JPH08251632A - 光スイッチング網 - Google Patents

光スイッチング網

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JPH08251632A
JPH08251632A JP7047594A JP4759495A JPH08251632A JP H08251632 A JPH08251632 A JP H08251632A JP 7047594 A JP7047594 A JP 7047594A JP 4759495 A JP4759495 A JP 4759495A JP H08251632 A JPH08251632 A JP H08251632A
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JP
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optical switching
banyan
input
ports
output
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JP7047594A
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Inventor
Hideaki Okayama
秀彰 岡山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポート数が増加した場合においても、長さに
よる作製の困難性の心配がなく、かつクロストーク特性
に優れた光スイッチング網を提供すること。 【構成】 光スイッチング網100は、N個の入力ポー
トおよびN個の出力ポートをもつバンヤン型光スイッチ
ングユニットをm個配列して構成した入力段12と、M
個配列して構成した出力段14とを具え、入力段12と
出力段14とを接続している。そして、入力段12およ
び出力段14の任意の1個ずつのバンヤン型光スイッチ
ングユニットに着目した場合、入力段12のバンヤン型
光スイッチングユニットのもつ、異なる単位スイッチに
接続されているN/m個の出力ポートと、出力段14の
バンヤン型光スイッチングユニットのもつ、異なる単位
スイッチに接続されているN/m個の出力ポートとが1
体1の関係で接続している。ただし、Nは2a (aは2
以上の整数)であり、mは2b (bは1以上の整数)で
あり、Mは2c (cは1以上の整数)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光信号をある回線か
ら他の回線へ選択的に接続する光スイッチング網に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバにより送られる光信号を光の
まま、ある回線から他の回線へ選択的に接続する光交換
技術が、盛んに研究されている。この光交換の中核デバ
イスの1つとして、光スイッチング網(光マトリクスス
イッチと称する場合もある。)がある。この場合、ある
回線から他の回線への光信号の接続は電気的に行われ
る。
【0003】そして、この光スイッチング網は機能的に
みて、完全非閉塞型、再配置非閉塞型、閉塞型に大きく
分類できる。これらの型の代表的なマトリクス構成が、
文献1:「S. Hinton, An Introductionn to Photonic
Switching Fabrics, PLENUM,pp.83-113, 1993」 に開示
されている。例えば、完全非閉塞型としてツリー型およ
びクロスバー型、再配置非閉塞型としてベネス型、閉塞
型としてバンヤン型がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、光スイッチン
グ網は、機能性、すなわち回線を接続する際の自由度を
考慮すると、閉塞型よりも非閉塞型、特に完全非閉塞型
がよいと考えられる。図5には、上述した完全非閉塞
型、再配置非閉塞型および閉塞型の代表的なマトリクス
構成を示している。図5(A)は、4個の入力ポートお
よび4個の出力ポートをもつツリー型の光スイッチング
網を示し、図5(B)は、4個の入力ポートおよび4個
の出力ポートをもつクロスバー型の光スイッチング網を
示し、図5(C)は、4個の入力ポートおよび4個の出
力ポートをもつベネス型の光スイッチング網を示し、図
5(D)は、4個の入力ポートおよび4個の出力ポート
をもつバンヤン型の光スイッチング網を示している。な
お、図5(A)〜図5(D)中、単位光スイッチ26に
は、ハッチングを付して示している。ただし、符号26
は一部の単位光スイッチにのみ付しており、単位光スイ
ッチ26間を接続しているのが導波路である。
【0005】また、光スイッチング網を作製するに当た
って、機能性以外にも、光スイッチング網のクロストー
ク特性、および光スイッチング網の長さを考慮する必要
がある。
【0006】図6には、入力ポート数に対する光スイッ
チング網のクロストーク特性SXR(最悪のクトストー
ク値)を計算により求めた結果を、横軸(2を底とする
対数目盛)に入力ポート数を取り、縦軸に光スイッチン
グ網のクロストーク特性SXRを取って示している。な
お、図6中、曲線aはクロスバー型、曲線bはツリー
型、曲線cはベネス型、曲線dはバンヤン型の光スイッ
チング網のクロストーク特性を示し、それぞれ入力ポー
ト数および出力ポート数が等しい場合の結果である。こ
の場合、クロスバー型に対するクロストーク特性SXR
の計算には、文献1中の(3.3.6)式、すなわち下
記の(1)式を用い、ツリー型に対するクロストーク特
性SXRの計算には、文献1中の(3.3.10)式、
すなわち下記の(2)式を用い、ベネス型に対するクロ
ストーク特性SXRの計算には、文献1中の(3.3.
15)式、すなわち下記の(3)式を用い、バンヤン型
に対するクロストーク特性SXRの計算には、下記の
(4)式を用いた。(1)〜(4)式中のNは入力ポー
ト数、Xc は単位光スイッチに対するクロストーク特性
を示す。また、(1)式中のLは導波路の交差点でのク
ロストーク特性を示す。そして、Xc =−25dB、L
=0とし、Nが2から128の範囲で計算した。
【0007】 SXR =-Xc -10log[(1-10(1-N)L/10)/(10L/10 -1)] (1) SXR =-10log[log2N]-2Xc (2) SXR =-10log[2log2N -1]-Xc (3) SXR =-10log[2log22N -1]-Xc (4) 図6から理解できるように、入力ポート数が同じ場合、
ツリー型のSXRは、バンヤン型、ベネス型、クロスバ
ー型の2倍程度または2倍以上であって最も良く、そし
て、SXRはバンヤン型、ベネス型、クロスバー型の順
に悪化する。
【0008】また、光スイッチング網の長さを考慮した
場合には、クロスバー型よりもツリー型、ベネス型およ
びバンヤン型の方が有利である。これは、入力ポート数
および出力ポート数が等しい場合おいて、クロスバー型
は入力ポート数に比例して単位光スイッチの段数が増加
するのに対して、ツリー型、ベネス型およびバンヤン型
は入力ポート数の対数に比例(要するに、log2 (入
力ポート数)に比例)して単位光スイッチの段数が増加
するためである。図7には、入力ポート数に対する光ス
イッチング網の長さを計算により求めた結果を、横軸に
入力ポート数(対数(2を底とする対数目盛)を取り、
縦軸(常用対数目盛)に光スイッチング網の長さを取っ
て示している。なお、図7中、曲線eはクロスバー型、
曲線fはツリー型、曲線gはベネス型、曲線hはバンヤ
ン型の光スイッチング網についいて示し、それぞれ入力
ポート数および出力ポート数が等しい場合の結果であ
る。この場合、基板材料をLiNbO3 、単位光スイッ
チの長さを6mm、導波路の曲率半径を40mm、導波
路の最小の交差角を6°と仮定している。また、単位光
スイッチ間の間隔をクロスバー型では50μmとし、そ
の他は100μmとしている。
【0009】図7から理解できるように、入力ポート数
が同じ場合、光スイッチング網の長さは、バンヤン型に
おいて最も短く、ベネス型、ツリー型、クロスバー型の
順に長くなる。いずれの場合でも、入力ポート数が増加
すると光スイッチング網の長さは長くなる。従って、光
スイッチング網を作製する場合には、基板の大きさによ
り入力ポート数が制限される。例えば、基板の大きさを
100mmとして図7の場合と同じ条件で光スイッチン
グ網を作製すると、入力ポート数を2n (nは2以上の
整数)で表した場合の最大の入力ポート数は、バンヤン
型で64、ベネス型で16、ツリー型で8、クロスバー
型で4となる。
【0010】上述したように、ツリー型、バンヤン型、
ベネス型およびクロスバー型の中で、クロストーク特性
SXRはツリー型において最も良い。しかし、入力ポー
ト数が100以上となると、光スイッチング網の長さが
長くなり、光スイッチング網の作製が難しくなる。そこ
で、ツリー型以外、すなわちバンヤン型、ベネス型およ
びクロスバー型の中で、光スイッチング網の長さが最も
短く、かつクロストーク特性の最も良いバンヤン型に注
目した。しかし、入力ポート数が100以上となると、
バンヤン型の光スイッチング網のクロストーク特性は2
0dB以下となり、クロストーク特性の悪化は無視でき
なくなる。ここで、入力ポート数が100以上の場合で
も、クロストーク特性を維持するには、単位光スイッチ
に対するクロストーク特性を向上する必要がある。しか
し、現在までのところ、単位光スイッチに対するクロス
トーク特性を、−25dB程度以上とすることは難し
い。また、バンヤン型は、閉塞型であるため、非閉塞型
の光スイッチング網と比較して機能性が不十分である。
【0011】従って、ポート数が増加した場合において
も、長さによる作製の困難性の心配がなく、かつクロス
トーク特性に優れた光スイッチング網の出現が望まれて
いた。また、それに加えて、機能性に優れたスイッチン
グ網の出現が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明のス
イッチング網によれば、複数の導波路と複数の単位光ス
イッチとから形成された、N個の入力ポートおよびN個
の出力ポートをもつバンヤン型光スイッチングユニット
をm個配列して構成した入力段と、複数の導波路と複数
の単位光スイッチとから形成された、N個の入力ポート
およびN個の出力ポートをもつバンヤン型光スイッチン
グユニットをM個配列して構成した出力段とを具え、入
力段と出力段との間を接続して成る。そして、入力段の
任意の1個のバンヤン型光スイッチングユニット、およ
び出力段の任意の1個のバンヤン型光スイッチングユニ
ットに着目すると、M≦mの場合には、入力段のバンヤ
ン型光スイッチングユニットのもつN個の出力ポートの
うち、異なる単位光スイッチに接続されているN/m個
の出力ポートと、出力段のバンヤン型光スイッチングユ
ニットのもつN個の入力ポートのうち、異なる単位スイ
ッチに接続されているN/m個の入力ポートとを、1対
1の関係で接続してあり、m<Mの場合には、入力段の
バンヤン型光スイッチングユニットのもつN個の出力ポ
ートのうち、異なる単位光スイッチに接続されているN
/M個の出力ポートと、出力段のバンヤン型光スイッチ
ングユニットのもつN個の入力ポートのうち、異なる単
位スイッチに接続されているN/M個の入力ポートと
を、1対1の関係で接続してある。
【0013】また、入力段の個々のバンヤン型光スイッ
チングユニットのN個の入力ポートのうち、異なる単位
光スイッチに接続するN/m個の入力ポートを当該光ス
イッチング網の入力ポートとして兼用してあり、また、
出力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニットのN
個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接続す
るN/M個の出力ポートを当該光スイッチング網の出力
ポートとして兼用してあることを特徴とする。ただし、
M≦mの場合には、Nは2a (aは2以上の整数)であ
り、mは2b (bは1以上の整数)であり、Mは2c
(cは1以上の整数)であり、M≦m≦Nである。一
方、m<Mの場合には、Nは2a (aは2以上の整数)
であり、mは2b (bは1以上の整数)であり、Mは2
c (cは2以上の整数)であり、m<M≦Nである。
【0014】
【作用】上述したこの発明のスイッチング網によれば、
m個のバンヤン型光スイッチングユニットから構成され
た入力段と、M個のバンヤン型光スイッチングユニット
から構成された出力段とを具えている。そして、入力段
と出力段との間が接続されており、入力段の任意の1個
のバンヤン型光スイッチングユニット、および出力段の
任意の1個のバンヤン型光スイッチングユニットに着目
すると、M≦mの場合には、入力段のバンヤン型光スイ
ッチングユニットのもつN個の出力ポートのうち、異な
る単位光スイッチに接続されているN/m個の出力ポー
トと、出力段のバンヤン型光スイッチングユニットのも
つN個の入力ポートのうち、異なる単位スイッチに接続
されているN/m個の入力ポートとが、1対1の関係で
接続されている。一方、m<Mの場合には、入力段のバ
ンヤン型光スイッチングユニットのもつN個の出力ポー
トのうち、異なる単位光スイッチに接続されているN/
M個の出力ポートと、出力段のバンヤン型光スイッチン
グユニットのもつN個の入力ポートのうち、異なる単位
スイッチに接続されているN/M個の入力ポートとが、
1対1の関係で接続されている。また、入力段の個々の
バンヤン型光スイッチングユニットのN個の入力ポート
のうち、異なる単位光スイッチに接続するN/m個の入
力ポートを当該光スイッチング網の入力ポートとして用
い、出力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニット
のN個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
続するN/M個の出力ポートを当該光スイッチング網の
出力ポートとして用いている。M≦mの場合には、Nは
a (aは2以上の整数)であり、mは2b (bは1以
上の整数)であり、Mは2c (cは1以上の整数)であ
り、M≦m≦Nである。一方、m<Mの場合には、Nは
a (aは2以上の整数)であり、mは2b (bは1以
上の整数)であり、Mは2c (cは2以上の整数)であ
り、m<M≦Nである。
【0015】そして、このスイッチング網の入力ポート
から出力ポートへ信号光を伝達するためには、多数の単
位光スイッチを経由しなければならない。そして、この
発明のスイッチング網によれば、M≦mまたはm<Mの
どちらの場合でも、入力ポートから出力ポートへ信号光
を伝達するときに経由する単位光スイッチに入力する信
号光が一つとなるように、信号光の伝達する経路を設定
することが可能である。このため、単位光スイッチを経
由する際に他の信号光が混入することがなくなる。その
結果、ポート数が増加した場合においても、クロストー
ク特性の悪化を抑えることが出来る。
【0016】また、この発明のスイッチング網は入力段
と出力段とを接続して形成される。従って、光スイッチ
ング網の長さは、入力段と出力段との和程度、要する
に、入力段を構成するバンヤン型光スイッチングユニッ
トの長さと、出力段を構成するバンヤン型光スイッチン
グユニットの長さとの和程度である。バンヤン型光スイ
ッチング網は、もともとその長さが短いため、これを2
段(入力段および出力段)組み合わせたこの発明の光ス
イッチング網の場合でも、光スイッチング網の長さを短
く抑えることが出来ると考えられる。また、先ず、バン
ヤン型光スイッチングユニットを独立して形成し、その
後、このバンヤン型光スイッチングユニットを複数個用
いて上述したように接続して、この発明の光スイッチン
グ網を構成する場合には、同一基板上にはバンヤン型光
スイッチングユニットを形成するだけで良い。従って、
光スイッチング網の長さが長くなるために、光スイッチ
ング網の製造が困難になるという弊害を緩和することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明のスイッチ
ング網の実施例について説明する。これらの図面におい
て各構成成分は、この発明が理解できる程度に各構成成
分の形状、大きさ、および配置関係を概略的に示してあ
るにすぎない。また、説明に用いる各図において同様な
構成成分については同一の番号を付して示してある。な
お、以下の説明において、発明の理解を容易にするた
め、この発明の光スイッチング網を包括して第1実施例
として説明した後、その具体例を第2実施例から第4実
施例において説明する。
【0018】1.第1実施例 図1は、第1実施例のスイッチング網を説明するための
概略図である。図1には、バンヤン型光スイッチングユ
ニット(以下、バンヤン型光スイッチング網と称する場
合がある。)をm個配列して構成された入力段12と、
M個配列して構成された出力段14とを具え、これら入
力段12と出力段14とが接続されている光スイッチン
グ網100を示している。ここで、入力段12と出力段
14とを接続する導波路は省略して図示していない。そ
して、この光スイッチング網100を構成する個々のバ
ンヤン型光スイッチングユニットは同一基板10上に形
成されており、基板10として、例えばニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3 )基板を用いる。
【0019】また、個々のバンヤン型光スイッチングユ
ニットは複数の導波路と複数の単位光スイッチとから形
成され、N個の入力ポートおよびN個の出力ポートをも
っている(以下、N個の入力ポートおよびN個の出力ポ
ートをもつ光スイッチ網をN×N光スイッチ網(N×N
光スイッチングユニット)と表す場合もある。)。この
場合、導波路は基板の構成材料に応じ基板中若しくは基
板上に公知の導波路作製技術で形成できる。また、単位
光スイッチも、基板の構成材料に応じて、公知の光スイ
ッチを公知の光スイッチ作製技術で形成できる。なお、
図1中には、入力段12のバンヤン型光スイッチングユ
ニット16a1 〜16am を形成する複数の導波路(入
力ポートおよび出力ポートを含む。)および複数の単位
スイッチのうち、光スイッチング網100の入力ポート
として用いられる入力ポート221 〜22N およびそれ
に接続する単位スイッチ、入力段12と出力段14との
接続に用いられる出力ポート181 〜18x およびそれ
に接続する単位スイッチが示されている。同様に、図1
中には、出力段14のバンヤン型光スイッチングユニッ
ト16b1 〜16bM を形成する複数の導波路(入力ポ
ートおよび出力ポートを含む。)および複数の単位スイ
ッチのうち、光スイッチング網100の出力ポートとし
て用いられる出力ポート241 〜24N およびそれに接
続する単位スイッチ、入力段12と出力段14との接続
に用いられる入力ポート201 〜20 およびそれに
接続する単位スイッチが示されている。なお、図1中、
26は単位光スイッチを示す。また、図1中には、符号
16a1 〜16am 、16b1〜16bM 、181 〜1
x 、201 〜20x 、221 〜22N 、241 〜24
N および26のうち一部分だけを付している。
【0020】また、入力段12のバンヤン型光スイッチ
ングユニット16a1 、および出力段14のバンヤン型
光スイッチングユニット16b1 に着目した場合、M≦
mのときには、入力段12のバンヤン型光スイッチング
ユニット16a1 のもつN個の出力ポートのうち、異な
る単位光スイッチに接続されているN/m個の出力ポー
ト181 〜18N/m と、出力段14のバンヤン型光スイ
ッチングユニット16b1 のもつN個の入力ポートのう
ち、異なる単位光スイッチに接続されているN/m個の
入力ポート201 〜20N/m とが1対1の関係で接続し
ている。この関係は、入力段12のバンヤン型光スイッ
チングユニット16a1 〜16am と出力段14のバン
ヤン型光スイッチングユニット16b1 〜16bM との
間のすべての場合について同じである。つまり、入力段
12の任意の1個のバンヤン型スイッチングユニットと
出力段14のすべてのバンヤン型スイッチングユニット
16b1 〜16bM とが接続している。なお、出力ポー
ト18〜18N/m と入力ポート201 〜20N/m との接
続には導波路(図示せず)を用いる。この導波路も基板
の構成材料に応じ基板中若しくは基板上に公知の導波路
作製技術で形成する。
【0021】一方、m<Mのときには、入力段12のバ
ンヤン型光スイッチングユニット16a1 のもつN個の
出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接続されて
いるN/M個の出力ポート181 〜18N/M と、出力段
14のバンヤン型光スイッチングユニット16b1 のも
つN個の入力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
続されているN/M個の入力ポート201 〜20N/M
が1対1の関係で接続している。
【0022】また、入力段12の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつN個の入力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続するN/m個の入力ポートを
光スイッチング網100の入力ポートとして用いる。例
えば、バンヤン型光スイッチングユニット16a1 につ
いて、N/m個の入力ポート221 〜22N/m を光スイ
ッチング網100の入力ポートとして用いるため、m個
のバンヤン型光スイッチングユニット16a1 〜16a
m から成る入力段12全体では、N個の入力ポート22
1 〜22N が光スイッチング網100の入力ポートとし
て用いられる。
【0023】また、出力段14の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつN個の出力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続するN/M個の出力ポートを
光スイッチング網100の出力ポートとして用いる。例
えば、バンヤン型光スイッチングユニット16b1 につ
いて、N/M個の出力ポート241 〜24N/M を光スイ
ッチング網100の出力ポートとして用いるため、M個
のバンヤン型光スイッチングユニット16b1 〜16b
M から成る出力段14全体では、N個の出力ポート24
1 〜24N が光スイッチング網100の出力ポートとし
て用いられる。従って、この光スイッチング網100
は、N×N光スイッチング網である。
【0024】なお、M≦mのとき、Nは2a (aは2以
上の整数)であり、mは2b (bは1以上の整数)であ
り、Mは2c (cは1以上の整数)であり、m≦Nであ
る。一方、m<Mのとき、Nは2a (aは2以上の整
数)であり、mは2b (bは1以上の整数)であり、M
は2c (cは2以上の整数)であり、M≦Nである。
【0025】以上のようにして構成された光スイッチン
グ網100を用いて、入力ポート221 〜22N から出
力ポート241 〜24N へ信号光を伝達するためには、
多数の単位光スイッチを経由しなければならない。そし
て、M≦mまたはm<Mのどちらの場合でも、入力ポー
ト221 〜22N から出力ポート241 〜24N へ信号
光を伝達するときに経由する単位光スイッチに入力する
信号光が1つとなるように、信号光の伝達する経路を設
定することが可能である。この場合、単位光スイッチを
経由する際に他の信号光が混入することがなくなる。そ
の結果、ポート数が増加した場合においても、クロスト
ーク特性の悪化を抑えることが出来る。
【0026】また、上述したスイッチング網100は入
力段12と出力段14とから構成されいる。従って、光
スイッチング網100の長さは、入力段12と出力段1
4との和程度、要するに、入力段12を構成するバンヤ
ン型光スイッチングユニット16a1 〜16am の長さ
と、出力段14を構成するバンヤン型光スイッチングユ
ニット16b1 〜16bM の長さとの和程度である。バ
ンヤン型光スイッチング網は、もともとその長さが短い
ため、これを2段(入力段および出力段)組み合わせて
構成した上述の光スイッチング網100の場合でも、光
スイッチング網の長さを短く抑えることが出来ると考え
られる。
【0027】なお、上述したように、この実施例では、
入力段12、出力段14および入力段12と出力段14
とを接続する導波路を同一基板上に形成する例を示して
いるが、バンヤン型光スイッチングユニットを独立して
形成した後、このバンヤン型光スイッチングユニットを
複数個用いて光スイッチング網を構成しても良い。そし
て、バンヤン型光スイッチングユニット同士の接続に、
例えば光ファイバを用いる。この場合、同一基板上には
バンヤン型光スイッチングユニットを形成するだけで良
い。従って、光スイッチング網の長さが長くなるため
に、光スイッチング網の作製が困難になるという弊害を
緩和することができる。
【0028】また、この実施例では、N×Nバンヤン型
光スイッチングユニットの所定の入出力ポートを、この
光スイッチング網の入力ポート、出力ポートおよび入力
段の光スイッチングユニットと出力段の光スイッチング
ユニットとを接続するためのポートとして用いる。これ
に対し、入力ポート、出力ポートおよび入力段の光スイ
ッチングユニットと出力段の光スイッチングユニットと
を接続するために用いる入出力ポートを特定しておき、
入力ポートから出力ポートへ信号光が伝達する経路のみ
を形成しても良い。すなわち、不必要な導波路および単
位光スイッチを形成しない場合でも、同一の効果が得ら
れる。
【0029】2.第2実施例 図2は、第2実施例の光スイッチング網の説明に供する
図である。第2実施例のスイッチング網は、第1実施例
において、mを4、Mを2、Nを8と特定した場合のス
イッチング網である。すなわち、図2には、バンヤン型
光スイッチングユニットを4個配列して構成された入力
段12と2個配列して構成された出力段14とを具え、
これら入力段12と、出力段14とが接続されている光
スイッチング網200が示されている。なお、図2中に
は、基板は示していない。
【0030】また、個々のバンヤン型光スイッチングユ
ニットは複数の導波路と複数の単位光スイッチとから形
成され、8個の入力ポートおよび8個の出力ポートをも
っている。なお、図2中には、入力段12のバンヤン型
スイッチングユニット16a1 〜16a4 のもつ入力ポ
ートのうち、光スイッチング網200の入力ポートとし
て用いられる8個の入力ポート221 〜228 のみを示
し、出力段14のバンヤン型スイッチングユニット16
1 、16b2 のもつ出力ポートのうち、光スイッチン
グ網200の出力ポートとして用いられる8個の出力ポ
ート241 〜248 のみを示している。また、入力段1
2のバンヤン型スイッチングユニット16a1 〜16a
4 のもつ出力ポートのうち、入力段12と出力段14と
の接続に用いられる16個の出力ポート181 〜1816
のみを示している。なお、図2中、201 〜2016は出
力段14のバンヤン型スイッチングユニット16b1
16b2 のもつ入力ポートである。また、図2中には、
符号181 〜1816および201 〜2016、221 〜2
8 、241 〜248 および26は一部分のものにのみ
付している。
【0031】また、入力段12のバンヤン型光スイッチ
ングユニット16a1 、および出力段14のバンヤン型
光スイッチングユニット16b1 に着目した場合、入力
段12のバンヤン型光スイッチングユニット16a1
もつ8個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに
接続している2個の出力ポート181 、182 と、出力
段14のバンヤン型光スイッチングユニット16b1
もつ8個の入力ポートのうち、異なる単位光スイッチに
接続している2個の入力ポート201 、203とが1対
1の関係で接続している。この関係は、入力段12のバ
ンヤン型スイッチングユニット16a1 〜16a4 と出
力段14のバンヤン型スイッチングユニット16b1
16b2 との間のすべての場合について同じである。つ
まり、入力段12の任意の1個のバンヤン型スイッチン
グユニットと、出力段のバンヤン型スイッチングユニッ
ト16b1 、16b2 とが接続している。ここで、例え
ば、出力ポート181 と入力ポート201 との接続には
接続用導波路281 を用いるが、この場合、出力ポート
181 、入力ポート201 および接続用導波路281
一体的に形成される。従って、例えば、入力段12のバ
ンヤン型スイッチングユニット16a1 と出力段14の
バンヤン型スイッチングユニット16b1 とは、2個の
導波路を介して接続する。なお、図2中、符号281
2816は一部分のものにのみ付している。
【0032】また、入力段12の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ8個の入力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続する2個の入力ポートを光ス
イッチング網200の入力ポートとして用いる。例え
ば、バンヤン型光スイッチングユニット16a1 につい
て、2個の入力ポート221 、222 をスイッチング網
200の入力ポートとして用いるため、4個のバンヤン
型光スイッチングユニット16a1 〜16a4 から成る
入力段12全体では、8個の入力ポート221 〜228
が光スイチング網200の入力ポートとして用いられ
る。
【0033】また、出力段14の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ8個の出力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続する4個の出力ポートを光ス
イッチング網200の出力ポートとして用いる。例え
ば、バンヤン型光スイッチングユニット16b1 につい
て、4個の出力ポート241 〜244 をスイッチング網
200の出力ポートとして用いるため、2個のバンヤン
型光スイッチングユニット16b1 、16b2 から成る
出力段14全体では、8個の出力ポート241 〜248
が光スイチング網200の出力ポートとして用いられ
る。従って、この光スイチング網200は、8×8光ス
イチング網である。
【0034】以上のようにして構成された光スイッッチ
ング網200を用いて、入力ポート221 〜228 から
出力ポート241 〜248 へ信号光を伝達した場合、第
1実施例の場合と同様に、クロストーク特性の悪化を抑
えることが出来る。
【0035】また、光スイッチング網200の長さは、
8×8バンヤン型光スイッッチング網の長さの2倍程度
であり、光スイッチング網の長さを短く抑えることが出
来た。
【0036】3.第3実施例 次に、第1実施例において、mおよびMを2とした場合
について説明する。ただし、Nは2a (aは2以上の整
数)である。なお、ここでは、1つの例として、mを
2、Mを2、Nを4とした場合の光スイッチング網につ
いて説明する。
【0037】図3(A)、(B)は、第3実施例の光ス
イッチング網の説明に供する図である。図3(A)は、
第3実施例の光スイッチング網であり、図3(B)は、
この光スイッチング網と同じ機能を有する拡張ベネス型
の光スイッチング網である。
【0038】図3(A)には、バンヤン型光スイッチン
グユニットを2個配列して構成された入力段12と、2
個配列して構成された出力段14とを具え、これら入力
段12と、出力段14とが接続されている光スイッチン
グ網300が示されている。なお、図3中には、基板は
示していない。
【0039】また、個々のバンヤン型光スイッチングユ
ニットは複数の導波路と複数の単位光スイッチとから形
成され、4個の入力ポートおよび4個の出力ポートをも
っている。なお、図3(A)中には、入力段12のバン
ヤン型スイッチングユニット16a1 、16a2 のもつ
入力ポートのうち、光スイッチング網300の入力ポー
トとして用いられる4個の入力ポート221 〜224
みを示し、出力段14のバンヤン型スイッチングユニッ
ト16b1 、16b2 のもつ出力ポートのうち、光スイ
ッチング網300の出力ポートとして用いられる4個の
出力ポート241 〜244 のみを示している。なお、図
3中、181 〜188 は入力段12のバンヤン型スイッ
チングユニット16a1 、16a2 のもつ出力ポートで
あり、201 〜208 は出力段14のバンヤン型スイッ
チングユニット16b1 、16b2 のもつ入力ポートで
ある。また、図3中には、符号181 〜188 および2
1 〜208 、221 〜224 、241 〜244 および
26は一部分のものにのみ付している。
【0040】また、入力段12のバンヤン型光スイッチ
ングユニット16a1 、および出力段14のバンヤン型
光スイッチングユニット16b1 に着目した場合、入力
段12のバンヤン型光スイッチングユニット16a1
もつ4個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに
接続している2個の出力ポート181 、183 と、出力
段14のバンヤン型光スイッチングユニット16b1
もつ4個の入力ポートのうち、異なる単位光スイッチに
接続している2個の入力ポート201 、203とが1対
1の関係で接続している。この関係は、入力段12のバ
ンヤン型スイッチングユニット16a1 、16a2 と出
力段14のバンヤン型スイッチングユニット16b1
16b2 との間のすべての場合について同じである。つ
まり、入力段12の任意の1個のバンヤン型スイッチン
グユニットと、出力段のすべてのバンヤン型スイッチン
グユニット16b1 、16b2 とが接続している。ここ
で、例えば、出力ポート181 と入力ポート201 との
接続には接続用導波路281 を用いるが、この場合、出
力ポート181 、入力ポート201 および接続用導波路
181 は一体的に形成される。従って、入力段12のバ
ンヤン型スイッチングユニット16a1 と、出力段14
のバンヤン型スイッチングユニット16b1とは、2個
の導波路を介して接続する。なお、図3中、符号281
〜288 は一部分のものにのみ付している。
【0041】また、入力段12の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ4個の入力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続する2個の入力ポートを光ス
イッチング網300の入力ポートとして用いる。例え
ば、バンヤン型光スイッチングユニット16a1 につい
て、2個の入力ポート221 、222 をスイッチング網
300の入力ポートとして用いるため、2個のバンヤン
型光スイッチングユニット16a1 、16a2 から成る
入力段12全体では、4個の入力ポート221 〜224
が光スイチング網300の入力ポートとして用いられ
る。
【0042】また、出力段14の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ4個の出力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続する2個の出力ポートを光ス
イッチング網300の出力ポートとして用いる。例え
ば、バンヤン型光スイッチングユニット16b1 につい
て、2個の出力ポート241 、242 をスイッチング網
300の出力ポートとして用いるため、2個のバンヤン
型光スイッチングユニット16b1 、16b2 から成る
出力段14全体では、4個の出力ポート241 〜244
が光スイチング網300の出力ポートとして用いられ
る。従って、この光スイチング網300は、4×4光ス
イッチング網である。
【0043】そして、図3(B)に示す拡張ベネス型の
光スイッチング網を構成する複数の単位光スイッチのう
ち、単位光スイッチS1 と単位光スイッチS2 との位置
および単位光スイッチS3 と単位光スイッチS4 との位
置を入れ換えると、図3(A)に示す光スイッチング網
300のマトリクス構成と同じになる。従って、図3
(A)に示す第3実施例の光スイッチング網300は、
拡張ベネス型の光スイッチング網と同様に、再配置非閉
塞型として機能させることが可能である。
【0044】また、文献1の図3.24に示されるよう
に、拡張拡張ベネス型の光スイッチング網のクロストー
ク特性は、入力ポート数が4〜64の範囲では、ベネス
型の光スイッチング網の2倍程度である。従って、この
第3実施例の光スイッチング網300のクロストーク特
性も、ベネス型の光スイッチング網の2倍程度であると
考えられる。
【0045】また、この光スイッチング網300の長さ
は、4×4バンヤン型光スイッッチング網の長さの2倍
程度であり、光スイッチング網の長さを短く抑えること
が出来た。
【0046】なお、この実施例では、Nが4の場合につ
いて示しているが、Nが4より大きい場合でも同様の効
果が得られる。
【0047】4.第4実施例 次に、第1実施例において、mおよびMをNとした場合
について説明する。ただし、Nは2a (aは2以上の整
数)である。なお、1つの例として、mを4、Mを4、
Nを4とした場合の光スイッチング網について説明す
る。
【0048】図4(A)、(B)は、第4実施例の光ス
イッチング網の説明に供する図である。図4(A)は第
4実施例の光スイッチング網であり、図4(B)には、
この光スイッチング網を簡略化して示している。
【0049】図4(A)には、バンヤン型光スイッチン
グユニットを4個配列して構成された入力段12と4個
配列して構成された出力段14とを具え、これら入力段
12と、出力段14とが接続されている光スイッチング
網400が示されている。
【0050】また、個々のバンヤン型光スイッチングユ
ニットは複数の導波路と複数の単位光スイッチとから形
成され、4個の入力ポートおよび4個の出力ポートをも
っている。なお、図4(A)中には、入力段12のバン
ヤン型スイッチングユニット16a1 〜16a4 のもつ
入力ポートのうち、光スイッチング網400の入力ポー
トとして用いられる4個の入力ポート221 〜224
みを示し、出力段14のバンヤン型スイッチングユニッ
ト16b1 〜16b4 のもつ出力ポートのうち、光スイ
ッチング網400の出力ポートとして用いられる4個の
出力ポート241 〜244 のみを示している。なお、図
4中、181 〜1816は入力段12のバンヤン型スイッ
チングユニット16a1 〜16a4 のもつ出力ポートで
あり、201 〜2016は出力段14のバンヤン型スイッ
チングユニット16b1 〜16b4 のもつ入力ポートで
ある。また、図4中には、符号181 〜1816および2
1 〜2016、221 〜224 、241 〜244 および
26は一部分のものにのみ付している。
【0051】また、入力段12のバンヤン型光スイッチ
ングユニット16a1 、および出力段14のバンヤン型
光スイッチングユニット16b1 に着目した場合、入力
段12のバンヤン型光スイッチングユニット16a1
もつ4個の出力ポートのうち、1個の出力ポート181
と、出力段14のバンヤン型光スイッチングユニット1
6b1 のもつ4個の入力ポートのうち、1個の入力ポー
ト201 とが一対一の関係で接続している。この関係
は、入力段12のバンヤン型スイッチングユニット16
1 〜16a4 と出力段14のバンヤン型スイッチング
ユニット16b1〜16b4 との間のすべての場合につ
いて同じである。つまり、入力段12の任意の1個のバ
ンヤン型スイッチングユニットと出力段14のバンヤン
型スイッチングユニット16b1 〜16b4 とが接続し
ている。ここで、例えば、出力ポート181 と入力ポー
ト201 との接続には接続用導波路281 を用いるが、
この場合、出力ポート181 、入力ポート201 および
接続用導波路281 は一体的に形成される。従って、例
えば、入力段12の任意の1個のバンヤン型スイッチン
グユニット16a1 と、出力段14のバンヤン型スイッ
チングユニット16b 1 とは、1個の導波路を介して接
続する。なお、図4中、符号281 〜2816は一部分の
ものにのみ付している。
【0052】また、入力段12の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ4個の入力ポートのうち、1
個の入力ポートを光スイッチング網400の入力ポート
として用いる。例えば、バンヤン型光スイッチングユニ
ット16a1 について、1個の入力ポート221 をスイ
ッチング網300の入力ポートとして用いるため、4個
のバンヤン型光スイッチングユニット16a1 〜16a
4 から成る入力段12全体では、4個の入力ポート22
1 〜224 が光スイチング網400の入力ポートとして
用いられる。
【0053】また、出力段14の個々のバンヤン型光ス
イッチングユニットがもつ4個の出力ポートのうち、1
個の出力ポートを光スイッチング網400の出力ポート
として用いる。例えば、バンヤン型光スイッチングユニ
ット16b1 について、1個の出力ポート241 をスイ
ッチング網400の出力ポートとして用いるため、4個
のバンヤン型光スイッチングユニット16a1 〜16a
4 から成る出力段14全体では、4個の出力ポート24
1 〜244 が光スイチング網400の出力ポートとして
用いられる。従って、このスイッチング網400は、4
×4光スイッチング網である。
【0054】そして、図4(A)に示す光スイッチング
網400のうち、信号光が通過する可能性のない導波路
および光単位スイッチを省略して表したのが、図4
(B)に示す光スイッチング網である。これは、ツリー
型の光スイッチング網である。従って、第4実施例の光
スイッチング網は、ツリー型の光スイッチング網と同様
に、完全非閉塞型として機能させることが可能である。
【0055】また、文献1の図3.24および図6に示
されるように、ツリー型の光スイッチング網のクロスト
ーク特性は、入力ポート数が4〜128の範囲では、ベ
ネス型の光スイッチング網の2倍程度である。従って、
この第4実施例の光スイッチング網400のクロストー
ク特性も、ベネス型の光スイッチング網の2倍程度であ
ると考えられる。
【0056】また、光スイッチング網400の長さは、
4×4バンヤン型光スイッッチング網の長さの2倍程度
であり、光スイッチング網の長さを短く抑えることが出
来た。
【0057】なお、この実施例では、Nが4の場合につ
いて示しているが、Nが4より大きい場合でも同様の効
果が得られる。
【0058】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の光スイッッチング網によれば、m個のバンヤン型
光スイッチングユニットから構成された入力段と、M個
のバンヤン型光スイッチングユニットから構成された出
力段とを具えている。そして、入力段と出力段との間が
接続されており、入力段の任意の1個のバンヤン型光ス
イッチングユニット、および出力段の任意の1個つのバ
ンヤン型光スイッチングユニットに着目すると、M≦m
の場合には、入力段のバンヤン型光スイッチングユニッ
トのもつN個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッ
チに接続されているN/m個の出力ポートと、出力段の
バンヤン型光スイッチングユニットのもつN個の入力ポ
ートのうち、異なる単位スイッチに接続されているN/
m個の入力ポートとが、1対1の関係で接続されてい
る。一方、m<Mの場合には、入力段のバンヤン型光ス
イッチングユニットのもつN個の出力ポートのうち、異
なる単位光スイッチに接続されているN/M個の出力ポ
ートと、出力段のバンヤン型光スイッチングユニットの
もつN個の入力ポートのうち、異なる単位スイッチに接
続されているN/M個の入力ポートとが、1対1の関係
で接続されている。また、入力段の個々のバンヤン型光
スイッチングユニットのN個の入力ポートのうち、異な
る単位光スイッチに接続するN/m個の入力ポートを当
該光スイッチング網の入力ポートとして用い、出力段の
個々のバンヤン型光スイッチングユニットのN個の出力
ポートのうち、異なる単位光スイッチに接続するN/M
個の出力ポートを当該光スイッチング網の出力ポートと
して用いている。ただし、M≦mの場合には、Nは2a
(aは2以上の整数)であり、mは2b (bは1以上の
整数)であり、Mは2c (cは1以上の整数)であり、
M≦m≦Nである。一方、M<mの場合には、Nは2a
(aは2以上の整数)であり、mは2b (bは1以上の
整数)であり、Mは2c (cは2以上の整数)であり、
M<m≦Nである。
【0059】このスイッチング網の入力ポートから出力
ポートへ信号光を伝達するためには、多数の単位光スイ
ッチを経由しなければならない。そして、この発明のス
イッチング網によれば、M≦mまたはm<Mのどちらの
場合でも、入力ポートから出力ポートへ信号光を伝達す
るときに経由する単位光スイッチに入力する信号光が一
つとなるように、信号光の伝達する経路を設定すること
が可能である。このため、単位光スイッチを経由する際
に他の信号光が混入することがなくなる。その結果、ポ
ート数が増加した場合においても、クロストーク特性の
悪化を抑えることが出来る。
【0060】また、この発明のスイッチング網は入力段
と出力段とから構成されいる。従って、光スイッチング
網の長さは、入力段と出力段との和程度、要するに、入
力段を構成するバンヤン型光スイッチングユニットの長
さと、出力段を構成するバンヤン型光スイッチングユニ
ットの長さとの和程度である。バンヤン型光スイッチン
グ網は、もともとその長さが短いため、これを2段(入
力段および出力段)組み合わせた本発明の光スイッチン
グ網の場合でも、光スイッチング網の長さを短く抑える
ことが出来ると考えられる。また、先ず、同一基板上に
バンヤン型光スイッチングユニットを形成し、その後、
このバンヤン型光スイッチングユニットを複数個用いて
上述したように接続して、この発明の光スイッチング網
を構成する場合には、同一基板上にはバンヤン型光スイ
ッチングユニットを製造するだけで良い。従って、光ス
イッチング網の長さが長くなるために、光スイッチング
網の製造が困難になるという弊害を緩和することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の光スイッチング網の説明に供する
図である。
【図2】第2実施例の光スイッチング網の説明に供する
図である。
【図3】(A)は第3実施例の光スイッチング網であ
り、(B)は拡張ベネス型の光スイッチング網である。
【図4】(A)は第4実施例の光スイッチング網であ
り、(B)は簡略化して表した第4実施例の光スイッチ
ング網である。
【図5】(A)はツリー型、(B)はクロスバー型、
(C)はベネス型、(D)はバンヤン型の光スイッチン
グ網である。
【図6】光スイッチング網のクロストーク特性を示す曲
線図である。
【図7】光スイッチング網の長さを示す曲線図である。
【符号の説明】
10:基板 12:入力段 14:出力段 16a1 〜16am :入力段のバンヤン型光スイッチン
グユニット 16b1 〜16bM :出力段のバンヤン型光スイッチン
グユニット 181 〜18x :入力段と出力段との接続に用いられる
出力ポート 201 〜20x :入力段と出力段との接続に用いられる
入力ポート 221 〜22N :入力ポート 241 〜24N :出力ポート 26:単位光スイッチ 281 〜2816:接続用導波路 100:第1実施例の光スイッチング網 200:第2実施例の光スイッチング網 300:第3実施例の光スイッチング網 400:第4実施例の光スイッチング網

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導波路と複数の単位光スイッチと
    から形成された、N個の入力ポートおよびN個の出力ポ
    ートをもつバンヤン型光スイッチングユニットをm個配
    列して構成した入力段と、複数の導波路と複数の単位光
    スイッチとから形成された、N個の入力ポートおよびN
    個の出力ポートをもつバンヤン型光スイッチングユニッ
    トをM個配列して構成した出力段とを具え、前記入力段
    と前記出力段との間を接続して成るスイッチング網であ
    って、 前記入力段の任意の1個のバンヤン型光スイッチングユ
    ニット、および前記出力段の任意の1個のバンヤン型光
    スイッチングユニットに着目した場合、前記入力段のバ
    ンヤン型光スイッチングユニットのもつN個の出力ポー
    トのうち、異なる単位光スイッチに接続されているN/
    m個の出力ポートと、前記出力段のバンヤン型光スイッ
    チングユニットのもつN個の入力ポートのうち、異なる
    単位スイッチに接続されているN/m個の入力ポートと
    を、1対1の関係で接続してあり、 前記入力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニット
    のN個の入力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
    続するN/m個の入力ポートを当該光スイッチング網の
    入力ポートとして兼用してあり、 前記出力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニット
    のN個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
    続するN/M個の出力ポートを当該光スイッチング網の
    出力ポートとして兼用してあることを特徴とする光スイ
    ッチング網(ただし、Nは2a (aは2以上の整数)で
    あり、mは2b (bは1以上の整数)であり、Mは2c
    (cは1以上の整数)であり、M≦m≦Nである。)。
  2. 【請求項2】 複数の導波路と複数の単位光スイッチと
    から形成された、N個の入力ポートおよびN個の出力ポ
    ートをもつバンヤン型光スイッチングユニットをm個配
    列して構成した入力段と、複数の導波路と複数の単位光
    スイッチとから形成された、N個の入力ポートおよびN
    個の出力ポートをもつバンヤン型光スイッチングユニッ
    トをM個配列して構成した出力段とを具え、前記入力段
    と前記出力段との間を接続して成るスイッチング網であ
    って、 前記入力段の任意の1個のバンヤン型光スイッチングユ
    ニット、および前記出力段の任意の1個のバンヤン型光
    スイッチングユニットに着目した場合、前記入力段のバ
    ンヤン型光スイッチングユニットのもつN個の出力ポー
    トのうち、異なる単位光スイッチに接続されているN/
    M個の出力ポートと、前記出力段のバンヤン型光スイッ
    チングユニットのもつN個の入力ポートのうち、異なる
    単位スイッチに接続されているN/M個の入力ポートと
    を、1対1の関係で接続してあり、 前記入力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニット
    のN個の入力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
    続するN/m個の入力ポートを当該光スイッチング網の
    入力ポートとして兼用してあり、 前記出力段の個々のバンヤン型光スイッチングユニット
    のN個の出力ポートのうち、異なる単位光スイッチに接
    続するN/M個の出力ポートを当該光スイッチング網の
    出力ポートとして兼用してあることを特徴とする光スイ
    ッチング網(ただし、Nは2a (aは2以上の整数)で
    あり、mは2b (bは1以上の整数)であり、Mは2c
    (cは2以上の整数)であり、m<M≦Nである。)。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光スイッチング網にお
    いて、mおよびMを2としたことを特徴とする光スイッ
    チング網(ただし、Nは2a (aは2以上の整数)であ
    る。)。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光スイッチング網にお
    いて、mおよびMををNとしたことを特徴とする光スイ
    ッチング網(ただし、Nは2a (aは2以上の整数)で
    ある。)。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1030532A3 (en) * 1999-02-15 2000-09-13 Oki Electric Industry Co., Ltd. Two-stage optical switch circuit network
CN100343719C (zh) * 2004-01-30 2007-10-17 慧萌高新科技有限公司 光矩阵转换装置

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