納型の傘立てが設置されていないこ
とが多く、また盗難防止のために各自が座席まで個人の
傘を持ち込んでいるのが通常である。
【0003】しかし、各座席には適切な傘の置き場は設
けられていないので傘を常に手で持つか、あるいは足で
挟む、もしくはテーブルや座席等に立て掛けるなどして
保持していることから傘の存在が邪魔になってしまうと
いう問題があった。
【0004】その対策として、バスやホールに持ち込ま
れた個々の傘を置く傘立てが種々提案されている。
【0005】例えば、実開平6−39604号公報には
座席の背もたれの裏面や壁部などに取り付けられる、傘
を挿入可能な有底の筒体を有し、その筒体に傘を挿入し
保持する傘立てが開示されている。
【0006】また、実公昭58ー53109号公報に開
示された自動車用傘立ては傘支持体内に傘を差し込み、
傘の傾斜した状態での保持を行うようにしたものであ
る。更にこのような筒体を用いて傘入れとした技術は種
々提案されている。
【0007】なお、図8及び図9は、従来の傘保持装置
の一例を示しており、図8は有底の筒体の斜視図、図9
はその概略縦断面図であり、挿入した傘100を鎖線で
示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の傘保持装置
では、傘を筒体に差し込むことによって保持することが
できる。しかし、傘を挿着及び取出す際に、傘の石づき
部を傘立ての筒体上端開口よりもさらに上方まで持ち上
げなければならず、かつそれには傘立ての上方に傘一本
分の長さの空間を必要とし、タクシーの車室内等の上方
空間が制限されるところでは傘立てからの傘の出し入れ
に支障を来たす。
【0009】また、行動範囲が大幅に制限され、かつ揺
れるバス等の車室内で傘のような突起物を有するものを
上方に持ち上げることは危険であり、周囲に悪影響を及
ぼすおそれがある。更に、挿入される傘は個々に様々な
形状太さを有しており、傘の石づき部が筒体の底部と当
接してしまい傘が適切に保持されず、不安定となるなど
種々の課題を有している。
【0010】図8の例で示すと、傘100を挿入した
際、有底筒体22が傘を保持する以前に石づき部が筒体
の底部27と当接してしまい、傘100が筒体内で安定
して保持されない。さらに、傘を取り出す際にはその石
づき部を筒体の上端開口26よりさらに上方へ持ち上げ
なくてはならない。
【0011】本発明は上記のような種々の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、傘保持装置
に対して傘の出し入れが容易で、かつ安定して傘を保持
させることが可能な傘保持装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る傘保持装置は、1本の傘を石づき側
から挿通可能な内径を有し、上端開口から下端開口に向
けてその内径が徐々に小さくなる両端開口の筒体と、該
筒体を所定の設置箇所に固定するため前記筒体に設けら
れた取付部と、前記筒体上端開口の端縁より下端開口に
向けて前記筒体の壁部の一部が除去されて形成された少
なくとも傘の石づき部の挿通を許容する幅を有する開放
部と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2に係る傘保持装置は、前記開放部
が筒体の長手方向全長にわたって形成されたことを特徴
とする。
【0014】請求項3に係る傘保持装置は、前記筒体は
可撓性部材からなり、前記筒体の壁部の肉厚は前記開放
部縁部へ向けて徐々に薄くなるように形成されたことを
特徴とする請求項1又は2に記載の傘保持装置。
【0015】
【作用】上記請求項1に係る傘保持装置によれば、取付
部により所定設定箇所に上記筒体を固定するという作業
のみで傘保持装置が機能し、上記筒体の壁部に少なくと
も石づき部の挿通を許容する幅の開放部を設けたことに
よって、傘を挿着する際に傘の石づき部は開放部に差し
入れられ、その開放部をガイドにして筒体に導かれ、容
易にその傘の出し入れを行うことが可能である。
【0016】また、上記筒体の内径を上端開口から下端
開口に向けてその内径が徐々に小さくなるテーパ形状と
したことで、傘を筒体に挿着させた場合に傘の石づき部
は筒体内を通過して下端開口より突出し、傘は筒体内径
と傘の形状が一致したところで保持されるので、様々な
形状太さを有した傘を安定して保持することができる。
【0017】また請求項2に記載の傘保持装置によれ
ば、上記開放部の下方は少なくとも傘の石づき部の挿通
を許容する幅であり、開放部の上方の幅を下方よりも大
きくし、すなわち開放部を略V字形状とすることで、開
放部の上方の面積を増加させ、より容易に傘の装着及び
取出しを可能にし、開放部の下方を収縮させることで傘
の石づき部を下端開口へ、より導き易くすることを可能
としている。
【0018】更に、請求項3に記載の傘保持装置によれ
ば、傘を挿通保持させた際に筒体の形状はその径を傘に
よって拡径され、筒体の内径は傘の形状と一致するよう
変形し、かつその復元力で傘を把持し、より安定して傘
を保持することができる。更に、傘の取出しの際にも開
放部の縁部が良好に変形するので、その取出し作業はよ
り容易なものとなる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施例の概要斜視図、図2
は図1のA−A線断面図であり、挿着された傘100の
状態を鎖線で示している。
【0021】図示のように傘保持装置10は、上下端が
開口された筒体12を基本構成とし、その筒体12の上
下両端には取付部14が設けられ、更に、筒体壁部12
aに、開放部16を形成する極めてシンプルな構成とな
っている。従って、その製造は極めて容易である。
【0022】筒体12は、1本の傘が挿通できる程度の
大きさに形成されており、挿入される傘の形状に対応さ
せて上部から下方に向かってその径が徐々に小さくなる
テーパ形状をなしており、上下両端に設けられた取付部
3はそれぞれに締結部材挿通用の穴18を有している。
上記両端開口のテーパー形状としたことにより、種々の
サイズの傘を筒体12の内側面で確実に安定して保持す
ることができる。更に、上端開口20は筒体長手方向に
対して傾斜し、その上端開口面積をより大きく確保して
いるのでより挿入し易くなっている。
【0023】次に、筒体壁部12aには上端開口20よ
り下端開口22に向けて長手方向に伸長する開放部16
が設けられている。その開放部16の下方は、閉塞部2
4によって閉塞されている。この筒体壁部12aに形成
された開放部16は石づき部を挿通させるためのもの
で、上端開口20側から下端開口22側に向かって幅W
が徐々に狭くなるように収縮した形状とされている。
【0024】この開放部16を形成したことにより、図
3に示したように、従来の構成であれば、鎖線で示した
傘100−1の高さ位置、すなわち傘の石づき部100
aを上端開口20の上方から差し入れていたものを、鎖
線で示した傘100−2のように低い位置で行うことが
できる。これにより、天井の低い場所での傘入れ動作の
容易化並びに身長の低い子供更には身体障害者等の傘出
入れ動作がより容易なものとなる。
【0025】更に、本実施例では、筒体壁部12aには
開放部16の下側に閉塞部24が残置されているので、
この部分で傘100はしっかりと筒体内で保持されてい
る。但し、本発明では必ずしもこの閉塞部24を残置さ
せておく必要はなく、図4に示したように開放部16を
筒体壁部12aの上下方向全長にわたって形成すること
も可能である。この構成は、開放部16をより大きく形
成する場合に好適である。
【0026】図5(A)、(B)は、それぞれ可撓性樹
脂によって構成された図2の筒体12のB−B線断面図
及び筒体12の平面図であり、その横断面は略C字形状
をなし、筒体壁部12aの肉厚tは開放部端部16aへ
移行するに従って徐々に薄く形成されている。傘を筒体
12に挿通させた際、筒体12の形状はその径が傘によ
って拡径される。すなわち、傘の形状と一致するよう変
形され、かつ筒体12の復元力で傘をより安定して保持
することができる。また、筒体12の変形によって傘の
挿入及び取出し角度の許容範囲は広がる。例えば、筒体
12の長手方向に対して斜め或いは横方向へ傘を引き抜
く場合にも筒体12(特に開放部16の端縁16aの部
分)が変形してその傘の取出しを許容する。これによ
り、傘の装着、取出しはより容易なものとなる。
【0027】なお、図6は、実施例に係る傘保持装置1
0を実際に座席の背もたれ部300外表面に装着した状
態が示されている。図示の様にかさばることなく傘10
を安定的に保持することができ、低い位置での傘の出し
入れが可能であることが理解される。
【0028】本発明は上記実施例の構成に限定されるも
のではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、上記実施例では、開放部16は1箇所の
みに形成した例を示したが、図7に示したように2箇所
に開放部16−1、16−2を設けることも可能であ
る。これにより、2方向での傘の出入れ動作が可能であ
り、より使い勝手が向上する。
【0029】更に、上記本実施例では筒体壁部12aに
形成された開放部16と取付部14は筒体長手方向に中
心軸を挟んで180°相対して配置されているが、任意
の角度にずらして形成しても良く、また取付部14は、
締結部材挿通用の穴18を筒体壁部12a自体に形成す
ることにより構成することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る傘保
持装置によれば、傘を個別に安定して保持するという基
本的効果に加え、傘の装着、取出しの際に筒体壁部の開
放部を通過させることによって、それらの動作をより容
易に行うことができ、かつ、傘を貫通させた状態で、テ
ーパ形状の筒体内に安定して保持させておくことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示した概略斜視図である。
【図2】本発明の1実施例を示した図1のA−A線断面
図である。
【図3】実施例の作用説明図である。
【図4】他の実施例の構成を示す斜視図である。
【図5】(A)及び(B)は本発明の他の実施例を示し
た図2のB−B線断面図及び平面図である。
【図6】実施例の使用状態説明図である。
【図7】他の実施例の構成を示す斜視図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【図9】従来の実施例の断面説明図である。
【符号の説明】
10 傘保持装置 12 筒体 12a 筒体壁部 14 取付部 16 開放部 16a 開放部端部 20 上端開口 22 下端開口 24 閉塞部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の傘を石づき側から挿通可能な内径
    を有し、上端開口から下端開口に向けてその内径が徐々
    に小さくなる両端開口の筒体と、 該筒体を所定の設置箇所に固定するため前記筒体に設け
    られた取付部と、 前記筒体上端開口の端縁より下端開口に向けて前記筒体
    の壁部の一部が除去されて形成された少なくとも傘の石
    づき部の挿通を許容する幅を有する開放部と、を備えた
    ことを特徴とする傘保持装置。
  2. 【請求項2】 前記開放部が筒体の長手方向全長にわた
    って形成されたことを特徴とする請求項1に記載の傘保
    持装置。
  3. 【請求項3】 前記筒体は可撓性部材からなり、前記筒
    体の壁部の肉厚は前記開放部縁部へ向けて徐々に薄くな
    るように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の傘保持装置。
JP5884295A 1995-03-17 1995-03-17 傘保持装置 Pending JPH08252161A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5884295A JPH08252161A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 傘保持装置

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JP5884295A JPH08252161A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 傘保持装置

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Family

ID=13095917

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JP5884295A Pending JPH08252161A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 傘保持装置

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JP (1) JPH08252161A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018130156A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 コイト電工株式会社 バックシェル及びバックシェル付きシート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018130156A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 コイト電工株式会社 バックシェル及びバックシェル付きシート

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