JPH08249247A - 計算機システム - Google Patents
計算機システムInfo
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- JPH08249247A JPH08249247A JP7054757A JP5475795A JPH08249247A JP H08249247 A JPH08249247 A JP H08249247A JP 7054757 A JP7054757 A JP 7054757A JP 5475795 A JP5475795 A JP 5475795A JP H08249247 A JPH08249247 A JP H08249247A
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- output
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- time
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 適切なタイムアウ卜時間を動的に設定できタ
イムアウトの頻発を防止する計算機システムを提供す
る。 【構成】 システムバス5を介してホスト計算機1及び
入出力処理装置21〜23に接続された入出力サーバ3
は、入出力処理装置21〜23の各々に対して設定した
タイムアウト時間とタイムアウト発生フラグとを管理す
るタイムアウト管理表35と、入出力処理を依頼した時
刻と入出力処理の依頼元及び依頼先に関する情報とを管
理する入出力処理管理表34と、入出力処理装置21〜
23の各々について処理回数と合計処理時間とを管理す
る処理時間管理表37とを備えている。
イムアウトの頻発を防止する計算機システムを提供す
る。 【構成】 システムバス5を介してホスト計算機1及び
入出力処理装置21〜23に接続された入出力サーバ3
は、入出力処理装置21〜23の各々に対して設定した
タイムアウト時間とタイムアウト発生フラグとを管理す
るタイムアウト管理表35と、入出力処理を依頼した時
刻と入出力処理の依頼元及び依頼先に関する情報とを管
理する入出力処理管理表34と、入出力処理装置21〜
23の各々について処理回数と合計処理時間とを管理す
る処理時間管理表37とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホスト計算機からの
依頼に基づいて入出力処理をそれぞれ実行する複数の入
出力処理装置を備えた計算機システムに関するものであ
る。
依頼に基づいて入出力処理をそれぞれ実行する複数の入
出力処理装置を備えた計算機システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開平2−287651号
公報に示された従来の計算機システムの構成を示すブロ
ック図であり、図において、10は計算機システム全体
を管理、制御するホスト計算機、20はホスト計算機1
0からの起動コマンドの起動対象であるディスク装置、
端末装置等の入出力処理装置、30はホスト計算機10
と複数の入出力処理装置20とを接続し、ホスト計算機
10からの指示に従って入出力処理装置20の制御、監
視を行うマルチプレクサチャンネル(以下、MPXと称
する)である。MPX30は、入出力処理装置20の制
御、監視等の要求される機能を例えばFW(ファームウ
ェア)処理によって実現するためのプロセッサ31と、
プロセッサ31とホスト計算機10とを結合するための
インタフェース32と、プロセッサ31と入出力処理装
置20とを結合するためのインタフェース33とを具備
している。
公報に示された従来の計算機システムの構成を示すブロ
ック図であり、図において、10は計算機システム全体
を管理、制御するホスト計算機、20はホスト計算機1
0からの起動コマンドの起動対象であるディスク装置、
端末装置等の入出力処理装置、30はホスト計算機10
と複数の入出力処理装置20とを接続し、ホスト計算機
10からの指示に従って入出力処理装置20の制御、監
視を行うマルチプレクサチャンネル(以下、MPXと称
する)である。MPX30は、入出力処理装置20の制
御、監視等の要求される機能を例えばFW(ファームウ
ェア)処理によって実現するためのプロセッサ31と、
プロセッサ31とホスト計算機10とを結合するための
インタフェース32と、プロセッサ31と入出力処理装
置20とを結合するためのインタフェース33とを具備
している。
【0003】次に動作について説明する。図10はMP
X30のFW処理の流れを示すフローチャートであり、
図11はホスト計算機10のOS(オペレーティングシ
ステム)処理の流れを示すフローチャートである。以
下、これらのフローチャートを参照しながら動作につい
て説明する。
X30のFW処理の流れを示すフローチャートであり、
図11はホスト計算機10のOS(オペレーティングシ
ステム)処理の流れを示すフローチャートである。以
下、これらのフローチャートを参照しながら動作につい
て説明する。
【0004】ホスト計算機10上ではOS及び多種のア
プリケーションソフトウェアが走行する。ホスト計算機
10は、アプリケーションソフトウェアからの要求によ
り、OSに従ってMPX30の制御、監視を行う。MP
X30のプロセッサ31は、図11に示すOS処理に基
づくホスト計算機10からの制御指示により、図10に
示すFW処理に従って入出力処理装置20の制御、監視
を行う。MPX30は、ホスト計算機10のOS処理に
よってシステム初期化が行われると(ステップB1)、
自らも初期化される(ステップA1)。このとき、ホス
ト計算機10は各入出力処理装置20毎のタイムアウト
時間の設定値をMPX30内の例えばメモリ(図示せ
ず)の所定領域に保持する。その後、ホスト計算機10
はMPX30からの定期応答を待つ。
プリケーションソフトウェアが走行する。ホスト計算機
10は、アプリケーションソフトウェアからの要求によ
り、OSに従ってMPX30の制御、監視を行う。MP
X30のプロセッサ31は、図11に示すOS処理に基
づくホスト計算機10からの制御指示により、図10に
示すFW処理に従って入出力処理装置20の制御、監視
を行う。MPX30は、ホスト計算機10のOS処理に
よってシステム初期化が行われると(ステップB1)、
自らも初期化される(ステップA1)。このとき、ホス
ト計算機10は各入出力処理装置20毎のタイムアウト
時間の設定値をMPX30内の例えばメモリ(図示せ
ず)の所定領域に保持する。その後、ホスト計算機10
はMPX30からの定期応答を待つ。
【0005】MPX30のプロセッサ31は、初期化を
終了すると、インタフェース32を介してホスト計算機
10に定期的に応答する(ステップA2)。ホスト計算
機10はMPX30からの定期的応答の有無によりMP
X30を監視し(ステップB2)、定期的応答が無けれ
ばMPX30が異常であるものとして対応する異常処理
に進む。
終了すると、インタフェース32を介してホスト計算機
10に定期的に応答する(ステップA2)。ホスト計算
機10はMPX30からの定期的応答の有無によりMP
X30を監視し(ステップB2)、定期的応答が無けれ
ばMPX30が異常であるものとして対応する異常処理
に進む。
【0006】ホスト計算機10はOS処理によってアプ
リケーションソフトウェアからの装置動作要求、即ち入
出力処理要求を受け付けると(ステップB3)、同要求
を要求列に登録する(ステップB4)。そして、ホスト
計算機10は、要求列が空であるか否かをチェックして
(ステップB5)、アプリケーションソフトウェアから
要求された装置動作要求指示をMPX30に対して発す
る(ステップB6)。MPX30のプロセッサ31はホ
スト計算機10からの装置動作要求をインタフェース3
2を介して受信し(ステップA3)、要求された入出力
処理装置20が正常でなければホスト計算機10に対し
て装置異常を通知する(ステップA4)。これに対し
て、要求された入出力処理装置20が正常であれば、M
PX30はホスト計算機10からの要求を受け付けてそ
の入出力処理装置20を起動する(ステップA5)。こ
の装置起動は適当なブロック単位に行われる。このと
き、MPX30は起動した入出力処理装置20の動作完
了時間を監視するために、その入出力処理装置20に、
固有の診断タイマに上記メモリに保持したタイムアウト
時間の設定値をセットして、同診断タイマを起動する
(ステップA6)。
リケーションソフトウェアからの装置動作要求、即ち入
出力処理要求を受け付けると(ステップB3)、同要求
を要求列に登録する(ステップB4)。そして、ホスト
計算機10は、要求列が空であるか否かをチェックして
(ステップB5)、アプリケーションソフトウェアから
要求された装置動作要求指示をMPX30に対して発す
る(ステップB6)。MPX30のプロセッサ31はホ
スト計算機10からの装置動作要求をインタフェース3
2を介して受信し(ステップA3)、要求された入出力
処理装置20が正常でなければホスト計算機10に対し
て装置異常を通知する(ステップA4)。これに対し
て、要求された入出力処理装置20が正常であれば、M
PX30はホスト計算機10からの要求を受け付けてそ
の入出力処理装置20を起動する(ステップA5)。こ
の装置起動は適当なブロック単位に行われる。このと
き、MPX30は起動した入出力処理装置20の動作完
了時間を監視するために、その入出力処理装置20に、
固有の診断タイマに上記メモリに保持したタイムアウト
時間の設定値をセットして、同診断タイマを起動する
(ステップA6)。
【0007】MPX30は診断タイマを起動した状態
で、入出力処理装置20からの1ブロック処理終了の応
答があれば同応答を受信し(ステップA7)、正常応答
であれば応答元の入出力処理装置20に対して要求すべ
きブロックが残っているか否かを調べる(ステップA
8)。もし、残っているブロックがあれば、再度ステッ
プA5及びA6の装置起動及び診断タイマセットを繰り
返す。これに対して、残っているブロックが無いなら
ば、ホスト計算機10からの装置動作要求が終了したこ
とになるので、MPX30は診断タイマをリセットし
(ステップA9)、ホスト計算機10に対して入出力処
理装置20の動作の正常終了を通知する(ステップA1
0)。一方、入出力処理装置20からの1ブロック処理
終了の応答が異常応答である場合、又は、診断タイマが
タイムオーバとなっても入出力処理装置20からの1ブ
ロック処理終了の応答が無いタイムアウト検出時には
(ステップA11)、MPX30は診断タイマをリセッ
トし(ステップA12)、ホスト計算機10に対して入
出力処理装置20がタイムアウト発生したとして異常を
通知する(ステップA13)。
で、入出力処理装置20からの1ブロック処理終了の応
答があれば同応答を受信し(ステップA7)、正常応答
であれば応答元の入出力処理装置20に対して要求すべ
きブロックが残っているか否かを調べる(ステップA
8)。もし、残っているブロックがあれば、再度ステッ
プA5及びA6の装置起動及び診断タイマセットを繰り
返す。これに対して、残っているブロックが無いなら
ば、ホスト計算機10からの装置動作要求が終了したこ
とになるので、MPX30は診断タイマをリセットし
(ステップA9)、ホスト計算機10に対して入出力処
理装置20の動作の正常終了を通知する(ステップA1
0)。一方、入出力処理装置20からの1ブロック処理
終了の応答が異常応答である場合、又は、診断タイマが
タイムオーバとなっても入出力処理装置20からの1ブ
ロック処理終了の応答が無いタイムアウト検出時には
(ステップA11)、MPX30は診断タイマをリセッ
トし(ステップA12)、ホスト計算機10に対して入
出力処理装置20がタイムアウト発生したとして異常を
通知する(ステップA13)。
【0008】ホスト計算機10は、入出力処理を要求し
た宛先である入出力処理装置20の動作に関する応答を
MPX30から受信すると、同応答が入出力処理装置2
0の正常終了を通知するものであるか否かを調べる(ス
テップB7)。もし、正常終了通知があれば、ホスト計
算機10はアプリケーションソフトウェアに対してその
旨を通知し(ステップB8)、ステップB5以降の処理
に戻る。これに対して、異常通知があれば、ホスト計算
機10はアプリケーションソフトウェアに対してその旨
を通知するとともに、異常が検出された入出力処理装置
20に対する代替処理を実行し(ステップB9及びB1
0)、しかる後にステップB5以降の処理に戻る。
た宛先である入出力処理装置20の動作に関する応答を
MPX30から受信すると、同応答が入出力処理装置2
0の正常終了を通知するものであるか否かを調べる(ス
テップB7)。もし、正常終了通知があれば、ホスト計
算機10はアプリケーションソフトウェアに対してその
旨を通知し(ステップB8)、ステップB5以降の処理
に戻る。これに対して、異常通知があれば、ホスト計算
機10はアプリケーションソフトウェアに対してその旨
を通知するとともに、異常が検出された入出力処理装置
20に対する代替処理を実行し(ステップB9及びB1
0)、しかる後にステップB5以降の処理に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の計算機システム
は以上のように構成されているので、所定のタイムアウ
ト時間の設定値内に入出力処理装置20の動作が完了し
ないタイムアウト検出時にはその入出力処理装置20を
故障であるとみなすタイムアウト処理をホスト計算機1
0上で実行し、ホスト計算機10の負荷を増大させてし
まうという問題点があった。また、タイムアウト時間の
設定値が小さすぎた場合にはタイムアウトが頻発してし
まい、この様な場合タイムアウト時間の設定値を動的に
変更することが必要となるが、その変更が困難であると
いう問題点があった。
は以上のように構成されているので、所定のタイムアウ
ト時間の設定値内に入出力処理装置20の動作が完了し
ないタイムアウト検出時にはその入出力処理装置20を
故障であるとみなすタイムアウト処理をホスト計算機1
0上で実行し、ホスト計算機10の負荷を増大させてし
まうという問題点があった。また、タイムアウト時間の
設定値が小さすぎた場合にはタイムアウトが頻発してし
まい、この様な場合タイムアウト時間の設定値を動的に
変更することが必要となるが、その変更が困難であると
いう問題点があった。
【0010】さらに、入出力処理装置20をホスト計算
機10に接続するためのインタフェース33を構成する
入出力カードに故障等が発生しこれを抜き取ったような
場合、入出力カードにホスト計算機10のユーザプロセ
スがアクセスし、システムダウンにつながる等の問題点
もあった。
機10に接続するためのインタフェース33を構成する
入出力カードに故障等が発生しこれを抜き取ったような
場合、入出力カードにホスト計算機10のユーザプロセ
スがアクセスし、システムダウンにつながる等の問題点
もあった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、タイムアウト処理をホスト計算
機上で実行することなくタイムアウト発生中の入出力処
理装置へのアクセスを禁止し、タイムアウト発生後の入
出力処理装置からの完了通知によりタイムアウト時間を
再設定し、適切なタイムアウト時間を動的に設定でき且
つタイムアウ卜の頻発を防止できる計算機システムを得
ることを目的とする。
ためになされたもので、タイムアウト処理をホスト計算
機上で実行することなくタイムアウト発生中の入出力処
理装置へのアクセスを禁止し、タイムアウト発生後の入
出力処理装置からの完了通知によりタイムアウト時間を
再設定し、適切なタイムアウト時間を動的に設定でき且
つタイムアウ卜の頻発を防止できる計算機システムを得
ることを目的とする。
【0012】また、この発明は、抜き取られた入出力カ
ードへのアクセスを防止し、システムダウン発生を防止
できる計算機システムを得ることを目的とする。
ードへのアクセスを防止し、システムダウン発生を防止
できる計算機システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る計
算機システムは、複数の入出力処理装置のそれぞれに対
して設定したタイムアウト時間とタイムアウトが発生し
たか否かを示すタイムアウト発生情報とを管理するタイ
ムアウト管理手段と、入出力処理が依頼された際に対応
する入出力処理装置にタイムアウトが発生していないな
らば、入出力処理開始時刻と入出力処理の依頼元及び依
頼先に関する入出力処理情報とを格納し管理する入出力
処理管理手段とを具備する入出力サーバを備えたもので
ある。
算機システムは、複数の入出力処理装置のそれぞれに対
して設定したタイムアウト時間とタイムアウトが発生し
たか否かを示すタイムアウト発生情報とを管理するタイ
ムアウト管理手段と、入出力処理が依頼された際に対応
する入出力処理装置にタイムアウトが発生していないな
らば、入出力処理開始時刻と入出力処理の依頼元及び依
頼先に関する入出力処理情報とを格納し管理する入出力
処理管理手段とを具備する入出力サーバを備えたもので
ある。
【0014】請求項2の発明に係る計算機システムは、
入出力サーバが、複数の入出力処理装置のいずれかにお
ける入出力処理のタイムアウトを検出すると入出力処理
情報によりその入出力処理を特定し且つタイムアウト発
生情報をタイムアウトが発生した旨を示すものに設定
し、処理を依頼したホスト計算機のプロセスに異常を通
知する手段を具備するものである。
入出力サーバが、複数の入出力処理装置のいずれかにお
ける入出力処理のタイムアウトを検出すると入出力処理
情報によりその入出力処理を特定し且つタイムアウト発
生情報をタイムアウトが発生した旨を示すものに設定
し、処理を依頼したホスト計算機のプロセスに異常を通
知する手段を具備するものである。
【0015】請求項3の発明に係る計算機システムは、
入出力サーバが、複数の入出力処理装置のいずれかの入
出力処理がタイムアウトした後完了した場合、入出力処
理開始時刻からこの入出力処理装置の処理時間を算出
し、この処理時間をタイムアウト時間として再設定する
手段を具備するものである。
入出力サーバが、複数の入出力処理装置のいずれかの入
出力処理がタイムアウトした後完了した場合、入出力処
理開始時刻からこの入出力処理装置の処理時間を算出
し、この処理時間をタイムアウト時間として再設定する
手段を具備するものである。
【0016】請求項4の発明に係る計算機システムは、
入出力サーバが、複数の入出力処理装置それぞれの入出
力処理に要した処理時間を格納し管理する処理時間管理
手段を備えたものである。
入出力サーバが、複数の入出力処理装置それぞれの入出
力処理に要した処理時間を格納し管理する処理時間管理
手段を備えたものである。
【0017】請求項5の発明に係る計算機システムは、
処理時間管理手段が、システム終了時に複数の入出力装
置のそれぞれについて処理時間の平均値を算出し所定の
場所に記憶する手段を含むものである。
処理時間管理手段が、システム終了時に複数の入出力装
置のそれぞれについて処理時間の平均値を算出し所定の
場所に記憶する手段を含むものである。
【0018】請求項6の発明に係る計算機システムは、
入出力サーバが、記憶した処理時間の平均値を起動時に
タイムアウト時間として設定する手段を具備するもので
ある。
入出力サーバが、記憶した処理時間の平均値を起動時に
タイムアウト時間として設定する手段を具備するもので
ある。
【0019】請求項7の発明に係る計算機システムは、
ホスト計算機が、複数の入出力カードのそれぞれがシス
テムバスに接続されているか否かを示す接続情報と、シ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する入出力カー
ド管理手段を具備するものである。
ホスト計算機が、複数の入出力カードのそれぞれがシス
テムバスに接続されているか否かを示す接続情報と、シ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する入出力カー
ド管理手段を具備するものである。
【0020】請求項8の発明に係る計算機システムは、
複数の入出力カードのそれぞれがシステムバスに接続さ
れているか否かを示す接続情報と、システムバスに接続
されている入出力カードについてその内蔵するメモリの
アドレス空間をマッピングしているプロセスに関するマ
ッピング情報とを管理する入出力カード管理手段を具備
するものである。
複数の入出力カードのそれぞれがシステムバスに接続さ
れているか否かを示す接続情報と、システムバスに接続
されている入出力カードについてその内蔵するメモリの
アドレス空間をマッピングしているプロセスに関するマ
ッピング情報とを管理する入出力カード管理手段を具備
するものである。
【0021】請求項9の発明に係る計算機システムは、
入出力カード管理手段が、複数の入出力カードのいずれ
かの抜き取り要求がなされた場合、接続情報をシステム
バスから切り離された旨を示すものに設定し、入出力カ
ードの挿入要求がなされた場合、接続情報をシステムバ
スに接続された旨を示すものに設定する手段を具備する
ものである。
入出力カード管理手段が、複数の入出力カードのいずれ
かの抜き取り要求がなされた場合、接続情報をシステム
バスから切り離された旨を示すものに設定し、入出力カ
ードの挿入要求がなされた場合、接続情報をシステムバ
スに接続された旨を示すものに設定する手段を具備する
ものである。
【0022】請求項10の発明に係る計算機システム
は、入出力カード管理手段が、複数の入出力カードのう
ちのいずれかの抜き取りが要求された場合、抜き取り要
求のあった入出力カードのメモリのアドレス空間をマッ
ピングしているプロセスが存在するならば、そのプロセ
スをサスペンドする手段を具備するものである。
は、入出力カード管理手段が、複数の入出力カードのう
ちのいずれかの抜き取りが要求された場合、抜き取り要
求のあった入出力カードのメモリのアドレス空間をマッ
ピングしているプロセスが存在するならば、そのプロセ
スをサスペンドする手段を具備するものである。
【0023】
【作用】請求項1の発明における計算機システムは、タ
イムアウト管理手段により、ホスト計算機からの指示に
より入出力処理を実行する複数の入出力処理装置のそれ
ぞれに対して設定した所定のタイムアウト時間を保持
し、さらにタイムアウトが発生したか否かを示すタイム
アウト発生情報を保持する。また、ホスト計算機から入
出力処理が依頼されると、入出力処理管理手段は、タイ
ムアウト管理手段が保持するタイムアウト発生情報を参
照し対応する入出力処理装置にタイムアウトが発生して
いないならば、その入出力処理装置の入出力処理開始時
刻と、入出力処理の依頼元及び依頼先に関する入出力処
理情報とを少なくとも保持する。これにより、入出力サ
ーバは、どの入出力処理装置でタイムアウトが発生して
いるかをホスト計算機に対して知らせることができ、そ
の結果タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するア
クセスを禁止することができる。また、タイムアウト時
間を保持し且つ入出力処理開始の時刻も保持しているの
で、タイムアウト時間を動的に変更することを可能にす
る。従って、入出力ソフトウェアの作成者は従来クロッ
ク周期等から推測していたタイムアウト時間を考慮せず
に高信頼な計算機システムを開発できる。
イムアウト管理手段により、ホスト計算機からの指示に
より入出力処理を実行する複数の入出力処理装置のそれ
ぞれに対して設定した所定のタイムアウト時間を保持
し、さらにタイムアウトが発生したか否かを示すタイム
アウト発生情報を保持する。また、ホスト計算機から入
出力処理が依頼されると、入出力処理管理手段は、タイ
ムアウト管理手段が保持するタイムアウト発生情報を参
照し対応する入出力処理装置にタイムアウトが発生して
いないならば、その入出力処理装置の入出力処理開始時
刻と、入出力処理の依頼元及び依頼先に関する入出力処
理情報とを少なくとも保持する。これにより、入出力サ
ーバは、どの入出力処理装置でタイムアウトが発生して
いるかをホスト計算機に対して知らせることができ、そ
の結果タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するア
クセスを禁止することができる。また、タイムアウト時
間を保持し且つ入出力処理開始の時刻も保持しているの
で、タイムアウト時間を動的に変更することを可能にす
る。従って、入出力ソフトウェアの作成者は従来クロッ
ク周期等から推測していたタイムアウト時間を考慮せず
に高信頼な計算機システムを開発できる。
【0024】請求項2の発明における計算機システム
は、入出力処理のタイムアウトを検出すると、入出力処
理管理手段に管理された入出力処理情報によりその入出
力処理を特定し且つタイムアウト管理手段が保持するタ
イムアウト発生情報をタイムアウト発生した旨を示すも
のに設定し、処理を依頼したホスト計算機のプロセスに
異常発生を通知する。これにより、プロセスに対してタ
イムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセスを
確実に禁止することができる。
は、入出力処理のタイムアウトを検出すると、入出力処
理管理手段に管理された入出力処理情報によりその入出
力処理を特定し且つタイムアウト管理手段が保持するタ
イムアウト発生情報をタイムアウト発生した旨を示すも
のに設定し、処理を依頼したホスト計算機のプロセスに
異常発生を通知する。これにより、プロセスに対してタ
イムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセスを
確実に禁止することができる。
【0025】請求項3の発明における計算機システム
は、複数の入出力処理装置のうちのいずれかの入出力処
理がタイムアウトした後完了した場合、入出力処理管理
手段が保持する入出力処理を依頼した時刻から入出力処
理装置の処理時間を算出し、この処理時間をタイムアウ
ト管理手段が保持するタイムアウト時間として再設定す
る。これにより、タイムアウト時間を動的に且つ自動的
に変更でき、入出力ソフトウェアの作成者等はタイムア
ウト時間を考慮せずに高信頼な計算機システムを開発で
きる。
は、複数の入出力処理装置のうちのいずれかの入出力処
理がタイムアウトした後完了した場合、入出力処理管理
手段が保持する入出力処理を依頼した時刻から入出力処
理装置の処理時間を算出し、この処理時間をタイムアウ
ト管理手段が保持するタイムアウト時間として再設定す
る。これにより、タイムアウト時間を動的に且つ自動的
に変更でき、入出力ソフトウェアの作成者等はタイムア
ウト時間を考慮せずに高信頼な計算機システムを開発で
きる。
【0026】請求項4の発明における計算機システム
は、入出力サーバの処理時間管理手段が、複数の入出力
処理装置それぞれの入出力処理に要した処理時間を格納
し管理する。これにより、入出力サーバは各入出力処理
装置の処理時間を知ることができる。
は、入出力サーバの処理時間管理手段が、複数の入出力
処理装置それぞれの入出力処理に要した処理時間を格納
し管理する。これにより、入出力サーバは各入出力処理
装置の処理時間を知ることができる。
【0027】請求項5の発明における計算機システム
は、処理時間管理手段が、システム終了時に複数の入出
力処理装置のそれぞれについて処理時間の平均値を算出
し所定の場所に記憶する。これにより、入出力サーバは
各入出力処理装置の処理時間の平均値を直接知ることが
できる。
は、処理時間管理手段が、システム終了時に複数の入出
力処理装置のそれぞれについて処理時間の平均値を算出
し所定の場所に記憶する。これにより、入出力サーバは
各入出力処理装置の処理時間の平均値を直接知ることが
できる。
【0028】請求項6の発明における計算機システム
は、入出力サーバが、記憶した処理時間の平均値を起動
時にタイムアウト時間として設定するので、各入出力処
理装置の処理時間にばらつきがある場合であっても、そ
の平均値をタイムアウト時間とするので、より信頼性の
高い計算機システムを提供できる。
は、入出力サーバが、記憶した処理時間の平均値を起動
時にタイムアウト時間として設定するので、各入出力処
理装置の処理時間にばらつきがある場合であっても、そ
の平均値をタイムアウト時間とするので、より信頼性の
高い計算機システムを提供できる。
【0029】請求項7の発明における計算機システム
は、ホスト計算機の入出力カード管理手段が、複数の入
出力処理装置をシステムバスに接続するための複数の入
出力カードのそれぞれがシステムバスに接続されている
か否かを示す接続情報と、複数の入出力カードのうちシ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへのアクセ
スを防止し、システムダウン発生を防止できる。
は、ホスト計算機の入出力カード管理手段が、複数の入
出力処理装置をシステムバスに接続するための複数の入
出力カードのそれぞれがシステムバスに接続されている
か否かを示す接続情報と、複数の入出力カードのうちシ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへのアクセ
スを防止し、システムダウン発生を防止できる。
【0030】請求項8の発明における計算機システム
は、ホスト計算機の入出力カード管理手段が、複数の入
出力処理装置をシステムバスに接続するための複数の入
出力カードのそれぞれがシステムバスに接続されている
か否かを示す接続情報と、複数の入出力カードのうちシ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへのアクセ
スを防止し、システムダウン発生を防止できる。
は、ホスト計算機の入出力カード管理手段が、複数の入
出力処理装置をシステムバスに接続するための複数の入
出力カードのそれぞれがシステムバスに接続されている
か否かを示す接続情報と、複数の入出力カードのうちシ
ステムバスに接続されている入出力カードについてその
内蔵するメモリのアドレス空間をマッピングしているプ
ロセスに関するマッピング情報とを管理する。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへのアクセ
スを防止し、システムダウン発生を防止できる。
【0031】請求項9の発明における計算機システム
は、複数の入出力カードのいずれかの抜き取りが要求さ
れた場合、接続情報をシステムバスから切り離された旨
を示すものに設定し、入出力カードの挿入が要求された
場合、接続情報をシステムバスに接続された旨を示すも
のに設定する。このように、入出力カード抜き取り及び
挿入時の状況に応じて接続情報を書き改めて入出力カー
ドへのアクセスを防止し、システムダウン発生を防止で
きる。
は、複数の入出力カードのいずれかの抜き取りが要求さ
れた場合、接続情報をシステムバスから切り離された旨
を示すものに設定し、入出力カードの挿入が要求された
場合、接続情報をシステムバスに接続された旨を示すも
のに設定する。このように、入出力カード抜き取り及び
挿入時の状況に応じて接続情報を書き改めて入出力カー
ドへのアクセスを防止し、システムダウン発生を防止で
きる。
【0032】請求項10の発明における計算機システム
は、複数の入出力カードのいずれかの抜き取りが要求さ
れた場合、抜き取り要求のあった入出力カードのメモリ
のアドレス空間をマッピングしているプロセスが存在す
るならば、そのプロセスをサスペンドする。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへアクセス
するプロセスを停止させ、システムダウン発生を防止で
きる。
は、複数の入出力カードのいずれかの抜き取りが要求さ
れた場合、抜き取り要求のあった入出力カードのメモリ
のアドレス空間をマッピングしているプロセスが存在す
るならば、そのプロセスをサスペンドする。これによ
り、入出力カード抜き取り時に入出力カードへアクセス
するプロセスを停止させ、システムダウン発生を防止で
きる。
【0033】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による計算機システム
の構成を概略的に示すブロック図であり、図において、
1はホス卜計算機、13〜15はユーザプロセス(プロ
セス)、21〜23は入出力処理装置、3は入出力サー
バ、41〜43は入出力カード、5は入出力カード41
〜43をホスト計算機1及び入出力サーバ3に接続する
システムバス、34は入出力サーバ3が具備しており、
入出力処理の依頼元であるホスト計算機1のプロセスを
識別するためのホスト計算機処理番号と依頼先である入
出力処理装置21〜23の処理を識別するための入出力
サーバ処理番号と入出力処理開始時刻とを格納し管理す
る入出力処理管理表、35は入出力サーバ3が具備して
いる入出力処理装置21〜23の名称とタイムアウト時
間のデフォルト値とタイムアウト時間の最新値とタイム
アウトが発生したか否かを示すタイムアウト発生フラグ
(タイムアウト発生情報)とを格納し管理するタイムア
ウト管理表、36は入出力サーバ3が具備する時計、3
7は入出力サーバ3が具備している入出力処理装置21
〜23の処理時間を格納し管理する処理時間管理表であ
る。
する。図1はこの発明の実施例1による計算機システム
の構成を概略的に示すブロック図であり、図において、
1はホス卜計算機、13〜15はユーザプロセス(プロ
セス)、21〜23は入出力処理装置、3は入出力サー
バ、41〜43は入出力カード、5は入出力カード41
〜43をホスト計算機1及び入出力サーバ3に接続する
システムバス、34は入出力サーバ3が具備しており、
入出力処理の依頼元であるホスト計算機1のプロセスを
識別するためのホスト計算機処理番号と依頼先である入
出力処理装置21〜23の処理を識別するための入出力
サーバ処理番号と入出力処理開始時刻とを格納し管理す
る入出力処理管理表、35は入出力サーバ3が具備して
いる入出力処理装置21〜23の名称とタイムアウト時
間のデフォルト値とタイムアウト時間の最新値とタイム
アウトが発生したか否かを示すタイムアウト発生フラグ
(タイムアウト発生情報)とを格納し管理するタイムア
ウト管理表、36は入出力サーバ3が具備する時計、3
7は入出力サーバ3が具備している入出力処理装置21
〜23の処理時間を格納し管理する処理時間管理表であ
る。
【0034】図2はこの実施例による計算機システムの
処理の流れを示すフローチャートである。また、図3は
入出力処理装置21〜23のタイムアウト時間を管理す
るタイムアウト管理表35の一例を示す表図であり、図
において、301は入出力処理装置名、302はタイム
アウト時間デフォルト値、303はタイムアウト時間の
最新値、304はタイムアウト発生フラグである。図4
はホスト計算機1からの入出力処理要求と入出力サーバ
3での処理との対応をとる入出力処理管理表34の一例
を示す表図であり、図において、401はホスト計算機
処理番号、402は入出力サーバ処理番号、403は処
理開始時刻である。図5は入出力処理の処理回数と入出
力処理に要した合計処理時間とを管理する処理時間管理
表37の一例を示す表図であり、図において、501は
処理回数、502は合計処理時間である。尚、入出力処
理管理手段は入出力処理管理表34により実現され、タ
イムアウト管理手段はタイムアウト管理表35により実
現される。また、処理時間管理手段は処理時間管理表3
7により実現される。
処理の流れを示すフローチャートである。また、図3は
入出力処理装置21〜23のタイムアウト時間を管理す
るタイムアウト管理表35の一例を示す表図であり、図
において、301は入出力処理装置名、302はタイム
アウト時間デフォルト値、303はタイムアウト時間の
最新値、304はタイムアウト発生フラグである。図4
はホスト計算機1からの入出力処理要求と入出力サーバ
3での処理との対応をとる入出力処理管理表34の一例
を示す表図であり、図において、401はホスト計算機
処理番号、402は入出力サーバ処理番号、403は処
理開始時刻である。図5は入出力処理の処理回数と入出
力処理に要した合計処理時間とを管理する処理時間管理
表37の一例を示す表図であり、図において、501は
処理回数、502は合計処理時間である。尚、入出力処
理管理手段は入出力処理管理表34により実現され、タ
イムアウト管理手段はタイムアウト管理表35により実
現される。また、処理時間管理手段は処理時間管理表3
7により実現される。
【0035】次に動作について説明する。まず、図2を
参照しながら入出力サーバ3側の処理について説明す
る。入出力サーバ3が起動されると、ステップST1に
おいて、ROM(図示せず)等から入出力処理装置21
〜23のタイムアウト時間のデフォルト値302を獲得
し、ステップST2において、図3に示すような形式で
入出力処理装置21〜23のタイムアウトを監視するた
めのタイムアウト管理表35を作成し、初期化する。初
期化されたタイムアウト管理表35では、タイムアウト
時間の最新値303はデフォルト値302に等しく、タ
イムアウト発生フラグ304には全ての入出力処理装置
21〜23においてタイムアウト発生は無いことを示す
値、例えばNULLが記録される。次に、図4に示すよ
うな形式で入出力処理装置21〜23のそれぞれに対し
て処理命令を発行したことを管理する入出力処理管理表
34を作成し初期化する。図4に示すように、ホスト計
算機1上のユーザープロセス13〜15のいずれかの処
理に対応しているかを示すホスト計算機処理番号401
と、入出力サーバ3のどの入出力処理に対応しているか
を示す入出力サーバ処理番号402と、処理開始時刻4
03とが入出力処理管理表34に格納される。従って、
初期化された時点では入出力処理管理表34は当然白紙
の状態である。尚、ホスト計算機処理番号401と入出
力サーバ処理番号402とは入出力処理情報を構成す
る。
参照しながら入出力サーバ3側の処理について説明す
る。入出力サーバ3が起動されると、ステップST1に
おいて、ROM(図示せず)等から入出力処理装置21
〜23のタイムアウト時間のデフォルト値302を獲得
し、ステップST2において、図3に示すような形式で
入出力処理装置21〜23のタイムアウトを監視するた
めのタイムアウト管理表35を作成し、初期化する。初
期化されたタイムアウト管理表35では、タイムアウト
時間の最新値303はデフォルト値302に等しく、タ
イムアウト発生フラグ304には全ての入出力処理装置
21〜23においてタイムアウト発生は無いことを示す
値、例えばNULLが記録される。次に、図4に示すよ
うな形式で入出力処理装置21〜23のそれぞれに対し
て処理命令を発行したことを管理する入出力処理管理表
34を作成し初期化する。図4に示すように、ホスト計
算機1上のユーザープロセス13〜15のいずれかの処
理に対応しているかを示すホスト計算機処理番号401
と、入出力サーバ3のどの入出力処理に対応しているか
を示す入出力サーバ処理番号402と、処理開始時刻4
03とが入出力処理管理表34に格納される。従って、
初期化された時点では入出力処理管理表34は当然白紙
の状態である。尚、ホスト計算機処理番号401と入出
力サーバ処理番号402とは入出力処理情報を構成す
る。
【0036】以上のタイムアウト管理表35及び入出力
処理管理表34の作成及び初期化が完了すると、ホスト
計算機1からのライブチェック確認(入出力サーバ3が
正常に起動しているか否かの確認)への応答処理、ホス
ト計算機1からの入出力処理要求に対応した処理、入出
力処理装置21〜23のそれぞれからの入出力処理完了
通知に対応した処理、タイムアウト発生に対応した処
理、及びシステム終了時の処理時間平均処理のいずれか
が、それらの処理に対する要求が発生した順に実行され
る。
処理管理表34の作成及び初期化が完了すると、ホスト
計算機1からのライブチェック確認(入出力サーバ3が
正常に起動しているか否かの確認)への応答処理、ホス
ト計算機1からの入出力処理要求に対応した処理、入出
力処理装置21〜23のそれぞれからの入出力処理完了
通知に対応した処理、タイムアウト発生に対応した処
理、及びシステム終了時の処理時間平均処理のいずれか
が、それらの処理に対する要求が発生した順に実行され
る。
【0037】次に、ステップST4において、ホスト計
算機1のユーザプロセス13〜15のいずれかから例え
ば入出力処理装置21に対する入出力処理要求が入出力
サーバ3に出されると、入出力サーバ3は、ステップS
T5において、タイムアウト管理表35のタイムアウト
発生フラグ304を参照して入出力処理の依頼先である
入出力処理装置21が、現在タイムアウトを起こしてい
るかいないかを判定する。入出力処理の依頼先である入
出力処理装置21がタイムアウトを発生している場合に
は、ステップST6において、ホスト計算機1に異常を
通知して処理を終了し、上記した5つの処理の要求待ち
状態となる。
算機1のユーザプロセス13〜15のいずれかから例え
ば入出力処理装置21に対する入出力処理要求が入出力
サーバ3に出されると、入出力サーバ3は、ステップS
T5において、タイムアウト管理表35のタイムアウト
発生フラグ304を参照して入出力処理の依頼先である
入出力処理装置21が、現在タイムアウトを起こしてい
るかいないかを判定する。入出力処理の依頼先である入
出力処理装置21がタイムアウトを発生している場合に
は、ステップST6において、ホスト計算機1に異常を
通知して処理を終了し、上記した5つの処理の要求待ち
状態となる。
【0038】一方、入出力処理の依頼先である入出力処
理装置21がタイムアウトを発生していない場合は、ス
テップST7において、入出力処理装置21が現在アク
セス中か否かを判定し、アクセス中であれば、ステップ
ST8において、入出力処理装置21は使用中であるこ
とをホスト計算機1に対して通知して処理を終了し、上
記した5つの処理の要求待ち状態となる。これに対し
て、入出力処理装置21が現在アクセス中ではないなら
ば、ステップST9において、ホスト計算機1の処理と
入出力サーバ3の入出力処理との対応がとれるように、
入出力処理管理表34にホスト計算機処理番号401、
入出力サーバ処理番号402及び処理開始時刻403を
登録し、ステップST10において、入出力処理の依頼
先である入出力処理装置21に入出力処理の命令を発行
する。その後、上記した5つの処理の要求待ち状態とな
る。
理装置21がタイムアウトを発生していない場合は、ス
テップST7において、入出力処理装置21が現在アク
セス中か否かを判定し、アクセス中であれば、ステップ
ST8において、入出力処理装置21は使用中であるこ
とをホスト計算機1に対して通知して処理を終了し、上
記した5つの処理の要求待ち状態となる。これに対し
て、入出力処理装置21が現在アクセス中ではないなら
ば、ステップST9において、ホスト計算機1の処理と
入出力サーバ3の入出力処理との対応がとれるように、
入出力処理管理表34にホスト計算機処理番号401、
入出力サーバ処理番号402及び処理開始時刻403を
登録し、ステップST10において、入出力処理の依頼
先である入出力処理装置21に入出力処理の命令を発行
する。その後、上記した5つの処理の要求待ち状態とな
る。
【0039】次に、ステップST11において、入出力
処理装置21から入出力処理が完了したことの通知が入
出力サーバ3に入ると、ステップST12において、入
出力サーバ3は入出力処理管理表34を参照してホスト
計算機1のどの処理かを特定する。そして、ステップS
T13において、入出力サーバ3は時計36から時刻を
獲得して入出力処理装置21が要した入出力処理時間を
計算し、計算した入出力処理時間を処理時間管理表37
の合計処理時間502に加算し処理回数501を1イン
クリメントする。次に、ステップST14において、計
算した入出力処理時間がタイムアウト管理表35に登録
されているタイムアウト時間の最新値303(初期化直
後はデフォルト値)より短いか否かを判定する。計算し
た入出力処理時間がタイムアウト時間最の新値303よ
り短ければ、ステップST15において、ホスト計算機
1に正常終了を通知して、ステップST16において、
入出力処理管理表34からその入出力処理に関する入出
力処理情報(ホスト計算機処理番号401及び入出力サ
ーバ処理番号402)と入出力処理開始時刻403とを
削除する。その後、上記した5つの処理の要求待ち状態
となる。一方、計算した入出力処理時間がタイムアウト
管理表35に登録されているタイムアウト時間の最新値
303よりも長い場合は、ステップST17において、
タイムアウト管理表35にその計算した入出力処理時間
をタイムアウト時間として再設定しそのタイムアウト時
間の最新値303を更新し、さらにタイムアウトが発生
していることを示すタイムアウト発生フラグ304をオ
フにして、ステップST16に進み、入出力処理管理表
34からその入出力処理に関する入出力処理情報(ホス
ト計算機処理番号401及び入出力サーバ処理番号40
2)と入出力処理開始時刻403とを削除する。その
後、上記した5つの処理の要求待ち状態となる。
処理装置21から入出力処理が完了したことの通知が入
出力サーバ3に入ると、ステップST12において、入
出力サーバ3は入出力処理管理表34を参照してホスト
計算機1のどの処理かを特定する。そして、ステップS
T13において、入出力サーバ3は時計36から時刻を
獲得して入出力処理装置21が要した入出力処理時間を
計算し、計算した入出力処理時間を処理時間管理表37
の合計処理時間502に加算し処理回数501を1イン
クリメントする。次に、ステップST14において、計
算した入出力処理時間がタイムアウト管理表35に登録
されているタイムアウト時間の最新値303(初期化直
後はデフォルト値)より短いか否かを判定する。計算し
た入出力処理時間がタイムアウト時間最の新値303よ
り短ければ、ステップST15において、ホスト計算機
1に正常終了を通知して、ステップST16において、
入出力処理管理表34からその入出力処理に関する入出
力処理情報(ホスト計算機処理番号401及び入出力サ
ーバ処理番号402)と入出力処理開始時刻403とを
削除する。その後、上記した5つの処理の要求待ち状態
となる。一方、計算した入出力処理時間がタイムアウト
管理表35に登録されているタイムアウト時間の最新値
303よりも長い場合は、ステップST17において、
タイムアウト管理表35にその計算した入出力処理時間
をタイムアウト時間として再設定しそのタイムアウト時
間の最新値303を更新し、さらにタイムアウトが発生
していることを示すタイムアウト発生フラグ304をオ
フにして、ステップST16に進み、入出力処理管理表
34からその入出力処理に関する入出力処理情報(ホス
ト計算機処理番号401及び入出力サーバ処理番号40
2)と入出力処理開始時刻403とを削除する。その
後、上記した5つの処理の要求待ち状態となる。
【0040】ステップST18において、入出力サーバ
3が時計36によりタイムアウトを検出すると、ステッ
プST19において、入出力処理管理表34を参照して
タイムアウトが発生した入出力処理を特定し、ステップ
ST20において、タイムアウト管理表35に格納され
たタイムアウト発生フラグ304をオンにしてタイムア
ウトが発生した旨を示す情報を登録し、ステップST2
1において、ホスト計算機1に異常発生を通知する。そ
の後、上記した5つの処理の要求待ち状態となる。
3が時計36によりタイムアウトを検出すると、ステッ
プST19において、入出力処理管理表34を参照して
タイムアウトが発生した入出力処理を特定し、ステップ
ST20において、タイムアウト管理表35に格納され
たタイムアウト発生フラグ304をオンにしてタイムア
ウトが発生した旨を示す情報を登録し、ステップST2
1において、ホスト計算機1に異常発生を通知する。そ
の後、上記した5つの処理の要求待ち状態となる。
【0041】ステップST22において、入出力サーバ
3がホスト計算機1からシステム停止命令を受け取る
と、ステップST23において、処理時間管理表37に
格納した処理回数501と合計処理時間502とから入
出力処理装置21〜23のそれぞれについて処理時間の
平均値を求める。次に、ステップST24において、平
均値を入出力サーバ3の所定の場所に記憶し、ステップ
ST25において、全ての処理を終了する。好ましく
は、入出力サーバ3の所定の場所に格納された入出力処
理装置21〜23のそれぞれの処理時間の平均値は、次
回の入出力サーバ3の起動時に、タイムアウト管理表3
5のタイムアウト時間のデフォルト値302として設定
される。このようにすることにより、処理時間にばらつ
きがあるような場合、最も頻度が高い処理時間を起動時
のタイムアウト時間として設定することが可能となる。
3がホスト計算機1からシステム停止命令を受け取る
と、ステップST23において、処理時間管理表37に
格納した処理回数501と合計処理時間502とから入
出力処理装置21〜23のそれぞれについて処理時間の
平均値を求める。次に、ステップST24において、平
均値を入出力サーバ3の所定の場所に記憶し、ステップ
ST25において、全ての処理を終了する。好ましく
は、入出力サーバ3の所定の場所に格納された入出力処
理装置21〜23のそれぞれの処理時間の平均値は、次
回の入出力サーバ3の起動時に、タイムアウト管理表3
5のタイムアウト時間のデフォルト値302として設定
される。このようにすることにより、処理時間にばらつ
きがあるような場合、最も頻度が高い処理時間を起動時
のタイムアウト時間として設定することが可能となる。
【0042】また、ステップST26において、ホスト
計算機1からのライブチェック確認(入出力サーバ3が
正常に起動しているか否かの確認)の指示を受けると、
入出力サーバ3は応答処理を実行する。その後、上記し
た5つの処理の要求待ち状態となる。
計算機1からのライブチェック確認(入出力サーバ3が
正常に起動しているか否かの確認)の指示を受けると、
入出力サーバ3は応答処理を実行する。その後、上記し
た5つの処理の要求待ち状態となる。
【0043】図3に示すタイムアウト管理表35の一例
では、フレームメモリAでは、立ち上げ時のタイムアウ
ト時間のデフォルト値302で50msecであるが、
タイムアウト時間の最新値303は70msecであ
り、現在は70msecのタイムアウト時間に再設定さ
れていることを示しており、タイムアウト発生フラグ3
04はオフで現在はタイムアウトは発生していないこと
を表わしている。また、フレームメモリBでは、立ち上
げ時のタイムアウト時間のデフォルト値302で50m
secであり、タイムアウト時間の最新値303も50
msecであるが、タイムアウト発生フラグ304はオ
ンで現在タイムアウトが発生していることを表わしてい
る。今、新たにホスト計算機1からフレームメモリAに
入出力処理依頼が出た場合、フレームメモリAのタイム
アウト発生フラグ304はオフであるので既に使用中で
なければアクセス可能であるが、フレームメモリBのタ
イムアウト発生フラグ304はオンであるので、入出力
処理装置異常のエラーをホスト計算機1に対して出力し
ホスト計算機1からの入出力処理要求を受け入れること
はできない。
では、フレームメモリAでは、立ち上げ時のタイムアウ
ト時間のデフォルト値302で50msecであるが、
タイムアウト時間の最新値303は70msecであ
り、現在は70msecのタイムアウト時間に再設定さ
れていることを示しており、タイムアウト発生フラグ3
04はオフで現在はタイムアウトは発生していないこと
を表わしている。また、フレームメモリBでは、立ち上
げ時のタイムアウト時間のデフォルト値302で50m
secであり、タイムアウト時間の最新値303も50
msecであるが、タイムアウト発生フラグ304はオ
ンで現在タイムアウトが発生していることを表わしてい
る。今、新たにホスト計算機1からフレームメモリAに
入出力処理依頼が出た場合、フレームメモリAのタイム
アウト発生フラグ304はオフであるので既に使用中で
なければアクセス可能であるが、フレームメモリBのタ
イムアウト発生フラグ304はオンであるので、入出力
処理装置異常のエラーをホスト計算機1に対して出力し
ホスト計算機1からの入出力処理要求を受け入れること
はできない。
【0044】既に述べたように、入出力サーバ3がホス
ト計算機1からの入出力処理要求を受け付けると、入出
力処理情報(ホスト計算機処理番号401及び入出力サ
ーバ処理番号402)と入出力処理開始時刻403とを
入出力処理管理表34に登録する。図4に示す入出力処
理管理表34の一例では、ホスト計算機処理番号401
が5であり、これに対応した入出力サーバ処理番号40
2が20であり、これに対応する入出力処理を時刻1
0:01:55:123に開始したことを示している。
例えば入出力処理装置21からの処理完了通知を受け取
ると、時計36の現在の時刻と入出力処理管理表34の
処理開始時刻403とから処理時間を計算し、処理時間
管理表37に登録する。図5に示す処理時間管理表37
では、例えば入出力処理装置21に対する処理回数50
1は500回で、合計処理時間502は50:235で
あることを示している。また、入出力処理装置22に対
する処理回数501は1回で、合計処理時間502は
0:122であることを示している。システム停止命令
がくると、入出力サーバ3は処理時間管理表37から処
理回数501及び合計処理時間502を読み取り、入出
力処理装置21〜23のそれぞれについて処理時間の平
均値を計算し、入出力サーバ3の所定の場所に記憶す
る。処理時間の平均値は入出力サーバ3の起動時に読み
出され、タイムアウト時間のデフォルト値302として
設定される。
ト計算機1からの入出力処理要求を受け付けると、入出
力処理情報(ホスト計算機処理番号401及び入出力サ
ーバ処理番号402)と入出力処理開始時刻403とを
入出力処理管理表34に登録する。図4に示す入出力処
理管理表34の一例では、ホスト計算機処理番号401
が5であり、これに対応した入出力サーバ処理番号40
2が20であり、これに対応する入出力処理を時刻1
0:01:55:123に開始したことを示している。
例えば入出力処理装置21からの処理完了通知を受け取
ると、時計36の現在の時刻と入出力処理管理表34の
処理開始時刻403とから処理時間を計算し、処理時間
管理表37に登録する。図5に示す処理時間管理表37
では、例えば入出力処理装置21に対する処理回数50
1は500回で、合計処理時間502は50:235で
あることを示している。また、入出力処理装置22に対
する処理回数501は1回で、合計処理時間502は
0:122であることを示している。システム停止命令
がくると、入出力サーバ3は処理時間管理表37から処
理回数501及び合計処理時間502を読み取り、入出
力処理装置21〜23のそれぞれについて処理時間の平
均値を計算し、入出力サーバ3の所定の場所に記憶す
る。処理時間の平均値は入出力サーバ3の起動時に読み
出され、タイムアウト時間のデフォルト値302として
設定される。
【0045】以上のように、この実施例によればタイム
アウト管理表35を参照することによりタイムアウト発
生中の入出力処理装置に対するアクセスを禁止すること
ができる。また、例えば図3に示すフレームメモリBに
対する入出力処理要求のようにタイムアウトが発生して
いる入出力処理においては、その入出力処理が完了する
と入出力処理管理表34から入出力処理に要した時間を
計算し、タイムアウト時間を設定し直しタイムアウト発
生フラグをオフとすることができる。これにより、タイ
ムアウト時間を再設定し、適切なタイムアウト時間を動
的に且つ自動的に設定できタイムアウ卜の頻発を防止で
きる。また、システム終了時に入出力処理装置21〜2
3のそれぞれについて処理時間の平均値を計算して、こ
れらの平均値を入出力サーバ3の所定の場所に記憶す
る。この結果、入出力ソフトウェアを作成するプログラ
マ等は、タイムアウト時間を考慮せずに高信頼な計算機
システムを短期間に開発できる。
アウト管理表35を参照することによりタイムアウト発
生中の入出力処理装置に対するアクセスを禁止すること
ができる。また、例えば図3に示すフレームメモリBに
対する入出力処理要求のようにタイムアウトが発生して
いる入出力処理においては、その入出力処理が完了する
と入出力処理管理表34から入出力処理に要した時間を
計算し、タイムアウト時間を設定し直しタイムアウト発
生フラグをオフとすることができる。これにより、タイ
ムアウト時間を再設定し、適切なタイムアウト時間を動
的に且つ自動的に設定できタイムアウ卜の頻発を防止で
きる。また、システム終了時に入出力処理装置21〜2
3のそれぞれについて処理時間の平均値を計算して、こ
れらの平均値を入出力サーバ3の所定の場所に記憶す
る。この結果、入出力ソフトウェアを作成するプログラ
マ等は、タイムアウト時間を考慮せずに高信頼な計算機
システムを短期間に開発できる。
【0046】実施例2.図6はこの発明の他の実施例に
よる計算機システムの構成を概略的に示すブロック図で
あり、図において、図1に示す参照符号と同一の符号は
同一又は相当する構成要素を示すので説明は省略する。
11はホスト計算機1に搭載された入出力カード管理ソ
フトウェア、12は入出力カード管理ソフトウェア11
が具備する入出力カード管理表である。また、図7はこ
の実施例による計算機システムのホスト計算機の処理の
流れを示すフローチャートであり、図8は入出力カード
41〜43の挿抜に関する接続情報とユーザプロセスの
入出力カード41〜43へのマッピング情報とを管理す
る入出力カード管理表12の一例を示す表図であり、図
において、801はカード番号、802はホスト計算機
1から見たメモリ(各入出力カードに内蔵されている)
の論理アドレス、803はメモリサイズ、804は入出
力カード41〜43のそれぞれがシステムバス5に接続
されているか否かを示すON/OFF情報、805はプ
ロセスIDへのポインタである。尚、入出力カード管理
手段は入出力カード管理ソフトウェア11により実現さ
れる。
よる計算機システムの構成を概略的に示すブロック図で
あり、図において、図1に示す参照符号と同一の符号は
同一又は相当する構成要素を示すので説明は省略する。
11はホスト計算機1に搭載された入出力カード管理ソ
フトウェア、12は入出力カード管理ソフトウェア11
が具備する入出力カード管理表である。また、図7はこ
の実施例による計算機システムのホスト計算機の処理の
流れを示すフローチャートであり、図8は入出力カード
41〜43の挿抜に関する接続情報とユーザプロセスの
入出力カード41〜43へのマッピング情報とを管理す
る入出力カード管理表12の一例を示す表図であり、図
において、801はカード番号、802はホスト計算機
1から見たメモリ(各入出力カードに内蔵されている)
の論理アドレス、803はメモリサイズ、804は入出
力カード41〜43のそれぞれがシステムバス5に接続
されているか否かを示すON/OFF情報、805はプ
ロセスIDへのポインタである。尚、入出力カード管理
手段は入出力カード管理ソフトウェア11により実現さ
れる。
【0047】次に動作について説明する。図7に示すよ
うに、まず、ステップST31において、計算機システ
ムの立ち上がり時にホスト計算機1上の入出力管理ソフ
トウェア11はシステムバス5に接続された入出力カー
ド41〜43の挿抜状況をチェックし、図8に示すよう
な入出力カード管理表12を作成し初期化する。入出力
カード管理表12には、入出力カード41〜43のそれ
ぞれに対応するカード番号801、入出力カード41〜
43のそれぞれに対するホスト計算機1から見たメモリ
の論理アドレス802、そのメモリサイズ803(単位
はバイト)、対応する入出力カードの挿抜に関するON
/OFF情報804(ONならば入出力カードが挿入さ
れておりシステムバス5に接続されていることを示して
いる)、及び対応する入出力カードのメモリがどのユー
ザプロセスからマッピングされているかを示しているプ
ロセスIDへのポインタ805が格納される。
うに、まず、ステップST31において、計算機システ
ムの立ち上がり時にホスト計算機1上の入出力管理ソフ
トウェア11はシステムバス5に接続された入出力カー
ド41〜43の挿抜状況をチェックし、図8に示すよう
な入出力カード管理表12を作成し初期化する。入出力
カード管理表12には、入出力カード41〜43のそれ
ぞれに対応するカード番号801、入出力カード41〜
43のそれぞれに対するホスト計算機1から見たメモリ
の論理アドレス802、そのメモリサイズ803(単位
はバイト)、対応する入出力カードの挿抜に関するON
/OFF情報804(ONならば入出力カードが挿入さ
れておりシステムバス5に接続されていることを示して
いる)、及び対応する入出力カードのメモリがどのユー
ザプロセスからマッピングされているかを示しているプ
ロセスIDへのポインタ805が格納される。
【0048】以上の入出力カード管理表12の作成及び
初期化が完了すると、ユーザプロセス13〜15のいず
れかからのマップ要求に対応した処理、入出力カード4
1〜43のいずれかの抜き取り要求に対応した処理、及
び入出力カード41〜43のいずれかの挿入要求に対応
した処理のいずれかが、それらの処理に対する要求が発
生した順に実行される。
初期化が完了すると、ユーザプロセス13〜15のいず
れかからのマップ要求に対応した処理、入出力カード4
1〜43のいずれかの抜き取り要求に対応した処理、及
び入出力カード41〜43のいずれかの挿入要求に対応
した処理のいずれかが、それらの処理に対する要求が発
生した順に実行される。
【0049】次に、ステップST32において、例えば
ホスト計算機1のユーザプロセス13から入出力カード
管理ソフトウェア11に対して入出力カード41へのマ
ップ要求が出たならば、入出力カード管理ソフトウェア
11は、ステップST33において、入出力カード管理
表12のON/OFF情報804を参照してマップ要求
された入出力カード41のメモリのアドレス空間がON
であるか否か、即ち入出力カード41がシステムバス5
を介してホスト計算機1に接続しているか否かを判定す
る。もし、入出力カード41のメモリのアドレス空間が
OFFであれば、ステップST34において、ユーザプ
ロセス13に接続が不可能であったとして異常を通知し
てリターンする。一方、入出力カード41のメモリのア
ドレス空間がONであれば、ステップST35におい
て、入出力カード管理表12にユーザプロセス13のユ
ーザプロセスIDを登録し、ステップST36におい
て、ユーザプロセス13に正常にリターンする。
ホスト計算機1のユーザプロセス13から入出力カード
管理ソフトウェア11に対して入出力カード41へのマ
ップ要求が出たならば、入出力カード管理ソフトウェア
11は、ステップST33において、入出力カード管理
表12のON/OFF情報804を参照してマップ要求
された入出力カード41のメモリのアドレス空間がON
であるか否か、即ち入出力カード41がシステムバス5
を介してホスト計算機1に接続しているか否かを判定す
る。もし、入出力カード41のメモリのアドレス空間が
OFFであれば、ステップST34において、ユーザプ
ロセス13に接続が不可能であったとして異常を通知し
てリターンする。一方、入出力カード41のメモリのア
ドレス空間がONであれば、ステップST35におい
て、入出力カード管理表12にユーザプロセス13のユ
ーザプロセスIDを登録し、ステップST36におい
て、ユーザプロセス13に正常にリターンする。
【0050】次に、ステップST37において、ホスト
計算機1のユーザプロセス13から入出力カード管理ソ
フトウェア11に対して、入出力カード41へのアンマ
ップ要求が出されたならば、入出力カード管理ソフトウ
ェア11は、ステップST38において、入出力カード
管理表12のユーザプロセス13のユーザプロセスID
の登録を抹消し、ステップST39において、ユーザプ
ロセス13に正常にリターンする。
計算機1のユーザプロセス13から入出力カード管理ソ
フトウェア11に対して、入出力カード41へのアンマ
ップ要求が出されたならば、入出力カード管理ソフトウ
ェア11は、ステップST38において、入出力カード
管理表12のユーザプロセス13のユーザプロセスID
の登録を抹消し、ステップST39において、ユーザプ
ロセス13に正常にリターンする。
【0051】システム管理者が故障した入出力カードを
システムバス5から切り離し入出力カードを引き抜くよ
うな場合、ステップST40において、システム管理者
から入出力カード管理ソフトウェア11に対して入出力
カードを抜き取る要求がなされると、ステップST41
において、入出力カード管理ソフトウェア11が入出力
カード管理表12の指定された入出力カードのカード番
号801に対応するON/OFF情報804をOFFに
設定する。そして、ステップST42において、入出力
カード管理ソフトウェア11は、該当するメモリのアド
レス空間をマッピングしているユーザプロセスをサスペ
ンドする。
システムバス5から切り離し入出力カードを引き抜くよ
うな場合、ステップST40において、システム管理者
から入出力カード管理ソフトウェア11に対して入出力
カードを抜き取る要求がなされると、ステップST41
において、入出力カード管理ソフトウェア11が入出力
カード管理表12の指定された入出力カードのカード番
号801に対応するON/OFF情報804をOFFに
設定する。そして、ステップST42において、入出力
カード管理ソフトウェア11は、該当するメモリのアド
レス空間をマッピングしているユーザプロセスをサスペ
ンドする。
【0052】また、システム管理者が新たな入出力カー
ドをシステムバス5に接続すべくその入出力カードを挿
入するような場合、ステップST43において、システ
ム管理者から入出力カード管理ソフトウェア11に対し
て入出力カードの挿入要求がなされると、ステップST
44において、入出力カード管理ソフトウェア11が入
出力カード管理表12の指定された入出力カードのカー
ド番号801に対応するON/OFF情報804をON
にする。
ドをシステムバス5に接続すべくその入出力カードを挿
入するような場合、ステップST43において、システ
ム管理者から入出力カード管理ソフトウェア11に対し
て入出力カードの挿入要求がなされると、ステップST
44において、入出力カード管理ソフトウェア11が入
出力カード管理表12の指定された入出力カードのカー
ド番号801に対応するON/OFF情報804をON
にする。
【0053】図7に示す入出力カード管理表12では、
カード番号801が1に対応する入出力カードのメモリ
のホスト計算機1から見た論理アドレス802が0xf
0300000であり、そのメモリサイズ803が0x
10000であり、システムバス5に接続されており、
2つのユーザプロセス(ユーザプロセスID:0x10
0、0x105)からマッピングされていることを示し
ている。このとき、この入出力カードの抜き取り要求が
なされると、2つのユーザプロセス(ユーザプロセスI
D:0x100、0x105)がサスペンドされる。ま
た、カード番号801が3の入出力カードはON/OF
F情報804はOFFであり、システムバス5に接続さ
れていないことを示している。このとき、上記したよう
に、カード番号801が3の入出力カードヘのユーザプ
ロセスのマップ要求は異常終了する。
カード番号801が1に対応する入出力カードのメモリ
のホスト計算機1から見た論理アドレス802が0xf
0300000であり、そのメモリサイズ803が0x
10000であり、システムバス5に接続されており、
2つのユーザプロセス(ユーザプロセスID:0x10
0、0x105)からマッピングされていることを示し
ている。このとき、この入出力カードの抜き取り要求が
なされると、2つのユーザプロセス(ユーザプロセスI
D:0x100、0x105)がサスペンドされる。ま
た、カード番号801が3の入出力カードはON/OF
F情報804はOFFであり、システムバス5に接続さ
れていないことを示している。このとき、上記したよう
に、カード番号801が3の入出力カードヘのユーザプ
ロセスのマップ要求は異常終了する。
【0054】以上述べたように、この実施例によれば、
抜き取り時に入出力カードヘのアクセスを防止できるの
で、入出力カード41〜43のいずれかが故障した時そ
の入出力カードを抜き取る場合、システムダウンを発生
させることがなく計算機システムを連続運転できる。
抜き取り時に入出力カードヘのアクセスを防止できるの
で、入出力カード41〜43のいずれかが故障した時そ
の入出力カードを抜き取る場合、システムダウンを発生
させることがなく計算機システムを連続運転できる。
【0055】尚、この実施例による計算機システムは、
上記実施例1に示した構成と同様に、入出力処理管理表
34、タイムアウト管理表35、時計36及び処理時間
管理表37を具備している入出力サーバ3を備えていて
もよい。このような場合、上記実施例1で示した図2の
フローチャートに従って、入出力サーバ3はホスト計算
機1からのライブチェック確認への応答処理、ホスト計
算機1からの入出力処理要求に対応した処理、入出力処
理装置21〜23のそれぞれからの入出力処理完了通知
に対応した処理、タイムアウト発生に対応した処理及び
システム終了時の処理時間平均処理のいずれかを、それ
らの処理に対する要求が発生した順に実行する。従っ
て、このような場合、上記実施例1が奏する効果も提供
できる。
上記実施例1に示した構成と同様に、入出力処理管理表
34、タイムアウト管理表35、時計36及び処理時間
管理表37を具備している入出力サーバ3を備えていて
もよい。このような場合、上記実施例1で示した図2の
フローチャートに従って、入出力サーバ3はホスト計算
機1からのライブチェック確認への応答処理、ホスト計
算機1からの入出力処理要求に対応した処理、入出力処
理装置21〜23のそれぞれからの入出力処理完了通知
に対応した処理、タイムアウト発生に対応した処理及び
システム終了時の処理時間平均処理のいずれかを、それ
らの処理に対する要求が発生した順に実行する。従っ
て、このような場合、上記実施例1が奏する効果も提供
できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、複数の入出力処理装置のそれぞれに対して所定のタ
イムアウト時間とタイムアウトが発生したか否かを示す
タイムアウト発生情報とを管理するタイムアウト管理手
段と、入出力処理が依頼された際に対応する入出力処理
装置にタイムアウトが発生していないならば、入出力処
理開始時刻と入出力処理の依頼元及び依頼先に関する入
出力処理情報とを格納し管理する入出力処理管理手段と
を具備する入出力サーバを備えるように構成したので、
タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセス
を禁止することができ且つタイムアウト時間も動的に変
更することを可能にするので、入出力ソフトウェアの作
成者はタイムアウト時間を考慮せずに高信頼な計算機シ
ステムを短期間に開発できる効果がある。
ば、複数の入出力処理装置のそれぞれに対して所定のタ
イムアウト時間とタイムアウトが発生したか否かを示す
タイムアウト発生情報とを管理するタイムアウト管理手
段と、入出力処理が依頼された際に対応する入出力処理
装置にタイムアウトが発生していないならば、入出力処
理開始時刻と入出力処理の依頼元及び依頼先に関する入
出力処理情報とを格納し管理する入出力処理管理手段と
を具備する入出力サーバを備えるように構成したので、
タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセス
を禁止することができ且つタイムアウト時間も動的に変
更することを可能にするので、入出力ソフトウェアの作
成者はタイムアウト時間を考慮せずに高信頼な計算機シ
ステムを短期間に開発できる効果がある。
【0057】請求項2の発明によれば、入出力サーバ
が、入出力処理のタイムアウトを検出すると入出力処理
情報により入出力処理を特定し且つタイムアウト発生情
報をタイムアウトが発生した旨を示すものに設定し、処
理を依頼したホスト計算機のプロセスに異常を通知する
手段を具備するように構成したので、プロセスに対して
タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセス
を禁止できる効果がある。
が、入出力処理のタイムアウトを検出すると入出力処理
情報により入出力処理を特定し且つタイムアウト発生情
報をタイムアウトが発生した旨を示すものに設定し、処
理を依頼したホスト計算機のプロセスに異常を通知する
手段を具備するように構成したので、プロセスに対して
タイムアウト発生中の入出力処理装置に対するアクセス
を禁止できる効果がある。
【0058】請求項3の発明によれば、入出力サーバ
が、いずれかの入出力処理装置の入出力処理がタイムア
ウトした後完了した場合、入出力処理を依頼した時刻か
らこの入出力処理装置の処理時間を算出し、この処理時
間をタイムアウト時間として再設定する手段を具備する
ように構成したので、タイムアウト時間を動的に変更で
き、入出力ソフトウェアの作成者はタイムアウト時間を
考慮せずに高信頼な計算機システムを短期間に開発でき
る効果がある。
が、いずれかの入出力処理装置の入出力処理がタイムア
ウトした後完了した場合、入出力処理を依頼した時刻か
らこの入出力処理装置の処理時間を算出し、この処理時
間をタイムアウト時間として再設定する手段を具備する
ように構成したので、タイムアウト時間を動的に変更で
き、入出力ソフトウェアの作成者はタイムアウト時間を
考慮せずに高信頼な計算機システムを短期間に開発でき
る効果がある。
【0059】請求項4の発明によれば、入出力サーバ
が、複数の入出力処理装置のそれぞれが入出力処理に要
した処理時間を格納し管理する処理時間管理手段を備え
るように構成したので、処理時間を考慮してタイムアウ
ト時間を変更することを可能にする効果がある。
が、複数の入出力処理装置のそれぞれが入出力処理に要
した処理時間を格納し管理する処理時間管理手段を備え
るように構成したので、処理時間を考慮してタイムアウ
ト時間を変更することを可能にする効果がある。
【0060】請求項5の発明によれば、処理時間管理手
段が、システム終了時に複数の入出力処理装置のそれぞ
れについて処理時間の平均値を算出し所定の場所に記憶
するように構成したので、平均処理時間を考慮してタイ
ムアウト時間を変更することを可能にする効果がある。
段が、システム終了時に複数の入出力処理装置のそれぞ
れについて処理時間の平均値を算出し所定の場所に記憶
するように構成したので、平均処理時間を考慮してタイ
ムアウト時間を変更することを可能にする効果がある。
【0061】請求項6の発明によれば、入出力サーバ
が、記憶した処理時間の平均値を起動時にタイムアウト
時間として設定するように構成したので、タイムアウト
時間を最も頻度の高い処理時間の値に変更できる効果が
ある。
が、記憶した処理時間の平均値を起動時にタイムアウト
時間として設定するように構成したので、タイムアウト
時間を最も頻度の高い処理時間の値に変更できる効果が
ある。
【0062】請求項7の発明によれば、ホスト計算機
が、複数の入出力カードのそれぞれがシステムバスに接
続されているか否かを示す接続情報と、システムバスに
接続されている入出力カードについてその内蔵するメモ
リのアドレス空間をマッピングしているプロセスに関す
るマッピング情報とを管理する入出力カード管理手段を
具備するように構成したので、入出力カード抜き取り時
に入出力カードへのアクセスを防止し、システムダウン
発生を防止できる効果がある。
が、複数の入出力カードのそれぞれがシステムバスに接
続されているか否かを示す接続情報と、システムバスに
接続されている入出力カードについてその内蔵するメモ
リのアドレス空間をマッピングしているプロセスに関す
るマッピング情報とを管理する入出力カード管理手段を
具備するように構成したので、入出力カード抜き取り時
に入出力カードへのアクセスを防止し、システムダウン
発生を防止できる効果がある。
【0063】請求項8の発明によれば、複数の入出力カ
ードのそれぞれがシステムバスに接続されているか否か
を示す接続情報と、システムバスに接続されている入出
力カードについてその内蔵するメモリのアドレス空間を
マッピングしているプロセスに関するマッピング情報と
を管理する入出力カード管理手段を具備するように構成
したので、入出力カード抜き取り時に入出力カードへの
アクセスを防止し、システムダウンを発生させることな
く連続運転できる効果がある。
ードのそれぞれがシステムバスに接続されているか否か
を示す接続情報と、システムバスに接続されている入出
力カードについてその内蔵するメモリのアドレス空間を
マッピングしているプロセスに関するマッピング情報と
を管理する入出力カード管理手段を具備するように構成
したので、入出力カード抜き取り時に入出力カードへの
アクセスを防止し、システムダウンを発生させることな
く連続運転できる効果がある。
【0064】請求項9の発明によれば、入出力カード管
理手段が、いずれかの入出力カードの抜き取り要求がな
された場合、接続情報をシステムバスから切り離された
旨を示すものに設定し、入出力カードの挿入要求がなさ
れた場合、接続情報をシステムバスに接続された旨を示
すものに設定する手段を具備するように構成したので、
入出力カード抜き取り及び挿入時に状況に応じて接続情
報を書き改めて入出力カードへのアクセスを防止し、シ
ステムダウンを発生させることなく連続運転できる効果
がある。
理手段が、いずれかの入出力カードの抜き取り要求がな
された場合、接続情報をシステムバスから切り離された
旨を示すものに設定し、入出力カードの挿入要求がなさ
れた場合、接続情報をシステムバスに接続された旨を示
すものに設定する手段を具備するように構成したので、
入出力カード抜き取り及び挿入時に状況に応じて接続情
報を書き改めて入出力カードへのアクセスを防止し、シ
ステムダウンを発生させることなく連続運転できる効果
がある。
【0065】請求項10の発明によれば、入出力カード
管理手段が、複数の入出力カードのいずれかの抜き取り
が要求された場合、抜き取り要求のあった入出力カード
のメモリのアドレス空間をマッピングしているプロセス
が存在するならば、そのプロセスをサスペンドする手段
を具備するように構成したので、入出力カード抜き取り
時に入出力カードへアクセスするプロセスを停止させシ
ステムダウンを発生させることなく連続運転できる効果
がある。
管理手段が、複数の入出力カードのいずれかの抜き取り
が要求された場合、抜き取り要求のあった入出力カード
のメモリのアドレス空間をマッピングしているプロセス
が存在するならば、そのプロセスをサスペンドする手段
を具備するように構成したので、入出力カード抜き取り
時に入出力カードへアクセスするプロセスを停止させシ
ステムダウンを発生させることなく連続運転できる効果
がある。
【図1】 この発明の実施例1による計算機システムの
構成を概略的に示すブロック図である。
構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】 図1に示した計算機システムの入出力サーバ
の処理の流れを示すフローチャートである。
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 図1に示した計算機システムの入出力サーバ
が具備するタイムアウ卜管理表の一例を示す表図であ
る。
が具備するタイムアウ卜管理表の一例を示す表図であ
る。
【図4】 図1に示した計算機システムの入出力サーバ
が具備する入出力処理管理表の一例を示す表図である。
が具備する入出力処理管理表の一例を示す表図である。
【図5】 図1に示した計算機システムの入出力サーバ
が具備する処理時間管理表の一例を示す表図である。
が具備する処理時間管理表の一例を示す表図である。
【図6】 この発明の他の実施例による計算機システム
の構成を概略的に示すブロック図である。
の構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】 図6に示した計算機システムのホスト計算機
の処理の流れを示すフローチャートである。
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 図6に示した計算機システムのホスト計算機
が具備する入出力カード管理表の一例を示す表図であ
る。
が具備する入出力カード管理表の一例を示す表図であ
る。
【図9】 従来の計算機システムの構成を概略的に示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】 図9に示す従来の計算機システムのMPX
のFW処理の流れを示すフローチャートである。
のFW処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】 図9に示す従来の計算機システムのOS処
理の流れを示すフローチャートである。
理の流れを示すフローチャートである。
1 ホスト計算機、3 入出力サーバ、5 システムバ
ス、11 入出力カード管理ソフトウェア(入出力カー
ド管理手段)、13〜15 ユーザプロセス(プロセ
ス)、21〜23 入出力処理装置、34 入出力処理
管理表(入出力処理管理手段)、35 タイムアウト管
理表(タイムアウト管理手段)、37 処理時間管理表
(処理時間管理手段)、41〜43 入出力カード。
ス、11 入出力カード管理ソフトウェア(入出力カー
ド管理手段)、13〜15 ユーザプロセス(プロセ
ス)、21〜23 入出力処理装置、34 入出力処理
管理表(入出力処理管理手段)、35 タイムアウト管
理表(タイムアウト管理手段)、37 処理時間管理表
(処理時間管理手段)、41〜43 入出力カード。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の入出力処理装置のそれぞれに対し
て設定したタイムアウト時間とタイムアウトが発生した
か否かを示すタイムアウト発生情報とを管理するタイム
アウト管理手段と、ホスト計算機から前記複数の入出力
処理装置のいずれかに対して入出力処理要求がなされた
際に、前記タイムアウト発生情報を参照し前記入出力処
理装置にタイムアウトが発生していないならば、前記入
出力処理装置の入出力処理開始時刻と入出力処理の依頼
元及び依頼先に関する入出力処理情報とを格納し管理す
る入出力処理管理手段とを具備する入出力サーバを備え
た計算機システム。 - 【請求項2】 前記入出力サーバは、前記複数の入出力
処理装置のいずれかにおける入出力処理がタイムアウト
したことを検出すると前記入出力処理情報を参照し前記
入出力処理を特定し且つ対応する前記タイムアウト発生
情報をタイムアウトが発生した旨を示すものに設定し、
処理を依頼した前記ホスト計算機のプロセスに対してタ
イムアウト発生を通知する手段を具備することを特徴と
する請求項1に記載の計算機システム。 - 【請求項3】 前記入出力サーバは、前記複数の入出力
処理装置のいずれかにおける入出力処理がタイムアウト
した後、完了した場合、前記入出力処理装置について前
記入出力処理開始時刻から前記入出力処理装置の処理時
間を算出し、該処理時間を前記タイムアウト時間として
再設定する手段を具備することを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の計算機システム。 - 【請求項4】 前記入出力サーバは、前記複数の入出力
処理装置のそれぞれに対する前記処理時間を格納し管理
する処理時間管理手段を備えたことを特徴とする請求項
3に記載の計算機システム。 - 【請求項5】 前記処理時間管理手段は、システム終了
時に前記複数の入出力処理装置のそれぞれについて前記
処理時間の平均値を算出し前記入出力サーバの所定の場
所に記憶する手段を含むことを特徴とする請求項4に記
載の計算機システム。 - 【請求項6】 前記入出力サーバは、記憶した前記処理
時間の前記平均値を起動時に前記タイムアウト時間とし
て設定する手段を具備することを特徴とする請求項5に
記載の計算機システム。 - 【請求項7】 前記ホスト計算機は、前記複数の入出力
処理装置をシステムバスに接続するための複数の入出力
カードのそれぞれが前記システムバスに接続されている
か否かを示す接続情報と、前記複数の入出力カードのう
ちの前記システムバスに接続されている入出力カードに
ついてその内蔵するメモリのアドレス空間をマッピング
しているプロセスに関するマッピング情報とを管理する
入出力カード管理手段を具備することを特徴とする請求
項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の計算機
システム。 - 【請求項8】 複数の入出力処理装置をシステムバスに
接続するための複数の入出力カードのそれぞれが前記シ
ステムバスに接続されているか否かを示す接続情報と、
前記複数の入出力カードのうちの前記システムバスに接
続されている入出力カードについてその内蔵するメモリ
のアドレス空間をマッピングしているプロセスに関する
マッピング情報とを管理する入出力カード管理手段を具
備するホスト計算機を備えた計算機システム。 - 【請求項9】 前記入出力カード管理手段は、前記複数
の入出力カードのいずれかの抜き取り要求がなされた場
合、前記接続情報を前記システムバスから切り離された
旨を示すものに設定し、入出力カードの挿入要求がなさ
れた場合、前記接続情報を前記システムバスに接続され
た旨を示すものに設定する手段を具備することを特徴と
する請求項7又は請求項8に記載の計算機システム。 - 【請求項10】 前記入出力カード管理手段は、前記複
数の入出力カードのいずれかの抜き取り要求がなされた
場合、抜き取り要求のあった入出力カードのメモリのア
ドレス空間をマッピングしているプロセスが存在するな
らば、該プロセスをサスペンドする手段を具備すること
を特徴とする請求項7から請求項9のうちのいずれか1
項に記載の計算機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7054757A JPH08249247A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 計算機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7054757A JPH08249247A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 計算機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249247A true JPH08249247A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12979652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7054757A Pending JPH08249247A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 計算機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08249247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006235843A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 記憶制御装置及びその制御方法 |
JP2008112447A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | ホストの入力/出力(i/o)活動を変更し、i/o活動が向けられるストレージ・ドライブが要求された情報にアクセスすることを可能にする方法、システム及び製品 |
JP2009223702A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Fujitsu Ltd | 入出力制御方法、制御装置及びプログラム |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7054757A patent/JPH08249247A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006235843A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 記憶制御装置及びその制御方法 |
JP2008112447A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | ホストの入力/出力(i/o)活動を変更し、i/o活動が向けられるストレージ・ドライブが要求された情報にアクセスすることを可能にする方法、システム及び製品 |
JP2009223702A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Fujitsu Ltd | 入出力制御方法、制御装置及びプログラム |
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