JPH08249600A - 車両用運転状況監視装置 - Google Patents
車両用運転状況監視装置Info
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- JPH08249600A JPH08249600A JP21138395A JP21138395A JPH08249600A JP H08249600 A JPH08249600 A JP H08249600A JP 21138395 A JP21138395 A JP 21138395A JP 21138395 A JP21138395 A JP 21138395A JP H08249600 A JPH08249600 A JP H08249600A
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Abstract
転状況の判定精度を向上させることができる車両用運転
状況監視装置を提供する。 【解決手段】 ヨーレートYR及び車速Vを取り込み
(S11)、ヨーレートYRの時間積分を行ってヨー角
YAを算出し、ヨー角YAに基づいて基準線を算出する
(S12)。ヨー角YAから対応する基準線上のヨー角
を差し引いて修正ヨー角YAMを算出し、YAM値及び
車速Vから横変位微分量DYKを算出する(S13)。
DYK値の最大値DYKMAXと最小値DYKMINと
の差が所定値α1より大きいときは、基準線の修正を行
い(S14)、所定値α1より小さいときは、DYK値
に基づいて偏差量ΔDIF1を算出し(S15)、ΔD
IF1が所定値以上で且つウインカが作動中でなけれ
ば、運転状況が異常と判定して警報を発する(S16,
S17,S18)。
Description
転状況を監視し、必要に応じて警告を発する車両用運転
状況監視装置に関する。
基づいて、運転者の応答遅れ時間及び車両位置と走行車
線との偏差量を推定し、該推定した応答遅れ時間及び偏
差量と正常状態における応答遅れ時間及び偏差量とを比
較して、運転者の運転状況(例えば運転者の居眠りや疲
労による運転能力の低下による異常な操舵状態)を判定
するようにした運転状況監視装置が、従来より知られて
いる(特開平5−85221号公報)。
来の監視装置では、ステアリングの操舵量及び車速に基
づいて実際の車両位置と走行車線(基準となる車両位
置)との偏差量を演算しており、車両の挙動に直接関連
する物理量に基づいて前記偏差量を演算していないた
め、例えば路面の状況(例えば路面の凹凸や傾き)や運
転者の個人差(例えば初心者か否か)等が原因で前記偏
差量に誤差が生じ、運転者の運転状況の判定精度が低下
するという問題があった。
あり、車両の挙動をより的確に把握し、運転者の運転状
況の判定精度を向上させることができる車両用運転状況
監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の運転者の運転状況を監視する車両用運
転状況監視装置において、前記車両のヨー運動又は横方
向運動に関する挙動量を検出する挙動量検出手段と、前
記車両の車速を検出する車速検出手段と、前記挙動量の
変化に基づいて挙動基準を設定する挙動基準設定手段
と、前記挙動量、前記挙動基準及び前記車速に基づいて
前記車両の横変位挙動量を演算する横変位挙動量演算手
段と、前記横変位挙動量に基づいて前記運転者の運転状
況が適正か否かを判定する判定手段と、前記車両の運転
者が車線変更を行う意志があるか否かを判別する車線変
更判別手段とを有し、前記運転者に車線変更の意志がな
く、且つ前記運転者の運転状況が適正でない場合に運転
者の運転状況が異常であると判定することを特徴とする
請求項1の車両用運転状況監視装置を提供する。
運転者の運転状況を監視する車両用運転状況監視装置に
おいて、前記車両のヨー運動又は横方向運動に関する挙
動量を検出する挙動量検出手段と、前記車両の車速を検
出する車速検出手段と、前記挙動量の変化に基づいて挙
動基準を設定する挙動基準設定手段と、前記挙動量、前
記挙動基準及び前記車速に基づいて前記車両の横変位挙
動量を演算する横変位挙動量演算手段と、前記横変位挙
動量に基づいて前記運転者の運転状況が適正か否かを判
定する判定手段と、前記検出した車両の挙動量にもとづ
いて運転者が車線変更を行ったか否かを判別する車線変
更判別手段とを有し、車線変更が行われていないと判別
され、且つ前記運転者の運転状況が適正でない場合に運
転者の運転状況が異常であると判定する請求項2の車両
用運転状況監視装置を提供する。
量はヨーレートであり、前記車線変更判別手段は、検出
したヨーレートの大きさ及び発生時間によって前記車線
変更の判別を行うことが望ましい。
複数のデータに基づいて判定を行うことが望ましい。
した横変位挙動量のばらつきに応じて前記挙動基準の再
設定又は補正を行うことが望ましい。
況が適正でないと判定した場合に、警告を行う警告手段
をさらに設けることが望ましい。
況が適正でないと判定した場合に、車速制御を行う車速
制御手段をさらに設けることが望ましい。
況が適正でないと判定した場合に、前記運転者に直接作
用する車載装置の制御を行う車載装置制御手段をさらに
設けることが望ましい。
よれば、車両のヨー運動又は横方向運動に関する挙動量
が検出され、この挙動量に基づいて挙動基準が設定さ
れ、前記挙動量、挙動基準及び車速に基づいて車両の横
変位挙動量が演算され、横変位挙動量に基づいて前記運
転者の運転状況が適正か否かが判定される。そして、運
転者に車線変更の意志がなく且つ運転者の運転状況が適
正でないと判定された場合に運転状況が異常と判定され
る。
ば、車線変更が行われていないと判別され、且つ前記運
転者の運転状況が適正でない場合に運転者の運転状況が
異常であると判定される。
参照して説明する。
車両用運転状況監視装置の構成を示すブロック図であ
り、本装置は内燃エンジンや電動モータ等の原動機で駆
動され、ステアリングを有する車両に搭載されている。
同図において、マイクロコンピュータ1の入力側には、
当該車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ10
と、当該車両の走行速度を検出する車速センサ12及び
当該車両の運転者の車線変更の意志を検出するためのウ
インカスイッチ11が接続されている。また、マイクロ
コンピュータ1の出力側には、運転者の運転状況の監視
中において必要に応じて警報を発する警報部24が接続
されている。この警報部24は、例えばランプ、ブザ
ー、音声発生器などで構成される。
4、基準線推定部16、横変位量微分量算出部18、偏
差量算出部20及び判断部22は、マイクロコンピュー
タ1が有する機能をブロックとして示したものである。
及びスイッチ11からの入力信号を記憶し、現在から過
去T1秒間(例えば30秒間)のヨーレートデータ及び
車速データをT2秒(例えば10秒)毎に更新して、基
準線算出部16に出力する。
トYR(図2(a)参照)を時間積分して、ヨー角YA
(同図(b)参照)に変換し、さらにこのヨー角YAの
データに基づいて基準線(同図(b)の破線参照)を算
出する。この算出は具体的には以下のように周知の最小
自乗法を用いて行う。
ー角YA1,YA2,YA3というデータ得られたとす
ると、基準線を1次式で近似する場合は、 YA1=b1+b2t1+e1 YA2=b1+b2t2+e2 YA3=b1+b2t3+e3 とする。ここで、e1〜e3は残差であり、これら残差
の自乗和が最小となるように、b1,b2を決定する。
また、2次式で近似する場合は、
決定する。また、3次式で近似する場合は、
e1 YA2=b1+b2t2+b3t22 +b4t23 +
e2 YA3=b1+b2t3+b3t32 +b4t33 +
e3 として、残差の自乗和が最小となるようにb1〜b4を
決定する。
てさらに次数を上げて近似を行う。
求め、ヨー角YAから基準線に対応する基準ヨー角を差
し引いて修正ヨー角YAM(図2(c)参照)を算出し
て、横変位微分量算出部18に出力する。
YAM及び車速Vを下記式に適用して横変位微分量DY
K(図2(d)参照)を算出する。
最小値DYKMINとの差が所定値α1以上のときは、
前記基準線の近似次数を上げて再度基準線をもとめて、
横変位微分量DYKの算出し、これを(DYKMAX−
DYKMIN)<α1が成立するまで繰り返す。
α1であっても、基準線の近似次数が所定次数に達した
ときに基準線の算出を終了するようにしてもよい。
に基づいて偏差量ΔDIF1を算出する。偏差量ΔDI
F1は、例えば図2(d)に斜線を付した部分の面積
(横変位微分量DYKの絶対値の時間積分値)として算
出するが、DYK値の標準偏差や最大値と最小値との差
を用いてもよい。
差量ΔDIFLIM1以上であって、ウインカが操作さ
れていないときは、運転者が車線変更を意図していない
にも拘わらず、車両位置が基準線から大きくずれたこと
を意味するので運転状態が異常と判定し、警報部24に
警報を発するよう指令する信号を出力する。
ヨー角YAに基づいて基準線を算出し、この基準線から
のずれを表す横変位微分量DYKから算出した偏差量Δ
DIF1に基づいて運転状況を判定するので、路面の状
況や運転者の個人差に拘わらず正確に判定することがで
きる。さらに、ウインカの作動状態も考慮して警報を発
するようにしたので、運転者が意図した進路変更時に異
常と誤判断することを防止することができる。
理の手順を示すフローチャートであり、上述した基準線
推定部16、横変位量微分量算出部18、偏差量算出部
20及び判断部22の機能は、具体的にはマイクロコン
ピュータ1のCPUにおける図3の処理により実現され
る。
レートYR及び車速VをT2秒毎に取り込み、次いで基
準線の算出(ステップS12)及び横変位微分量DYK
の算出を行う(ステップS13)。そして、横変位微分
量DYKの最大値DYKMAXと最小値DYKMINと
の差が所定値α1より小さいか否かを判別し、(DYK
MAX−DYKMIN)≧α1であるときは、ステップ
S12に戻り、基準線の近似の次数を1次上げて再度基
準線の算出を行い、ステップS14の答が肯定(YE
S)となるまで繰り返す。
に達したとき、基準線算出を終了するようにしてもよ
い。
MIN)<α1となると、ステップS15に進み偏差量
ΔDIF1を算出し、次いでこの偏差量ΔDIF1が所
定偏差量ΔDIFLIM1以上か否かを判別する(ステ
ップS16)。そして、ΔDIF1≧ΔDIFLIM1
であるときは、ウインカが操作されているか否かを判別
する(ステップS17)。その結果、ΔDIF1<ΔD
IFLIM1であるとき又はウインカが操作されている
ときは、直ちに本処理を終了する一方、ΔDIF1≧Δ
DIFLIM1であって、ウインカが操作されていない
ときは、運転状況が異常であると判定して、警報を発す
るよう指令する信号を警報部24に出力する。
車両用運転状況監視装置の構成を示す図であり、本実施
例の監視装置は、第1の実施の形態の横変位微分量算出
部18に代えて横変位量算出部19を備えており、偏差
量算出部20は、横変位微分量ではなく横変位量に基づ
いて偏差量を算出する。これ以外の点は第1の実施の形
態と同一である。
ータ1で実行される処理の手順を示すフローチャートで
あり、これを参照して本実施例の監視装置の動作を説明
する。
ステップS11、S12と同様にデータを取り込み、基
準線の算出を行う。ステップS23では、修正ヨー角Y
AM及び車速Vから横変位微分量DYKを算出し、さら
にDYK値を時間積分することにより横変位量YKを算
出する(図2(e)参照)。
小値YKMINとの差が所定値α2より小さいか否かを
判別し(ステップS24)、(YKMAX−YKMI
N)≧α2であるときは、ステップS22に戻り、基準
線の近似の次数を1次上げて再度基準線の算出を行い、
ステップS24の答が肯定(YES)となるまで繰り返
す。
であっても近似次数が所定次数に達したときは基準線の
算出を終了するようにしてもよい。
N)<α2となると、ステップS25に進み偏差量ΔD
IF2を算出する。この偏差量は、例えば図2(e)に
斜線を付した部分の面積(横変位量YKの絶対値の時間
積分値)として算出するが、YK値の標準偏差や最大値
と最小値との差を用いてもよい。
ΔDIFLIM2以上か否かを判別する(ステップS2
6)。そして、ΔDIF2≧ΔDIFLIM2であると
きは、ウインカが操作されているか否かを判別する(ス
テップS27)。その結果、ΔDIF2<ΔDIFLI
M2であるとき又はウインカが操作されているときは、
直ちに本処理を終了する一方、ΔDIF2≧ΔDIFL
IM2であって、ウインカが操作されていないときは、
運転状況が異常であると判定して、警報を発するよう指
令する信号を警報部24に出力する。
ヨー角YAに基づいて基準線を算出し、この基準線から
のずれを表す横変位量YKから算出した偏差量ΔDIF
2に基づいて運転状況を判定するので、第1の実施の形
態と同様の効果が得られる。
車両用運転状況監視装置の構成を示す図であり、本実施
の形態の監視装置は、第2の実施の形態の偏差量算出部
20と判断部22との間に運転者の運転能力を推定する
運転能力推定部21が追加されている。これ以外の点は
第2の実施の形態と同一である。
理のフローチャートであり、図7のステップS21〜S
25は、図5の処理と同一である。
出した偏差量ΔDIF2に基づいて運転者の運転能力を
推定する。この推定は具体的には以下のようにして行
う。
トYR及び車速Vのサンプリング時期を変えてm回(例
えば4回)とn回(例えば8回)行い、m個のΔDIF
2値の平均値ΔDIFAVE及び標準偏差σDIF及び
n個のΔDIF値の平均値ΔDIFAVE3を算出す
る。そして、平均値ΔDIFAVEが所定偏差量ΔDI
FTHより大きいか否か、及び標準偏差σDIFが所定
閾値σTHより大きいか否かに応じて図8に示すように
運転能力レベルA〜Dを決定する。ここで、ΔDIFA
VE≦ΔDIFTH且つσDIF≦σTHであるとき
は、偏差量が平均して小さく且つそのばらつきも小さい
ので、最も運転能力が高い状態と推定する(レベル
A)。一方、ΔDIFAVE>ΔDIFTH且つσDI
F≦σTHであるときは、偏差量が平均して大きく且つ
そのばらつきが小さいので、最も運転能力が低い状態と
推定する(レベルD)。また、σDIF>σTHである
ときは、ΔDIFAVE値が小さい方が運転能力が高い
と推定し、ΔDIFAVE≦ΔDIFTHであるときを
レベルB、ΔDIFAVE>ΔDIFTHである時をレ
ベルCとする。
を越えるものの数NOV(=0〜m)を求め、このNO
V値に応じて運転能力レベルE〜Iを決定する。すなわ
ち、m=4の場合には、NOV=0,1,2,3,4に
対応して運転能力をそれぞれE,F,G,H,Iとす
る。
〜Iに基づいて、、図9に示すように総合的な運転能力
の判定を行う。すなわちn個のΔDIF値の平均値ΔD
IFAVE3の所定閾値をΔDIF3THとすると、レ
ベルA,B且つE,またはΔDIFAVE3<ΔDIF
3THのときは「正常」と判定し、レベルA,B且つ
F,G且つΔDIFAVE3≧ΔDIF3THのときま
たはレベルC且つE,F,G且つΔDIFAVE3≧Δ
DIF3THのときは「警告レベル1」と判定し、レベ
ルA,B,C且つH,I且つΔDIFAVE3≧ΔDI
F3THのとき、またはレベルD且つΔDIFAVE3
≧ΔDIF3THのときは「警告レベル2」と判定す
る。
AVE3を用いずに、レベルA,B且つEのときは「正
常」と判定し、レベルA,B且つF,Gのときまたはレ
ベルC且つE,F,Gのときは「警告レベル1」と判定
し、レベルA,B,C且つH,IのときまたはレベルD
のときは「警告レベル2」と判定するようにしてもよ
い。
の平均値及びばらつきに基づいて運転者の運転能力を判
定することにより、より正確に運転能力を判定(推定)
することができる。
力が低いか否か、すなわちステップS31で推定した運
転能力が警告レベル1又は2であるか否かを判別し、こ
の答が肯定(YES)のときは、ウインカが操作されて
いるか否かを判別する(ステップS33)。その結果、
運転能力が警告レベル1又は2でないとき又はウインカ
が操作されているときは、直ちに本処理を終了する一
方、運転能力が警告レベル1又は2であって、ウインカ
が操作されていないときは、運転状況が異常であると判
定して、警報を発するよう指令する信号を警報部24に
出力する。
ベル1のときより警告音を大きくしたり、ランプ点灯と
ブザー発音とを両方行うようにすること等が望ましい。
さらに、警告レベル2のときは、車速を減速させるとい
ったフェールセーフアクションを行うようにしてもよ
い。
複数の偏差量ΔDIF2の平均値及びばらつきに基づい
て運転者の運転能力を判定することにより、より正確に
運転能力を判定(推定)することができ、さらにきめの
細かい警告及びフェールセーフアクションが可能とな
る。
び11を参照して説明する。
S17aに変更したものであり、これ以外の点は第1の
実施の形態と同一である。
行われたか否かを判別する。そして、車線変更がおこわ
れときは直ちに本処理を終了し、車線変更が行われてい
ないときは、運転状況が異常であると判定して、警報を
発するよう指令する信号を警報部24に出力する。
は、以下のように行う。すなわち、車線変更が行われた
場合には、ヨーレートYRは図11に示すような変化を
することがわかっているので、ヨーレートYRが一方向
(例えば右方向)のピークを示す時点から他方向(例え
ば左方向)のピークを示す時点までの時間Tと、それら
のピーク値の差(ヨーレートの振幅)aとを計測する。
そして、時間Tが所定時間T1,T2(T1>T2)範
囲内にあり、且つ振幅aが所定値Aより大きいとき、車
線変更が行われたと判定する。
ウインカ操作せずに車線変更した場合でも、誤判定する
ことがなく、判定精度を向上させることができる。
変更後所定時間TARC内か否かを判別し、所定時間T
ARC内であれば直ちに処理を終了し、所定時間TAR
C経過した後に、警報を発するようにしてもよい。
テップS33においても、上述したステップS17aと
同様の判別を行うようにしてもよい。
おいて、ウィンカが操作されたか否かの判別(図3のス
テップS17、図5のステップS27、図7のステップ
S33)は、ヨーレートYR及び車速Vのデータ取得処
理(図3のステップS11、図5、7のステップS2
1)の直後に行うようにし、ウィンカ操作がされたとき
は、基準線算出等の処理を行うことなく直ちに処理終了
するようにしてもよい。また、第4の実施の形態におい
て、車線変更したか否かの判別(図10のステップS1
7a)も同様にステップS11の直後に行うようにし、
車線変更がなされたときは、基準線算出等の処理を行う
ことなく直ちに処理を終了するようにしてもよい。
の警告は、運転者の視覚又は聴覚に訴えるものを使用し
たが、これに限るものではなく、運転者に直接作用する
方法、例えばシートを振動させたり、シートベルトに張
力を加えたり、あるいは特定の香りを車室内に放出した
り、空調装置の作動状態を変更したりするようにしても
よい。これにより、運転状況の悪化をより確実に運転者
に知らせることができる。
トセンサ10によりヨーレートを検出したが、これに代
えて、車輪速センサ及び車速センサの出力、又はステア
リングの操舵角を検出する操舵角センサ及び横方向加速
度センサの出力等を用いてヨーレートを算出するように
してもよい。
Aに基づいて基準線を推定したが、ヨーレートYR、又
は横変位量YKに基づいて基準線を推定してもよい。
用運転状況監視装置によれば、車両のヨー運動又は横方
向運動に関する挙動量が検出され、この挙動量に基づい
て挙動基準が設定され、前記挙動量、挙動基準及び車速
に基づいて車両の横変位挙動量が演算され、横変位挙動
量に基づいて前記運転者の運転状況が適正か否かを判定
されるので、路面の状況や運転者の個人差に拘わらず的
確に運転状況を把握することができる。そして、運転者
に車線変更の意志がなく且つ運転者の運転状況が適正で
ないと判定された場合に運転状況が異常と判定されるの
で、運転者が意図した進路変更時に異常と誤判断するこ
とを防止することができる。
ば、車線変更が行われていないと判別され、且つ前記運
転者の運転状況が適正でない場合に運転者の運転状況が
異常であると判定されるので、例えば運転者がウィンカ
操作せずに車線変更した場合でも、誤判定することがな
く、判定精度を向上させることができる。
ば、前記運転状況の判定は、測定時点が異なる複数のデ
ータに基づいて行われるので、運転状況の一時的な変動
の影響を排除してより正確な判定を行うことができる。
ば、前記挙動基準は、演算した横変位挙動量のばらつき
に応じて再設定又は補正されるので、より適切な挙動基
準により運転状況の判定が可能となる。
ば、運転者の運転状況が適正でないと判定した場合に
は、警告が行われるので、運転者は必要な措置をとるこ
とが可能となる。
ば、運転者の運転状況が適正でないと判定した場合に
は、車速制御がおこなわれるので、より安全性を向上さ
せることができる。
ば、運転者の運転状況が適正でないと判定した場合に
は、運転者に直接作用する車載装置の制御が行われるの
で、運転状況の悪化をより確実に運転者に知らせること
ができる。
状況監視装置の構成を示すブロック図である。
るパラメータの推移を示す図である。
の手順を示すフローチャートである。
状況監視装置の構成を示すブロック図である。
の手順を示すフローチャートである。
状況監視装置の構成を示すブロック図である。
の手順を示すフローチャートである。
プを示す図である。
プを示す図である。
ャートである。
る。
挙動量演算手段、判定手段、警告手段、車線変更判別手
段、車速制御手段、車載装置制御手段) 10 ヨーレートセンサ(挙動量検出手段) 11 ウインカスイッチ(車線変更判別手段) 12 車速センサ(車速検出手段) 24 警報部(警告手段)
Claims (8)
- 【請求項1】 車両の運転者の運転状況を監視する車両
用運転状況監視装置において、 前記車両のヨー運動又は横方向運動に関する挙動量を検
出する挙動量検出手段と、 前記車両の車速を検出する車速検出手段と、 前記挙動量の変化に基づいて挙動基準を設定する挙動基
準設定手段と、 前記挙動量、前記挙動基準及び前記車速に基づいて前記
車両の横変位挙動量を演算する横変位挙動量演算手段
と、 前記横変位挙動量に基づいて前記運転者の運転状況が適
正か否かを判定する判定手段と、 前記車両の運転者が車線変更を行う意志があるか否かを
判別する車線変更判別手段とを有し、 前記運転者に車線変更の意志がなく、且つ前記運転者の
運転状況が適正でない場合に運転者の運転状況が異常で
あると判定することを特徴とする車両用運転状況監視装
置。 - 【請求項2】 車両の運転者の運転状況を監視する車両
用運転状況監視装置において、 前記車両のヨー運動又は横方向運動に関する挙動量を検
出する挙動量検出手段と、 前記車両の車速を検出する車速検出手段と、 前記挙動量の変化に基づいて挙動基準を設定する挙動基
準設定手段と、 前記挙動量、前記挙動基準及び前記車速に基づいて前記
車両の横変位挙動量を演算する横変位挙動量演算手段
と、 前記横変位挙動量に基づいて前記運転者の運転状況が適
正か否かを判定する判定手段と、 前記検出した車両の挙動量にもとづいて運転者が車線変
更を行ったか否かを判別する車線変更判別手段とを有
し、 車線変更が行われていないと判別され、且つ前記運転者
の運転状況が適正でない場合に運転者の運転状況が異常
であると判定することを特徴とする車両用運転状況監視
装置。 - 【請求項3】 前記挙動量はヨーレートであり、前記車
線変更判別手段は、検出したヨーレートの大きさ及び発
生時間によって前記車線変更の判別を行うことを特徴と
する請求項2記載の車両用運転状況監視装置。 - 【請求項4】 前記判定手段は、測定時点が異なる複数
のデータに基づいて判定を行うことを特徴とする請求項
1又は2記載の車両用運転状況監視装置。 - 【請求項5】 前記挙動基準設定手段は、前記演算した
横変位挙動量のばらつきに応じて前記挙動基準の再設定
又は補正を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の
車両用運転状況監視装置。 - 【請求項6】 前記判定手段が前記運転者の運転状況が
適正でないと判定した場合に、警告を行う警告手段をさ
らに設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両
用運転状況監視装置。 - 【請求項7】 前記判定手段が前記運転者の運転状況が
適正でないと判定した場合に、車速制御を行う車速制御
手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1又は2記
載の車両用運転状況監視装置。 - 【請求項8】 前記判定手段が前記運転者の運転状況が
適正でないと判定した場合に、前記運転者に直接作用す
る車載装置の制御を行う車載装置制御手段をさらに設け
たことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用運転状
況監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21138395A JP3841853B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-07-28 | 車両用運転状況監視装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP7-19642 | 1995-01-12 | ||
JP1964295 | 1995-01-12 | ||
JP21138395A JP3841853B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-07-28 | 車両用運転状況監視装置 |
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