JPH08251850A - 原動機回転子 - Google Patents
原動機回転子Info
- Publication number
- JPH08251850A JPH08251850A JP7053911A JP5391195A JPH08251850A JP H08251850 A JPH08251850 A JP H08251850A JP 7053911 A JP7053911 A JP 7053911A JP 5391195 A JP5391195 A JP 5391195A JP H08251850 A JPH08251850 A JP H08251850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- permanent magnet
- cylindrical permanent
- adhesive
- gap
- Prior art date
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- Pending
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】円筒形永久磁石を軸に嵌合させる際に、接着剤
が軸と円筒形永久磁石との間隙空間からはみ出さない原
動機回転子の接着構造を提供する。 【構成】軸１の円筒形永久磁石３を接着する部分に、余
分に塗布された接着剤２を吸収する溝１ａを設ける。
が軸と円筒形永久磁石との間隙空間からはみ出さない原
動機回転子の接着構造を提供する。 【構成】軸１の円筒形永久磁石３を接着する部分に、余
分に塗布された接着剤２を吸収する溝１ａを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒形永久磁石を使
用した原動機回転子に関する。
用した原動機回転子に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来例の構成図を示す。この図３
において、１は回転子の軸、２は接着剤、３は円筒形永
久磁石、４ははみ出した接着剤を示す。この図３の構成
において、軸１に円筒形永久磁石３を接着する場合、軸
１の円筒形永久磁石３の接着面に接着剤２を塗布した
後、円筒形永久磁石３を嵌合させて接着する。この場
合、軸１と円筒形永久磁石３との間隙に接着剤を完全に
充填して接着するには、前記間隙空間の体積と同じか、
それ以上の体積の接着剤を塗布し接着する必要がある。
間隙空間の体積以上に塗布された接着剤２は、円筒形永
久磁石３を嵌合させて接着する際に、間隙空間からはみ
出してはみ出した接着剤４となるので、円筒形永久磁石
３を嵌合させた後に拭き取りされる。
において、１は回転子の軸、２は接着剤、３は円筒形永
久磁石、４ははみ出した接着剤を示す。この図３の構成
において、軸１に円筒形永久磁石３を接着する場合、軸
１の円筒形永久磁石３の接着面に接着剤２を塗布した
後、円筒形永久磁石３を嵌合させて接着する。この場
合、軸１と円筒形永久磁石３との間隙に接着剤を完全に
充填して接着するには、前記間隙空間の体積と同じか、
それ以上の体積の接着剤を塗布し接着する必要がある。
間隙空間の体積以上に塗布された接着剤２は、円筒形永
久磁石３を嵌合させて接着する際に、間隙空間からはみ
出してはみ出した接着剤４となるので、円筒形永久磁石
３を嵌合させた後に拭き取りされる。
【０００３】また、接着剤は流動性粘度の接着剤が間隙
空間を充填するのに優れている。接着剤の量が前記間隙
空間の体積より少ない場合は、軸１と円筒形永久磁石３
の間に隙間ができて充分な接着力が保てないので良くな
い。図４は従来例の別の構成図を示す。図４が図３と異
なる点は円筒形永久磁石３を２分割して嵌合した点であ
る。
空間を充填するのに優れている。接着剤の量が前記間隙
空間の体積より少ない場合は、軸１と円筒形永久磁石３
の間に隙間ができて充分な接着力が保てないので良くな
い。図４は従来例の別の構成図を示す。図４が図３と異
なる点は円筒形永久磁石３を２分割して嵌合した点であ
る。
【０００４】なお、図３、図４の接着剤部分の厚さは拡
大して記載している。
大して記載している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来例の構成において
は、軸と円筒形永久磁石との間隙空間の体積以上の体積
の接着剤を軸の接着面に塗布して円筒形永久磁石を嵌合
させると、余分に塗布された接着剤が円筒形永久磁石の
端部により押し出されて、軸の端面からはみ出して、流
動性粘度の接着剤であるために、接着剤が軸の接着面以
外の部分に流れて固着し、治具や軸受けを軸に装着する
際の障害になる問題がある。
は、軸と円筒形永久磁石との間隙空間の体積以上の体積
の接着剤を軸の接着面に塗布して円筒形永久磁石を嵌合
させると、余分に塗布された接着剤が円筒形永久磁石の
端部により押し出されて、軸の端面からはみ出して、流
動性粘度の接着剤であるために、接着剤が軸の接着面以
外の部分に流れて固着し、治具や軸受けを軸に装着する
際の障害になる問題がある。
【０００６】この発明の目的は、軸に円筒形永久磁石を
嵌合させる際に、接着剤が軸と円筒形永久磁石との間隙
空間からはみ出さない原動機回転子を提供することにあ
る。
嵌合させる際に、接着剤が軸と円筒形永久磁石との間隙
空間からはみ出さない原動機回転子を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、円筒
形永久磁石を軸に接着して構成する原動機の回転子にお
いて、軸の円筒形永久磁石を接着する部分に、余分に塗
布された接着剤を吸収する空隙を設ける原動機回転子と
する。請求項２の発明は、請求項１記載の原動機回転子
において、空隙は軸の円筒形永久磁石を接着する部分の
円周方向に設けられた溝である原動機回転子とする。
形永久磁石を軸に接着して構成する原動機の回転子にお
いて、軸の円筒形永久磁石を接着する部分に、余分に塗
布された接着剤を吸収する空隙を設ける原動機回転子と
する。請求項２の発明は、請求項１記載の原動機回転子
において、空隙は軸の円筒形永久磁石を接着する部分の
円周方向に設けられた溝である原動機回転子とする。
【０００８】
【作用】軸の表面に軸と円筒形永久磁石との間隙空間の
体積より多く塗布された接着剤は、円筒形永久磁石を軸
に嵌合する際に、円筒形永久磁石の端面で押されて移動
するが、軸に円周方向に設けられた溝に入り軸端面から
はみ出さない。
体積より多く塗布された接着剤は、円筒形永久磁石を軸
に嵌合する際に、円筒形永久磁石の端面で押されて移動
するが、軸に円周方向に設けられた溝に入り軸端面から
はみ出さない。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の主要部の構成図を示す。こ
の図１において、従来例と同一の符号を付けた部材はお
およそ同一の機能を有するのでその説明は省略する。こ
の図１において、１は回転子の軸、１ａは回転子の軸１
の円周方向に設けられた溝、２は接着剤、３は円筒形永
久磁石を示す。この図１の構成において、軸１に円筒形
永久磁石を接着する場合、軸１の円筒形永久磁石３の接
着面に接着剤２を塗布した後、円筒形永久磁石３を嵌合
させて接着する。この場合、軸１と円筒形永久磁石３と
の間隙に接着剤２を完全に充填して接着するには、前記
間隙空間の体積と同じか、それ以上の体積の接着剤２を
塗布し接着する必要がある。前記間隙空間の体積以上に
塗布された接着剤２は、円筒形永久磁石の端面で押され
て移動するが、軸に円周方向に設けられた溝１ａに入り
軸端面からはみ出さない。
の図１において、従来例と同一の符号を付けた部材はお
およそ同一の機能を有するのでその説明は省略する。こ
の図１において、１は回転子の軸、１ａは回転子の軸１
の円周方向に設けられた溝、２は接着剤、３は円筒形永
久磁石を示す。この図１の構成において、軸１に円筒形
永久磁石を接着する場合、軸１の円筒形永久磁石３の接
着面に接着剤２を塗布した後、円筒形永久磁石３を嵌合
させて接着する。この場合、軸１と円筒形永久磁石３と
の間隙に接着剤２を完全に充填して接着するには、前記
間隙空間の体積と同じか、それ以上の体積の接着剤２を
塗布し接着する必要がある。前記間隙空間の体積以上に
塗布された接着剤２は、円筒形永久磁石の端面で押され
て移動するが、軸に円周方向に設けられた溝１ａに入り
軸端面からはみ出さない。
【００１０】図２はこの発明の別の実施例を示す。この
図２が図１と異なる点は円筒形永久磁石が２個に分割さ
れた点である。なお、図１、図２の接着剤部分の厚さは
拡大して記載している。
図２が図１と異なる点は円筒形永久磁石が２個に分割さ
れた点である。なお、図１、図２の接着剤部分の厚さは
拡大して記載している。
【００１１】
【発明の効果】この発明によれば、軸と円筒形永久磁石
との間隙空間の体積以上に塗布された接着剤は軸の円周
方向に設けられた溝に入り、軸の端面にはみ出さないの
で、軸端面を拭きとる作業を無くする効果がある。
との間隙空間の体積以上に塗布された接着剤は軸の円周
方向に設けられた溝に入り、軸の端面にはみ出さないの
で、軸端面を拭きとる作業を無くする効果がある。
【図１】この発明の一実施例の主要部分の構成図
【図２】この発明の別の実施例の主要部分の構成図
【図３】従来例の構成図
【図４】従来例の別の構成図
１ 軸 １ａ 溝 ２ 接着剤 ３ 円筒形永久磁石
Claims (2)
- 【請求項１】円筒形永久磁石を軸に接着して構成する原
動機の回転子において、軸の円筒形永久磁石を接着する
部分に、余分に塗布された接着剤を吸収する空隙を設け
ることを特徴とする原動機回転子。 - 【請求項２】請求項１記載の原動機回転子において、空
隙は軸の円筒形永久磁石を接着する部分の円周方向に設
けられた溝であることを特徴とする原動機回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053911A JPH08251850A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 原動機回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053911A JPH08251850A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 原動機回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08251850A true JPH08251850A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12955905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7053911A Pending JPH08251850A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 原動機回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08251850A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6353275B1 (en) | 1997-10-13 | 2002-03-05 | Noriyoshi Nishiyama | Rotor with adhesive filled grooves fastening interior permanent magnets |
| JP2007221977A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Hitachi Car Eng Co Ltd | ブラシレスモータ |
| KR100895131B1 (ko) * | 2002-02-04 | 2009-05-04 | 엘지전자 주식회사 | 리니어 모터의 마그네트 슬리브 |
| WO2017036727A1 (de) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | Pierburg Gmbh | Rotor für einen elektromotor eines elektrischen verdichters |
| JP2017123711A (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | ミネベアミツミ株式会社 | ロータ及びそのロータを使用したモータ |
| JP2019176716A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-10-10 | 日本電産株式会社 | ロータ組立体、モータ、送風装置及び掃除機 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7053911A patent/JPH08251850A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6353275B1 (en) | 1997-10-13 | 2002-03-05 | Noriyoshi Nishiyama | Rotor with adhesive filled grooves fastening interior permanent magnets |
| KR100895131B1 (ko) * | 2002-02-04 | 2009-05-04 | 엘지전자 주식회사 | 리니어 모터의 마그네트 슬리브 |
| JP2007221977A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Hitachi Car Eng Co Ltd | ブラシレスモータ |
| WO2017036727A1 (de) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | Pierburg Gmbh | Rotor für einen elektromotor eines elektrischen verdichters |
| JP2017123711A (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | ミネベアミツミ株式会社 | ロータ及びそのロータを使用したモータ |
| JP2019176716A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-10-10 | 日本電産株式会社 | ロータ組立体、モータ、送風装置及び掃除機 |
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