JPH08250202A - 防水ゴム栓 - Google Patents

防水ゴム栓

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Publication number
JPH08250202A
JPH08250202A JP7946695A JP7946695A JPH08250202A JP H08250202 A JPH08250202 A JP H08250202A JP 7946695 A JP7946695 A JP 7946695A JP 7946695 A JP7946695 A JP 7946695A JP H08250202 A JPH08250202 A JP H08250202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
waterproof rubber
rubber plug
peripheral surface
rear side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7946695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7946695A priority Critical patent/JPH08250202A/ja
Publication of JPH08250202A publication Critical patent/JPH08250202A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着可能な相手を広範囲にして防水性能を向
上させる。 【構成】 筒部20におけるリップ30の根部には挿入
方向背面側をえぐって細径部21を形成することによ
り、えぐってないものよりもリップ30の撓み支点が前
方内側に移動しており、背面側への撓み性能が向上して
いるので、従来のものであれば無理があるような内径の
筒体内に挿入されるときであっても背面側へ容易に撓
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水ゴム栓に関し、特
に、筒体の内部に電線を挿通させるにあたって筒体内外
を防水する防水ゴム栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水ゴム栓として、図5
〜図8に示す実開昭59−173980号公報に開示さ
れたものが知られている。図に示すように、筒状の防水
ゴム栓1は、筒部2と、この筒部2の外周面に円環状に
突出するひだ状のリップ3を備えている。リップ3の挿
入方向前方側は、外周に向うにつれて徐々に後方側へ湾
曲する略円弧状に形成されており、挿入方向背面側につ
いては前方側に向って凹部4を形成してある。
【0003】電線5を筒部2に挿通せしめた状態で端子
金具6のバレル7にて圧着せしめ、コネクタハウジング
8の端子金具収容室9に挿入していくと、リップ3は凹
部4のために後方側に撓みやすくなっているので無理な
く挿入できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の防水ゴ
ム栓においては、凹部4のために後方側に撓みやすくは
なっているものの、例えば、端子金具収容室9の内径が
リップ3の外形に比較して小さすぎる場合には、図7に
示すように筒部2が切れてしまったり、図8に示すよう
に延びと圧縮によって後方向へ飛び出してしまうことが
あるという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、装着可能な相手を広範囲にして防水性能を向上させ
ることが可能な防水ゴム栓の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、筒部の外周面に円環状に突
出するひだ状のリップを備えた防水ゴム栓であって、上
記リップの根部における挿入方向背面側に細径部を形成
してある。また、請求項2に係る発明は、請求項1に記
載の防水ゴム栓において、上記細径部に合わせて上記筒
部の内周面に円環状に突出するひだ状のインナリップを
形成して軸方向において概ね筒厚が一定となるように構
成してある。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、リップの根部における挿入方向背面側をえぐる
ようにして細径部を形成することにより、えぐってない
ものよりもリップが後方側に撓もうとするときのリップ
全体の撓み支点が前方内側に移動して、背面側への撓み
性能が向上している。従って、従来のものであれば無理
があるような内径の筒体内に挿入されるときであっても
背面側へ容易に撓む。また、容易に撓むために筒体など
の内周面への密着性も向上する。
【0008】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、筒体の外周面側をえぐった分だけ内
周面側を突出させて筒厚を一定としてあり、応力の集中
を防止する。また、筒部に電線などを挿通する場合、内
側に突出しているインナリップの外周側はえぐってある
ので外方撓みやすくなっており、撓み量によって細径の
ものから太径のものまで防水性能を低下させることなく
密着する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、より撓み
性能を向上させて防水可能な筒体などの範囲を拡大さ
せ、また、これに付随して防水性能も向上させることが
可能な防水ゴム栓を提供することができる。
【0010】また、請求項2に係る発明によれば、応力
の集中を防止して損傷の可能性を低減させるとともに、
内側に挿通して防水可能なものの範囲を拡大させること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る防水ゴム栓を断面
図により示しており、図2は要部拡大断面図により示し
ている。同図において、防水ゴム栓10は、筒部20
と、この筒部20の外周面に円環状に突出するひだ状の
リップ30を備えている。リップ30の挿入方向前方側
は、外周に向かうにつれて徐々に後方側へ湾曲する略円
弧状に形成されており、挿入方向背面側については外周
端から内周に向うに連れて徐々に前方へ湾曲していって
厚みが薄くなっている。また、根部においては内側に向
ってえぐり込み、筒部20としてみると他の部分の外周
よりも細径となった細径部21を形成してある。
【0012】本実施例においては、リップ30の挿入方
向背面側についてもえぐった状態となっているが、少く
とも、根部において挿入方向背面側が内側にえぐられて
いればよい。また、挿入方向が一方向であればリップ3
0の一方にだけ細径部21を形成すればよいが、双方向
性であればリップ30の前後に細径部21を形成しても
よい。細径部21を形成するためにえぐる形状について
は、特に限定されず、筒部20の強度を低下させない程
度であればよい。係る細径部21を形成することによ
り、金型から無理抜きで取り出すことになるため、この
意味において許容可能な形状としておいてもよい。
【0013】筒部20の外周側に細径部21を形成した
のに合わせ、筒部20の内周側には細径部21に対応す
るようにして円環状に突出するひだ状のインナリップ2
2を形成してあり、これによって筒部20は軸方向にお
いて概ね筒厚が一定となっている。従って、インナリッ
プ22の形状は概ね細径部21の外周面側の形状に合わ
せて形成されている。次に、上記構成からなる本実施例
の動作を説明する。
【0014】電線40を筒部20に挿通せしめた状態で
端子金具50のバレル51にて圧着せしめ、コネクタハ
ウジング60の端子金具収容室61に挿入していく。一
般にリップ30の外径の方が端子金具収容室61よりも
大きく、防水ゴム栓10を無理に挿入していくことによ
りリップ30は挿入方向背面側に撓もうとする。ここ
で、図2にはリップ30の撓み支点を示している。撓み
支点は、リップ30のようなものが後方に撓もうとする
動作を回転動作に見立ててその概略の支点となる位置を
さす。例えば、根部が厚く、先端が薄いリップであれば
撓み支点は先端側に位置する。一般には、根部よりも先
端側に位置する。
【0015】リップ30の背面側だけをえぐってあると
すると撓み支点は筒部20の外周面よりも先端側のC2
位置にあるが、細径部21を形成してリップ30の根部
における挿入方向背面側がえぐられていることにより、
撓み支点は筒部20の外周面よりも内側のC1に位置す
る。このため、図3に示すように挿入方向背面側に撓み
やすくなり、従来のもののように筒部20が切れてしま
ったり、歪んで撓んでしまって防水性能が低下してしま
うことがない。
【0016】このように、筒部20におけるリップ30
の根部には挿入方向背面側をえぐって細径部21を形成
することにより、えぐってないものよりもリップ30の
撓み支点が前方内側に移動しており、背面側への撓み性
能が向上しているので、従来のものであれば無理がある
ような内径の筒体内に挿入されるときであっても背面側
へ容易に撓む。一方、電線40を筒部20に挿入するに
あたっては両者が密着して水密面を形成する必要があ
る。本実施例に示す防水ゴム栓10においては、図4に
示すように筒部20の内周面にインナリップ22が突出
しており、電線40の径は最低限L1から最大限L2の
ものまで対応することができる。また、リップ30を除
くと筒部20は軸長にわたって概ね一定の厚さとなって
いる。筒部20の厚みに段差があれば延びた場合などに
その部分に応力が集中するため、切れやすくなったりす
る。しかしながら、細径部21を作りつつ内側にインナ
リップ22を突出させることにより、厚みを概ね一定と
して応力の集中を避け、強度の向上に貢献している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防水ゴム栓の断面図で
ある。
【図2】防水ゴム栓の要部拡大断面図である。
【図3】防水ゴム栓の装着状態を示す断面図である。
【図4】防水ゴム栓に装着可能な電線の径を示す断面図
である。
【図5】従来の防水ゴム栓の断面図である。
【図6】同防水ゴム栓の装着状態を示す断面図である。
【図7】防水ゴム栓の切れ不良を示す断面図である。
【図8】防水ゴム栓に後方向への飛び出しを示す断面図
である。
【符号の説明】
10…防水ゴム栓 20…筒部 21…細径部 22…インナリップ 30…リップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部の外周面に円環状に突出するひだ状
    のリップを備えた防水ゴム栓であって、上記リップの根
    部における挿入方向背面側に細径部を形成したことを特
    徴とする防水ゴム栓。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の防水ゴム栓におい
    て、上記細径部に合わせて上記筒部の内周面に円環状に
    突出するひだ状のインナリップを形成して軸方向におい
    て概ね筒厚が一定となるようにしたことを特徴とする防
    水ゴム栓。
JP7946695A 1995-03-09 1995-03-09 防水ゴム栓 Pending JPH08250202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7946695A JPH08250202A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 防水ゴム栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7946695A JPH08250202A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 防水ゴム栓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08250202A true JPH08250202A (ja) 1996-09-27

Family

ID=13690669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7946695A Pending JPH08250202A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 防水ゴム栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08250202A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1791223A3 (de) * 2005-11-25 2007-12-05 WOCO Industrietechnik GmbH Dichtung, insbesondere Dichtungsmatte, für mindestens einen elektrischen Steckverbinder
JP2016058336A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 矢崎総業株式会社 ゴム栓

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1791223A3 (de) * 2005-11-25 2007-12-05 WOCO Industrietechnik GmbH Dichtung, insbesondere Dichtungsmatte, für mindestens einen elektrischen Steckverbinder
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